JP2013192691A - 医療用チューブの制御ハンドルおよび医療用チューブの導入装置 - Google Patents

医療用チューブの制御ハンドルおよび医療用チューブの導入装置 Download PDF

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    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0136Handles therefor

Abstract

【課題】左右何れの手で把持することによっても、回転操作部の操作(チューブの先端偏向操作)を行うことができる制御ハンドルを提供すること。
【解決手段】先端可撓部分10Aを有するシースチューブ10の基端部分が内部に挿入されるハンドル本体21と、ハンドル本体21に対して回転可能に設けられ、これを操作することによってシースチューブ10の先端可撓部分10Aを撓ませて当該シースチューブ10の先端を偏向させる回転板22と、ハンドル本体21の基端に設けられた止血弁23とを備えてなり、ハンドル本体21は、回転板22の基端側に位置する第1グリップ部211と、回転板22の先端側に位置する第2グリップ部213とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は医療用チューブの制御ハンドルおよびこれを備えた医療用チューブの導入装置に関する。
従来、カテーテルなどの長尺の医療器具を患者の体内に挿入する際に、シースチューブ(ステアラブルシース)を先行して体内に導入して、この医療器具の挿通路を確保することが行われている。
シースチューブを体内に導入するための装置(シース導入装置)として、下記特許文献1には、偏向可能な部分および内腔を有するシャフト(シース)と、偏向用組立品(回転操作部)を有する制御ハンドルと、偏向可能な部分と制御ハンドルとの間を延びる引張部材とを含むシース誘導機器が開示されている。
図6は、従来公知のシース導入装置を示す平面図である。同図に示すシース導入装置は、先端可撓部分60Aを有するシースチューブ60と、このシースチューブ60の基端部分が内部に挿入された(シースチューブ60の基端側に接続された)制御ハンドル70と、この制御ハンドル70に接続され、シースチューブ60の内孔と連通する内孔を有する枝管(サイドアーム)75と、この枝管75に装着された三方活栓76とを備えている。
シース導入装置を構成する制御ハンドル70は、ハンドル本体71(グリップ部)と、このハンドル本体71の先端側に位置する回転板72(回転操作部)と、ハンドル本体71の基端側に設けられた止血弁73と、回転板72の先端側に位置するストレインリリーフ74とを備えている。
この制御ハンドル70(ハンドル本体71)の内部には、シースチューブ60の基端部分が挿入されており、シースチューブ60の基端は、止血弁73に連結されている。
制御ハンドル70の回転板72を操作することにより、シースチューブ60の先端可撓部分60Aが撓み、この結果、シースチューブ60の先端を偏向させることができる。
図6に示したようなシース導入装置を用いてシースチューブ60を体内に導入する方法としては、図示しないダイレータとともにシースチューブ60を患者の血管内に挿入し、先行して挿入されているガイドワイヤに沿って目的部位(患部)に向けて移動させる。
ここに、シースチューブ60の導入操作は、制御ハンドル70の回転板72を適宜操作しながら(シースチューブ60の先端を適宜偏向させながら)行われる。
そして、シースチューブ60の先端開口を目的部位(患部)の近傍に到達させた後に、ガイドワイヤおよびダイレータを抜去する。これにより、シースチューブ60の先端部分が患者の体内に留置される。
このようにして体内に導入されたシースチューブ60を利用してカテーテルシャフトを体内に挿入する方法としては、図7に示すように、カテーテルシャフト80の先端を制御ハンドル70の基端(止血弁73)からシースチューブ60の内孔に挿入し、この内孔に沿ってカテーテルシャフト80を移動させ、シースチューブ60の先端開口からカテーテルシャフト80の先端可撓部分80Aを延び出させる。
ここに、カテーテルシャフト80の挿入操作は、カテーテルシャフト80の基端に接続されている制御ハンドル90の回転板92(回転操作部)を適宜操作しながら(カテーテルシャフト80の先端を適宜偏向させながら)行われる。
次に、制御ハンドル90の回転板92を操作して、先端可撓部分80Aを撓ませることによって、カテーテルシャフト80の先端部(例えば、電極カテーテルにおける電極)を目的部位(患部)に位置させる。
回転板92の操作(カテーテルシャフト80の先端偏向操作)は、例えば、図8に示すように、制御ハンドル90のハンドル本体91を右手(利き手)で把持した状態で、右手の親指および人指し指により行われる。
特開2010−155081号公報
図7に示した状態、すなわち、ハンドル本体71の内部にその基端部分が挿入されているシースチューブ60の内孔に、ハンドル本体71の基端(止血弁73)から挿入させたカテーテルシャフト80におけるその先端可撓部分80Aを、シースチューブ60の先端開口から延び出させた状態において、カテーテルシャフト80の先端部を目的部位に位置させるために、制御ハンドル90の回転板92を操作してカテーテルシャフト80の先端可撓部分80Aを撓ませることに加え、制御ハンドル70の回転板72を操作してシースチューブ60の先端可撓部分60Aを撓ませてシースチューブ60の先端開口の位置などを変化(微調整)させたい場合がある。
しかしながら、図8に示すように、カテーテルシャフト80の制御ハンドル90のハンドル本体91(グリップ部)を右手で把持して、右手の指で回転板92を操作しているときには、シースチューブ60の制御ハンドル70のハンドル本体(グリップ部)71を左手で把持しているため、ハンドル本体71の先端側(ハンドル本体71を把持する左手の小指側)に位置する回転板72を、左手の親指および人指し指で操作することはできない。
このため、制御ハンドル70の回転板72を操作するためには、シースチューブ60に係るハンドル本体71を右手に持ち替えて(カテーテルシャフト80に係るハンドル本体91を左手に持ち替えて)右手の親指および人指し指で操作しなければならない。
然るに、制御ハンドルを持ち替える操作は煩雑であり、また、制御ハンドルを持ち替えたときに、カテーテルシャフト80の先端部が位置ずれを起こすこともある。
更に、カテーテルシャフト80の先端偏向操作と、シースチューブ60の先端偏向操作とを同時に(あるいは交互に)実施できることが、熟練したオペレータによって要請されるが、図6〜図8に示したようなシース導入装置を使用し、図8に示したようにハンドル本体71を、左手を順手にして把持する場合には、制御ハンドル90の回転板92によるカテーテルシャフト80の先端偏向操作と、制御ハンドル70の回転板72によるシースチューブ60の先端偏向操作とを同時(あるいは交互に)に行うことはできない。
なお、左手を逆手にしてハンドル本体71を把持して先端偏向操作することは可能であるが、操作が困難であり、また操作を誤る場合もある。
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の第1の目的は、左右何れの手で把持することによっても、回転操作部の操作(チューブの先端偏向操作)を行うことができる制御ハンドルを提供することにある。
本発明の第2の目的は、カテーテルなどの長尺の医療器具の先端偏向操作を行った後であっても、この医療器具に先行して体内に導入させたチューブの先端偏向操作を、制御ハンドルを持ち替えることなく実施することができる医療用チューブの制御ハンドルを提供することにある。
本発明の第3の目的は、カテーテルなどの長尺の医療器具の先端偏向操作と、この医療器具に先行して体内に導入させたチューブの先端偏向操作とを同時または交互に実施することができる医療用チューブの制御ハンドルを提供することにある。
本発明の第4の目的は、左右何れの手で制御ハンドルを把持することによっても、回転操作部の操作を行うことができ、カテーテルなどの長尺の医療器具の先端偏向操作を行った後または先端偏向操作を行っているときであっても、制御ハンドルを持ち替えることなくチューブの先端偏向操作を実施することができる医療用チューブの導入装置を提供することにある。
(1)本発明の医療用チューブの制御ハンドルは、先端可撓部分を有するチューブの基端部分が内部に挿入されるハンドル本体と、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられ、これを操作することにより前記チューブの先端可撓部分を撓ませて当該チューブの先端を偏向させる回転操作部とを備えてなり、
前記ハンドル本体は、前記回転操作部の基端側に位置する第1グリップ部と、前記回転操作部の先端側に位置する第2グリップ部とを有していることを特徴とする。
このような構成を有する本発明の制御ハンドルによれば、左右何れか一方の手でハンドル本体の第1グリップ部を把持することにより、当該一方の手の親指および人指し指で回転操作部を操作して、当該チューブの先端偏向操作を行うことができる。
また、左右何れか他方の手でハンドル本体の第2グリップ部を把持することによれば、当該他方の手の親指および人指し指で回転操作部を操作して、当該チューブの先端偏向操作を行うことができる。
すなわち、この制御ハンドルによれば、左右何れの手でハンドル本体を把持する場合であっても、把持するグリップを選択することにより、回転操作部を操作してチューブの先端偏向操作を行うことができる。
(2)本発明の医療用チューブの制御ハンドルにおいては、先端可撓部分を有するシースチューブの基端部分が内部に挿入されるハンドル本体と、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられ、これを操作することによって前記シースチューブの先端可撓部分を撓ませて当該シースチューブの先端を偏向させる回転操作部と、前記ハンドル本体の基端に設けられ、当該ハンドル本体の内部において前記シースチューブの基端が連結される止血弁とを備えてなることが好ましい。
このような構成を有する本発明の制御ハンドルによれば、カテーテルなどの長尺の医療器具の制御ハンドルのハンドル本体(グリップ部)を一方の手で把持し、その先端側に位置する回転操作部を当該一方の手の親指および人指し指で操作(医療器具の先端偏向操作)しているときに、本発明の制御ハンドルのハンドル本体(第2グリップ部)を他方の手で把持することにより、その基端側に位置する回転操作部を当該他方の手の親指および人指し指で操作(シースチューブの先端偏向操作)することができる。
(3)本発明の医療用チューブの制御ハンドルにおいては、前記第1グリップおよび前記第2グリップが互いに同様の形状を有していることが好ましい。
ここに「互いに同様の形状」とは、両者の形状(寸法)が完全に同一であるほか、両者の形状がほぼ同一である場合も含まれる。
例えば、第1グリップが円柱状であるときに第2グリップも円柱状である場合、または第1グリップが矩形(角柱状)であるときに第2グリップも矩形(角柱状)である場合に、両者の長さが多少異なっていても、両者は互いに同様の形状を有するものである。
このような構成を有する本発明の制御ハンドルによれば、第1グリップおよび第2グリップの何れを把持したときも同様の操作感を得ることができる。
(4)本発明の医療用チューブの制御ハンドルにおいては、前記第1グリップおよび前記第2グリップは前記回転操作部の位置する中央に向かって縮径していることが好ましい。 このような構成を有する本発明の制御ハンドルによれば、第1グリップおよび第2グリップの何れを把持したときも、当該グリップを握りやすく、回転操作部をスムーズに操作することができる。
(5)本発明の医療用チューブの制御ハンドルにおいて、前記回転操作部は、前記ハンドル本体の長手方向に直交する軸の周りを回転可能であることが好ましい。
(6)本発明の医療用チューブの制御ハンドルにおいて、前記回転操作部は、前記ハンドル本体の長手方向の軸の周りを回転可能であってもよい。
(7)本発明の医療用チューブの導入装置は、上記(1)〜(6)の何れかの制御ハンドルと、
先端可撓部分を有し、前記制御ハンドルのハンドル本体の内部に基端部分が挿入されたチューブとを備えてなることを特徴とする。
本発明の制御ハンドルによれば、左右何れの手で制御ハンドル(ハンドル本体)を把持しても、回転操作部の操作(チューブの先端偏向操作)を行うことができる。
また、カテーテルなどの長尺の医療器具の先端偏向操作を行った後であっても、この医療器具に先行して体内に導入させたチューブの先端偏向操作を、当該チューブの制御ハンドルを持ち替えることなく実施することができる。
さらに、カテーテルなどの長尺の医療器具の先端偏向操作と、この医療器具に先行して体内に導入させたチューブの先端偏向操作とを同時または交互に実施すことができる。
本発明の医療用チューブの導入装置によれば、左右何れの手で制御ハンドルを把持することによっても、回転操作部の操作を行うことができ、カテーテルなどの長尺の医療器具の先端偏向操作を行った後、または行っているときであっても、制御ハンドルを持ち替えることなくチューブの先端偏向操作を実施することができる。
本発明の一実施形態に係る制御ハンドルを備えた医療用チューブの導入装置(シース導入装置)を示す平面図である。 図1に示したシース導入装置を構成する制御ハンドル(本発明の一実施形態に係る制御ハンドル)を示す斜視図である。 図1で示したシース導入装置を構成するシースチューブの内孔にカテーテルシャフトが挿通されている状態を示す平面図である。 図1で示したシース導入装置を構成する制御ハンドル(本発明の一実施形態に係る制御ハンドル)の回転操作部およびカテーテルシャフトの制御ハンドルの回転操作部を操作している状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る制御ハンドルを示す斜視図である。 従来公知のシース導入装置を示す平面図である。 図6で示したシース導入装置を構成するシースチューブの内孔にカテーテルシャフトが挿通されている状態を示す平面図である。 図7で示した状態において、カテーテルシャフトの制御ハンドルの回転操作部を操作している状態を示す平面図である。
以下、本発明について図面を用いて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4に示す医療用チューブの導入装置(シース導入装置)100は、カテーテルシャフト80を患者の体内に挿入する際に、これに先行してシースチューブ10を体内に導入するための装置である。このシース導入装置100は、シースチューブ10と、制御ハンドル20と、枝管(サイドアーム)31と、三方活栓32とを備えている。
シース導入装置100を構成する制御ハンドル20(本発明の制御ハンドル)は、先端可撓部分10Aを有するシースチューブ10の基端部分が内部に挿入されるハンドル本体21と、このハンドル本体21に対して回転可能に設けられ、これを操作することにより先端可撓部分10Aを撓ませてシースチューブ10の先端を偏向させる回転板22(回転操作部)と、ハンドル本体21の基端側に設けられ、ハンドル本体21の内部においてシースチューブ10の基端が連結される止血弁23とを備えてなり、ハンドル本体21は、回転板22の基端側に位置する第1グリップ部211と、回転板22の先端側に位置する第2グリップ部212とを有している。
シース導入装置100を構成するシースチューブ10の先端領域は先端可撓部分10Aとなっている。ここに、「先端可撓部分」とは、回転操作部を操作することにより撓む(曲がる)ことのできるチューブの先端部分をいう。
シースチューブ10は、例えばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタンなどの合成樹脂からなる中空のチューブ部材によって構成されている。
シースチューブ10の外径は、通常2.0〜5.0mmとされ、好ましくは2.6〜4.3mmとされる。また、シースチューブ10の内径は、通常1.6〜4.3mmとされ好ましくは2.0〜2.8mmとされる。
シースチューブ10の長さは、例えば500〜800mmとされ、先端可撓部分10Aの長さは、例えば20〜150mmとされる。
シース導入装置100を構成する制御ハンドル20は、ハンドル本体21と、回転板22と、止血弁23とを備えてなる。
制御ハンドル20のハンドル本体21の内部にはシースチューブ10の基端部分が挿入されている。
制御ハンドル20の回転板22は、ハンドル本体21に対して、このハンドル本体21の長手方向に直交する軸の周りを回転可能に設けられている。
シースチューブ10の内部には、先端可撓部分10Aを第1方向(図1の矢印Aで示す方向)に撓ませるための不図示の第1操作用ワイヤと、先端可撓部分10Aを第2方向(図1の矢印Bで示す方向)に撓ませるための不図示の第2操作用ワイヤとが延在している。
第1操作用ワイヤおよび第2操作用ワイヤの各々の先端は、シースチューブ10の先端部に接続固定されている。
一方、第1操作用ワイヤおよび第2操作用ワイヤの各々の後端は、制御ハンドル20の回転板22に接続されることにより引張操作可能になっている。
回転板22を、図1に示すA1方向に回転させると、第1操作用ワイヤが引っ張られることにより、先端可撓部分10Aが第1方向(図1の矢印Aで示す方向)に撓んでシースチューブ10の先端が第1方向に偏向する。
また、回転板22を、図1に示すB1方向に回転させると、第2操作用ワイヤが引っ張られることにより、先端可撓部分10Aが第2方向(図1の矢印Bで示す方向)に撓んでシースチューブ10の先端が第2方向に偏向する。
なお、制御ハンドル20を、長手方向の軸の周りに回転させることにより、制御ハンドル20に対するA方向およびB方向の向きを自由に設定することができる。
本実施形態では、制御ハンドル20のハンドル本体21が、回転板22(回転操作部)の両側に配置された2つのグリップ部(基端側に位置する第1グリップ211および先端側に位置する第2グリップ212)により構成されている点に特徴を有する。
このように回転板22の両側にグリップを有する制御ハンドル20によれば、左右何れか一方の手(例えば右手)でハンドル本体21の第1グリップ部211を把持することにより、当該一方の手(例えば右手)の親指および人指し指で回転板22を操作すること(シースチューブ10の先端偏向操作を行うこと)ができる。
また、左右何れか他方の手(例えば左手)でハンドル本体21の第2グリップ部212を把持することにより、当該他方の手(例えば左手)の親指および人指し指で回転板22を操作すること(シースチューブ10の先端偏向操作を行うこと)ができる。
すなわち、この制御ハンドル20によれば、左右何れの手でハンドル本体21を把持する場合であっても、回転板22が親指側に位置するように把持できる方のグリップを選択することにより、このグリップを把持した手の親指および人指し指で回転板22を操作してシースチューブ10の先端偏向操作を行うことができる。
ハンドル本体21を構成する第1グリップ211および第2グリップ212は、互いに同様の形状を有している。
これにより、何れのグリップを把持して回転板22を操作する場合においても、同様の操作感を得ることができる。
また、第1グリップ211および第2グリップ212は、何れも回転板22の位置する中央に向かって縮径している。これにより、何れのグリップを把持して回転板22を操作する場合においても、グリップが握りやすく、回転板22をスムーズに操作することができる。
ハンドル本体21(第1グリップ部211)の基端に設けられた止血弁23は液密性を有し、ハンドル本体21の内部において、その基端が止血弁23に連結しているシースチューブ10の内孔に存在する液体(血液や枝管31から供給される薬液など)が制御ハンドル20の基端から外部に漏出することを防止することができる。
この止血弁23は、例えば、両面を貫通するスリットが形成されたエラストマーシートからなる。
シース導入装置100を構成する枝管31の内孔は、シースチューブ10の内孔と連通しており、枝管31から供給される薬液などは、シースチューブ10の内孔を通って体内に供給することができる。
本実施形態のシース導入装置100により、これを構成するシースチューブ10を患者の体内に導入することができる。
シースチューブ10の導入方法としては、シースチューブ10の内孔にダイレータ(図示せず)を挿入し、ダイレータと一体化させたシースチューブ10を患者の血管内に挿入し、制御ハンドル20の回転板22によって先端偏向操作を行いながら、予め挿入されているガイドワイヤに沿ってシースチューブ10を目的部位(患部)に向けて移動させる。シースチューブ10の先端開口が目的部位(患部)の近傍に到達したところで、ダイレータおよびガイドワイヤを抜去する。これにより、シースチューブ60の先端部分が患者の体内に留置される。
このようにして体内に導入されたシースチューブ10を利用してカテーテルシャフトを体内に挿入することができる。
カテーテルシャフトの挿入方法としては、図3に示すように、カテーテルシャフト80の先端を制御ハンドル20の基端(止血弁23)からシースチューブ10の内孔に挿入し、制御ハンドル90の回転板92によって先端偏向操作を行いながら、シースチューブ10の内孔に沿ってカテーテルシャフト80を移動させ、シースチューブ10の先端開口からカテーテルシャフト80の先端可撓部分80Aを延び出させる。
次に、制御ハンドル90の回転板92を操作して先端可撓部分80Aを撓ませることによりカテーテルシャフト80の先端を偏向させるとともに、必要に応じて、制御ハンドル20の回転板22を操作して先端可撓部分10Aを撓ませることによってシースチューブ10の先端を偏向させる。これにより、カテーテルシャフト80の先端部(例えば、電極カテーテルにおける電極)の位置が調整され、これを目的部位(患部)に到達させることができる。
図4に示すように、カテーテルシャフト80の先端を偏向させるための回転板92の操作は、制御ハンドル90のハンドル本体91を把持する右手の親指および人指し指によって行われ、シースチューブ10の先端を偏向させるための回転板22の操作は、制御ハンドル20の第2グリップ212を把持する左手の親指および人指し指により行われる。
これにより、カテーテルシャフト80の先端偏向操作を実施した後であっても、制御ハンドル20を右手に持ち替えることなく、シースチューブ10の先端偏向操作を実施することができ、カテーテルシャフト80の先端偏向操作と、シースチューブ10の先端偏向操作とを、同時または交互に実施すことができる。
上記のようにしてカテーテルシャフト80の先端部が位置決めされた後、カテーテルによる手技(診断・治療)が行われる。
カテーテルによる手技の終了後、カテーテルシャフト80が体内から抜去され、次いで、シースチューブ10が体内から抜去される。
<第2実施形態>
図5は、本発明の他の実施形態に係る制御ハンドルを示す。
この制御ハンドル25は、シースチューブ10の基端部分が内部に挿入されるハンドル本体26と、このハンドル本体26に対して回転可能に設けられ、これを操作することによってシースチューブ10の先端可撓部分を撓ませてシースチューブ10の先端を偏向させる回転操作部27と、ハンドル本体26の基端に設けられ止血弁23とを備えてなる。同図において、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付している。
制御ハンドル25を構成する回転操作部27は、ハンドル本体26の長手方向の軸の周りを回転可能に設けられている。
回転操作部27を、図5に示すa1方向に回転させると、シースチューブ10の先端可撓部分が第1方向に撓んで、シースチューブ10の先端が第1方向に偏向する。
また、回転操作部27を、図5に示すb1方向に回転させると、シースチューブ10の先端可撓部分が第1方向とは反対の第2方向に撓んで、シースチューブ10の先端が第2方向に偏向する。
制御ハンドル25を構成するハンドル本体26は、回転操作部27の基端側に位置する第1グリップ部261と、回転操作部27の先端側に位置する第2グリップ部262とを有している。
このように回転操作部27の両側にグリップを有する制御ハンドル25によれば、左右何れか一方の手(例えば右手)でハンドル本体26の第1グリップ部261を把持することにより、当該一方の手(例えば右手)の親指および人指し指で回転操作部27を操作する(シースチューブ10の先端偏向操作を行う)ことができる。
また、左右何れか他方の手(例えば左手)でハンドル本体26の第2グリップ部262を把持することにより、当該他方の手(例えば左手)の親指および人指し指で回転操作部27を操作する(シースチューブ10の先端偏向操作を行う)ことができる。
この結果、左右何れの手でハンドル本体26を把持することによっても、回転操作部27が親指側に位置するように把持できる方のグリップを選択することにより、このグリップを把持した手の親指および人指し指で回転操作部27を操作してシースチューブ10の先端偏向操作を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の偏向が可能である。
また、本発明の制御ハンドルが装着されるチューブは、シースチューブに限定されず、診断・治療などに直接使用されるカテーテルシャフトであってもよい。
100 シース導入装置
10 シースチューブ
10A 先端可撓部分
21 ハンドル本体
22 回転板(回転操作部)
23 止血弁
211 第1グリップ部
212 第2グリップ部
25 制御ハンドル
26 ハンドル本体
27 回転操作部
261 第1グリップ部
262 第2グリップ部
31 枝管(サイドアーム)
32 三方活栓
80 カテーテルシャフト
80A 先端可撓部分
90 制御ハンドル
91 ハンドル本体
92 回転板(回転操作部)

Claims (7)

  1. 先端可撓部分を有するチューブの基端部分が内部に挿入されるハンドル本体と、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられ、これを操作することにより前記チューブの先端可撓部分を撓ませて当該チューブの先端を偏向させる回転操作部とを備えてなり、
    前記ハンドル本体は、前記回転操作部の基端側に位置する第1グリップ部と、前記回転操作部の先端側に位置する第2グリップ部とを有していることを特徴とする医療用チューブの制御ハンドル。
  2. 先端可撓部分を有するシースチューブの基端部分が内部に挿入されるハンドル本体と、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられ、これを操作することによって前記シースチューブの先端可撓部分を撓ませて当該シースチューブの先端を偏向させる回転操作部と、前記ハンドル本体の基端に設けられ、当該ハンドル本体の内部において前記シースチューブの基端が連結される止血弁とを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブの制御ハンドル。
  3. 前記第1グリップおよび前記第2グリップが互いに同様の形状を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御ハンドル。
  4. 前記第1グリップおよび前記第2グリップは前記回転操作部の位置する中央に向かって縮径していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の制御ハンドル。
  5. 前記回転操作部は、前記ハンドル本体の長手方向に直交する軸の周りを回転可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の制御ハンドル。
  6. 前記回転操作部は、前記ハンドル本体の長手方向の軸の周りを回転可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の制御ハンドル。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の制御ハンドルと、
    先端可撓部分を有し、前記制御ハンドルのハンドル本体の内部に基端部分が挿入されたチューブとを備えてなることを特徴とする医療用チューブの導入装置。
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