JP7264517B2 - 送信装置、受信装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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<3840(画素)×2160(ライン数)×10(ビット深度)×2(色情報の画素比率)×60(フレーム周波数)>。
この計算結果から判断すると、およそ10Gbps必要ということが分かる。
[第1実施形態]
<構成>
図1に例示するように、本実施形態の無線システム1は無線送信機11、無線受信機12、および外部制御装置13を有する。無線送信機11は、送信装置111、撮像装置112、送信アンテナ113、および制御回線アンテナ114を有する。無線受信機12は、受信装置121、表示装置122、受信アンテナ123、および制御回線アンテナ124を有する。図2に例示するように、本実施形態の送信装置111は、映像エンコーダ111a、映像回線無線送信部111b、制御部111c、および制御回線無線受信部111dを有する。図3に例示するように、本実施形態の受信装置121は、映像デコーダ121a、映像回線無線受信部121b、制御部121c、および制御回線無線送信部121dを有する。
次に、図1、図5A、および図5Bを用い、本実施形態の処理の概要を示す。
無線送信機11は、撮像装置112より入力された時系列映像信号(伝送映像データ)を、フレーム(時系列の処理単位)ごとにデータ圧縮・符号化してフレームごとの符号の列である符号列を生成する。本実施形態では、GOPに基づいて圧縮伸張処理が実施されるものとする。すなわち、本実施形態の符号列を構成する符号は、Iピクチャ(第2符号)またはP(もしくはB)ピクチャ(第1符号)によって構成されるものとする。無線送信機11は、この符号列を含む無線信号を、映像回線を通じて無線受信機12に送信(無線伝送)する。無線受信機12は、伝送された無線信号(受信情報)が含む符号列のデータの伸張・復号処理を行い、それによって得られた復号時系列映像信号を表示装置122に出力する。表示装置122は、復号時系列映像信号が表す映像を表示する。無線受信機12は、伝送された無線信号に含まれた符号列のデータ伸張・復号処理を実施する際に、当該無線信号(受信情報)を解析して無線伝送時に伝送エラー(伝送データの破壊、欠落等)が発生したか否かを判定する。このエラー判定結果として無線伝送時の伝送エラーが検出された場合(受信情報を正常に受信しなかったと判定された場合)、無線受信機12は、無線送信機11に対してIピクチャの挿入要求を送出する。本実施形態では、利便性を考慮し、これらの処理が全て全自動で実施されるものとする。しかし、これは本発明を限定するものではなく、一部の処理が入力処理に基づいて実行されてもよい。
本実施形態のオリジナルデータTxを例示する。本形態のオリジナルデータTxは以下の“00”“11”“10”の3種類の符号である。
(1)00:正常動作時または正常動作復帰時を表すオリジナルデータTx(正常状態を表す送信側制御信号)
(2)11:Iピクチャ(キーフレーム)を送信したことを表すオリジナルデータTx(第2符号を送信したことを表す送信側制御信号)
(3)10:Iピクチャの送信後の待ち状態であることを表すオリジナルデータTx(待ち状態であることを表す送信側制御信号)
ただし、これらは本発明を限定するものではなく、上記の(1)-(3)にどのような符号が割り当てられてもよい。
本実施形態のオリジナルデータRxを例示する。本形態のオリジナルデータRxは以下の“00”“01”の2種類の符号である。
(1)00:正常動作時または正常動作復帰時を表すオリジナルデータRx(正常状態を表す受信側制御信号)
(2)01:伝送エラーが検出されたことを表すオリジナルデータRx(異常状態を表す受信側制御信号)
ただし、これらは本発明を限定するものではなく、上記の(1)(2)にどのような符号が割り当てられてもよい。
図5Aを用い、無線送信機11の状態遷移を例示する。
無線送信機11の起動後、無線受信機12からオリジナルデータRx“01”(送信された伝送エラーが検出されたことを表すオリジナルデータRx:異常状態を表す受信側制御信号)を受信するまで、無線送信機11は、常にオリジナルデータTx“00”(正常動作時または正常動作復帰時を表すオリジナルデータTx:正常状態を表す受信側制御信号)を、映像回線を通じて無線受信機12に送信する(ステータス“00”)。この際、例えば、無線送信機11の起動直後にはIピクチャ(第2符号)がオリジナルデータTx“00”とともに送信され、その後、P(またはB)ピクチャ(第1符号)がオリジナルデータTx“00”とともに送信される。ステータス“00”での送信は、例えば、定期的に行われる(ステップS111)。
図5Bを用い、無線受信機12の状態遷移を例示する。
無線受信機12の起動後、無線受信機12は無線送信機11からの受信待機状態である“Null”となる。無線受信機12が無線送信機11からオリジナルデータTx“00”(正常動作時または正常動作復帰時を表すオリジナルデータTx:正常状態を表す送信側制御信号)を受信すると、無線受信機12は無線伝送時に伝送エラーが発生したか否かを判定する(受信情報を正常に受信したか否かを判定する判定処理を実行する)。このエラー判定結果として無線伝送時の伝送エラーが検出されなかった場合(受信情報を正常に受信したと判定した場合)、無線受信機12はオリジナルデータRx“00”(正常動作時または正常動作復帰時を表すオリジナルデータRx:正常状態を表す受信側制御信号)を、制御回線を通じて無線送信機11に送信する(ステータス“00”)。この状態は正常状態であり、表示装置122は、復号時系列映像信号が表す映像を表示している。また、無線受信機12は、例えば、受信したP(またはB)ピクチャ(第1符号)を復号する(ステップS121)。
次に、図1から図14を用い、本実施形態の処理の詳細を例示する。
《無線送信機11の処理の詳細》
まず、無線送信機11の処理の詳細を例示する。まず撮像装置112で撮影された時系列映像信号(時系列信号)が送信装置111に入力される(図2)。送信装置111内部では、当該時系列映像信号が映像エンコーダ111aに入力される。映像エンコーダ111aは、当該時系列映像信号をフレーム(時系列の処理単位)ごとにパケット化し、当該各パケットに符号化圧縮処理を実施して各フレームに対応する符号を得、これらの符号の列である符号列を出力する。映像エンコーダ111aは、時系列映像信号をパケット化する際に、当該パケットに定期的または所定の契機でオリジナルデータTxを挿入する。オリジナルデータTxを挿入するタイミングは前述の通りである。映像エンコーダ111aの符号化圧縮方式に限定はないが、例えば、H.264/265等のMPEG2-TSパケット方式のものとし、リアルタイム性を考慮した運用が可能なPフレームを多用し、LongGOP方式に対応するものとする。当該符号列は映像回線無線送信部111bに入力される。映像回線無線送信部111bは、当該符号列に対して映像回線の符号化や変調処理を実施し、それによって得られた無線信号を送信アンテナ113より出力して無線伝送させる。なお、符号化や変調処理にも限定はないが、例えば、テレビ放送等で使用されるリードソロモン符号やOFDM変調波等を想定する。制御部111cは、無線受信機12から制御回線を通じて送信されたオリジナルデータRxに基づいて前述した各制御を実行する。制御回線は制御信号の送受信を行うものである。制御回線は制御回線アンテナ114及び制御回線無線受信部111dを通じて制御部111cとつながっている。制御部111cは、制御回線を通じて制御回線無線受信部111dで受信した無線信号からのデータ取得(例えば、オリジナルデータRxの取得)、制御回線を通じて無線受信機12に無線伝送するデータの生成、映像エンコーダ111a、映像回路無線送信部111b、および制御回線無線受信部111dの制御が可能である。制御回線について特に限定はないが、例えば無人移動体画像伝送システムにおいて映像回線とは別の周波数帯域を用いることができる。
無線送信機11の起動後、制御回線を通じてオリジナルデータRx“01”を受け取るまで、制御部111cはオリジナルデータTx“00”を映像エンコーダ111aに出力し、映像エンコーダ111aにオリジナルデータTx“00”とIピクチャまたはP(もしくはB)ピクチャとを含む信号の符号の生成を指示し、映像回線無線送信部111bに当該符号からなる符号列に対する映像回線の符号化や変調処理による無線信号の生成および出力を指示する。すなわち、制御部111cは、映像エンコーダ111aおよび映像回線無線送信部111bに、オリジナルデータTx“00”とIピクチャまたはP(もしくはB)ピクチャとを含む信号からなる符号列に対応する無線信号の生成および出力を指示する(ステータス“00”)(ステップS111)。
次に、無線受信機12の処理の詳細を例示する。無線送信機11から映像回線を通じて送信された無線信号は受信アンテナ123で受信され、映像回線無線受信部121bに送られる。映像回線無線受信部121bは、入力された無線信号に対して復調処理や誤り訂正復号処理等を実施してパケットの符号列に戻して映像デコーダ121aに送る。映像デコーダ121aは、パケットの符号列のデータ伸張・復号処理を実施してパケットを得、そこから復号時系列映像信を抽出し、当該復号時系列映像信号を表示装置122に出力する。表示装置122は、復号時系列映像信号が表す映像を表示する。この映像の表示はリアルタイムに行うことができる。また、パケットから取得されたオリジナルデータTxは制御部121cに送られる。前述のように、制御回線は制御信号の送受信を行うものである。制御回線は制御回線アンテナ124及び制御回線無線送信部121dを通じて制御部121cとつながっている。制御部121cは、制御回線を通じて受信した無線信号からのデータ取得、制御回線を通じて無線送信機11に無線伝送するデータの生成、映像デコーダ121a、映像回路無線受信部121b、および制御回線無線送信部121dの制御が可能である。また、制御部121cは外部制御装置13にも接続されており、外部制御装置13からの制御に基づき、受信装置121の制御および遠隔操作による送信装置111の制御が可能である。
“Null”において、制御部121cがオリジナルデータTx“00”を受け取ると、制御部121cは無線伝送時に伝送エラーが発生したか否かを判定する。この処理の詳細は後述する。このエラー判定結果として無線伝送時の伝送エラーが検出されなかった場合(制御部121cが受信情報を正常に受信したと判定した場合)、制御部121cはオリジナルデータRx“00”を制御回路無線送信部121dに送り、制御回路無線送信部121dにオリジナルデータRx“00”を送信させる。この場合、表示装置122は、復号時系列映像信号が表す映像を正常に表示する(ステータス“00”)(ステップS121)。
制御部121cは映像回線無線受信部121bおよび映像デコーダ121aから各処理の状態を表すステータスを受け取り、例えば以下のように無線伝送時に伝送エラーが発生したか否かを判定する。
(a)制御部121cは、例えば、TSパケット100のパケッドヘッダ101の異常、消失、連続性欠損などが発生した場合に伝送エラーが発生したと判断する。例えば、制御部121cは、同期バイト101aの消失や連続性カウンタ101fのカウンタ値の連続性欠落などが発生した場合に伝送エラーが発生したと判断する。
(b)制御部121cは、例えば、アダプテーションフィールド102の異常、消失、連続性欠損などが発生した場合に伝送エラーが発生したと判断する。例えば、制御部121cは、オリジナルデータTxの異常、連続性欠落などが発生した場合に伝送エラーが発生したと判断する。例えば、オリジナルデータTxは図5Aのように遷移するが、図5AのようにオリジナルデータTxが遷移しなかった場合に伝送エラーが発生したと判断する。すなわち、制御部121cは、オリジナルデータTx“00”(正常状態を表す送信側制御信号)、オリジナルデータTx“11”(第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号)、およびオリジナルデータTx“10”(待ち状態であることを表す送信側制御信号)の受信順序に基づいて、伝送エラーが発生したか否か(受信情報を正常に受信したか否か)を判定してもよい。例えば、図5Aに例示するように、オリジナルデータTxは“00”から“10”に遷移することはないため、制御部121cは、オリジナルデータTx“00”の直後にオリジナルデータTx“10”が受信された場合に伝送エラーが発生したと判定してもよい。同様に、α=1の場合、オリジナルデータTx“11”の次はオリジナルデータTx“10”に遷移するため、制御部121cは、オリジナルデータTx“11”の直後にオリジナルデータTx“00”が受信された場合に伝送エラーが発生したと判定してもよい。
(c)制御部121cは、例えば、映像回線無線受信部121bでの誤り訂正復号処理(例えば、ビタビアルゴリズムやリードソロモン符号等を用いた誤り訂正)で誤りが検出された場合に伝送エラーが発生したと判定する。
無線送信機11から無線受信機12に送信されるオリジナルデータTxに基づいて伝送エラーが発生したか否かを判定する場合、オリジナルデータTxの送信間隔をある程度短くする必要があるが、このような用途に用いられないオリジナルデータRxについてはその限りでない。また、一般に制御回線は映像回線と比べて伝送帯域が狭い場合が多い。そのため、オリジナルデータTxに基づいて伝送エラーが発生したか否かを判定する場合には、オリジナルデータTxの送信間隔(平均送信間隔)をオリジナルデータRxの送信間隔(平均送信間隔)よりも短くしてもよい。例えば、オリジナルデータTxが平均100ms程度ごとに送信されるのに対し、オリジナルデータRxが平均1s程度ごとに送信されていてもよい。なお、これは、運用システムに合わせて調整するものとする。映像障害発生時は早急にIピクチャを送信して映像リフレッシュをかけることが望ましいが、一般に伝送エラーが発生した際に映像回線の復旧まで多少時間がかかる可能性もあり、映像リフレッシュ要求を頻発することは映像回線を逼迫させるため望ましくない。
本実施形態では、オリジナルデータTxとして“00”“11”“10”の3種類の符号を使い分けるため、無線受信機12はどこで問題が発生しているのかを区別することができる。そのため、無線受信機12は以下のエラーモードを区別して判定してもよい。
(1)無線受信機12がオリジナルデータTx“11”(第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号)を受信したが、Iピクチャ(第2符号)を正しく受信していない場合のエラーモード1
この場合には、無線送信機11からのIピクチャ送信時に生じたパケットロス、または映像エンコーダ111aもしくは映像デコーダ121aの不具合が疑われる。
(2)無線受信機12がオリジナルデータTx“11”(第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号)を受信する前に、オリジナルデータTx“10”(待ち状態であることを表す送信側制御信号)を受信する場合のエラーモード2
この場合には、無線送信機11からのIピクチャ送信時に生じたパケットロス、または映像回線が不安定であることが疑われる。
(3)異常時処理でオリジナルデータRx“01”(異常状態を表す受信側制御信号)を送信した後、一定期間待機してもオリジナルデータTx“00”(正常状態を表す送信側制御信号)を受信する場合のエラーモード3
この場合、異常時処理でオリジナルデータRx“01”が届いておらず、制御回線が不安定であることが疑われる。
(4)異常時処理でオリジナルデータRx“01”(異常状態を表す受信側制御信号)を送信した後、一定期間待機してもIピクチャ(第2符号)を正しく受信できない場合(伝送エラーを検出し続ける場合)のエラーモード4
この場合には映像回線が不安定であるか、映像回線と制御回線の両方が不安定であることが疑われる。
なお、無線受信機12はエラーモード1~4をすべて区別して判定してもよいし、これらの一部のみを他のエラーモードと区別して判定してもよい。
以下に本実施形態の処理の具体例を示す。
≪具体例1≫
図6に伝送エラーが発生していないときの処理を例示する。
無線送信機11の起動後、無線送信機11の制御部111cはオリジナルデータTx“00”を出力し(ステップS1)、映像エンコーダ111aおよび映像回線無線送信部111bはオリジナルデータTx“00”とIピクチャまたはP(もしくはB)ピクチャとを含む信号からなる符号列に対応する無線信号を、映像回線を通じて無線受信機12に送信する(ステップS2)。
図7に、伝送エラー発生後に直ちに映像リフレッシュされた場合の処理(一度のリフレッシュ要求で、直ちに復旧が完了したケース)を例示する。
無線送信機11の起動後、無線送信機11の制御部111cはオリジナルデータTx“00”を出力し(ステップS1)、映像エンコーダ111aおよび映像回線無線送信部111bはオリジナルデータTx“00”とIピクチャまたはP(もしくはB)ピクチャとを含む信号からなる符号列に対応する無線信号を、映像回線を通じて無線受信機12に送信する。ただし、この送信時に伝送エラーが発生したとする(ステップS2’)。
図8から図10に、映像回線が不安定で、Iピクチャ挿入・復旧までに時間がかかる場合の処理を例示する。
図8に例示するように、無線送信機11の起動後、ステップS1,S2’,S3,S4’,S5’,S6が実行される。無線送信機11の制御部111cは、映像エンコーダ111aおよび映像無線回線送信部111bに、IピクチャおよびオリジナルデータTx“11”を含む符号からなる符号列に対応する無線信号の生成および送信をさせる。ただし、この送信時に伝送エラーが発生したとする(ステップS7’)。
図11から図14に、制御回線が不安定で、Iピクチャ挿入された後も無線送信機11側でなかなか復旧確認ができない場合の処理を例示する。
図11に例示するように、無線送信機11の起動後、ステップS1,S2,S3,S4の処理が実行される。無線受信機12の制御回路無線送信部121dは制御回線を通じてオリジナルデータRx“00”を無線送信機11に送信する。ただし、この送信時に伝送エラーが発生したとする(ステップS5”)。
本実施形態では、無線送信機11から無線受信機12への無線信号の伝送時および映像リフレッシュの際に、状況に応じたオリジナルデータTxを無線送信機11から無線受信機12に伝送し、状況に応じたオリジナルデータRxを無線受信機12から無線送信機11に伝送する。すなわち、無線送信機11は、オリジナルデータRx“00”を受信した場合に、P(またはB)ピクチャとオリジナルデータTx“00”とを送信する正常時処理を実行し、オリジナルデータRx“01”を受信した場合に、IピクチャとオリジナルデータTx“11”とを送信した後、さらにP(またはB)ピクチャを送信する異常時処理を実行する。また、無線受信機12は、オリジナルデータTx“00”を受信した場合に、受信情報を正常に受信したか否かを判定する判定処理を実行し、受信情報を正常に受信したと判定した場合に、P(またはB)ピクチャを復号し、オリジナルデータRx“00”を送信する正常時処理を実行し、受信情報を正常に受信しなかったと判定した場合に、オリジナルデータTx“11”を受信したか否かを判定し、オリジナルデータTx“11”を受信したと判定した場合に、Iピクチャを復号し、オリジナルデータRx“00”を送信する異常時処理を実行する。このようにオリジナルデータTx,Rxに基づいて処理が実行されることで、いずれかのオリジナルデータが確実に伝送できなかった場合であっても、通信状態に応じた適切な復帰処理を行うことができる。そのため、GOPに基づいて映像時系列情報をフレームごとに符号化して得られる符号列のリアルタイム通信を行う場合において、通信障害を検知し、復旧用のIピクチャの挿入(映像リフレッシュ)を適切かつ自動的に行うことができる。
第1実施形態は、映像時系列情報の伝送を対象としていたが、これは時系列情報の伝送に一般化できる。すなわち、この時系列情報は、第1実施形態で例示したような映像時系列情報であってもよいし、音声時系列情報であってもよいし、生体時系列情報であってもよいし、地震波形時系列情報であってもよいし、その他の物理的な時系列情報であってもよい。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
Claims (10)
- 時系列情報を時系列の処理単位ごとに符号化して得られる符号列を送信する送信装置であって、
正常状態を表す受信側制御信号を受信した場合に、符号化対象の第1処理単位以外の処理単位の情報を用いて前記第1処理単位の前記時系列情報を符号化して得られる第1符号と正常状態を表す送信側制御信号とを送信する正常時処理を実行し、
異常状態を表す受信側制御信号を受信した場合に、符号化対象の第2処理単位以外の処理単位の情報を用いることなく前記第2処理単位の前記時系列情報を符号化して得られる第2符号と前記第2符号を送信したことを表す送信側制御信号とを送信した後、さらに符号化対象の第3処理単位以外の処理単位の情報を用いて前記第3処理単位の前記時系列情報を符号化して得られる第3符号を送信する異常時処理を実行し、
前記異常時処理は、前記異常状態を表す受信側制御信号を受信した場合に、前記第2符号と前記第2符号を送信したことを表す送信側制御信号とをα回だけ送信した後、さらに前記正常状態を表す受信側制御信号または前記異常状態を表す受信側制御信号を受信するまで、前記第3符号と待ち状態であることを表す送信側制御信号とを送信する処理を含み、αが1以上の整数である、送信装置。 - 請求項1の送信装置であって、
αは1であるか、または、通信状況が悪いほど大きい値である、送信装置。 - 請求項1または2の送信装置であって、
前記第2符号を送信したことを表す送信側制御信号を送信してから前記待ち状態であることを表す送信側制御信号を送信するまでの送信間隔、および/または、前記待ち状態であることを表す送信側制御信号の送信間隔は、前記正常状態を表す送信側制御信号の送信間隔よりも短い、送信装置。 - 時系列の処理単位ごとの符号の列である符号列を受信する受信装置であって、
正常状態を表す送信側制御信号を受信した場合に、受信情報を正常に受信したか否かを判定する判定処理を実行し、
前記受信情報を正常に受信したと判定した場合に、復号対象の第1処理単位以外の処理単位の情報を用いて前記受信情報に含まれた前記第1処理単位の第1符号を復号し、正常状態を表す受信側制御信号を送信する正常時処理を実行し、
前記受信情報を正常に受信しなかったと判定した場合に、異常状態を表す受信側制御信号を送信し、復号対象の第2処理単位以外の処理単位の情報を用いることなく復号可能な前記第2処理単位の第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信したか否かを判定し、前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信したと判定した場合に、前記第2符号を復号し、前記正常状態を表す受信側制御信号を送信する異常時処理を実行し、
前記異常時処理は、前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信する前に、前記第2符号の送信後の待ち状態であることを表す送信側制御信号を受信したと判定した場合に、前記異常状態を表す受信側制御信号を送信する処理を含む、受信装置。 - 請求項4の受信装置であって、
前記判定処理は、前記正常状態を表す送信側制御信号、前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号、および前記待ち状態であることを表す送信側制御信号の受信順序に基づいて、前記受信情報を正常に受信したか否かを判定する処理を含む、受信装置。 - 請求項4または5の受信装置であって、
前記判定処理は、
前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信したが、前記第2符号を正しく受信していない場合のエラーモードと、
前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信する前に、前記待ち状態であることを表す送信側制御信号を受信する場合のエラーモードと、
前記異常時処理で前記異常状態を表す受信側制御信号を送信した後、一定期間待機しても前記正常状態を表す送信側制御信号を受信する場合のエラーモードと、
前記異常時処理で前記異常状態を表す受信側制御信号を送信した後、一定期間待機しても前記第2符号を正しく受信できない場合のエラーモードと、
の少なくともいずれかを区別して判定する処理を含む、受信装置。 - 時系列情報を時系列の処理単位ごとに符号化して得られる符号列を送信する送信装置の制御方法であって、
正常状態を表す受信側制御信号を受信した場合に、符号化対象の第1処理単位以外の処理単位の情報を用いて前記第1処理単位の前記時系列情報を符号化して得られる第1符号と正常状態を表す送信側制御信号とを送信する正常時処理を実行し、
異常状態を表す受信側制御信号を受信した場合に、符号化対象の第2処理単位以外の処理単位の情報を用いることなく前記第2処理単位の前記時系列情報を符号化して得られる第2符号と前記第2符号を送信したことを表す送信側制御信号とを送信した後、さらに符号化対象の第3処理単位以外の処理単位の情報を用いて前記第3処理単位の前記時系列情報を符号化して得られる第3符号を送信する異常時処理を実行し、
前記異常時処理は、前記異常状態を表す受信側制御信号を受信した場合に、前記第2符号と前記第2符号を送信したことを表す送信側制御信号とをα回だけ送信した後、さらに前記正常状態を表す受信側制御信号または前記異常状態を表す受信側制御信号を受信するまで、前記第3符号と待ち状態であることを表す送信側制御信号とを送信する処理を含み、αが1以上の整数である、制御方法。 - 時系列の処理単位ごとの符号の列である符号列を受信する受信装置の制御方法であって、
正常状態を表す送信側制御信号を受信した場合に、受信情報を正常に受信したか否かを判定する判定処理を実行し、
前記受信情報を正常に受信したと判定した場合に、復号対象の第1処理単位以外の処理単位の情報を用いて前記受信情報に含まれた前記第1処理単位の第1符号を復号し、正常状態を表す受信側制御信号を送信する正常時処理を実行し、
前記受信情報を正常に受信しなかったと判定した場合に、異常状態を表す受信側制御信号を送信し、復号対象の第2処理単位以外の処理単位の情報を用いることなく復号可能な前記第2処理単位の第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信したか否かを判定し、前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信したと判定した場合に、前記第2符号を復号し、前記正常状態を表す受信側制御信号を送信する異常時処理を実行し、
前記異常時処理は、前記第2符号が送信されたことを表す送信側制御信号を受信する前に、前記第2符号の送信後の待ち状態であることを表す送信側制御信号を受信したと判定した場合に、前記異常状態を表す受信側制御信号を送信する処理を含む、制御方法。 - 請求項1から3の何れかの送信装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項4から6の何れかの受信装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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