JP4467576B2 - 眼鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、メガネ本来の利用方法である視力矯正以外にも、ルーペとして使用したり、あるいは未使用時の持ちやすさなどの機能性を追求したメガネに関する。
視力の矯正あるいは補助、強化などに用いる光学機器としては、メガネ、ルーペ、顕微鏡、望遠鏡など、それぞれの目的のために独自の形状を備えたものが作られている。望遠鏡と顕微鏡の両機能をもった小型の光学機器、手持ち型の老眼鏡・ルーペ兼用型のようなタイプもあるが、一般的には、それぞれの目的にあった形状、構造をしている。
図1は通常の枠つきメガネの智(チ)の構造を示した斜視図であり、図2は上面図(メガネを掛けたときに頭の方から見た図)である。レンズ1を固定する部分が枠である。枠のうち、やげん(薬研)加工された、レンズを保持するための溝を有する部品をリム2という。レンズをリムに固定するためにリムに設けられたネジ部品がリムロック210であり、リムロックネジ211をリムロックのネジ穴に通してネジ止めすることにより、レンズがリムに固定される。リムとテンプル5をつなぐフロント部分が智3である。とくにメタル枠で、リムロックにロー付けされている智を「ヨロイ3」あるいは「ヨロイ智3」という。智とテンプルは丁番310で連結され、丁番ネジ311で結合される。フロント(図では智の部分)とテンプルの接触部分が合口4であり、テンプルがレンズに対して必要以上に開かないようにする働きを持っている。丁番はフロントとテンプルを連結する働きのほか、テンプルを閉じたり開いたりする働きもあり、この開閉機構を「ヒンジ機構」とよぶ。智側の丁番310(ネジ穴<孔>)とテンプル側のネジ穴510<孔>を「コマ」ともいう。なお穴は底があるアナで、孔は貫通しているアナを意味するが、場合場合によって穴であったり、孔であったりするため、明らかに区別する必要のないかぎり、本稿では「穴」の漢字を当てる。図の例では、コマは孔(貫通孔)であるが、ここではネジ穴としてある。
テンプルは丁番から耳掛け部分(テンプルエンド)までを指し、メガネを安定して掛けることができるように工夫された部品である。使用時、テンプルはレンズに対して約90度開き、未使用時、レンズ面に平行に折り畳むことができる。このヒンジ機構を担っているのが丁番である。
最近は様々な形態のメガネが登場している。例えばメガネ枠のないリムレスメガネや、ヒンジ機構をネジ式丁番を用いないメガネなど、その形態は様々である。智やテンプルに工夫を加えることによって、従来のメガネにはない機能性をもたせたメガネも数多くある。『眼鏡におけるテンプル意匠の可変機構』(特許文献1)では、テンプルを複数のテンプルピース(部品)に分け、各ピースをヒンジ機構で連結することによって一つのテンプルを形成し、各ピースの連結部を軸心として各ピースが折れ曲がるようにしている。通常のメガネではテンプルとフロント部は1個所で連結し、その連結部がヒンジ機構(図1、2参照)になっているが、この発明ではテンプルが多段階で開閉することができる。
『前掛け眼鏡枠、および回転機能を持つ眼鏡枠構成部品』(特許文献2)では、前掛けフレームと眼鏡枠本体フレームから構成され、軸受けパイプを眼鏡枠本体フレームのヨロイ部に設け、前掛けフレームのリンク軸を軸受けパイプに差し込んで回転可能とし、前掛けフレームが眼鏡枠本体フレームに対して着脱可能とした構造を提唱している。『眼鏡の伸縮テンプル構造』(特許文献3)では、テンプルのテンプルエンド側をパイプ構造にし、パイプの空洞部にレンズ側のテンプル軸を差し込む構造にすることによって、テンプルの長さが調整できるようにしている。
『ケース入り折畳み眼鏡』(特許文献4)では、薄く折畳むことが出来る眼鏡と薄型ケースとの組合せを提供するために、レンズ枠(1)の上片外端に枢支した補助蔓(31)及び補助蔓(31)の自由端に枢支した蔓本体(32)がレンズ枠(1)と略同一平面に折り畳むことができ、補助蔓(31)はトーションバネ(43)によって起き上がり方向に付勢されている眼鏡と、ケース本体に蓋を枢支し該眼鏡を折畳み状態に収容する眼鏡ケースとの組み合わせからなり、蔓本体(32)は、補助蔓(31)に折畳み可能に連結された主部(35)と、該主部(35)に接続され弾性変形性に優れた合成樹脂製掛り部(36)とによって形成され、掛り部(36)(36)は蔓本体(31)の延長上に位置する基部(36a)と、蔓本体(36a)から遠ざかりながら斜め下向きに延びる先端部(36b)と、基部(36a)と先端部(36b)を一体に繋いでいる湾曲した中間部(36c)とからなり、眼鏡ケースは、その蓋を全閉したときの眼鏡への押圧力で掛り部(36)を弾性変形させて眼鏡をレンズ枠(1)と略同一平面に折り畳みできる薄手に形成されていることを特徴とする眼鏡ケース入り眼鏡が開示されている。
『折畳み眼鏡』(特許文献5)では、カード状に薄く折畳んだ状態でロックできて携帯に便利な、折畳み眼鏡を提供するために、レンズ枠の両端部位に前つる部を枢着する共に該前つる部の後端に後つる部を枢着してなる折畳み眼鏡であって、前記前つる部は、レンズ枠の後方に向け突出する後方突出状態と、レンズ枠の下方に向け突出する下方突出状態との角度範囲で回動可能であり、該回動は、該前つる部に組み込まれたバネ部材の付勢作用を受けながら行われるものとし、又前記前つる部は、前記下方突出状態でロックされるものとし、該ロック状態が解除された前つる部は、前記バネ部材の付勢作用を受けて、前記後方突出状態をとるように弾性的に回動せしめられる如くなし、又、前記後方突出状態から前記下方突出状態に向け回動せしめられた前つる部が、前記ロックされる下方突出状態になるまでは、前記後方突出状態に弾性的に復帰する如くなし、又前記前つる部が前記下方突出状態において、前記後つる部が、レンズ枠の下縁部に沿う折曲状態となり得るようにしたことを特徴とする折畳み眼鏡を開示している。
『折畳み眼鏡』(特許文献6)では、蔓とレンズ枠とが重ならずに同じ平面内に薄く折り畳まれ、且つ蔓の展開状態をロックする眼鏡を提供するために、レンズ枠(1)の上辺(10)の外側にレンズ枠(1)の縦幅に対応する長さの補助蔓(3)をレンズ枠(1)の面と略直交する面内で回転可能に枢支し、蔓本体(4)を補助蔓(3)の回動面と直交する面内で回転可能に枢支した折畳み眼鏡に於て、補助蔓(3)にはスライドバー(5)を摺動可能に配備し、スライドバー(5)の先端と、該スライドバー先端に対するレンズ枠(1)上の対応位置には、一方には凹部(12)、他方には該凹部(12)に係脱可能な凸部(51)を形成し、スライドバー(5)の基端は補助蔓(3)から臨出して臨出部近傍に掛り部(52)を形成し、蔓本体(4)の枢支部近傍には、蔓本体(4)を折り畳んだ際に、スライドバー(5)の掛り部(52)に当ってスライドバー(5)をレンズ枠(1)から離れる方向に引き出し、該スライドバーとレンズ枠(1)の凸部(51)と凹部(12)を離間させる爪片(42)を突設すると共に、該蔓本体(4)を展開した状態にてスライドバー(5)の臨出端に当って該スライドバーを押し込み、スライドバー(5)とレンズ枠(1)の凸部(51)と凹部(12)を係合させる押え部(43)を形成したことを特徴とする折畳み眼鏡。及びレンズ枠(1)の上辺(10)の外側にレンズ枠(1)の縦幅に対応する長さの補助蔓(3)をレンズ枠(1)の面と略直交する面内で回転可能に枢支し、蔓本体(4)を補助蔓(3)の回動面と直交する面内で回転可能に枢支した折畳み眼鏡に於て、補助蔓(3)にはスライドバー(5)を摺動可能に配備し、スライドバー(5)の先端と、該スライドバー先端に対するレンズ枠(1)上の対応位置には、一方には凹部(12)、他方には該凹部(12)に係脱可能な凸部(51)を形成し、補助蔓(3)内に配備したバネ(7)によって該スライドバー(5)を蔓本体側の飛出し方向に付勢し、蔓本体(4)の枢支部近傍には、蔓本体(4)を展開した状態にて、スライドバー(5)の臨出端に当って該スライドバー(5)を押し込み、スライドバー(5)とレンズ枠(1)の凸部(51)と凹部(12)を係合させる押え部(43)を形成したことを特徴とする折畳み眼鏡が開示されている。
特開2003−295122号公報 特開平11−311759号公報 特開平07−270725号公報 特許第2828916号公報 実用新案登録第3045128号公報 特開平05−333293号公報
眼鏡は通常、顔に装着して使用することを前提として作られている。そのため、眼鏡の構造はテンプルを開いた状態で見やすいように作られており、テンプルを閉じた状態ではレンズとテンプルが重なり、レンズを通して見ることは困難な構造になっている。しかし、眼鏡の実際の使用においては、顔に装着しない状態で使われる場合もある。例えば、ちょっと細かい文字を見るとき、眼鏡を顔に装着せずルーペのように使うことがある。また、軽度の近視眼鏡使用者では、黒板の文字など遠くのものを見るときだけ眼鏡を顔の前にかざして使うことがある。いずれの場合も、テンプルを開いた状態で使わなくてはいけないので、使いやすいものではない。
短時間あるいは長時間、メガネを使用しないときには、メガネはメガネケースに仕舞っておくものである。しかし短時間使用しない場合に、いちいちケースに仕舞うことは面倒である。このようなときには、メガネを手で持つ。その場合、メガネ枠を持つか、テンプルを持つ。テンプルが開いていても閉じていてもメガネは持ちにくい。なぜなら、開いているときには、テンプルとレンズが立体的構造になっているためにかさばるからである。また閉じているときには、手がレンズに触れてレンズを汚す恐れもある。また、メガネを使用しないときにテンプルに接続した眼鏡チェーンを用いて、眼鏡を首から下げる方法もあるが、テンプルとレンズが立体的構造になっているためにかさばってしまう。本発明が解決しようとする課題は、以上述べたように顔に装着しない場合でも使い易い構造の眼鏡を得ることである。
テンプルを開いた状態のままでレンズに対して回動させる眼鏡の機構としては特許文献4,5,6に記載されているような構造がある。しかしこれらはいずれも眼鏡を折りたたむためだけの機構であり、適宜の角度でテンプルを止めた状態で該眼鏡を用いるという目的には向いていない。また、回動した状態のまま使用することは考慮されていないので、回転したとき回転部に突起部が生ずるなど、デザイン上も問題がある。
上記の発明が解決しようとする課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、智とヨロイが分離した構造の眼鏡において、(1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴(ネジ穴)および回転止め用の凹部(バネ穴)とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、(2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴(ネジ孔)および移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪み(ざぐり)を備え、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡とする。
通常ヨロイと智は一体となってヨロイ智と呼ばれる部品になっているが、本発明ではこれを分割し、分割した各パーツを回転可能な構造にすることによって、テンプルがレンズを中心に回転できるようにする。この分割したヨロイ智の各パーツをレンズ側を「智」とよび、テンプル側を「ヨロイ」とよぶ。
本発明のメガネのヨロイ智は智とヨロイを分割した部材から構成され、智とヨロイをつなぐ連結部のネジ止めを中心にヨロイが回転でき、なおかつテンプルとヨロイのヒンジ機構によって連結した構造にすることにより、テンプルがレンズを軸(正確には連結部のネジ止めを軸)として回転できる構造とする。本発明の眼鏡のヨロイと智については軸部分を中心にヨロイが回転可能な構造となり、かつヨロイの受け窪み(ざぐり)にベアリングが来たとき(ベアリングがざぐりに嵌った状態のとき)、安定してテンプルが固定される。
請求項2に記載された発明は、智とヨロイが分離した構造の眼鏡において、(1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、(2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、テンプルがフロント上部方向へ回動するように、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡である。
請求項3に記載された発明は、智とヨロイが分離した構造の眼鏡において、(1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、(2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、テンプルがフロント下部方向へ回動するように、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡である。
請求項4に記載された発明は、智とヨロイが分離した構造の眼鏡において、(1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、(2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、テンプルがフロント上部および下部方向へ回動するように、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡である。
本発明の構造の眼鏡によれば、回動する角度は目的に応じて任意に選べる。通常のテンプル位置からテンプルを略90度回転させることによってレンズ面とテンプルをほぼ同一平面上に配置することができ、テンプルを持った状態でレンズを通してものを見ることが容易になる。この場合、レンズ面とテンプルが平面上にあるため、テンプルが邪魔になることもないし、またレンズに指や手のひらが触れることもないため、レンズを汚すこともない。
上記の例では上方、下方への回転のどちらでもレンズ面とテンプルがほぼ同一平面上にくるようにすることができるが、上方と下方では効果の点で少し違いがある。下方へ回したときは、図3に示すように鼻パットを鼻部にあてる使い方ができる。テンプル5が点線で示した位置にあるときが、通常のメガネとして使用する場合である。これをヨロイ智3(実際にはヨロイ340と智330に分割されている部位)を支点に90度回転して実線の位置に移動すると、ルーペとして利用しやすくなる。また図にあるように、鼻パットを支点として利用することができるため持ち手に負担がかからない。
図4に示すように、下方に回動させたテンプルを交差させると、片手で交差部を握ることで虫眼鏡やオペラグラスとして使うこともできる。図5はこの状態を示す斜視図である。
テンプルを上方へ回したときは、図3のように鼻パットを使うことはできないが、テンプル端部で接続した眼鏡チェーンを首にかけたとき、体に沿って安定した状態で収まる。従来の眼鏡では眼鏡チェーンで眼鏡を首にかけたときは、図6のような状態になる。図7はこの状態を横方向から見た図である。
本発明の眼鏡で、テンプルを上方へ回動させた状態で首から眼鏡を下げた状態を示す図が図8である。図9は図8の状態を横方向から見た図である。この状態ではレンズ凸面が外方向を向き、体に面する方向へは鼻パット部が接するので、レンズが衣服等に直接接触することが少ない上、従来より体に沿った安定した状態で眼鏡が収納される。
本発明のメガネの構造は、回転機能をヨロイ智の部分で行っているので、枠ありメガネや枠なしメガネ(リムレスメガネ)にかかわらず応用できる。また、回動により回動軸付近に突起部を生ずることが無く、安全性が高く、デザイン上も優れている。
従来のメガネのヨロイ智の構造を説明するための斜視図である。 従来のメガネのヨロイ智の構造を説明するための上面図である。 本発明のメガネをルーペとして使用するときのテンプル位置を示した側面図である。 本発明のメガネをルーペとして使用するときの説明図である。 本発明のメガネをルーペとして使用するときの説明図である。 従来のメガネを首にかけた時の説明図である。 従来のメガネを首にかけた時の説明図である。 本発明のメガネを首にかけた時の説明図である。 本発明のメガネを首にかけた時の説明図である。 本発明のメガネのヨロイと智の構造を説明するための斜視図である。 本発明のメガネのヨロイと智の構造と組立手順を説明するための斜視図である。 本発明のメガネにおけるテンプルの回転を説明する斜視図である。 本発明のメガネにおいて、テンプルを回転するときのベアリングの移動とざぐりの関係を説明するための各連結部の断面図である。 本発明のメガネの、智および二つのざぐりを有するヨロイの構造を説明するための正面図および断面図である。 本発明のメガネのテンプルが360度回転可能とするための設計を説明する智とヨロイの連結部の上面図である。
符号の説明
1 レンズ(メガネレンズ)
2 リム
210 リムロック
211 リムロックネジ
3 智(チ)
310 丁番
311 丁番ネジ
311n ナット
330 智
331 ネジ穴
332 バネ穴
332s コイルバネ
332b ベアリング
333 接合部
334 ネジ
335 ナット
340 ヨロイ
341 ネジ孔
341n ネジ
342 ざぐり(ベアリング受け窪み)
4 合口
5 テンプル
510 ネジ穴(孔)または駒(コマ)
本発明を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。図10は、本発明の一実施例であるヨロイ智の構造である。図1の智またはヨロイ智3を二つに分割する。便宜上、分割したパーツのうち、レンズ側を智330とよび、テンプル5側をヨロイ340とよぶ。図はリムレスメガネ用の智であり、レンズに智を固定するネジ穴があり、ネジ334とナット335で智330をレンズに固定する。この部分をレンズ連結部(符号略)とよぶ。智のヨロイ連結部(符号略)はネジ穴331とバネ穴332とで構成される。ヨロイ連結部とレンズ連結部との接合は接合部333でロー付けされている。また接合部はレンズの縁に当たり、レンズに対して智の回転方向の動きを防止する働きをする。組立時には、ヨロイ連結部のバネ穴にコイルバネ332sを挿入し、その上にベアリング332bを載せる。
一方、ヨロイ340の智と連結する部分が智連結部(符号略)であり、ネジ孔341とざぐり342を設けている。ざぐりはベアリングを受け止める窪みであり、智とヨロイとを安定した状態(少しぐらいの力が掛かってもテンプルが動かない状態)で固定する働きをする。ざぐりの数はいくつ設けてもかまわないが、ネジ孔の中心部を同心円とした円周上に窪みの中心が来るようにしておかなければならない。ヨロイ340とテンプル5は丁番310で連結し、丁番ネジ311で結合されている。ヨロイとテンプルの断面が接する部分が合口4である。この辺りの構造は従来のメガネと同じである。
なお、智連結部はヨロイが智と連結する部分で、「智と連結する部位」の意味である。ヨロイ連結部は智がヨロイと連結する部分で、「ヨロイと連結する部位」の意味である。またレンズ連結部は智をレンズに固定する部分で、「レンズに連結する部位」の意味である。すなわち、智連結部はヨロイの部位であり、ヨロイ連結部ならびにレンズ連結部は智の部位である。いずれも図に直接名称を記述してあり、符号は付けていない。本発明ではヨロイ智を分割した構造であるために、便宜上、ヨロイと智という表現を用いているが、本発明ではこの二つの部品でヨロイ智が形成されている。
図11は智とヨロイを組み立てるときの様子を示した斜視図である。まず智330のバネ穴332にコイルバネ332sを挿入し、その上にベアリングを載せ、ヨロイ340のネジ孔341を智のネジ穴331に合わせて智連結部をかぶせ、ネジ341nでネジ止めする。ヨロイ連結部とレンズ連結部は接合部333でロー付けされている。またレンズ1とレンズ連結部はネジ334とナット335で固定されている。一方、テンプル5とヨロイ340は丁番310で連結され、ヒンジ機構をなしている。このヒンジ機構は通常のテンプルの開閉用である。
図12は、レンズに対してテンプルが回転できることを表している。図で“表”と表記のある方がメガネを掛けたときに目と反対の方向(外側)にあるレンズ面であり、“裏”と表記してある方が目の方向(内側)にあるレンズ面である。図の矢印は回転できる方向を表しているが、回転の方向は右回り、左回りのいずれも可能である。回転は360度可能であるが、安定して止まる部分はざぐりの位置だけである。
図13は、テンプルを回転させたときのベアリングとバネ穴の移動状況を示した各連結部の断面図である。(1)に示すように、智連結部のざぐり342Aにバネ穴332があるとき、ベアリング332bがざぐりにはまった状態であり、ベアリングにコイルバネ332sの力fが働く。(2)に示すように、回転方向に力を掛けるとベアリングはざぐり342Aを外れ、智連結面に沿って次のざぐり342Bに向かう。このときに掛かる力をFとすると、
F>f
である。これは、コイルバネが縮んだことによって、コイルバネの力が増したからである。すなわち、ざぐりからベアリングを外すには(F−f)の力が必要となる。言い換えるなら、この力の差が、各ざぐりでテンプルを安定的に固定させる役割を果たしている。ざぐりから外れれば、ベアリングの転がり摩擦によって、小さな力でも容易にヨロイ(強いてはテンプル)を移動(回転)できる。(3)はベアリングが隣のざぐり342Bに移動完了した状態を表している。このとき、ベアリングに掛かる力はfである。
図14は、ざぐり342が二つの場合の智連結部とヨロイ連結部の構造例である。図の(1)はヨロイ340の正面図(実際にはテンプルを耳に掛けたときに側面から見た図)であり、(2)は智330の正面図(智連結部と接するヨロイ連結面)である。(1)において、ネジ孔341の中心点(黒点)と各ざぐり342の中心点(黒点)を結んだ直線l1とl2は直交している。すなわち、2方向でテンプル位置を固定する形態である。ネジ孔341は貫通孔であり、ネジの通る内部はフラットである(右図参照)。ざぐり342はベアリングを受け止める半球状の穴である(左図参照)。ヨロイ340とテンプル5は、ネジ311とナット311nで連結する。形状は図3と若干異なるが、この部分が丁番機構(ヒンジ機構)になっている。
(2)において、ヨロイ連結部はネジ穴331とバネ穴332とからなり、各中心点(黒点)を結ぶ直線l3がl1と重なるとき、通常のメガネと同じ方向にテンプル5が来る(レンズ面とテンプルが約90度をなす)。l3がl2と重なるとき、レンズ面とテンプルが平面上に配置される。すなわちフラットな状態になるので、テンプルを持ったときにレンズ面が手に触れたりせず、またルーペとして使用するときにはテンプルが持ちやすく、かつテンプルが顔に当たるなどの煩わしさもない。ネジ穴331にはネジ341nを締めるための刻みが付いている(右図参照)。バネ穴332はコイルバネ332sを挿入し、その上にベアリング332bが載る構造になっている穴である(左図参照)。バネ穴の深さはコイルバネの自然の長さ(力が掛からないときのバネの長さ)よりも浅くしてある。接合部333はヨロイ連結部と接合する部分であり、同時にレンズの縁に接してレンズと智を安定的に固定する働きを持っている。
図15は、智とヨロイの連結部を上部から見た図である。ベアリング332bの直径はバネ穴332の直径よりもわずかに小さいので、バネ穴に沈むことができる。一方、コイルバネはバネ穴の深さよりも長いので、ヨロイ340の智連結部がバネ穴から完全に外れてしまうとベアリングが飛び出してしまう。そこで360度回転できるようにするには、図のようにヨロイの智連結部の縁が常にバネ穴およびベアリングに重なるように設計しておく必要がある。このようにしておけば、テンプルをネジ穴を軸として360度回転してもベアリングは飛び出さない。
短時間、細かい文字を見るとき、老眼鏡を顔に装着せずルーペやオペラグラスのように使う場合、また、軽度の近視眼鏡使用者が黒板の文字など遠くの物を見るときだけ眼鏡を顔の前にかざして使う場合、美容院でパーマをかけているとき等にも、テンプルを回転させて邪魔にならない位置にして使うことで、本発明の眼鏡は効果的に使用することができる。また、眼鏡チェーンを用いて首から眼鏡をかけたときに安定した姿勢を取らせることができる。

Claims (4)

  1. 智とヨロイが分離し、テンプルを開いた状態のままでレンズに対して回動する構造の眼鏡において、
    (1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、
    (2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、
    前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡。
  2. 智とヨロイが分離し、テンプルを開いた状態のままでレンズに対して回動する構造の眼鏡において、
    (1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、
    (2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、
    テンプルがフロント上部方向へ回動するように、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡。
  3. 智とヨロイが分離し、テンプルを開いた状態のままでレンズに対して回動する構造の眼鏡において、
    (1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、
    (2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、
    テンプルがフロント下部方向へ回動するように、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡。
  4. 智とヨロイが分離し、テンプルを開いた状態のままでレンズに対して回動する構造の眼鏡において、
    (1)前記智が前記ヨロイと連結する部分に前記ヨロイとの連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に回転止め用の凹部とを設け、前記凹部にバネにより付勢されたベアリングを備え、
    (2)前記ヨロイが前記智と連結する部分に前記智との連結用穴および前記連結用穴の中心部を同心円とした円周上に移動する前記ベアリングに対向する位置に複数の受け窪みを備え、
    テンプルがフロント上部および下部方向へ回動するように、前記智と前記ヨロイを前記連結用穴を介して両者を回動可能に軸着した構造を備えた眼鏡。
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