JP2013190084A - 空気弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上面1aをカバー55で包囲した弁箱1の下部に流体流入口8を形成し、弁箱1の上部開口部1bに大空気孔26を有する蓋2を取付け、弁箱1の収納室15の下部の案内台座7と蓋2の下面13aとの間に上方を開口した案内筒体4を挟み込んで案内筒体4を収納し、この内部にはフロート弁体5とその上方に遊動弁体6を上下に配し、案内筒体4の上部に流体を連通させる連通部35を設けた。
【選択図】 図1
Description
一方、本出願人は、特許文献2の空気弁を提案している。この空気弁は、弁箱、固定蓋、弁体ガイド、フロート弁体、遊動弁体を有し、弁体ガイドが弁箱底部に固定用ボルトで固定され、この弁体ガイド内にフロート弁体、遊動弁体が収納された構造になっている。この空気弁では、着脱蓋に設けられたアーム係合片と、固定蓋に設けられた孔・切欠とを介して組立てや分解をより簡単におこなえるようになっている。
また、同文献1では、鍔を挟み込むようにして弁箱内に固定し、この宙づり状態の案内筒内にフロート弁体を収納するようになっているため、曲げ応力が掛かりやすくなり、水撃などによる衝撃荷重に対して弱くなっている。
弁箱の導水部の口径が口金の口径よりも大きくなることから、空気弁として使用するときには、通水時に遊動弁体が浮上せずに大空気孔から水が止まらなくなったり、排気時に遊動弁体が流出側の大空気孔を閉塞するおそれがある。さらに、フロート弁体や遊動弁体の外径が流入口径よりも小口径であるため、これらが配管内に落下する場合もある。空気弁の流入口径を大きくすると、口金方向に噴流が生じる危険性も生じる。このように、口金を取付け可能に設けた場合、空気弁としての機能を正常に発揮できなくなることがあった。
口金の取付け時には、弁箱の流入面積の確保が困難になって流量が少なくなり、固定用ボルト等に大きな負荷がかかったりする等の問題も生じる。例えば、口径65Aの町野式口金をこの空気弁に取付ける場合、空気弁の直下に位置するボールバルブの口径が25A程度になることから、口金に対して補修弁の口径が小さくなる。このようにボールバルブによって流量が小さく抑えられることになるが、洗管用や臨時の消火栓として使用するためには、流入口径を大きくして十分な流量を確保することが必要になる。
この内部部品の着脱容易性により、洗管用や臨時の消火栓として利用する際にも簡単に口金を装着でき、口金装着後には内部流路を確保してスムーズに流体を流すことができる。このように、口金を取付けて洗管用や臨時の消火栓用として利用可能に設けているにもかかわらず、空気弁及び通水の双方の機能を十分に発揮できる。内部部品が着脱可能であることから固定用ボルトが不要となり、内部の腐食を抑えることもできることに加えて、組立ても簡単におこなえる。
図4、図7に示すように、弁箱1の後述の収納室15の下部には、案内筒体4を載置する案内台座7が設けられ、かつ、この下部に流体流入口8が形成されている。この流体流入口8は、図4のクロスハッチングに示すように、必要流体流入面積Aを有している。案内台座7は、略90°の間隔で弁箱1の内方に向けて突出形成されている。
図8に示すように、固定蓋12と着脱蓋13との各表面側には、位置決め用の表示部53、54が設けられている。この表示部53、54を確認することで、固定蓋12に対する着脱蓋13の固定位置が正しいか否かを判断できる。
図1において、弁箱1内に水が無いときには、フロート弁体5、遊動弁体6はともに降下して、大空気孔26が開放した状態になる。この状態から急速排気や急速吸気の動作が可能になっている。
これらの急速排気、急速吸気により、水道本管への最初の送水や、水道本管からの排水などの作業を短時間でおこなうことができる。
次いで、カバー55を取り外す。カバー55の取り外し時には、前記したようにボルト57を少し緩め、その状態でカバー55を回転させてボルト57にボルト孔部58を合わせることでカバー55のみの取り外しが可能になる。
この状態において、分解した部品のゴミなどを取り除いたり、清掃や点検などが可能になっている。なお、清掃や点検時において、固定蓋12を取り外す必要はない。
以上のように、本発明の空気弁において、極めて簡単に分解や組立てを実施でき、しかも短時間で迅速におこなうことが可能になっている。
内部部品を取り外した状態で町野式口金40を取付けたときには、例えば、口径65Aの流量を確保できる。このように、案内筒体4をボルト止めしていないことで容易に取り外しすることができ、ボルト止めに起因する腐食の発生もなくなり、組立コストも削減される。
空気弁として使用する際には、案内筒体4をボルト等で固定することなく着脱蓋13と案内台座7との間に側面ガイド16により芯ずれを防ぎながら保持して取付けでき、遊動弁体6やフロート弁体5を正確に動作させて通水弁としての機能を確実に発揮できる。
この実施形態では、流体流入口8の必要流体流入面積Aを小さくし、切欠き部35の総和の面積である流体通過面積Bと流体流入口8の必要流体流入面積Aとの比率B/Aを0.12〜0.35以外の範囲内に設定したものである。このように、流体流入口8を小さくして任意の比率B/Aにすることもできる。この場合、流体流入口8の小径化に伴って落下防止用突起は不要になる。
また、この空気弁の弁箱1の下部にめねじ71を形成し、このめねじ71に補修弁であるボール弁11に形成したおねじ73を螺着して弁箱1とボール弁11とを一体化している。このように、空気弁と補修弁とをフランジ接続以外の接続構造により取付けてもよく、弁箱の流入側の形状の変更などに応じて、各種の接続構造により補修弁を設けることができる。
更に、本発明の空気弁を上記以外の蓋の着脱構造や補修弁の取付け構造に設けることも可能である。
一方、比率Cを0.35よりも上げた場合、供試品5、供試品8の結果より大空気孔26を閉塞する結果となった。そのため比率Cの上限を0.35とする。
以上のことから、良判定の供試品の比率Cは、略0.12〜0.35までの範囲であるとよいことが確認された。
1a 上面
1b 上部開口部
2 蓋
4 案内筒体
5 フロート弁体
6 遊動弁体
7 案内台座
8 流体流入口
9 落下防止用突起
11 ボール弁(補修弁)
12 固定蓋
13 着脱蓋
13a 下面
15 収納室
15a 内周側部
16 側面ガイド
26 大空気孔
35 連通部(切欠き部)
55 カバー
61 フランジ
A 必要流体流入面積
B 流体通過面積
Claims (6)
- 上面をカバーで包囲した弁箱の下部に流体流入口を形成し、弁箱の上部開口部に大空気孔を有する蓋を取付け、前記弁箱の収納室の下部に形成した案内台座と前記蓋の下面との間に上方を開口した案内筒体を挟み込んで前記弁箱内の収納室に前記案内筒体を収納し、前記案内筒体の内部には、フロート弁体とその上方に遊動弁体を上下に配すると共に、前記案内筒体の上部に流体を連通させる連通部を設けたことを特徴とする空気弁。
- 前記蓋は、前記弁箱の上部に取付けた固定蓋とこの固定蓋に大空気孔を有する着脱蓋を着脱自在に取付けて構成し、前記連通部は、複数個の切欠き部とした請求項1に記載の空気弁。
- 前記収納室の内周側部に、前記案内筒体を位置決め保持する側面ガイドを形成した請求項1又は2に記載の空気弁。
- 前記流体流入口は、必要流体流入面積を有し、前記切欠き部の総和の面積である流体通過面積Bと前記流体流入口の必要流体流入面積Aとの比率B/Aを略0.12〜0.35とした請求項2又は3に記載の空気弁。
- 前記必要流体流入面積を確保しつつ、弁箱の下部に落下防止用突起を設けた請求項1乃至4の何れか1項に記載の空気弁。
- 前記弁箱の下部に設けたフランジに補修弁を取付け、この補修弁の噴流を前記案内台座に当たるようにして噴流が直接弁外に噴出することを防止した請求項1乃至5の何れか1項に記載の空気弁。
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