JP2013197927A - 映像監視装置及び映像監視システム - Google Patents

映像監視装置及び映像監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013197927A
JP2013197927A JP2012063397A JP2012063397A JP2013197927A JP 2013197927 A JP2013197927 A JP 2013197927A JP 2012063397 A JP2012063397 A JP 2012063397A JP 2012063397 A JP2012063397 A JP 2012063397A JP 2013197927 A JP2013197927 A JP 2013197927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
data
decoding
video monitoring
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012063397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5868234B2 (ja
Inventor
Takashi Furuhata
貴司 古畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012063397A priority Critical patent/JP5868234B2/ja
Publication of JP2013197927A publication Critical patent/JP2013197927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5868234B2 publication Critical patent/JP5868234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】映像静止状態の検出を簡便な回路で達成することのできる映像監視装置を得る。
【解決手段】ラインメモリ105〜107によって、バッファメモリ104における時間的に異なる蓄積データの同一ラインのデータをそれぞれ記憶する。差分器108は、複数のラインのデータにおける画素の差分を算出し、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は異常と判定し、エラー通知3を出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、監視対象の映像を表示させるための映像監視装置及び映像監視システムに関し、特に、その画像処理部の異常による映像静止状態の検出に関するものである。
今日、監視カメラにより広範囲な映像を撮像し、河川もしくは道路の監視等防災等に供する映像監視システムが用いられている。このような映像監視システムでは、複数台(例えば、20台〜100台)のカメラ映像の符号化を行って伝送した後、復号した映像データを表示装置に表示させて監視しているが、符号化装置内の符号化回路の故障が発生した場合、正常状態では表示装置に動画が表示されるところが、静止画となって表示される。また、画像処理装置内の復号回路の故障が発生した場合も同様に正常状態では表示装置に動画が表示されるところが、静止画となって表示される。このような状態を“映像フリーズ”と称しており、映像監視システムの機能が果たされないことから重大な故障の一つとされ、早期検出が必須となる。
このような映像フリーズを検出する手段として、従来、例えば特許文献1に示されるような映像異常検出方法があった。特許文献1の映像異常検出方法によれば、映像用DSP(Digital Signal Processor)を使用し、任意の映像フレーム数分のフレーム遅延手段によって遅延させた映像信号と最も新しく装置に入力した映像信号とを1画素毎に相関を求めることで映像異常を検出している。このような映像異常検出方法においては、1画素毎の相関を求めるために、複数配置された映像フレーム(メモリ)と高速の映像用DSPで構成されている。
特開平9−46733号公報
しかしながら、特許文献1における映像自動モニタ装置は、映像静止状態(映像フリーズ)の他、映像静止していない状態でかつ正常ではない状態を検出するためには有効であるが、複数の映像フレーム用のメモリや、異常状態検出のために映像用DSPを必要とするなど、映像異常検出に必要な回路が大規模となる。
一方、映像監視システムにおいては、品質はそのままに小型化、低価格化が求められる傾向にあるため、特許文献1に示すような映像モニタ装置を画像処理装置にそのまま組み込むことは小型化に逆行することになり、装置本体の価格が上昇する他、大規模な異常検出回路を組み込む事で装置全体が複雑となり信頼性を低下させるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、映像静止状態の検出を簡便な回路で達成することのできる映像監視装置及び映像監視システムを得ることを目的とする。
この発明に係る映像監視装置は、連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、復号手段で復号された映像データを一時的に記憶するバッファメモリと、バッファメモリにおける時間的に異なる蓄積データの同一ラインのデータを記憶するラインデータ記憶手段と、ラインデータ記憶手段で記憶された複数のラインのデータにおける画素の差分を算出し、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、異常と判定する異常判定手段とを備えたものである。
この発明の映像監視装置は、複数のラインのデータにおける画素の差分を算出し、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は異常と判定するようにしたので、映像静止状態の検出を簡便な回路で達成することができる。
この発明の実施の形態1による映像監視システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの具体的な一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの表示装置の表示例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの符号化装置における正常時のバッファメモリの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの符号化装置における異常時のバッファメモリの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの画像処理装置における正常時のバッファメモリの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの画像処理装置における異常時のバッファメモリの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの映像フレームと映像ラインの時間的相関関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの映像フレームと映像ラインを示す説明図である。 この発明の実施の形態1による映像監視システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による映像監視システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態2による映像監視システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による映像監視システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態3による映像監視システムの符号化装置より出力されるデータフォーマットを示す説明図である。 この発明の実施の形態3による映像監視システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による映像監視システムを示す構成図である。
図1に示す映像監視システムは、画像処理装置100、符号化装置200、カメラ300、ネットワーク400、表示装置500を備えている。画像処理装置100は、符号化装置200で符号化された符号化映像データを復号し、表示装置500で表示するための画像データを生成する映像監視装置である。符号化装置200は、カメラ300によって撮像された監視対象の映像データの符号化を行う装置である。カメラ300は、例えば、河川や道路といった監視対象の映像を取得する撮像装置である。ネットワーク400は例えばLAN等からなり、符号化装置200と画像処理装置100とを通信接続するためのネットワークである。表示装置500は、画像処理装置100から出力される監視対象の映像を表示するためのディスプレイである。
画像処理装置100は、入力バッファメモリ101、CPU102、映像復号回路103、バッファメモリ104、ラインメモリ105,106,107、差分器108を備えている。入力バッファメモリ101は、受信した伝送データ1を一時的に記憶するための一時保存用メモリである。CPU102は画像処理装置100全体の制御を行う制御部である。映像復号回路103は伝送データ1に含まれるプログラムストリーム2内の映像符号化データを復号する回路である。バッファメモリ104は、映像復号回路103により復号された映像データを表示装置500で表示するために一時的に記憶する一時保存用メモリである。ラインメモリ105〜107は、それぞれバッファメモリ104内のメモリ領域104a(図6,7参照)の1ライン分の映像データを記憶するラインメモリ、バッファメモリ104内のメモリ領域104b(図6,7参照)の1ライン分の映像データを記憶するラインメモリ、バッファメモリ104内のメモリ領域104c(図6,7参照)の1ライン分の映像データを記憶するラインメモリである。
差分器108は、ラインメモリ105〜107のN番目(Nは任意に設定可能)の画素同士を比較し、比較結果が公差α(αは任意に設定可能)内の場合に、エラー通知3をCPU102に通知する異常判定手段である。また、CPU102は、入力バッファメモリ101からの伝送データ1を読み出し、伝送データ1からプログラムストリーム2を抽出すると共に、差分器108から通知されるエラー通知3を装置内で保持し、画像処理装置100の外部に表示または通知する機能を有する。
符号化装置200は、映像符号化回路201、バッファメモリ202、CPU203を備えている。映像符号化回路201は、カメラ300からの映像データを符号化する回路であり、バッファメモリ202は、映像符号化回路201が出力するプログラムストリーム2を伝送するための一時的に記憶するための一時保存用メモリである。CPU203は、映像符号化回路201における符号化の制御や、バッファメモリ202へのデータ書き込み制御といった符号化装置200における全体の制御を行う制御部である。
カメラ300は、例えば広域監視を行うためのカメラである。ここで、広域監視とは、河川、道路等広範囲に渡って複数のカメラにより複数の地点を監視することを意味し、20〜100台以上のカメラを使用する場合もある。図2に、複数台のカメラ300による映像監視システムを示す。この例では、4台ずつのカメラ(カメラ301−1〜301−4,302−1〜302−4,…,30N−1〜30N−4)における映像をそれぞれ符号化装置200で符号化し、符号化出力を切替器600で切り替えながら画像処理装置100および表示装置500で監視する構成を示している。
ここで、表示装置500としては、複数の表示装置500を使用するか、図3に示すように表示装置500の画面を分割(複数の画像処理装置100からの映像を一台の表示装置500で同時に表示する)するか、もしくは複数の表示装置500の画面を分割して使用する。また、表示するカメラ映像についても画像処理装置100で復号するカメラ映像(符号化装置200の出力)を時分割して切り替え、カメラ300と符号化装置200の数が多くなっても画像処理装置100及び表示装置500の増加を抑える等の構成となっている。具体的には、図3に示したような表示装置500が図2の映像システムに使用された場合、図3の画面Aは、図2のカメラ301−1→カメラ301−2→カメラ301−3→カメラ301−4→カメラ301−1…と一定時間で切り替え、繰り返す等の運用を行う。なお、図3は画面を画面A〜Dと4分割した例を示している。さらに、表示装置500の表示画面上にはカメラ映像の他、図3に示すように、そのカメラ映像に対応するカメラ番号やカメラ番号に対応したカメラ設置位置等の文字を表示させることも可能である。
次に、このように構成された映像監視システムの動作について説明する。
カメラ300からは、上述したように、河川や道路といった監視対象の映像データが順次符号化装置200に入力される。符号化装置200の映像符号化回路201は、MPEG−2やH.264等の国際規格に準じた符号化を行い、MPEG−2に準じたプログラムストリーム2に変換して出力する。CPU203は、映像符号化回路201が出力したプログラムストリーム2をネットワーク400の伝送に適した伝送データ1に変換した後、伝送データ1を途切れることなく出力するためバッファメモリ202に格納する。
バッファメモリ202は、図4に示すように、書き込みと読み出しを別のメモリ領域に行うことでメモリ内を更新しながら使用している。すなわち、図4の(a)に示すようにメモリ領域202aに書き込みを行うと共に、メモリ領域202cからデータ読み出しを行い、次に(b)に示すように、メモリ領域202aからデータ読み出しを行うと共に、メモリ領域202bにデータ書き込みを行う。さらに(c)に示すように、メモリ領域202bからデータ読み出しを行うと共にメモリ領域202cにデータ書き込みを行う。このような動作を繰り返す。
ここで、図5(a)に示す通り、正常に書き込み、読み出しが行われた後、図5(b)に示すように、映像符号化回路201からの出力が停止し、バッファメモリ202への書き込みが停止した場合は、バッファメモリ202の更新が行われないため、図5(c)の通り、読み出し中のメモリ領域202aを繰り返し読み出す。
符号化装置200から送出される伝送データ1はネットワーク400を介して画像処理装置100に入力される。画像処理装置100では、伝送データ1が入力バッファメモリ101に一時保存された後、映像復号回路103で復号が行われる。映像復号回路103は、符号化装置200における映像符号化回路201に対応して、MPEG−2やH.264等の国際規格に準じた復号を行う。映像復号回路103が出力した映像復号データを表示装置500で途切れなく(1秒間に30フレーム)表示するため、映像復号データをバッファメモリ104で一時的に保存する。バッファメモリ104は、図6(a),(b),(c)に示すように、書き込みと読み出しを映像フレーム単位で別々のメモリ領域に行うことでメモリ内を更新しながら使用している。ここで、図7(a)に示す通り、正常に映像1フレーム分の書き込み、映像1フレーム分の読み出しが行われた後、図7(b)に示すように映像復号回路103からの出力が停止し、バッファメモリ104への映像データ書き込みが停止した場合は、バッファメモリ104の更新が行われないため図7(c)の通り、読み出し中のメモリ領域104aを繰り返し読み出す。
次に、画像処理装置100における映像フリーズ検出動作について説明する。
カメラ300から出力される映像データもしくは表示装置500に入力する映像データは図8に示すように映像フレーム11を1秒間に30枚伝送することで動画状態としている。映像フレーム11は図9に示すように、720画素を1ラインとして、480本のラインで構成される。従って、カメラ300の撮像対象に動きがある場合、図8に示す時間t時の映像フレーム11−0のN番目の映像ライン12−0の各画素と時間t+1の映像フレーム11−1のN番目の映像ライン12−1の各画素を比較すると同じ画素データとはならないことは容易に類推できる。
一方、符号化装置200の映像符号化回路201が故障等によりプログラムストリーム2が出力されない状態となった場合は、図5に示したように、同じメモリ領域202aの映像データを読み出すために、例えば、映像フレーム11−0のN番目の映像ライン12−0の各画素と、時間t+1の映像フレーム11−1のN番目の映像ライン12−1の各画素を比較すると同じ画素データとなる。
次に、図10のフローチャートを用いて、映像フリーズ検出動作の具体的な動作について説明する。
画像処理装置100内の図6に示すバッファメモリ104の読み出しを開始するとスタートとなり、公差α=0の設定(ステップST101)、ラインカウンタN=βの設定(βは任意、ステップST102)を行った後、メモリ領域104aのラインNをラインメモリ105に保存する(ステップST103)。次に、メモリ領域104bのラインNをラインメモリ106に保存する(ステップST104)。ここで、画素数カウンタM=1の設定を行い(ステップST105)、ラインメモリ105の画素Mとラインメモリ106の画素Mの差分を計算し(ステップST106)、その差分が交差α=0であるかを判定する(ステップST107)。
ステップST107において、符号化装置200が正常に動画を伝送している場合は、計算した差分結果が公差α=0以外となるため、エンドとなる。一方、符号化装置200の動作が停止し、同一の伝送データ1を伝送する場合、復号データも全ての映像フレームが同じ映像データとなるため、差分が公差α=0となり、ステップST108に移行する。ステップST108では、画素Mを+1し、M値が720以内で順次ラインメモリ105の画素Mとラインメモリ106の画素Mの差分を計算した結果、差分は全て公差α=0となる(ステップST106〜ST109)。映像1ライン分(M=720)の画素差分を計算し、差分が公差α=0となった後、メモリ領域104cのラインNをラインメモリ107に保存し、ラインメモリ106の画素Mとの差分計算を行う(ステップST111〜ST115)。ここでも符号化装置200の動作が停止している場合はラインメモリ106とラインメモリ107の全ての画素の差分が公差α=0となるため、映像フリーズであると判断することが可能で、差分器108は、エラー通知3をCPU102に出力する(ステップST116)。
ここで、ラインメモリ105とラインメモリ106、ラインメモリ106とラインメモリ107について2回、全画素の差分計算を実施しているのは、監視対象の動きが少ない場合の誤検出を防止するための保護段数であり、回数や画素数についてはこれらの値に限定されるものではない。
画像処理装置100内の映像復号回路103が異常状態となり映像復号動作が停止した場合も、バッファメモリ104に書き込めない状態となるため、バッファメモリ104から読み出される映像フレームは全て同じデータとなり、上記のステップST107とステップST113において公差α=0となり、結果としてエラーフラグ3が通知される(ステップST116)。
エラー通知3が通知された場合、CPU102は、表示装置500におけるエラーメッセージの表示や別途アラーム鳴動やアラーム表示といったエラー通知処理を行う。
以上説明したように、実施の形態1の映像監視装置によれば、連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、復号手段で復号された映像データを一時的に記憶するバッファメモリと、バッファメモリにおける時間的に異なる蓄積データの同一ラインのデータを記憶するラインデータ記憶手段と、ラインデータ記憶手段で記憶された複数のラインのデータにおける画素の差分を算出し、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、異常と判定する異常判定手段とを備えたので、映像静止状態の検出を簡便な回路で達成することができる。
また、実施の形態1の映像監視システムによれば、映像監視装置と、監視対象を撮像した映像データを符号化し、符号化した映像データを映像監視装置に送出する符号化装置とを備えた映像監視システムであって、異常判定手段は、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、符号化装置または復号手段が動作を停止した場合に発生する映像静止状態であると判定するようにしたので、符号化装置または復号手段の故障検出を簡便な回路で達成することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、映像中の1ラインの画素を加算した結果を比較することで映像フリーズを検出したが、実施の形態2は、ラインメモリ間の差分ではなく映像1フレーム分の画素を加算した結果を比較することで映像フリーズを検出する例である。
図11は、実施の形態2の映像監視システムを示す構成図である。
実施の形態2における画像処理装置100aは、入力バッファメモリ101、CPU102、映像復号回路103、バッファメモリ104、ラインメモリ加算器109、比較器110を備えている。ここで、入力バッファメモリ101〜バッファメモリ104は、実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。ラインメモリ加算器109は、バッファメモリ104における複数フレーム分のラインデータを保持するメモリであり、映像復号回路103の復号結果を複数フレーム分記憶するフレームデータ記憶手段を構成している。比較器110は、ラインメモリ加算器109で保持された複数フレーム分の映像データを比較し、その差分が所定値以下であった場合にエラー通知3をCPU102に通知するものであり、異常判定手段を構成している。なお、映像監視システムにおける画像処理装置100a以外の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態2の動作について説明する。
図12は、画像処理装置100aにおける映像フリーズの検出動作を示すフローチャートである。図示例では、映像フレーム内の画素を加算し、加算した結果を2フレーム分比較することで映像フリーズ検出を行う動作を示している。
実施の形態2においては、ラインメモリ加算器109がバッファメモリ104の読み出しを開始するとスタートとなる。先ず、比較器110で、公差α=0の設定を行う(ステップST201)と共に、フレームカウンタM=1を設定する(ステップST202)。また、ラインメモリ加算器109でラインカウンタN=1を設定する(ステップST203)。その後、ラインメモリ加算器109に、バッファメモリ104から第Nラインに相当するデータを保存する(ステップST204)。次に、ラインカウンタNを+1し(ステップST205)、ラインNが1映像フレームのライン数480を超えたかを判定し(ステップST206)、480以下の場合は、バッファメモリ104のラインNの画素データをラインメモリ加算器109に加算する(ステップST207)。
ステップST206において、ラインカウンタNが480を超えた場合は、その加算結果をフレームMの結果として比較器110に保持する(ステップST208)。次にフレーム数Mを+1し(ステップST209)、Mが2以下である場合はステップST203に戻り、上述した加算処理を行い(ステップST203〜ST207)、加算結果を比較器110に保持する。ステップST210において、フレームカウンタMが3となった場合、比較器110に保持されている2個の加算結果の差分を計算し(ステップST211)、差分計算結果が公差α=0であればエラー通知3をCPU102に出力する(ステップST213)。
なお、図12の例ではフレーム数M=2として2フレーム分の加算結果を比較する構成について説明したが、映像フリーズの検出精度を高くするため、常に2フレーム(例えば、図8における映像フレーム11−0と映像フレーム11−2、映像フレーム11−2と映像フレーム11−4、・・・)ずつの加算結果を比較することも可能であり、また、映像フレーム11−0と映像フレーム11−4というように、必ずしも時間的に隣り合ったフレームでなくても同じ効果が得られる。
以上説明したように、実施の形態2の映像監視システムによれば、監視対象を撮像した映像データを符号化する符号化装置と、符号化データを復号する映像監視装置とを備えた映像監視システムであって、映像監視装置は、符号化装置から出力され、連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、復号手段の復号結果を複数フレーム分記憶するフレームデータ記憶手段と、フレームデータ記憶手段で記憶された複数のフレームのデータにおける画素の差分を算出し、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、符号化装置または復号手段が動作を停止した場合に発生する映像静止状態であると判定する異常判定手段とを備えたので、符号化装置または復号手段の故障検出を簡便な回路で達成することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1及び実施の形態2においては、映像復号回路103の出力である表示装置用映像データを使用して符号化装置200内の映像符号化回路201もしくは画像処理装置100内の映像復号回路103の異常を検出する構成について説明したが、異常を検出しても映像符号化回路201か映像復号回路103のどちらが異常かを切り分けることが難しい。そこで、実施の形態3では、画像処理装置100bの入力バッファに保存される伝送データ内のエレメンタリストリームを加算した結果を比較することで映像符号化回路201の異常のみを検出する構成について説明する。
図13は、実施の形態3の映像監視システムを示す構成図である。
実施の形態3における画像処理装置100bは、入力バッファメモリ101、CPU102、映像復号回路103、バッファメモリ104、メモリ加算器111、比較器112を備えている。ここで、入力バッファメモリ101〜バッファメモリ104は、実施の形態1,2と同様であるため、ここでの説明は省略する。メモリ加算器111は、エレメンタリストリームを加算するためのメモリである。比較器112は、メモリ加算器111で加算された複数のエレメンタリストリームの差分を計算し、これが予め定めた閾値以下であった場合は、エラー通知3をCPU102に対して行うよう構成された異常判定手段である。なお、映像監視システムにおける画像処理装置100b以外の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態3の動作について説明する。
先ず、図14を用いてエレメンタリストリームについて説明する。図14に示すように、伝送データ1におけるそれぞれのEthernet(登録商標/以下、記載を省略する)フレームは、EthernetIIヘッダ、IPヘッダ、ペイロードからなり、ペイロードは、UDPヘッダ、RTPヘッダ、PS(Program Stream:プログラムストリーム2)からなる。そしてプログラムストリーム2は、Pack_header、System_header、複数のPES_Packetで構成されている。PES_PacketにはPES_Packet_headerとES(elementary_stream:エレメンタリストリーム2a)で構成されている。実施の形態3では、入力バッファメモリ101内のエレメンタリストリーム2aをメモリ加算器111で加算し、加算した結果を比較器112で比較することにより、映像フリーズ検出を行う。
図15は、画像処理装置100bにおける符号化装置200の映像フリーズの検出動作を示すフローチャートである。
実施の形態3においては、画像処理装置100bが伝送データ1の受信を開始するとスタートとなる。先ず、比較器112で公差α=0の設定を行う(ステップST301)と共に、比較カウンタM=1の設定を行う(ステップST302)。また、メモリ加算器111は、エレメンタリストリームカウンタN=1の設定を行う(ステップST303)。その後、メモリ加算器111に、入力バッファメモリ101から受信したエレメンタリストリーム2aを保存する(ステップST304)。次に、エレメンタリストリームカウンタを+1し(ステップST305)、カウンタNが予め決めたしきい値β(任意)を超えているかを判定する(ステップST306)。ステップST306において、カウンタ数Nがβ以下の場合は、入力バッファメモリ101に次に書き込んだ伝送データ1内のエレメンタリストリーム2aのデータをメモリ加算器111に加算する(ステップST307)。
ステップST306において、カウンタNがβを超えた場合、加算結果を比較カウンタMの結果として比較器112に保持する(ステップST308)。次に、比較カウンタMを+1し(ステップST309)、カウント数Mがしきい値γ=2(任意)を超えているかを判定する(ステップST310)。カウント数Mがしきい値γ以下である場合はステップST303に戻って上述した加算処理を行い(ステップST303〜ST307)、加算結果を比較器112に保持する(ステップST308)。ステップST310において、比較カウンタMがγを超えた場合、比較器112に保持されている2個の加算結果の差分を計算し(ステップST311)、差分計算結果が公差α=0であればエラーフラグ通知3をCPU102に通知する(ステップST312,ST313)。
なお、図15の例では、比較カウンタM=2として2個の加算結果を比較する構成について説明したが、映像フリーズの検出精度を高くするため、加算単位を増やすことも可能である。
以上説明したように、実施の形態3の映像監視装置によれば、連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、映像データのエレメンタリストリームを複数ストリーム分加算する加算手段と、加算手段で加算された複数ストリーム分の加算結果を複数用意し、複数の加算結果の差分を算出し、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、異常と判定する異常判定手段とを備えたので、入力される伝送データにおける映像静止状態の検出を簡便な回路で達成することができる。
また、実施の形態3の映像監視システムによれば、映像監視装置と、監視対象を撮像した映像データを符号化し、符号化した映像データを映像監視装置に送出する符号化装置とを備えた映像監視システムであって、異常判定手段は、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、符号化装置が動作を停止した場合に発生する映像静止状態であると判定するようにしたので、符号化装置の故障検出を簡便な回路で達成することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 伝送データ、2 プログラムストリーム、2a エレメンタリストリーム、3 エラー通知、11−0〜11−9 映像フレーム、12−0〜12−9 映像ライン、100,100a,100b 画像処理装置、101 入力バッファメモリ、102 CPU、103 映像復号回路、104 バッファメモリ、105,106,107 ラインメモリ、108 差分器、109 ラインメモリ加算器、110,112 比較器、111 メモリ加算器、200 符号化装置、201 映像符号化回路、202 バッファメモリ、203 CPU、300 カメラ、400 ネットワーク、500 表示装置。

Claims (5)

  1. 連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、
    前記復号手段で復号された映像データを一時的に記憶するバッファメモリと、
    前記バッファメモリにおける時間的に異なる蓄積データの同一ラインのデータを記憶するラインデータ記憶手段と、
    前記ラインデータ記憶手段で記憶された複数のラインのデータにおける画素の差分を算出し、当該差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、異常と判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする映像監視装置。
  2. 請求項1に記載の映像監視装置と、監視対象を撮像した映像データを符号化し、当該符号化した映像データを前記映像監視装置に送出する符号化装置とを備えた映像監視システムであって、
    異常判定手段は、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記符号化装置または復号手段が動作を停止した場合に発生する映像静止状態であると判定することを特徴とする映像監視システム。
  3. 監視対象を撮像した映像データを符号化する符号化装置と、当該符号化データを復号する映像監視装置とを備えた映像監視システムであって、
    前記映像監視装置は、
    前記符号化装置から出力され、連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、
    前記復号手段の復号結果を複数フレーム分記憶するフレームデータ記憶手段と、
    前記フレームデータ記憶手段で記憶された複数のフレームのデータにおける画素の差分を算出し、当該差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記符号化装置または前記復号手段が動作を停止した場合に発生する映像静止状態であると判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする映像監視システム。
  4. 連続的に入力される符号化された映像データの復号を行う復号手段と、
    前記映像データのエレメンタリストリームを複数ストリーム分加算する加算手段と、
    前記加算手段で加算された複数ストリーム分の加算結果を複数用意し、当該複数の加算結果の差分を算出し、当該差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、異常と判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする映像監視装置。
  5. 請求項4に記載の映像監視装置と、監視対象を撮像した映像データを符号化し、当該符号化した映像データを前記映像監視装置に送出する符号化装置とを備えた映像監視システムであって、
    異常判定手段は、差分値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記符号化装置が動作を停止した場合に発生する映像静止状態であると判定することを特徴とする映像監視システム。
JP2012063397A 2012-03-21 2012-03-21 映像監視装置及び映像監視システム Expired - Fee Related JP5868234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063397A JP5868234B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 映像監視装置及び映像監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063397A JP5868234B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 映像監視装置及び映像監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013197927A true JP2013197927A (ja) 2013-09-30
JP5868234B2 JP5868234B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=49396336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012063397A Expired - Fee Related JP5868234B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 映像監視装置及び映像監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5868234B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167664A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 アルパイン株式会社 画像処理装置および方法
WO2020067298A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社デンソー 画像処理装置及び画像表示システム
JP2020182118A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 日本放送協会 映像監視装置および映像監視プログラム
CN112422956A (zh) * 2020-10-30 2021-02-26 西安万像电子科技有限公司 数据测试系统及方法
CN117255222A (zh) * 2023-11-20 2023-12-19 上海科江电子信息技术有限公司 一种数字电视监测的方法、系统及应用
WO2024095366A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0883383A (ja) * 1994-09-13 1996-03-26 Misawa Homes Co Ltd 侵入監視装置および侵入監視方法
JPH0946733A (ja) * 1995-07-25 1997-02-14 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像自動モニタ装置
JP2004214970A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 画像表示システム、画像表示方法及び画像処理装置
JP2007043520A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 現用系と予備系を有する映像送出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0883383A (ja) * 1994-09-13 1996-03-26 Misawa Homes Co Ltd 侵入監視装置および侵入監視方法
JPH0946733A (ja) * 1995-07-25 1997-02-14 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像自動モニタ装置
JP2004214970A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 画像表示システム、画像表示方法及び画像処理装置
JP2007043520A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 現用系と予備系を有する映像送出装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167664A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 アルパイン株式会社 画像処理装置および方法
WO2020067298A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社デンソー 画像処理装置及び画像表示システム
JP2020053799A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社デンソー 画像処理装置及び画像表示システム
JP2020182118A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 日本放送協会 映像監視装置および映像監視プログラム
JP7257242B2 (ja) 2019-04-25 2023-04-13 日本放送協会 映像監視装置および映像監視プログラム
CN112422956A (zh) * 2020-10-30 2021-02-26 西安万像电子科技有限公司 数据测试系统及方法
CN112422956B (zh) * 2020-10-30 2024-03-19 西安万像电子科技有限公司 数据测试系统及方法
WO2024095366A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
CN117255222A (zh) * 2023-11-20 2023-12-19 上海科江电子信息技术有限公司 一种数字电视监测的方法、系统及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP5868234B2 (ja) 2016-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5868234B2 (ja) 映像監視装置及び映像監視システム
US10957358B2 (en) Reference and non-reference video quality evaluation
JP5731672B2 (ja) 暗黙基準フレームを用いる動画像符号化システム
JP6364838B2 (ja) 映像処理装置および映像処理方法
JP2016195385A (ja) イベントのビデオシーケンスを生成する方法及びシステム、並びにこうしたシステムを備えるカメラ
JP6468846B2 (ja) 画像符号化復号システムおよびその診断方法
US20150220782A1 (en) Apparatus and method for detecting camera tampering using edge image
CN108206956B (zh) 一种视频解码错误的处理方法及装置
KR20030066234A (ko) 영상 데이터의 움직임 감지장치 및 방법
JP3527137B2 (ja) 冗長2重化伝送における画像障害検出装置
JP2000032437A (ja) 画像伝送システム
JP2008227844A (ja) 画像監視装置
US20190045166A1 (en) Recording duplexing method and apparatus for streaming video
JP4698260B2 (ja) 画像記録装置及び監視システム
JP2022064307A (ja) 画像処理デバイス、カメラ、およびビデオ画像のシーケンスをエンコードするための方法
Zhao et al. Hybrid framework for no-reference video quality indication over LTE networks
JP2830948B2 (ja) 画像信号符号化方式
JP2004254195A (ja) 動画像符号化装置及び動画像符号化方法並びに動画像伝送システム及び動画像符号化プログラム
GB2475739A (en) Video decoding with error concealment dependent upon video scene change.
JP2011019127A (ja) 画質評価装置、画質評価方法及びそのプログラム
JP2019013051A (ja) 映像解析装置、監視装置、監視システムおよび映像解析方法
JP2023095557A (ja) 監視支援システム、方法及びプログラム
JP7264517B2 (ja) 送信装置、受信装置、制御方法、およびプログラム
JP6459649B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP6952792B2 (ja) 映像表示制御装置および映像表示制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5868234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees