JP2013199058A - テープ処理装置およびテープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】テープを無駄にすることなく、簡易な構成で、前余白を短くしたテープ片を得ることができるテープ処理装置等を提供する。
【解決手段】印刷テープTを挟持および挟持解除可能なプラテン41および印刷ヘッド22を有し、挟持した印刷テープTを送りながら印刷を行うテープ処理部と、印刷テープTの印刷済み部分を切り離すテープ切断機構33と、定常位置と、印刷テープTの被切離し端131をプラテン41と印刷ヘッド22との間に向けて引き戻すように、印刷テープTを送り経路16に対して曲げる戻し位置と、の間で移動可能に構成された戻しピン121と、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持解除に伴って、戻しピン121を定常位置から戻し位置に移動させるピン移動部と、を有するテープ戻し機構35とを備えた。
【選択図】図10

Description

本発明は、テープの処理済み部分を切り離すテープ処理装置およびテープカートリッジに関するものである。
従来、巻回されたテープを繰出して送りながらこれに処理を行うテープ処理部と、テープの処理済み部分を切り離すテープ切断部とを備えたテープ処理装置においては、テープ処理部による処理位置とテープ切断部による切断位置とが離間していることから、その離間距離分だけ、得られたテープ片においては、被切離し端と処理開始位置との間に、つまり処理部分の前に余白が生ずる。この前余白を短くすべく、テープが巻回されたテープコアを繰出し時とは逆方向に回転駆動させ、繰り出されたテープを前余白分だけ巻き取るようにしたテープ処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、やはり前余白を短くすべく、テープ処理部のテープ送り手段(プラテン)をテープ繰出し時とは逆方向に回転駆動させ、テープを前余白分だけ逆送りするようにしたテープ処理装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−173014号公報 特開2009−255334号公報
しかしながら、従来のテープ処理装置では、テープコアやテープ送り手段を、繰出し時とは逆方向に回転可能とするために、テープコアを逆回転させるための駆動系が必要になったり、テープ送り手段の駆動系が複雑になったりしていた。また、これらの構成に代えて、処理送りの途中で、テープの処理開始位置がテープ切断部による切断位置に差し掛かったら処理送りを停止し、余白分をカットした後、処理送りを再開するようにすることも考えられるが、この場合、処理送りを停止した部分の処理品質低下が懸念され、また、カットした部分はゴミとなり、テープが無駄になってしまう。
本発明は、テープを無駄にすることなく、簡易な構成で、前余白を短くしたテープ片を得ることができるテープ処理装置およびテープカートリッジを提供することを目的とする。
本発明のテープ処理装置は、巻回したテープが繰出し可能に装着されるテープ装着部と、テープを相互間で挟持および挟持解除可能に構成されたテープ送り手段およびテープ処理手段を有し、挟持したテープを繰り出して送り経路に沿って送りながら、テープに処理を行うテープ処理部と、テープ処理部の送り方向下流側に配設され、テープの処理済み部分を切り離すテープ切断部と、テープ処理部の送り方向上流側の送り経路においてテープに接する定常位置と、テープ切断部による切込み位置に位置するテープの被切離し端をテープ送り手段とテープ処理手段との間に向けて引き戻すように、テープを送り経路に対して曲げる戻し位置と、の間で移動可能に構成された戻し部材と、テープがテープ送り手段およびテープ処理手段により挟持されて送られていく際には、戻し部材を戻し位置から定常位置に移動させ、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持解除に伴って、戻し部材を定常位置から戻し位置に移動させる部材移動部と、を有するテープ戻し部と、を備えたことを特徴とする。
この場合、戻し部材は、定常位置からテープの表裏一方の面を押圧しながら戻し位置に移動することで、テープを送り経路に対して曲げることが好ましい。
この構成によれば、テープ送り手段およびテープ処理手段によりテープが挟持されて送られる際には、戻し部材が定常位置に移動し、テープが送り経路に沿って送られる。一方、テープ切断部によりテープの処理済み部分が切り離された後、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持が解除されると、部材移動部により戻し部材が戻し位置に移動することで、テープ切断部による切込み位置に位置していたテープの被切離し端が、テープ送り手段とテープ処理手段との間に向けて引き戻される。このため、テープ処理手段は、引き戻された被切離し端の近傍から、次の処理を開始することができる。このように、テープを無駄にすることなく、簡易な構成で、被切離し端と処理開始位置との間の前余白を短くしたテープ片を得ることができる。
なお、テープ処理装置としては、テープに印刷処理を行うテープ印刷装置のほか、テープにカッティング処理を行うカッティング装置や、点字打刻処理を行う点字打刻装置などを挙げることができる。
また、戻し部材としては、テープを挟持すると共に送り経路に沿って定常位置と戻し位置との間で往復動可能に構成され、テープを挟持した状態で、定常位置から、定常位置よりも送り方向上流側に位置する戻し位置に移動することで、テープ送り経路に対して曲げるようにした一対の戻し部材により構成してもよい。この場合も、一対の戻し部材が定常位置から戻し位置に移動することで、一対の戻し部材に挟持されたテープが送り経路に対して湾曲し、テープの被切離し端をテープ送り手段とテープ処理手段との間に向けて引き戻すことができる。
この場合、部材移動部は、戻し部材を、戻し位置に向けて付勢すると共に、テープ送り手段およびテープ処理手段により挟持されて送られていくテープのテンションにより、戻し部材が付勢力に抗して定常位置に移動することを許容する付勢部を、備えたことが好ましい。
この構成によれば、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持が解除されると、戻し部材よりも送り方向上流側では巻回されたテープによりテンションがあるが、戻し部材よりも送り方向下流側ではテープのテンションがなくなるため、付勢部により戻し部材が戻し位置に移動する。また、テープの送り時には、送られていくテープのテンションにより、付勢力に抗して戻し部材が定常位置に移動する。このように、簡易な構成で、戻し部材を定常位置と戻し位置との間で確実に移動させることができる。
この場合、部材移動部は、部材支軸と、部材支軸を中心に、戻し部材を定常位置と戻し位置との間で回動可能に支持する回動レバーと、をさらに備え、付勢部は、部材支軸の廻りに設けたねじりコイルばねで構成されていることが好ましい。
この構成によれば、戻し部材を定常位置と戻し位置との間で移動させる部材移動部を簡易に構成することができる。
この場合、テープ切断部における切込み動作に続く復帰動作に連動して、テープ送り手段に対しテープ処理手段を、テープを挟持する挟持位置から挟持解除する解除位置に相対的に移動させる連動機構を、さらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、連動機構により、テープ切断部における復帰動作に連動して、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持が解除されるため、テープ切断部によりテープの処理済み部分が切り離された後、自動的に、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持を解除することができる。したがって、テープの処理済み部分の切り離し後、ユーザーが、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持を解除させるための操作を行わなくても、自動的に、前余白を短くしたテープ片を得ることができる。
この場合、テープ切断部は、テープカッターと、テープカッターを切込み動作させる切込み動作部およびテープカッターを復帰動作させる復帰動作部から成るカム曲線が形成された切断動作カムと、を有し、連動機構は、入力側において、復帰動作部がテープカッターの入力側にカム係合することに伴って、切込み動作部とカム係合し、出力側において、テープ処理手段を挟持位置から解除位置に相対的に移動させることが好ましい。
この構成によれば、切断動作カムの復帰動作部によりテープカッターを復帰動作させる際に、切断動作カムの切込み動作部によりテープ処理手段を挟持位置から解除位置に相対的に移動させることができる。このように、簡易な構成で、テープ切断部に復帰動作に連動して、テープの挟持を解除することができる。
この場合、テープは、テープエンドの繰出し時にはテープエンドがテープコアから外れるようにして、テープコアに巻回されており、戻し部材が戻し位置に移動したことを検出する検出部と、戻し部材が戻し位置に移動したことが検出された場合に、テープ処理部によるテープの送り動作中であれば、テープがテープエンドであると判定する判定部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、テープがテープ送り手段およびテープ処理手段により挟持されて送られていく場合においても、テープエンドが繰り出されてテープコアから外れると、戻し部材よりも送り方向上流側でテープのテンションがなくなるため、付勢部により戻し部材が戻し位置に移動する。このため、テープエンド自体に検出用の光透過部を設けるなど、特別なテープを用意せずとも、テープエンドを検出することができる。
この場合、テープ装着部は、巻回されたテープを繰出し可能に収容したテープカートリッジを着脱可能に構成され、テープ戻し部は、テープカートリッジ内に収容されており、テープカートリッジがテープ装着部に装着された状態で、戻し部材が定常位置と戻し位置との間で移動可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、テープおよびテープ戻し部をカードリッジ内に収めるようにしているので、カードリッジを交換することにより新しいテープを供給することができると共に、テープ戻し部を収容していない従来のテープカードリッジを装着可能なテープ印刷装置において従来品との互換性を維持したまま、前余白を短くしたテープ片を得ることができる。
本発明のテープカートリッジは、巻回したテープが繰出し可能に装着されるテープ装着部と、テープを相互間で挟持および挟持解除可能に構成されたテープ送り手段およびテープ処理手段を有し、挟持したテープを繰り出して送り経路に沿って送りながら、テープに処理を行うテープ処理部と、テープ処理部の送り方向下流側に配設され、テープの処理済み部分を切り離すテープ切断部と、を備えたテープ処理装置のテープ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、巻回されたテープを繰出し可能に収容するカートリッジケースと、カートリッジケースに収容されると共に、テープ装着部に装着された状態で、テープ処理部の送り方向上流側の送り経路においてテープに接する定常位置と、テープ切断部による切込み位置に位置するテープの被切離し端をテープ送り手段とテープ処理手段との間に向けて引き戻すように、テープを送り経路に対して曲げる戻し位置と、の間で移動可能に構成された戻し部材と、テープがテープ送り手段およびテープ処理手段により挟持されて送られていく際には、戻し部材を戻し位置から定常位置に移動させ、テープ送り手段およびテープ処理手段によるテープの挟持解除に伴って、戻し部材を定常位置から戻し位置に移動させる部材移動部と、を有するテープ戻し部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、テープ戻し部を備えていない既存のテープ処理装置に、本発明のテープカートリッジを装着することで、上記のテープ処理装置を構成することができる。すなわち、既存のテープ処理装置を用いて、前余白を短くしたテープ片を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の外観斜視図である。 テープ印刷装置の制御ブロック図である。 テープ印刷装置におけるテープ送り機構およびテープ切断機構廻りの外観斜視図である。 印刷送り動作中のテープ印刷装置におけるテープ送り機構およびテープ切断機構廻りの平面図である。 切断動作中のテープ印刷装置におけるテープ送り機構およびテープ切断機構廻りの平面図である。 テープ印刷装置におけるテープカートリッジの平面図である。 テープ印刷装置におけるテープカートリッジの下ケースの外観斜視図である。 印刷送り動作中のテープ印刷装置におけるテープ戻し機構の状態を説明するための図である。 切込み動作直後のテープ印刷装置におけるテープ戻し機構の状態を説明するための図である。 切込み動作に続く復帰動作後のテープ印刷装置におけるテープ戻し機構の状態を説明するための図である。 テープ印刷装置における印刷テープのテープエンドの検出処理を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に係るテープ処理装置としてテープ印刷装置を例示する。このテープ処理装置は、テープカートリッジから印刷テープを繰り出して送りながらこれに印刷を行い、印刷テープの印刷済み部分を切り離すことにより、所望の印刷が為されたテープ片(ラベル)を作成するものである。
図1に示すように、テープ印刷装置1は、裏面に剥離紙が付いた印刷テープTに対して印刷処理を行う装置本体2と、装置本体2に着脱可能に装着されるテープカートリッジCとを備えている。テープカートリッジCは、上ケース112および下ケース113からなる上下2分割のカートリッジケース111内に、印刷テープTと、インクリボンRとを繰出し可能に収容して構成されている。
装置本体2は、装置ケース3により外殻が形成され、装置ケース3の前半部上面には、各種キーを備えたキーボード4が広く配設されている。装置ケース3の後半部右上面には、キーボード4からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ5が形成されている。装置ケース3の後半部左上面には、テープカートリッジCが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部6が窪入形成されている。ユーザーがカートリッジ装着部6にテープカートリッジCを装着することで、巻回した印刷テープTが繰出し可能に装着される。
カートリッジ装着部6には、これを開閉する開閉蓋7が設けられている。開閉蓋7の中央部には、テープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓11が形成されると共に、開閉蓋7の内側右端には、後述するヘッドリリース機構31を構成するリブ状突起13が形成されている。また、カートリッジ装着部6の前側には開閉蓋7を開放する蓋開放ボタン12が設けられている。
カートリッジ装着部6の左側には、左右両端がカートリッジ装着部6と装置外部とに連通し、上端が開放されたテープ送り溝15が形成されている。このテープ送り溝15は、印刷テープTの送り経路16の一部を構成しており、テープ送り溝15の左端部、すなわち装置ケース3左側部におけるスリット状の開口を、テープ排出口17として、繰り出された印刷テープTが装置外部へ送り出される。また、テープカートリッジCの装着・取出し時に、テープカートリッジCのテープ送出口119(後述する)から引き出されている印刷テープTが、テープ送り溝15の上端から出入りするようになっている。テープ排出口17のテープ送り方向上流側近傍には、テープ排出口17から外部に送り出された印刷テープTを切断するテープ切断機構33が内蔵されている。印刷テープTの印刷済み部分は、このテープ切断機構33により切り離され、テープ排出口17から装置外部に排出される。
カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー21に覆われたサーマルタイプの印刷ヘッド22(テープ処理手段)と、印刷ヘッド22に対峙し且つテープカートリッジC内のプラテン41と係合するプラテン軸42(後述する)と、インクリボンRを巻き取る巻取り軸43(後述する)と、テープカートリッジCの装着を案内するガイド突起23とが立設されている。印刷ヘッド22は、ヘッドホルダー24に保持されており、ヘッドホルダー24を介してヘッド支持軸25に回動可能に支持されている(図3等参照)。
カートリッジ装着部6には、図1では図示省略したが、後述する戻しピン121を検出するための光センサー26(図2参照)が設けられている。また、カートリッジ装着部6の右脇に位置して、装置ケース3には、開閉蓋7の閉塞時にリブ状突起13が挿入される挿入開口27が形成されており、この挿入開口27の奥に、図示省略したが、リブ状突起13と共にヘッドリリース機構31を構成する係合ブロック(後述する)が配設されている。
ヘッドリリース機構31は、主要部がカートリッジ装着部6の裏面側に内蔵されており、開閉蓋7の開閉に連動して、プラテン41に対して印刷ヘッド22を離接させるものである。ヘッドリリース機構31は、ヘッド支持軸25の下端に回動可能に支持され且つヘッドホルダー24に係合してこれを回動させる回動アーム(図示省略)と、装置ケース3に回動可能に支持された係合ブロックと、開閉蓋7に設けられたリブ状突起13とから構成されている。回動アームは、係合ブロックの回動に伴って回動するようになっており、回動アームが回動すると、ヘッドホルダー24を介して、印刷ヘッド22がヘッド支持軸25を中心に、プラテン41に接触する位置(後述する挟持位置)とプラテン41から離間する離間位置との間で回動する。そして、開閉蓋7が閉塞されると、リブ状突起13が係合ブロックに係合し、回動アームが一方の回動端位置に移動し、印刷ヘッド22は挟持位置に移動する。開閉蓋7が閉塞されると、係合ブロックからリブ状突起13が外れ、回動アームが他方の回動端位置に移動し、印刷ヘッド22は離間位置に移動する。なお、図示省略したが、ヘッドリリース機構31には、印刷ヘッド22が挟持位置へ移動する方向に回動アームを回動付勢するヘッド押圧ばねと、印刷ヘッド22が離間位置へ移動する方向に回動アームを回動付勢するヘッドリリースばねとが組み込まれている。
このヘッドリリース機構31のほか、詳細は後述するが、カートリッジ装着部6の裏面側には、ベースフレーム55との間に、テープ送り機構32、テープ切断機構33および連動機構34が内蔵されている(いずれも図3等参照)。また、装置ケース3の内部には、後述する駆動部52および制御部205を構成する回路基板が搭載されている。さらに、カートリッジケース111内には、繰り出された印刷テープTを引き戻すためのテープ戻し機構35が備えられている。
図2を参照して、テープ印刷装置1の制御系について説明する。テープ印刷装置1は、機能的には、操作部201と、印刷送り部302と、検出部203と、ドライバー部204と、制御部205とを備えている。操作部201は、キーボード4と、ディスプレイ5とを有する。印刷送り部302は、駆動モーター51(後述する)と、印刷ヘッド22とを有する。検出部203は、光センサー26を有する。ドライバー部204は、ディスプレイ5を駆動するディスプレイドライバー211と、印刷ヘッド22を駆動させるヘッドドライバー212と、駆動モーター51を駆動させるモータードライバー213とを有する。制御部205は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUが演算処理を行うために用いられる制御プログラム・制御データを記憶したROM(Read Only Memory)と、CPUが各種演算処理を行う際の作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)等により構成され、テープ印刷装置1を統括制御している。
このように構成されたテープ印刷装置1において、ユーザーが、テープカートリッジCをカートリッジ装着部6に投入し、開閉蓋7を閉塞すると、ヘッドリリース機構31が作動して印刷ヘッド22が離間位置から挟持位置へ移動し、プラテン41と印刷ヘッド22との間に印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込み、印刷待機状態となる。続いて、ユーザーが、ディスプレイ5を参照しつつキーボード4により所望の文字等を入力し、印刷を指令すると、テープ送り機構32が駆動して、テープカートリッジCから印刷テープTを繰り出すと共に、印刷ヘッド22が発熱駆動して印刷テープTに所望の文字等の印刷を行う。このとき、印刷テープTの印刷済み部分は、その後端がテープ切断機構33による切断位置に臨む位置まで、テープ排出口17から随時外部に送り出されていく。そして、印刷が完了し、テープ送り機構32が印刷テープTの送りを停止すると、テープ切断機構33が駆動して、印刷テープTの印刷済み部分の後端が切断されることで、印刷済み部分が切り離される。これにより、所望の文字等を印刷したテープ片が作成される。
図3ないし図5を参照して、テープ印刷装置1における各部の構成について詳細に説明する。テープ印刷装置1は、印刷テープTおよびインクリボンRを送るテープ送り機構32と、テープ送り機構32の送り方向下流側に配設され、印刷テープTを切断するテープ切断機構33と、テープ切断機構33における切断動作に続く復帰動作に連動して、プラテン41に対し印刷ヘッド22を離間させる連動機構34とを備えている。
テープ送り機構32は、印刷ヘッド22との間で印刷テープTおよびインクリボンRを挟持してこれらを回転送りするプラテン41と、プラテン41を回転可能に支持するプラテン軸42と、インクリボンRを巻き取る巻取り軸43と、これらに対する動力系を構成する送り機構側動力部44とを有している。テープカートリッジCをカートリッジ装着部6に装着すると、テープカートリッジCに組み込まれたプラテン41および巻取りコア116(後述する)が、それぞれプラテン軸42および巻取り軸43に係合する。そして、送り機構側動力部44の出力端であるプラテンギア78および巻取りギア75(後述する)が回転すると、プラテン41が回転して印刷テープTおよびインクリボンRを送ると共に、巻取りコア116が回転してインクリボンRを巻き取るようになっている。
送り機構側動力部44は、駆動モーター51と、駆動モーター51の主軸に連結したギア列から成る駆動部52と、駆動部52に連結したクラッチ機構53と、クラッチ機構53により選択的に連結される送り機構側ギア列54と、で構成されている。駆動モーター51、駆動部52およびクラッチ機構53は、後述する切断機構側動力部82と共有している。これらの駆動モーター51、駆動部52、クラッチ機構53、送り機構側ギア列54は、後述する切断機構側ギア列91と共に、カートリッジ装着部6の下側空間に配設したベースフレーム55に組み込まれている。
駆動モーター51は、正逆回転可能な直流モーターで構成されており、駆動モーター51が正転すると、回転動力が駆動部52からクラッチ機構53に伝達し、クラッチ機構53が送り機構側ギア列54に自動的に切り換わり、さらに回転動力が送り機構側ギア列54を介してテープ送り機構32に伝達される。これにより、プラテン軸42および巻取り軸43が回転して、印刷テープTおよびインクリボンRを同時に送る。一方、駆動モーター51が逆転すると、回転動力が駆動部52からクラッチ機構53に伝達し、クラッチ機構53が切断機構側ギア列91に自動的に切り換わり、さらに回転動力が切断機構側ギア列91を介してテープ切断機構33に伝達される。これにより、テープ切断機構33において切断動作が行われ、印刷テープTを切断する。
駆動部52は、駆動モーター51の主軸に固定されたウォーム61と、ウォーム61に噛み合うウォームホイール62と、同軸上においてウォームホイール62の下側に固定した幅広ギア63と、ウォームホイール62および幅広ギア63を回転可能に支持するギア支軸64とで構成されている。
クラッチ機構53は、幅広ギア63に噛み合う遊星ギア66と、端部に遊星ギア66を回転可能に軸支すると共に上記のギア支軸64に連回り可能に軸支されたキャリア67とを輸している。遊星ギア66は、小径に形成した下側の下部遊星ギア68と、同軸上においてこれに固定し且つ大径に形成した上側の上部遊星ギア69とから形成されている。
送り機構側ギア列54は、上記の下部遊星ギア68が噛み合う送り側入力ギア71と、同軸上において送り側入力ギア71の上側に固定した送り側第1中間ギア72と、送り側第1中間ギア72に噛み合う送り側第2中間ギア73と、同軸上において送り側第2中間ギア73の下側に固定した分岐ギア74と、分岐ギア74に噛み合う巻取り軸43側の巻取りギア75と、同様に分岐ギア74に噛み合うプラテン軸42側の減速ギア76と、同軸上において減速ギア76の上側に固定した送り側第3中間ギア77と、送り側第3中間ギア77と噛み合うプラテンギア78とで構成されている。なお、図4では、減速ギア76、送り側第3中間ギア77およびプラテンギア78を図示省略している。
テープ切断機構33は、印刷テープTを引切りで切断するテープカッター81と、テープカッター81をスライド動作させる切断機構側動力部82とを有している。テープカッター81は、カッター刃85と、カッター刃85を保持するカッターホルダー86と、切断時に印刷テープTを押さえるテープ押さえ部材(図示省略)と、テープカッター81を切断待機位置に戻すカッター戻しばね87とを備えている。カッターホルダー86は、「L」字状に形成されており、装置ケース3にスライド可能に取り付けられて、一方の端部において、カッター刃85を保持すると共に、カッター戻しばね87を掛止めする掛止部88が突設されている。また、カッターホルダー86の他方の端部には、切断機構側動力部82の出力端である切断動作カム97(後述する)がカム係合するカッター側突片89が形成されている。そして、詳細は後述するが、カッター側突片89に切断動作カム97から動力が入力することで、カッターホルダー86が往復スライドし、テープカッター81が切込み動作(往動)および復帰動作(復動)を行うようになっている。
なお、本実施形態のテープカッター81は、引切り形式(スライド形式)のものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、支軸を共有する固定刃および可動刃から成るはさみ形式のものであってもよい。
切断機構側動力部82は、送り機構側動力部44と共有する駆動モーター51、駆動部52およびクラッチ機構53と、切断機構側ギア列91とを有している。切断機構側ギア列91は、上記の上部遊星ギア69が噛み合う切断側入力ギア92と、同軸上において切断側入力ギア92の下側に固定した切断側第1中間ギア93と、切断側第1中間ギア93に噛み合う切断側第2中間ギア94と、切断側第2中間ギア94の上側に固定した切断側第3中間ギア95と、切断側第3中間ギア95に噛み合う作動ギア96と、作動ギア96の上側に固定した切断動作カム97とで構成されている。
切断動作カム97は、いわゆる板カムであり、そのカム曲線は、略渦巻き状の復帰動作部98と、復帰動作部98の端部同士を結ぶ直線状の切断動作部99とを連ねて構成されている。すなわち、復帰動作部98は略1周に亘って渦巻き状に形成され、切断動作部99は略径方向に延在している。
連動機構34は、上記のヘッドリリース機構31によりプラテン41に押し付けられ、印刷テープTおよびインクリボンRを挟持する挟持位置にある印刷ヘッド22を、テープ切断機構33における復帰動作に連動して、プラテン41に対してわずかに離間させることで、印刷テープTおよびインクリボンRを挟持解除する解除位置へ移動させるものである。なお、本実施形態では、連動機構34による解除位置は、上記のヘッドリリース機構31による離間位置よりも挟持位置寄りである(連動機構34による印刷ヘッド22の回動幅は、ヘッドリリース機構31による印刷ヘッド22の回動幅よりも小さい)が、これに限定されるものではなく、例えば解除位置が離間位置と同じであってもよい。
連動機構34は、平面視長方形の板状に形成された連動プレート101を有している。連動プレート101は、一方の端部においてヘッドホルダー24の先端部の下端に連結され、ヘッドホルダー24と略直角を為してプラテン軸42側に延在しており、ヘッドホルダー24を介してヘッド支持軸25に回動可能に支持されている。また、ヘッドホルダー24の他方の端部には、上記の切断動作カム97がカム係合するヘッド側突片102が形成されている。このヘッド側突片102は、上記のヘッドリリース機構31により印刷ヘッド22が挟持位置にある状態で、すなわち、ヘッドホルダー24に連結された連動プレート101が切断動作カム97側に移動した状態で、切断動作カム97がカム係合する。そして、詳細は後述するが、ヘッド側突片102に切断動作カム97から動力が入力することで、連動プレート101およびこれに連結されたヘッドホルダー24が回動し、印刷ヘッド22が挟持位置から解除位置へ移動するようになっている。
切断待機状態(印刷時)では、切断動作カム97の復帰動作部98の終了端部が、テープ切断機構33のカッター側突片89に接触している(図3および図4参照)。この状態から切断動作カム97が回転を開始すると、切断動作カム97の切断動作部99がカッター側突片89とカム係合することで、カッターホルダー86がカッター戻しばね87に抗してスライドし、テープカッター81が引切りで印刷テープTを切断する(図5参照)。
さらに切断動作カム97の回転が進むと、カッター側突片89のカム係合部分が切断動作部99から復帰動作部98に移行し、カッターホルダー86はカッター戻しばね87のばね力により、切断待機位置に向かってゆっくり戻っていく。そして、この復帰動作部98がカッター側突片89とカム係合している終盤で、切断動作部99が連動機構34のヘッド側突片102とカム係合する。これにより、ヘッド側突片102が外方に押圧され(蹴り出され)、上記のヘッドリリース機構31のヘッド押圧ばねに抗して、印刷ヘッド22が解除位置へ移動(回動)する。このときの切断動作カム97の回転位置を、図5では二点鎖線で示す。さらに切断動作カム97の回転が進むと、切断動作部99とヘッド側突片102とのカム係合が離脱し、ヘッドリリース機構31のヘッド押圧ばねのばね力により、印刷ヘッド22が挟持位置へ戻る。このように、連動機構34により、テープカッター81の復帰動作に連動して、印刷ヘッド22が解除位置へ移動し、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持が解除されるため、テープカッター81により印刷テープTの処理済み部分が切り離された後、自動的に、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持を解除することができる。
なお、以上の切断動作カム97の作用を換言すれば、切断動作カム97の回転開始時の回転角度を0°とすると、切断動作カム97は、0°から45°の間では復帰動作部98がカッター側突片89と接触しているが、この間はテープカッター81を動作させない。45°〜105°の間では、切断動作部99がカッター側突片89とカム係合してテープカッター81に切込み動作をさせる。105°〜360°の間では、復帰動作部98がカッター側突片89とカム係合してテープカッター81に復帰動作をさせ、このうち、315°から345°の間では、切断動作部99がヘッド側突片102とカム係合して印刷ヘッド22を解除位置へ移動させる。なお、当然ではあるが、これらの回転角度は任意であって、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、連動機構34による、テープカッター81の復帰動作に連動した印刷テープTの挟持/挟持解除の切り替えを、プラテン41に対し、印刷ヘッド22を離接させることで行うようにしたが、当然ではあるが、印刷ヘッド22に対し、プラテン41を離接させることで行ってもよく、印刷ヘッド22およびプラテン41の双方を移動させることで行ってもよい。さらに、本実施形態の連動機構34は、テープ切断機構33と駆動源(駆動モーター51)を共有しているが、テープ切断機構33の駆動源とは別の、連動機構34専用の駆動源(例えばモーター)を備え、制御部205の制御により、テープカッター81の復帰動作に連動して、プラテン41に対し印刷ヘッド22を相対的に離間させ、印刷テープTを挟持解除させるものであってもよい。この場合、制御部205は、例えば、テープ切断機構33に設けられたカッターホーム位置検出センサーによる、テープカッター81の機械的または光学的なホーム位置検出(テープカッター81の復帰動作終了位置への移動の検出)に基づいて、専用駆動源を駆動させる。また、テープ切断機構33において、駆動モーター51の正回転により切込み動作(引切り形式であれば往動、はさみ形式であれば閉じ動作)をし、駆動モーター51の逆回転により復動動作(引切り形式であれば復動、はさみ形式であれば開き動作)をする構成の場合には、制御部205が、駆動モーター51の逆回転を取得することで、専用駆動源を駆動させるようにしてもよい。
図6および図7に示すように、テープカートリッジCは、カートリッジケース111内に、印刷テープTと、インクリボンRと、プラテン41と、テープ戻し機構35とを収容して構成されている。
印刷テープTは、テープコア114に巻回され、インクリボンRは、繰出しコア115および巻取りコア116に巻回された状態で、それぞれカートリッジケース111に回転可能に収容されている。なお、印刷テープTは、テープエンドとなる巻始め端が、テープコア114に両面テープ(図示省略)で貼着されているが、テープ送り機構32によるテープエンドの繰出し時には、両面テープの貼着力よりもテープ送り機構32による繰出し力の方が強いため、テープエンドがテープコア114から外れるようになっている。下ケース113の底面には、テープコア114を回転可能に軸支する中空円筒形のテープ軸支部117が立設されている。また、プラテン41は、ヘッド挿通開口118に隣接するようにして、カートリッジケース111に回転可能に収容されている。上述したように、テープカートリッジCをカートリッジ装着部6に装着すると、プラテン41の中心孔にプラテン軸42が、巻取りコア116の中心孔に巻取り軸43がそれぞれ差し込まれ、テープ送り機構32によりプラテン41および巻取りコア116がそれぞれ回転するようになっている。
印刷テープTは、テープコア114から繰り出され、インクリボンRは、繰出しコア115から繰り出されて、ヘッド挿通開口118の部分で印刷テープTと重なって併走した後、印刷テープTは、カートリッジケース111の側面に形成したテープ送出口119からカートリッジケース111の外部に送り出され、インクリボンRは巻取りコア116に巻き取られる。また、印刷テープTとインクリボンRが重なる部分では、プラテン41と印刷ヘッド22とがこれらを挟持して送りながら印刷を行う。
テープ戻し機構35は、印刷テープTの繰出し開始位置近傍において、定常位置と戻し位置との間で移動可能に構成された戻しピン121と、戻しピン121を、定常位置と戻し位置との間で移動させるピン移動部122とを有している。戻しピン121は、軸方向を上下にして設けられており、戻しピン121の定常位置とは、戻しピン121が、プラテン41および印刷ヘッド22の送り方向上流側の送り経路16において印刷テープTの裏面(剥離紙)に接する位置である(図8および図9参照)。また、戻しピン121の戻し位置とは、戻しピン121が、定常位置から印刷テープTの裏面を押圧しながら移動することで、印刷テープTの被切離し端131をプラテン41および印刷ヘッド22との間に向けて引き戻すように、印刷テープTを送り経路16に対して曲げる(屈曲させる)位置である(図10参照)。換言すれば、戻し位置は、定常位置から、送り経路16を印刷テープT表面側に横断した位置となる。
ピン移動部122は、戻しピン121の送り方向上流側において下ケース113底面に立設されたピン支軸123と、ピン支軸123に回転可能に支持された円筒軸部125と、円筒軸部125から径方向に延び且つ先端がピン支軸123に連結されたレバー部126とで一体に形成された回動レバー124と、円筒軸部125を介してピン支軸123廻りに巻回するように設けられたねじりコイルばねで構成されており、戻しピン121を戻し位置に向けて付勢するピン戻しばね127とを備えている。すなわち、回動レバー124は、ピン支軸123を中心に、戻しピン121を定常位置と戻し位置との間で回動可能に支持している。また、戻しピン121は、テープカートリッジCがカートリッジ装着部6に装着されていない状態では、ピン戻しばね127のばね力により、テープカートリッジC内で戻し位置に相当する位置にある(図6参照)。
また、ピン支軸123は、戻しピン121同様、印刷テープTの裏面側に設けられており、印刷テープTの送り時には、印刷テープTの裏面に摺接して送りをガイドする。さらに、戻しピン121の送り方向下流側には、同様に印刷テープTの裏面に摺接して送りをガイドするガイドピン129が下ケース113底面に立設されている。すなわち、送り経路16には、繰出し開始位置から送り方向下流側に向かって順に、ピン支軸123、戻しピン121およびガイドピン129が略等間隔で設けられており、印刷テープTは、ピン支軸123、戻しピン121およびガイドピン129を順に経由して、プラテン41および印刷ヘッド22に向けて送られるようになっている。
なお、図示省略したが、下ケース113の底面には、ピン戻しばね127により付勢される戻しピン121を、戻し位置に位置規制するストッパーが形成されている。さらに、下ケース113には、戻しピン121の戻し位置に相当する位置において、上記の光センサー26により戻しピン121を検出するための検出孔128(図6参照)が形成されている。
このように構成されたテープ戻し機構35は、印刷テープTがプラテン41および印刷ヘッド22により挟持されて送られていく際には、戻しピン121を戻し位置から定常位置に移動させ、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持解除に伴って、戻しピン121を定常位置から戻し位置に移動させるようになっている。
すなわち、送られていく印刷テープTには、プラテン41および印刷ヘッド22に挟持されているため、テンションが掛かっている。このため、印刷テープTの送り時には、戻しピン121は、印刷テープTのテンションにより、ピン戻しばね127に抗して定常位置に移動する(図8および図9参照)。すなわち、ピン戻しばね127は、送られていく印刷テープTのテンションにより、戻しピン121がばね力に抗して定常位置に移動することを許容する。一方、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持が解除されると、戻しピン121よりも送り方向下流側では印刷テープTのテンションがなくなるため、ピン戻しばね127に付勢されて戻しピン121が戻し位置に移動する(図10参照)。
ただし、印刷テープTのテープエンドにおいては、印刷テープTがプラテン41および印刷ヘッド22により挟持されて送られていく場合においても、テープエンドが繰り出されてテープコア114から外れると、戻しピン121よりも送り方向上流側で印刷テープTのテンションがなくなるため、ピン戻しばね127のばね力により戻しピン121が戻し位置に移動する。そして、詳細は後述するが、上記の制御部205は、光センサー26により戻しピン121が戻し位置に移動したことが検出された場合に、それがテープ送り機構32による印刷テープTの送り動作中であれば、印刷テープTがテープエンドであると判定するようになっている。
なお、本実施形態のテープ印刷装置1では、テープ戻し機構35がテープカートリッジCに収容された構成としたが、テープ戻し機構35が装置本体側(例えばカートリッジ装着部6)に設けられた構成であってもよい。もっとも、テープ戻し機構35をテープカートリッジCに収容したことで、テープ戻し機構35を備えていない既存の装置にこのテープカートリッジCを装着するだけで、テープ戻し機構35を備えたテープ印刷装置1を構成することができる。また、このテープ印刷装置1は、テープ戻し機構35を収容していない従来のカートリッジも装着可能であり、従来品との互換性を有している。
以下、テープ印刷装置1における印刷テープTの印刷送り、切断およびテープ戻しに関する一連の動きについて説明する。印刷テープTの印刷送り時においては、戻しピン121は、その印刷テープTのテンションにより定常位置に移動する(図8参照)。そして、テープ送り機構32が、印刷テープTの印刷済み部分の後端がテープ切断機構33による切断位置にくるまで、印刷テープTを送ると、テープ切断機構33が切込み動作を行い、印刷テープTの印刷済み部分を切り離す(図9参照)。このとき、当然ではあるが、テープ切断機構33による被切離し端131は、テープ切断機構33による切断位置にある。
一方、連動機構34により、テープカッター81の復帰動作に連動して、すなわち、印刷テープTが切断された後、自動的に、印刷ヘッド22が解除位置に移動し、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持が解除される。これに伴い、ピン戻しばね127に付勢されて戻しピン121が戻し位置に移動する。このとき、定常位置から戻し位置に移動した戻しピン121により、テープ切断機構33による切断位置にある被切離し端131が、プラテン41と印刷ヘッド22との間に向けて引き戻される(図10参照)。このため、印刷ヘッド22は、引き戻された被切離し端131の近傍から次の印刷処理を開始することができ、被切離し端131と印刷開始位置132との間の前余白を短くしたテープ片を得ることができる。なお、図10では、次の印刷処理前の状態であるが、印刷文字「ABC」を予め示したテープ片を実線で示している。また、図10では、本実施形態との比較のために、テープ戻し機構35を備えていない従来の装置により得られるテープ片を、2点鎖線で示しており、このテープ片には、テープ切断機構33による切断位置と印刷ヘッド22による印刷位置との距離分だけ、前余白が生じている。
なお、テープ印刷装置1では、連動機構34を設けない構成でも、印刷テープTの印刷済み部分が切り離された後、ユーザーが、蓋開放ボタン12を押釦して開閉蓋7を開放することで、ヘッドリリース機構31によりプラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持が解除されるため、この場合も、被切離し端131をプラテン41と印刷ヘッド22との間に向けて引き戻すことができる。もっとも、連動機構34を設けたことで、テープカッター81により印刷テープTの処理済み部分が切り離された後、自動的に、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持を解除することができる。したがって、印刷テープTの処理済み部分の切り離し後、ユーザーが、プラテン41および印刷ヘッド22による印刷テープTの挟持を解除させるために、開閉蓋7の開放のような操作を行わなくても、自動的に、前余白を短くしたテープ片を得ることができる。
図11を参照して、テープ印刷装置1における印刷テープTのテープエンドの検出処理について説明する。光センサー26が、戻しピン121が戻し位置に移動したことを検出すると(S1)、制御部205が、テープ送り機構32による送り動作中であるか否かを判定する(S2)。送り動作中であるか否かの判定は、例えば、制御部205が、駆動モーター51の作動状態を取得し、駆動モーター51の正転中には、送り動作中であると判定し、駆動モーター51の逆転中または駆動停止中には、送り動作中ではないと判定することにより行う。そして、制御部205が、送り動作中であると判定した場合には(S2;Yes)、制御部205は、印刷テープTがテープエンドであると判定し(S3)、ディスプレイ5にテープエンドである旨を表示し(S4)、ユーザーにテープカートリッジCの交換を促す。一方、制御部205が、送り動作中ではないと判定した場合には(S2;No)、制御部205は、印刷テープTがテープエンドではないと判定し(S5)、処理を終了する。このように、テープエンド自体に検出用の光透過部を設けるなど、特別な印刷テープTを用意せずとも、テープエンドを検出することができる。
なお、送り動作が再開されていないにもかかわらず、送り動作終了後所定時間内に戻しピン121が戻し位置に移動したことを光センサー26が検出しない場合には、テープ切断機構33またはテープ戻し機構35の異常が考えられることから、エラー表示を行うようにしてもよい。また、本実施形態では、光センサー26により、戻しピン121が戻し位置に移動したことを検出するようにしたが、検出手段はこのような非接触式センサーに限定されるものではなく、戻しピン121の戻し位置に臨み、戻し位置に移動した戻しピン121が接触する検出子を有する接触式センサー(マイクロスイッチ等)を、カートリッジ装着部6に設けるようにしてもよい。もちろん、これらのセンサーを定常位置の方に設けてもよい。
以上のように、本実施形態のテープ印刷装置1によれば、テープを無駄にすることなく、簡易な構成で、前余白を短くしたテープ片を得ることができる。また、テープ印刷装置1は、本実施形態の印刷テープTに代えて、長尺の台紙上に複数のラベルを一定間隔で貼り付けたテープ(ダイカットラベル用紙)に対して印刷を行う場合も有用である。すなわち、従来の装置では、ダイカットラベル用紙におけるラベルピッチを、テープ切断機構33による切断位置と印刷ヘッド22による印刷位置との距離以上に設定する必要がある。これに対し、本実施形態のテープ印刷装置1では、上記のように被切離し端131を引き戻すことで、このラベルピッチをテープ切断機構33による切断位置と印刷ヘッド22による印刷位置との距離未満に小さくすることが可能であり、台紙の長さが同じでも多くのラベル配置が可能となる。
1:テープ印刷装置、16:テープ送り経路、22:印刷ヘッド、26:光センサー、32:テープ送り機構、33:テープ切断機構、34:連動機構、35:テープ戻し機構、41:プラテン、97:切断動作カム、98:復帰動作部、99:切断動作部、121:戻しピン、122:ピン移動部、123:ピン支軸、124:回動レバー、127:ピン戻しばね、131:被切離し端、205:制御部

Claims (9)

  1. 巻回したテープが繰出し可能に装着されるテープ装着部と、
    前記テープを相互間で挟持および挟持解除可能に構成されたテープ送り手段およびテープ処理手段を有し、挟持した前記テープを繰り出して送り経路に沿って送りながら、前記テープに処理を行うテープ処理部と、
    前記テープ処理部の送り方向下流側に配設され、前記テープの処理済み部分を切り離すテープ切断部と、
    前記テープ処理部の送り方向上流側の前記送り経路において前記テープに接する定常位置と、前記テープ切断部による切込み位置に位置する前記テープの被切離し端を前記テープ送り手段と前記テープ処理手段との間に向けて引き戻すように、前記テープを前記送り経路に対して曲げる戻し位置と、の間で移動可能に構成された戻し部材と、前記テープが前記テープ送り手段および前記テープ処理手段により挟持されて送られていく際には、前記戻し部材を前記戻し位置から前記定常位置に移動させ、前記テープ送り手段および前記テープ処理手段による前記テープの挟持解除に伴って、前記戻し部材を前記定常位置から前記戻し位置に移動させる部材移動部と、を有するテープ戻し部と、
    を備えたことを特徴とするテープ処理装置。
  2. 前記戻し部材は、前記定常位置から前記テープの表裏一方の面を押圧しながら前記戻し位置に移動することで、前記テープを前記送り経路に対して曲げることを特徴とする請求項1に記載のテープ処理装置。
  3. 前記部材移動部は、前記戻し部材を、前記戻し位置に向けて付勢すると共に、前記テープ送り手段および前記テープ処理手段により挟持されて送られていく前記テープのテンションにより、前記戻し部材が付勢力に抗して前記定常位置に移動することを許容する付勢部を、備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のテープ処理装置。
  4. 前記部材移動部は、部材支軸と、前記部材支軸を中心に、前記戻し部材を前記定常位置と前記戻し位置との間で回動可能に支持する回動レバーと、をさらに備え、
    前記付勢部は、前記部材支軸の廻りに設けたねじりコイルばねで構成されていることを特徴とする請求項3に記載のテープ処理装置。
  5. 前記テープ切断部における切込み動作に続く復帰動作に連動して、前記テープ送り手段に対し前記テープ処理手段を、前記テープを挟持する挟持位置から挟持解除する解除位置に相対的に移動させる連動機構を、さらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のテープ処理装置。
  6. 前記テープ切断部は、テープカッターと、前記テープカッターを切込み動作させる切込み動作部および前記テープカッターを復帰動作させる復帰動作部から成るカム曲線が形成された切断動作カムと、を有し、
    前記連動機構は、入力側において、前記復帰動作部が前記テープカッターの入力側にカム係合することに伴って、前記切込み動作部とカム係合し、出力側において、前記テープ処理手段を前記挟持位置から前記解除位置に相対的に移動させることを特徴とする請求項5に記載のテープ処理装置。
  7. 前記テープは、テープエンドの繰出し時には前記テープエンドがテープコアから外れるようにして、前記テープコアに巻回されており、
    前記戻し部材が前記戻し位置に移動したことを検出する検出部と、
    前記戻し部材が前記戻し位置に移動したことが検出された場合に、前記テープ処理部による前記テープの送り動作中であれば、前記テープがテープエンドであると判定する判定部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3または4に記載のテープ処理装置。
  8. 前記テープ装着部は、巻回された前記テープを繰出し可能に収容したテープカートリッジを着脱可能に構成され、
    前記テープ戻し部は、前記テープカートリッジ内に収容されており、前記テープカートリッジが前記テープ装着部に装着された状態で、前記戻し部材が前記定常位置と前記戻し位置との間で移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のテープ処理装置。
  9. 巻回したテープが繰出し可能に装着されるテープ装着部と、
    前記テープを相互間で挟持および挟持解除可能に構成されたテープ送り手段およびテープ処理手段を有し、挟持した前記テープを繰り出して送り経路に沿って送りながら、前記テープに処理を行うテープ処理部と、
    前記テープ処理部の送り方向下流側に配設され、前記テープの処理済み部分を切り離すテープ切断部と、
    を備えたテープ処理装置の前記テープ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、
    巻回された前記テープを繰出し可能に収容するカートリッジケースと、
    前記カートリッジケースに収容されると共に、前記テープ装着部に装着された状態で、前記テープ処理部の送り方向上流側の前記送り経路において前記テープに接する定常位置と、前記テープ切断部による切込み位置に位置する前記テープの被切離し端を前記テープ送り手段と前記テープ処理手段との間に向けて引き戻すように、前記テープを前記送り経路に対して曲げる戻し位置と、の間で移動可能に構成された戻し部材と、前記テープが前記テープ送り手段および前記テープ処理手段により挟持されて送られていく際には、前記戻し部材を前記戻し位置から前記定常位置に移動させ、前記テープ送り手段および前記テープ処理手段による前記テープの挟持解除に伴って、前記戻し部材を前記定常位置から前記戻し位置に移動させる部材移動部と、を有するテープ戻し部と、
    を備えたことを特徴とするテープカートリッジ。
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