JP2013198190A - 電動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータが席から離れても、安全に車両を停止できるようにする。
【解決手段】制御部は、離席検知部でオペレータの離席を検知すると(S1)、進行検知部で検知された駆動輪の進行方向に対して第1回生力で走行モータを回生制御し(S4)、進行検知部で検知された駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段が決定される場合(S5)、第1回生力よりも大きな第2回生力で走行モータを回生制御し(S6)、進行検知部で検知された駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段が決定されない場合(S5)、第1回生力のままで走行モータを回生制御する(S7)。
【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリに蓄積された電力で走行モータを駆動させて走行するフォークリフトなどの電動車に関する。
電動車として、例えば、オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式のリーチ型フォークリフトが知られている。図1に示すように、フォークリフト1は、車両本体2に対して前後にスライドするマスト50,63と、マスト50,63に沿って昇降する一対のフォーク66と、車両本体2の下部に設けられた駆動輪7とを備えている。また、車両本体2は、オペレータが起立した状態で搭乗する運転席5を有し、運転席5には、アクセルレバー6および足踏みデッドマン式のブレーキ8の他、各種操作を行うための操作レバー69やハンドル68が設けられている。なお、駆動輪7は車両本体2に旋回可能に取り付けられており、操舵輪としての機能も有する。
図2に示すように、フォークリフト1は、アクセルレバー6をニュートラル位置から前傾させると傾き角度θ1に応じた速度で前進し、後傾させると傾き角度θ2に応じた速度で後進する。また、フォークリフト1は、アクセルレバー6をニュートラル位置に戻すと、ニュートラル回生制御が行われて所定の微小速度(例えば、1km/h)まで減速する(例えば、特許文献1参照)。
また、このフォークリフト1では、前進または後進中に、アクセルレバー6を進行方向とは逆方向に傾けることにより、ニュートラル回生制御の回生力よりも大きな回生力によって走行モータが回生制御されて、ブレーキが行われる。このような操作でブレーキをかけることを「プラギング操作」という。オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式フォークリフトでは、オペレータは、ブレーキをかける際に、このプラギング操作を多用する。
ところで、安全性向上の観点から、フォークリフト1は、オペレータが席を外すと、その離席を検知して、アクセルレバー6の操作およびフォーク4の昇降等の荷役操作を無効とする離席時制御が行われる(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、従来のフォークリフト1で離席時制御が行われると、誤動作によってオペレータの離席が検知された場合、以下の問題が起こる可能性がある。
何らかの異常が発生してオペレータの離席が誤って検知されると、アクセルレバー6の操作が無効となり、フォークリフト1はニュートラル回生制御下で、一定の回生力で減速する。そのため、フォークリフト1が壁などの障害物に近づいて、オペレータが咄嗟の判断でプラギング操作を行って減速させようとしても、アクセルレバー6の操作が無効になっているため、所定速度以上には減速せずに壁などに衝突するおそれがあった。
なお、離席時制御中であっても、ブレーキ8を操作すれば駆動輪7を機械的にロックしてフォークリフト1を停止させることができる。しかし、立ち乗り式のフォークリフト1では上記のプラギング操作によってブレーキをかける場合が多く、また、ブレーキ8は駐停車時に使用するものであり、走行中に使用するものではないので、オペレータにとって咄嗟の判断でブレーキ8を操作するのは極めて困難である。
特開平8−256401号公報 特開平10−313502号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記事情に鑑みてなされたものであって、離席時制御の安全性を向上できる電動車を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る電動車は、
オペレータが離席しているか否かを検知する離席検知部と、
駆動輪を駆動する走行モータと、
駆動輪の進行方向および目標速度を決定するための進行決定手段と、
走行モータを回生制御または力行制御する制御部と、
駆動輪の進行方向を検知する進行検知部とを備え、
制御部は、
離席検知部でオペレータの離席を検知すると、
進行検知部で検知された駆動輪の進行方向に対して第1回生力で走行モータを回生制御し、
進行検知部で検知された駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段が決定される場合、第1回生力よりも大きな第2回生力で走行モータを回生制御し、
進行検知部で検知された駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段が決定されない場合、第1回生力のままで走行モータを回生制御する。
本発明に係る電動車は、上記のように構成されるので、何らかの異常が発生してオペレータの離席が誤って検知された場合であっても、オペレータが、駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段を決定すると、大きな回生力で走行モータを回生制動できるので、壁などに衝突する危険性を大幅に減少できる。即ち、従来のフォークリフトでは、離席が誤って検知されても、進行決定手段の操作が無効になるが、本発明のフォークリフトでは、進行決定手段の操作を無効とせず、オペレータが慣れているプラギング操作のみを有効とすることによって、オペレータの咄嗟の判断で車両を安全に停止できる。従って、オペレータが、誤ってアクセルレバーを進行方向と同じ方向に傾けても、走行モータは回生制御されるので、車両を安全に停止できる。
好ましくは、
上記の電動車は、オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式フォークリフトであって、
進行決定手段は、オペレータの手で前傾及び後傾して駆動輪の進行方向および目標速度を決定するアクセルレバーからなり、
離席検知部は、オペレータの足元に設けられたフロアスイッチからなる。
上記のプラギング操作は、オペレータが起立した状態で運転する立ち乗り式フォークリフトにおいて多用される。このフォークリフトでは、足踏みデッドマン式のブレーキが設けられており、このデッドマン式ブレーキは、オペレータがブレーキレバーを踏むと走行可能となり、ブレーキレバーを踏まずに解放すると停止する。そのため、デッドマン式ブレーキは、通常、車両速度を減速するためには使用されず、駐車時に確実に停止させるためにパーキングブレーキとして使用される。従って、オペレータは、車両速度を減速させるとき、上記のプラギング操作を多用する。そのため、本発明に係るフォークリフトは、プラギング操作が多用される立ち乗り式フォークリフトに対して特に有効である。
好ましくは、
制御手段は、
アクセルレバーの傾き角度に応じて第2回生力を変化し、
傾き角度が大きい場合に第2回生力が大きくなるように変化し、傾き角度が小さい場合に第2回生力が小さくなるように変化する。
壁などに衝突する危険性がある場合に、オペレータはアクセルレバーを大きく傾けることで回生力を大きくしようとする。そのため、アクセルレバーの傾き角度に応じて第2回生力を変化させることで、安全性をより向上できる。
本発明の電動車では、離席が誤って検知されても、進行決定手段の操作を無効とせず、オペレータが慣れているプラギング操作のみを有効とすることによって、オペレータの咄嗟の判断で車両を安全に停止できる。従って、本発明に係る電動車は、離席時制御による安全性を向上できる。
本発明に係るリーチ型フォークリフトを示す斜視図である。 アクセルレバーの動作を示す側面図である。 主な構成を示すブロック図である。 制御動作を示すフローチャートである。 制御動作を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る電動車について説明する。本実施形態では、電動車は、オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式フォークリフトからなる。
図1の通り、リーチ式フォークリフトは、車体2に、前側に延出された左右のストラドルアーム62を備える。リーチ式フォークリフトは、左右のストラドルアーム62に沿って前後に進退可能なキャリッジ64を備える。キャリッジ64には、一対のアウターマスト63が上下方向に立設されている。それぞれのアウターマスト63の内側には、インナーマスト50が立設されている。インナーマスト50は、アウターマスト63に案内されて昇降する。キャリッジ64には、アウターマスト63に沿ってリフトシリンダ70が立設されている。リフトシリンダ70とインナーマスト50とが結合されており、リフトシリンダ70が伸縮動作することで、インナーマスト50がアウターマスト63に沿って昇降する。
リーチ式フォークリフトは、リフトブラケット65を備える。リフトブラケット65には、左右一対のフォーク66が傾倒可能に支持されている。リフトシリンダ70が伸縮動作することで、インナーマスト50が昇降して、それに伴い、リフトブラケット65と共にフォーク66が昇降する。また、リフトブラケット65には、ティルトシリンダ(不図示)が設けられ、ティルトシリンダが伸縮動作することで、フォーク66の傾倒がなされる。車体2とキャリッジ64とにわたってリーチシリンダ(不図示)が設けられる。リーチシリンダ(不図示)が伸縮動作することで、キャリッジ64が、ストラドルアーム62に沿って前後進する。
車体2の左後部は、開閉可能なドアにより閉塞される機器収納室61となっており、この機器収納室61内に作動油タンク、作動油ポンプ、後述するバッテリ16、走行モータ17(図3)などが搭載されている。車体2の右後部は、後方に開放されて形成された運転席5となっており、オペレータは起立した状態で運転席5に搭乗する。機器収納室61の上部から運転席5の前方にかけてトップカバー67により覆われている。車両本体2の下部には、駆動輪7が設けれている。駆動輪7は車両本体2に旋回可能に取り付けられており、操舵輪としての機能も有している。
トップカバー67上には、運転席5の左方位置に、操舵をなすためのハンドル68が設けられ、運転席5の前方位置に、フォーク操作をするための操作レバー69、車両の進行方向および目標速度を決定するためのアクセルレバー(進行決定手段)6が設けられている。運転席5の足元には、足踏み式でデッドマン式のブレーキ8および離席検知用フロアスイッチ(離席検知部)9が設けられている。
図2の通り、アクセルレバー6の傾き方向に応じて車両の進行方向が決定される。即ち、アクセルレバー6を車体前方に傾けると(前傾)、フォークリフトが前進し、アクセルレバー6を車体後方に傾けると(後傾)、フォークリフトが後進するようになっている。なお、アクセルレバー6は、コイルバネなどの付勢手段(不図示)によってニュートラル位置に付勢されている。また、アクセルレバー6の傾き角度θ1,θ2に応じて車両の目標とする速度(以下、目標速度という)が決定される。
図3の通り、車両本体2には、変速ギア(不図示)を介して駆動輪7に接続された走行モータ17、走行モータ17を駆動するインバータ回路15、バッテリ16等が収納されている。制御部11は、インバータ回路15を介して走行モータ17を力行制御または回生制御する。力行制御においては、バッテリ16の電力がインバータ回路15を介して走行モータ17に供給される。一方、回生制御においては、走行モータ17で生成された電力がインバータ回路15を介してバッテリ16に戻される。
ブレーキ8は、制御部11から独立して設けられている。オペレータがブレーキ8を操作すると、駆動輪7は機械的にロックされる。これにより、フォークリフト1はアクセルレバー6の傾きに関係なく停止する。
アクセルレバー6は、制御部11に接続されている。アクセルレバー6をニュートラル位置から前傾させると、制御部11は駆動輪7を前進し、アクセルレバー6を後傾させると、制御部11は駆動輪7を後進する。アクセルレバー6は傾き角度θ1,θ2に応じた信号を出力し、この信号に基づいて、制御部11は目標速度を制御する。
離席検知用フロアスイッチ9は、運転席5のフロアのほぼ全面を覆うように設けられている。このため、オペレータがフォークリフト1に搭乗すると、離席検知用フロアスイッチ9にオペレータの体重がかかり、離席検知用フロアスイッチ9はオペレータが離席していないことを示す信号を出力する。一方、オペレータの体重がかかっていない場合、すなわちオペレータが離席している場合、離席検知用フロアスイッチ9はオペレータが離席していることを示す信号を出力する。
進行検知部12は、駆動輪7に設けられたロータリーエンコーダー等からの回転数信号に基づいて、車両の進行方向(前進または後進)および速度を検知する。駆動輪7が前進すると車両が前進し、駆動輪7が後進すると車両が後進していると認識する。進行検知部12は、進行方向および車両速度に関する信号を制御部11に出力する。
図4の通り、制御部11は、アクセルレバー6の傾き方向(前傾または後傾)および傾き角度θ1,θ2、離席検知用フロアスイッチ9からの信号に基づき、走行モータ17を通常制御または離席時制御する。
制御部11は、以下の通り、通常制御および離席時制御を行う。制御部11は、オペレータの離席が検知されていない場合(ステップS1において“No”)、通常制御に基づいて走行モータ17を制御する(ステップS2)。
通常制御は、次のように行われる。
(1)アクセルレバー6がニュートラル位置から前傾または後傾させられた場合は、車両速度がアクセルレバー6の傾き角度θ1,θ2に応じた目標速度に一致するように力行制御を行う。
(2)アクセルレバー6がニュートラル位置に戻された場合は、所定の微小速度(例えば、1km/h)まで減速するように回生制御を行う。
(3)前進または後進中に、アクセルレバー6を駆動輪7の進行方向とは逆方向に傾けた場合(駆動輪7が前進しているときにアクセルレバー6を後傾、または、駆動輪7が後進しているときにアクセルレバー6を前傾)、車両速度がゼロになるまで回生制御を行い、その後、アクセルレバー6の傾き方向に応じて駆動輪を進行し、かつ、アクセルレバー6の傾き角度θ1,θ2に応じた目標速度に一致するように力行制御を行う。
制御部11は、離席検知用フロアスイッチ9に基づいて、オペレータの離席が検知されるまで、通常制御に基づいて走行モータ17を制御する(ステップS1〜S2)。
制御部11は、オペレータの離席が検知された場合(ステップS1において“Yes”)、タイムカウンター(不図示)を始動する。そして、所定時間(例えば2秒)が経過したことをタイムカウンターが出力すると(ステップS3において“Yes”)、離席時制御に基づいて走行モータ17を制御する(ステップS4〜S7)。所定時間が経過したことをタイムカウンターが出力しなければ(ステップS3において“No”)、通常制御に基づいて走行モータ17を制御する。なお、離席時制御が実行されるまでに所定時間の猶予を設ける理由は、誤動作によって短時間だけオペレータの足が離席検知用フロアスイッチ9から離れる場合があり、その場合は特に危険な状態にはならないからである。
離席時制御は、次のように行われる。
制御部11は、進行検知部12で検知された駆動輪7の進行方向に対して第1回生力W1で走行モータ17を回生制御する(ステップS4)。即ち、制御部11は、駆動輪7が前進しているときは後進方向の力で回生制御し、駆動輪7が後進しているときは前進方向の力で回生制御する。
次に、制御部11は、進行検知部12で検知された駆動輪7の進行方向とは逆方向にアクセルレバー6が傾いているか判断する(ステップS5)。即ち、制御部11は、駆動輪7が前進しているときにアクセルレバー6が後傾しているか、または、駆動輪7が後進しているときにアクセルレバー6が前傾しているか判断する。
進行検知部12で検知された駆動輪7の進行方向とは逆方向にアクセルレバー6が傾いている場合(ステップS5において“Yes”)、制御部11は、第1回生力W1よりも大きな第2回生力W2で走行モータ17を回生制御する(ステップS6)。
また、進行検知部12で検知された駆動輪7の進行方向とは逆方向にアクセルレバー6が傾いていない場合(ステップS5において“No”)、制御部11は、第1回生力W1で走行モータ17を回生制御する(ステップS7)。ここで、駆動輪7の進行方向とは逆方向にアクセルレバー6が傾いていない場合とは、進行方向と同じ方向にアクセルレバー6が傾いている場合、または、アクセルレバー6がニュートラル位置にある場合をいう。
そして、制御部11は、目標速度となる微小速度(例えば、1km/h)まで減速した後、走行抵抗により停止しているか判断し(ステップS8)、停止するまで離席時制御を行う(ステップS5〜S8)。
図5に基づいて、フォークリフトが速度V1で通常走行しているときに、離席時制御を行う場合について説明する。
離席検知用フロアスイッチ9が、時間t0においてオペレータの離席を検知し(図4のステップS1)、その後、離席を検知した状態で、時間t0から時間t1まで(例えば2秒)経過した(図4のステップS3)。
制御部11は、時間t1において、第1回生力W1で走行モータ17の回生制御を開始する(図4のステップS4)。従って、フォークリフトは、時間t1から、進行方向とは逆方向に第1加速度G1で減速する。
その後、例えば、障害物が近づき、オペレータがプラギング操作によって大きく減速させようと判断すると、時間t2において、オペレータが進行方向とは逆方向にアクセルレバー6を傾ける(図4のステップS5において“Yes”)。すると、制御部11は、第1回生力W1よりも大きな第2回生力W2で走行モータ17の回生制御を開始する(図4のステップS6)。従って、フォークリフトは、時間t2から、進行方向とは逆方向に第1加速度G1よりも大きな第2加速度G2で減速する。そのため、第1回生力W1の第1加速度G1のままでの減速(図5の一点鎖線)よりも、早く車両を停止できる。
ここで、制御部11は、第2回生力W2をアクセルレバー6の傾き角度θ1,θ2に応じて変化する。即ち、傾き角度θ1,θ2が大きい場合は第2回生力W2が大きくなり、傾き角度θ1,θ2が小さい場合は第2回生力W2が小さくなる。従って、アクセルレバー6を大きく傾けると、車両が停止するまでの時間を減少できる。
そして、オペレータが進行方向と同じ方向にアクセルレバー6を傾けるか、または、アクセルレバー6をニュートラル位置にすると(図4のステップS5において“No”)、制御部11は、第1回生力W1のままで走行モータ17を回生制御し(図4のステップS7)、車両を停止する。
従って、本発明に係るフォークリフトは、何らかの異常が発生してオペレータの離席が誤って検知された場合であっても、オペレータが、駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段を決定するプラギング操作を行うと、大きな回生力で走行モータを回生制動できるので、壁などに衝突する危険性を大幅に減少できる。
以上、本発明に係る電動車の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
例えば、オペレータがシートに座って運転する着座式のフォークリフトの場合、離席検知部は、シートの座面に配置され、進行決定手段は、進行方向を決定するレバーおよび目標速度を決定する足踏み式ペダルからなる。
また、所定の微小速度は1km/hに限定されず、走行抵抗によりフォークリフトが停止する任意の速度とすることができる。
1 フォークリフト
2 車両本体
6 アクセルレバー(進行決定手段)
7 駆動輪
8 ブレーキ
9 離席検知用フロアスイッチ(離席検知部)
11 制御部
12 進行検知部
17 走行モータ
上記課題を解決するために、本発明に係る電動車は、
オペレータが離席しているか否かを検知する離席検知部と、
駆動輪を駆動する走行モータと、
駆動輪の進行方向および目標速度を決定するための進行決定手段と、
走行モータを回生制御または力行制御する制御部と、
駆動輪の進行方向を検知する進行検知部とを備え、
制御部は、
離席検知部でオペレータの離席を検知しないときには、通常制御を行い、離席検知部でオペレータの離席を検知するときには、離席時制御を行うように構成されており、
通常制御は、
進行決定手段の決定に基づいて力行制御と回生制御し、
離席時制御は、
進行検知部の決定にかかわらず、先ず、第1回生力で回生制御し、次に、進行検知部で検知された駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段が決定されるときには、第1回生力よりも大きな第2回生力で回生制御し、進行検知部で検知された駆動輪の進行方向とは逆方向に進行決定手段が決定されないときには、第1回生力のままで回生制御する。

Claims (3)

  1. オペレータが離席しているか否かを検知する離席検知部と、
    駆動輪を駆動する走行モータと、
    前記駆動輪の進行方向および目標速度を決定するための進行決定手段と、
    前記走行モータを回生制御または力行制御する制御部と、
    前記駆動輪の進行方向を検知する進行検知部とを備え、
    前記制御部は、
    前記離席検知部で前記オペレータの離席を検知すると、
    前記進行検知部で検知された前記駆動輪の進行方向に対して第1回生力で前記走行モータを回生制御し、
    前記進行検知部で検知された前記駆動輪の進行方向とは逆方向に前記進行決定手段が決定される場合、前記第1回生力よりも大きな第2回生力で前記走行モータを回生制御し、
    前記進行検知部で検知された前記駆動輪の進行方向とは逆方向に前記進行決定手段が決定されない場合、前記第1回生力のままで前記走行モータを回生制御することを特徴とする電動車。
  2. 請求項1に記載の電動車は、前記オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式フォークリフトからなり、
    前記進行決定手段は、前記オペレータの手で前傾及び後傾して前記駆動輪の進行方向および目標速度を決定するアクセルレバーからなり、
    前記離席検知部は、前記オペレータの足元に設けられたフロアスイッチからなることを特徴とする電動車。
  3. 前記制御手段は、
    前記アクセルレバーの傾き角度に応じて前記第2回生力を変化し、
    前記傾き角度が大きい場合に前記第2回生力が大きくなるように変化し、前記傾き角度が小さい場合に前記第2回生力が小さくなるように変化することを特徴とする請求項2に記載の電動車。
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