JP2013198194A - 経路維持部材及びワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】コルゲートチューブのスリットに経路維持部材を装着する作業を容易に行えるようにすること。
【解決手段】ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス本体部と、長手方向に沿ってスリット24が形成され、前記ワイヤーハーネス本体部を覆うコルゲートチューブ20と、前記スリットの外周側に配設される外周側突起部と、前記スリット24の内周側に配設される内周側突起部と、前記スリット24内に配設され、前記外周側突起部と前記内周側突起部とを連結する連結部31とを含む経路維持部材30とを備える。経路維持部材30の連結部31の両側に一対の凹溝部36gが形成されている。経路維持部材30の少なくとも一方側の端部が、前記連結部31の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成された幅狭部31aを含む、導入端部40に形成されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、電線を覆いつつその経路を一定に維持する技術に関する。
従来、特許文献1〜4に開示のように、車両等に敷設されるワイヤーハーネスを、屈曲性良好なコルゲートチューブにて覆う技術が知られている。
実開平4−86022号公報 特開2000−184551号公報 特開2002−64917号公報 特開2006−296166号公報
しかしながら、コルゲートチューブ自体は、屈曲性に優れるもの故、それ自体はワイヤーハーネスの経路を一定に維持する機能を持たない。このため、ワイヤーハーネス或はコルゲートチューブに取付けられたクランプ部材を車両の一定位置に固定することで、ワイヤーハーネスの経路を一定に維持する必要がある。クランプ部材の固定箇所が多くなると、部品コスト増、取付けコスト増等を招く恐れがある。
そこで、コルゲートチューブのスリットに、所定形状を維持するように金型成型された長尺状の経路維持部材を取付けて、ワイヤーハーネスの経路維持を行う技術が提案されている。この経路維持部材としては、コルゲートチューブのスリットの両側部分を嵌め込み可能な凹溝を形成したものが提案されている。
しかしながら、コルゲートチューブのスリットの両側部分を、経路維持部材の凹溝に嵌め込んでいく作業は困難である。例えば、コルゲートチューブのスリットの一端側開口から、前記経路維持部材を挿入していこうとすると、経路維持部材の挿入側端部がコルゲートチューブの凹凸に干渉して、その挿入が妨げられることになる。
そこで、本発明は、コルゲートチューブのスリットに経路維持部材を装着する作業を容易に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス本体部と、長手方向に沿ってスリットが形成され、前記ワイヤーハーネス本体部を覆うコルゲートチューブと、前記スリットの外周側に配設される外周側突起部と、前記スリットの内周側に配設される内周側突起部と、前記スリット内に配設され、前記外周側突起部と前記内周側突起部とを連結する連結部とを含み、前記連結部の両側に一対の凹溝部が形成された経路維持部材とを備え、前記経路維持部材の少なくとも一方側の端部が、前記連結部の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成された幅狭部を含む、導入端部に形成されている。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記幅狭部の両側面は、内側に向けて凸となる湾曲面に形成されている。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記導入端部において、前記内周側突起部の両側角部のうち少なくともコルゲートチューブの内周側部分が丸められている。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記導入端部において、前記内周側突起部の先端側の内周側縁部が丸められている。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記内周側突起部の両側縁部が丸められている。
第6の態様は、第1〜第5のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記外周側突起部がその両側側に向けて徐々に薄くなる形状に形成されて、その外周部が前記コルゲートチューブの外周形状に応じて湾曲する形状に形成され、前記外周側突起部の先端側の角部が丸められている。
上記課題を解決するため、第7の態様は、コルゲートチューブに形成されたスリットに装着される経路維持部材であって、前記スリットの外周側に配設される外周側突起部と、前記スリットの内周側に配設される内周側突起部と、前記スリット内に配設され、前記外周側突起部と前記内周側突起部とを連結する連結部とを備え、前記連結部の両側に一対の凹溝部が形成されると共に、少なくとも一方側の端部が、前記連結部の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成された幅狭部を含む、導入端部に形成されている。
第1の態様によると、前記連結部の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる幅狭部に形成されているため、当該幅狭部をスリットに挿入することで、経路維持部材をコルゲートチューブのスリットに容易に装着できる。
第2の態様によると、前記幅狭部の両側面は、内側に向けて凸となる湾曲面に形成されているため、スリットの両側部が湾曲面に沿って外向きに開かれやすい。これにより、経路維持部材をコルゲートチューブのスリットにより容易に装着できる。
第3の態様によると、前記内周側突起部の両側角部のうちコルゲートチューブの内周側部分が丸められているため、経路維持部材をスリットに装着する際に、コルゲートチューブ内のワイヤーハーネス本体部に対する外傷が抑制される。
第4の態様によると、前記内周側突起部の先端側の内周側縁部が丸められているため、経路維持部材をスリットに装着する際に、コルゲートチューブ内のワイヤーハーネス本体部に対する外傷が抑制される。
第5の態様によると、前記内周側突起部の両側縁部が丸められているため、経路維持部材をスリットに装着する際に、コルゲートチューブ内のワイヤーハーネス本体部に対する外傷が抑制される。
第6の態様によると、前記外周側突起部がその両側側に向けて徐々に薄くなる形状に形成されて、その外周部が前記コルゲートチューブの外周形状に応じて湾曲する形状に形成されているため、コルゲートチューブからの経路維持部材の突出形状をなだらかにすることができる。この際、前記外周側突起部の先端側の角部が丸められているため、外周側突起部の角部が欠け難くなる。
第7の態様によると、前記連結部の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる幅狭部に形成されているため、当該幅狭部をスリットに挿入することで、経路維持部材をコルゲートチューブのスリットに容易に装着できる。
実施形態に係るワイヤーハーネスのうちコルゲートチューブの装着部分を示す概略斜視図である。 図1のII−II線概略断面図である。 経路維持部材の端部を示す概略斜視図である。 経路維持部材の端部を示す概略平面図である。 図4のV−V線概略断面図である。 図4のVI−VI線概略断面図である。 経路維持部材をスリットに挿入する作業を示す説明図である。 経路維持部材をスリットに挿入する作業を示す説明図である。 変形例に係る経路維持部材を示す説明図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス及び経路維持部材について説明する。図1はワイヤーハーネス10のうちコルゲートチューブ20の装着部分を示す概略斜視図であり、図2は図1のII−II線概略断面図である。
このワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス本体部12と、コルゲートチューブ20と、経路維持部材30とを備える。
ワイヤーハーネス本体部12は、複数の電線が結束された構成とされている。より具体的には、ワイヤーハーネス本体部12は、複数の電線が配設対象となる車両への配線形態に応じて分岐しつつ結束された構成とされている。ワイヤーハーネス本体部12は、必ずしも分岐している必要はないし、また、単一の電線によって構成されていてもよい。また、ワイヤーハーネス本体部12に、他の光ケーブル等が結束されていてもよい。
上記ワイヤーハーネス本体部12を、車両等に配設する際、ワイヤーハーネス本体部12はその配設形態に沿って配設される。ワイヤーハーネス本体部12が周辺部分に干渉すること等を抑制するため、ワイヤーハーネス本体部12はその配線形態に沿った形状に維持されることがある。このような場合に、本コルゲートチューブ20及び経路維持部材30がワイヤーハーネス本体部12に装着され、当該ワイヤーハーネス本体部12を一定の形状に維持する。なお、ワイヤーハーネス本体部12に対してコルゲートチューブ20及び経路維持部材30が装着される部分は、ワイヤーハーネス本体部12の少なくとも一部であればよく、ワイヤーハーネス本体部12の一部であっても、ほぼ全体であってもよい。
コルゲートチューブ20は、長手方向に沿って環状凸部と環状凹部とが交互に形成された筒状部材であり、樹脂等で形成されている。かかるコルゲートチューブ20は、環状凸部と環状凹部との間の段部等で容易に弾性変形するため、それ自体では全体として曲げ変形容易な性質を有している。通常、コルゲートチューブ20としては、装着対象となるワイヤーハーネス本体部12の部分の外径よりも大きい(通常は多少大きい程度)内径を有するものが用いられる。
また、コルゲートチューブ20の一側部にその長手方向に沿ってスリット24が形成されている。そして、当該スリット24で割開くようにして、ワイヤーハーネス本体部12をコルゲートチューブ20内に容易に配設できるようになっている。
図3は経路維持部材30の端部を示す概略斜視図であり、図4は経路維持部材30の端部を示す概略平面図であり、図5は図4のV−V線概略断面図であり、図6は図4のVI−VI線概略断面図である。図1〜図6に示すように、経路維持部材30は、長手方向に沿って一体形状を維持するように金型成型された長尺部材であり、P.P.(ポリプロピレン)等の樹脂によって形成されている。換言すれば、経路維持部材30は、金型成型時点で、一定形状に形成されている。
また、ここでは、経路維持部材30は、少なくとも一部が曲げられた形状に形成されている。経路維持部材30の曲げ形状は、ワイヤーハーネス本体部12のうち装着対象となる部分が配設される配設経路に応じた形状に設定されている。図1に示す例では、経路維持部材30の長手方向の中間部がなだらかなS字を描くように曲っており、経路維持部材30の両端部が直線状に形成されている。経路維持部材30のうち曲げた形状に形成され部分は、その全体であっても一部であってもよい。また、曲げた形状に形成される部分は、平面上で曲る形状に形成されていてもよいし、立体的(3次元的)に曲る形状に形成されていてもよい。このように少なくとも一部が曲げられた経路維持部材30は、ワイヤーハーネス本体部12を当該曲げ形状に応じてその少なくとも一部を一定の曲げ形態に維持する。
上記経路維持部材30は、コルゲートチューブ20のスリット24に装着される。すなわち、経路維持部材30は、コルゲートチューブ20のうちスリット24の両側の端縁部を収容可能な一対の凹溝部36gが形成された部分を有している。換言すれば、経路維持部材30は、前記スリット24の外周側に配設される外周側突起部32と、スリット24の内周側に配設される内周側突起部33と、スリット24内に配設され、外周側突起部32と内周側突起部33とを連結する連結部31とを備える。外周側突起部32及び内周側突起部33は、連結部31の両側に突出している。経路維持部材30の長手方向に対して直交する面における、経路維持部材30の断面形状は略H字状を呈している。連結部31の両側には、外周側突起部32と内周側突起部33とで挟まれる一対の凹溝部36gが形成されている。
凹溝部36gの幅寸法は、コルゲートチューブ20の厚み寸法(より具体的には、コルゲートチューブ20の径方向において環状凸部の最外周部分と環状凹部の最内周部分との差)と略同じかそれよりも大きい(僅かに大きい)程度の寸法に設定されている。凹溝部36gの深さ寸法は、コルゲートチューブ20の端縁部をその径方向に位置決めした状態で収容できる程度であればよく、特に限定はない。
また、外周側突起部32は、その両側縁部に向けて徐々に薄くなる形状に形成されると共に、その外周部がコルゲートチューブ20の外周形状に沿って外側に凸となるように湾曲する弧状形状に形成されている。
上記経路維持部材30は、次のようにしてスリット24に装着される。すなわち、連結部31の一端部を、スリット24の一端側内に挿入する。そして、経路維持部材30をスリット24の中間部に向けて押込んでいく。すると、連結部31がスリット24内に配設された状態で、外周側突起部32がスリット24に沿ってコルゲートチューブ20の外周側に配設されると共に、内周側突起部33がスリット24に沿ってコルゲートチューブ20の内周側に配設され、経路維持部材30がコルゲートチューブ20のスリット24に装着されることとなる。
上記のように経路維持部材30をコルゲートチューブ20のスリット24に装着する際、連結部31の端部がスリット24内に円滑に挿入され、かつ、押込まれるようにするため、経路維持部材30の両端部が、導入端部40に形成されている。なお、導入端部40は、経路維持部材30の少なくとも一方の端部に設けられていればよい。
導入端部40は、上記連結部31の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成された幅狭部31aを備える。ここでは、連結部31の端部の側面を、その先端側に向けて、その幅方向中央部に向けて内向き傾斜する一対のガイド面31gに形成することで、幅狭部31aを形成している。ガイド面31gは、必ずしも平坦な面である必要はない。その変形例の1つについては、後述する。
また、上記導入端部40において、内周側突起部33の両側角部のうち少なくともコルゲートチューブ20の内周側部分は、丸められた形状の丸め部33aに形成されている。ここでは、内周側突起部33は、厚みを有する板状形状に形成されている。そして、内周側突起部33をその厚み方向に見た場合において、内周側突起部33の角部を丸めた形状に形成している(図4参照)。かかる丸め処理によっても、内周側突起部33の両側角部のうちコルゲートチューブ20の内周側部分は、丸められた形状を呈する。ここでは、さらに、内周側突起部33の角部のうちコルゲートチューブ20の内周側の角部をさらに丸めた形状に形成している(図3参照)。これにより、内周側突起部33の角部のうちコルゲートチューブ20内のワイヤーハーネス本体部12に接触する部分を、十分に丸めた形状に形成している。もっとも、上記の丸め処理のいずれか一方だけが施されることで、丸め部が形成されていてもよい。
また、導入端部40において、内周側突起部33の先端側の内周側縁部、より具体的には、導入端部40をコルゲートチューブ20のスリット24に向けて押込んでいく際に、その押込方向に直交する姿勢となる先端側の内周側縁部が、丸められた先端側丸め縁部33bに形成されている(図5参照)。
さらに、導入端部40において、内周側突起部33の両側の内周側縁部が丸められた丸め側縁部33cに形成されている(図6参照)。
上記の各箇所がいくらかでも丸めた形状に形成されていれば、丸めない場合と比べて、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷可能性は緩和される。このため、上記各箇所の丸めの程度は特に限定されない。
上記経路維持部材30を、コルゲートチューブ20に装着して、ワイヤーハーネス10を製造する手順について説明する。
まず、スリット24を通じて、ワイヤーハーネス本体部12をコルゲートチューブ20内に収容する。
この後、図7に示すように、経路維持部材30の導入端部40をコルゲートチューブ20の端部に対向させ、連結部31の幅狭部31aの先端部を、スリット24の一端部内に挿入する。この際、内周側突起部33をコルゲートチューブ20の内周側に、外周側突起部32をコルゲートチューブ20の外周側に配設した状態としておく。
経路維持部材30をスリット24の長手方向に沿って当該スリット24内に押し込むと、コルゲートチューブ20のうちスリット24の端部の両側部分が幅狭部31aの両側のガイド面31gにスライドしつつ接触して割り開かれる。経路維持部材30をスリット24に沿って押し込んでいくと、図8に示すように、コルゲートチューブ20のうちスリット24の長手方向中間部の両側部分も幅狭部31aの両側のガイド面31gにスライドしつつ接触して割り開かれていく。このように、幅狭部31aによって割り開かれるスリット24に、順次連結部31が配設されて、所定の位置まで経路維持部材30を押し込んでいくと、コルゲートチューブ20に対して経路維持部材30が装着される。
上記のように経路維持部材30を、スリット24に沿って押し込んでいく際、内周側突起部33は、コルゲートチューブ20の内周側内を進んでいくため、コルゲートチューブ20内のワイヤーハーネス本体部12に接触する恐れがある。
ところが、ここでは、内周側突起部33の両側角部のうち少なくともコルゲートチューブ20の内周側部分が丸め部33aに形成されている。このため、内周側突起部33の両側角部がワイヤーハーネス本体部12に接触したとしても、比較的大きな接触面積でソフトに接触するため、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷は抑制される。
また、内周側突起部33の先端側の内周側縁部も、先端側丸め縁部33bに形成されているため、内周側突起部33の先端側部分がワイヤーハーネス本体部12に接触したとしても、比較的大きな接触面積でソフトに接触するため、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷は抑制される。
さらに、内周側突起部33の両側の内周側縁部が丸められた丸め側縁部33cに形成されているため、内周側突起部33の両側の内周側縁部がワイヤーハーネス本体部12に接触したとしても、比較的大きな接触面積でソフトに接触するため、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷は抑制される。
なお、上記のように経路維持部材30がコルゲートチューブ20に装着された状態で、必要に応じて、その外周に粘着テープ等が巻付けられる。
以上のように構成されたワイヤーハーネス10及び経路維持部材30によると、連結部31の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる幅狭部31aに形成されているため、当該幅狭部31aをスリット24に挿入すると、スリット24が割り開かれる。このため、経路維持部材30をコルゲートチューブ20に容易に装着することができる。
上記の結果、スリット24を広げるための特殊な治具を使わなくても、経路維持部材30の装着作業を行うことができる。勿論、スリット24を広げるための特殊な治具等を用いて、経路維持部材30の装着作業を行ってもよい。
なお、幅狭部31aをスリット24に挿入する際の初期作業性を考慮すると、幅狭部31aの先端部は尖っていることが好ましいが、これは必ずしも必須ではなく、丸まっていてもよい。
また、内周側突起部33の両側角部のうち少なくともコルゲートチューブ20の内周側部分が丸め部33aに形成されているため、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷が抑制される。
また、内周側突起部33の先端側の内周側縁部も、先端側丸め縁部33bに形成されているため、内周側突起部33の先端側部分がワイヤーハーネス本体部12に接触したとしても、この点からも、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷が抑制される。
さらに、内周側突起部33の両側の内周側縁部も丸められた丸め側縁部33cに形成されているため、この点からも、ワイヤーハーネス本体部12に対する外傷が抑制される。
なお、経路維持部材30において、上記丸め部33a、先端側丸め縁部33b及び丸め側縁部33cの各形状部分の全て又は一部を省略してもよい。
また、外周側突起部32は、その両側側に向けて徐々に薄くなる形状に形成されて、その外周部がコルゲートチューブ20の外周形状に応じて湾曲する形状に形成されているため、コルゲートチューブ20の外周に突出する外周側突起部32の突出形状をなだらかにすることができる。その上で、外周側突起部32の先端側の角部が丸められた形状に形成されているため、薄く尖りがちな形状となる角部分が欠け難くなる。
なお、幅狭部31aを、図9に示す形状の幅狭部131aとしてもよい。
すなわち、この幅狭部131aは、幅狭部131aの先端側に向けて、徐々に幅狭となる形状に形成されている。また、幅狭部31aの両側面は、連結部31の延在方向に沿って、内側に向けて凸となる湾曲形状の一対の湾曲ガイド面131gに形成されている。
この幅狭部131aによると、湾曲ガイド面131gはその基端側に向けて徐々に連結部31の延在方向に対して立ち上がるカーブを描く。このため、コルゲートチューブ20のうちスリット24の両側部が前記一対の湾曲ガイド面131gに接触して、その基端側に抜けていくと、連結部31の両側に離れる外向きにガイドされる。このため、幅狭部131aによってスリット24がより大きく開かれる。従って、後続する連結部31の長方向中間部がより円滑にスリット24内に収容されていくことになる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス本体部
20 コルゲートチューブ
24 スリット
30 経路維持部材
31 連結部
31a、131a 幅狭部
31g、131g ガイド面
32 外周側突起部
33 内周側突起部
33a 丸め部
33b 先端側丸め縁部
33c 丸め側縁部
36g 凹溝部
40 導入端部

Claims (7)

  1. ワイヤーハーネス本体部と、
    長手方向に沿ってスリットが形成され、前記ワイヤーハーネス本体部を覆うコルゲートチューブと、
    前記スリットの外周側に配設される外周側突起部と、前記スリットの内周側に配設される内周側突起部と、前記スリット内に配設され、前記外周側突起部と前記内周側突起部とを連結する連結部とを含み、前記連結部の両側に一対の凹溝部が形成された経路維持部材と、
    を備え、
    前記経路維持部材の少なくとも一方側の端部が、前記連結部の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成された幅狭部を含む、導入端部に形成されている、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスであって、
    前記幅狭部の両側面は、内側に向けて凸となる湾曲面に形成されている、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネスであって、
    前記導入端部において、前記内周側突起部の両側角部のうち少なくともコルゲートチューブの内周側部分が丸められている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記導入端部において、前記内周側突起部の先端側の内周側縁部が丸められている、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記内周側突起部の両側縁部が丸められている、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記外周側突起部がその両側側に向けて徐々に薄くなる形状に形成されて、その外周部が前記コルゲートチューブの外周形状に応じて湾曲する形状に形成され、前記外周側突起部の先端側の角部が丸められている、ワイヤーハーネス。
  7. コルゲートチューブに形成されたスリットに装着される経路維持部材であって、
    前記スリットの外周側に配設される外周側突起部と、前記スリットの内周側に配設される内周側突起部と、前記スリット内に配設され、前記外周側突起部と前記内周側突起部とを連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部の両側に一対の凹溝部が形成されると共に、少なくとも一方側の端部が、前記連結部の端部が先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成された幅狭部を含む、導入端部に形成されている、経路維持部材。
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