JP2013201539A - 画像形成装置および画像形成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】CIロゴ・マークなどの特定色をユーザが指定する所望色に正しく色置換することが可能な画像形成装置および画像形成プログラムを提供すること
【解決手段】本実施形態の画像形成装置は、1つ以上のカラーパッチ印刷位置を登録するカラーパッチ位置登録部と、前記カラーパッチ印刷位置内の画素に対して特定色を登録する特定色登録部と、前記特定色および前記特定色の近傍色で構成されるカラーパッチを生成するカラーパッチ生成部と、前記カラーパッチを前記カラーパッチ印刷位置に印刷するカラーパッチ印刷部と、前記カラーパッチ印刷位置に印刷されたカラーパッチから選択される所望色を登録する所望色登録部と、前記所望色に対する色置換テーブルを生成する色置換テーブル生成部と、前記色置換テーブルに基づいて、前記カラーパッチ印刷位置内の前記特定色を所望色に置換して印刷する色置換部と、を有する。
【選択図】図4
【解決手段】本実施形態の画像形成装置は、1つ以上のカラーパッチ印刷位置を登録するカラーパッチ位置登録部と、前記カラーパッチ印刷位置内の画素に対して特定色を登録する特定色登録部と、前記特定色および前記特定色の近傍色で構成されるカラーパッチを生成するカラーパッチ生成部と、前記カラーパッチを前記カラーパッチ印刷位置に印刷するカラーパッチ印刷部と、前記カラーパッチ印刷位置に印刷されたカラーパッチから選択される所望色を登録する所望色登録部と、前記所望色に対する色置換テーブルを生成する色置換テーブル生成部と、前記色置換テーブルに基づいて、前記カラーパッチ印刷位置内の前記特定色を所望色に置換して印刷する色置換部と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、カラー画像の印刷において、印刷データ内の特定色の色再現を正確に行える画像形成装置および画像形成プログラムに関する。
カラー画像データおよびデジタルカラー文書の印刷において、コーポレートアイデンティティ(CI)ロゴ・マークの色再現を適正化したいという要請がある。この要請に応えるため、従来から、画像内の特定の色を所望の色に置換するピンポイント色置換機能が提供されている。
このピンポイント色置換機能として、指定された特定色とその近傍の属性(明度、彩度、色相)が異なる複数のカラーパッチをあらかじめ印刷しておき、ユーザが複数のカラーパッチから所望の色を選択する。ぞして、カラー文書中の特定色を所望色に置き換えてカラー印刷するものがある。(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このピンポイント色置換機能は、ユーザが単に印刷された複数パッチから所望の色を選択するものあって、画像形成装置の面内の印刷特性に起因する色むらは全く考慮されていない。このため、ユーザが所望色を指定しても印刷する位置によっては、CIロゴ・マークなどの特定色を所望色で印刷できない問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決し、特定色をユーザが指定する所望色に正しく色置換することが可能な画像形成装置および画像形成プログラムを提供することである。
上記課題を達成するために、本実施形態の画像形成装置は、1つ以上のカラーパッチ印刷位置を登録するカラーパッチ位置登録部と、前記カラーパッチ印刷位置内の画素に対して特定色を登録する特定色登録部と、前記特定色および前記特定色の近傍色で構成されるカラーパッチを生成するカラーパッチ生成部と、前記カラーパッチを前記カラーパッチ印刷位置に印刷するカラーパッチ印刷部と、前記カラーパッチ印刷位置に印刷されたカラーパッチから選択される所望色を登録する所望色登録部と、前記所望色に対する色置換テーブルを生成する色置換テーブル生成部と、前記色置換テーブルに基づいて、前記カラーパッチ印刷位置内の前記特定色を所望色に置換して印刷する色置換部と、を有する。
以下、実施形態について図1から図15を参照しながら詳細に説明する。本実施形態の画像形成装置は、カラープリンタなどの画像形成装置の他に、高解像度でカラー印刷を行うカラー複写機などが含まれる。さらには原紙をスキャンして複写する機能、外部機器との通信を行う機能、ファクシミリ装置としての送受信及び印刷する機能など多彩な処理を行うことができる複合機器(MFP)なども含まれる。また、画像形成の方法はインクジェット方式、電子写真方式など特定の方式に限定されない。
図1に示す本実施形態の画像形成装置1は大きく分けて、原稿を読み取るスキャナ部11、画像データに対して画像処理を施す画像処理部12、用紙(以下用紙と称する)にプリントして出力するプリンタ部13、および画像形成装置1を統合して制御する主制御部14を有している。
また、主制御部14は、フラッシュメモリ、USBメモリなどの外部記憶装置から印刷データを読み出す入出力IF15、ネットワークまたは直接接続されたPC(Personal Computer)から印刷データを受信する通信IF16、および各種設定値の入力や印刷ステータスなどを表示するユーザIF17を制御する。
このユーザIF17は、例えば、画像形成装置1に配置されたコントロールパネルなどであるが、無線接続されるリモートコントロールなどであっても良いし、通信IF16を介してネットワーク接続されたPCなどから設定するものでも良い。
スキャナ部11は、原稿を自動的に供給する自動供給装置110と、原稿を読み取る原稿台111と、原稿を照明する光源112、原稿の反射光を導くミラー113a、113b、113c、反射光を集光するレンズ114、およびラインセンサ部115を有する。矢印で示すように、スキャナ部11の原稿台111より読取られる原稿パターンは、光源112により照射され、この反射光がミラー113a、113b、113cからレンズ114を介してラインセンサ部115に入射する。ラインセンサ部115では、これをカラー別に配置されたラインセンサによって光電変換し画像信号を出力する。
画像処理部12では、外部記憶装置、PC、およびスキャナ部11から入力された印刷データに画像処理などのディジタル処理を施し、プリンタ部13へ出力する。
プリンタ部13は、給紙カセット131、ドラム132および搬送ローラ133、排紙口134などを有し、画像処理部12でから出力される信号に基づき、給紙カセット131内の用紙に印刷処理を行い、排紙口134から排紙する。
図2は、画像形成装置1のハードウエア機能構成図である。主制御部14を構成するCPU(CPU:Central Processing Unit)などのプロセッサ21と記憶部22、画像処理部12、ユーザIF17、入出力IF15、通信IF16、スキャナ部11、およびプリンタ部13は内部バス18によってお互いに接続されている。主制御部14は内部バス18のデータ・アドレス制御信号によって各部を制御する。また、画像処理部12は、主として画像処理ASICを用いて行われる。また、プロセッサ21は、記憶部22を構成する内部メモリ、およびHDDなどの不揮発性メモリに格納されたプログラムに基づいて所定の処理を実行し、画像形成装置1の動作を制御する。
本実施形態の色置換処理は、主制御部14、および画像処理部12の連携によって処理される。具体的には図2に示すハードウエアと記憶部22にインストールされるソフトウエア(画像形成プログラム)によってその機能が達成される。
図3は、画像形成プログラムを端末装置から実行する場合の構成図である。画像形成装置1は、例えばPCを端末とする端末装置2とネットワーク3により接続されている。本実施形態の色置換処理は、画像形成プログラムにより制御可能であるから、画像形成装置1はもとより、画像形成プログラムがインストールされた端末装置2からも制御可能である。
図4は、色置換処理のソフトウエア機能構成図である。この色置換処理は主制御部14、および画像処理部12の連携によって処理されるが、その一部は端末装置2によっても処理されてもよい。具体的には画像形成装置1および端末装置2のプロセッサ、内部メモリ、グラフィックチップなどのコンピュータハードウエア、および各装置へインストールされる画像形成プログラムによって、本実施形態のソフトウエア機能が達成される。
図4に示すように、本実施形態の色置換処理は、特定色登録部41、色置換テーブル保存部42、カラーパッチ生成部43、カラーパッチ位置登録部44、カラーパッチ印刷部45、所望色登録部46、色置換テーブル生成部47、および色置換部48で構成されている。各ソフトウエア機能部は以下の動作を行う。
特定色登録部41は、ユーザから指定される色置換の対象色(以下特定色と称する)の情報を受け付け、指定された特定色を登録保持し、色置換テーブル保存部42に供給する。特定色の登録は、後述のカラーパッチ印刷位置ごとに、複数の特定色が登録可能である。
色置換テーブル保存部42は、入力されるRGB値に対して、印刷時に使用するYMCK値の変換テーブルを有している。また、色見本カラー指定番号に対するYMCK値を変換するテーブルも必要に応じて有している。
カラーパッチ生成部43は指定された特定色を中心色とし、特定色とその近辺の属性(明度、彩度、色相)が異なる複数のカラーパッチデータを生成する。
カラーパッチ位置登録部44は、ユーザから指定されるカラーパッチ印刷位置の情報を受け付け、指定されたカラーパッチ印刷位置を登録保持する。
カラーパッチ印刷部45は、ユーザから指定されたカラーパッチ印刷位置にカラーパッチデータを印刷する命令をプリンタ部13へ出力する。
所望色登録部46は、印刷されたカラーパッチの中からユーザが指定する所望色のカラーパッチ番号を登録保持する。
色置換テーブル生成部47は、所望色のカラーパッチ番号に対応する色置換テーブルを生成する。
色置換部48は、カラーパッチ印刷位置内に存在する特定色が所望色になるように色置換を行う。RGB印刷データをYMCK値に色置換してプリンタ部13へ出力する。
図5は、色置換部48の色置換部のブロック構成図である。色置換部48は、特定色判定部51、ノーマル色変換部52、および所望色置換部53を有する。
特定色判定部51は入力された画像データのRGB値が、ユーザから指定された特定色であるかどうかの判断を行う。そして、入力されたRGB値が特定色の場合は、所望色置換部53へ処理を引き継ぐ。また、入力されたRGB値が特定色でない場合は、ノーマル色変換部52へ処理を引き継ぎ、YMCK値を出力する。
図6は、ノーマル色変換部52が使用するノーマル色変換テーブルを示し、図7は、補間演算の説明図である。
ノーマル色変換部52は、図6に示すノーマル色変換テーブルを使用する。このノーマル色変換テーブルは、あらかじめ作成されたアドレスをRGB値、テーブル値をCMYK値とした3次元のLUT(ルックアップテーブル)であり、色置換テーブル保存部42に保存される。
このノーマル色変換テーブルは、画像形成装置1の色特性を基に、入力RGB値の色を適切に再現するためのCMYK値を算出し納めてある。但し、入力RGB値のすべての組み合わせをテーブル化することは、テーブルサイズが莫大になることから、離散的RGB値の組み合わせをテーブル化している。
すなわち、図7のようにR軸、G軸、B軸を3軸とする3次元LUTの格子点(黒丸)についてテーブル化されている。図6、図7の例では、R、G、B値をそれぞれ0〜100%を10%区切りとして格子点を形成しており、この格子点に対して1331個のYMCK値が設定されている。
このため、ノーマル色変換テーブルに格納されていないRGB値の組み合わせの色が入力された場合、ノーマル色変換テーブルに格納されているRGB値の組み合わせのテーブル値を補間演算し、CMYK値を算出する。
図8は、ノーマル色に対する色置換のフローチャートを示している。このフローチャートを用いて、補間演算について説明する。
ステップST801では、入力されたRGB値が図7の点線矢印で示す単位格子内のX点の位置に相当する場合、ステップST802では、このX点の周囲8か所の格子点(A、B、C、D、E、F、G、H)を抽出し、ステップST803では、この8か所の格子点のテーブル値を図6より抽出する。ステップST804では、それらを補間演算することで、CMYK値を生成する。補間演算については、例えば、X点と8か所の格子点の距離に応じて重み付けを行い補間を行う。
所望色置換部53は、所望色に対する色置換テーブルを参照して色置換を行い、YMCK値を出力する。なお、ユーザが複数の特定色を指定する場合は、それぞれに対する色置換テーブルを参照して色変換を行う。
以上の構成による画像形成装置1の色置換処理について図9のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップST901の「複数のカラーパッチ印刷位置指定・登録」では、ユーザは、色調整したい特定色がある位置を指定する。例えば、図10に示す「特定色指定・登録」のユーザインタフェース画面101の、「カラーパッチ印刷位置、スポイト指定」の「プレビュー表示」ボタン102を押下すると、図11に示す「カラーパッチ印刷位置 指定・登録」のユーザインタフェース画面121が表示される。
ユーザインタフェース画面121には印刷データのプレビュー画面が表示され、例えば、A4印刷ページ上のどの位置にカラーパッチを印刷するか示す印刷位置指定枠を設定できる。図11の例では、2つのCIロゴ・マーク122a(TEC)、122b(TOSHIBA)が表示されている。ここで「印刷位置指定」ボタン123を押下すると、マウスなどを使用して1つ以上の印刷位置指定枠124(ここでは124a、124b)が設定できる。この印刷位置指定枠124a、124bは、A4ページ内のどの位置にも移動が可能で、印刷位置指定枠の大きさも変更が可能である。なお、この印刷位置指定枠124a、124bは、通常はドキュメントのテンプレートのCIロゴ・マークと略同じ位置、大きさとなるように指定することが色再現性の観点から好ましい。
ここでカラーパッチの例を図12に示す。図12(a)は、指定した特定色を示すカラーパッチAを中心に、周囲に8つのカラーパッチが配置されている。この周囲に位置するカラーパッチは、カラーパッチAの色近傍でかつ明度、彩度、色相が異なるカラーパッチデータとする。なお、このとき、周囲に位置するカラーパッチそれぞれに対するCMYK値を保持しておく。
図12(b)は、指定した特定色を示すカラーパッチA中心に、左右に4つのカラーパッチが配置されている例である。これらはカラーパッチのパターン例示であり、カラーパッチ数や配置など種々考えられる。また、印刷位置指定枠124の大きさなどに応じて、カラーパッチのパターンのパッチ数、配置、形状、および大きさなどが自動または手動で変更可能である。これは、「カラーパッチパターン」ボタン125を押下することで行える。
続いてステップST902の「特定色の指定・登録」では、ユーザは、色調整したい特定色を指定するために、「スポイト表示」ボタン126を押下すると、スポイトアイコンが現れる。ユーザはこのスポイトアイコンを用いてCIロゴ・マーク122a、122bの所望の位置の位置情報を指定すると、位置情報とRGB画素値が取得される。
カラーパッチAの中心色は、図10に示すユーザインタフェース画面101の「カラーパッチ中心色」にて設定が可能である。ここでは、「R、G、B色指定」、「C、M、Y、K色指定」「色見本カラー指定」などが配置される。
「R、G、B色指定」は、スポイトアイコンで指定した画素のRGB値が表示される。このRGB値を基にカラーパッチAの中心色のYMCK値を図13(a)に基づく特定色置換テーブルにて決定する。また、スポイトアイコンを使用しない場合は、「スポイト読取値使用」のチェックを外し、直接R、G、B値をそれぞれキーボードから数値で入力しても良い。
また、RGB値に対応する特定色変換テーブルが、図13(a)に示す特定色置換テーブル内に存在しない場合は、このRGB値を基にカラーパッチAの中心色のYMCK値をノーマル色変換部52による変換結果にて決定する。
「C、M、Y、K色指定」は、カラーパッチAの中心色が予め判明している場合に直接入力する。この場合は、スポイトで読み取ったRGB値が、このカラーパッチAの中心色YMCK値に変換される。
「色見本カラー指定」は、あらかじめCIロゴ・マークなどで使用する色が色見本カラーなどで指定されている場合などに使用する。この場合は、スポイトで読み取ったRGB値が、色見本の指定番号に対応するYMCK値に変換され、カラーパッチAの中心色となる。
PANTONE(PANTONE社)のカラー番号を指定することで、図13(b)の特定色置換テーブルが引用される。また、DICカラー(旧 大日本インキ化学工業)のカラー番号を指定することで、図13(c)の特定色置換テーブルが引用される。さらには、独自のコーポレートカラーを登録し、これを選択できるようにしてもよい。このようにしておけば、よく使用するCIカラーに対しての設定が簡略化される。
ステップST903の「複数カラーパッチデータの生成」では、指定された特定色と明度、彩度、色相などが異なる近傍の属性を有する、図12に示したようなカラーパッチデータを生成する。なお、「色見本カラー指定」をした時には、色見本カラー番号が隣接するカラーパッチを生成してもよい。
ステップST904の「カラーパッチ印刷位置にカラーパッチ印刷」では、ユーザインタフェース画面121の「カラーパッチ印刷」ボタン127を押下する。すると、図14に示すカラーパッチが、画像形成装置1で印刷される。この例では、印刷位置指定枠124a、124bと、スポイトで指定した画素位置を中心とするカラーパッチ141a、141bが印刷されている。なお、スポイトで指定していない場合は、印刷位置指定枠124の中心または指定した位置にカラーパッチ141が印刷される。
ステップST905の「所望色の指定・登録」では、ユーザは、印刷したカラーパッチから所望する色を選択する。CIロゴ・マークを例にすると、CIロゴ・マークで決められた特定色と同じ色となるカラーパッチ番号を決定する。カラーパッチ141bの場合では、Aまたは1〜8のいずれかのカラーパッチ番号を選択する。
カラーパッチ番号の選択は、図14に示す「カラーパッチ所望色指定・登録画面」のユーザインタフェース画面151から指定することができる。ユーザは、カラーパッチ印刷位置1(印刷位置指定枠124a)では、カラーパッチ番号2を選択し、カラーパッチ印刷位置2(印刷位置指定枠124b)では、カラーパッチ番号Aを選択した例である。
ステップST906の「色置換テーブルの作成」では、ステップST901で指定・登録された特定色のRGB値とステップST905で選択したカラーパッチ番号から得られるCMYK値により、所望色置換テーブルを生成する。
ステップST907の「色置換処理」では、この所望色置換テーブルより、印刷位置指定枠124内に存在する画素のRGB値が、特定色であるかどうかを判断する。特定色であれば、カラーパッチ番号から得られるCMYK値に変換して出力する動作を行う。これは、特定色判定部51で行われる動作である。
なお、前記カラーパッチ印刷位置の1つに、複数の特定色が登録される場合には、特定色に対応するカラーパッチがほぼ同一の場所に印刷されてしまうため、特定色ごとにページを替えて前記カラーパッチを印刷してもよい。また、特定色ごとにカラーパッチの大きさ、パターン、配置位置を調整して同一ページに印刷するようにしてもよい。
特に、主走査方向(用紙搬送方向に垂直)に色むらが発生するような構造の画像形成装置の場合には、副走査方向(用紙搬送方向)に位置を変えて特定色ごとのカラーパッチを印刷してもよい。
なお、図10、図11、図14および図15で示したユーザインタフェース画面は、画像形成装置1のユーザIF17で設定できるとともに、端末装置2のユーザインタフェース画面でこれらの情報を設定することができる。設定した情報を端末装置2から送信し、画像形成装置1の通信IF16で受信することで色置換処理を行ってもよい。
以上述べたように、実施形態の画像形成装置および画像処理プログラムによれば、複数のカラーパッチを印刷する位置を指定し、その位置における所望色が正確に得られるCMYK値で印刷することができる。このため、画像形成装置の印刷特性に起因する面内の色むらが生じても、印刷ページ内のどこにおいても正しい所望色を得ることができる。
また、本発明の実施形態では装置内部に発明を実施する画像処理機能があらかじめ主制御部にプログラムとして記録されている場合で説明をしたが、これに限らずネットワーク接続されたPCから画像形成装置に対して本実施形態の色置換処理を行うことが可能である。また、同様の機能をネットワークから本画像処置装置にダウンロードしても良い。また、同様の機能を記録媒体に記録させたものをPCまたは画像形成装置にインストールしてもよい。
記録媒体としては、CD−ROM等のプログラムを記録でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。また、このようにあらかじめインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成装置、
41…特定色登録部、
42…色置換テーブル保存部、
43…カラーパッチ生成部、
44…カラーパッチ位置登録部、
45…カラーパッチ印刷部、
46…所望色登録部、
47…色置換テーブル生成部、
48…色置換部。
41…特定色登録部、
42…色置換テーブル保存部、
43…カラーパッチ生成部、
44…カラーパッチ位置登録部、
45…カラーパッチ印刷部、
46…所望色登録部、
47…色置換テーブル生成部、
48…色置換部。
Claims (5)
- 1つ以上のカラーパッチ印刷位置を登録するカラーパッチ位置登録部と、
前記カラーパッチ印刷位置内の画素に対して特定色を登録する特定色登録部と、
前記特定色および前記特定色の近傍色で構成されるカラーパッチを生成するカラーパッチ生成部と、
前記カラーパッチを前記カラーパッチ印刷位置に印刷するカラーパッチ印刷部と、
前記カラーパッチ印刷位置に印刷されたカラーパッチから選択される所望色を登録する所望色登録部と、
前記所望色に対する色置換テーブルを生成する色置換テーブル生成部と、
前記色置換テーブルに基づいて、前記カラーパッチ印刷位置内の前記特定色を所望色に置換して印刷する色置換部と、
を有する画像形成装置。 - 前記カラーパッチ印刷位置の1つに、複数の特定色が登録される場合には、特定色ごとにページを替えて前記カラーパッチを印刷する請求項1記載の画像形成装置。
- 前記カラーパッチ印刷位置の1つに、複数の特定色が登録される場合には、特定色ごとに前記カラーパッチの大きさ、配置を調整して同一ページに印刷する請求項1記載の画像形成装置。
- カラー文書内に配置される1つ以上のカラーパッチ印刷位置、
前記カラーパッチ印刷位置内の画素に対して指定される特定色、
前記特定色および前記特定色の近傍色で構成されるカラーパッチ、
および、前記カラーパッチから選択される所望色、
を示す情報を受信する通信IFと、
前記カラーパッチ印刷位置にカラーパッチを印刷するカラーパッチ印刷部と、
前記所望色に対する色置換テーブルを生成する色置換テーブル生成部と、
前記色置換テーブルに基づいて、前記カラーパッチ印刷位置内の前記特定色を所望色に置換して印刷する色置換部と、
を有する画像形成装置。 - コンピュータに、
1つ以上のカラーパッチ印刷位置を登録するステップと、
前記カラーパッチ印刷位置内の画素に対して特定色を登録するステップと、
前記特定色および前記特定色の近傍色で構成されるカラーパッチを生成ステップと、
前記カラーパッチを前記カラーパッチ印刷位置に印刷させるステップと、
前記カラーパッチ位置に印刷されたカラーパッチから選択される所望色を登録するステップと、
前記所望色に対する色置換テーブルを生成するステップと、
前記色置換テーブルに基づいて、前記カラーパッチ印刷位置内の前記特定色を所望色に置換して印刷させるステップと、
を実行させるプログラム有する画像形成プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014233047A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法、画像形成装置、画像形成プログラム、および記録媒体 |
JP2021016097A (ja) * | 2019-07-12 | 2021-02-12 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、その制御方法およびプログラム |
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- 2012-03-23 JP JP2012067738A patent/JP2013201539A/ja active Pending
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