JP2013195853A - 複式跳ね上げ眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結部の取り外しが簡単に行えて連結具合の調整が容易に可能な跳ね上げ眼鏡を提供する。
【解決手段】眼鏡本体に取り付け可能な基礎幹部1と、基礎幹部1に回動且つ取り外し可能に取り付けられた補助眼鏡2とよりなる跳ね上げ眼鏡であって、補助眼鏡2を上方に回動させ基礎幹部1の一部と当接させて停止状態にし、更に、回動させることにより補助眼鏡2を基礎幹部1から取り外すものである跳ね上げ眼鏡であり、また、眼鏡本体の本体ブリッジ部に取り付け可能である跳ね上げ眼鏡A。
【選択図】図2

Description

本発明は、眼鏡本体に取り付けられる複式跳ね上げ眼鏡に関し、更に詳しくは、補助眼鏡を回動させることにより基礎幹部から簡単に取り外すことができる複式跳ね上げ眼鏡に関する。
眼鏡本体に取り付けて使用する別の独立した眼鏡、いわゆる前掛け眼鏡や補助眼鏡といわれる眼鏡が従前から市場に提供されている。
このような眼鏡は、老眼用、拡大用、遮光用等の目的で使用するが、必要時にのみに取り付けて、不必要時は取り外すものが多い。
例えば、特許文献1の補助眼鏡は眼鏡本体のヨロイ部に磁石力で取り付けるものであり、また特許文献2の補助眼鏡は、眼鏡本体のテンプルの先にある鈎状突起で補助眼鏡のヨロイに設けられたループを押さえ込むことで取り付けるものである。
しかし、使用しない時は、取り外しておくが、必要時には、また取り付ければならないため、極めて面倒である。
このようなことから、取り付けたままの状態で、不必要に対応して、上方に回動させて跳ね上げておくものが開発されている。
例えば、特許文献3の前掛け眼鏡は、常用眼鏡のブリッジ部に保持させておき、必要に応じて跳ね上げ状態にするものであり、
また特許文献4の前掛け眼鏡は、その弾性脚で眼鏡レンズを挟み込んで取り付けるもので、同様に不必要時に跳ね上げておくものである。
しかし、これらは跳ね上げる際の回動時にガタが生じ易く、また被い状態や跳ね上げ状態においても不安定となっている。
そのため、特許文献5のように補助眼鏡レンズを、直接、主眼鏡に回動自在に取り付けたもの、具体的には、レンズハンガーの先を主眼鏡のブローバーに設けられた特殊な固定駒に回動自在に連結する連結部(連結構造)を有するものが提供されている。
これは、特殊構造の固定駒にレンズハンガーの先を装着して補助眼鏡レンズを回動自在にするものなので、回動状態が極めて安定したものとなっている。
また被い状態や跳ね上げ状態においても安定しており、利便性に優れている。
しかし、これも跳ね上げを繰り返していると、使っているうちに、どうしても固定駒とレンズハンガーの先との連結構造にガタがくるようになる。
すなわち、連結部の回動抵抗が甘くなり(いわゆる「あがき」が悪くなる)、本来の的確な動きがしにくくなるのである。
このような場合に、レンズハンガーの先と固定駒との連結部の連結具合を調整しようとしても、主眼鏡から補助眼鏡を簡単に取り外すことができない。
すなわち、固定駒の環状溝に対する係合部の係合を解除し、更に支軸部を軸方向に移動させ固定駒の支持孔から抜き去って取り外すことが必要であり、指先の操作にも熟練を要する。
ペンチ、ヤットコ等の工具を使って取り外す場合にも、やはり熟練を要するだけでなく、このような工具を使うと主眼鏡や補助眼鏡に傷が付く危険もある。
特開平10−288759号公報 特開平11−119171号公報 特開2001−4959号公報 特開2008−96579号公報 特開2006−30807号公報
本発明はこのような技術的背景をもとになされたものである。
すなわち本発明の目的は、連結部の取り外しが簡単に行えて連結具合の調整が容易に可能な跳ね上げ眼鏡を提供することである。
上記課題を解決するために、鋭意、研究した結果、連結部において比較的強い回動力を与えることにより、外す力が作用する構造とすることで、上記問題点を解決することができることを見出し、この知見により、本発明を完成させたものである。
即ち、本発明は、(1)、眼鏡本体に取り付け可能な基礎幹部と、該基礎幹部に回動且つ取り外し可能に取り付けられた補助眼鏡とよりなる跳ね上げ眼鏡であって、補助眼鏡を上方に回動させ基礎幹部の一部と当接させて停止状態にし、更に、回動させることにより補助眼鏡を基礎幹部から取り外すものである跳ね上げ眼鏡に存する。
また、本発明は、(2)、眼鏡本体に取り付け可能な基礎幹部と、該基礎幹部に回動且つ脱着自在に取り付けられた補助眼鏡とよりなる跳ね上げ眼鏡であって、補助眼鏡のレンズ部に固定された補助ブリッジは中心孔と周囲に円周溝を有する左右一対のドーナツ状駒を備え、基礎幹部は、取り付け部とその両端から対向して伸びる一対の分岐部を備え、各分岐部は前記円周溝に嵌り込む立上がり部と該立上がり部に直行し前記中心孔に挿入される挿入部と、立上がり部と挿入部とを連絡する湾曲部とよりなり、補助眼鏡を上方に回動させ補助ブリッジの一部を基礎幹部の立上がり部に当接させた停止状態から更に回動を加え、補助ブリッジで立上がり部を押圧することにより、各挿入部をそれぞれ前記ドーナツ状駒の中心孔から離脱させて、補助眼鏡を基礎幹部から取り外すようにした跳ね上げ眼鏡に存する。
また、本発明は、(3)、前記眼鏡本体の本体ブリッジ部に取り付け可能である上記(1)記載の跳ね上げ眼鏡に存する。
また、本発明は、(4)、前記基礎幹部には、本体ブリッジ部に嵌り込む長溝を有する合成樹脂製のクリップが備わっている上記(1)記載の跳ね上げ眼鏡
に存する。
また、本発明は、(5)、前記補助眼鏡がルーペである上記(1)記載の跳ね上げ眼鏡に存する。
また、本発明は、(6)、補助ブリッジの縦杆の先はレンズ部の小孔に挿通する挿通部と、該挿通部から曲がってレンズ部の端面に至る屈曲部と、該屈曲部から曲がってレンズ部の端面に沿って伸びる当接部とよりなる上記(1)記載の跳ね上げ眼鏡に存する。
なお、本発明の目的に沿ったものであれば上記(1)〜(6)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明の跳ね上げ眼鏡Aは、眼鏡本体3の本体ブリッジ部31に取り付け可能な基礎幹部1と、該基礎幹部1に回動且つ取り外し可能に取り付けられた補助眼鏡2であり、補助眼鏡2を上方に回動させ基礎幹部1の一部と当接させて停止状態にし、更に、回動させることにより補助眼鏡2を基礎幹部1から取り外すものであるので、取り外しが単純な操作で行えて連結状態の調整も容易である。
更には、補助眼鏡2の種類を簡単に取り替えられる利点もある。
また補助ブリッジ22で基礎幹部1の立上がり部12を押圧することにより、挿入部13(13A,13B)をそれぞれ前記ドーナツ状駒22Cの中心孔22C1から離脱させるので、回動力が、直線移動力に有効に変換されて補助眼鏡2が基礎幹部1から外れる。
基礎幹部1には、本体ブリッジ部31に嵌り込む長溝を有する合成樹脂製のクリップが備わっているので、取り付けが簡単である上、補助眼鏡2の補助ブリッジにも傷が付かない。
補助ブリッジ22の縦杆22Aの先が、レンズ部21のレンズ小孔Hに挿通する挿通部P1と、該挿通部P1から曲がってレンズ部21の端面に至る屈曲部P2と、該屈曲部P2から曲がってレンズ部21の端面に沿って伸びる当接部P3とよりなることで、挿通部P1と屈曲部P2とによる締め付け力や、また当接部P3がレンズ部21の端面に沿ってそれを圧接する圧接保持力が発揮され、レンズ部21は補助ブリッジ22に確実に固定される。
また挿通部P1、屈曲部P2と当接部P3との角度関係を変えることにより煽り角度の調整も可能である。
図1は、本発明の実施形態を示す跳ね上げ眼鏡の被い状態での正面図である。 図2は、跳ね上げ眼鏡の被い状態での補助眼鏡と基礎幹部とを分離させた状態を示す正面図である。 図3は、本発明の実施形態を示す跳ね上げ眼鏡の跳ね上げ状態での正面図である。 図4は、跳ね上げ眼鏡の跳ね上げ状態での補助眼鏡と基礎幹部とを分離させた状態を示す正面図である。 図5は、跳ね上げ眼鏡が本体レンズ部を被うように取り付けられた状態を示す斜視図である。 図6は、跳ね上げ眼鏡を上方に回動させて跳ね上げた状態を示す斜視図である。 図7は補助眼鏡の補助ブリッジと基礎幹部を拡大して示す斜視図である。 図8は、補助眼鏡の補助ブリッジに基礎幹部が取り付けられた状態で補助眼鏡が最下位置にある状態を示し、(A)は斜視図、(B)は、側面図である。 図9はその補助眼鏡の跳ね上げ停止状態における補助眼鏡の補助ブリッジと基礎幹部の関係を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は、側面図である。 図10は湾曲部が分力を受けて挿入部と共に外方に移動する状態を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は、側面図である。 図11は補助眼鏡の補助ブリッジが基礎幹部から離脱した状態を示す図である。 図12は、補助眼鏡のレンズ部に補助ブリッジを取り付ける前の状態におけるレンズ部の一部を拡大して示す図である。 図13は、補助眼鏡のレンズ部に補助ブリッジが取り付けられた状態におけるレンズ部の一部を拡大して示す図であり、(A)は、正面図、(B)は側面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施形態を示す跳ね上げ眼鏡Aの正面図である。
本発明の跳ね上げ眼鏡Aは、図示しない眼鏡本体3に取り付けて使用するためのもので、必要でない時は取り外しておくことができる。
また、跳ね上げ眼鏡Aは、基礎幹部1と補助眼鏡2とよりなり、基礎幹部1は、眼鏡本体3、詳しくは、眼鏡本体3の本体ブリッジ部31に取り付け可能な部分であり、補助眼鏡2は、この基礎幹部1に回動且つ取り外し可能に取り付けられている。
従って、補助眼鏡2と基礎幹部1とは、後述するようにある操作を行うことで、互いに分離させることができる。
図2は、跳ね上げ眼鏡Aの被い状態での補助眼鏡2と基礎幹部1とを分離させた状態を示す正面図である。
なお参考までに図3及び図4に跳ね上げ眼鏡Aの跳ね上げ状態での正面図、及び補助眼鏡2と基礎幹部1とを分離させた状態の正面図を示す。
跳ね上げ眼鏡Aは、眼鏡本体3の本体レンズ部32に沿って被うように取り付けられた状態(図5参照)から、上方に回動させて跳ね上げておくことにより(図6参照)、簡単に使用する状態から使用しない状態に切り替えられる。
例えば、跳ね上げ眼鏡Aが、図のようなルーペであると、細かい字を読むときは、眼鏡本体3に沿って被うようにしておき、通常時は上方に回動させて跳ね上げておけばよい。
回動させていくと、補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の分岐部1Aの湾曲部14に当接して一旦停止状態となり、跳ね上げた補助眼鏡が額などに当たるのを防げる。
また、跳ね上げ眼鏡Aを全く使用しない場合は、眼鏡本体3から取り外しておく。
本発明の跳ね上げ眼鏡Aは、眼鏡本体3に取り付けた状態で、後述するように補助眼鏡2を上方に回動させ基礎幹部1の一部と当接させて停止状態にし、この状態から更に、強く回動させることにより補助眼鏡2を基礎幹部1から簡単に取り外すことができるという大きな特徴がある。
或いは眼鏡本体3から取り外した状態でも同様なことができるという特徴がある。
次に跳ね上げ眼鏡Aの基礎幹部1と補助眼鏡2について更に詳しく述べる。
補助眼鏡2は、レンズ部21とこれに固定されたコ字状綱線の補助ブリッジ22とよりなる。
図7は、補助眼鏡2の補助ブリッジ22と基礎幹部1を拡大して示す斜視図である。
なお、レンズ部21や基礎幹部1における取り付け部1Bのクリップは、省略して示した。
この補助ブリッジ22は、レンズ部21に固定される側である左右の縦杆22Aを連絡する横杆22Bよりなる。
各縦杆22Aはドーナツ状駒22Cを備えており、このドーナツ状駒22Cは、その中心に形成された中心孔22C1とその外周に形成された円周溝22C2を有する。
一方、基礎幹部1は、コ字状綱線よりなり眼鏡本体3への取り付けのための部分である取り付け部1Bと、該取り付け部1Bの両端から互いに対向して伸びる一対の分岐部1Aを備えている。
この分岐部1Aの先は自由端となっており、この自由端は、前記ドーナツ状駒22Cへ取り付け又は取り外しできる特有の形状となっている。
すなわち、基礎幹部1の各分岐部の先は、立上がり部12と、該立上がり部12に対して直行する挿入部13(13A,13B)と、該挿入部13(13A,13B)と立上がり部12とを連絡する半輪状の湾曲部14とを有する。
この湾曲部14は略半円状となっておりバネ力を発揮する部分である。
ここで基礎幹部1の各分岐部1A、1Aの先の各挿入部13(13A,13B)は同じ方向(すなわち一方方向)に向いている。
そのため、補助眼鏡2に基礎幹部1を取り付けるには、図7に示すとおり、補助眼鏡2のドーナツ状駒22Cの各中心孔22C1に向けて基礎幹部1の一方の分岐部1Aの挿入部13(13A,13B)Aと他方の分岐部1Aの挿入部13Bを位置決めし、各分岐部1Aをそのまま横にスライドさせる。
そして、挿入部13A、挿入部13Bを各中心孔22C1に強く押し入れると、各ドーナツ状駒22Cが各湾曲部14を弾圧的に乗り越えて半輪の中に入り込む。
これと同時に立上がり部12がドーナツ状駒22Cの円周溝22C2に嵌り込む。
これで補助眼鏡2に基礎幹部1が取り付けられて安定した回動ができる状態となる。
図8レンズは、補助眼鏡2に基礎幹部1が取り付けられた状態で補助眼鏡2が最下位置にある状態を示す。
図8(A)は斜視図、図8(B)は側面図である。
最下位置においては、補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の分岐部1Aの立上がり部12に当接されている。
この状態では、補助眼鏡2の中心孔22C1に挿入された基礎幹部1の挿入部13(13A,13B)が軸となって、補助眼鏡2が基礎幹部1に対して回動する(換言すれば基礎幹部1が補助眼鏡2に対して回動する)。
しかし基礎幹部1の立上がり部12が補助眼鏡2のドーナツ状駒22Cの円周溝22C2に嵌り込んでいるので、回動する際、横振れ等が全くなく動きがスムーズに行える。
次に、基礎幹部1と補助眼鏡2との相互の回動作用について更に詳しく述べる。
一方側のドーナツ状駒22Cに着目すると、補助眼鏡2に基礎幹部1が取り付けられ、基礎幹部1の立上がり部12に補助眼鏡2の補助ブリッジ22部の縦杆22Aが当接した状態(図8の状態)にあるとする。
この状態では、跳ね上げ眼鏡Aを眼鏡本体3に取り付けた場合において、跳ね上げ眼鏡Aが眼鏡本体3の本体レンズ部32に沿って被うような位置にある。
ここで補助眼鏡2を基礎幹部1に対して上方(図でいう時計回り)に回動させていくと、補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の分岐部1Aの湾曲部14に当接して一旦停止状態となる。
図9は、その停止状態における補助眼鏡2と基礎幹部1の関係を示す図であり、図9(A)は斜視図、図9(B)は側面図である。
この停止状態から更に強く回動させると補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の湾曲部14の内側に沿ってスライドするので、湾曲部14は分力を受けて挿入部13Aと共に外方に移動する(図10参照)。
縦杆22Aの回動力が、分岐部1Aの直線移動力に有効に変換される。
図10は、その外方に移動する状態における補助眼鏡2と基礎幹部1の関係を示す図であり、図10(A)は斜視図、図10(B)は側面図である。
挿入部13Aが中心孔22C1から抜けると同時に立上がり部12がドーナツ状駒22Cの円周溝22C2から外れ、その結果、補助眼鏡2は基礎幹部1から離脱する(図11参照)。
次に他方側のドーナツ状駒22Cに着目すると、上述と同様に、補助眼鏡2に基礎幹部1が取り付けられた状態にあるとする。
いま、補助眼鏡2を基礎幹部1に対して上方に回動させると補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の分岐部の湾曲部14に当接して一旦停止する。
そして更に強く回動させると補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の湾曲部14の外側に沿ってスライドするので、湾曲部14が分力を受けて挿入部13Bと共に内方に移動する。
縦杆22Aの回動力が、分岐部1Aの直線移動力に有効に変換されることとなる。
そのため挿入部13Bが中心孔22C1から抜けると同時に立上がり部12がドーナツ状駒22Cの円周溝22C2から外れ、補助眼鏡2は基礎幹部1から離脱する。
上述したように補助眼鏡2を基礎幹部1に対して停止状態から比較的強く回動させることにより、補助眼鏡2が基礎幹部1に対して水平に横移動し、補助眼鏡2の左右の挿入部13A、13Bは基礎幹部1の左右の中心孔22C1から離脱して補助眼鏡2が基礎幹部1から外れることとなる。
このような単純な「回動」という操作を行うことで、補助眼鏡2は基礎幹部1から外れる。
そして停止状態を経ることにより外す際のきっかけを感知でき極めて有用である。
ところで基礎幹部1は、眼鏡本体3への取り付けのための部分である取り付け部1Bを備えていることは先述した。
この取り付け部1Bとしては種々の態様があるが、図1〜4にあるようなプラスチック製のクリップFを備えていることが好ましい。
このプラスチック製のクリップFは、ややカーブした直方体形状をしており、取り付け相手となる眼鏡本体3の本体ブリッジ部31に沿って嵌り込むような長溝Gを備えている。
基礎幹部1と補助眼鏡2とが一体となった状態の跳ね上げ眼鏡Aは、基礎幹部1の取り付け部1Bのところを眼鏡本体3の本体ブリッジ部31に押し込むとプラスチック製のクリップFが嵌り込んで弾圧的に取り付けられる。
そのため本体ブリッジ部に傷が付かない。
また取り付け取り外しを繰り返すことによりクリップの取り付け力が低下した場合のために、クリップは交換できるようにすることが好ましい。
ところで、跳ね上げ眼鏡Aを使っているうちに、基礎幹部1と補助眼鏡2との間の回動抵抗が甘くなって連結具合が悪くなる場合が生じたとする。
ここで補助眼鏡2と基礎幹部1との連結具合を調節したい場合は、跳ね上げ眼鏡Aの補助眼鏡2を上方に回動させ、補助眼鏡2の縦杆22Aが基礎幹部1の一部である湾曲部14と当接し停止状態となるまで動かす。
更に強く回動させて補助眼鏡2の縦杆22Aを基礎幹部1の湾曲部14の内側或いは外側に沿ってスライドさせ、湾曲部14を外方或いは内方に移動させて、挿入部13(13A,13B)を中心孔22C1から離脱させる。
このように補助眼鏡2と基礎幹部1とを分離させた後、基礎幹部1の分岐部1Aの先である立上がり部12と挿入部13(13A,13B)と湾曲部14との相互の歪み形状を修正して連結具合(すなわち回動具合)を調整する。
本発明の跳ね上げ眼鏡Aにおいては、このように補助眼鏡2と基礎幹部1とを、一旦停止させた後の「回動」という単純な操作により取り外すことができる。
そのため連結具合の調整が必要な時は、いつでも調整することができる。
また補助眼鏡2を基礎幹部1を介して眼鏡本体3に取り付けるようにしたので、眼鏡本体側に補助眼鏡2に対応する特殊構造は必要としない。
基礎幹部1に対して取り外しできる種々の補助眼鏡2、例えば、実施形態で挙げたルーペ、サングラス眼鏡、老眼鏡等を用意しておけば、眼鏡本体3に汎用的に、それらの各種眼鏡が選択自在に使用できる。
最後に、補助眼鏡2のレンズ部21と補助ブリッジ22との固定構造について述べると、図12は、レンズ部21に補助ブリッジ22が固定される前の状態を示し、図13は、レンズ部21に補助ブリッジ22が固定された状態におけるレンズ部21の一部を拡大して示す図であり、図13(A)は、図13正面図、(B)は側面図である
ここで示すレンズ部はルーペの例であり、詳しくは、レンズ部21は実質レンズの周囲に延長部21Aが形成され、この延長部21Aに補助ブリッジ22が固定される態様となっている。
この延長部21Aがあるためレンズ部の加工に自由度ができ、補助ブリッジ22との配設関係が調整し易い。
補助ブリッジ22の各縦杆22Aの先は、レンズ部21のレンズ小孔Hに貫挿された挿通部P1と、該挿通部から曲がってレンズ部21の端面に至る屈曲部P2と、該屈曲部から曲がってレンズ部21の端面に沿って伸びる当接部P3よりなる。
挿通部P1と屈曲部P2とによる締め付け力と、また当接部P3がレンズ部21の端面に沿ってそれを圧接する圧接保持力により、レンズ部21は補助ブリッジ22に確実に固定される。
一方、挿通部P1屈曲部P2と当接部P3との角度関係を変えることにより煽り角度の調整も可能である。
以上、本発明をその実施の形態を例に説明したが、本発明は、その本質に変更のない限り、実施の形態のみに限定されるものではなく多様な変形例が可能である。
例えば、基礎幹部1の取り付け部1Bの形状は、眼鏡本体3の本体ブリッジ部31に取り付けられるものであれば、変更可能であり、それに備わっているクリップFの構造も変更可能である。
また、補助眼鏡2のレンズ部21と補助ブリッジ22との固定構造は、種々の態様があり、当然、実施の形態に限定されるものではない。
本発明の跳ね上げ眼鏡Aは、補助眼鏡2を上方に強く回動させ補助眼鏡2を基礎幹部1から取り外すことができるので、この原理を適用できる限り、種々の補助眼鏡2に応用することができる。
1・・・基礎幹部
1A・・分岐部
1B・・・取り付け部
12・・・立上がり部
13A、13B・・・挿入部
14・・湾曲部
2・・・補助眼鏡
21・・・レンズ部
21A・・・延長部
22・・・補助ブリッジ
22A・・・縦杆
22B・・・横杆
22C・・・ドーナツ状駒
22C1・・・中心孔
22C2・・・円周溝
3・・・眼鏡本体
31・・・本体ブリッジ部
32・・・本体レンズ部
F・・・クリップ
G・・・長溝
H・・・レンズ小孔
P1・・・挿通部
P2・・・屈曲部
P3・・・当接部

Claims (6)

  1. 眼鏡本体に取り付け可能な基礎幹部と、該基礎幹部に回動且つ取り外し可能に取り付けられた補助眼鏡とよりなる跳ね上げ眼鏡であって、補助眼鏡を上方に回動させ基礎幹部の一部と当接させて停止状態にし、更に、回動させることにより補助眼鏡を基礎幹部から取り外すものであることを特徴とする跳ね上げ眼鏡。
  2. 眼鏡本体に取り付け可能な基礎幹部と、該基礎幹部に回動且つ脱着自在に取り付けられた補助眼鏡とよりなる跳ね上げ眼鏡であって、補助眼鏡のレンズ部に固定された補助ブリッジは中心孔と周囲に円周溝を有する左右一対のドーナツ状駒を備え、基礎幹部は、取り付け部とその両端から対向して伸びる一対の分岐部を備え、各分岐部は前記円周溝に嵌り込む立上がり部と該立上がり部に直行し前記中心孔に挿入される挿入部と、立上がり部と挿入部とを連絡する湾曲部とよりなり、補助眼鏡を上方に回動させ補助ブリッジの一部を基礎幹部の立上がり部に当接させた停止状態から更に回動を加え、補助ブリッジで立上がり部を押圧することにより、各挿入部をそれぞれ前記ドーナツ状駒の中心孔から離脱させて、補助眼鏡を基礎幹部から取り外すようにしたことを特徴とする跳ね上げ眼鏡。
  3. 前記眼鏡本体の本体ブリッジ部に取り付け可能であることを特徴とする請求項1記載の跳ね上げ眼鏡。
  4. 前記基礎幹部には、本体ブリッジ部に嵌り込む長溝を有する合成樹脂製のクリップが備わっていることを特徴とする請求項1記載の跳ね上げ眼鏡。
  5. 前記補助眼鏡がルーペであることを特徴とする請求項1記載の跳ね上げ眼鏡。
  6. 補助ブリッジの縦杆の先はレンズ部の小孔に挿通する挿通部と、該挿通部から曲がってレンズ部の端面に至る屈曲部と、該屈曲部から曲がってレンズ部の端面に沿って伸びる当接部とよりなることを特徴とする請求項1記載の跳ね上げ眼鏡。
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