JP4153552B1 - 化粧用眼鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遠視者が化粧時に用いる化粧用眼鏡10であって、遠視者が鏡40に映った自分の顔を両眼で見得るように、レンズ12が鏡40に対向した状態で配設されたとき、レンズ12を保持する保持部16に接続されたテンプル18が鏡面方向に延出され、且つテンプル18の鏡面方向の先端部には、化粧用眼鏡10を鏡面に着脱自在に支持する支持具30が装着されていることを特徴とする化粧用眼鏡10とした。
【選択図】図2
Description
眼鏡を装着していると、化粧や髭剃りなどの顔の手入れを行う場合において、レンズやテンプルが邪魔になるため、顔の手入れをする際には眼鏡を外した状態で行わなければならない。近眼の者においては、顔を鏡面(以下、単に鏡ということがある)に近づけることによって鏡に映った自分の顔をしっかりと把握することができるが、遠視の者や老眼の者においては、顔を鏡に近づけても鏡に映った自分の顔をしっかりと把握することができない。
特許文献1には、図8に示すように、老眼用眼鏡のレンズ枠をレンズの下側からのみ保持する形態に形成すると共に、左右のレンズどうしを連結するブリッジの中央部分に回転軸を配設し、この回転軸に左右のレンズを連結し、左右のレンズのそれぞれを反対側のレンズ方向に回動可能にした化粧用眼鏡の構造が開示されている。特許文献1に開示されている構造によれば、例えばアイメイクを行う際においてレンズが邪魔になることがなく、鏡に映った自分の姿は他方の一方の目でしっかりと把握することができるとされている。
また、特許文献2記載の眼鏡保持用のカチューシャは、図9に示されているように、一方のテンプルを折畳んだ状態で用いなければならず、視界の一部がテンプルにより妨げられてしまうといった課題がある。
図1は、参考例における化粧用眼鏡の組み立て平面図である。図2は、参考例における化粧用眼鏡の使用状態を示す平面図である。
化粧用眼鏡10は、遠視用レンズ(ここでは老眼も遠視に含むものとしている)として用いられる2枚の凸レンズ12,12と、凸レンズ12どうしを連結するブリッジ14と、凸レンズ12の外側部分に取り付けられたレンズの保持部である智16と、智16に隣接して配設され、テンプル18を回動可能に接続する蝶番20と、テンプル18の自由端側(鏡面方向の先端部となる部分)に脱着可能に装着された支持具である吸盤30とを有している。本参考例における化粧用眼鏡10には、パッドおよびモダンは設けられていない。
これに対して、通常の遠視用眼鏡や老眼用眼鏡においては、凸レンズ12から顔側にテンプル18が延出し、テンプル18は、凸レンズ12の凹面側に折畳まれる形態である。
図2に示すように、参考例における化粧用眼鏡10は、吸盤30の吸着面を鏡40の表面(鏡面部分)に吸着させることによって保持されている。すなわち、化粧用眼鏡10のテンプル18は、凸レンズ12の保持部である智16から鏡40に向かって延出した状態となる。このように化粧用眼鏡10を鏡40に保持させた状態とし、使用者が鏡40に映った自分の顔を見ることができるように正対すれば、鏡40に映った自分の顔を凸レンズ12を介して両眼で確認しながら化粧を行うことができる。
参考例における化粧用眼鏡10は、その構成上化粧用眼鏡10としてのみの使用に制約を受けてしまうといった点がある。
本実施形態においては、通常の遠視用眼鏡としての使用態様にも適合できる化粧用眼鏡10の実施形態について説明する。図3は、本実施形態における化粧用眼鏡の組み立て平面図である。図4は、本実施形態における化粧用眼鏡の各使用状態を示す平面図である。図5は、本実施形態における化粧用眼鏡の使用状態を示す平面図である。
本実施形態における化粧用眼鏡10には、パッド15とモダン22とが配設されていて、通常の遠視者用の眼鏡としての使用が可能である点と、片側のテンプル18に2つの蝶番20,20が配設されている点で先の参考例と異なっている。
また、図3(B)に示すように、支持具である吸盤30には、吸着面の背面側にテンプル18のネジ部18Aが差し込み可能な装着穴32を有する装着部34が設けられている。
鏡40に吸着保持させた化粧用眼鏡10はパッド15が配設されている点を除き、参考例と同様にして使用することができる。
このように、本実施形態にかかる化粧用眼鏡10は、必要に応じて通常使用形態と化粧用使用形態の両方の形態を提供することができるため使い勝手の良い化粧用眼鏡10とすることができるため好都合である。
例えば、以上に説明した実施形態においては、凸レンズ12の凸面の頂点部分における接線方向対して直交する方向にテンプル18を凸レンズ12から離反させるようにして延出させているが、図6に示すように、テンプル18を凸レンズ12の凸面から離反させると共に、テンプル18の自由端側(鏡40方向の先端部)どうしの離間距離が広がる方向に延伸させても良い。この構成を採用することにより、使用者が化粧用眼鏡10を用いて鏡40に映った自分の姿を確認する際において、テンプル18が視界に入ることがなくなるため好都合である。なお、吸盤30は一般に高弾性の合成樹脂やゴムなどにより形成されているので、鏡40とテンプル18とが直交した位置関係になくても、吸盤30が弾性変形することにより化粧用眼鏡10を鏡40に確実に保持することができる。
また、鏡40に化粧用眼鏡10を支持させる吸盤30はレンズ12の保持部である智16から鏡40の方向に延出する側のテンプル18の先端部分に配設される。吸盤30は吸着面の背面側に設けられたフック式の係止具36により、テンプル18に掛け止めることにより装着することができる。また、必要に応じて、図7(B)に示すようにテンプル18からモダン22を取り外してもよいのはもちろんである。
12 凸レンズ
14 ブリッジ
16 智
18 テンプル
18A ネジ部
18Z スライド用長孔
19 ストッパ
20 蝶番
22 モダン
22A ネジ部
30 吸盤
32 装着穴
34 装着部
40 鏡
Claims (2)
- 2枚の凸レンズと、
前記2枚の凸レンズどうしを連結するブリッジと、
前記凸レンズを保持する智と、
前記智に複数の蝶番によって回動可能に接続されたテンプルと、が設けられた遠視用眼鏡を、遠視者が鏡に向かって化粧する際に用いるとき、前記遠視用眼鏡を鏡面に着脱自在に支持する支持具が前記テンプルの自由端側に着脱自在に装着された化粧用眼鏡であって、
前記蝶番の位置で前記テンプルを回動し、前記テンプルを凸レンズの凹面側に折畳んだ格納状態の第1の状態と、
前記蝶番の位置で前記テンプルを回動し、前記テンプルを使用者の顔側に延出させた通常の遠視用眼鏡として使用可能な第2の状態と、
前記蝶番の位置で前記テンプルを回動し、前記テンプルを使用者の顔から離反する側に延出させ、前記テンプルの自由端側に前記支持具を装着して化粧用眼鏡として使用可能な第3の状態と、
に切り替えて使用可能であることを特徴とする化粧用眼鏡。 - 前記支持具が、その一端側に前記鏡面に吸着する吸盤が設けられている支持具であることを特徴とする請求項1記載の化粧用眼鏡。
Priority Applications (1)
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JP2007285199A JP4153552B1 (ja) | 2007-11-01 | 2007-11-01 | 化粧用眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007285199A JP4153552B1 (ja) | 2007-11-01 | 2007-11-01 | 化粧用眼鏡 |
Publications (2)
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JP4153552B1 true JP4153552B1 (ja) | 2008-09-24 |
JP2009115843A JP2009115843A (ja) | 2009-05-28 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4153552B1 (ja) |
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- 2007-11-01 JP JP2007285199A patent/JP4153552B1/ja not_active Expired - Fee Related
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