JP6364838B2 - 映像処理装置および映像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像の表示技術に関するものであり、特に、複数の映像を同時に表示する技術に関するものである。
交通施設や公共施設、工場、港湾などにおいて複数の箇所にカメラを設置し、ネットワークを介して映像を1箇所に伝送して、集中的に映像の監視を行う映像監視システムが広く用いられている。大規模な映像監視システムは、数千箇所にそれぞれ設置されたカメラにより構成されていることもある。複数のカメラを用いて、1箇所の管理センターなどで映像の監視を行う場合には、複数の映像から一部を選択し、選択した映像を1つの画面に同時に表示することにより映像の監視が行われることがある。
カメラで撮影された映像は所定の符号化が行われた映像信号としてネットワークで伝送される。そのため、管理センターなどで映像を映像表示装置に表示するためには、受信した映像信号を元にした復号の処理が必要となる。また、安全性の要求が高い箇所を観察するときなど、特に監視する対象を詳しく観察したい場合などに、映像の高画質化を行うと復号に要するデータ処理量は膨大なものとなり得る。そのため、複数の映像を同時に表示する映像監視システムに用いる映像処理装置には、高い映像処理能力を要求されることがある。
映像監視システムは、不審者の検出や安全の確認などに用いられるため、継続的に安定して稼働できる必要がある。また、映像監視システムは、各映像を詳細に確認できることが望ましく、かつ、映像の表示のリアルタイム性が高いことが望ましい。そのためには、各映像を再生表示する際のフレームレートをできるだけ高くすることが必要となる。しかし、詳細に確認できることを可能とする高画質の映像を表示するために、各映像のフレームレートを高くすると処理量が膨大となり、処理が可能なデータ量を超えてしまう恐れがある。映像処理装置が同時に処理することが可能なデータ量を超えてしまうと、映像の表示が停止するなど、映像監視システムにおける映像の監視に支障が生じる。そのため、複数の映像を1画面にフレームレート等を適切に管理して同時に表示するための技術が重要となる。複数の画像を映像表示装置に1画面として同時に表示する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、複数の拠点に設置されたカメラが撮影した映像を、ネットワークを介して接続された映像監視センターで1画面に同時に表示する映像監視システムに関するものである。特許文献1の映像監視システムでは、カメラおよび映像記憶装置が映像の撮影を行う各拠点に備えられている。特許文献1では、カメラとともに備えられた映像記憶装置に映像が保存され、保存された各映像データが映像監視センターに伝送される。映像監視センターでは、各拠点から送られてきた映像を1つの映像表示装置に画面を分割することにより映像が同時に表示される。
また、特許文献1では各拠点においてカメラが撮影した映像を映像記憶装置に保存する際に、保存するフレーム数の調整が行われている。特許文献1では、あるフレームの映像データと次のフレームの映像データを比較し、差分があるときのみデータの保存が行われている。映像監視センターには、フレーム数を削減して保存された映像データが読み出されて伝送される。特許文献1では、そのようなデータの保存を行うことにより、映像の再生に用いるフレーム数を削減することができ、再生に要する時間を短時間化することが可能になるとしている。
特開2010−213020号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。映像監視システムでは、監視する対象の動き等を継続的に観察するために安定して稼働する必要がある。特許文献1の技術では、前後のフレームを比較して一致したときに同じフレームを間引くことによりフレーム数を削減している。そのため、監視する対象物が連続的に動く場合などには、フレームごとのデータの差分が大きくなるため間引くことが可能なフレームが十分には存在しない可能性がある。その結果、特許文献1の映像監視システムでは、連続的に動く対象物などを監視する場合は、映像データ処理量が増大して処理が映像の再生速度に追いつかなくなり映像の再生停止やシステムの停止が生じる恐れがある。従って、特許文献1の技術は、複数の映像について、監視する対象をできるだけ詳細かつリアルタイムに観察するための映像監視システムを、継続的に安定して稼働させるための技術としては十分ではない。
本発明は、複数の映像の同時表示を継続的に行うことが可能な映像処理装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の映像処理装置は、映像生成手段と、負荷計測手段と、フレームレート制御手段を備えている。映像生成手段は、複数の撮影装置からネットワークを介して入力される映像装置のそれぞれの映像信号を元に、所定の設定値のフレームレートの映像をそれぞれ生成する。負荷計測手段は、映像生成手段が映像を生成する処理を行う際の負荷を計測する。負荷計測フレームレート制御手段は、負荷計測手段による負荷の計測結果を基に、所定の設定値を更新し、更新後の所定の設定値のフレームレートで映像をそれぞれ生成するように映像生成手段を制御する。
本発明の映像処理方法は、複数の撮影装置からネットワークを介して入力される撮影装置のそれぞれの映像信号を元に、所定の設定値のフレームレートの映像をそれぞれ生成する。本発明の映像処理方法は、記映像を生成する処理を行う際の負荷を計測する。本発明の映像処理方法は、負荷の計測結果を基に、所定の設定値を更新し、更新後の所定の設定値のフレームレートで映像をそれぞれ生成するように制御する。
本発明によると、複数の映像の同時表示を継続的に行うことができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の映像表示装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態のデータテーブルの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のデータテーブルの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のデータテーブルの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における設定の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における設定の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示した図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示した図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示した図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示した図である。 本発明の第3の実施形態の映像処理装置の構成の概要を示した図である。 本発明の第3の実施形態のデータテーブルの例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の動作フローの概要を示した図である。
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の映像処理装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の映像処理装置は、映像生成手段1と、負荷計測手段2と、フレームレート制御手段3を備えている。映像生成手段1は、複数の撮影装置からネットワークを介して入力される映像装置のそれぞれの映像信号を元に、所定の設定値のフレームレートの映像をそれぞれ生成する。負荷計測手段2は、映像生成手段1が映像を生成する処理を行う際の負荷を計測する。フレームレート制御手段3は、負荷計測手段2による負荷の計測結果を基に、所定の設定値を更新し、更新後の所定の設定値のフレームレートで映像をそれぞれ生成するように映像生成手段1を制御する。
本実施形態の映像処理装置は、負荷計測手段2により、映像生成手段1が映像を生成する際の負荷を計測している。また、負荷の計測結果を基に、フレームレート制御手段3が、フレームレートの設定値の更新を行っている。本実施形態の映像処理装置では、負荷に応じてフレームレートを更新しているため、映像の生成処理の負荷が装置の能力を超えることを防ぐことができる。そのため、本実施形態の映像処理装置では、高画質の設定で動作させても、処理の負荷が高くなったときにフレームレートを変更することで映像の処理を継続的して行うことができる。その結果、本実施形態の映像処理装置は、複数の映像の同時表示を継続的に行うことができる。
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の映像監視システムの構成の概要を示したものである。本実施形態の映像監視システムは、映像処理部10と、撮影部60と、映像表示部70を備えている。撮影部60は複数、備えられ、各撮影部60と映像処理部10はネットワーク80を介して接続されている。本実施形態の映像監視システムでは、撮影部60により撮影された映像データが伝送用映像信号S1として映像処理部10に送られる。映像処理部10は、伝送用映像信号S1を元に映像表示部70に映像を表示するための映像データを生成し、映像出力信号S2として映像表示装置70に送る。また、映像表示装置70は、映像出力信号S2を元にして、複数の映像を同時に表示する。
図3は、映像処理部10の構成の概要を示したものである。図3に示す通り、映像処理部10は、映像デコード処理部20と、映像再生制御部30と、映像デコード設定管理部40と、データ管理部50を備えている。
映像デコード処理部20は、デコード処理部21と、デコード制御部22を備えている。デコード処理部21は伝送用映像信号S1の復号を行うエンコード処理を実施する機能を有する。デコード処理部21は、複数のCPU(Central Processing Unit)や記憶装置により構成されている。映像再生管理テーブル53に設定されているカメラIDに対応するそれぞれの伝送用映像信号S1について、並列してデコード処理を行う。各伝送用映像信号S1についてのそれぞれのデコード処理へのリソースの割り当ては、デコード処理部22により制御される。デコード処理部21は、デコード制御部22に基づいて、デコード処理の対象となる伝送用映像信号S1のデコード処理を行い、映像再生管理テーブル53に設定された値のフレームレートの映像を生成する。
デコード処理部21におけるデコード処理は並列で行われるため、デコード処理を行うデータの総量が処理能力を超えると、優先度が高い映像についてのデコード処理についても遅延や停止が生じ得る。そのため、本実施形態の映像監視システムでは、高負荷状態を検知したときに各映像の優先度に応じたフレームレートの見直しを行っている。優先度に応じてフレームレートを更新することにより、本実施形態の映像監視システムでは、優先度の高い映像のフレームレートを維持しつつ、複数の映像の同時表示を継続することを可能としている。
デコード処理部21は、生成した映像データを復元映像信号S3として映像再生処理部31に出力する。復元映像信号S3は、映像データと映像ID(IDentification)の情報により構成されている。映像IDとは、映像表示装置70に表示を行う映像を互いに区別するための識別子である。映像表示装置70では、映像IDに対応した位置に映像が表示される。デコード処理部21は、1つの装置として構成されていてもよく、また、複数のサーバなど複数の装置により構成されていてもよい。
デコード制御部22は、デコード処理部21がデコード処理により映像を生成する動作を制御する機能を有する。デコード制御部22は、デコード制御管理部42から送られてくる映像処理信号S4に基づいてデコード処理部21の動作を制御する。映像処理信号S4は、デコード処理を行う対象となる伝送用映像信号S1の識別子としてのカメラID、フレームレートの設定値および映像IDの情報により構成されている。デコード制御部22は、デコード処理を行う対象となる伝送用映像信号S1とフレームレートを指定して、デコード処理部21におけるデコード処理を制御する。また、デコード制御部22は、各伝送用映像信号S1のデータのデコード処理へのデコード処理部21のCPUなどのリソースの割り当てを制御する。
デコード制御部22は、システム負荷制御監視部41から送られてくる負荷計測信号S5に応じて、デコード処理部21の負荷を計測する機能を有する。デコード制御部22は、負荷計測信号S5に指定された項目の負荷の計測を行い、計測結果の情報を計測結果信号S6としてシステム負荷制御監視部41に送る。負荷の計測は、各伝送用映像信号S1のデコード処理ごとではなく、並列で行っているデコード処理全体での負荷を計測することにより行われる。
映像再生制御部30は、映像再生処理部31と、映像出力部32を備えている。映像再生処理部31は、映像表示部70で映像を表示するための映像データを、映像表示部70の仕様に応じて生成する機能を有する。映像表示部70の仕様とは、映像表示部70の解像度や色仕様等の特性のことをいう。映像再生処理部31は、復元映像信号S3を元に映像表示部70で表示するための映像データを生成し、生成した画像データを映像出力部32に送る。また、映像再生処理部31は、設定画面信号S7が入力されたときは、設定の選択画面の画像データを生成して映像出力部32に送る。設定画面信号S7は、作業者が設定を行う際に参照する情報を映像表示装置70に表示するための映像データにより構成されている。
映像出力部32は、映像再生処理部31から受け取った映像データを映像表示部70に送る際の規格に沿った信号形式に変換して出力する機能を有する。映像出力部32は、映像表示部70に送る信号形式に変換した信号を、映像出力信号S2として映像表示部70に出力する。映像出力信号S2は、映像IDに対応した映像データごとに独立した信号として映像表示部70に送られる。本実施形態では、映像出力部32と映像表示部70は同時に表示が可能な映像の数に対応した映像ケーブルで接続されている。複数の映像ケーブルは、1本に束ねられて見かけ上は1本のケーブルとして構成されていてもよい。映像出力部32と映像表示部70は、無線通信方式により接続されていてもよい。
映像デコード設定管理部40は、システム負荷制御監視部41と、デコード制御管理部42と、フレームレート制御管理部43と、再生表示情報制御管理部44を備えている。
システム負荷制御監視部41は、映像デコード処理部20の負荷状況から、各映像のフレームレートの変更が必要かを判断する機能を有する。システム負荷制御監視部41は、で映像デコード処理部20の負荷を計測するとき、負荷の計測を要求する信号を負荷計測信号S5としてデコード制御部22に送る。また、システム負荷制御監視部41は、負荷の計測結果の情報を計測結果信号S6として受け取ると、負荷の計測結果を所定の基準と比較して高負荷状態にあるかを判断する。高負荷状態とは、デコード処理部21のCPUなどの稼働率が高く、そのままのフレームレートで映像の生成処理を継続すると処理能力が不足する可能性が高い状態のことをいう、
デコード制御管理部42は、映像デコード処理部20に映像のデコード処理に関する設定情報を送る機能を有する。デコード制御管理部42は、映像再生管理テーブル53の情報を参照して、デコード処理に関する設定情報を示す信号を映像処理信号S4としてデコード処理部21に送る。映像処理信号S4は、デコード処理を行う対象となる伝送用映像信号S1の識別子、フレームレートの設定値および映像IDの情報により構成されている。
フレームレート制御管理部43は、デコード処理21でデコード処理を行う際の、フレームレートの設定値を決定する機能を有する。フレームレート制御管理部43は、システム負荷制御監視部41がデコード処理部21の高負荷状態を検知したときに、フレームレートの変更の要否を判断する。また、フレームレート制御管理部43は、フレームレートの変更が必要と判断したときに、フレームレートの値を再設定して映像再生管理テーブル53を更新する。
再生表示情報制御管理部44は、再生表示方法の設定などを行う際に、映像表示装置70に表示する設定画面の映像データを生成する機能を有する。再生表示情報制御管理部44は、生成した設定画面の画像データを設定画面信号S7として、映像再生処理部31に送る。
データ管理部50は、映像処理部10の動作に必要な各情報を保存する機能を有する。データ管理部50は、再生表示管理テーブル51と、負荷情報管理テーブル52と、映像再生管理テーブル53として情報を保存している。
再生表示管理テーブル51は、映像の再生表示方法の情報が保存されているデータテーブルである。映像の再生表示方法とは、映像表示装置70にどのような画質で映像を表示するかの情報などのことをいう。図4は、本実施形態の再生表示管理テーブル51の例を示したものである。図4に示す通り、本実施形態の再生表示管理テーブル51は、ID、再生表示方法、フレームレート値および映像優先度の4つの項目の情報により構成されている。
IDは、再生映像表示IDの略であり、再生映像表示IDは、映像の再生表示方法を識別するための識別子の情報である。再生表示方法は、再生表示方法の名称を示す情報である。本実施形態では、再生表示方法は、「高画質再生」、「中画質再生」、「通常再生」および「荒め再生」の4段階で設定され、それぞれに名称が設定されている。再生表示方法は、さらに多段階で設定されていてもよく、また、3段階以下で設定されていてもよい。フレームレート値は、各再生表示方法で再生を行った際の、最大のフレームレートの値を示している。フレームレート値は、30fps(Frames Per Second)のように1秒当たりのフレームの最大数として示されている。映像優先度は、映像表示の優先度を示した情報であり、再生表示方法に対応して設定されている。映像優先度は、作業者による変更を可能としてもよい。本実施形態の映像優先度は、数値が大きくなるほど優先度が高くなるように設定されている。
高負荷判定管理テーブル52は、デコード処理部21におけるデコード処理の負荷を判断する際の基準となる情報が保存されているデータテーブルある。図5は、本実施形態の高負荷判定管理テーブル52の例を示したものである。図5に示す通り本実施形態の高負荷判定管理テーブル52は、ID、負荷情報、判定条件、実行モジュールおよび負荷判定重みの5つの項目で構成されている。
IDは、負荷情報IDの略であり、負荷情報IDは負荷情報を識別するための識別子の情報である。負荷情報は、負荷情報の内容を名称として示した情報である。負荷情報は、負荷を判断する対象を示している。例えば、負荷情報のCPU負荷は、デコード処理部21のCPU(Central Processing Unit)の使用率を示している。判定条件は、負荷情報ごとに、高負荷であるかを判定する基準を示している。実行モジュールは、負荷情報を取得する際に用いるプログラム名を示している。最終判定重みは、高負荷かどうかを判定する際の各負荷情報の重みづけの値である。計測結果が判定条件の基準以上であった負荷情報の負荷判定重みが加算され、合計値を基に高負荷状態であるかの判断が行われる。
映像再生管理テーブル53は、映像を再生するために必要な各情報が保存されているデータテーブルである。映像再生管理テーブル53には、例えば、デコード処理を行う際の設定値の情報が保存されている。図6は、本実施形態の映像再生管理テーブル53の構成の例を示したものである。図6に示す通り、本実施形態の映像再生管理テーブル53は、映像ID、カメラID、現フレームレート、最大フレームレート、最少フレームレート、再生表示方法IDおよび映像優先度の7つの項目の情報により構成されている。
映像IDは、映像表示装置70に複数の映像を同時に表示する際に、各映像を表示する区画ごとの識別子の情報である。図6の映像管理テーブル53は1つの画面を12分割して、12個の映像を同時に表示する場合について示している。そのため、映像管理テーブル53では、12種類の映像IDが設定されている。
カメラIDは、映像を撮影した撮影部60を識別するための識別子の情報である。図6の例では、各撮影部60にそれぞれ固有の番号が採番され、固有の番号で撮影部60を特定することができる。また、映像用伝送信号S1には、カメラIDの情報がそれぞれ含まれている。
現フレームレートは、各映像IDに対応した映像のフレームレートの設定値の情報を示している。デコード処理部21は、現フレームレートの設定値のフレームレートの映像を生成するようにデコード処理を行う。最大フレームレートは、フレームレートの設定範囲の最大値を示している。最小フレームレートは、フレームレートの設定範囲の最小値を示している。本実施形態では、最小フレームレートは、(最大フレームレート)×(映像優先度)÷(映像優先度の総和)で算出する。すなわち、映像優先度が高いほど最小フレームレートの値は大きくなり、間引きされる可能性のあるフレームの数が減少する。
再生表示管理IDは、選択された再生表示方法の再生映像表示IDの情報である。再生映像表示IDおよび再生表示方法は、再生表示管理テーブル51と対応している。映像優先度は、各映像IDに対応した映像の優先度を示す情報である。映像優先度の値の大小によって、フレームレートを増減する際の順番が決定される。本実施形態では、映像優先度の値が大きい方が、優先度が高い映像として設定されている。また、本実施形態の映像再生管理テーブル53の再生表示管理IDおよび映像優先度の組み合わせは、再生表示管理テーブル51と対応している。
撮影部60は、映像の撮影を行う撮影素子と、撮影した映像を所定の規格に基づいて符号化するエンコード処理を行う機能を有する。撮影部60は、撮影した映像をエンコード処理により符号化し、映像データを伝送用映像信号S1としてネットワーク80を介して映像処理部10に送る。撮影部60にはそれぞれ固有のカメラIDが付与されている。撮影部60は、伝送用映像信号S1にカメラIDの情報を付加して映像処理部10に送る。
各撮影部60から送信された伝送用映像信号S1は、それぞれネットワーク80を介して映像処理部10に伝送される。本実施形態では、ネットワーク80に備えられた中継装置により、各伝送用映像信号S1は時分割多重され、多重化信号として映像処理部10に送られる。
撮影部60は、交通施設や公共施設、工場、港湾施設など映像の監視を行う箇所にそれぞれ設置されている。撮影部60は、映像を撮影する方向や条件を遠隔地から制御できる構成としてもよい。また、本実施形態の撮影部60のようにネットワークを介して映像データを伝送する機能を有するカメラは、ネットワークカメラとも呼ばれる。
映像表示部70は、映像処理部10から送られてきた映像出力信号S2に基づいた映像を表示する機能を有する。映像表示部70には、例えば、液晶表示装置のような表示装置を用いることができる。映像表示部70は、複数の表示装置を格子状に並べることにより構成することができる。本実施形態では、縦に3列、横に4列の計12台の表示装置により構成されている。各表示装置はそれぞれ対応した映像IDの映像の表示を行う。
ネットワーク80は、光通信ネットワークや無線ネットワークなどにより構成されている。ネットワーク80は、光通信ネットワークおよび無線ネットワークなど複数の方式の組み合わせによって構成されていてもよい。また、ネットワーク80は、専用回線または共用回線のいずれかでもよく、専用回線と共用回線の組み合わせにより構成されていてもよい。また、各撮影部60が映像処理部10とそれぞれ独立した専用回線で接続されていてもよい。伝送用映像信号S1が途中の中継装置等で多重化されて伝送される方式とすることもできる。また、伝送用映像信号S1はインターネット等の共用回線または専用回線を介して、パケット方式で伝送することもできる。
本実施形態の映像監視システムの動作について説明する。始めに、映像処理部10において、映像の再生表示方法、すなわち、映像を表示する際の条件を設定する際の動作について説明する。
本実施形態では、初期状態では図7に示すような再生表示の設定になっているとして説明する。図7は、縦方向に3区画、横方向に4区画の合計12個の映像を同時に表示する際の、各区画の設定情報を示したものである。図7に示した映像の再生表示方法の設定の初期設定は、1画面に表示される12個の映像全てが通常再生となっている。通常再生の設定内容は、再生表示管理テーブル51に保存されている。図7ではフレームレートは5fps、優先度は20、最大フレームレートは5fps、最小フレームレートは1fpsとして設定されている。
再生表示情報制御管理部44は、図7に示すような映像を映像出力部31を介して映像表示部70に表示する。始めに、作業者は、映像表示部70の画面表示を見ながら、映像IDがSC01の区画の再生表示方法を選択する。映像IDがSC01の区画の再生表示方法が選択されると、再生表示情報制御管理部44は、映像再生管理テーブル53の映像再生表示IDの情報を更新する。また、再生表示情報制御管理部44は、再生表示管理テーブル51を参照し、映像再生表示IDに対応したフレームレート値の値を、映像再生管理テーブル53の現フレームレートおよび最大フレームレートの値として保存する。さらに、再生表示情報制御管理部44は、再生表示管理テーブル51を参照し、映像再生表示IDに対応した映像優先度の値を、映像再生管理テーブル53の映像優先度の値として保存する。
映像IDがSC01の区画の再生表示方法の設定が行われると、順次、他の区画についての再生表示方法が行われる。12個全ての区画についての再生表示方法が終わると、再生表示情報制御管理部44は、各映像IDに対応した最小フレームレートを算出する。最小フレームレートを算出すると、再生表示情報制御管理部44は、算出した値を映像再生管理テーブル53に保存する。また、再生表示方法の設定は映像IDの順ではなく、必要な映像IDを選択して、その映像IDのみについて設定を行う方法とすることもできる。
図8は、映像IDがSC02の区画について高画質再生、SC03およびSC04の区画について中画質再生、SC04からSC12の区画について通常再生が選択された場合における、映像再生管理テーブル53を示している。図8の例では、最大フレームレートが30fps、映像優先度は200、全ての区画の映像優先度の総和は660である。よって、映像IDがSC01およびSC02の区画の最小フレームレートは、30×200/660=9.09として算出される。小数点以下は切り上げられて、10fpsがSC01およびSC02の区画の最小フレームレートとして設定される。同様に、映像IDがSC03およびSC04の区画の最小フレームレートは、15×50/660=1.14として算出される。小数点以下は切り上げられて、2fpsがSC03およびSC04の区画の最小フレームレートとして設定される。映像IDがSC04からSC12の区画の最小フレームレートは、5×20/660=0.15として算出される。小数点以下は切り上げられて、1fpsがSC04からSC12の区画の最小フレームレートとして設定される。
次に本実施形態の映像監視システムにおいて、映像表示部70に映像を表示する際のフレームレートの設定値を変更する際の動作について説明する。図9はフレームレートの変更が行われる際のフローの概要を示したものである。
作業者による操作または所定のタイミングにより、フレームレートの見直し処理が開始される。所定のタイミングは、例えば、一定の時間ごととして設定される。フレームレートの見直し処理が開始されると、フレームレート負荷監視制御部41は、フレーム処理部21が高負荷状態であるかの確認を行う(ステップ201)。高負荷状態であるかを確認する際の動作については、後で説明する。
負荷が所定の基準を超えていて高負荷状態として判断された場合は(ステップ202でYes)、フレームレート制御管理部43は、間引きを行ったフレームレートの合計数が所定の閾値を超えていないかを確認する(ステップ203)。動作開始直後は、フレームレートの間引きの合計数は0となる。また、所定の時間の経過後などに再度、フレームレートの変更の動作を行う際は、合計数を0に戻して動作が行われる。本実施形態では所定の閾値は30fpsとして設定されている。フレームレートも間引き数が所定の閾値以上であるとき(ステップ204でYes)、フレームレート制御管理部43は、フレームをさらに間引くことはできないと判断し、フレームレートの変更の動作を終了する。
フレームレートの間引きの合計数が所定の閾値未満であるとき(ステップ204でNo)、フレームレート制御管理部43は、フレームの間引きが可能と判断してフレームの間引きの動作を開始する。動作開始直後は、フレームレートの間引きの合計数は0であるので、ステップ204はNoとなる。
間引きが可能と判断すると、フレームレート制御管理部43は、映像再生管理テーブル53を参照して、映像優先度が最も低い映像IDを、フレームレートを減少させる映像IDとして選択する(ステップ205)。本実施形態では、現フレームレートが最小フレームレートではない映像IDの中から、映像優先度が最も低い映像IDがフレームレートを減少させる映像IDとして選択される。また、候補が重複する場合は、映像IDの番号が最も大きな映像IDが選択される。
フレームレートを減少させる映像IDを選択すると、フレームレート制御管理部43は、対象となる映像IDの現フレームレートを最小フレームレートの値に変更する(ステップ206)。例えば、映像IDがSC12のフレームレートを減少させる対象として選択されたとすると、現フレームレートの5fpsは最小フレームレートの1fpsに変更される。このとき、フレームレートの間引き数は4となる。
現フレームレートの値を変更すると、フレームレート制御管理部43は、間引きの動作が未了の映像IDがあるかを確認する。間引きの動作が未了の映像IDがある場合(ステップ207でYes)、ステップ203に戻って間引きの動作が継続される。
間引きの動作が継続される場合は、映像IDがSC11から順に番号が小さくなるように順次、フレームレートの間引きが行われる。順次、間引きが行われると、映像IDがSC05からSC12までは、それぞれ現フレームレートが5fpsから1psへと変更され、間引きの合計数は28fpsとなる。さらに、映像IDがSC04である区画は、間引きにより現フレープレートが15fpsから2fpsとなるように13fps分の間引きが行われ、間引きの合計数が41fpsとなる。間引きの合計数が所定の閾値30fpsを越えると、ステップ204でYesとなりフレームレートの間引きの動作は終了する。フレームレートの間引きの動作が完了して、映像再生管理テーブル53の更新が終わると、新たなフレームレートでのデコード処理が行われる。
負荷が所定の基準未満で高負荷状態ではないと判断された場合は(ステップ202でNo)、フレームレート制御管理部43は、フレームレートを上げて高画質化することが可能かを判断する。フレームレート制御管理部43は、フレームレートを上げることができるかを判断するために、増加させたフレームレートの合計数が所定の閾値を超えていないかを確認する(ステップ208)。本実施形態は、所定の閾値は20fpsとして設定されている。動作開始直後は、増加させたフレームレートの合計数は0となる。また、所定の時間の経過後などに再度、フレームレートの変更の動作を行う際は、合計数を0に戻して動作が行われる。
増加させたフレームレートの合計数が所定の閾値以上である場合は(ステップ209でYes)、フレームレート制御管理部43は、フレームレートの増加は不可と判断する。フレームレートの増加が、負荷と判断すると、フレームレート制御管理部43は、フレームレートの変更の動作を終了する。
増加させたフレームレートの合計数が所定の閾値未満である場合は、フレームレート制御管理部43は、フレームレートの増加が可能と判断する。フレームレートの増加が可能と判断すると、フレームレート制御管理部43は、映像再生管理テーブル53を参照して、映像優先度が最も高い映像IDを、フレームレートを増加させる映像IDとして選択する(ステップ210)。本実施形態では、現フレームレートが最大フレームレートに達していない映像IDの中から、映像優先度が最も高い映像IDの情報が選択される。候補が重複する場合は、映像IDの番号が最も小さな映像IDが選択される。
フレームレートを増加させる映像IDを選択すると、フレームレート制御管理部43は、対象となる映像IDの現フレームレートを最大フレームレートの値に変更する(ステップ212)。例えば、映像IDがSC04の区画がフレームレートを増加させる対象として選択されると、フレームレート制御管理部43は、現フレームレートを2fpsから最大フレームレートである15fpsへと、13fps分増加させる。
フレームレートを増加させると、フレームレートの増加が未了の映像IDがあるかを確認する。フレームレートの増加が未了の映像IDが無い場合は(ステップ212でNo)、フレームレート制御管理部43は、フレームレートの変更の動作を終了する。
フレームレートの増加が未了の映像IDがある場合は(ステップ212でYes)、ステップ208に戻って、フレームレートの増加数の合計数が所定の閾値を超えるまで動作が行われる。本実施形態では、フレームレート制御管理部43は、映像IDがSC05およびSC06の現フレームレートをそれぞれ1fpsから5pfsへと4fpsずつ増加させる。映像IDがSC06の現フレームレートを増加させると、フレームレートの増加数の合計数は21fps分になり、所定の閾値を超過する。所定の閾値を超えるとステップ208でNoとなるため、他の映像IDのフレームレートは変更されない。
フレームレートの増加の動作が完了して、映像再生管理テーブル53の更新が終わると、新たなフレームレートでのデコード処理が行われる。以上で、フレームレートの変更の動作は完了となる。
次に、デコード処理部21の負荷が高負荷状態であるかを判断する際の動作について説明する。図10は、デコード処理部21が高負荷状態であるかを判断する際の動作フローの概要を示したものである。
高負荷状態であるかの判断を開始すると、システム負荷制御監視部41は、負荷情報管理テーブル52から、負荷の計測を行う対象を示す高負荷判定管理IDを選択する(ステップ221)。高負荷判定管理IDは、負荷の計測を行う項目、すなわち、負荷情報に対応している。高負荷判定管理IDを選択すると、システム負荷制御監視部41は、高負荷判定管理IDに対応した実行モジュールの情報を示した信号を負荷計測信号S5としてデコード制御部22に送る。デコード制御部22は、負荷計測信号S5に示された情報に従ってデコード処理部21の負荷の計測を実行する(ステップ222)。例えば、高負荷判定管理IDにF01が選択された場合は、負荷の計測は、所定の時間当たりの、CPUの使用率を計測することにより行われる。デコード制御部22は、負荷の計測が終わると計測結果を示す信号を計測結果信号S6としてシステム負荷制御監視部41に送る。
システム負荷制御監視部41は、計測結果信号S6を受け取ると、計測結果を高負荷判定管理テーブル52の判定条件と比較する。判定条件を満たすとき、すなわち負荷が所定の基準以上であるとき(ステップ223でYes)、システム負荷制御監視部41は、負荷判定重みを加算する(ステップ224)。負荷判定重みとは、負荷状況を最終的に判断する際の評価値を算出する際の、各負荷情報の計測結果の重みづけのことをいう。負荷判定重みは、値が大きくなるほど負荷が高い状態として設定されている。負荷判定重みを加算すると、システム負荷制御監視部41は、高負荷判定管理テーブル52の全ての項目を計測したかを確認する。全ての項目、すなわち負荷情報を計測していないとき(ステップ225でNo)、ステップ221に戻り、システム負荷制御監視部41は、他の項目の計測を実施する。
全ての項目の計測が終わっている場合(ステップ225でYes)、システム負荷制御監視部41は、負荷判定重みの合計数を所定の閾値と比較する。負荷判定重みの合計数が所定の閾値以上であるとき(ステップ227でYes)、システム負荷制御監視部41はデコード処理部21が高負荷状態であると判断する(ステップ228)。負荷判定重みが所定の閾値未満であるとき(ステップ227でNo)、システム負荷制御監視部41はデコード処理部21が高負荷状態ではないと判断する(ステップ230)。
また、ステップ223において判定条件を満たさないとき、すなわち負荷が所定の基準未満であるとき(ステップ223でNo)、システム負荷制御監視部41は、負荷判定重みを加算しない(ステップ229)。負荷が所定の基準未満であるときは、負荷判定重みが加算されずにステップ225からの処理が行われる。以上で、デコード処理部21の負荷が高負荷状態であるかを判断する際の動作は完了する。
次に、本実施形態の映像監視システムにおいて、撮影部60で撮影された映像を映像表示部70に表示する際の動作について説明する。図11は、撮影部60で撮影された映像の表示を映像表示部70に行う際の動作フローの概要を示したものである。
始めに、作業者により映像を表示する対象の撮影部60が所定の数、選択される。また、各映像に対する再生表示方法が設定される(ステップ241)。本実施形態では、12個の映像を同時に表示するので、12個の撮影部60および映像再生方法の選択が行われる。映像を表示する対象として選択される撮影部60は、映像表示装置70で同時に表示を行うことが可能な映像の最大数でなくてもよい。本実施形態では撮影部60の選択は、対応する映像IDを選択することによって行われる。
再生表示方法が設定されると、フレームレート制御管理部43は、映像再生管理テーブル53の情報を更新する。映像再生管理テーブル53が更新されると、デコード制御管理部42は、映像デコード処理部20にデコード処理の設定情報を映像処理信号S4として送る(ステップ242)。
各撮影部60が撮影した画像はエンコーダより符号化され、所定の通信規格に沿った信号形式の映像信号に変換される。変換された映像信号は、伝送用映像信号S1としてネットワーク80を介して、映像処理部10に送られる。各伝送用映像信号S1は、ネットワーク80に備えられた中継装置により時分割多重されて映像処理部10に送られる。また、伝送用映像信号S1には、各撮影部60に固有に割り当てられたカメラIDの情報が含まれている。
映像処理部10に入力された多重化された伝送用映像信号S1は、映像処理部10の入力部で各伝送用映像信号S1に分割されて映像デコード処理部20に送られる。映像デコード処理部20に入力された各伝送用映像信号S1のうち、選択された撮影部60に対応する伝送用映像信号S1についてデコード処理が実行される(ステップ243)。また、デコード処理は選択された複数の伝送用映像信号S1について並列に行われる。
映像デコード処理部20のデコード制御部22は、映像処理信号S4に示されたフレームレートとなるようにデコード処理部21におけるデコード処理を制御する。デコード処理部21は、デコード処理を行って生成したそれぞれの映像データを、復元映像信号S3として映像再生処理部31に送る。
映像再生処理部31は、各映像IDに対応した復元映像信号S4を映像表示部70の仕様に応じた信号にそれぞれ変換し、映像出力部32に送る。映像出力部32は、映像再生処理部31から受け取った信号を、各映像IDごとの映像出力信号S2として映像表示部70に送る。映像表示部70は、受け取った映像出力信号S2を元に各映像IDに対応した区画に映像を表示する(ステップ244)。
映像表示装置70への映像の表示が行われて、所定の時間が経過すると(ステップ245でYes)、デコード処理部21が高負荷状態かを判断する負荷の判定のフローが実行される(ステップ246)。デコード処理部21が高負荷状態かを判断するための負荷の判定のフローは、ステップ221からステップ230に示したフローで行われる。
フレームレートの変更を行った場合は(ステップ247でYes)、ステップ242に戻り新たなフレームレートに基づいた動作が行われる。フレームレートの変更を行っていない場合は(ステップ247でNo)、ステップ243に戻り現設定での動作が継続される。以上で、撮影部60で撮影された映像の表示を映像表示部70に行う際の動作は完了となる。
本実施形態の映像監視システムは、映像デコード処理部20の負荷状態を計測して、負荷が所定の基準よりも高かったときに、優先度の低い映像のフレームレートを下げて映像デコード処理部20の処理量を低減している。優先度の低い映像のフレームレートを下げることで、優先度の高い映像のフレームレートの維持、すなわち、画質の維持が可能となる。また、優先度の低い映像についてもフレームレートを下げることにより、継続的に映像表示装置70への表示を行うことが可能となる。
本実施形態の映像監視システムが高画質の設定で稼動を開始しても、負荷が高くなると優先度の低い映像のフレームレートを下げることにより全体の負荷を抑制する。そのため、本実施形態の映像監視システムでは、動作開始時の設定通りのフレームレートでの処理を維持しようとしてシステムが停止するようなことは生じない。その結果、本実施形態の映像監視システムでは、詳細な観察を要する優先度の高い映像を維持しつつ、複数の映像の同時表示を継続的に行うことができる。
本発明の第3の実施形態について図12を参照して詳細に説明する。図12は本実施形態の映像監視システムの構成の概要を示したものである。第2の実施形態では所定の時間ごとに負荷状態を計測してフレームレートの見直しが行われた。本実施形態の映像監視システムは、所定の時間ごとに加え、映像解析部を備え、所定の画像を検知したときに優先度を変更してフレームレートの変更を行う。
図12に示す通り、本実施形態の映像監視システムは、映像処理部100と、撮影部61と、映像表示部71を備えている。撮影部61は複数、備えられ、各撮影部61と映像処理部100はネットワーク81を介して接続されている。本実施形態の映像監視システムでは、撮影部61が撮影した映像データが伝送用映像信号S11として映像処理部100に送られる。映像処理部100は、伝送用映像信号S11を元に映像表示部71に映像を表示するための映像データを生成し、映像出力信号S12として映像表示装置71に送る。映像表示装置71は、映像出力信号S12の映像データを元にして複数の映像を同時に表示する。
本実施形態の撮影部61、映像表示部72およびネットワーク81の構成および機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。本実施形態の伝送用映像信号S11および映像出力信号S12は、第2の実施形態の同名称の信号と同様の情報により構成されている。また、本実施形態の復元映像信号S13、映像処理信号S14、負荷計測信号S15、計測結果信号S16および設定画面信号S17を構成する情報および各信号の機能は、第2の実施形態の同名称の信号と同様である。
図13は、本実施形態の映像処理部100の構成の概要を示している。図13に示す通り、映像処理部100は、映像デコード処理部120と、映像再生制御部130と、映像デコード設定管理部140と、データ管理部150と、映像解析部160を備えている。
映像デコード処理部120は、デコード処理部121と、デコード制御部122を備えている。デコード制御部122の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。デコード処理部121は、第2の実施形態の同名称の部位と同様の構成および機能に加え、復元映像信号S13を画像検知部161に送る機能を有する。
映像再生制御部130は、映像再生処理部131と、映像出力部132を備えている。映像再生処理部131および映像出力部132の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。
映像デコード設定管理部140は、システム負荷制御監視部141と、デコード制御管理部142と、フレームレート制御管理部143と、再生表示情報制御管理部144を備えている。システム負荷制御監視部141、デコード制御管理部142および再生表示情報制御管理部144の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。
フレームレート制御管理部143は、第2の実施形態と同様の機能に加え、画像検知部161から画像検知信号S18を受け取ったときに、フレームレートを再設定する機能を有する。画像検知信号S18は、映像データから所定の画像を検知したことを示す信号であり、所定の画像を検知した映像IDおよび所定の画像を検知したことを示す情報により構成されている。所定の画像とは、特定の物体や不審人物など検知用データ保存部162に保存されている画像データと一致する画像のことをいう。
フレームレート制御管理部143は、画像検知信号S18を受け取ったときに、所定の画像を検知した映像IDの緊急度の項目を、緊急度が有りの情報に更新する。緊急度の項目を更新すると、フレームレート制御管理部143は、画像検知信号S18に基づいて所定の画像が検知された映像IDのフレームレートが最大フレームレートとなるように映像再生管理テーブル153を更新する。また、フレームレート制御管理部143は、所定の画像が検知されていない映像IDのフレームレートを最低フレームレートとなるように映像再生管理テーブル153を更新する。
データ管理部150は、再生表示管理テーブル151と、負荷情報管理テーブル152と、映像再生管理テーブル153として情報を保存している。再生表示管理テーブル151および負荷情報管理テーブル152のデータ構成は第2の実施形態の同一名称のデータテーブルと同様である。
映像再生管理テーブル153は、第2の実施形態の映像再生管理テーブルと同様の項目に加え、緊急度の情報が保存されている。緊急度の情報は、緊急度が有りの場合は「1」、無しの場合は「0」として保存されている。図14は、映像IDがSC01の映像で所定の画像を検知した際の更新後の映像再生管理テーブル153の例を示したものである。図14に示す通り、本実施形態の映像再生管理テーブル153には、第2の実施形態と同様の項目に加え、緊急度の情報が保存されている。図14では、映像IDがSC01の優先度が「1」として保存されている。また、図14では、映像IDがSC01の映像については現フレームレートが最大フレームレートの設定であるのに対して、それ以外の映像IDのフレームレートは最低フレームレートの設定になっている。
本実施形態では、このように、緊急度が高い映像以外のフレームレートを下げることで、処理の負荷を低減し、緊急度が高い映像の処理への影響を抑制している。そのため、緊急度の高い映像、すなわち、所定の画像が検知された映像のフレームレートを下げる必要があるような高負荷状態は生じにくく、詳細な観察を継続することができる。また、このように、他の映像のフレームレートを一律に下げることで、フレームレートの再設定に要する処理の時間を短くすることができるので、所定の画像を検知した後、すぐに対応したフレームレートの設定に変更することが可能となる。
映像解析部160は、映像を解析して所定の画像を検知する機能を有する。映像解析部160は、画像検知部161と、検知用データ保存部162を備えている。画像検知部161は、復元映像信号S13として送られてくる映像データの中から所定の画像を検知する機能を有する。画像検知部161は、映像データと検知用データ保存部162に保存されているデータを比較して、一致したときに所定の画像を検知したと判断する。画像検知部161は、映像データから所定の画像を検知すると、画像検知信号S18をフレームレート制御部143に送信する。所定の画像とは、例えば、特定の人物や車両など物体のことをいう。画像検知部161は、人や物の数や動きの変化を検知する構成とすることもできる。本実施形態の映像監視システムでは、所定の画像は監視の優先度が高いものとして設定されている。そのため、所定の画像が検知された映像IDに対応する映像について、詳細な観察を可能とするために、フレームレートを上げるか維持し、他の映像のフレームレートを下げた映像の表示が行われる。
検知用データ保存部162は、画像検知部161が所定の画像を検知する際に参照する画像データを保存する機能を有する。検知用データ保存部162には、参照用の画像デーが保存されている。画像検知部161を人や物の数や動きの変化を検知する構成とした場合には、検知用データ保存部162には、変化を検知する際の基準データが保存されている。
本実施形態の映像監視システムの動作について説明する。本実施形態の映像監視システムにおいて、所定の画像を検知したとき以外の動作は第2の実施形態と同様である。そのため、以下では、本実施形態の映像監視システムにおいて、所定の画像を検知した場合にフレームレートの変更を行う際の動作についてのみ説明する。図15は、本実施形態の映像監視システムにおいて所定の画像を検知した場合に、フレームレートの変更を行う際のフローの概要を示している。
画像検知部161は、デコード処理部121から入力される映像データの画像と検知用データ保存部162の画像の比較を行って映像の監視を行う。画像検知部161は、所定の画像を検知すると(ステップ251)、画像検知信号S18をフレームレート制御管理部143に送る。映像検知信号S18には、映像IDの情報が含まれている。
フレームレート制御管理部143は、画像検知信号S18を受け取ると、映像再生管理テーブル153の映像IDに対応する現フレームレートの設定値を最大フレームレートの値に変更する(ステップ252)。映像検知信号S18で指定された映像IDのフレームレートを変更すると、フレームレート更新管理部143は、それ以外の映像IDの現フレームレートの設定値を最低フレームレートになるように変更する(ステップ253)。映像再生管理テーブル153が更新されると、デコード制御管理部142は、各映像IDのカメラIDとフレームレートの情報を映像処理信号S14としてデコード制御部122に送信する(ステップ254)。デコード制御部122は、映像処理信号S14を受け取ると、映像処理信号S14で映像IDごとに指定されたフレームレートでのデコード処理を行うようにデコード処理部121を制御する(ステップ255)。デコード処理部121でデコード処理が行われた映像データは、映像再生制御部130を介して映像出力信号S12として映像表示部70に送られる。映像表示部70は、映像出力信号S12の映像データを元にして、複数の映像を同時に表示する(ステップ256)。
所定の時間が経過すると(ステップ257でYes)、フレームレートの変更の要否の判断を行う。映像処理部100は、負荷の判定フローを実行してフレームレートの変更が必要かを判断する(ステップ258)。フレームレートの変更を行った場合(ステップ259でYes)、フレームレート管理制御部143は、フレームレートを変更して映像再生管理テーブル153を更新する。映像再生管理テーブル153が更新されると、ステップ253に戻り、デコード制御部122に新たな設定値が送信されて、新たな設定値でのデコード処理が行われる。フレームレートの変更が行われなかった場合(ステップ259でNo)、ステップ255に戻りその時点での設定でのデコード処理が継続される。
また、ステップ257で所定の時間が経過していないときは(ステップ257でNo)、ステップ255に戻りその時点での設定でのデコード処理が継続される。また、所定の時間後のフレームレートの変更の動作が行われない構成とすることもできる。そのような構成とした場合は、所定の画像を検知した映像IDの緊急度を、作業者が緊急度無しに設定した後に、フレームレートの変更の動作が行われるようにする。また、所定の画像を検知した際は、所定の時間を通常よりも長く設定する方法とすることもできる。
本実施形態の映像監視システムは、所定の画像など所定の画像が検知された映像のフレームレートを最大のフレームレートに上げて映像表示装置70への表示を行っている。また、所定の画像が検知されていない映像については、最低のフレームレートに下げている。このような構成とすることにより、所定の画像が検知された場合に、複雑な処理を必要とせず所定の画像が検知された映像のフレームレートを上げるか維持しつつ、全体の処理量が大幅に増えることを防ぐことができる。映像監視システムでは、所定の画像を含むような観察の緊急度が高い画像を詳細に観察しているときに、処理能力が不足してシステムの停止等が起こる恐れは低い。よって、本実施形態の映像監視システムでは、所定の画像が検知された映像の詳細な観察をリアルタイムに可能にしつつ、他の映像についても継続的な表示が可能となる。その結果、本実施形態の映像監視システムでは、緊急度の高いような映像の詳細な観察を可能としつつ、複数の映像の同時表示を継続的に行うことが可能となる。
第2の実施形態および第3の実施形態では1画面に複数の映像を同時に表示する場合について示したが、映像の表示先は2画面以上とすることもできる。
第3の実施形態では所定の画像を検知して、優先度の変更が行われた。そのような構成に代えて、音声や温度などを検知して優先度を変更する構成としてもよい。また、河川の水深等の日常とは異なる変化を検知して優先度を変更する構成とすることもできる。音声や温度などを検知して、優先度を変更する場合には、撮影装置の周囲にセンサを備え、音声や温度情報が映像処理装置に送られる構成とする。映像処理装置は温度や音声が所定の基準値未満または基準値以上になったときに、優先度を変更してフレームレートの再設定を行う。また、フレームレートの変更を行った映像について、映像表示装置にフレームレートの変更が行われた旨の表示が行われるようにすることもできる。このような構成とすることにより、状態の変化があった箇所における映像を特別な作業を必要とせずに詳細に確認することが可能となる。
また、所定の画像を検知して優先度を変更する構成に代えて、撮影部が所定の動きをしたときに優先度を変更する構成としてもよい。例えば、作業者による操作で撮影部の方向や傾き、ズームなどを変更したときに映像の優先度を変更する。
第1の実施形態から第3の実施形態の映像処理装置または映像監視システムを、所定のフレームのグループを単位として映像圧縮を行う方式に用いる際には、次のように行うことができる。フレームのグループを単位として映像圧縮を行う方式としては、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式がある。MPEG方式ではGOP(Group Of Picture)と呼ばれるフレームの単位で映像の圧縮が行われる。そのため、GOPを単位とせずにフレームの削減を行うと、映像の再生の不具合が生じ得る。
このような映像圧縮方式に、第1乃至第3の実施形態の技術を用いる場合は、最小フレームレートはGOPの設定値に基づいた値として設定する。最小フレームレートはGOPの設定値の倍数となるようにし、0に近い値として設定される。また、最大フレームレートもGOPの設定値の倍数となるように設定される。デコード処理を行う際のフレームレートは、最小のフレームレートから最大のフレームレートのうち、GOPの設定値の倍数の値として設定することができる。以上のように設定することで、フレームを単位として映像の圧縮を行う方式においても、映像の再生に不具合を生じることなく、優先度に応じたフレームレートの変更が可能となる。
本発明は、ネットワークを介して撮影された映像を同時に表示する映像監視システムに利用することができる。
1 映像生成手段
2 負荷計測手段
3 フレームレート制御手段
10 映像処理部
20 映像デコード処理部
21 デコード処理部
22 デコード制御部
30 映像再生制御部
31 映像再生処理部
32 映像出力部
40 映像デコード設定管理部
41 システム負荷制御監視部
42 デコード制御管理部
43 フレームレート制御管理部
44 再生表示情報制御管理部
50 データ管理部
51 再生表示管理テーブル
52 負荷情報管理テーブル
53 映像再生管理テーブル
60 撮影部
61 撮影部
70 映像表示部
71 映像表示部
80 ネットワーク
81 ネットワーク
100 映像処理部
120 映像デコード処理部
121 デコード処理部
122 デコード制御部
130 映像再生制御部
131 映像再生処理部
132 映像出力部
140 映像デコード設定管理部
141 システム負荷制御監視部
142 デコード制御管理部
143 フレームレート制御管理部
144 再生表示情報制御管理部
150 データ管理部
151 再生表示管理テーブル
152 負荷情報管理テーブル
153 映像再生管理テーブル
160 映像解析部
161 画像検知部
162 検知用データ保存部
201−212 映像処理の動作ステップ
221−230 映像処理の動作ステップ
241−247 映像処理の動作ステップ
251−259 映像処理の動作ステップ
S1 伝送用映像信号
S2 映像出力信号
S3 復元映像信号
S4 映像処理信号
S5 負荷計測信号
S6 計測結果信号
S7 設定画面信号
S11 伝送用映像信号
S12 映像出力信号
S13 復元映像信号
S14 映像処理信号
S15 負荷計測信号
S16 計測結果信号
S17 設定画面信号
S18 画像検知信号

Claims (10)

  1. 複数の撮影装置からネットワークを介して入力される前記撮影装置のそれぞれの映像信号を元に、所定の設定値のフレームレートの映像をそれぞれ生成する映像生成手段と、
    複数の前記撮影装置から入力される前記映像信号に、前記映像生成手段における処理の優先度を設定する優先度設定手段と、
    前記映像生成手段が前記映像を生成する処理を行う際の負荷を計測する負荷計測手段と、
    前記負荷計測手段による前記負荷の計測結果を基に、前記所定の設定値を更新し、更新後の前記所定の設定値の前記フレームレートで、前記映像をそれぞれ生成するように前記映像生成手段を制御するフレームレート制御手段と
    を備え
    前記フレームレート制御手段は、前記負荷が所定の基準より高いときに、前記優先度が低い少なくとも1つの前記映像信号の前記フレームレートの前記所定の設定値を、前記映像信号ごとに設定されている範囲の最小値とすることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記フレームレート制御手段は、前記負荷が所定の基準より高いときに、間引きを行った前記フレームレートの合計があらかじめ設定された閾値を超えるまで、前記優先度が低い前記映像信号から順に、前記フレームレートの前記所定の設定値を設定されている範囲の最小値にすることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記フレームレート制御手段は、前記負荷が所定の基準より低いときに、前記優先度が高い前記映像信号のフレームレートを上げるように前記所定の設定値を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の映像処理装置。
  4. 前記負荷計測手段は、前記映像生成手段が前記映像を生成する処理を行う際の負荷を、複数の項目について計測することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の映像処理装置。
  5. 前記映像生成手段が生成した前記映像から所定の画像を検知する画像検知手段をさらに備え、
    前記画像検知手段が前記所定の画像を検知したときに、前記フレームレート制御手段は、前記所定の画像が検知された映像以外の映像のフレームレートを下げるように、前記所定の設定値を更新することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の映像処理装置。
  6. 複数の撮影装置と、
    請求項1から4いずれかに記載の映像処理装置と、
    映像表示装置とを備え
    前記撮影装置が出力した映像信号が、前記映像処理装置に入力され、前記映像処理装置が生成した映像を前記映像表示装置が表示することを特徴とする映像監視システム。
  7. 複数の撮影装置からネットワークを介して入力される映像信号に、処理の優先度を設定し、
    複数の前記撮影装置から前記ネットワークを介して入力される前記撮影装置のそれぞれの映像信号を元に、所定の設定値のフレームレートの映像をそれぞれ生成し、
    前記映像を生成する処理を行う際の負荷を計測し、
    前記負荷の計測結果を基に、前記負荷が所定の基準より高いときに、前記優先度が低い少なくとも1つの前記映像信号の前記フレームレートの前記所定の設定値を、前記映像信号ごとに設定されている範囲の最小値となるように更新し、
    更新後の前記所定の設定値の前記フレームレートで、前記映像をそれぞれ生成することを特徴とする映像処理方法。
  8. 前記負荷が所定の基準より高いときに、間引きを行った前記フレームレートの合計があらかじめ設定された閾値を超えるまで、前記優先度が低い前記映像信号から順に、前記フレームレートの前記所定の設定値を設定されている範囲の最小値にすることを特徴とする請求項7に記載の映像処理方法。
  9. 前記負荷が所定の基準より低いときに、前記優先度が高い前記映像信号のフレームレートを上げるように前記所定の設定値を更新することを特徴とする請求項7または8に記載の映像処理方法。
  10. 生成した前記映像から所定の画像を検知し、
    前記所定の画像を検知したときに、前記所定の画像が検知された映像以外の映像のフレームレートを下げるように、前記所定の設定値を更新することを特徴とする請求項7から9いずれかに記載の映像処理方法。
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