JP2006082621A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 旋回時により適切に走行制御を行い、車両の安定性を確保し、しかも運転者にとって良好な操作性を実現する。
【解決手段】 車両の走行速度を検出する速度検出手段と、操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、操舵輪の操舵方向を判定する操舵方向判定手段と、操舵角が所定の角度範囲内にあるか否かを判定する操舵角判定手段と、操舵方向に応じて角度範囲を変更する角度範囲変更手段と、操舵角が角度範囲内にないときに、走行速度が所定値以下となるよう駆動装置の出力を抑制制御する駆動制御手段とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、運搬車など車両の走行制御装置に関する。
一般に、車両が高速で急激な旋回走行を行うと、これに伴って作用する遠心力により車両は不安定な状態となる。運転者が操作を行う車両ではこのような急旋回となる操作をしてしまうおそれがあるため、例えば特許文献1に示すように、旋回時には走行速度を減速して遠心力を抑え、車両を安定に保つことが行われる。又、特許文献2に示すように、後進時に限り操舵輪(操向輪)の操舵角(操向角度)に応じて駆動装置の出力を制御し、走行速度を減速する技術も提案されている。更に、操舵輪を操舵した状態からの発進は、思わぬ方向への急発進となることが考えられることから、例えば特許文献3に示すように、操舵輪の操舵角(旋回角度)が所定角度以上であるときに加速を抑える技術も提案されている。
尚、車両としては、特許文献2や特許文献3に記載されているようなものの他にも、例えば特許文献4に示すような運搬車があり、この種の運搬車は主に市場や工場など構内で荷物を運搬するのに用いられている。
実開昭57−65506号公報 特開2001−339813号公報 特開2003−171095号公報 実公昭53−39929号公報
上記従来の技術によれば、走行速度を減速したり旋回時の加速を抑制したりして車両の安定性が確保されるが、必要以上に減速や加速抑制を行うと運搬車などでは作業効率が低下することになる。又、運転者にとっては、運転フィーリングが悪化するなどストレスとなることが考えられる。
そこで本発明は、旋回時により適切に走行制御を行い、車両の安定性を確保し、しかも運転者にとって良好な操作性を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本第1の発明は、走行をなす駆動輪と操舵をなす操舵輪とを備える車両において、上記駆動輪を走行駆動する駆動装置を制御する走行制御装置であって、当該車両の走行速度を検出する速度検出手段と、上記操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、上記操舵輪の操舵方向を判定する操舵方向判定手段と、上記操舵角が上記操舵輪を直進状態としたときの角度を中心とする所定の角度範囲内にあるか否かを判定する操舵角判定手段と、上記操舵方向に応じて上記角度範囲を変更する角度範囲変更手段と、上記操舵角が上記角度範囲内にないときに、上記走行速度が所定値以下となるよう上記駆動装置の出力を抑制制御する駆動制御手段とを備え、上記角度範囲変更手段は、上記操舵方向が、上記操舵輪を直進状態に近づける方向であるときに、直進状態から遠ざける方向であるときよりも上記角度範囲を広く変更する構成としている。
このような構成によれば、走行速度を所定値以下とする駆動装置の抑制制御が行われる角度範囲が操舵方向に応じて変更され、操舵方向が操舵輪を直進状態から遠ざける方向であるときには、角度範囲が比較的狭く設定され、操舵方向が操舵輪を直進状態に近づける方向であるときには、角度範囲が上記の角度範囲よりも広く設定される。そのため、操舵輪が直進状態から遠ざかる方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的小さく操舵された状態から抑制制御が行われ始め、大きく操舵されても抑制制御が行われ続ける。一方、操舵輪が直進状態に近づく方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的大きく操舵された状態では抑制制御が行われるが、小さく操舵された状態では抑制制御が行われなくなる。
つまり、操舵輪を直進状態から遠ざける方向とは、走行速度が不変でも旋回に伴う遠心力が次第に大きくなる方向であるので、比較的小さく操舵された状態でも駆動装置の抑制制御を行うことで車両が不安定になるのを防止して走行できるようになる。一方、操舵輪を直進状態に近づける方向とは、走行速度が不変でも旋回に伴う遠心力が次第に小さくなる方向であるので、比較的小さく操舵された状態では駆動装置の抑制制御を行わないことで、無用に走行速度を下げずに車両は安定した状態で走行できる。
尚、駆動制御手段は、走行速度が操舵角に応じた所定値以下となるよう駆動装置を制御するものとすることができ、操舵角が抑制制御が行われる角度範囲から遠ざかるほど、つまり操舵輪を直進状態としたときの角度から遠ざかるほど、上記の所定値をより小さな値に設定するようにすることができる。
又、上記の目的を達成するため、本第2の発明は、走行をなす駆動輪と操舵をなす操舵輪とを備える車両において、上記駆動輪を走行駆動する駆動装置を制御する走行制御装置であって、上記操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、上記操舵輪の操舵方向を判定する操舵方向判定手段と、上記操舵角が上記操舵輪を直進状態としたときの角度を中心とする所定の角度範囲内にあるか否かを判定する操舵角判定手段と、上記操舵方向に応じて上記角度範囲を変更する角度範囲変更手段と、上記操舵角が上記角度範囲内にないときに、当該車両の走行加速度が所定値以下となるよう上記駆動装置の出力を抑制制御する駆動制御手段とを備え、上記角度範囲変更手段は、上記操舵方向が、上記操舵輪を直進状態に近づける方向であるときに、直進状態から遠ざける方向であるときよりも上記角度範囲を広く変更する構成としている。
このような構成によれば、走行加速度を所定値以下とする駆動装置の抑制制御が行われる角度範囲が操舵方向に応じて変更され、操舵方向が操舵輪を直進状態から遠ざける方向であるときには、角度範囲が比較的狭く設定され、操舵方向が操舵輪を直進状態に近づける方向であるときには、角度範囲が上記の角度範囲よりも広く設定される。そのため、操舵輪が直進状態から遠ざかる方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的小さく操舵された状態から抑制制御が行われ始め、大きく操舵されても抑制制御が行われ続ける。一方、操舵輪が直進状態に近づく方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的大きく操舵された状態では抑制制御が行われるが、小さく操舵された状態では抑制制御が行われなくなる。
つまり、操舵輪を直進状態から遠ざける方向とは、走行速度が不変でも旋回に伴う遠心力が次第に大きくなる方向であるので、比較的小さく操舵された状態でも駆動装置の抑制制御を行うことで、大きな走行速度の変化を起こさず車両が不安定になるのを防止して走行できるようになる。一方、操舵輪を直進状態に近づける方向とは、走行速度が不変でも旋回に伴う遠心力が次第に小さくなる方向であるので、比較的小さく操舵された状態では駆動装置の抑制制御を行わないことで、無用に走行加速度を下げずに車両は安定した状態で走行できる。
尚、駆動制御手段は、走行加速度が操舵角に応じた所定値以下となるよう駆動装置を制御するものとすることができ、操舵角が抑制制御が行われる角度範囲から遠ざかるほど、つまり操舵輪を直進状態としたときの角度から遠ざかるほど、上記の所定値をより小さな値に設定するようにすることができる。
本第1、第2の発明においては、当該車両の走行方向が前進方向であるか後進方向であるかを判定する前後進判定手段を備え、上記角度範囲変更手段が、上記走行方向が後進方向であるときに、前進方向であるときよりも上記角度範囲を狭く変更するものとすることができる。
これによれば、より危険度の高い後進時に走行速度又は走行加速度が抑制されない角度範囲を狭くすることで、操舵角が比較的小さいうちから走行速度又は走行加速度が抑制されるようにして、車両の安全性を高めることができる。一方、前進時は後進時よりも危険度が低いことから、走行速度又は走行加速度が抑制されない角度範囲を広くすることで、安全性を確保しつつ、必要以上に走行速度又は走行加速度が抑制されないようにすることができる。このように、走行速度又は走行加速度を抑制する条件を前進時と後進時とでそれぞれ適切に設定することで、車両の安全性と利便性の向上を両得することができる。
尚、本第1、第2の発明に係る車両が、車体に、駆動輪と操舵輪とを兼ねた前輪と従動輪としての後輪を備え、更に上記後輪の上方位置に荷台を備えると共に、該荷台の前方位置に運転者が搭乗する運転台を備える運搬車である場合には、上記操舵角検出手段は、上記前輪の操舵角を検出するものであり、上記操舵方向判定手段は、上記前輪の操舵方向を判定するものとすればよい。
本第1の発明によれば、操舵輪が直進状態から遠ざかる方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的小さく操舵された状態から抑制制御が行われるので、高速走行を避けて車両の安定化を図ることができ、一方、操舵輪が直進状態に近づく方向に操舵されているときには、比較的小さく操舵された状態では抑制制御が行われないので、無用に走行速度を下げずに走行できる。
本第2の発明によれば、操舵輪が直進状態から遠ざかる方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的小さく操舵された状態から抑制制御が行われるので、走行速度の大きな変化を避けて車両の安定化を図ることができ、一方、操舵輪が直進状態に近づく方向に操舵されているときには、比較的小さく操舵された状態では抑制制御が行われないので、無用に走行加速度を下げずに走行できる。
以下、本発明を電動運搬車に適用した実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1と図2に示すように、この実施例(実施例1)に係る電動運搬車は、車体1の前部に機器収納室2を備え、その後方位置に運転者が搭乗する運転台3を備えると共に運転台3の後端にバックレスト4を備え、更にその後方位置に荷物を載置する荷台5を備える。又、荷台5の下方位置で車体1にバッテリ6が搭載されており、機器収納室2の下方位置に備えられた一輪の前輪7と、荷台5の下方位置で車体1の後端部に備えられた左右一対の後輪8とで走行する。ここで、前輪7は駆動輪と操舵輪とを兼ねており、車体1の左右方向中央に配されている。後輪8は従動輪であり、図2に示すように、荷台5の左右幅と同程度左右に離間させて配されている。
又、車体1の前部は、その上面が運転台3の上面と略面一とされたフロントフレーム1Aが設けられており、このフロントフレーム1Aに、図3に示すように、上下に開口した平面視円筒状のハウジング1Bが立設され、更に図2と図3に示すように、フロントフレーム1Aの前縁に沿って平面視円弧状のバンパ1Cが設けられている。機器収納室2は、ハウジング1Bに支持されて立設されるサイドカバー2Aと、サイドカバー2Aの上縁を覆うように設けられるトップカバー2Bとにより区画されており、図3に示すように、その内部に前輪7を駆動するモータ12などが収納される。
図3に示すように、ハウジング1Bの上端部にはサポート部材9が固定されており、このサポート部材9に前輪7を支持するドライブ装置10が縦軸回りに旋回可能に設けられている。ドライブ装置10の上部には円盤状の支持台11が固定され、この支持台11上に、前輪7を駆動するためのモータ12と、このモータ12を制御するコントローラ13とが設置されている。これにより、前輪7、ドライブ装置10、支持台11、モータ12、及びコントローラ13が一体的に旋回するようなされている。
尚、支持台11には、サポート部材9又はハウジング1B(或いは車体1)に対する相対的な旋回状態、すなわち前輪7の操舵角を検出する舵角センサ11Aが付設されており、舵角センサ11Aは、図4に示すように、前輪7を前進方向へ直進状態としたときを0として平面視右回りに正、左回りに負の値として操舵角θを検出し、その検出結果がコントローラ13へ入力される。又、モータ12にはエンコーダからなる回転センサ12Aが付設されており、その検出結果、つまりモータ回転数がコントローラ13へ入力される。
図1ないし図3に示すように、機器収納室2には前輪7を操舵するためのステアリングハンドル14が設けられている。このステアリングハンドル14は、円環状に形成されトップカバー2Bよりも幾分上方に配されたホイール14Aと、一端がホイール14Aに連結されたスポーク14Bと、スポーク14Bの他端が連結されスポーク14Bを介してホイール14Aを支持する円板状のベース14Cと、ベース14Cから下方に向けて延設されたシャフト14Dと、シャフト14Dの下端に連結されると共に支持台11に固定されるブラケット14Eとからなっている。
又、ホイール14Aの内側でトップカバー2Bには、走行速度を調節するための操作リングを備えたアクセル装置15と、走行方向を前進と後進とに切り替えるための操作レバーを備えたディレクショナル装置16とが設けられている。アクセル装置15には操作リングの操作量を検出するポテンショメータからなるアクセルセンサ15Aが、ディレクショナル装置16には操作レバーの位置を検出するマイクロスイッチからなる前後進スイッチ16Aがそれぞれ備えられており、各検出結果はコントローラ13へ入力される。
更に、運転台3には、図示しないブレーキ装置を作動させるためのブレーキペダル17と、ブレーキレバー18とが設けられており、運転者はブレーキペダル17を操作して走行速度を減速させ、ブレーキレバー18を操作してこの電動運搬車を停車(駐車)させる。
図5に示すように、この実施例1に係るコントローラ13は、この電動運搬車の実際の走行速度を算出する走行速度演算手段130と、電動運搬車を走行させる目標走行速度を算出する目標走行速度演算手段131と、走行方向が前進方向であるか、後進方向であるかを判定する走行方向判定手段132と、操舵方向が前輪7を直進状態から遠ざける方向か、直進状態に近づける方向かを判定する操舵方向判定手段133と、実際の走行速度が目標走行速度となるようにモータ12を制御する駆動制御手段134とを備えている。
走行速度演算手段130は、回転センサ12Aからのモータ12の回転数に所定の係数を乗算して実際の走行速度Vを求め、目標走行速度演算手段131は、アクセルセンサ15Aからの操作量Sと、走行方向判定手段132による判定結果と、舵角センサ11Aからの前輪7の操舵角θと、操舵方向判定手段133による判定結果とに基づいて目標走行速度Vaを求める。
走行方向判定手段132は、前後進スイッチ16Aの検出結果に基づき、ディレクショナル装置16の操作レバーが前進側の操作位置に位置しているときには走行方向を前進方向と判定し、後進側の操作位置に位置しているときには走行方向を後進方向と判定する。
操舵方向判定手段133は、舵角センサ11Aからの前輪7の操舵角θを用いて操舵角θの単位時間当たりの変化量Δθを算出し、操舵角θと変化量Δθとに基づいて判定を行う。すなわち、操舵角θが正で変化量Δθが正の場合、操舵角θが負で変化量Δθが負の場合には、操舵方向は前輪7を直進状態から遠ざける方向であると判定し、操舵角θが正で変化量Δθが負の場合、操舵角θが負で変化量Δθが正の場合には、操舵方向は前輪7を直進状態に近づける方向であると判定する。
駆動制御手段134は、走行速度演算手段130により算出された走行速度Vと目標走行速度演算手段131により算出された目標走行速度Vaとが一致するようにモータ12の回転数を所定の角加速度で増減制御し、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaに一致する場合はその状態で維持する。
以下、コントローラ13によるモータ12の制御について、図6ないし図10を参照しながら更に説明する。
図6に示すように、アクセル操作量Sが検出され(S1)、モータ回転数が検出されると(S2)、コントローラ13は走行速度Vを算出し(S3)、走行方向が前進方向であるか否かを判定する(S4)。そして、前進方向であると判定すると、前輪7の操舵角θが検出され(S5)、コントローラ13はその変化量Δθを算出する(S6)。その上で、操舵角θが0より大きいか、変化量Δθが0より大きいかを判定する(S7、S8、S9)。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きいとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きくないときには、操舵方向が前輪7を直進状態から遠ざける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ2より大きいか否かを判定する(S10)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、図8に示すように、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定する(S11)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定し(S12)、更に、低減率d2で目標走行速度Vaを補正し再設定する(S13)。すなわち、S11と同様にS12において設定された目標走行速度Vaを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d2を用いて補正を行い、補正された値を目標走行速度Vaとして再設定する。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きくないとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きいときには、操舵方向が前輪7を直進状態に近づける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ1(<θ2)より大きいか否かを判定する(S14)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、図8に示すように、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定する(S11)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定し(S15)、更に低減率d1で目標走行速度Vaを補正し再設定する(S16)。すなわち、S11と同様にS15において設定された目標走行速度Vaを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d1を用いて補正を行い、補正された値を目標走行速度Vaとして再設定する。
こうして目標走行速度Vaが設定、又は補正して設定されると、コントローラ13は、図6に示すように、目標走行速度Vaを既に求めている実際の走行速度Vと比較する(S17、S18)。そして、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも大きいときにはモータ12を減速させ(S19)、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも小さいときにはモータ12を増速させる(S20)。又、実際の走行速度Vと目標走行速度Vaとが一致するときには、モータ12の回転数をそのまま維持する(S21)。
さて、S4において前進方向ではないと判定されると、コントローラ13は、図7に示すように、走行方向が後進方向であるか否かを判定し(S22)、前輪7の操舵角θが検出されると(S23)、その変化量Δθを算出する(S24)。その上で、操舵角θが0より大きいか、変化量Δθが0より大きいかを判定する(S25、S26、S27)。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きいとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きくないときには、操舵方向が前輪7を直進状態から遠ざける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ4(<θ2)より大きいか否かを判定する(S28)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、図8に示すように、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定する(S29)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定し(S30)、更に低減率d4で目標走行速度Vaを補正し再設定する(S31)。すなわち、S29と同様にS30において設定された目標走行速度Vaを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d4を用いて補正を行い、補正された値を目標走行速度Vaとして再設定する。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きくないとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きいときには、操舵方向が前輪7を直進状態に近づける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ3(<θ4)より大きいか否かを判定する(S32)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、図8に示すように、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定する(S29)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、操作量Sに対し目標走行速度Vaを設定し(S33)、更に低減率d3で目標走行速度Vaを補正し再設定する(S34)。すなわち、S29と同様にS33において設定された目標走行速度Vaを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d3を用いて補正を行い、補正された値を目標走行速度Vaとして再設定する。
こうして目標走行速度Vaが設定、又は補正して設定されると、コントローラ13は、図7に示すように、目標走行速度Vaを既に求めている実際の走行速度Vと比較する(S35、S36)。そして、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも大きいときにはモータ12を減速させ(S37)、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも小さいときにはモータ12を増速させる(S38)。又、実際の走行速度Vと目標走行速度Vaとが一致するときには、モータ12の回転数をそのまま維持する(S39)。
尚、走行方向が前進方向でも後進方向でもない、つまりディレクショナル装置16の操作レバーが前進側にも後進側にも操作されていないときには、コントローラ13は、アクセル装置15の操作にかかわらずモータ12を停止させる(S40)。
図9は、走行方向を前進方向とし、アクセル装置15の操作リングの操作量Sを最大(操作量Smax)としたときの操舵角θと目標走行速度Vaとの関係を示している。この図9に示すように、前進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)から遠ざける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ1≦θ≦θ1の範囲では、目標走行速度Vaは操作量Smaxに対応する速度Vmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、速度Vmaxよりも低減された速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、目標走行速度Vaは速度V1とされる。このときの速度V1は、
V1=Vmax−|θmax−θ1|×Vmax×d1
で表される。又、前進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)に近づける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ2≦θ≦θ2の範囲では、目標走行速度Vaは操作量Smaxに対応する速度Vmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、速度Vmaxよりも低減された速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、目標走行速度Vaは速度V1とされる。すなわち、速度V1は、
V1=Vmax−|θmax−θ2|×Vmax×d2
で表すこともできる。
一方、図10は、走行方向を後進方向とし、アクセル装置15の操作リングの操作量Sを最大(操作量Smax)としたときの操舵角θと目標走行速度Vaとの関係を示している。この図10に示すように、後進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)から遠ざける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ3≦θ≦θ3の範囲では、目標走行速度Vaは操作量Smaxに対応する速度Vmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、速度Vmaxよりも低減された速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、目標走行速度Vaは速度V2(<V1)とされる。このときの速度V2は、
V2=Vmax−|θmax−θ3|×Vmax×d3
で表される。又、後進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)に近づける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ4≦θ≦θ4の範囲では、目標走行速度Vaは操作量Smaxに対応する速度Vmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、速度Vmaxよりも低減された速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、目標走行速度Vaは速度V2とされる。すなわち、速度V2は、
V2=Vmax−|θmax−θ4|×Vmax×d4
で表すこともできる。
このような実施例1によれば、前輪7が直進状態から遠ざかる方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的小さく操舵された状態から走行速度を抑制する制御が行われるので、電動運搬車は安定して走行できるようになる。
一方、前輪7が直進状態に近づく方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的大きく操舵された状態では走行速度を抑制する制御が行われるが、小さく操舵された状態では走行速度が抑制されないので、必要に応じて高速走行を行うことができ、運転者がストレスを感じたり運搬作業に係る効率を下げたりすることなく走行できる。
又、より危険度の高い後進時に走行速度が抑制されない角度範囲が狭くされるので、操舵角θが比較的小さいうちから走行速度が抑制されるようにして、車両の安全性を高めることができる。一方、前進時は後進時よりも危険度が低いことから、走行速度が抑制されない角度範囲が広くされるので、安全性を確保しつつ、必要以上に走行速度が抑制されないようにすることができる。
上記の実施例1では、走行速度を抑制して電動運搬車の安定した走行を実現しているが、これに代えて、走行加速度を抑制することでも安定した走行を実現することができる。そこで、以下では、走行加速度を抑制するようにした実施例(実施例2)について説明する。尚、実施例1と同様の構成については、説明を省略している。
図11に示すように、この実施例2に係るコントローラ13は、この電動運搬車の実際の走行速度を算出する走行速度演算手段130と、電動運搬車を走行させる目標走行速度を算出する目標走行速度演算手段131と、走行方向が前進方向であるか、後進方向であるかを判定する走行方向判定手段132と、操舵方向が前輪7を直進状態から遠ざける方向か、直進状態に近づける方向かを判定する操舵方向判定手段133と、実際の走行速度が目標走行速度となるようにモータ12を制御する駆動制御手段134とを備えている。
走行速度演算手段130は、回転センサ12Aからのモータ12の回転数に所定の係数を乗算して走行速度Vを求め、目標走行速度演算手段131は、アクセルセンサ15Aからの操作量Sに基づいて目標走行速度Vaを求める。
走行方向判定手段132は、前後進スイッチ16Aの検出結果に基づき、ディレクショナル装置16の操作レバーが前進側の操作位置に位置しているときには走行方向を前進方向と判定し、後進側の操作位置に位置しているときには走行方向を後進方向と判定する。
操舵方向判定手段133は、舵角センサ11Aからの前輪7の操舵角θを用いて操舵角θの単位時間当たりの変化量Δθを算出し、操舵角θと変化量Δθとに基づいて判定を行う。すなわち、操舵角θが正で変化量Δθが正の場合、操舵角θが負で変化量Δθが負の場合には、操舵方向は前輪7を直進状態から遠ざける方向であると判定し、操舵角θが正で変化量Δθが負の場合、操舵角θが負で変化量Δθが正の場合には、操舵方向は前輪7を直進状態に近づける方向であると判定する。
駆動制御手段134は、走行速度演算手段130により算出された走行速度Vと、目標走行速度演算手段131により算出された目標走行速度Vaとが一致するようにモータ12の回転数を増減制御し、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaに一致する場合はその状態で維持する。ここで、駆動制御手段134は、走行方向判定手段132の判定結果と、舵角センサ11Aからの前輪7の操舵角θと、操舵方向判定手段133の判定結果とに基づいて走行加速度Aを設定し、この走行加速度Aで走行速度Vが増減するように、モータ12の回転数を制御する。
以下、コントローラ13によるモータ12の制御について、図8と、図12ないし図15とを参照しながら更に説明する。
図12に示すように、アクセル操作量Sが検出されると(S1)、コントローラ13は、図8に示すように目標走行速度Vaを算出し(S2)、モータ回転数が検出されると(S3)、コントローラ13は、走行速度Vを算出し(S4)、走行方向が前進方向であるか否かを判定する(S5)。そして、前進方向であると判定すると、前輪7の操舵角θが検出され(S6)、コントローラ13はその変化量Δθを算出する(S7)。その上で、操舵角θが0より大きいか、変化量Δθが0より大きいかを判定する(S8、S9、S10)。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きいとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きくないときには、操舵方向が前輪7を直進状態から遠ざける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ2より大きいか否かを判定する(S11)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、走行加速度Aを設定する(S12)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、走行加速度Aを設定し(S13)、更に低減率d2で走行加速度Aを補正して再設定する(S14)。すなわち、S13において設定された走行加速度Aを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d2を用いて補正を行い、補正された値を走行加速度Aとして再設定する。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きくないとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きいときには、操舵方向が前輪7を直進状態に近づける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ1(<θ2)より大きいか否かを判定する(S15)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、走行加速度Aを設定する(S12)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、走行加速度Aを設定し(S16)、更に低減率d1で走行加速度Aを補正し再設定する(S17)。すなわち、S16において設定された走行加速度Aを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d1を用いて補正を行い、補正された値を走行加速度Aとして再設定する。
こうして走行加速度Aが設定、又は補正して設定されると、コントローラ13は、図12に示すように、目標走行速度Vaを実際の走行速度Vと比較する(S18、S19)。そして、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも大きいときにはモータ12を減速させ(S20)、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも小さいときにはモータ12を増速させる(S21)。又、実際の走行速度Vと目標走行速度Vaとが一致するときには、モータ12の回転数をそのまま維持する(S22)。
さて、S5において、前進方向ではないと判定されると、コントローラ13は、図13に示すように、走行方向が後進方向であるか否かを判定し(S23)、前輪7の操舵角θが検出されると(S24)、その変化量Δθを算出する(S25)。その上で、操舵角θが0より大きいか、変化量Δθが0より大きいかを判定する(S26、S27、S28)。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きいとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きくないときには、操舵方向が前輪7を直進状態から遠ざける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ4(<θ2)より大きいか否かを判定する(S29)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、走行加速度Aを設定する(S30)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、走行加速度Aを設定し(S31)、更に低減率d4で走行加速度Aを補正して再設定する(S32)。すなわち、S31において設定された走行加速度Aを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d4を用いて補正を行い、補正された値を走行加速度Aとして再設定する。
コントローラ13は、操舵角θが0より大きく変化量Δθが0より大きくないとき、及び操舵角θが0より大きくなく変化量Δθが0より大きいときには、操舵方向が前輪7を直進状態に近づける方向であると判定し、操舵角θが絶対値として所定の角度θ3(<θ4)より大きいか否かを判定する(S33)。ここで、操舵角θの方が絶対値として小さければ、走行加速度Aを設定する(S30)。又、操舵角θの方が絶対値として大きければ、走行加速度Aを設定し(S34)、更に低減率d3で走行加速度Aを補正して再設定する(S35)。すなわち、S34において設定された走行加速度Aを、操舵角θに応じて予め設定された低減率d3を用いて補正を行い、補正された値を走行加速度Aとして再設定する。
こうして走行加速度Aが設定、又は補正して設定されると、コントローラ13は、図13に示すように、目標走行速度Vaを実際の走行速度Vと比較する(S36、S37)。そして、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも大きいときには、モータ12を減速させ(S38)、実際の走行速度Vが目標走行速度Vaよりも小さいときには、モータ12を増速させる(S39)。又、実際の走行速度Vと目標走行速度Vaとが一致するときには、モータ12の回転数をそのまま維持する(S40)。
尚、走行方向が前進方向でも後進方向でもない、つまりディレクショナル装置16の操作レバーが前進側にも後進側にも操作されていないときには、コントローラ13は、アクセル装置15の操作にかかわらずモータ12を停止させる(S41)。
図14は、走行方向を前進方向としたときの操舵角θと走行加速度Aとの関係を示している。この図14に示すように、前進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)から遠ざける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ1≦θ≦θ1の範囲では、走行加速度Aは最大値であるAmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、加速度Amaxよりも低減された加速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、走行加速度Aは加速度A1とされる。このときの速度A1は、
A1=Amax−|θmax−θ1|×Amax×d1
で表される。又、前進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)に近づける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ2≦θ≦θ2の範囲では、走行加速度Aは最大値であるAmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、加速度Amaxよりも低減された加速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、走行加速度Aは加速度A1とされる。すなわち、加速度A1は、
A1=Amax−|θmax−θ2|×Amax×d2
で表すこともできる。
一方、図15は、走行方向を後進方向としたときの操舵角θと走行加速度Aとの関係を示している。この図15に示すように、前進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)から遠ざける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ3≦θ≦θ3の範囲では、走行加速度Aは最大値であるAmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、加速度Amaxよりも低減された加速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、走行加速度Aは加速度A2(<A1)とされる。このときの速度A2は、
A2=Amax−|θmax−θ3|×Amax×d3
で表される。又、前進時に前輪7を直進状態(操舵角θ=0)に近づける方向に操舵を行うと、操舵角θが−θ4≦θ≦θ4の範囲では、走行加速度Aは最大値であるAmaxとなるが、操舵角θが上記の範囲を越えると、加速度Amaxよりも低減された加速度とされ、操舵角θが限界値(θmax、−θmax)となると、走行加速度Aは加速度A2とされる。すなわち、加速度A2は、
A2=Amax−|θmax−θ4|×Amax×d4
で表すこともできる。
このような実施例2によれば、前輪7が直進状態から遠ざかる方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的小さく操舵された状態から走行加速度を抑制する制御が行われるので、急激な加減速が防止され、電動運搬車は安定して走行できるようになる。一方、前輪7が直進状態に近づく方向に操舵されているときには、直進状態を基準として比較的大きく操舵された状態では走行加速度を抑制する制御が行われるが、小さく操舵された状態では走行加速度が抑制されないので、速やかな加減速を行って、運転者がストレスを感じたり運搬作業に係る効率を下げたりすることなく走行できる。
又、より危険度の高い後進時に走行加速度が抑制されない角度範囲が狭くされるので、操舵角θが比較的小さいうちから走行加速度が抑制されるようにして、電動運搬車の安全性を高めることができる。一方、前進時は後進時よりも危険度が低いことから、走行加速度が抑制されない角度範囲を広くされるので、安全性を確保しつつ、必要以上に走行加速度が抑制されないようにすることができる。
本発明の実施例に係る電動運搬車の側面図である。 本発明の実施例に係る電動運搬車の平面図である。 本発明の実施例に係る電動運搬車の側面図である。 本発明の実施例に係る模式図である。 本発明の実施例1の機能ブロック図である。 本発明の実施例1の制御フロー図である。 本発明の実施例1の制御フロー図である。 本発明の実施例に係る制御特性図である。 本発明の実施例1の制御特性図である。 本発明の実施例1の制御特性図である。 本発明の実施例2の機能ブロック図である。 本発明の実施例2の制御フロー図である。 本発明の実施例2の制御フロー図である。 本発明の実施例2の制御特性図である。 本発明の実施例2の制御特性図である。
符号の説明
1 車体
2 機器収納室
3 運転台
5 荷台
7 前輪
8 後輪
10 ドライブ装置
11 支持台
11A 舵角センサ
12 モータ
12A 回転センサ
13 コントローラ
14 ステアリングハンドル
15 アクセル装置
15A アクセルセンサ
16 ディレクショナル装置
16A 前後進スイッチ

Claims (4)

  1. 走行をなす駆動輪と操舵をなす操舵輪とを備える車両において、上記駆動輪を走行駆動する駆動装置を制御する走行制御装置であって、
    当該車両の走行速度を検出する速度検出手段と、上記操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、上記操舵輪の操舵方向を判定する操舵方向判定手段と、上記操舵角が上記操舵輪を直進状態としたときの角度を中心とする所定の角度範囲内にあるか否かを判定する操舵角判定手段と、上記操舵方向に応じて上記角度範囲を変更する角度範囲変更手段と、上記操舵角が上記角度範囲内にないときに、上記走行速度が所定値以下となるよう上記駆動装置の出力を抑制制御する駆動制御手段とを備え、
    上記角度範囲変更手段は、上記操舵方向が、上記操舵輪を直進状態に近づける方向であるときに、直進状態から遠ざける方向であるときよりも上記角度範囲を広く変更することを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 走行をなす駆動輪と操舵をなす操舵輪とを備える車両において、上記駆動輪を走行駆動する駆動装置を制御する走行制御装置であって、
    上記操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、上記操舵輪の操舵方向を判定する操舵方向判定手段と、上記操舵角が上記操舵輪を直進状態としたときの角度を中心とする所定の角度範囲内にあるか否かを判定する操舵角判定手段と、上記操舵方向に応じて上記角度範囲を変更する角度範囲変更手段と、上記操舵角が上記角度範囲内にないときに、当該車両の走行加速度が所定値以下となるよう上記駆動装置の出力を抑制制御する駆動制御手段とを備え、
    上記角度範囲変更手段は、上記操舵方向が、上記操舵輪を直進状態に近づける方向であるときに、直進状態から遠ざける方向であるときよりも上記角度範囲を広く変更することを特徴とする車両の走行制御装置。
  3. 当該車両の走行方向が前進方向であるか後進方向であるかを判定する前後進判定手段を備え、
    上記角度範囲変更手段は、上記走行方向が後進方向であるときに、前進方向であるときよりも上記角度範囲を狭く変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の走行制御装置。
  4. 上記車両が、車体に、駆動輪と操舵輪とを兼ねた前輪と従動輪としての後輪を備え、更に上記後輪の上方位置に荷台を備えると共に、該荷台の前方位置に運転者が搭乗する運転台を備える運搬車であって、
    上記操舵角検出手段は、上記前輪の操舵角を検出するものであり、上記操舵方向判定手段は、上記前輪の操舵方向を判定するものであることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の車両の走行制御装置。
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