JP2013202715A - 表面加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定砥粒層を用いて該砥粒層からのオーバーハングを行いながら板厚の薄い被加工物の表面を研磨や研削する表面加工の方法において、被加工物表面の傷付きや、被加工物自体の破損の発生が簡便な機構により抑制された被加工物の表面加工方法を提供する。
【解決手段】一対の定盤の摺接面に対して被加工物の両主面を、相対的にかつ被加工物の両主面の少なくとも一部が摺接面の端部を超えるように摺動させて、被加工物の両主面を表面加工する方法であって、被加工物は定盤の摺接面の間に自転しながら公転するように配置される厚さが0.4mm未満のキャリアで保持され、定盤は主面上の内周近傍から外周近傍の領域に砥粒材を用いて成形された複数の凸部を所定のパターン形状で有し、該領域の外側にリング状のShore D硬度が85以下である材料からなる緩衝層を有する被加工物の表面加工方法。
【選択図】図1

Description

本発明は被加工物の表面加工方法に係り、特に固定砥粒を用いた被加工物の平面研磨・研削加工方法に関する。
従来から、例えば、光学フィルタガラス、ハードディスク基板、フォトマスク等の研削や研磨に、両面ラップ盤が使用されている。両面ラップ盤では、被加工物をキャリアと呼ばれる保持具に設けられた保持孔にセットした後、相対する上下位置に配置された定盤間で挟持し、上下の定盤を回転させることで被加工物の両面を平面研磨・研削加工(以下、「平面加工」という。)する。両面ラップ盤では、多くの場合、キャリアはサンギアとインターナルギアを用いて自転と公転が同時に行われるように設計されている。
このような両面ラップ盤を用いて被加工物を平面加工する際には、砥粒として遊離砥粒または固定砥粒が適宜選択され用いられる。固定砥粒は砥粒を結合材で結合した砥粒材または前記砥粒材を含む樹脂からなる砥粒層を定盤の全面に取り付け、この砥粒層を被加工物の表面に摺接させて被加工物を平面加工する。平面加工に伴い遊離砥粒に用いられる金属定盤や固定砥粒の砥粒層も削られるが、平面加工の精度を保つためには、砥粒層は全体として均等に削られる必要がある。そこで、通常、キャリアと被加工物を定盤上の定盤または砥粒層の端部である外周および内周を超えるように、すなわちオーバーハングするように回転させて平面加工が行われている。
しかしながら、図5に示すように上記砥粒層が、定盤の全面に複数の凸部が所定のパターンで存在するように成形された砥粒層である場合、被加工物をより薄く加工するために厚さの薄いキャリアを用いると、オーバーハングする際にキャリアが変形することに起因して砥粒層の外周付近で被加工物に傷が付いたり、被加工物が破損したりすることがあった。
そこで、例えば、特許文献1においては、上記のようなキャリアの歪みを矯正するために、インターナルギアの内側にキャリアの変形防止用の下側スペーサおよび上側スペーサを夫々にネジ止めし取り付けた構成とする技術が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、インターナルギアの形状が複雑になり、清掃が行いにくい、ジョブチェンジの際にスペーサの位置を変更する必要があるなどの問題があった。
特開平11−254303号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、固定砥粒層を用いて該砥粒層からのオーバーハングを行いながら板厚の薄い被加工物の表面を研磨や研削する表面加工の方法において、被加工物表面の傷付きや、被加工物自体の破損の発生が簡便な機構により抑制された被加工物の表面加工方法の提供を目的とする。
本発明の被加工物の表面加工方法は、摺接面を対向させて配置された一対の定盤の前記摺接面に対して、略平板状の被加工物の両主面を、相対的に、かつ、前記被加工物の両主面の少なくとも一部が前記摺接面の端部を超えるように摺動させて、前記被加工物の両主面を研削または研磨する被加工物の表面加工方法であって、
前記被加工物は、前記定盤の摺接面の間に自転しながら公転するように配置される厚さが0.4mm未満のキャリア内に設けられた保持孔で保持され、
前記定盤は、ドーナツ状の定盤本体と、前記定盤本体の主面上の内周近傍から外周近傍までの領域に砥粒を結合材で結合した砥粒材または前記砥粒材を含む樹脂を用いて略同一の高さに成形された複数の凸部を所定のパターン形状で有するとともに、前記領域の外周を内周とするリング状にかつ前記凸部と略同一の高さに配設される、Shore D硬度が85以下である材料からなる緩衝層とを有し、前記凸部および緩衝層の表面を前記摺接面とする方法である。
本発明の被加工物の表面加工方法によれば、固定砥粒層を用いて該砥粒層からのオーバーハングを行いながら板厚の薄い被加工物の表面を研磨や研削する表面加工の方法において、被加工物表面の傷付きや、被加工物自体の破損の発生が簡便な機構により抑制された被加工物の表面加工方法の提供が可能である。
本発明の実施形態に用いる両面ラップ盤の一例を示す概略展開図である。 図1に示す両面ラップ盤のX−X線における断面図である。 図1に示す両面ラップ盤の下定盤をキャリアを外した状態で示す平面図(a)および部分拡大断面図(b)である。 図1に示す両面ラップ盤において被加工物がキャリアとともにオーバーハングしている状態を示す概略図である。 従来の両面ラップ盤において被加工物がキャリアとともにオーバーハングしている状態を示す概略図である。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、下記説明に限定して解釈されるものではない。
本発明の被加工物の表面加工方法は、摺接面を対向させて配置された一対の定盤の前記摺接面に対して、略平板状の被加工物の両主面を、相対的に、かつ、前記被加工物の両主面の少なくとも一部が前記摺接面の端部を超えるように摺動させて、前記被加工物の両主面を研削または研磨する被加工物の表面加工方法であって、前記被加工物は、前記定盤の摺接面の間に自転しながら公転するように配置される厚さが0.4mm未満のキャリア内に設けられた保持孔で保持され、前記定盤は、ドーナツ状の定盤本体と、前記定盤本体の主面上の内周近傍から外周近傍までの領域に砥粒を結合材で結合した砥粒材または前記砥粒材を含む樹脂を用いて略同一の高さに成形された複数の凸部を所定のパターン形状で有するとともに、前記領域の外周を内周とするリング状にかつ前記凸部と略同一の高さに配設される、Shore D硬度が85以下である材料からなる緩衝層とを有し、前記凸部および緩衝層の表面を前記摺接面とする方法である。
本発明の被加工物の表面加工方法においては、定盤上の複数の凸部を所定のパターン形状で有する固定砥粒領域の少なくとも外周に接する外側全体にリング状にShore D硬度が85以下である材料からなる緩衝層を設けて、オーバーハングを行いながら板厚の薄い被加工物、具体的には0.4mm未満のキャリアを用いて加工される程度に板厚の薄い被加工物の表面を研磨や研削するという簡便な機構で、オーバーハングによる被加工物表面の傷付きや、被加工物自体の破損の発生を抑制することを可能とした。
以下、図面を参照しながら本発明の表面加工方法の実施形態について詳細に説明する。具体的には、図1に概略的な展開図を、および図2にそのX−X線断面図を示す両面ラップ盤1を用いて被加工物2の研削を行う場合を例として、本発明の表面加工方法の実施形態について説明するが、本発明の表面加工方法はこれに限定されない。
両面ラップ盤1は、ドーナツ状の下定盤本体11、その上面に配置された研削パッド12、研削パッド12の外周端に接するようにリング状に配置された外側緩衝層13a、および研削パッド12の内周端に接するようにリング状に配置された内側緩衝層13bを有する下定盤10と、ドーナツ状の上定盤本体21、その下面に配置された研削パッド22、研削パッド22の外周端に接するようにリング状に配置された外側緩衝層23a、および研削パッド22の内周端に接するようにリング状に配置された内側緩衝層23bを有する上定盤20と、保持孔3aに被加工物2を保持し、上下の定盤10、20の間で自転しながら公転するように配設されたキャリア3とを有する。
両面ラップ盤1においては、下定盤10が有する研削パッド12および上定盤20が有する研削パッド22は、それぞれ略同一の高さに成形された複数の凸部を所定のパターン形状で有する。両面ラップ盤1においては、下定盤10の研削パッド12、外側緩衝層13aおよび内側緩衝層13bの表面が下側の摺接面、上定盤20の研削パッド22、外側緩衝層23aおよび内側緩衝層23bの表面が上側の摺接面となり、キャリア3の保持孔3aに保持された略平板状の被加工物2の両側の主面に接している。両面ラップ盤1においては、キャリア3を自転させながら公転させ、上下の定盤10、20の摺接面に対して、被加工物2の両主面を、相対的に摺動させることで、両面研削が行われる。この際、摺接面全体の平坦性を維持するために、被加工物2の両主面の少なくとも一部が摺接面の端部を超えるように、具体的には、上下の外側緩衝層13a、23aの外側および内側緩衝層13b、23bの内側を通過するように摺動させる。
キャリア3を自転させながら公転させるために両面ラップ盤1は、上下の定盤10、20の内周より内側の中心部にサンギア4と、上下の定盤10、20の外周より外側の外縁部にインターナルギア5を有する。キャリア3の外周には、サンギア4およびインターナルギア5とかみ合うギアが形成されており、サンギア4およびインターナルギア5が駆動機構(図示せず)により回転駆動されることで、キャリア3は上下の定盤10、20の間で自転しながら公転する。また、上下の定盤10、20はそれぞれ回転駆動機構(図示せず)により回転可能である。
ここで、被加工物2を研削加工する際の、下定盤10および上定盤20の回転の方向、周速度、キャリア3の自転および公転の方向、周速度は、被加工物2の材質、大きさ、厚さ等の種類、研削パッド12の種類等を勘案して設定される研削加工条件に応じて適宜選択される。通常、下定盤10はキャリア3の公転方向と同一方向に回転され、上定盤20は回転しないか、またはキャリア3の公転方向と反対方向に回転するよう設定される。
なお、被加工物2を研削加工する際には、下定盤10、上定盤20、サンギア4およびインターナルギア5の4つが回転運動する4way方式、下定盤10および上定盤20は回転せず、サンギア4およびインターナルギア5だけが回転する2way方式、下定盤10、上定盤20、サンギア4およびインターナルギア5のうちの3つが回転運動する3way方式等がある。どの方式を用いて被加工物2を研削加工するかは、被加工物2の研削加工条件に応じて選択すればよい。
サンギア4の外周と下定盤10の内周との距離L1および、インターナルギア5の内周と下定盤10の外周との距離L2は、キャリア3が保持した被加工物2が、自転しながら公転するキャリア3の動作により、それぞれ内側緩衝層13bの内周および外側緩衝層13aの外周を超えられるような距離に調整される。サンギア4およびインターナルギア5と上定盤20との関係も下定盤10と同様である。なお、被加工物2が内側緩衝層13bの内周を超える距離L3の最大値を内側のオーバーハング量、被加工物2が外側緩衝層13aの外周を超える距離L4の最大値を外側のオーバーハング量という。
被加工物2における内側のオーバーハング量および外側のオーバーハング量は、ともに0を超える量であれば、特に制限されない。被加工物の主面の対角線または直径の長さの1〜40%の長さを、内側および外側のオーバーハング量とすることが好ましい。被加工物のキャリアからの抜け出し防止の観点から1〜30%の長さとすることが特に好ましい。
キャリア3の厚さt3は0.4mm未満である。キャリア3の厚さは被加工物2の平面加工後の厚さt2に合わせて設定され、通常、被加工物2の平面加工後の厚さt2より0.02〜0.1mmの薄い厚さに設定される。なお、被加工物2の平面加工前の厚さt1は、平面加工後の厚さt2より0.1〜1mm厚い程度に設定される。キャリア3の厚さt3の下限は、加工限界であり0.01mm程度とできる。
本発明の平面加工方法が適用される被加工物2としては、通常、両面ラップ盤により研削または研磨される各種工作物が挙げられる。被加工物2として、具体的には、ガラス板、シリコン基板、サファイア基板等が挙げられる。ガラス板としては、特に制限されず、シリケートガラス、リン酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス等が挙げられる。
被加工物2の形状は略平板状であれば、主面の形状は特に制限されない。なお、略平板状とは、上側、下側の主面がともに目視レベルで平板形状と認識できるレベルの平坦面を有する形状をいう。また、本明細書において、略を付けた表記は、上記同様に、特に断わらない限り目視レベルでそう認識できるレベルのことをいう。
キャリア3については、通常、両面ラップ盤により研削または研磨を行う際に用いられるキャリアであれば、特に制限なく用いられる。キャリア3の材質としては、エポキシ含浸ガラス織布、エポキシ含浸アラミド不織布、スチール等が挙げられる。耐久性および価格の観点から、エポキシ含浸ガラス織布が特に好ましい。キャリア3が有する被加工物2を保持する保持孔3aは、被加工物の主面の大きさと略同じ大きさに形成され、研削や研磨が行われる際に、キャリア3の保持孔3aの側面と下定盤10の摺接面および上定盤20の摺接面の間で保持される。
キャリア3の1個が保持する被加工物2の個数は、キャリア3の大きさと被加工物2の形状および大きさにより、適宜選択される。該個数は1個以上であれば特に制限されない。また、両面ラップ盤1が有するキャリア3の個数については、上下の定盤10、20の間で全体としてのバランスを取る観点から、通常2個以上であり、2個以上であれば該個数は特に制限されない。
図3に図1に示す両面ラップ盤1の下定盤10をキャリアを外した状態で内側から見た平面図(a)および部分拡大断面図(b)を示す。なお、上定盤20を内側から見た平面図は、図3(a)と同様であり、上定盤20が有する各部材についても、以下に説明する下定盤10が有する各部材と同様とできる。また、図4に、図1に示す両面ラップ盤1において被加工物2がキャリア3とともに下定盤10からオーバーハングしている状態を示す概略図を示す。図4(a)は内側から見た平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す平面図におけるY−Y線断面図である。
図3(a)に示す下定盤10をキャリアを外した状態で内側から見た平面図は、下定盤10の上面すなわち摺接面を示す図である。研削パッド12は下定盤本体11の主面上の内周近傍から外周近傍までの領域に設けられている。研削パッド12は、全体に複数の凸部121を所定のパターン形状で有する。
図3(b)は、図3(a)に示す下定盤10の平面図において、破線で囲まれた領域のZ−Z線断面を示す。研削パッド12は、砥粒を結合材で結合した砥粒材123が樹脂124に均一に分散した材料を用いて、略同一の高さに成形された複数の凸部121を所定のパターン形状で有する構成である。図3(a)、(b)に示す研削パッド12においては、凸部121は、摺接面となる上面が一辺の長さがP1の略正方形であり、縦、横に一定の間隔P2をおいて規則的に配置されている。これにより、凸部121に囲まれた幅P2の溝122が研削パッド12の上面に全体に形成されている。図3(b)に溝122の深さをH1で示す。
凸部121の形状、大きさ、例えば正方形である場合の一辺の長さP1、溝122の形状、幅P2、深さH1は、被加工物2の形状、大きさ等により適宜選択可能である。凸部121の大きさを凸部が矩形である場合の短辺の長さ、または円形や楕円形の場合の短径の長さをP1で示す場合に、例えば、シリケートガラスを研削する際の凸部121の大きさP1は、2〜20mm程度が好ましい。溝122の幅P2は0.5〜2mm程度が好ましく、深さH1は、0.2〜10mm程度が好ましい。
また、研削パッド12における上記凸部121の上面(摺接面)の面積の合計の、凸部121の上面と溝122の底面の面積の合計、すなわち研削パッド12が配設された全面積に対する面積比は、30〜95%が好ましく、40〜90%がより好ましい。
研削パッド12は接着層125により下定盤本体11に固定されている。接着層125は、加工中に研削パッドが剥離しない程度の接着力を有していればよく、具体的には、両面接着テープ、接着剤等で構成できる。下定盤本体11上には、研削パッド12の外周端に接するようにリング状に外側緩衝層13aが配設され、研削パッド12の内周端に接するようにリング状に内側緩衝層13bが配設されている。ここで、図3に示す下定盤10は、外側緩衝層13aと内側緩衝層13bとを有するが、本発明の表面加工方法において内側緩衝層13bは必須ではなく、必要に応じて設けられる任意の部材である。これは、両面ラップ盤のような表面加工装置においては、定盤の内側ほどキャリア3およびこれに保持される被加工物2の周速度が小さく、定盤の外側ほど周速度が大きいことによる。
上記のように、例えば、被加工物2における内側のオーバーハング量および外側のオーバーハング量が同じであっても、周速度が小さい内側では、研削パッド12が有するような砥粒材123を含む凸部が被加工物2に傷を付けたり、キャリア3や被加工物2をクラッシュさせたりするリスクは小さく、したがって内側緩衝層13bは必要に応じて配設されればよい。それに比べ、周速度が大きい外側では、上記リスクが高く、被加工物2やキャリア3を保護するために外側緩衝層13aが必須となる。
図4(a)、(b)に示されるように、研削パッド12の外側に外側緩衝層13aを有することで、被加工物2およびキャリア3のクラッシュや、被加工物2の傷付きの発生を抑制することが可能となる。
外側緩衝層13aの配設位置は、その外周が下定盤本体11の上面の外周と略一致し、内周は研削パッド12の外周と一致する。外側緩衝層13aの幅w2は、被加工物2やキャリア3を十分に保護し、かつ研削パッド12による表面加工のための面積をできるだけ確保する観点から、下定盤本体11の外径に対して0.1〜5%とすることが好ましく、0.3%〜3%とすることがより好ましい。外側緩衝層13aの高さは、研削パッド12の凸部の高さと略同一の高さとする。
図3に示すように、内側緩衝層13bを設ける場合の配設位置は、その内周が下定盤本体11の上面の内周と略一致し、外周は研削パッド12の内周と一致する。内側緩衝層13bの幅w1および高さは、外側緩衝層13aの幅w2および高さとそれぞれ同様にできる。内側緩衝層13bを設けない場合には、研削パッド12を、その内周が下定盤本体11の上面の内周と略一致するように設ける。
砥粒としては、研磨や研削に通常、遊離砥粒として用いるものが特に制限なく挙げられる。具体的には、ダイヤモンド砥粒、アルミナ(Al)を主成分とするA砥粒、炭化ケイ素(SiC)を主成分とするC砥粒、cBN砥粒等が挙げられる。これらのなかでも、ダイヤモンド砥粒は、高い研磨・研削力と安定した加工性能を有するため、ガラス板、シリコン基板、サファイア基板等の硬物材料の研磨や研削等の表面加工に好適である。砥粒の粒子径としては1〜20μm程度が好ましい。
また、これらの砥粒は結合材を用いて結合して砥粒材として使用されるが、砥粒を結合する結合材としては、ビトリファイド、樹脂、金属等が挙げられる。これらのなかでも、加工レートおよび耐久性の観点からビトリファイドが好ましい。
結合材を用いて結合された砥粒材はそのまま使用するか、または必要に応じて樹脂等で成形して使用する。上記凹凸形状を形成する方法には、砥粒材に溝を掘るか、または樹脂等で成形する際に凹凸形状のある形に成形する方法等がある。砥粒材に関しては強度を持たせるため、ポリカーボネート等の樹脂製のシート上に成形してもよい。
外側緩衝層13aおよび内側緩衝層13bは、上記のとおりオーバーラップする被加工物2およびキャリア3を保護するために設けられる部材であり、Shore D硬度が85以下である材料で構成される。ここで、本明細書におけるShore D硬度とは、JIS K6253に基づいて測定されるShore D硬度をいう。
外側緩衝層13aおよび内側緩衝層13bの形成に用いることが可能な材料としては、Shore D硬度が85以下である材料であれば特に制限されない。これら緩衝層を構成する材料のShore D硬度は、好ましくは75以下であり、50以下がより好ましく、もっとも好ましくは40以下である。緩衝層を構成する材料のShore D硬度の下限については、加工中の極端な変形を防ぐ観点から10以上が好ましく、20以上がより好ましい。上記Shore D硬度の条件を満足する材料として、具体的には、ポリウレタン、ポリイミド、エポキシ等の発泡材または発泡されてないポリウレタン、ポリイミド、エポキシ等の樹脂等が挙げられる。
また、外側緩衝層13aおよび内側緩衝層13bを、下定盤本体11の所定位置に配設する方法としては、上記接着層125と同様の方法で緩衝層用接着層14を用いて接着させる方法が挙げられる。また、研削パッド12の外周側面と外側緩衝層13aの内周側面との界面、研削パッド12の内周側面と内側緩衝層13bの外周側面との界面については、接着は必須でなく、必要に応じて接着される。
また、外側緩衝層13aおよび内側緩衝層13bをエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等で形成する場合、例えば、下定盤本体11の所定位置に樹脂原料を最終的に得られる樹脂層として所望の厚さになるように塗工し、乾燥、加熱、光照射等により成形して樹脂層とすれば、特に緩衝層用接着層14は必要ない。
なお、研削パッド12および外側緩衝層13a、内側緩衝層13b(以下、これらを合わせて「緩衝層13」ということもある。)の高さは、下定盤本体11に設置した際に同一高さに揃えてもよいが、これらを下定盤本体11に設置した下定盤10と、上定盤本体21に研削パッド22および外側緩衝層23a、内側緩衝層23b(以下、これらを合わせて「緩衝層23」ということもある。)を設置した上定盤20とをこれらの設置面を相対するようにして両面ラップ盤1に取り付け、キャリア3に被加工物2の替わりにドレッサー、例えば、リング状の2000番のアルミナ砥石を保持させ、上記同様に両面ラップ盤1を作動することで、下定盤10の研削パッド12および緩衝層13の高さを揃えて、また上定盤20の研削パッド22および緩衝層23の高さを揃えて、相対する摺接面を平坦化することもできる。
以上、本発明の実施形態に用いる両面ラップ盤1について説明したが、本発明の表面加工方法に用いる装置の構成はこれに限定されず、本発明の趣旨に反しない限度において、要求特性等に応じて適宜変更できる。
このようにして、例えば図1〜4に示す両面ラップ盤1を用いて被加工物2を研削する場合には、例えば、研削液を摺接面に供給しながら研削を行うことが好ましい。供給量としては、例えば、摺接面1cmあたりの供給量として0.2〜2mL/分が挙げられる。また、研削液はかけ流しであっても循環使用されてもよい。研削液の成分としては、合成潤滑基油、界面活性剤、グリコール類、アミン類、有機酸、防腐剤、水等を含む、通常、両面ラップ盤を用いて被加工物を研削する際に用いる研削液をそのまま使用できる。
本発明において、加工されるガラス基板は、磁気記録媒体用ガラス、液晶ディスプレイ用ガラス、光学フィルタガラス、フォトマスク用ガラス等が挙げられるが、本発明はこの点で限定されない。
本発明の表面加工方法により、研磨を行う場合は、例えば、上記における研削パッドを不織布、発泡ポリウレタン等の研磨パッドに、研削液を酸化セリウム、酸化鉄等の研磨材を含む研磨液に変更することで十分な研磨が行える。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。例1〜5が実施例であり、例6〜11が比較例であり、例12、13は参考例である。
[例1〜13]
図1に示す両面ラップ定盤1として、以下の構成の両面ラップ定盤1を用いて、研削試験を行った。
用いた上下定盤10、20においては、上下定盤本体11、21がSUS製、内径242mm、外径630mm、厚さ25mmであった。この上下定盤本体11、21の内側の主面にそれぞれ以下の研削パッド12、22および緩衝層13、23を固定した。
例1〜例5については、研削パッド12、22は下記表1に示す物性の、内径252mm、外径620mm、全体の厚さ2mm、複数の凸部が表面全体に均等に配置され凸部上面(摺接面)の合計面積が、研削パッドの全面積(全凸部上面と全凹部底面の合計面積、凸部を有しない側の面の表面積に相当)に対して45%の研削パッドを用いた。
例1〜例5については、下定盤本体11の内側の主面に、緩衝層13として以下の表1に示す3種類の材質の緩衝層のいずれかを、発泡ポリウレタン1、発泡ポリウレタン2については緩衝層用接着層(両面テープ)14により研削パッド12の内側に幅w1が4mmとなるように、外側に幅w2が4mmとなるように、それぞれリング状に研削パッド12と接するように配設した。高さはおおよそ研削パッドの高さと同じになるように調整した。また、上定盤20も下定盤10と同様の構成とした。
エポキシ樹脂については、原料樹脂組成物を直接、上下定盤本体11、21の上記発泡ポリウレタン1と同じ位置に、硬化後の高さが概ね研削パッド12、22の高さと同じになるようにして塗布し、自然硬化させて、緩衝層13、23とした。
また、緩衝層を設けない例6〜13については、研削パッド12、22として、内径が244mm、外径が628mmである以外は、例1〜5と同様の研削パッドを用いた。
なお、表1に示す物性はそれぞれ、以下の方法により測定した。
(見かけ密度)
当該材料の質量および寸法を測定し、見かけの密度(g/cm)を算出した。
(摩耗厚さ)
JIS K7204に準拠したテーバー摩耗試験を以下の条件で行い摩耗質量(mg)を測定した。
摩耗輪:H−18、荷重:2.45N、回転数:1000回転(回転速度60rpm)、測定数:n=1
状態調節 23℃±2℃、50±5%RH、48時間
試験環境 23℃±2℃、50±5%RH
試験装置 ロータリーアブレーションテスター(東洋精機製作所)
得られた摩耗質量および摩耗面積、上記見かけ密度から下記式により摩耗厚さ(μm)を算出した。
(摩耗厚さ)=((摩耗質量)/(見かけ密度))/(摩耗面積)
(気孔率)
気孔率は上記見かけ密度および発泡のない状態の当該材料の密度から算出した。
(Shore D硬度)
JIS K6253に基づく手順で硬度計(商品名:自動硬度計デジテスト、H.バーレイス社製)を用いて測定した。
Figure 2013202715
まず、上記で得られた研削パッド12、22および緩衝層13、23を有する上下定盤10、20を、前記定盤10、20の研削パッド12、22および緩衝層13、23を有する面を内側になるようにして、両面ラップ盤1に取り付けた。また、キャリア3には、被加工物2の替わりにドレッサーとしてリング状の2000番のアルミナ砥石を保持させ、両面ラップ盤1を作動させた。これによって、下定盤10の研削パッド12および緩衝層13の高さを揃えて、また上定盤20の研削パッド22および緩衝層23の高さを揃えて、相対する摺接面を平坦化した。
このときの両面ラップ盤1の回転の条件は、下定盤10が30rpm、上定盤20が10rpm、キャリア3の公転が10rpm、自転が3rpmとなるように設定した。また、回転方向は、下定盤10の回転とキャリア3の公転が同方向であり、上定盤20の回転はその反対方向であった。
続いて、以下に説明するようにして研削試験を行った。各例で研削に用いた被加工物、キャリア、および研削液、研削条件は以下のとおりとした。
(被加工物)
ガラス板1:フツリン酸ガラス(光学フィルタ用ガラス)からなる40×40mm、厚さ1.0−1.2mmのガラス板
ガラス板2:シリケートガラスからなる直径152mm、厚さ0.5mmのガラス板
ガラス板3:シリケートガラスからなる直径65mm、厚さ0.6mmのガラス板
(キャリア)
キャリアを上下の定盤10、20の間に5個配置して試験を行った。キャリアの材質はエポキシ含浸ガラス織布、径は229mm、厚さは表2に示す厚さ(mm)とした。キャリアには、被加工物としてガラス板1を用いた場合には被加工物が10個ずつ、ガラス板2を用いた場合には被加工物が1個ずつ、ガラス板3を用いた場合には被加工物が5個ずつ保持できるものを用いた。なお、例12および例13においては、参考のために、キャリアの厚さが0.5mmと本発明の表面加工方法の対象外のキャリアであって、安定して研削が行えるものを用いた。
(研削液)
合成潤滑基油、界面活性剤、アミン類(トリエタノールアミン)、水を混合した研削液。供給量は、研削パッド配設面積1cmあたりの供給量として0.5mL/分。
(研削条件)
両面ラップ盤1の回転の条件は、被加工物としてガラス板1を用いる場合には、下定盤10が37.5rpm、上定盤20が12.5rpm、キャリア3の公転が12.5rpm、自転が3.7rpmとなるように設定した。また、被加工物としてガラス板2、ガラス板3を用いる場合には、下定盤10が75rpm、上定盤20が25rpm、キャリア3の公転が25rpm、自転が7.4rpmとなるように設定した。また、いずれの場合も回転方向は、下定盤10の回転とキャリア3の公転が同方向であり、上定盤20の回転はその反対方向であった。
上記以外の条件を表2の研削条件に示すとおり設定して、例1〜13の研削試験を行い、被加工物のクラッシュの有無、被加工物の傷付きの有無、試験後の研削パッドおよび緩衝層の表面(摺接面)の平坦度を評価した。なお、オーバーハング量は、内側と外側で同じであり、表2に示す量とした。
(クラッシュ)
被加工物のクラッシュを以下の基準で評価した。
研削試験終了後に、被加工物のガラス板の全数のうちの1個にでも、目に見える割れが発生している場合に、クラッシュが「あり」と判定した。被加工物のガラス板の全数について、目に見える割れがない場合、クラッシュが「なし」と判定した。
(傷付き)
被加工物の傷付きを以下の基準で評価した。
研削試験終了後に被加工物に対して流水スクラブ洗浄を行い、自然乾燥を行った後、蛍光灯下にて目視検査を行った。被加工物のガラス板の全数のうちの1個にでも、目視で確認できるキズがある場合、傷付きが「あり」と判定した。被加工物のガラス板の全数についてキズがない場合、傷付きが「なし」と判定した。
(研削後の摺接面平坦度)
研削パッドと緩衝層の表面を合わせた摺接面の平坦度を上下の定盤について以下の基準で評価した。
研削試験終了後に摺接面の平坦度を真直度測定器(商品名:真直度計HSS−1200、日立造船社製)を用いて測定し、摺接面の平坦度が20μm以下の場合を「○」、摺接面の平坦度が20μm以上の場合を「×」とした。ここで、研削前の摺接面の平坦度はいずれも20μm以下であった。また、摺接面の平坦度が20μm以下であれば、被加工物は問題なく平坦なものが得られることが分かっている。
なお、研削時間が例えば3分と短い場合は、摺接面の平坦度の変化が有効に判断できないとして、判断しなかった(表2において「−」と表記)。なお、表2において、摺接面の平坦度を判断しなかった例はすべて、クラッシュ、傷付きがあり、摺接面の平坦度を評価するまでもなかった例である。
Figure 2013202715
本発明の表面加工方法によれば、固定砥粒層を用いて該砥粒層からのオーバーハングを行いながら板厚の薄い被加工物の表面を研磨や研削する表面加工の方法において、被加工物表面の傷付きや、被加工物自体の破損の発生が簡便な機構により抑制された被加工物の表面加工が可能であり、光学フィルタガラス、ハードディスク基板、フォトマスク等の平面研削、平面研磨に有用である。
1…両面ラップ定盤、10…下定盤、20…上定盤、2…被加工物、3…キャリア、4…サンギア、5…インターナルギア、11…下定盤本体、21…上定盤本体、
12,22…研削パッド、13a,23a…外側緩衝層、13b,23b…内側緩衝層、
121…凸部、122…溝、123…砥粒材、124…樹脂、125…接着層、14…緩衝層用接着層

Claims (4)

  1. 摺接面を対向させて配置された一対の定盤の前記摺接面に対して、略平板状の被加工物の両主面を、相対的に、かつ、前記被加工物の両主面の少なくとも一部が前記摺接面の端部を超えるように摺動させて、前記被加工物の両主面を研削または研磨する被加工物の表面加工方法であって、
    前記被加工物は、前記定盤の摺接面の間に自転しながら公転するように配置される厚さが0.4mm未満のキャリア内に設けられた保持孔で保持され、
    前記定盤は、ドーナツ状の定盤本体と、前記定盤本体の主面上の内周近傍から外周近傍までの領域に砥粒を結合材で結合した砥粒材または前記砥粒材を含む樹脂を用いて略同一の高さに成形された複数の凸部を所定のパターン形状で有するとともに、前記領域の外周を内周とするリング状にかつ前記凸部と略同一の高さに配設される、Shore D硬度が85以下である材料からなる緩衝層とを有し、前記凸部および緩衝層の表面を前記摺接面とする被加工物の表面加工方法。
  2. 前記領域に前記複数の凸部を所定のパターン形状で有する形態が、前記複数の凸部を所定のパターン形状で有する前記砥粒材を含む樹脂からなる研削パッドを前記領域に固着した形態である、請求項1に記載の表面加工方法。
  3. 前記緩衝層の幅が前記定盤本体の外径に対して0.1〜5%である、請求項1または2に記載の表面加工方法。
  4. 前記被加工物がガラス板である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表面加工方法。
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