JP2013193073A - 除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、除湿効率を向上し、コンパクトな本体サイズを実現し、周囲の温湿度条件や、運転モードなどにより、最適な除湿運転が行える除湿装置を得ることを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するため本発明は、吸気口2と、排気口3を有する本体ケース1と、この本体ケース1内に設けられたヒートポンプ4と、熱交換器9とを備え、ヒートポンプは、圧縮機5と、圧縮機5の下流に順次設けた放熱器6、膨張手段7、吸熱器8とにより形成し、熱交換器9は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、放熱器6と、吸熱器8との間の空間に熱交換器9を設け、吸気口2から吸気した空気を熱交換器9の一方風路、吸熱器8、熱交換器9のもう一方の風路、放熱器6を順次介して排気口3へと送風する送風手段12とを設けたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプを用いた除湿装置に関するものである。
従来のこの種除湿装置の構造は、以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、吸熱器から放熱器への風路中に熱交換器を配置し、吸熱器により除湿対象空気を冷却除湿する構成となっていた(例えば下記特許文献1)。
特開2004−293962号公報
上記従来例における課題は、熱交換器を搭載することにより、本体のサイズが大きくなってしまうということであった。
すなわち、従来のものにおいては、熱交換器は略同風量の空気の熱交換を行なうことになり、静止タイプの熱交換器を搭載しているので、それぞれの空気の流入を異なる方向から行なうことになり、風路が複雑になるとともに、熱交換器自体も通風抵抗を減少させるために、薄型化することが難しかった。
また、従来例における他の課題は、周囲の温湿度条件や、運転モードなどにより、最適な除湿運転が行えないということであった。
すなわち、静止タイプの熱交換器では、熱交換能力は除湿装置の運転中において、任意に変更することができないので、例えば、周囲の温湿度が結露しやすい条件では、熱交換器内において、冷却が進み、熱交換器内に結露水が滞留したり、逆に周囲の温湿度が結露しにくい条件では、熱交換能力が不足するということになっていた。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであり、コンパクトな本体サイズを実現し、周囲の温湿度条件や、運転モードなどにより、最適な除湿運転が行える除湿装置を得ることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、除湿装置として、吸気口と、排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプと、熱交換器とを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記熱交換器は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、前記本体ケース内の前記放熱器と、前記吸熱器との間の空間に前記熱交換器を設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記熱交換器の一方風路、前記吸熱器、前記熱交換器のもう一方の風路、前記放熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段とを設けたものである。
また、除湿装置として、吸気口と、第1、第2の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプと、熱交換器とを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記熱交換器は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記熱交換器の一方風路、前記吸熱器、前記熱交換器のもう一方の風路を順次介して前記第1の排気口へと送風する第1の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器を介して前記第2の排気口へと送風する第2の送風手段とを設けたものである。
また、前記吸熱器に流入する空気の温度および湿度を検知する検知手段を備え、前記検知手段の検知値により、前記熱交換器の回転速度を変更するものである。
また、吸熱器に霜が付着することを検知する検知手段を備え、前期検知手段が霜付を検出した時、熱交換器の回転を遅くする、もしくは停止するものである。
また、第1の送風手段と第2の送風手段とは、両吸込型のケーシングと、このケーシング内に設けた電動機と、この電動機により回転する羽根とから形成し、前記ケーシングは、第1のケーシングと第2のケーシングとから形成し、前記羽根は主板の一方面から延びた第1のブレード部と、主板の他方面から延びた第2のブレード部とから成り、前記第1のケーシングと前記第2のケーシングとの間に仕切板を備え、前記第1の送風手段は、電動機と前記第1のケーシングと前記羽根の前記第1のブレード部とから形成し、前記第2の送風手段は、電動機と前記第2のケーシングと前記羽根の前記第2のブレード部とから形成したものである。
また、空清フィルターを前記吸気口に配置するものである。
そして、これら手段により、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と、排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプと、熱交換器とを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記熱交換器は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、前記本体ケース内の前記放熱器と、前記吸熱器との間の空間に前記熱交換器を設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記熱交換器の一方風路、前記吸熱器、前記熱交換器のもう一方の風路、前記放熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段とを設けているので、除湿動作においては、まず、圧縮機で冷媒を高温高圧の気体状態にし、この冷媒が放熱器に流れる。そして、この放熱器を送風手段による送風で冷却することにより、冷媒は熱が奪われ液化する。次に、放熱器で液化された冷媒を膨張手段により低圧にすることによって気液の2層状態にし、最後に、この気液の2層状態の冷媒を吸熱器に流す。この吸熱器に送風手段によって室内の空気を当て結露させることにより、除湿するものである。ここで、送風手段によって室内の空気は、吸気口から熱交換器の一方の風路を介して吸熱器に流れ、再度熱交換器のもう一方の風路、放熱器を順次介して排気口から室内に排気される。つまり、最初に室内の空気は、吸熱器から熱交換器を介して放熱器に流れる空気と、熱交換器で熱交換することにより冷却され、更に吸熱器で冷却されるので、空気中の水分が結露することにより除湿するものである。また、吸熱器において冷却された空気により放熱器を冷却することができ、放熱器の冷却量を向上することができるのでヒートポンプとして効率よく動作することができる。これにより、除湿効率を向上することができるものである。さらに、回転式の顕熱交換器を搭載することにより、風速方向に対して、風路を短くしながら圧力損失を抑え、薄型化できる。
また、吸気口と、第1、第2の排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプと、熱交換器とを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記熱交換器は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記熱交換器の一方風路、前記吸熱器、前記熱交換器のもう一方の風路を順次介して前記第1の排気口へと送風する第1の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器を介して前記第2の排気口へと送風する第2の送風手段とを設けているので、除湿動作においては、まず、圧縮機で冷媒を高温高圧の気体状態にし、この冷媒が放熱器に流れる。そして、この放熱器を第2の送風手段による送風で冷却することにより、冷媒は熱が奪われ液化する。次に、放熱器で液化された冷媒を膨張手段により低圧にすることによって気液の2層状態にし、最後に、この気液の2層状態の冷媒を吸熱器に流す。この吸熱器に第1の送風手段によって室内の空気を当て結露させることにより、除湿するものである。ここで、第1の送風手段によって室内の空気は、吸気口から熱交換器の一方の風路を介して吸熱器に流れ、再度熱交換器のもう一方の風路を順次介して第一の排気口から室内に排気される。つまり、最初に室内の空気は、吸熱器から熱交換器を介して排気される空気と、熱交換器で熱交換することにより冷却され、更に吸熱器で冷却されるので、空気中の水分が結露することにより除湿するものである。また、第2の送風手段によって室内の空気は、吸気口から放熱器を介して第2の排気口から室内に排気される。これにより、除湿効率を向上することができるとともに、第1の排気口からは室温よりも温度が低く除湿された空気を排気し、第2の排気口からは室温より温度が高い空気を排気することになり、冷風を分離して排気することができる。さらに、回転式の顕熱交換器を搭載することにより、風速方向に対して、風路を短くしながら圧力損失を抑え、薄型化できる。
また、前記吸熱器に流入する空気の温度および湿度を検知する検知手段を備え、前期検知手段の検知値により、前記熱交換器の回転速度を変更するので、熱交換器の回転速度により、熱交換能力を変更することができ、温湿度などの状況に合わせて熱交換量を調整することができ最適な運転とすることができる。さらに、回転式の顕熱交換器を搭載することにより、風速方向に対して、風路を短くしながら圧力損失を抑え、薄型化できる。
また、吸熱器に霜が付着することを検知する検知手段を備え、前期検知手段が霜付を検出した時、熱交換器の回転を遅くする、もしくは停止するので、室内空気の温度が低くなってくると、吸熱器上で霜が付着する所謂着霜現象が起こるが、着霜状態を検知する検知手段を備えており、この検知手段が着霜を検知した場合、熱交換器の回転動作を遅くするもしくは停止することにより、室内空気の熱交換器での予冷の冷却能力をあえて低下させることにより、着霜状態に入りにくくし、除湿運転を継続させることができ、除湿能力を確保することができる。
また、第1の送風手段と第2の送風手段とは、両吸込型のケーシングと、このケーシング内に設けた電動機と、この電動機により回転する羽根とから形成し、前記ケーシングは、第1のケーシングと第2のケーシングとから形成し、前記羽根は主板の一方面から延びた第1のブレード部と、主板の他方面から延びた第2のブレード部とから成り、前記第1のケーシングと前記第2のケーシングとの間に仕切板を備え、前記第1の送風手段は、電動機と前記第1のケーシングと前記羽根の前記第1のブレード部とから形成し、前記第2の送風手段は、電動機と前記第2のケーシングと前記羽根の前記第2のブレード部とから形成しているので、1つの電動機により、2つの風路を送風することができ、部品点数を下げることができ安価な除湿機を提供できる。さらに、ブレードの形状や、枚数、ブレード径などは、各々の風路に合わせて設定することができ、各風路に必要な風量、圧力損失に対応して、風路設計をすることが可能である。
また、空清フィルターを吸気口に配置するので、空気清浄機能を付加させることができる。
本発明の実施の形態1の除湿装置を示す概略断面を示す図 同除湿装置の熱交換器の概略構成を示す図 本発明の実施の形態2の除湿装置を示す概略断面を示す図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施形態の除湿装置においては、略箱形状の本体ケース1であり、この本体ケース1の前面側側面には、略四角形状の吸気口2を設け、また本体ケース1の天面には、略四角形状の排気口3を設けている。この本体ケース1内には、ヒートポンプ4を備え、このヒートポンプ4は、圧縮機5と、圧縮機5の下流に順次設けた放熱器6、膨張手段7、吸熱器8とにより形成している。そして、本体ケース1内の放熱器6と吸熱器8との間の空間に熱交換器9を設け、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器6の一方部を介して排気口3へと送風する第1の風路10と、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を熱交換器9、吸熱器8熱交換器9、放熱器6の他方部を順次介して排気口3へと送風する第2の風路11とを設けている。また、第1の風路10および第2の風路11に空気を送風する送風手段12を備えている。
本実施形態における特徴は、熱交換器9を、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するローター状の回転式顕熱交換器とした点である。この熱交換器9の概略構成を図2に示す。
図2 に示すように、熱交換器9は、平面板材料 とコルゲート加工を施した波型材料とを積層して巻き上げて円盤状に形成し構成され、図中の矢印の方向に多数の小透孔を有していて通風が可能な構造となっている。平面板材料および波型材料は、熱を蓄える性質、いわゆる熱容量が大きな材料で構成され、たとえばポリスチレン、ポリカーボネートなどの樹脂材料、あるいはアルミ、ステンレスなどの金属材料により構成される。そして、通風される空気の熱をその材料に蓄え、異なる温度の空気が通風される際に、蓄えた熱を放出することにより熱交換を行うものである。すなわち、熱交換器を仕切り、それぞれ異なる温度の空気が流通する風路を形成し、熱交換器9がその風路間を入れ替えるように回転するよう形成した場合、高温風路と低温風路の熱を交換し、高温空気を冷却し、低温空気を冷却する作用を有することになる。
また、材料の熱容量が熱交換量を左右することになるので、通風方向の厚みを大きくすることなく、ローターの直径を大きくすれば熱交換量を増加させることができるので通風方向の厚みを薄く抑えることができる特長を有する。
このような熱交換器9を図1において上述のように配置し、駆動手段13により回転させることにより熱交換を行う。すなわち、吸気口2と熱交換器9の通風面が対向し、吸熱器8の通風面と熱交換器9の通風面が対向し、熱交換器9の通風面と放熱器6の通風面が対向し、放熱器6の通風面と送風手段12の吸込み口が対向するように配置し、熱交換器9の一方風路が、吸熱器8と放熱器6の間の空間に配置されている。これにより、通風抵抗を増加させずに、本体の厚みを薄くすることが可能となる。
除湿動作においては、まず、圧縮機5で冷媒を高温高圧の気体状態にし、この冷媒が放熱器6に流れる。この放熱器6を送風手段12によって送風される室内空気によって冷却することにより、冷媒は熱が奪われ液化する。次に、放熱器6で液化された冷媒を膨張手段7により低圧にすることによって気液の2層状態にし、最後に、この気液の2層状態の冷媒を吸熱器8に流し、この吸熱器8に送風手段12によって室内の空気を当て結露させることにより、除湿するものである。ここで、送風手段12によって室内の空気は、吸気口2から熱交換器9の一方風路を介して吸熱器8に流れ、熱交換器9の他方風路、放熱器6を順次介して排気口3から室内に排気される。つまり、最初に室内の空気は、熱交換器9を介して吸熱器8から流出する冷却された空気と熱交換を行うことにより、冷却された状態となる。この予冷された空気が更に吸熱器8で冷却されるので、熱交換器9および吸熱器8の両方で冷却されることになり除湿が促進されるものである。そして除湿された空気は、熱交換器9を介して室内空気と熱交換され温度が上昇する。その後、放熱器6に流入し、放熱器6を冷却したのち、室内に排気される。また、送風手段12によって、放熱器6を冷却したことにより温度上昇した空気は、排気口3から室内へ排気されるものである。
このように、回転式の顕熱交換器を熱交換器9として搭載することにより、通風方向に対して薄型化でき、スリムな除湿装置とすることができ、さらに除湿効率を向上させることができる除湿装置を得ることができる。
また、吸熱器8に流入する空気の温度および湿度を検知する検知手段14を備えている。検知手段14は、熱交換器9流出後で吸熱器8流入前の位置に設置され、空気の状態を検知するものであり、たとえば温度および湿度を計測する温湿度計として形成される。一方、熱交換器9はその回転数により熱交換量を変化させることができる。そして、検知手段14により吸熱器8に流入する空気の湿度が十分高く、飽和状態に近いことが検知できれば、熱交換器9の熱交換量を小さくする動作を行い、熱交換器9内で結露が起こらないようにする。これは、もし、熱交換器9内で結露が起これば、熱交換器9においても漏水対策を施すことが必要となり、装置の複雑化、大型化が必要となるからである。逆に、空気の冷却が十分行えていないことを検知した場合は、熱交換器9の熱交換器量を大きくするよう動作し、除湿を促進する動作を行う。
このように、温湿度などの状況に合わせて熱交換量を調整することができ最適な運転とすることができ、さらに除湿効率を向上させ、小型化の可能な除湿装置を得ることができる。
また、吸熱器8に霜が付着することを検知する検知手段15を備えている。検知手段15は、吸熱器8の冷媒配管に設置され、吸熱器8を流れる冷媒の温度を検知するものである。吸熱器8を流れる冷媒の温度が氷点下となり吸熱器8表面も氷点下となった場合、吸熱器8に流入する空気の水分が凍結し霜が付き、いわゆる着霜状態となる。本発明の実施例のように熱交換器9と搭載し、室内空気を予冷してから吸熱器8に導入する構成とした場合、室内空気の温度が低い時、室内空気を直接、吸熱器8に導入する従来の構成に比べて、吸熱器8に流入する空気が予冷されている分、着霜状態になりやすいことになる。着霜状態になった場合、霜を取り除く運転、いわゆるデアイス運転を行うことになり、実際の除湿運転の時間が短くなり、除湿能力が低下することになる。
そこで、検知手段15が霜付を検出した時、熱交換器9の熱交換能力を低下させるべく、回転を遅くする、もしくは停止する制御を行う。これにより、室内空気の熱交換器9での予冷の冷却能力をあえて低下させることにより、着霜状態に入りにくくし、除湿運転を継続させることができ、除湿能力を確保することができる。
また、空清フィルター16を吸気口2に配置している。これにより、本体ケース1流入する空気の空気清浄を行うことができ、排気口3からは、除湿された上に、空気清浄された空気を室内に供給することができる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施例2について、図2を参照しながら説明する。
なお、実施の形態1と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
図2に示すように、本実施形態の除湿装置においては、略箱形状の本体ケース1の前面側側面には、略四角形状の吸気口2を設け、また本体ケース1の天面には、略四角形状の第1の排気口17および第2の排気口18を設けている。この本体ケース1内には、ヒートポンプ4を備えている。そして、熱交換器9を、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するローター状の回転式顕熱交換器としている。
本実施形態における特徴は、本体ケース1内の吸気口2および第1の排気口17と吸熱器8との間の空間に熱交換器9を設け、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を熱交換器9、吸熱器8、熱交換器9を順次介して第1の排気口17へと送風する第1の送風手段19と、吸気口2から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器6を介して第2の排気口18へと送風する第2の送風手段20とを備えた点である。すなわち、吸気口2と熱交換器9の通風面が対向し、吸熱器8の通風面と熱交換器9の通風面が対向し、熱交換器9の通風面が第1の送風手段19の吸込口と対抗するよう配置し、熱交換器9の一方風路が吸熱器8と第1の送風手段19の間の空間に配置されている。一方、吸気口2と放熱器6の通風面が対向し、放熱器6の通風面と第2の送風手段20の吸込口が対向するよう配置されている。これにより、通風抵抗を増加させずに、本体の厚みを薄くすることが可能となる。
除湿動作においては、まず、圧縮機5で冷媒を高温高圧の気体状態にし、この冷媒が放熱器6に流れる。この放熱器6を送風手段12によって送風される室内空気によって冷却することにより、冷媒は熱が奪われ液化する。次に、放熱器6で液化された冷媒を膨張手段7により低圧にすることによって気液の2層状態にし、最後に、この気液の2層状態の冷媒を吸熱器8に流し、この吸熱器8に第1の送風手段19によって室内の空気を当て結露させることにより、除湿するものである。ここで、第1の送風手段19によって室内の空気は、吸気口2から熱交換器9の一方風路を介して吸熱器8に流れ、熱交換器9の他方風路を順次介して第1の排気口17から室内に排気される。つまり、最初に室内の空気は、熱交換器9を介して吸熱器8から流出する冷却された空気と熱交換を行うことにより、冷却された状態となる。この予冷された空気が更に吸熱器8で冷却されるので、熱交換器9および吸熱器8の両方で冷却されることになり除湿が促進されるものである。そして除湿された空気は、熱交換器9を介して室内空気と熱交換され温度が上昇する。その後、第1の送風手段19により室内に排気される。ここで、第1の排気口17から室内に排気される空気は、熱交換器9で熱交換により温度上昇されるが、まだ当初の室内空気よりは低い温度を保ったまま、室内に供給される。すなわち、除湿され、冷却された空気を供給でき、湖の空気を分離して吹き出すことにより、局所的に冷風を得ることができる。また、第2の送風手段20によって、放熱器6を冷却したことにより温度上昇した空気は、第2の排気口18から室内へ排気されるものである。
このように、回転式の顕熱交換器を熱交換器9として搭載することにより、通風方向に対して薄型化でき、スリムな除湿装置とすることができ、さらに除湿効率を向上させることができる除湿装置を得ることができる。
このように、除湿効率を向上することができるとともに、第1の排気口17からは室温よりも温度が低く除湿された空気を排気し、第2の排気口18からは室温より温度が高い空気を排気することになり、冷風を分離して排気することができる。さらに、回転式の顕熱交換器を搭載することにより、風速方向に対して、風路を短くしながら圧力損失を抑え、薄型化できる。
また、第1の送風手段19と第2の送風手段20とは、両吸込型のケーシングと、このケーシング内に設けた電動機21と、この電動機21により回転する羽根22とから形成し、ケーシングは、第1のケーシング23と第2のケーシング24とから形成し、羽根22は主板の一方面から延びた第1のブレード部25と、主板の他方面から延びた第2のブレード部26とから成り、第1のケーシング23と第2のケーシング24との間に仕切板27を備え、第1の送風手段19は、電動機21と第1のケーシング23と羽根22の第1のブレード部25とから形成し、第2の送風手段20は、電動機21と第2のケーシング24と羽根22の第2のブレード部26とから形成している。
すなわち、1つの電動機21により、2つの風路を送風することができ、部品点数を下げることができ安価な除湿機を提供できる。さらに、ブレードの形状や、枚数、ブレード径などは、各々の風路に合わせて設定することができ、各風路に必要な風量、圧力損失に対応して、風路設計をすることが可能である。
ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するローター状の回転式顕熱交換器をヒートポンプと組み合わせることにより、除湿効率の向上と、コンパクトな本体サイズを実現し、周囲の温湿度条件や、運転モードなどにより、最適な除湿運転が行える除湿装置を得ることができる。
したがって、家庭用や事務用などの、除湿装置としての活用が期待されるものである。
1 本体ケース
2 吸気口
3 排気口
4 ヒートポンプ
5 圧縮機
6 放熱器
7 膨張手段
8 吸熱器
9 熱交換器
10 第1の風路
11 第2の風路
12 送風手段
13 駆動手段
14 検知手段
15 検知手段
16 空清フィルター
17 第1の排気口
18 第2の排気口
19 第1の送風手段
20 第2の送風手段
21 電動機
22 羽根
23 第1のケーシング
24 第2のケーシング
25 第1のブレード部
26 第2のブレード部
27 仕切板

Claims (6)

  1. 吸気口と、排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプと、熱交換器とを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記熱交換器は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、前記本体ケース内の前記放熱器と、前記吸熱器との間の空間に前記熱交換器を設け、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記熱交換器の一方風路、前記吸熱器、前記熱交換器のもう一方の風路、前記放熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段とを設けた除湿装置。
  2. 吸気口と、第1の排気口と、第2の排気口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプと、熱交換器とを備え、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記熱交換器は、ローター状の回転式顕熱交換器であり、2つの風路を有し、ローターが回転することにより、一方の風路ともう一方の風路を入れ替えることにより熱交換するよう形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記熱交換器の一方風路、前記吸熱器、前記熱交換器のもう一方の風路を順次介して前記第1の排気口へと送風する第1の送風手段と、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器を介して前記第2の排気口へと送風する第2の送風手段とを設けた除湿装置。
  3. 前記吸熱器に流入する空気の温度および湿度を検知する検知手段を備え、前期検知手段の検知値により、前記熱交換器の回転速度を変更することを特徴とする請求項1または2記載の除湿装置。
  4. 吸熱器に霜が付着することを検知する検知手段を備え、前期検知手段が霜付を検出した時、熱交換器の回転を遅くする、もしくは停止することを特徴とする請求項3記載の除湿装置。
  5. 第1の送風手段と第二の送風手段とは、両吸込型のケーシングと、このケーシング内に設けた電動機と、この電動機により回転する羽根とから形成し、前記ケーシングは、第1のケーシングと第2のケーシングとから形成し、前記羽根は主板の一方面から延びた第1のブレード部と、主板の他方面から延びた第2のブレード部とから成り、前記第1のケーシングと前記第2のケーシングとの間に仕切板を備え、前記第1の送風手段は、電動機と前記第1のケーシングと前記羽根の前記第1のブレード部とから形成し、前記第2の送風手段は、電動機と前記第2のケーシングと前記羽根の前記第2のブレード部とから形成した、請求項2から4に記載の除湿装置。
  6. 空清フィルターを吸気口に配置することを特徴とする請求項1乃至5記載の除湿装置。
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