JP2003171095A - ウォーキーフォークリフトの制御装置 - Google Patents

ウォーキーフォークリフトの制御装置

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JP2003171095A
JP2003171095A JP2001368170A JP2001368170A JP2003171095A JP 2003171095 A JP2003171095 A JP 2003171095A JP 2001368170 A JP2001368170 A JP 2001368170A JP 2001368170 A JP2001368170 A JP 2001368170A JP 2003171095 A JP2003171095 A JP 2003171095A
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turning angle
command value
angle
accelerator command
turning
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JP2001368170A
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Takashi Fukuda
隆 福田
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性や作業効率を低下させることなく、操
舵用ハンドルを旋回した状態における発進時の安全性を
確保する。 【解決手段】 操舵用ハンドルの旋回角度θが45゜よ
り大きいか否かの判定がなされ(S1)、この判定結果
がNOであれば、操舵用ハンドルの旋回角度が左または
右に0゜〜45゜の範囲内にあり、アクセル指令値出力
部からのアクセル指令値に応じた電圧が走行用モータに
印加されて通常時の発進加速制御が実行される(S2,
S3)。一方、操舵用ハンドルの旋回角度が左または右
に45゜以上の範囲内にあれば(S1のYES)、アク
セル指令値出力部からのアクセル指令値が1/2に低減
され(S4,S5)、その後ステップS3に移行して、
低減後のアクセル指令値に応じた電圧が走行用モータに
印加され(S3)、通常時に比べて発進加速性がほぼ半
分に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両本体に旋回
自在に車両本体の操舵用ハンドルを備えたウォーキーフ
ォークリフトの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷役車両の一種であるウォーキー
フォークリフトは、例えば図8に示すように構成されて
いる。即ち、図8に示すように、ウォーキーフォークリ
フト100は、車両本体102と、車両本体102の前
部に昇降可能に設けられ各々の前端部に従動輪が設けら
れた一対のフォーク104と、車両本体102の後部に
設けられた操舵用ハンドル106とを備えている。この
とき、操舵用ハンドル106は、一方端が車両本体10
2の後部上面にほぼ垂直とほぼ水平との間で傾倒自在、
かつ水平面内で旋回自在に支持ざれたハンドルアーム1
08と、ハンドルアーム108の他方端に設けられた操
作部110とにより構成されている。
【0003】この操舵用ハンドル106の操作部110
には、フォーク104の昇降用スイッチや走行用モータ
の出力制御用のアクセルレバー(いずれも図示せず)が
配設されており、作業者が歩行しながらこの操舵用ハン
ドル106の操作部110を把持しつつ各種の操作を行
うようになっている。
【0004】この操舵用ハンドル106は、垂直面内を
約90゜の範囲内で傾倒自在に支持されており、操舵用
ハンドル106をほぼ垂直に起立した状態およびほぼ水
平に傾倒した状態に保持すると、電磁ブレーキ等の制動
手段により車両本体102が停止されるようになってい
る。そして、走行中に車両の走行を停止する必要が生じ
た場合には、作業者は操舵用ハンドル106をほぼ垂直
状態或いはほぼ水平状態に傾倒することにより、制動を
かけることができる。
【0005】一方、操舵用ハンドル106は、図8に示
すように、旋回角度0゜の中立状態から左または右に9
0゜ずつ水平面内を旋回自在に支持されており、操舵用
ハンドル106を旋回すると、そのときの操舵用ハンド
ル106の旋回角度θに応じて操舵輪が操舵され、操舵
用ハンドル106に設けられたアクセルレバー(図8で
は図示省略)を操作することにより、アクセルレバーの
操作量に応じ走行用モータの出力が制御されて走行す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウォー
キーフォークリフト100は、基本的に操舵用ハンドル
106をほぼ中立状態として作業者が歩行しながら操作
するものであるため、作業者が操作し易いように、操舵
用ハンドル106の中立状態では車両本体102と操作
部110との距離DN は十分に確保されているが、操舵
用ハンドル106を左または右に大きく旋回させた状態
(例えば、90゜)では、車両本体102と操作部11
0との距離DL ,DR が中立の状態よりも短くなって作
業者は車両本体102に接近することになる。
【0007】その結果、操舵用ハンドル106を左また
は右に大きく旋回させた状態から、アクセルレバーを操
作して発進する際に、アクセルレバーの操作量が大きす
ぎると、車両本体102が急発進して作業者に車両本体
102が接触してしまうおそれがあった。
【0008】このような不都合を解消するために、ハン
ドルアーム108を長くして、操舵用ハンドル106を
左または右に大きく(例えば、各々90゜)旋回させた
状態における車両本体102と操作部110との距離D
L ,DR を大きくすることが考えられるが、こうすると
操舵用ハンドル106を中立状態に保持したときに、車
両本体102と操作部110との距離DN が離れすぎて
操作し難くなり、操作性の低下を招くという新たな問題
が生じる。
【0009】また、操舵用ハンドル106の旋回状態に
拘わらず発進加速性を抑制することが考えられるが、操
舵用ハンドル106を中立に保持した状態から発進する
ときの発進加速性も同じように抑制されてしてしまうた
め、作業効率が低下するという新たな問題が生じる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、操作性や作業効率を低下させることなく、操舵
用ハンドルを旋回した状態における発進時の安全性を確
保できるウォーキーフォークリフトの制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、車両本体に水平面内
で旋回自在に取り付けられた操舵用ハンドルの旋回角度
に応じて操舵輪が操舵され、アクセルレバーの操作に応
じて走行用モータが制御されて走行するウォーキーフォ
ークリフトの制御装置において、前記操舵用ハンドルの
旋回角度を検出する旋回角度検出部と、前記旋回角度検
出部により検出される前記旋回角度が所定角度より小さ
いかどうか判断する判断部と、前記アクセルレバーの操
作に応じて前記走行用モータの出力を制御すると共に、
前記判断部により前記旋回角度が前記所定角度以上であ
ると判断されるときには、車両の停止状態からの発進加
速性を前記旋回角度が前記所定角度より小さいときより
も抑制して前記走行用モータを制御する制御部とを備え
ていることを特徴としている。
【0012】このような構成によれば、旋回角度検出部
により検出されるハンドルの旋回角度が、所定角度より
小さいときには、制御部により、アクセルレバーの操作
に応じて走行用モータの出力が制御され、通常時の発進
加速及び通常時の走行制御が行われる。ここで、通常時
とは、発進加速性を抑制した制御がなされていない状態
をいう。
【0013】一方、旋回角度検出部により検出される操
舵用ハンドルの旋回角度が、所定角度以上であるときに
は、制御部により、旋回角度が所定角度より小さいとき
に比べて、車両の停止状態からの発進加速性を抑制する
よう走行用モータが制御される。尚、本発明における車
両の停止状態とは、車両が定常的に停車している状態は
勿論のこと、瞬間的にアクセルの操作量、走行速度或い
は走行用モータの回転速度がゼロである状態を含むもの
である。従って、後進から前進へ切り換わる際に、瞬間
的に走行速度がゼロになる状態も、本発明における車両
の停止状態である。
【0014】そのため、操舵用ハンドルを所定角度以上
に旋回した状態から発進する場合であっても、従来のよ
うに作業者に車両本体が接触する危険性を低減でき、操
作性の低下もない。しかも、操舵用ハンドルが中立状態
付近にあるときや、操舵用ハンドルの旋回角度が所定角
度より小さい状態のときには、発進加速性が抑制される
ことはないため、作業効率の低下を防止することができ
る。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、前記アク
セルレバーの操作量に応じたアクセル指令値を出力する
アクセル指令値出力部を備え、前記制御部は、前記アク
セル指令値出力部による前記アクセル指令値に応じて前
記走行用モータの出力を制御すると共に、前記判断部に
より前記旋回角度が前記所定角度以上であると判断され
るときには、前記アクセル指令値出力部による前記アク
セル指令値を所定の割合で低減し、低減後の値に応じて
停止状態からの前記走行用モータの出力を制御して車両
の発進加速性を抑制することを特徴としている。
【0016】このような構成によれば、旋回角度検出部
により検出される操舵用ハンドルの旋回角度が、所定角
度以上であるときには、制御部により、旋回角度が所定
角度より小さいときに比べてアクセル指令値出力部によ
るアクセル指令値が所定の割合で低減され、低減後の値
に応じて停止状態からの走行用モータの出力が制御され
るため、操舵用ハンドルを所定角度以上に旋回した状態
での車両の発進加速性を確実に抑制することができ、操
作性の低下を招くこともなく、作業者に車両本体が接触
する危険性を低減することができる。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、前記アク
セルレバーの操作量に応じたアクセル指令値を出力する
アクセル指令値出力部、及び、前記走行用モータを流れ
るモータ電流を検出する電流検出部を備え、前記制御部
は、前記アクセル指令値出力部による前記アクセル指令
値に応じて前記走行用モータの出力を制御すると共に、
前記判断部により前記旋回角度が前記所定角度以上であ
ると判断されるときには、前記電流検出部による検出電
流が、前記旋回角度が前記所定角度より小さいときより
所定の割合で低減されるように停止状態からの前記走行
用モータの出力を制御して車両の発進加速性を抑制する
ことを特徴としている。
【0018】このような構成によれば、旋回角度検出部
により検出される操舵用ハンドルの旋回角度が、所定角
度以上であるときには、制御部により、旋回角度が所定
角度より小さいときに比べて、電流検出部による検出電
流が所定の割合で低減されるように停止状態からの走行
用モータの出力が制御されるため、操舵用ハンドルを所
定角度以上に旋回した状態からの車両の発進加速性を確
実に抑制することができ、操作性の低下を招くこともな
く、作業者に車両本体が接触する危険性を低減すること
ができる。
【0019】また、請求項4に記載の発明は、前記アク
セルレバーの操作量に応じたアクセル指令値を出力する
アクセル指令値出力部、及び、前記走行用モータの回転
速度を検出するモータ回転速度検出部を備え、前記制御
部は、前記アクセル指令値出力部による前記アクセル指
令値に応じて前記走行用モータの出力を制御すると共
に、前記判断部により前記旋回角度が前記所定角度以上
であると判断されるときには、前記モータ回転速度検出
部による検出回転速度の時間的な変化率が、前記旋回角
度が前記所定角度より小さいときより所定の割合で低減
されるように停止状態からの前記走行用モータの出力を
制御して車両の発進加速性を抑制することを特徴として
いる。
【0020】このような構成によれば、旋回角度検出部
により検出される操舵用ハンドルの旋回角度が、所定角
度以上であるときには、制御部により、旋回角度が所定
角度より小さいときに比べて、モータ回転速度検出部に
よる検出回転速度の時間的な変化率が所定の割合で低減
されるように停止状態からの走行用モータの出力が制御
されるため、操舵用ハンドルを所定角度以上に旋回した
状態からの車両の発進加速性を確実に抑制することがで
き、操作性の低下を招くこともなく、作業者に車両本体
が接触する危険性を低減することができる。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、前記制御
部は、前記判断部により前記旋回角度が前記所定角度以
上であると判断されるときに、前記旋回角度が大きくな
る程、前記発進加速性の抑制度合いを複数段階に順次大
きくすることを特徴としている。
【0022】このような構成によれば、操舵用ハンドル
の旋回角度が大きければ大きい程、段階的に大きく発進
加速性が抑制されるため、操舵用ハンドルを所定角度以
上に旋回した状態からの発進時における安全性を確保す
ることができる。
【0023】また、請求項6に記載の発明は、前記旋回
角度検出部が、前記操舵用ハンドルを旋回自在に支持し
た旋回軸部分に取り付けられて前記操舵用ハンドルの旋
回に連動して回動するカムと、前記カムの前記所定角度
以上の回動により動作して前記操舵用ハンドルの前記所
定角度以上の旋回を検知する検知スイッチとを備えてい
ることを特徴としている。
【0024】このような構成によれば、検知スイッチと
してリミットスイッチを用いることができ、リミットス
イッチとカムの組み合わせによって旋回角度検出部を構
成することができ、検知スイッチとしてのリミットスイ
ッチのオン、オフによって操舵用ハンドルの旋回角度が
所定角度以上であるかどうかを検出することができるた
め、簡単な構成により所定角度以上の操舵用ハンドルの
旋回角度を検出することができる。
【0025】また、請求項7に記載の発明は、前記旋回
角度検出部が、前記操舵用ハンドルを旋回自在に支持し
た旋回軸部分に取り付けられたポテンショメータと、前
記ポテンショメータの出力値を前記操舵用ハンドルの旋
回角度に変換する変換部とを備えていることを特徴とし
ている。
【0026】このような構成によれば、操舵用ハンドル
の旋回に伴うポテンショメータの抵抗値の変化を電圧の
変化として検出することで、現在の操舵用ハンドルの旋
回角度を精度よく検出することができるため、操舵用ハ
ンドルの旋回角度が所定角度以上であるかどうかを正確
に検出することができる。
【0027】また、請求項8に記載の発明は、前記制御
部が、車両が前進方向へ発進する場合と後進方向へ発進
する場合とで、それぞれ異なる発進加速性の抑制を行う
ものであることを特徴としている。
【0028】このような構成によれば、一般にウォーキ
ーフォークリフトではフォークのある方向が後進方向、
操舵用ハンドルのある方向が前進方向とされ、車両を前
進させる場合、作業者は車両に背を向けて操作するの
で、車両を後進させる場合(車両の方向を向いて操作す
る場合)よりも作業者に車両が接触する危険性が高いの
であるが、前進方向へ発進する場合には、後進方向へ発
進する場合以上に発進加速性を抑制することで、前進方
向への発進時の安全性を高めることができる。また、作
業形態や構造上の理由などにより、車両を前進させる場
合よりも車両を後進させる場合の方が作業者に車両が接
触する危険性が高いのであれば、後進方向へ発進する場
合には、前進方向へ発進する場合以上に発進加速性を抑
制することで、後進方向への発進時の安全性を高めるこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態(第1の実
施形態)について図1ないし図6を参照して説明する。
但し、図1はウォーキーフォークリフトの左側面図、図
2は操舵用ハンドルの平面図、図3は操舵用ハンドルの
動作説明図、図4は操舵用ハンドルの一部の概略図、図
5は制御装置のブロック図、図6は動作説明用フローチ
ャートである。
【0030】図1及び図2に示すように、本実施形態に
おけるウォーキーフォークリフト1は、主に車両本体3
と、車両本体3の前部に配設され上下方向に移動可能な
一対のフォーク5と、車両本体3の上面に配設されて操
舵輪6を操舵する操舵用ハンドル7とにより構成されて
いる。
【0031】この操舵用ハンドル7は、一端が車両本体
3の後部上面に傾倒自在かつ旋回自在に支持されたハン
ドルアーム9と、このハンドルアーム9の他端に設けら
れた操作部11とから構成されており、操舵用ハンドル
7を操作しない状態では、図示を省略するバネによって
ほぼ垂直に起立する方向に付勢されている。
【0032】操作部11は、特に図2に示されるよう
に、平面視ほぼ十字状の操作部本体13と、この操作部
本体13の両側に配設され右手および左手で各々把持可
能な一対のC字形のグリップ15とから構成されてい
る。また、操作部本体13の先端部には、ウォーキーフ
ォークリフト1の走行速度を制御するアクセルレバー1
7と、フォーク5を上、下方向に各々駆動操作するリフ
トアップ用ボタン19、リフトダウン用ボタン21とが
並設されている。このリフトアップ用ボタン19、リフ
トダウン用ボタン21は、これらを押込んでいる間、油
圧ポンプ(図示を省略)やソレノイドバルブ(図示を省
略)が駆動されてフォーク5が上、下に移動する。
【0033】更に、アクセルレバー17は操作部本体1
3の先端部の両側に回転自在に軸支されており、中立位
置からの回転方向並びに回転操作量に応じた方向、速度
で走行用モータ49(図5参照)が駆動され、操舵輪6
に走行用モータ49の回転が伝達されてウォーキーフォ
ークリフト1が前進または後退する。このとき、アクセ
ルレバー17の回転操作量(回転角度)を検出してその
検出値に応じたアクセル指令値を出力するアクセル指令
値出力部41(図5参照)が設けられている。このアク
セル指令値出力部41は、例えばポテンショメータによ
り構成することができる。
【0034】また、傾倒自在に支持されているハンドル
アーム9の一端側には、リミットスイッチ及びカムの組
み合わせから成る傾倒角度検出部43(図5参照)が設
けられており、この傾倒角度検出部43により、操舵用
ハンドル7の傾倒角度の検出が行われる。そして、図1
に示すように、操舵用ハンドル7がほぼ垂直に起立した
状態及びほぼ水平に傾倒した状態における走行ロック範
囲α,β内に傾倒されている場合に、リミットスイッチ
が例えばオフとなって制動手段としての電磁ブレーキ5
1(図5参照)への通電が遮断されて電磁ブレーキ51
が働き、車両本体3が走行ロック状態となって停止す
る。一方、操舵用ハンドル7が上記した2つの走行ロッ
ク範囲αとβの間における走行可能範囲γ内に傾倒され
ている状態では、リミットスイッチがオンとなるため、
電磁ブレーキ51に通電されて電磁ブレーキ51が解放
され、車両本体3は走行ロックが解除された状態となり
走行可能となる。
【0035】上記のように構成されたウォーキーフォー
クリフト1を操作するには、まず、操舵用ハンドル7を
走行可能範囲γ内に傾倒して、ウォーキーフォークリフ
ト1を走行ロック解除状態にして走行可能にする。そし
て、この状態でアクセルレバー17を回転させながら操
舵用ハンドル7を適宜旋回操作して、ウォーキーフォー
クリフト1を走行させ、必要に応じてリフトアップ用ボ
タン19、リフトダウン用ボタン21を操作して、フォ
ーク5を上下方向に移動させる。また、走行中に車両本
体3を停止させる場合には、操舵用ハンドル7を走行ロ
ック範囲α,β内に傾倒させることで、電磁ブレーキ5
1が作動しウォーキーフォークリフト1を停止させるこ
とができる。
【0036】尚、ウォーキーフォークリフト1の走行中
に操舵用ハンドル7から手が離れた場合には、操舵用ハ
ンドル7はバネにより付勢されて垂直に起立する。する
と、傾倒角度検出部43により、操舵用ハンドル7が走
行ロック範囲α(図1参照)内にあることが検出される
ため、電磁ブレーキが作動してウォーキーフォークリフ
ト1は走行ロック状態となる。このように、例えば走行
中に操舵用ハンドル7から不意に手が離れてしまった場
合であっても、ウォーキーフォークリフト1は自動的に
停止されて走行ロックされるようになっており、操作中
における安全性を高めている。
【0037】ところで、旋回自在に支持されているハン
ドルアーム9の一端側には、図4に示すように、その旋
回軸30に取り付けられたカム32と、検知スイッチと
してのリミットスイッチ34とから成る旋回角度検出部
36が配設されており、この旋回角度検出部36によ
り、操舵用ハンドル7の旋回角度θの検出が行われる。
【0038】このとき、図3及び図4に示すように、操
舵用ハンドル7が中立の状態にあるときを旋回角度0゜
として、左または右にそれぞれ所定角度である45゜以
上旋回すると、特に図4に示すように、カム32の径大
部がリミットスイッチ34の接触片に当接してリミット
スイッチ34がオンし、操舵用ハンドル7が左または右
に45゜以上旋回したことが検出される。
【0039】また、操舵用ハンドル7の旋回角度θが左
または右に0゜〜45゜までの範囲にあるときには、カ
ム32の径小部がリミットスイッチ34に対向してお
り、リミットスイッチ34の接触片にカム32が当接す
ることはなく、リミットスイッチ34はオフであるた
め、操舵用ハンドル7の旋回角度θが左または右に0゜
〜45゜の範囲内にあることがわかる。
【0040】次に、上記したように構成されるウォーキ
ーフォークリフト1の制御装置について図5を参照して
説明する。図5に示すように、ポテンショメータから成
るアクセル指令値出力部41により、アクセルレバー1
7の回転操作量(回転角度)が検出され、検出値に応じ
たアクセル指令値がCPU45に入力されると共に、旋
回角度検出部36により検出される操舵用ハンドル7の
旋回角度θがCPU45に入力される。
【0041】また、この旋回角度検出部36による旋回
角度θのデータに基づき、操舵用ハンドル7の中立状態
を旋回角度0゜として、CPU45により操舵用ハンド
ル7が左または右に45゜以上旋回した状態であるかど
うかの判断が行われる。更に、CPU45により、アク
セル指令値出力部41によるアクセル指令値が0かどう
かによって車両が停止状態にあるかどうかの判断も行わ
れる。
【0042】そして、操舵用ハンドル7の旋回角度θが
左または右に0゜〜45゜の範囲内にある状態で、か
つ、車両が停止した状態からアクセルレバー17が回転
操作されてアクセル指令値が正(例えば、前進側)また
は負(例えば、後進側)に変化していくと、CPU45
により、アクセル指令値に応じた制御信号がモータドラ
イバ47に出力され、モータドライバ47によりアクセ
ル指令値に応じた電圧が走行用モータ49に印加されて
走行用モータ49の出力が制御され、アクセルレバー1
7の回転操作量に応じた通常時の加速性能で発進制御が
行われる。なお、通常時とは、発進加速性を抑制した制
御がなされていない状態のことである。
【0043】一方、操舵用ハンドル7の旋回角度θが左
または右に45゜以上であって、かつ、車両が停止した
状態から、アクセルレバー17が回転操作されてアクセ
ル指令値が正(例えば、前進側)または負(例えば、後
進側)に変化していくと、CPU45により、入力され
たアクセル指令値が1/2に低減され、低減後のアクセ
ル指令値に応じて走行用モータ49の出力が制御され、
上記した通常時の1/2の加速性能で発進制御が行わ
れ、ウォーキーフォークリフト1の停止状態からの発進
加速性が抑制される。このような、CPU45による操
舵用ハンドル7の旋回角度θの判断処理が判断部に相当
し、CPU45による発進加速性の抑制制御処理が制御
部に相当する。
【0044】続いて、一連の発進加速性の抑制制御の動
作について図6のフローチャートを参照して説明する。
図6に示すように、旋回角度検出部36のリミットスイ
ッチ34のオン、オフにより旋回角度θが45゜より大
きいか否か、つまり操舵用ハンドル7が左または右に4
5゜以上旋回した状態であるか否かの判定がなされ(S
1)、この判定結果がNOであれば、操舵用ハンドル7
の旋回角度θが左または右に0゜〜45゜の範囲内にあ
ると判断することができるため、CPU45にアクセル
指令値出力部41からのアクセル指令値が入力され(S
2)、アクセル指令値に応じた電圧が走行用モータ49
に印加されて通常時の発進加速制御が実行され(S
3)、その後ルーチンは終了する。
【0045】一方、上記したステップS1の判定結果が
YESであれば、操舵用ハンドル7の旋回角度θが左ま
たは右に45゜以上の範囲内にあると判断することがで
きるため、CPU45にアクセル指令値出力部41から
のアクセル指令値が入力され(S4)、入力されたアク
セル指令値が1/2に低減され(S5)、その後上記し
たステップS3に移行して、低減後のアクセル指令値に
応じた電圧が走行用モータ49に印加され(S3)、通
常時に比べて発進加速性がほぼ半分に抑制される。そし
て、その後ルーチンは終了する。
【0046】このように、旋回角度検出部36により検
出される操舵用ハンドル7の旋回角度θが45゜以下で
あるときには、CPU45により、アクセルレバー17
の操作に応じて走行用モータ49の出力が制御され、通
常時における発進加速及び走行制御が行われる。
【0047】一方、旋回角度検出部36により検出され
る操舵用ハンドル7の旋回角度θが45゜以上であると
きには、CPU45により、停止状態からのウォーキー
フォークリフト1の発進加速性が、旋回角度θが45゜
より小さいときのほぼ半分に抑制制御される。
【0048】従って、上記した実施形態によれば、中立
の状態から操舵用ハンドル7を左または右に45゜以上
に旋回させて、作業者と車両本体3とが接近した状態か
ら発進する場合であっても、発進加速性が抑制されてい
るので、作業者に車両本体3が接触するには従来に比べ
て時間を要することとなり、作業者に車両本体3が接触
する危険性を低減することができる。また、操舵用ハン
ドル7を45゜まで旋回させない状態での作業者と車両
本体3との間の距離は、ハンドルアーム9の長さを変え
てないので従来と変わらず、したがって操作性が低下す
ることはない。
【0049】しかも、操舵用ハンドル7の旋回角度θが
0゜〜45゜の範囲内にあるときには、CPU45によ
り発進加速性が抑制されることはないため、従来通りの
停止状態からの発進加速性でウォーキーフォークリフト
1の発進させることができ、作業効率の低下させること
はない。
【0050】なお、本発明の他の実施形態(第2の実施
形態)として、走行用モータ49を流れるモータ電流を
検出する電流検出部を設け、CPU45により、アクセ
ル指令値出力部41によるアクセル指令値に応じて走行
用モータ49の出力を制御すると共に、旋回角度θが4
5゜以上であるときには、この電流検出部による検出電
流が、旋回角度θが45゜より小さいときの1/2にな
るように、走行用モータ49の出力を制御して発進加速
性を抑制するようにしてもよい。
【0051】このときの一連の抑制制御の動作は、図7
に示すようになり、CPU45によるアクセル指令値出
力部41からのアクセル指令値が入力され(S11)、
旋回角度検出部36のリミットスイッチ34のオン、オ
フにより旋回角度θが45゜より大きいか否か、つまり
操舵用ハンドル7が左または右に45゜以上旋回した状
態であるか否かの判定がなされ(S12)、この判定結
果がNOであれば、操舵用ハンドル7の旋回角度θが左
または右に0゜〜45゜の範囲内にあると判断すること
ができるため、CPU45によるアクセル指令値出力部
41からのアクセル指令値に応じて走行用モータ49の
出力が制御されて通常時の発進加速制御が実行され(S
13)、その後ルーチンは終了する。
【0052】一方、上記したステップS12の判定結果
がYESであれば、操舵用ハンドル7の旋回角度θが左
または右に45゜以上の範囲内にあると判断することが
できるため、電流検出部により走行用モータ49を流れ
る電流値が検出され(S14)、検出電流値が1/2に
なるように、アクセル指令値出力部41からのアクセル
指令値が補正され(S15)、その後上記したステップ
S13に移行して、補正されたアクセル指令値に応じて
走行用モータ49の出力が制御され(S13)、通常時
に比べて発進加速性がほぼ半分に抑制され、その後ルー
チンは終了する。
【0053】この場合も、先述の実施形態においてアク
セル指令値を1/2に制御するのと同様の効果を得るこ
とができる。つまり、操舵用ハンドル7を45゜以上に
旋回した状態から発進する場合には、作業者に車両本体
3が接触するおそれを防止できると共に、操作性が低下
することを防止でき、しかも操舵用ハンドル7の旋回角
度θが0゜〜45゜の範囲内にあるときには、CPU4
5により発進加速性が抑制されることはなく、作業効率
の低下を招くことはない。
【0054】本発明の更に異なる実施形態(第3の実施
形態)として、走行用モータ49の回転速度を検出する
例えばエンコーダなどから成るモータ回転速度検出部を
設け、CPU45により、旋回角度θが45゜以上であ
るときには、モータ回転速度検出部による検出回転速度
の時間的な変化率が、旋回角度θが45゜より小さいと
きの1/2になるように、走行用モータ49の出力を制
御して発進加速性を抑制するようにしても構わず、この
実施形態においても先述の実施形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0055】また、上記した各実施形態では、旋回角度
θが45゜以上であるときには、発進加速性を通常時の
1/2に抑制するようにしたが、1/3,1/4,1/
5など所定の割合で抑制するようにしてもよいのはいう
までもない。
【0056】更に、上記した各実施形態では、旋回角度
θが45゜以上であるときには、発進加速性を通常時の
1/2にまで一段階で抑制するようにした場合について
説明したが、旋回角度θに応じて2段階以上に切り換
え、かつ旋回角度θが大きいほど抑制度合いを大きくす
るようにしても構わない。
【0057】即ち、操舵用ハンドル7が左または右にそ
れぞれ0゜〜90゜の範囲で旋回可能であるときに、旋
回角度θが45゜〜90゜の範囲をm(但し、mは2以
上の自然数)分割し、旋回角度θが大きくなるに従っ
て、発進加速性をm段階で低減して、m段階目に発進加
速性を通常時の1/2に抑制するようにしてもよい。例
えば、通常時の発進加速性を1として最大でこの通常時
の1/2まで抑制するとすれば、旋回角度θが大きくな
るに連れて1段階ごとに発進加速性を1/(2m)ずつ
低減するとよい。
【0058】この場合、操舵用ハンドル7の旋回角度θ
が大きければ大きい程、より発進加速性を抑制すること
ができることから、操舵用ハンドル7を45゜以上に旋
回した状態からの発進時における安全性を確保すること
ができる。特に、操舵用ハンドルの旋回角度が大きくな
る程、作業者と車両本体との距離が次第に小さくなるウ
ォーキーフォークリフトに適用すると効果的である。
【0059】ところで、車両が前進方向へ発進する場合
と後進方向へ発進する場合とで、それぞれ異なる発進加
速性の抑制を行うようにしてもよい。より具体的には、
ウォーキーフォークリフトでは一般にフォークのある方
向が後進方向、操舵用ハンドルのある方向が前進方向と
されることから、車両を前進させる場合、作業者は車両
に背を向けて操作することになるので、車両を後進させ
る場合よりも危険であるため、前進方向へ発進する場合
に、後進方向へ発進する場合以上に発進加速性を抑制す
るようにしても構わない。こうすれば、前進方向への発
進時の安全性を高めることができる。もちろん、作業形
態や構造上の理由などにより、車両を前進させる場合よ
りも車両を後進させる場合の方が作業者に車両が接触す
る危険性が高いのであれば、後進方向へ発進する場合に
は、前進方向へ発進する場合以上に発進加速性を抑制す
ることで、後進方向への発進時の安全性を高めることが
できる。
【0060】また、上記した各実施形態では、旋回角度
検出部36をカム32とリミットスイッチ34との組み
合わせにより構成した場合について説明したが、操舵用
ハンドル7を旋回自在に支持した旋回軸部分に取り付け
られたポテンショメータと、ポテンショメータの抵抗値
を操舵用ハンドル7の旋回角度に相当する電圧値に変換
する変換部とにより、旋回角度検出部を構成してもよ
い。この場合、操舵用ハンドル7の現在の旋回角度を精
度よく検出することができる。
【0061】同様に、上記した実施形態では、操舵用ハ
ンドル7の傾倒角度を検出する傾倒角度検出部43をリ
ミットスイッチ及びカムの組み合わせにより構成した場
合について説明したが、傾倒角度検出部はこのようなリ
ミットスイッチ及びカムの組み合わせに限定されるもの
ではなく、例えば傾倒角度検出部にポテンショメータを
用いてもよい。
【0062】更に、上記した各実施形態では、旋回角度
が所定角度である45゜以上であるときに発進加速性を
抑制するようにしているが、このときの基準となる所定
角度は、特に45゜に限定されるものでなく、車両の構
造やその他の事情を踏まえて適宜設定してもよいのは勿
論である。
【0063】また、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、旋回角度検出部により検出される操舵用ハンドル
の旋回角度が、所定角度より小さいときには、制御部に
より、アクセルレバーの操作に応じて走行用モータの出
力が制御され、通常時の発進加速及び通常時の走行制御
が行われる一方、旋回角度検出部により検出される操舵
用ハンドルの旋回角度が、所定角度以上であるときに
は、制御部により、旋回角度が所定角度より小さいとき
に比べて、停止状態からの走行用モータの発進加速性が
抑制制御されるため、操舵用ハンドルを所定角度以上に
旋回した状態から発進する場合であっても、従来のよう
に作業者に車両本体が接触する危険性を低減できる。
【0065】しかも、操舵用ハンドルが中立状態付近に
あるときや、操舵用ハンドルの旋回角度が所定角度より
小さい状態のときには、発進加速性が抑制されることは
ないため、作業効率の低下を招くことはない。
【0066】また、請求項2に記載の発明によれば、旋
回角度検出部により検出される操舵用ハンドルの旋回角
度が、所定角度以上であるときには、制御部により、旋
回角度が所定角度より小さいときに比べてアクセル指令
値出力部によるアクセル指令値が所定の割合で低減さ
れ、低減後の値に応じて停止状態の走行用モータの出力
が制御されるため、操舵用ハンドルを所定角度以上に旋
回した状態からの発進加速性を確実に抑制することがで
き、操作性の低下を招くこともなく、作業者に車両本体
が接触するおそれを防止することが可能になる。
【0067】また、請求項3に記載の発明によれば、旋
回角度検出部により検出される操舵用ハンドルの旋回角
度が、所定角度以上であるときには、制御部により、旋
回角度が所定角度より小さいときに比べて、電流検出部
による検出電流が所定の割合で低減されるように停止状
態の走行用モータの出力が制御されるため、操舵用ハン
ドルを所定角度以上に旋回した状態からの発進加速性を
確実に抑制することができ、操作性の低下を招くことも
なく、作業者に車両本体が接触する危険性を低減するこ
とが可能になる。
【0068】また、請求項4に記載の発明によれば、旋
回角度検出部により検出される操舵用ハンドルの旋回角
度が、所定角度以上であるときには、制御部により、旋
回角度が所定角度より小さいときに比べて、モータ回転
速度検出部による検出回転速度の時間的な変化率が所定
の割合で低減されるように停止状態の走行用モータの出
力が制御されるため、操舵用ハンドルを所定角度以上に
旋回した状態からの発進加速性を確実に抑制することが
でき、操作性の低下を招くこともなく、作業者に車両本
体が接触する危険性を低減することが可能になる。
【0069】また、請求項5に記載の発明によれば、操
舵用ハンドルの旋回角度が大きければ大きい程、段階的
に発進加速性が順次抑制されるため、操舵用ハンドルを
所定角度以上に旋回した状態からの発進時における安全
性を確保することが可能になる。
【0070】また、請求項6に記載の発明によれば、検
知スイッチとしてリミットスイッチを用いることがで
き、リミットスイッチとカムの組み合わせによって旋回
角度検出部を構成することができ、検知スイッチとして
のリミットスイッチのオン、オフによって操舵用ハンド
ルの旋回角度が所定角度以上であるかどうかを検出する
ことができるため、簡単な構成により所定角度以上の操
舵用ハンドルの旋回角度を検出することが可能になる。
【0071】また、請求項7に記載の発明によれば、操
舵用ハンドルの旋回に伴うポテンショメータの抵抗値の
変化を電圧の変化として検出することで、現在の操舵用
ハンドルの旋回角度を精度よく検出することができるた
め、操舵用ハンドルの旋回角度が所定角度以上であるか
どうかを正確に検出することが可能になる。
【0072】また、請求項8に記載の発明によれば、前
進方向、後進方向のいずれかの一方へ発進する場合に
は、他方へ発進する場合以上に発進加速性を抑制するこ
とができ、当該方向への発進時の安全性を高めることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるウォーキーフォ
ークリフトの左側面図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるウォーキーフォ
ークリフトの操舵用ハンドルの平面図である。
【図3】この発明の一実施形態における操舵用ハンドル
の動作説明図である。
【図4】この発明の一実施形態における操舵用ハンドル
の一部の概略図である。
【図5】この発明の一実施形態における制御装置のブロ
ック図である。
【図6】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図7】この発明の他の実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【図8】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ウォーキーフォークリフト 3 車両本体 6 操舵輪 7 操舵用ハンドル 17 アクセルレバー 36 旋回角度検出部 41 アクセル指令値出力部 45 CPU(判断部、制御部) 49 走行用モータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体に水平面内で旋回自在に取り付
    けられた操舵用ハンドルの旋回角度に応じて操舵輪が操
    舵され、アクセルレバーの操作に応じて走行用モータが
    制御されて走行するウォーキーフォークリフトの制御装
    置において、 前記操舵用ハンドルの旋回角度を検出する旋回角度検出
    部と、 前記旋回角度検出部により検出される前記旋回角度が所
    定角度より小さいかどうか判断する判断部と、 前記アクセルレバーの操作に応じて前記走行用モータの
    出力を制御すると共に、前記判断部により前記旋回角度
    が前記所定角度以上であると判断されるときには、車両
    の停止状態からの発進加速性を前記旋回角度が前記所定
    角度より小さいときよりも抑制して前記走行用モータを
    制御する制御部とを備えていることを特徴とするウォー
    キーフォークリフトの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセルレバーの操作量に応じたア
    クセル指令値を出力するアクセル指令値出力部を備え、 前記制御部は、前記アクセル指令値出力部による前記ア
    クセル指令値に応じて前記走行用モータの出力を制御す
    ると共に、 前記判断部により前記旋回角度が前記所定角度以上であ
    ると判断されるときには、前記アクセル指令値出力部に
    よる前記アクセル指令値を所定の割合で低減し、低減後
    の値に応じて停止状態からの前記走行用モータの出力を
    制御して車両の発進加速性を抑制することを特徴とする
    請求項1に記載のウォーキーフォークリフトの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アクセルレバーの操作量に応じたア
    クセル指令値を出力するアクセル指令値出力部、及び、
    前記走行用モータを流れるモータ電流を検出する電流検
    出部を備え、 前記制御部は、前記アクセル指令値出力部による前記ア
    クセル指令値に応じて前記走行用モータの出力を制御す
    ると共に、前記判断部により前記旋回角度が前記所定角
    度以上であると判断されるときには、前記電流検出部に
    よる検出電流が、前記旋回角度が前記所定角度より小さ
    いときより所定の割合で低減されるように停止状態から
    の前記走行用モータの出力を制御して車両の発進加速性
    を抑制することを特徴とする請求項1に記載のウォーキ
    ーフォークリフトの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記アクセルレバーの操作量に応じたア
    クセル指令値を出力するアクセル指令値出力部、及び、
    前記走行用モータの回転速度をを検出するモータ回転速
    度検出部を備え、 前記制御部は、前記アクセル指令値出力部による前記ア
    クセル指令値に応じて前記走行用モータの出力を制御す
    ると共に、前記判断部により前記旋回角度が前記所定角
    度以上であると判断されるときには、前記モータ回転速
    度検出部による検出回転速度の時間的な変化率が、前記
    旋回角度が前記所定角度より小さいときより所定の割合
    で低減されるように停止状態からの前記走行用モータの
    出力を制御して車両の発進加速性を抑制することを特徴
    とする請求項1に記載のウォーキーフォークリフトの制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記判断部により前記旋
    回角度が前記所定角度以上であると判断されるときに、
    前記旋回角度が大きくなる程、前記発進加速性の抑制度
    合いを複数段階に順次大きくすることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載のウォーキーフォークリ
    フトの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記旋回角度検出部が、 前記ハンドルを旋回自在に支持した旋回軸部分に取り付
    けられて前記操舵用ハンドルの旋回に連動して回動する
    カムと、 前記カムの前記所定角度以上の回動により動作して前記
    操舵用ハンドルの前記所定角度以上の旋回を検知する検
    知スイッチとを備えていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のウォーキーフォークリフトの
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記旋回角度検出部が、 前記操舵用ハンドルを旋回自在に支持した旋回軸部分に
    取り付けられたポテンショメータと、 前記ポテンショメータの出力値を前記操舵用ハンドルの
    旋回角度に変換する変換部とを備えていることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載のウォーキーフ
    ォークリフトの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御部が、車両が前進方向へ発進す
    る場合と後進方向へ発進する場合とで、それぞれ異なる
    発進加速性の抑制を行うものであることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれかに記載のウォーキーフォーク
    リフトの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082621A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Nippon Yusoki Co Ltd 車両の走行制御装置
JP2019196137A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 村田機械株式会社 走行台車

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