JP2008136275A - 電動車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直線走行時又は低速カーブ走行時には滑らか加減速が得られるとともに、高速カーブ走行時には不快な遠心力が発生しないように速やかな減速をする。
【解決手段】目標速度の第2中間速度指令V2と現在速度との速度偏差Vεを求める。速度偏差Vεがマイナスである場合で、直線走行時又は第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vcよりも小さいときに、修正速度偏差Vε’に第1の減速度補正値314を乗算し、現在速度から減算して速度指令Vcomとして設定する。速度偏差Vεがマイナスである場合で、カーブ走行時且つ第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vc以上であるときに、修正速度偏差Vε’に第2の減速度補正値316を乗算し、現在速度から減算して速度指令Vcomとして設定しする。同じステアリング操作量に対して第1の減速度補正値314は第2の減速度補正値316以下に設定されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ステアリング操作量に応じてカーブ走行し、アクセル操作量に基づいて設定される速度指令となるように電動モータを駆動して走行する電動車両の制御装置に関する。
近時、電動車両は、高齢者や身体障害者向けの電動車椅子や、ゴルフ場などにおける電動カートとして開発及び実用化がなされている。このような電動車両では、制御装置の作用下に、ステアリング操作量に応じてカーブ走行し、アクセル操作量に基づいて設定される速度指令となるように電動モータを駆動するような制御がなされている。
また、制御装置の作用下に、カーブ走行時には不快な遠心力が発生しないように適度に自動的な減速がなされ、快適且つ容易な運転を実現しているものもある。
具体的には、特許文献1記載の電動車両では、第1設定操舵量と第2設定操舵量の2段階に分けて操舵量を検出し、該操舵量及び走行速度から2段階に走行速度を制御している。
また、特許文献2記載の車両では、速度設定手段に基づく最高速度によって減衰比率が変わるように設定され、操舵角度に応じて減速するように制御をしている。
特開2002−95115号公報 特開2002−113048号公報
ところで、前記の特許文献1記載の電動車両では、走行速度を段階的に下げていることから変速に伴う不連続感があり、運転フィーリングがよくない。
また、前記の特許文献2記載の車両の場合においても、滑らかに走行速度を減速することについては開示されていない。さらに、速度全域について一様に目標速度よりも減速するように設定しており、減速する必要のない場合にも不必要に減速を行っている。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、直線走行時又は低速カーブ走行時には滑らか加減速が得られるとともに、高速カーブ走行時には不快な遠心力が発生しないように速やかな減速をすることができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電動車両の制御装置は、ステアリング操作量に応じてカーブ走行し、アクセル操作量に基づいて設定される速度指令となるように電動モータを駆動して走行する電動車両の制御装置において、カーブ走行時の最高速度を規定したカーブ制限速度を記憶し、微小時間毎に、前記アクセル操作量に応じて増加する中間速度指令を求め、前記中間速度指令から前記カーブ制限速度を減算してカーブ制限偏差を求め、直線走行時、又は前記カーブ制限偏差がマイナスであるときに、前記中間速度指令を前記速度指令とし、カーブ走行時で、且つ前記カーブ制限偏差がプラスであるときに、前記カーブ制限偏差に応じて増加し、且つ前記カーブ制限偏差よりも小さい値の修正速度を求め、前記中間速度から前記修正速度を減算することにより前記速度指令を設定することを特徴とする。
また、本発明は、ステアリング操作量に応じてカーブ走行し、アクセル操作量に基づいて設定される速度指令となるように電動モータを駆動して走行する電動車両の制御装置において、微小時間毎に、前記アクセル操作量に応じて増加する目標速度を求め、前記目標速度と現在速度との速度偏差を求め、前記速度偏差がプラスである場合に、前記速度偏差に加速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、前記速度偏差がマイナスである場合で、直線走行時又は前記目標速度が閾値速度よりも小さいときに、前記速度偏差に第1の減速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、前記速度偏差がマイナスである場合で、カーブ走行時且つ前記目標速度が前記閾値速度以上であるときに、前記速度偏差に第2の減速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、前記第1の減速度係数及び前記第2の減速度係数は、ステアリング操作量に応じて予め規定された値であり、同じステアリング操作量に対して前記第1の減速度係数は前記第2の減速度係数以下に設定されていることを特徴とする。
これにより、直線走行時又は低速カーブ走行時には滑らか加減速が得られるとともに、高速カーブ走行時には不快な遠心力が発生しないように速やかな減速をすることができる。
この場合、前記加速度係数、前記第1の減速度係数又は前記第2の減速度係数を乗算する前に、前記速度偏差を式又はテーブル参照により補正するように構成すると、一層適切な加減速を実現できる。
本発明に係る電動車両の制御装置によれば、直線走行時又は低速カーブ走行時には滑らかな加減速が得られるとともに、高速カーブ走行時には不快な遠心力が発生しないように速やかな減速をすることができる。
以下、本発明に係る電動車両の制御装置について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図12Bを参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る制御装置10は、電動車両12に搭載され、走行制御をするものである。
電動車両12は、高齢者や身体障害者向けの電動車椅子として用いられるものであり、2つの前輪14と、2つの後輪16と、前輪14の向きを変えるステアリング18と、後輪16を駆動する電動モータ20と、ステアリング18の中央部に設けられた操作部22とを有する。電動車両12では、搭乗者は足をステップ台24に置いてシート26に着座した状態で、操作部22の操作により電動モータ20を回転させて走行し、ステアリング18を操舵することによって前輪14の向きを変えてコーナ走行をすることができる。ステアリング18には、操舵角度を検出するステアリングセンサ28が設けられている。
制御装置10は、操作部22及びステアリングセンサ28に接続されており、これらの機器から得られる信号に基づいて速度指令Vcomを求め、ドライバ30を介して電動モータ20の制御を行う。
電動車両12には、バッテリが搭載されており、各機器に電力を供給している。該バッテリは所定の電源スイッチをオフにした状態でAC100Vに接続することにより充電可能である。電動モータ20は、DCブラシレスモータであり、無段階制御が可能である。制動は、回生制動、逆転制動、電磁ブレーキ制動及び手動による摩擦制動の組合わせにより行われる。駆動方式は後輪直接駆動方式である。
図2に示すように、操作部22は、中央に設けられたコンソール31と、左のステアリング18に設けられた手動ブレーキレバー32と、該手動ブレーキレバー32をブレーキオンの状態に固定するロック34と、コンソール31の左右側面から突出した2本の走行レバー(アクセル)36とを有する。手動ブレーキレバー32は、主に手押し移動中に必要に応じてブレーキ操作するのに用いられる。また、ロック34により駐車ブレーキをかけることができ、手動ブレーキレバー32を握ることで、ロック34を解除できる。
2本の走行レバー36は、コンソール31の内部でギア等により連動するように構成されており、少なくとも一方の走行レバー36を操作することにより走行が可能である。
コンソール31は、走行のための各種スイッチ類がまとめて配置されており、電源スイッチキー40と、前進スイッチ42と、後進スイッチ44と、速度設定ノブ46と、を走行速度等を表示するモニタ48とを有する。速度設定ノブ46は、ボリューム形式のノブであって、時計方向に回転させるに従って、走行の最高制限速度Vmaxが高くなるように設定可能である。最高制限速度Vmaxは、前進時には、例えば1〜6km/h、後進時には、1〜2km/hに無段階に設定される。
走行レバー36はアクセル機能を有し、手前に引く操作の操作量(以下、アクセル操作量という。)に応じて、速度設定ノブ46で設定される最高制限速度Vmaxの範囲内で速度が速くなるように設定される。走行レバー36は、手を離すと図示しない弾性体の作用によって原位置に復帰し、ブレーキがかかり、速度が低下し、停止することができる。
また、走行中に走行レバー36を、十分に強く握りしめることによっても、ブレーキがかかり停止するように構成されている。アクセル操作量は、アクセルセンサ50により検出され、制御装置10に供給される。
前進スイッチ42と後進スイッチ44は、最後に押圧したいずれか一方が有効になり、前進又は後進を指定することができる。前進スイッチ42と後進スイッチ44のうち有効となっているいずれか一方は内部のランプが点灯し、識別を容易にしている。
図3に示すように、制御装置10は、操作部22とドライバ30との間に介在されており、操作部22の前進スイッチ42、後進スイッチ44、速度設定ノブ46、アクセルセンサ50及びステアリングセンサ28から得られる信号に基づいて速度指令Vcomを求めてドライバ30に供給する。
従来の電動車両では、操作部22及びドライバ30に相当する装置を搭載しているので、その間に本実施の形態に係る制御装置10を介在させるだけで、以下に示す効果を得ることができる。
ドライバ30は、速度指令Vcomに基づいてPID処理によりトルク指令値を求める速度制御器60と、得られたトルク指令値から電流制御ループのフィードバックを行った後に高域周波数を除去するLPF62と、得られたトルク指令値と走行速度Vの差分とに基づいてモータ駆動指令値を設定する制御マップ64とを有する。
ドライバ30は、さらに、制御マップ64から得られたモータ駆動指令値を補正する電圧補正処理部66と、補正されたモータ駆動指令値に基づいてPWM波形を生成する波形生成器68と、バッテリから得られる直流電源をPWM処理をしてブリッジ回路により所望周波数の三相交流に変換して電動モータ20に供給するインバータ70と、各相の電流を検出して波形生成器68にフィードバックする電流センサ78a、78b、78cとを有する。
電動モータ20には、電磁ブレーキ74、磁極位置・速度検出器76、及び各相の電流値を検出する電流センサ78a、78b、78cが設けられている。
また、ドライバ30は、電流センサ78a、78b、78cから得られた各相の電流値72a、72b、72cを速度制御器60から得られたトルク指令値にフィードバックして所定のトルク制限処理を行う電流リミッタ80と、磁極位置・速度検出器76から得られるモータ回転数にに基づいて回転数検出を行う検出部82と、得られたモータ回転数の高域周波数を除去して走行速度Vを出力するLPF84とを有する。該走行速度Vは、速度指令Vcomのフィードバックに用いられるとともに、制御装置10に供給されている。
制御装置10では、基本的にはフィードバックした速度指令Vcomを走行速度Vの近似値として速度指令Vcomの生成に利用しているが、所定のスイッチ機能部86の操作により、走行速度Vを速度指令Vcomの代わりに用いることができる。走行速度Vを用いると、減速時にはより早く減速を行うことができ、加速時には加速が遅くなる。逆に速度指令Vcomを用いると、減速時には減速が遅くなり加速時にはより早い加速を行うことができる。
図4に、目標速度90で示すように急加速及び急減速をするときの反応をグラフとして示す。すなわち、速度指令Vcomに基づいて処理をするときの速度指令Vcomの変化をグラフ92a、走行速度Vの変化をグラフ92bで示し、走行速度Vに基づいて処理をするときの速度指令Vcomの変化をグラフ94a、走行速度Vの変化をグラフ94bで示す。該グラフから分かるように、速度指令Vcomに基づく処理では、減速時には走行速度Vに基づく処理よりも頂部の比較で時間tだけ遅れが生じている。また、加速時には速度の立ち上がりが速くなっている。
なお、速度指令Vcomに基づく処理を行えば、走行速度Vを制御装置10にフィードバックする必要がなくなり、制御装置10を操作部22とドライバ30との間に介在させやすい。また、所定のスイッチ機能部86の操作により、制御応答性を向上させることができる。
制御装置10は、目標速度を設定する目標速度設定部100と、目標速度の所定の修正をする加減速度マップ102と、速度指令Vcomの出力をする速度指令設定部104とを有する。
次に、制御装置10の作用について詳細に説明する。
まず、図5のステップS10及びS11において、ソフトウェア内部信号のチャタリング防止のため不感帯処理を行う。すなわち、図7に示すように、アクセルセンサ50の信号を参照し、停止時から走行レバー36を引いたときには、全操作量に対してa1%以上となるまでは0%のアクセル操作量として扱い(ステップS10)、走行時から走行レバー36を戻したときには全操作量に対してa2%以下となったときには0%として扱う(ステップS11)。また、アクセル操作量がa1%以上となったときからa2%以下となるまでの間、ソフトウェア内部信号をオンとして所定の処理を行う。
ステップS12において、アクセル操作量に応じて増加し、最高制限速度Vmaxで制限される第1中間速度指令V1を求める。この第1中間速度指令V1は、速度指令Vcomを決定する処理の最初の基準となる値である。第1中間速度指令V1は、この段階で最高制限速度Vmaxで制限されていることから、電動車両12の走行速度Vは該最高制限速度Vmaxで制限されることになる。
ステップS13において、第1中間速度指令V1からカーブ制限速度Vcを減算した途中判断用速度偏差Vε0を求め、該途中判断用速度偏差Vε0が0以下である場合には、ステップS15へ移り、プラスである場合にはステップS14に移る。
ステップS14において、図8に示すように、ステアリング操作量Lが0のときに第1中間速度指令V1となり、ステアリング操作量Lが100%(フルステアリングのとき)にカーブ制限速度Vcとなるように制限された第2中間速度指令V2を求める。図8では、ステアリング操作量Lが0で縦軸が最高制限速度Vmaxの点と、ステアリング操作量Lが100%で縦軸がカーブ制限速度Vcの点とを直線で結んだ線110で制限されるように示しているが、制限される閾値となる線は直線に限らず、例えば緩やかなS字形状等でもよい。この後、ステップS16へ移る。
このようなステップS14の処理によれば、直線走行時には最高制限速度Vmaxで制限され、フルステアリング時にはカーブ制限速度Vcで制限され、その間は滑らかな適切な線110で示されるように制限され、結果として電動車両12は、最高制限速度Vmax及びステアリング操作量Lに応じて適切な速度制限がなされることになる。これにより、必要以上に電動車両12を減速させることがなく、走行速度の収束時間とアンダーシュート量を低減することができる。
図9Aは、ステップS14の処理のない場合のステップ応答波形であり、図9Bは、電動車両12におけるステップ応答波形である。
この場合、図9Aに示す走行速度Vの収束時間T1よりも図9Bに示す収束時間T2の方が短い。また、図9Aに示す走行速度VのアンダーシュートU1よりも図9Bに示すアンダーシュートU2の方が小さい。
ステップS15において、第2中間速度指令V2を第1中間速度指令V1と等しい値に設定する。つまり、この場合には、第1中間速度指令V1がカーブ制限速度Vc以下であることから、特に制限をする必要がなく、第1中間速度指令V1を非制限として第2中間速度指令V2を設定する。
このようにステップS14又はS15で求められた第2中間速度指令V2は電動車両12の目標速度となる。しかしながら、該第2中間速度指令V2をそのまま速度指令Vcomとすると現在速度との関係上、好適な乗車フィーリングが得られない場合もあり、ステップS16以下の処理によって経時的変化を与えながら速度指令Vcomを求める。
ステップS16において、第2中間速度指令V2から速度指令Vcomを減算した速度偏差Vεを求め、該速度偏差Vεが0である場合にはステップS17へ移り、0以外である場合にはステップS18(図6参照)へ移る。前記のとおり速度指令Vcomはドライバ30に供給されて電動車両12の走行速度Vを設定する基礎となるものであることから、実質的に現在速度と同視できるものである。もちろん、このステップS16において、所定のスイッチ機能部86の操作により、速度偏差Vεを第2中間速度指令V2から走行速度Vを減算して求めてもよい。いずれの場合にも、図4に示したように、それぞれ特有の効果が得られる。
ステップS17において、第2中間速度指令V2を速度指令Vcomとして設定する。具体的には所定のパラメータである加速度係数kを仮設定し(又は何も設定せず)、ステップS26に移る。加速度係数kは、電動車両12の加減速を状況に応じて適切に実現するための調整用パラメータである。このステップS17では、Vε=0であることから、結局、ステップS26では、Vcom←V2となる。
ステップS18において、速度偏差Vεの符号を確認し、プラスである場合には、ステップS19へ移り、マイナスである場合にはステップS21移る。
ステップS19において、図10に示される速度偏差修正テーブル300を参照し、修正速度偏差Vε’を求める。速度偏差修正テーブル300は、所定の記憶部に記録されており、速度偏差Vεに基づいて参照される第1値302、第2値304及び第3値306が保持されている。ステップS19(つまり、速度偏差Vεがプラスである場合)では、第1値302が参照され修正速度偏差Vε’として設定される。
修正速度偏差Vε’は、必ずしもテーブル参照に限らず、例えば実験式等に基づいて設定してもよい。第1値302、第2値304及び第3値306は、比較が容易なように1つの座標上で表したが、個別のテーブル型式で設定されていてもよい。また、速度偏差修正テーブル300は、マップ形式として修正速度偏差Vε’を参照できるため、演算処理スピードによらない容易なチューニングが可能となる。
ステップS20において、図11に示される加速度係数テーブル310を参照し、加速度係数kを求める。加速度係数テーブル310は、所定の記憶部に記録されており、ステアリング操作量Lに基づいて参照される3つの加速度補正値312、第1の減速度補正値(第1の減速度係数)314及び第2の減速度補正値(第2の減速度係数)316が保持されている。ステップS20(つまり、速度偏差Vεがプラスである場合)では、その時点のステアリング操作量Lに基づいて加速度補正値312が参照され加速度係数kとして設定される。この後、ステップS26に移る。
加速度補正値312、第1の減速度補正値314及び第2の減速度補正値316は、ステアリング操作量Lに応じて予め規定された値であり、同じステアリング操作量Lに対して第1の減速度補正値314は第2の減速度補正値316以下に設定されている。
加速度係数kは、必ずしもテーブル参照に限らず、例えば実験式等に基づいて設定してもよい。加速度補正値312、第1の減速度補正値314及び第2の減速度補正値316は、比較が容易なように1つの座標上で表したが、個別のテーブル型式で設定されていてもよい。
ステップS21において、直線走行時(つまり、ステアリング操作量Lが、L=0)又は第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vcよりも小さいときにはステップS22に移り、それ以外のときにはステップS24に移る。すなわち、ステップS24に移るのは、カーブ走行時(つまり、ステアリング操作量Lが、L≠0)且つ第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vc以上のときである。
ステップS22において、速度偏差修正テーブル300(図10参照)を参照し、修正速度偏差Vε’を求める。ステップS22(つまり、速度偏差Vεがマイナスで、直線走行時又は第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vcよりも小さいとき)では、第2値304が参照され修正速度偏差Vε’として設定される。
ステップS23において、加速度係数テーブル310(図11参照)を参照し、加速度係数kを求める。ステップS23(つまり、速度偏差Vεがマイナスで、直線走行時又は第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vcよりも小さいとき)では、その時点のステアリング操作量Lに基づいて第1の減速度補正値314が参照され加速度係数kとして設定される。この後、ステップS26に移る。
ステップS24において、速度偏差修正テーブル300(図10参照)を参照し、修正速度偏差Vε’を求める。ステップS22(つまり、速度偏差Vεがマイナスで、カーブ走行時且つ第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vc以上であるとき)では、第3値306が参照され修正速度偏差Vε’として設定される。
ステップS25において、加速度係数テーブル310(図11参照)を参照し、加速度係数kを求める。ステップS25(つまり、速度偏差Vεがマイナスで、カーブ走行時且つ第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vc以上であるとき)では、その時点のステアリング操作量Lに基づいて第2の減速度補正値316が参照され加速度係数kとして設定される。
ステップS26において、速度指令Vcomを、修正速度偏差Vε’及び加速度係数kに基づいてVcom←Vε’×k+Vcom、として更新する(この場合、前記と同様の理由から走行速度Vに基づいて、Vcom←Vε’×k+Vとしてもよい。)。この後、得られた速度指令Vcomをドライバ30に供給して、図5及び図6に示す処理を終了する。
なお、このステップS26の式では、修正速度偏差Vε’(及び速度偏差Vε)の符号がプラスであるときは加算処理であり、マイナスであるときには減算処理となっていることは当然である。
図5及び図6に示す処理は、微小時間毎に繰り返して実行され、仮にカーブ走行時で、アクセル操作量及びステアリングのステアリング操作量Lが一定である場合には、第2中間速度指令V2、修正速度偏差Vε’及び加速度係数kは一定に保持され、ステップS26の式によって速度指令Vcomが次第に変化して、最終的に第2中間速度指令V2に一致するように自動的に調整される。
この後、ドライバ30では、PID制御部においてトルク指令値の算出がなされ、電圧指令演算部でモータ駆動指令値の演算がなされ、DCブラシレスモータ制御部でPWM制御がなされて、電動モータ20が速度指令Vcomに対応した速度で回転し、電動車両12が走行することになる。
PID制御部では、高い応答性が得られ、しかも定常偏差が0となるように制御できる。
電圧指令演算部では、電流リミッタ処理により電動モータ20の三相電流の過負荷を検出したときに、トルク指令値を下げてDCブラシレスモータ制御部の故障を防止する。また、制御系の追従性の向上のためにトルク指令値の適正化を行う。これにより、トルク指令値を制御マップ64の演算有効範囲内に納めるをことができる。
図12Aは、直線走行時(つまり、ステアリング操作量LがL=0)又は第2中間指令V2がカーブ制限速度Vcよりも小さいときで、速度偏差修正テーブル300による速度偏差Vεの修正をしない場合のステップ応答波形であり、図12Bは、速度偏差修正テーブル300によって求めた修正速度偏差Vε’に基づく処理をした場合のステップ応答波形である。
この場合、図12Aに示す収束時間T1と図12Bに示す収束時間T2はほぼ等しい。また、図12Aに示すアンダーシュートU1よりも図12Bに示すアンダーシュートU2の方が小さい。
上述したように、本実施の形態に係る電動車両の制御装置10によれば、ステアリング操作時における減速が必要な速度域(つまり、カーブ制限速度Vc以上の速度域)において所定の減速をしているので、減速する必要のない場合(例えば、直線走行時やカーブ制限速度Vc以下の速度域)には不必要に減速をすることがなく、目的地により早く到着することができる。
また、加速度係数kは、ステアリング操作量Lに応じて予め規定されており、ステアリングの状態に応じた適切な加減速を実現することができる。
さらに、同じステアリング操作量Lでは、第1の減速度補正値314は第2の減速度補正値316以下に設定されている。従って、直線走行時又は目標速度である第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vcよりも小さいときには、適度で滑らかな減速をして、快適な操作性が得られ、特に高齢者や身体障害者向けの運転や、ゴルフ場等の不整地、起伏地の走行においても快適な操作性が実現できる。
また、同じステアリング操作量Lでは、第2の減速度補正値316は第1の減速度補正値314以上に設定されていることから、カーブ走行時で且つ目標速度である第2中間速度指令V2がカーブ制限速度Vcよりも大きいときには、不快な遠心力が発生しないように適度に速く減速させて、より高い安定性が得られる。
また、図11から明らかなように、加速度補正値312は、第1の減速度補正値314と比較して略逆比例的に設定されており、最大値及び最小値が等しく設定されている。従って、例えば直線走行時における加速時には滑らかな加速をして、快適な操作性が得られる。また、速度偏差の絶対値が同じであるときには、直線走行時における加速度と減速度はほぼ等しくなり、扱いやすい。
なお、設計及びセッティングにおいて、ステアリング操作量Lに基づく加速度係数kの作用によって十分な性能が得られる場合には、修正速度偏差Vε’を求める処理を省略し、速度偏差Vεをそのまま用いてもよい。
上述したように、本実施の形態に係る電動車両の制御装置10によれば、直線走行時又は低速カーブ走行時には滑らか加減速が得られるとともに、高速カーブ走行時には不快な遠心力が発生しないように速やかな減速をすることができる。
本発明に係る電動車両の制御装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
電動車両の斜視図である。 操作部の平面図である。 制御部のブロック構成図である。 指令速度と走行速度を用いる場合の特性差を示すグラフである。 制御装置における処理手順を示すフローチャート(その1)である。 制御装置における処理手順を示すフローチャート(その2)である。 アクセル操作量の検出グラフである。 カーブ制限速度及び最高制限速度に基づいて第2中間速度指令を求める制限の線を示すグラフである。 図9Aは、ステップS14に相当する処理のない場合のステップ応答波形であり、図9Bは、電動車両におけるステップ応答波形である。 速度偏差修正テーブルの内容を示すグラフである。 加速度係数テーブルの内容を示すグラフである。 図12Aは、直線走行時やカーブ制限速度以下の速度域で、速度偏差修正テーブルによる速度偏差の修正をしない場合のステップ応答波形であり、図12Bは、速度偏差修正テーブルによって求めた修正速度偏差に基づく処理をした場合のステップ応答波形である。
符号の説明
10…制御装置 12…電動車両
20…電動モータ 22…操作部
36…走行レバー 46…速度設定ノブ
300…速度偏差修正テーブル 310…加速度係数テーブル
312…加速度補正値
314…第1の減速度補正値(第1の減速度係数)
316…第2の減速度補正値(第2の減速度係数)
L…ステアリング操作量 V…走行速度
V1…第1中間速度指令 V2…第2中間速度指令
Vc…カーブ制限速度 Vcom…速度指令
Vmax…最高制限速度 Vε…速度偏差
Vε’…修正速度偏差 k…加速度係数

Claims (3)

  1. ステアリング操作量に応じてカーブ走行し、アクセル操作量に基づいて設定される速度指令となるように電動モータを駆動して走行する電動車両の制御装置において、
    フルステアリングにおけるカーブ走行時の最高速度を規定したカーブ制限速度を記憶し、
    微小時間毎に、前記アクセル操作量に応じて増加する第1中間速度指令を求め、
    前記第1中間速度指令が前記カーブ制限速度よりも大きい場合で、ステアリング操作量が0のときに前記第1中間速度指令となり、フルステアリングのときに前記カーブ制限速度となるように制限され、前記第1中間速度指令が前記カーブ制限速度以下である場合に非制限とされる第2中間速度指令を求め、
    前記第2中間速度指令と現在速度との速度偏差を求め、
    前記速度偏差が0である場合に、前記第2中間速度指令を前記速度指令として設定し、
    前記速度偏差がプラスである場合に、前記速度偏差に加速度係数を乗算し、現在速度に加算して前記速度指令として設定し、
    前記速度偏差がマイナスである場合で、直線走行時又は前記第2中間速度指令が前記カーブ制限速度よりも小さいときに、前記速度偏差に第1の減速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、
    前記速度偏差がマイナスである場合で、カーブ走行時且つ前記第2中間速度指令が前記カーブ制限速度以上であるときに、前記速度偏差に第2の減速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、
    前記加速度係数、前記第1の減速度係数及び前記第2の減速度係数は、ステアリング操作量に応じて予め規定された値であり、同じステアリング操作量に対して前記第1の減速度係数は前記第2の減速度係数以下に設定されていることを特徴とする電動車両の制御装置。
  2. 請求項1記載の電動車両の制御装置において、
    前記加速度係数、前記第1の減速度係数又は前記第2の減速度係数を乗算する前に、前記速度偏差を式又はテーブル参照により補正することを特徴とする電動車両の制御装置。
  3. ステアリング操作量に応じてカーブ走行し、アクセル操作量に基づいて設定される速度指令となるように電動モータを駆動して走行する電動車両の制御装置において、
    微小時間毎に、前記アクセル操作量に基づいて目標速度を求め、
    前記目標速度と現在速度との速度偏差を求め、
    前記速度偏差がプラスである場合に、前記速度偏差に加速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、前記速度偏差がマイナスである場合で、直線走行時又は前記目標速度が閾値速度よりも小さいときに、前記速度偏差に第1の減速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、
    前記速度偏差がマイナスである場合で、カーブ走行時且つ前記目標速度が前記閾値速度以上であるときに、前記速度偏差に第2の減速度係数を乗算し、現在速度から減算して前記速度指令として設定し、
    前記第1の減速度係数及び前記第2の減速度係数は、ステアリング操作量に応じて予め規定された値であり、同じステアリング操作量に対して前記第1の減速度係数は前記第2の減速度係数以下に設定されていることを特徴とする電動車両の制御装置。
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