JP2001139294A - フォークリフトの制御装置 - Google Patents

フォークリフトの制御装置

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JP2001139294A JP32516099A JP32516099A JP2001139294A JP 2001139294 A JP2001139294 A JP 2001139294A JP 32516099 A JP32516099 A JP 32516099A JP 32516099 A JP32516099 A JP 32516099A JP 2001139294 A JP2001139294 A JP 2001139294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体のずり落ち速度を抑制し、かつ作業者に駐
車ブレーキのかけ忘れを報知できるようにする。 【解決手段】CPUにより、回転検出部により検出され
るモータ回転数から車体の速度及び加速度を導出し、車
体の停車を認識したときに、ディレクショナルレバーが
中立状態に設定され、アクセル検知部によるアクセルO
FFが検知されることを条件に(S1〜S6のNO、S
14のYES)、駐車ブレーキのかけ忘れにより車体が
坂道をずり落ちるときの速度及び加速度に基づき、車体
の速度を所定の低速度に維持すべく、比例微分制御によ
る誘導モータの出力指令値が算出され(S15)、この
出力指令値に基づき、PWMパルス出力部が制御されて
誘導モータの回転数が制御される(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
の車体に搭載されたバッテリの出力直流電力を、インバ
ータにより交流電力に変換して動力用の誘導モータに給
電し、駆動部によりモータを駆動して力行、回生を行う
フォークリフトの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、バッテリにより駆動されるフォー
クリフトは、例えば図5に示すように、車体1に搭載さ
れたバッテリ2により走行用の直流モータ3に給電して
走行する。このとき、モータ3の駆動力を車輪に伝達す
る伝達手段(図示せず)を前進及び後退のいずれかまた
は中立状態に切換設定するディレクショナルレバー(或
いはディレクショナルスイッチ)4の操作により、伝達
手段が前進、後退の走行方向及び駐車時における中立状
態への切り換えが行われ、ハンドル5により操舵が行わ
れる。尚、図5において、6は車体1の前部に設けられ
たマスト、7はマスト6に設けられたリフトブラケッ
ト、8はリフトブラケット7に設けられた一対のフォー
ク、9はアクセルペダルである。
【0003】ところで、このような直流モータ式のフォ
ークリフトでは、例えば坂道の途中で停車した場合に、
駐車ブレーキを作動させずに、アクセルペダルの踏み込
みも止めてしまうと、車体は坂道を自走、つまり勝手に
ずり落ち始め、しかもその速度は徐々に増加するという
問題があった。
【0004】一方最近では、上記した直流モータ3に代
えて交流モータである誘導モータを動力源とするフォー
クリフトも提案されており、この誘導モータ式の場合、
例えば図6に示すように、メインスイッチ11のオンに
より、バッテリ2の出力直流電力を、平滑コンデンサ1
2により平滑すると共に、6個の電界効果トランジスタ
T1〜T6をフルブリッジ接続して成る3相ブリッジイ
ンバータ13により交流電力に変換して3相誘導モータ
14に給電し、特に誘導モータ14のプラギング制御を
利用することが行われている。
【0005】この誘導モータ14のプラギング制御によ
って、上記したように車体1(図5参照)が坂道の途中
で停車し、その際駐車ブレーキを作動させずに、アクセ
ルOFFとしても、誘導モータ14にプラギング制動が
かかり、車体1が坂道をずり落ちることのない制御が行
われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このプラギン
グ制動の条件として、誘導モータ14に所定電圧を印加
し続けることが必要であるため、バッテリ2の電力は消
費され続けることになり、そのまま放置しておけばバッ
テリ2が消耗して、やがて誘導モータ14のプラギング
制動が効かない状態になり、車体1のずり落ちが始ま
り、しかもその速度が次第に増加するという問題があっ
た。
【0007】また、誘導モータ14のプラギング制動に
よって、駐車ブレーキを作動させずにアクセルOFFと
してしまっても、坂道の途中で車体は停止した状態に維
持されるため、作業者は駐車ブレーキを作動させていな
いことに気づかず、そのため上記したようにバッテリ2
が消耗した後における車体1のずり落ちを未然に防止す
ることができないという問題もあった。
【0008】この発明が解決しようとする課題は、坂の
途中で駐車ブレーキを作動させずにアクセルOFFとし
たときに、車体のずり落ち速度を抑制し、かつ作業者に
駐車ブレーキのかけ忘れを報知できるようにすることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、フォークリフトの車体に搭載された
バッテリの出力直流電力を、インバータにより交流電力
に変換して動力用の誘導モータに給電し、駆動部により
前記モータを駆動して力行、回生を行うフォークリフト
の制御装置において、前記車体の停車後、アクセルがO
FFのまま、前記車体が自走するときの車体速度及び加
速度に基づき、前記速度を所定の低速値以下に維持すべ
く比例微分制御による前記モータの出力指令値を算出す
ることを特徴としている。
【0010】このような構成によれば、車体の停車後、
アクセルOFFの状態において車体が自走するときの車
体速度及び加速度に基づき、モータの出力指令値を算出
し、その算出した出力指令値に従ってモータを制御する
ことで、車体速度が所定の低速値以下に維持されるた
め、車体が坂の途中で停止して、駐車ブレーキを作動さ
せずかつアクセルOFFとされても、車体はゆっくりと
一定の低速度以下で坂をずり落ちる。
【0011】そのため、車体のずり落ち速度が従来のよ
うに増加することもなく、しかもゆっくりずり落ちる車
体を見ることで、作業者は駐車ブレーキのかけ忘れに気
づき、駐車ブレーキのかけ忘れを報知することが可能に
なる。
【0012】また、本発明は、前記モータの回転数を検
出する回転検出部と、前記回転検出部による検出値から
前記車体の速度及び加速度を導出する導出部と、前記モ
ータの駆動力を車輪に伝達する伝達手段を前進及び後退
のいずれかまたは中立状態に切換設定する切換部と、ア
クセルのON、OFFを検知するアクセル検知部と、前
記回転検出部により前記車体の停車が認識されたとき
に、前記切換部が中立状態に設定され、かつ前記アクセ
ル検知部により前記アクセルのOFFが検知されること
を条件に、前記車体が自走するときの前記速度及び加速
度に基づき、前記速度を所定の低速度以下に維持すべく
比例微分制御による前記モータの出力指令値を算出する
制御部とを備えていることを特徴としている。
【0013】このような構成によれば、一定条件下にお
いて、車体が自走するときの車体速度及び加速度に基づ
き、モータの出力指令値が算出されるため、その算出し
た出力指令値に従ってモータを制御することで、車体の
自走する速度を所定の低速値に維持することができる。
【0014】また、本発明は、前記制御部は、前記導出
部による前記速度の向きに応じて前進方向への前記出力
指令値及び後退方向への前記出力指令値をそれぞれ算出
することを特徴としている。
【0015】このような構成によれば、車体が前進また
は後退のどちらの方向に坂を自走するかにより、モータ
の回転方向を考慮したモータの出力指令値を算出するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明をカウンタバランス型フ
ォークリフトに適用した場合の一実施形態について図1
ないし図4を参照して説明する。但し、図1はこの発明
の一実施形態にかかる制御装置のブロック図であり、図
2ないし図4は図1の動作説明用フローチャートであ
る。
【0017】ここで、カウンタバランス型フォークリフ
トの構成は、直流モータ3を誘導モータとした点を除
き、図5に示すものと同じであるため、以下の説明では
図5も参照する。また、本実施形態では、図6に示す誘
導モータ14と同様、3相誘導モータを用いており、そ
の駆動に用いられるインバータは図6に示す3相ブリッ
ジインバータ13と同じ構成であるため、以下の説明で
は図6も参照する。
【0018】図1に示すように、アクセルペダル9の踏
み込み量に比例したアクセル検知部(図示せず)からの
検知信号は、アナログ/デジタル(A/D)変換部21
によりデジタル信号に変換され、後述するCPUにより
アクセルペダル9の踏み込みによるアクセルのON、O
FF及び踏み込み量が検知される。また、図6に示され
るように、誘導モータ14の回転軸には、ロータリエン
コーダから成る回転検出部15が設けられており、この
回転検出部15からの出力パルスが、カウンタ22によ
りカウントされ、そのカウント値から後述するCPUに
より誘導モータ14の回転数が検出される。
【0019】更に、誘導モータ14の駆動力を車輪に伝
達する伝達手段(図示せず)を前進及び後退のいずれか
または中立状態に切換設定する切換部としてのディレク
ショナルレバー4の切換状態がパラレル入力部(PI)
23を介して後述するCPUに入力され、このディレク
ショナルレバー4が前進方向、後退方向、中立状態のい
ずれに切換設定されているかの判断がCPUにより行わ
れる。
【0020】そして、これらアクセルペダル9の踏み込
み量、モータ回転数やディレクショナルレバー4の切換
状態といったデータに加えて、図1には示されていない
ブレーキ検知部により検知されるブレーキのON、OF
F、並びに駐車ブレーキ検知部による駐車ブレーキの作
動、非作動のデータが、RAM25に一時的に記憶保持
され、ROM26に予め格納されている所定の制御プロ
グラムに従い、CPU27により、パルス幅変調(PW
M:Pulse Width Modulation)パルス出力部28から、
インバータ13の各トランジスタT1〜T6の制御端子
にPWM制御パルスが出力され、誘導モータ14の出力
電流が制御され、力行制御或いは回生制御が行われるよ
うになっている。
【0021】ところで、CPU27では、回転検出部1
5により検出されるモータ回転数から車体1の速度及び
加速度を導出し、回転検出部15の出力から車体1の停
車を認識したときに、ディレクショナルレバー4が中立
状態に設定され、かつアクセル検知部及びブレーキ検知
部によるアクセル及びブレーキのOFFが検知されるこ
とを条件に、駐車ブレーキのかけ忘れにより、車体1が
自走、つまり坂道で勝手にずり落ちるときの速度及び加
速度に基づき、速度を所定の低速度(例えば、約5km
/h)に維持すべく、比例微分(PD)制御による誘導
モータ14の出力指令値を算出する。ここで、PD制御
による制限速度は、上記した5km/hに限定されるも
のでないのは勿論である。
【0022】そして、この算出された出力指令値に基づ
き、PWMパルス出力部28が制御されて誘導モータ1
4の回転数が制御され、誘導モータ14の回生制御が行
われるのである。
【0023】このとき、CPU27は、車体1の自走方
向が、前進或いは後退のどちらであるかにより速度の
正、負の向きも同時に導出し、その速度の方向に応じ
て、誘導モータ14の正転方向(前進時)或いは逆転方
向(後退時)への誘導モータ14の出力指令値を算出す
る。このようなCPU27による速度及び加速の導出処
理が導出部に相当し、CPU27による誘導モータ14
の出力指令値の算出処理が制御部に相当する。
【0024】また、CPU27による出力指令値の算出
は、導出した速度をV、加速度をGとし、制御系のゲイ
ン(係数)をk1、k2とし、自走方向が前進の場合に
おける誘導モータ14の出力指令値Mf、後退の場合に
おける誘導モータ14の出力指令値Mbとすると、 Mf=k1×V+k2×G(前進の場合) Mb=−k1×V−k2×G(後退の場合) の両式に従ってそれぞれ成される。ここで、上記した
式及び式の右辺第1項が、比例微分(PD)制御にお
ける比例(P)制御成分、右辺第2項が微分(D)制御
成分を表わす。
【0025】次に、動作について図2ないし図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0026】図2に示すように、CPU27により、ま
ずRAM25を始めとして装置の初期化が行われ(S
1)、アクセル検知部からアクセルペダルの踏み込み量
に比例した信号が取り込まれ(S2)、PI23を介し
てディレクショナルレバー4の切換状態が入力されると
共に(S3)、カウンタ22によるカウント値が取り込
まれ(S4)、ブレーキ検知部の出力が取り込まれる
(S5)。
【0027】そして、アクセルONか否かの判定がなさ
れ(S6)、この判定結果がYESであれば、ディレク
ショナルレバー4の切換状態が前進または後退か中立か
の判定がなされ(S7)、前進または後退であると判断
されると、CPU27に内蔵されたレジスタ等により構
成されるずり落ちフラグがリセットされ(S8)、通常
の走行制御処理が行われ(S9)、その後は後述するス
テップS16に移行する。
【0028】ここで、ステップS9の通常の走行制御処
理とは、図3に示すように、所定のゲイン(係数)とア
クセルペダル9の踏み込み量との掛け算により、通常走
行時におけるモータ出力指令値を算出する処理(S2
0)である。
【0029】続いて、上記したステップS6の判定結果
がNOであれば、アクセルOFFであるため、ステップ
S3において取り込まれたカウント値から導出される車
体1の速度がゼロか否かの判定がなされ(S10)、こ
の判定結果がYESであり、つまりゼロで車体1は停止
していると判断されると、ステップS5において取り込
まれたブレーキ検知部の出力から、ブレーキONか否か
の判定がなされ(S11)、この判定結果がYESであ
れば、CPU27のずり落ちフラグがセットされ(S1
2)、誘導モータ14の出力指令値がゼロに設定された
後(S13)、後述するステップS16に移行する。
尚、上記したステップS5及びS11の処理を削除し、
車体1の速度がゼロか否かの判定をなし(S10)、こ
の判定結果がYESであればCPU27のすり落ちフラ
グをセット(S12)するようにしても構わない。
【0030】一方、上記したステップS10の判定結果
がNOであれば、車体1はある速度で走行中であると判
断され、ステップS14において、ずり落ちフラグがセ
ットされているか否かの判定がなされ(S14)、この
判定結果がNOであれば、後述するずり落ち制御の必要
はないと判断できるため、上記したステップS11の判
定結果がNOの場合と共に前述のステップS13に移行
する。
【0031】また、ステップS14の判定結果がYES
であれば、ステップS15に移行してずり落ち制御処理
が行われる(S15)。このずり落ち制御処理では、図
4に示すように、ステップS4で取り込まれたカウンタ
22のカウント値から導出される車体1の速度V及び加
速度Gに基づき、その速度Vが正か負かの判定がなされ
(S25)、Vが正であれば、上記した式による前進
の場合における誘導モータ15の出力指令値Mfが算出
され(S26)、Vが負であれば、上記した式による
後退の場合における誘導モータ15の出力指令値Mbが
算出され(S27)、その後ステップS26の処理を経
た後と共に図2のメインルーチンに復帰する。
【0032】そして、図2に示すように、上記したステ
ップS9、S13、S15の処理を経た後、次のステッ
プS16に移行し、上記したステップS9で算出された
誘導モータ14の出力指令値に基づき、CPU27によ
りPWMパルス出力部28が制御され、アクセルペダル
の踏み込み量に応じた速度になるように誘導モータ14
の回転数が制御される(S16)。
【0033】一方、ステップS13の場合には、誘導モ
ータ14の出力がゼロになる、つまり誘導モータ14が
停止するように制御され(S16)、他方ステップS1
5の場合には、ステップS15で算出された出力指令値
MfまたはMbに基づき、CPU27によりPWMパル
ス出力部28が制御され、車体1の速度が例えば5km
/h程度の予め定められた所定の低速度以下になるよう
に、誘導モータ14の回転数が制御され(S16)、そ
の後上記したステップS2に戻る。
【0034】従って、坂の途中で停止して、駐車ブレー
キを作動させずにアクセルOFFとしても、そのときの
車体1が自走、つまり車体1が坂をずり落ちるときの速
度及び加速度に基づき、誘導モータ14の出力指令値M
fまたはMbを算出し、その出力指令値に従って誘導モ
ータ14を制御することで、車体1がずり落ちる速度
を、例えば5km/h等の予め定められた所定値以下に
維持することができる。
【0035】このように、上記した実施形態によれば、
車体1のずり落ち速度が従来のように増加しないため、
車体1が速い速度でずり落ちて壁や設置物等に激突して
これら破損するおそれを低減することができる。
【0036】また、作業者が坂をゆっくりとずり落ちる
車体1を見つければ、作業者に対して駐車ブレーキのか
け忘れていることに気づかせることができ、駐車ブレー
キのかけ忘れの報知効果を得ることもできる。
【0037】更に、従来の誘導モータの回生制動によっ
て、完全に車体1を停止する場合のように、バッテリ2
が制動動作の途中で消耗しきってしまうことを防止で
き、バッテリ2が消耗することに伴う不都合を解消でき
る。
【0038】なお、上記した実施形態では、誘導モータ
14を3相誘導モータとした場合について説明している
が、特に3相誘導モータ限定されるものではなく、2相
や4相以上の誘導モータであってもよいのは勿論であ
る。
【0039】更に、上記した実施形態では、本発明をカ
ウンタバランス型フォークリフトに提供した場合につい
て説明したが、本発明が適用できる上記したカウンタバ
ランス型以外にも、リーチ型フォークリフトを始め、そ
の他の誘導モータを動力源とし得るフォークリフトに適
用できるのはいうまでもなく、この場合も上記した実施
形態と同等の効果を得ることができる。
【0040】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、坂の途中で停止して、駐車ブレーキを作動させ
ずにアクセルOFFとしても、車体はゆっくりと一定の
低速度以下で坂をずり落ちるため、車体のずり落ち速度
が次第に増加することを防止して一定に保持でき、しか
もゆっくりずり落ちる車体を見ることで、作業者は駐車
ブレーキのかけ忘れに気づき、駐車ブレーキのかけ忘れ
を報知することが可能になり、フォークリフトの運転時
における安全性の向上を図ることができる。
【0042】また、ずり落ち動作中にバッテリが消耗し
きってしまうことを未然に防止でき、バッテリの長寿命
化を図ることが可能になる。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、車
体が自走するときの車体速度及び加速度に基づき、モー
タの出力指令値が算出されるため、その算出した出力指
令値に従ってモータを制御することで、車体の自走する
速度を所定の低速値に維持することができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、車
体が前進または後退のどちらの方向に坂を自走するかに
より、モータの回転方向を考慮したモータの出力指令値
を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明一実施形態の動作説明用フローチャー
トである。
【図3】この発明一実施形態の動作説明用フローチャー
トである。
【図4】この発明一実施形態の動作説明用フローチャー
トである。
【図5】一般の直流モータ式フォークリフトの側面図で
ある。
【図6】一般の3相誘導モータの制御回路の結線図であ
る。
【符号の説明】
1 車体 2 バッテリ 4 ディレクショナルレバー(切換部) 9 アクセルペダル 13 3相ブリッジインバータ 14 3相誘導モータ 15 回転検出部 27 CPU(導出部、制御部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトの車体に搭載されたバッ
    テリの出力直流電力を、インバータにより交流電力に変
    換して動力用の誘導モータに給電し、駆動部により前記
    モータを駆動して力行、回生を行うフォークリフトの制
    御装置において、 前記車体の停車後、アクセルがOFFのまま、前記車体
    が自走するときの車体速度及び加速度に基づき、前記速
    度を所定の低速値以下に維持すべく比例微分制御による
    前記モータの出力指令値を算出することを特徴とするフ
    ォークリフトの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータの回転数を検出する回転検出
    部と、 前記回転検出部による検出値から前記車体の速度及び加
    速度を導出する導出部と、 前記モータの駆動力を車輪に伝達する伝達手段を前進及
    び後退のいずれかまたは中立状態に切換設定する切換部
    と、 アクセルのON、OFFを検知するアクセル検知部と、 前記回転検出部により前記車体の停車が認識されたとき
    に、前記切換部が中立状態に設定され、かつ前記アクセ
    ル検知部により前記アクセルのOFFが検知されること
    を条件に、前記車体が自走するときの前記速度及び加速
    度に基づき、前記速度を所定の低速度以下に維持すべく
    比例微分制御による前記モータの出力指令値を算出する
    制御部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
    のフォークリフトの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記導出部による前記速
    度の向きに応じて前進方向への前記出力指令値及び後退
    方向への前記出力指令値をそれぞれ算出することを特徴
    とする請求項2に記載のフォークリフトの制御装置。
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