JP2013190077A - 車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シフトレバーの誤操作により車両が障害物に接近、衝突することをより確実に回避する上で有利な車両制御装置を提供する。
【解決手段】障害物検出手段28Aは、前方レーダ12および後方レーダ14から供給される検出結果に基づいて、車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6を検出すると共に、車両4の前後方向における障害物6の位置関係を検出する。シフトレバー規制手段28Bは、障害物6の車両4に対する前後の位置関係と、検出されたシフトポジションとに基づいて、障害物6に接近する方向への車両4の移動を阻止するように、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションの変更を規制する。解除手段28Cは、シフトレバー規制機構20を制御してシフトポジションの変更の規制を解除する。
【選択図】図1
【解決手段】障害物検出手段28Aは、前方レーダ12および後方レーダ14から供給される検出結果に基づいて、車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6を検出すると共に、車両4の前後方向における障害物6の位置関係を検出する。シフトレバー規制手段28Bは、障害物6の車両4に対する前後の位置関係と、検出されたシフトポジションとに基づいて、障害物6に接近する方向への車両4の移動を阻止するように、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションの変更を規制する。解除手段28Cは、シフトレバー規制機構20を制御してシフトポジションの変更の規制を解除する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シフトレバーの誤操作を抑制する車両制御装置に関する。
車両の進行方向に障害物が検出された状態で、シフトレバーがニュートラル位置から走行レンジ位置に切り替えられたときに、運転者に対して障害物の存在を報知することで運転者の誤操作による急発進などを防止する警報装置が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、上記従来技術では、運転者に対して障害物の存在を報知することに留まるものであることから、運転者の誤操作を回避する上で改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、シフトレバーの誤操作により車両が障害物に接近、衝突することをより確実に回避する上で有利な車両制御装置を提供することにある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、シフトレバーの誤操作により車両が障害物に接近、衝突することをより確実に回避する上で有利な車両制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の車両制御装置は、車両の前方および後方で前記車両に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物を検出する障害物検出手段と、シフトレバーのシフトポジションを検出するシフトポジション検出手段と、前記車両の停止状態において、前記検出された障害物の前記車両に対する前後の位置関係と、前記検出されたシフトポジションとに基づいて、前記障害物に接近する方向への前記車両の移動を阻止するように前記シフトレバーによる前記シフトポジションの変更を規制するシフトレバー規制手段と、運転者によって操作される操作手段と、前記操作手段に対して操作がなされることにより前記シフトレバー規制手段による前記シフトポジションの変更の規制を解除する解除手段とを備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、障害物に接近する方向への車両の移動を阻止するようにシフトレバーによるシフトポジションの変更を規制するようにしたので、シフトレバーの誤操作により車両が障害物に接近、衝突することをより確実に回避する上で有利となる。
また、操作手段に対して操作がなされることによりシフトポジションの変更の規制を解除するようにしたので、運転者が障害物の存在を認識した状態で、車両を障害物に近接する方向への運転操作が可能となり、車両の位置調整を行う上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、シフトレバーの誤操作により車両が車両前方に位置する障害物障害物に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、フトレバーの誤操作により車両が車両後方に位置する障害物障害物に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、シフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知するようにしたので、運転者に与える違和感や不快感の低減を図る上で有利となる。
また、操作手段に対して操作がなされることによりシフトポジションの変更の規制を解除するようにしたので、運転者が障害物の存在を認識した状態で、車両を障害物に近接する方向への運転操作が可能となり、車両の位置調整を行う上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、シフトレバーの誤操作により車両が車両前方に位置する障害物障害物に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、フトレバーの誤操作により車両が車両後方に位置する障害物障害物に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、シフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知するようにしたので、運転者に与える違和感や不快感の低減を図る上で有利となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本実施の形態の車両制御装置10が適用される車両におけるシフトレバーについて説明する。
図3に示すように、本実施の形態では、シフトレバー2のシフトポジションは以下の順番で変更されるように並べられている。
パーキング(P)−リバース(R)−ニュートラル(N)−ドライブ(D)−2速(2)−1速(1)
そして、シフトレバー2は、パーキングの位置においてロックピンなどの係合部材が係合することでロックされ、シフトレバー2の押しボタンを押圧することで係合部材の係合が解除されリバースへの変更が可能となっている。
まず、本実施の形態の車両制御装置10が適用される車両におけるシフトレバーについて説明する。
図3に示すように、本実施の形態では、シフトレバー2のシフトポジションは以下の順番で変更されるように並べられている。
パーキング(P)−リバース(R)−ニュートラル(N)−ドライブ(D)−2速(2)−1速(1)
そして、シフトレバー2は、パーキングの位置においてロックピンなどの係合部材が係合することでロックされ、シフトレバー2の押しボタンを押圧することで係合部材の係合が解除されリバースへの変更が可能となっている。
図1に示すように、車両制御装置10は、前方レーダ12、後方レーダ14、車速センサ16、シフトポジションセンサ18、シフトレバー規制機構20、規制解除スイッチ22、表示装置24、音声出力装置26、ECU28を含んで構成されている。
図1、図3に示すように、前方レーダ12は、車両4の前方における障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出し、検出結果をECU28に供給する。
後方レーダ14は、車両4の後方における障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出し、検出結果をECU28に供給する。
本実施の形態において、障害物6は、例えば、フェンスや塀、建物の壁、構造物、電柱、樹木、他の車両などを含む。
なお、前方レーダ12、後方レーダ14に代えて、車両の前後に超音波ソナーを設け、超音波ソナーによって車両前方および車両後方の障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出するようにしてもよい。
あるいは、前方レーダ12、後方レーダ14に代えて、車両の前後に前方カメラ、後方カメラを設け、これらカメラで撮像された車両前方および車両後方の画像情報を画像解析することで車両前方および車両後方の障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出するようにしてもよい。
車速センサ16は、車両4の走行速度を検出し、検出結果をECU28に供給する。
後方レーダ14は、車両4の後方における障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出し、検出結果をECU28に供給する。
本実施の形態において、障害物6は、例えば、フェンスや塀、建物の壁、構造物、電柱、樹木、他の車両などを含む。
なお、前方レーダ12、後方レーダ14に代えて、車両の前後に超音波ソナーを設け、超音波ソナーによって車両前方および車両後方の障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出するようにしてもよい。
あるいは、前方レーダ12、後方レーダ14に代えて、車両の前後に前方カメラ、後方カメラを設け、これらカメラで撮像された車両前方および車両後方の画像情報を画像解析することで車両前方および車両後方の障害物6の有無を検出すると共に、車両4と障害物6との間の距離を検出するようにしてもよい。
車速センサ16は、車両4の走行速度を検出し、検出結果をECU28に供給する。
シフトポジションセンサ18は、シフトレバー2のシフトポジションを検出し、検出結果をECU28に供給するものであり、特許請求の範囲のシフトポジション検出手段として機能する。
シフトレバー規制機構20は、シフトレバー2によるシフトポジションの変更を規制するものであり、例えば、ECU28によって制御されるアクチュエータと、係合部材とを含んで構成されている。
アクチュエータにより係合部材をシフトレバー2に係合させることで定められた方向へのシフトレバー2の移動を阻止し、アクチュエータにより係合部材の係合を解除することで定められた方向へのシフトレバー2の移動を許容する。
このようなシフトレバー規制機構20として、前述したようにシフトレバー2のシフトポジションをパーキングにロックする機構と同様なもの、あるいは、従来公知の様々な機構が使用可能である。
本実施の形態では、シフトレバー規制機構20は、以下の2つの動作を行うように構成されている。
(1)図3(A)に示すように、シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからドライブへの変更が不能となるようにシフトポジションの変更を規制する。
(2)図3(B)に示すように、シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからリバースへの変更が不能となるようにシフトポジションの変更を規制する。
アクチュエータにより係合部材をシフトレバー2に係合させることで定められた方向へのシフトレバー2の移動を阻止し、アクチュエータにより係合部材の係合を解除することで定められた方向へのシフトレバー2の移動を許容する。
このようなシフトレバー規制機構20として、前述したようにシフトレバー2のシフトポジションをパーキングにロックする機構と同様なもの、あるいは、従来公知の様々な機構が使用可能である。
本実施の形態では、シフトレバー規制機構20は、以下の2つの動作を行うように構成されている。
(1)図3(A)に示すように、シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからドライブへの変更が不能となるようにシフトポジションの変更を規制する。
(2)図3(B)に示すように、シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからリバースへの変更が不能となるようにシフトポジションの変更を規制する。
規制解除スイッチ22は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制を解除する場合に運転者によって操作される操作手段として機能する。
規制解除スイッチ22は、シフトレバー2に設けられていてもよく、あるいは、インストルメントパネルに設けられていてもよく、あるいは、ナビゲーション装置のディスプレイに設けられたタッチパネルで構成されていてもよい。
規制解除スイッチ22は、シフトレバー2に設けられていてもよく、あるいは、インストルメントパネルに設けられていてもよく、あるいは、ナビゲーション装置のディスプレイに設けられたタッチパネルで構成されていてもよい。
表示装置24は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを示す文字やアイコンなどの画像情報を表示し、あるいは、警告灯を点灯(点滅)して運転者に報知するものである。
音声出力装置26は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを示す警告音やアナウンス音声を出力して運転者に報知するものである。
また、表示装置24、音声出力装置26としてナビゲーション装置を用いてもよいし、表示装置24および音声出力装置26をナビゲーション装置と別体に設けても良い。
なお、表示装置24としてナビゲーション装置を用い、かつ、このナビゲーション装置が前述した車両前方および車両前方を撮影する前方カメラおよび後方カメラから供給される画像情報を表示できるものであった場合、以下のようにしてもよい。
すなわち、ナビゲーション装置に前方カメラあるいは後方カメラの画像を表示させることでシフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知するようにしてもよい。
音声出力装置26は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを示す警告音やアナウンス音声を出力して運転者に報知するものである。
また、表示装置24、音声出力装置26としてナビゲーション装置を用いてもよいし、表示装置24および音声出力装置26をナビゲーション装置と別体に設けても良い。
なお、表示装置24としてナビゲーション装置を用い、かつ、このナビゲーション装置が前述した車両前方および車両前方を撮影する前方カメラおよび後方カメラから供給される画像情報を表示できるものであった場合、以下のようにしてもよい。
すなわち、ナビゲーション装置に前方カメラあるいは後方カメラの画像を表示させることでシフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知するようにしてもよい。
ECU28は、前方レーダ12、後方レーダ14、車速センサ16、シフトポジションセンサ18、規制解除スイッチ22から供給される信号、情報に基づいてシフトレバー規制機構20の動作を制御するものである。
ECU28は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
本実施の形態では、CPUが前記の制御プログラムを実行することにより、後述する障害物検出手段28Aと、シフトレバー規制手段28Bと、解除手段28Cと、報知手段28Dとを実現する。
ECU28は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
本実施の形態では、CPUが前記の制御プログラムを実行することにより、後述する障害物検出手段28Aと、シフトレバー規制手段28Bと、解除手段28Cと、報知手段28Dとを実現する。
障害物検出手段28Aは、車両4の前方および後方で車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6を検出するものである。
基準位置は、例えば、2〜3m程度に設定される。
本実施の形態では、障害物検出手段28Aは、前方レーダ12および後方レーダ14を含んで構成され、前方レーダ12および後方レーダ14から供給される検出結果に基づいて、車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6を検出すると共に、車両4の前後方向における障害物6の位置関係を検出する。
基準位置は、例えば、2〜3m程度に設定される。
本実施の形態では、障害物検出手段28Aは、前方レーダ12および後方レーダ14を含んで構成され、前方レーダ12および後方レーダ14から供給される検出結果に基づいて、車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6を検出すると共に、車両4の前後方向における障害物6の位置関係を検出する。
シフトレバー規制手段28Bは、車速センサ16の検出結果に基づいて車両4の停止状態であると判定した場合、検出された障害物6の車両4に対する前後の位置関係と、シフトポジションセンサ18により検出されたシフトポジションとに基づいて、障害物6に接近する方向への車両4の移動を阻止するように、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションの変更を規制するものである。
解除手段28Cは、規制解除スイッチ22に対して操作がなされることにより、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー規制手段28Bによるシフトポジションの変更の規制を解除するものである。
報知手段28Dは、シフトレバー規制手段28Bによるシフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知するものである。
本実施の形態では、報知手段28Dは、表示装置24および音声出力装置26を含んで構成される。
本実施の形態では、報知手段28Dは、表示装置24および音声出力装置26を含んで構成される。
次に図2のフローチャートを参照して車両制御装置10の動作について説明する。
ECU28は、車速センサ16の検出結果に基づいて車両4が停車中であるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定結果が否定ならばステップS10に戻る。
ステップS10の判定結果が肯定ならば、ECU28は、前方レーダ12の検出結果に基づいて車両4の前方において車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6が有るか否かを判定するステップS12:障害物検出手段28A)。
ステップS12が肯定ならば、図3(A)に示すように、ECU28はシフトポジションセンサ18の検出結果に基づいてシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるか否かを判定する(ステップS14:シフトレバー規制手段28B)。ステップS14の判定結果が否定であればステップS10に戻る。
ステップS14の判定結果が肯定であれば、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションのニュートラルからドライブへの変更を規制する(ステップS16:シフトレバー規制手段28B)。この場合、シフトポジションのパーキングからリバースへの変更と、リバースからニュートラルへの変更とは許容されるが、ニュートラルからドライブへの変更が規制される。
したがって、車両4前方において基準距離よりも接近した障害物6が存在する場合、運転者による車両4を前進させる方向への運転操作が禁止される。そのため、運転者の誤操作が防止されるため、車両4が前方の障害物6に衝突することを回避することができる。
ECU28は、車速センサ16の検出結果に基づいて車両4が停車中であるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定結果が否定ならばステップS10に戻る。
ステップS10の判定結果が肯定ならば、ECU28は、前方レーダ12の検出結果に基づいて車両4の前方において車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6が有るか否かを判定するステップS12:障害物検出手段28A)。
ステップS12が肯定ならば、図3(A)に示すように、ECU28はシフトポジションセンサ18の検出結果に基づいてシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるか否かを判定する(ステップS14:シフトレバー規制手段28B)。ステップS14の判定結果が否定であればステップS10に戻る。
ステップS14の判定結果が肯定であれば、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションのニュートラルからドライブへの変更を規制する(ステップS16:シフトレバー規制手段28B)。この場合、シフトポジションのパーキングからリバースへの変更と、リバースからニュートラルへの変更とは許容されるが、ニュートラルからドライブへの変更が規制される。
したがって、車両4前方において基準距離よりも接近した障害物6が存在する場合、運転者による車両4を前進させる方向への運転操作が禁止される。そのため、運転者の誤操作が防止されるため、車両4が前方の障害物6に衝突することを回避することができる。
そして、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを示す警告音やアナウンス音声を音声出力装置26により出力して運転者に報知し、また、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制がなされたことを示す文字やアイコンなどの画像情報を表示装置24より出力して運転者に報知する(ステップS18:報知手段)。
次に、ECU28は、規制解除スイッチ22が操作されたか否かを判定する(ステップS20)。
ステップS20の判定結果が肯定であれば、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制を解除し(ステップS22:解除手段)、ステップS10に戻る。
これにより、車両4前方において基準距離よりも接近した障害物6が存在した状態であっても、規制解除スイッチ22の操作がなされ、したがって、運転者が車両4前方の障害物6を認識した状態であれば、運転者による車両4を前進させる運転操作が許容される。
ステップS20の判定結果が否定であれば、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制が継続され、ステップS10に戻る。
ステップS20の判定結果が肯定であれば、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制を解除し(ステップS22:解除手段)、ステップS10に戻る。
これにより、車両4前方において基準距離よりも接近した障害物6が存在した状態であっても、規制解除スイッチ22の操作がなされ、したがって、運転者が車両4前方の障害物6を認識した状態であれば、運転者による車両4を前進させる運転操作が許容される。
ステップS20の判定結果が否定であれば、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制が継続され、ステップS10に戻る。
一方、ステップS12の判定結果が否定である場合には、ECU28は、後方レーダ14の検出結果に基づいて車両4の後方において車両4に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物6が有るか否かを判定するステップS24:障害物検出手段28A)。
ステップS24が肯定ならば、図3(B)に示すように、ECU28はシフトポジションセンサ18の検出結果に基づいてシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるか否かを判定する(ステップS26:シフトレバー規制手段28B)。ステップS26の判定結果が否定であればステップS10に戻る。
ステップS26の判定結果が肯定であれば、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションのニュートラルまたはパーキングからリバースへの変更を規制する(ステップS28:シフトレバー規制手段28B)。この場合、シフトポジションのニュートラルからドライブへの変更は許容される。
したがって、車両4後方において基準距離よりも近接した障害物6が存在する場合、運転者による車両4を後退させる運転操作が禁止される。そのため、運転者の誤操作が防止されるため、車両4が後方の障害物6に衝突することを回避することができる。
ステップS24が肯定ならば、図3(B)に示すように、ECU28はシフトポジションセンサ18の検出結果に基づいてシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるか否かを判定する(ステップS26:シフトレバー規制手段28B)。ステップS26の判定結果が否定であればステップS10に戻る。
ステップS26の判定結果が肯定であれば、シフトレバー規制機構20を制御してシフトレバー2によるシフトポジションのニュートラルまたはパーキングからリバースへの変更を規制する(ステップS28:シフトレバー規制手段28B)。この場合、シフトポジションのニュートラルからドライブへの変更は許容される。
したがって、車両4後方において基準距離よりも近接した障害物6が存在する場合、運転者による車両4を後退させる運転操作が禁止される。そのため、運転者の誤操作が防止されるため、車両4が後方の障害物6に衝突することを回避することができる。
次に、ECU28は、ステップS18、S20の処理を実行し、ステップS20の判定結果が肯定であれば、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制を解除し(ステップS22:解除手段)、ステップS10に戻る。
これにより、車両4後方において基準距離よりも接近した障害物6が存在した状態であっても、規制解除スイッチ22の操作がなされ、したがって、運転者が車両4後方の障害物6を認識した状態であれば、運転者による車両4を後退させる運転操作が許容される。
ステップS22の判定結果が否定であれば、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制が継続され、ステップS10に戻る。
これにより、車両4後方において基準距離よりも接近した障害物6が存在した状態であっても、規制解除スイッチ22の操作がなされ、したがって、運転者が車両4後方の障害物6を認識した状態であれば、運転者による車両4を後退させる運転操作が許容される。
ステップS22の判定結果が否定であれば、ECU28は、シフトレバー規制機構20によるシフトポジションの変更の規制が継続され、ステップS10に戻る。
以上説明したように、本実施の形態によれば、車両4の停止状態において、検出された障害物6の車両4に対する前後の位置関係と、検出されたシフトポジションとに基づいて、障害物6に接近する方向への車両4の移動を阻止するようにシフトレバー2によるシフトポジションの変更を規制するようにした。
そのため、シフトレバー2の誤操作により車両4が車両4の前方あるいは後方に位置する障害物6に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
また、規制解除スイッチ22に対して操作がなされることによりシフトポジションの変更の規制を解除するようにしたので、運転者が障害物6の存在を認識した状態で、車両4を障害物6に近接する方向への運転操作が可能となり、車両4の位置調整を行う上で有利となる。
そのため、シフトレバー2の誤操作により車両4が車両4の前方あるいは後方に位置する障害物6に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
また、規制解除スイッチ22に対して操作がなされることによりシフトポジションの変更の規制を解除するようにしたので、運転者が障害物6の存在を認識した状態で、車両4を障害物6に近接する方向への運転操作が可能となり、車両4の位置調整を行う上で有利となる。
また、本実施の形態では、障害物6が車両4の前方に位置し、かつ、検出されたシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるときに、シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからドライブへの変更が不能となるようにシフトポジションの変更を規制するようにした。
そのため、シフトレバー2の誤操作により車両4が前方に位置する障害物6に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
そのため、シフトレバー2の誤操作により車両4が前方に位置する障害物6に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
また、本実施の形態では、障害物6が車両4の後方に位置し、かつ、検出されたシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるときに、シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからリバースへの変更が不能となるようにシフトポジションの変更を規制するようにした。
そのため、シフトレバー2の誤操作により車両4が後方に位置する障害物6に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
そのため、シフトレバー2の誤操作により車両4が後方に位置する障害物6に接近、衝突することを確実に回避する上で有利となる。
また、本実施の形態では、シフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知するようにしたので、運転者は、シフトポジションの変更が規制されたことを正確に認識できると共に、シフトレバー2を誤操作しようとしたことに容易に気が付くことができる。そのため、運転者に与える違和感や不快感の低減を図る上で有利となる。
2……シフトレバー、4……車両、6……障害物、10……車両制御装置、12……前方レーダ、14……後方レーダ、16……車速センサ、18……シフトポジションセンサ、20……シフトレバー規制機構、22……規制解除スイッチ、24……表示装置、26……音声出力装置、28……ECU、28A……障害物検出手段、28B……シフトレバー規制手段、28C……解除手段、28D……報知手段。
Claims (4)
- 車両の前方および後方で前記車両に対して基準距離よりも近接した箇所に位置する障害物を検出する障害物検出手段と、
シフトレバーのシフトポジションを検出するシフトポジション検出手段と、
前記車両の停止状態において、前記検出された障害物の前記車両に対する前後の位置関係と、前記検出されたシフトポジションとに基づいて、前記障害物に接近する方向への前記車両の移動を阻止するように前記シフトレバーによる前記シフトポジションの変更を規制するシフトレバー規制手段と、
運転者によって操作される操作手段と、
前記操作手段に対して操作がなされることにより前記シフトレバー規制手段による前記シフトポジションの変更の規制を解除する解除手段と、
を備えることを特徴とする車両制御装置。 - 前記シフトレバー規制手段は、前記障害物が前記車両の前方に位置し、かつ、前記検出されたシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるときに、前記シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからドライブへの変更が不能となるように前記シフトポジションの変更を規制する、
ことを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。 - 前記シフトレバー規制手段は、前記障害物が前記車両の後方に位置し、かつ、前記検出されたシフトポジションがニュートラルまたはパーキングであるときに、前記シフトポジションのニュートラルまたはパーキングからリバースへの変更が不能となるように前記シフトポジションの変更を規制する、
ことを特徴とする請求項1または2記載の車両制御装置。 - 前記シフトレバー規制手段による前記シフトポジションの変更の規制がなされたことを運転者に報知する報知手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1〜3に何れか1項記載の車両制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012058259A JP2013190077A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 車両制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2012058259A JP2013190077A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 車両制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013190077A true JP2013190077A (ja) | 2013-09-26 |
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---|---|---|---|
JP2012058259A Pending JP2013190077A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 車両制御装置 |
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JP (1) | JP2013190077A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018021607A (ja) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | シフト位置切替装置 |
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2012
- 2012-03-15 JP JP2012058259A patent/JP2013190077A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018021607A (ja) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | シフト位置切替装置 |
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