JP2013190025A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリクションを増加させずに前進9段以上の変速を可能とする自動変速機を提供する。
【解決手段】自動変速機は、4つの遊星歯車機構PGS1〜4と、7つの係合機構C1〜4,B1〜3とを備える。第1要素Saが入力軸2に、第10要素Rdが出力部材3に連結される。第1連結体は第2要素Caと第5要素Cbと第9要素Rcを連結して構成される。第1クラッチC1は第1要素Saと第3連結体Cc−Cd、第2クラッチC2は第1要素Saと第4要素Rb、第3クラッチC3は第6要素Sbと第2連結体Ra−Sd、第4クラッチC4は第10要素Rdと第3連結体Cc−Cdとを夫々連結自在に構成される。第1ブレーキB1は第7要素Sc、第2ブレーキB2は第6要素Sb、第3ブレーキB3は第4要素Rbを夫々変速機ケース1に固定自在に構成される。自動変速機は、7つの係合機構のうち少なくとも3つの係合機構を係合させて、各変速段を確立する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力軸の回転を複数の遊星歯車機構を介して複数段に変速して出力部材から出力する自動変速機に関する。
従来、入力用の第1遊星歯車機構と、変速用の第2及び第3の2つの遊星歯車機構と、6つの係合機構とを用いて、前進8段の変速を行うことができるようにした自動変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものでは、入力用の第1遊星歯車機構を、第1サンギアと、第1リングギアと、互いに噛合すると共に一方が第1サンギアに噛合し他方が第1リングギアに噛合する一対の第1ピニオンを自転及び公転自在に軸支する第1キャリアとからなる所謂ダブルピニオン型の遊星歯車機構(キャリアを固定しサンギアを回転させると、リングギアはサンギアと同一方向に回転するため、プラス遊星歯車機構又はポジティブ遊星歯車機構ともいう。尚、リングギアを固定しサンギアを回転させると、リングギアはサンギアと異なる方向に回転する。)で構成している。
この第1遊星歯車機構では、第1サンギアが変速機ケースに固定される固定要素、第1キャリアが入力軸に連結される入力要素、第1リングギアが出力要素とされている。第1遊星歯車機構は、入力要素たる第1キャリアの回転速度を減速させて、出力要素たる第1リングギアから出力する。
又、変速用の第2及び第3の2つの遊星歯車機構は、第2サンギアと、第3サンギアと、第3リングギアと一体化された第2リングギアと、互いに噛合すると共に一方が第2サンギア及び第2リングギアに噛合し他方が第3サンギアに噛合する一対の第2ピニオンを自転及び公転自在に軸支する第2キャリアとからなるラビニヨ型の遊星歯車機構で構成されている。
このラビニヨ型の遊星歯車機構は、4つの回転要素を構成し、この4つの回転要素は、共線図(各回転要素の相対速度の比を直線で表すことができる図)においてギア比に対応する間隔を存して並ぶ。共線図における4つの回転要素を一方から順に、第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素及び第4回転要素とすると、第1回転要素は第2サンギア、第2回転要素は第3キャリアと一体化された第2キャリア、第3回転要素は第3リングギアと一体化された第2リングギア、第4回転要素は第3サンギアとなる。
又、6つの係合機構は、第1遊星歯車機構の出力要素たる第1リングギアと第3サンギアからなる第4回転要素とを解除自在に連結する第1湿式多板クラッチと、入力軸と第2キャリアからなる第2回転要素とを解除自在に連結する第2湿式多板クラッチと、出力要素たる第1リングギアと第2サンギアからなる第1回転要素とを解除自在に連結する第3湿式多板クラッチと、入力要素たる第1キャリアと第2サンギアからなる第1回転要素とを解除自在に連結する第4湿式多板クラッチと、第2サンギアからなる第1回転要素を変速機ケースに解除自在に固定する第1ブレーキと、第2キャリアからなる第2回転要素を変速機ケースに解除自在に固定する第2ブレーキとからなる。
以上の構成によれば、第1湿式多板クラッチを連結状態とし第2ブレーキを固定状態とすることで1速段が確立され、第1湿式多板クラッチを連結状態とし第1ブレーキを固定状態とすることで2速段が確立され、第1湿式多板クラッチと第3湿式多板クラッチとを連結状態とすることで3速段が確立され、第1湿式多板クラッチと第4湿式多板クラッチとを連結状態とすることで4速段が確立される。
又、第1湿式多板クラッチと第2湿式多板クラッチとを連結状態とすることで5速段が確立され、第2湿式多板クラッチと第4湿式多板クラッチとを連結状態とすることで6速段が確立され、第2湿式多板クラッチと第3湿式多板クラッチとを連結状態とすることで7速段が確立され、第2湿式多板クラッチを連結状態とし第1ブレーキを固定状態とすることで8速段が確立される。
又、上記従来例の自動変速機は、入力軸の軸線上に8つの列を構成する。具体的には、トルクコンバータ側から順に、第1列が第4湿式多板クラッチ及び第1ブレーキ、第2列が第1遊星歯車機構、第3列が第1湿式多板クラッチ、第4列が第3湿式多板クラッチ(第3湿式多板クラッチは、スケルトン図上では、第1遊星歯車機構と同列に見えるが、実際には、第1湿式多板クラッチと出力ギアとの間に第3クラッチ用のピストンと油路とが構成される。)、第5列が出力ギア、第6列が第2遊星歯車機構、第7列が第3遊星歯車機構、第8列が第2湿式多板クラッチ及び第2ブレーキとなる。
特開2005−273768号公報
上記従来例の自動変速機では、各変速段において連結状態又は固定状態とされる係合機構の数が2つになる。そのため、開放している残りの4つの係合機構の引き摺りによるフリクションロスが大きくなり、自動変速機の効率が悪化する不具合がある。
更に、前進9速段以上の変速を行えるようにするためには、係合機構を少なくとも1つ追加する必要がある。この場合、各変速段で開放される係合機構の数が5つ以上となり、フリクションロスが更に大きくなる。
本発明は、以上の点に鑑み、フリクションロスを増加させることなく、前進9段以上の変速段を確立できる自動変速機を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、変速機ケース内に回転自在に軸支されると共に駆動源からの動力により回転される入力軸を備え、該入力軸の回転を複数段に変速して出力部材から出力する自動変速機であって、サンギア、キャリア及びリングギアからなる3つの要素を夫々備える第1から第4の4つの遊星歯車機構が設けられ、前記第1遊星歯車機構の3つの要素を、相対回転速度比を直線で表すことができる共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第1要素、第2要素及び第3要素とし、前記第2遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第4要素、第5要素及び第6要素とし、前記第3遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第7要素、第8要素及び第9要素とし、前記第4遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第10要素、第11要素及び第12要素として、前記第1要素が前記入力軸に連結され、前記第10要素が前記出力部材に連結され、前記第2要素と前記第5要素と前記第9要素とを連結して第1連結体が構成され、前記第3要素と前記第12要素とを連結して第2連結体が構成され、前記第8要素と前記第11要素とを連結して第3連結体が構成される。
そして、係合機構として、第1から第4の4つのクラッチと、第1から第3の3つのブレーキとを備え、前記第1クラッチは、前記第1要素と前記第3連結体とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、前記第2クラッチは、前記第1要素と前記第4要素とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、前記第3クラッチは、前記第6要素と前記第2連結体とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、前記第4クラッチは、前記第10要素と前記第2連結体と前記第3連結体の何れか2つを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、前記第1ブレーキは、前記第7要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成され、前記第2ブレーキは、前記第6要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成され、前記第3ブレーキは、前記第4要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成され、前記第1から第4の4つのクラッチと前記第1から第3の3つのブレーキの合計7つの係合機構のうち、少なくとも3つの係合機構を連結状態又は固定状態とすることにより、前進9段以上の各変速段を確立することを特徴とする。
本発明によれば、後述する実施形態の説明から明らかなように、前進9速段以上の変速を確立することができる。又、4つのクラッチと3つのブレーキの合計7つの係合機構のうち、各変速段において3つの係合機構が係合して連結状態又は固定状態となる。そのため、各変速段で連結及び固定状態でなく開放される係合機構の数は4つになり、従来のように前進8段までしか確立できず各変速段で4つの係合機構が開放されるものに比べて、係合機構によるフリクションロスを増加させることなく変速段数を前進9段以上に増加させることができる。従って、自動変速機の伝達効率を低下させることなく多段化による車両の燃費向上を図ることができる。
[2]本発明においては、第3要素を第1遊星歯車機構のリングギア、第12要素を第4遊星歯車機構のサンギアで構成し、第4遊星歯車機構を第1遊星歯車機構の径方向外方に配置し、第4遊星歯車機構のサンギアと第1遊星歯車機構のリングギアとを一体に構成して第2連結体を構成することが好ましい。
かかる構成によれば、第1遊星歯車機構と第4遊星歯車機構とが径方向に重なり合うため、第1遊星歯車機構と第4遊星歯車機構とを入力軸の軸線上に並べて配置した場合に比べて、自動変速機の軸長の短縮化を図ることができ、車両、特にFF式車両への搭載性を向上させることができる。
[3]本発明においては、第4クラッチ、第1ブレーキ、及び第3ブレーキの少なくとも何れか1つを、ドグクラッチやシンクロメッシュ機構等の噛合機構で構成することができる。噛合機構はフリクションロスが発生しないため、第4クラッチ、第1ブレーキ、及び第3ブレーキの何れかが開放状態となる変速段のフリクションロスを更に抑制することができ、車両の燃費を向上させることができる。
[4]本発明においては、第3ブレーキを摩擦係合式クラッチで構成し、この摩擦係合式クラッチと並列に、第4要素の正転を許容し逆転を阻止するワンウェイクラッチを設けることができる。これによれば、フリクションロスをより低減できると共に、変速段間の変速制御性を向上させることができる。
[5]本発明においては、駆動源の動力を入力軸に伝達自在な発進クラッチを設けてもよい。
[6]又、本発明においては、駆動源の動力が、トルクコンバータを介して入力軸に伝達されるように構成してもよい。
本発明の自動変速機の第1実施形態を示すスケルトン図。 第1実施形態の自動変速機の第1〜第4遊星歯車機構の各要素の相対速度の比を示す共線図。 第1実施形態の自動変速機の変速段毎における各係合機構の状態を示す説明図。 本発明の自動変速機の第2実施形態を示すスケルトン図。
図1は、本発明の自動変速機の第1実施形態を示している。第1実施形態の自動変速機は、変速機ケース1内に回転自在に軸支した、図外の内燃機関(エンジン)等の駆動源ENGが出力する駆動力がダンパDA及び発進クラッチC0を介して伝達される入力軸2と、出力ギアからなる出力部材3とを備えている。発進クラッチC0は、駆動源ENGの動力を入力軸2に伝達可能な伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在に構成されている。
出力部材3の回転は、図外のデファレンシャルギアやプロペラシャフトを介して車両の左右の駆動輪に伝達される。尚、発進クラッチC0に代えて、ロックアップクラッチを備えるトルクコンバータを設けてもよい。
変速機ケース1内には、第1〜第4の4つの遊星歯車機構PGS1〜4が入力軸2と同心に配置されている。第1遊星歯車機構PGS1は、サンギアSaと、リングギアRaと、サンギアSaとリングギアRaとに噛合するピニオンPaを自転及び公転自在に軸支するキャリアCaとからなる所謂シングルピニオン型の遊星歯車機構(キャリアを固定してサンギアを回転させると、リングギアがサンギアと異なる方向に回転するため、マイナス遊星歯車機構又はネガティブ遊星歯車機構ともいう。尚、リングギアを固定してサンギアを回転させると、キャリアがサンギアと同一方向に回転する。)で構成されている。
図2の上から2段目に示す第1遊星歯車機構PGS1の共線図(サンギア、キャリア、リングギアの3つの要素の相対回転速度の比を直線(速度線)で表すことができる図)を参照して、第1遊星歯車機構PGS1の3つの要素Sa,Ca,Raを、共線図におけるギア比(リングギアの歯数/サンギアの歯数)に対応する間隔での並び順に左側から夫々第1要素、第2要素及び第3要素とすると、第1要素はサンギアSa、第2要素はキャリアCa、第3要素はリングギアRaになる。
ここで、サンギアSaとキャリアCa間の間隔とキャリアCaとリングギアRa間の間隔との比は、第1遊星歯車機構PGS1のギア比をhとして、h:1に設定される。尚、共線図において、下の横線と上の横線(4th及び6thと重なる線)は夫々回転速度が「0」と「1」(入力軸2と同じ回転速度)であることを示している。
第2遊星歯車機構PGS2も、サンギアSbと、リングギアRbと、サンギアSb及びリングギアRbに噛合するピニオンPbを自転及び公転自在に軸支するキャリアCbとからなる所謂シングルピニオン型の遊星歯車機構で構成される。
図2の上から1段目(最上段)に示す第2遊星歯車機構PGS2の共線図を参照して、第2遊星歯車機構PGS2の3つの要素Sb,Cb,Rbを、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に左側から夫々第4要素、第5要素及び第6要素とすると、第4要素はリングギアRb、第5要素はキャリアCb、第6要素はサンギアSbになる。サンギアSbとキャリアCb間の間隔とキャリアCbとリングギアRb間の間隔との比は、第2遊星歯車機構PGS2のギア比をiとして、i:1に設定される。
第3遊星歯車機構PGS3も、サンギアScと、リングギアRcと、サンギアSc及びリングギアRcに噛合するピニオンPcを自転及び公転自在に軸支するキャリアCcとからなる所謂シングルピニオン型の遊星歯車機構で構成される。
図2の上から3段目に示す第3遊星歯車機構PGS3の共線図を参照して、第3遊星歯車機構PGS3の3つの要素Sc,Cc,Rcを、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に左側から夫々第7要素、第8要素及び第9要素とすると、第7要素はサンギアSc、第8要素はキャリアCc、第9要素はリングギアRcになる。サンギアScとキャリアCc間の間隔とキャリアCcとリングギアRc間の間隔との比は、第3遊星歯車機構PGS3のギア比をjとして、j:1に設定される。
第4遊星歯車機構PGS4も、サンギアSdと、リングギアRdと、サンギアSd及びリングギアRdに噛合するピニオンPdを自転及び公転自在に軸支するキャリアCdとからなる所謂シングルピニオン型の遊星歯車機構で構成される。
図2の上から4段目(最下段)に示す第4遊星歯車機構PGS4の共線図を参照して、第4遊星歯車機構PGS4の3つの要素Sd,Cd,Rdを、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に左側から夫々第10要素、第11要素及び第12要素とすると、第10要素はリングギアRd、第11要素はキャリアCd、第12要素はサンギアSdになる。サンギアSdとキャリアCd間の間隔とキャリアCdとリングギアRd間の間隔との比は、第4遊星歯車機構PGS4のギア比をkとして、k:1に設定される。
第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)は、入力軸2に連結されている。又、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)は、その外周に外歯(出力ギア)からなる出力部材3を備える。
又、第1遊星歯車機構PGS1のキャリアCa(第2要素)と第2遊星歯車機構PGS2のキャリアCb(第5要素)と第3遊星歯車機構PGS3のリングギアRc(第9要素)とが連結されて、第1連結体Ca−Cb−Rcが構成されている。又、第1遊星歯車機構PGS1のリングギアRa(第3要素)と第4遊星歯車機構PGS4のサンギアSd(第12要素)とが連結されて、第2連結体Ra−Sdが構成されている。又、第3遊星歯車機構PGS3のキャリアCc(第8要素)と第4遊星歯車機構PGS4のキャリアCd(第11要素)とが連結されて、第3連結体Cc−Cdが構成されている。
又、本実施形態の自動変速機は、第1から第4の4つのクラッチC1〜C4と、第1から第3の3つのブレーキB1〜B3とからなる7つの係合機構を備える。
第1クラッチC1は、油圧作動型の湿式多板クラッチ(摩擦係合式クラッチ)であり、第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)と第3連結体Cc−Cdとを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成されている。第2クラッチC2は、油圧作動型の湿式多板クラッチ(摩擦係合式クラッチ)であり、第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)と第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成されている。
第3クラッチC3は、油圧作動型の湿式多板クラッチ(摩擦係合式クラッチ)であり、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)と第2連結体Ra−Sdとを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成されている。第4クラッチC4は、ドグクラッチ又は同期機能を有するシンクロメッシュ機構等からなる噛合機構であり、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)と第3連結体Cc−Cdとを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成されている。なお、本発明の第4クラッチは、これに限らず、例えば、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)と第2連結体Ra−Sdとを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成してもよい。また、本発明の第4クラッチは、例えば、第2連結体Ra−Sdと第3連結体Cc−Cdとを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成してもよい。
第1ブレーキB1は、ドグクラッチやシンクロメッシュ機構等からなる噛合機構であり、第3遊星歯車機構PGS3のサンギアSc(第7要素)を変速機ケース1に固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成されている。
第2ブレーキB2は、油圧作動型の湿式多板ブレーキであり、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)を変速機ケース1に固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成されている。第3ブレーキB3は、油圧作動型の湿式多板ブレーキ(摩擦係合式クラッチ)であり、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)を変速機ケース1に固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成されている。また、第1実施形態の自動変速機には、第3ブレーキB3と並列に、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の正転を許容し逆転を阻止するワンウェイクラッチが設けられている。
各クラッチC1〜C4及び各ブレーキB1〜B3は、図外のトランスミッション・コントロール・ユニットにより、車両の走行速度等の車両情報に基づいて、状態が切り換えられる。
次に、図2及び図3を参照して、実施形態の自動変速機の各変速段を確立させる場合を説明する。
1速段を確立させる場合には、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を固定状態とする。第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)及び第3遊星歯車機構PGS3のサンギアSc(第7要素)の回転速度が「0」になる。また、ワンウェイクラッチF1の働きで第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度が「0」になる。
これにより、第2遊星歯車機構PGS2の第4から第6の3つの要素Sb,Cb,Rb、及び第3遊星歯車機構PGS3の第7から第9の3つの要素Sc,Cc,Rcが相対回転不能なロック状態となり、各要素Sb,Cb,Rb,Sc,Cc,Rcの回転速度が「0」になる。そして、第3遊星歯車機構PGS3のキャリアCc(第8要素)を含む第3連結体Cc−Cdの回転速度も「0」になる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「1st」となり、1速段が確立される。
ワンウェイクラッチF1を第3ブレーキB3に並列に配置しているため、出力トルクの大きい1速段では、第3ブレーキB3を固定状態としなくてもよい。従って、第3ブレーキB3に要求される摩擦力を低減させることができ、第3ブレーキB3が開放状態となり、差回転が発生する状態で発生するフリクションを低減させることができる。
尚、1速段では、第3ブレーキB3が開放状態であるため、係合機構の開放数は、「5」となるが、ワンウェイクラッチF1の働きで第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度が「0」となるため、第3ブレーキB3ではフリクションロスが発生しない。従って、1速段における実質的な開放数は「4」となる。また、1速段でエンジンブレーキを効かせる場合には、第3ブレーキB3を固定状態に切り換えればよい。
2速段を確立させる場合には、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を固定状態とし、第3クラッチC3を連結状態とする。第1ブレーキB1を固定状態とすることで、第3遊星歯車機構PGS3のサンギアScの回転速度が「0」となる。又、第2ブレーキB2を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度が「0」になる。
又、第3クラッチC3を連結状態とするで、第2連結体Ra−Sdの回転速度が、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度と同一速度の「0」になる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「2nd」となり、2速段が確立される。
3速段を確立させる場合には、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を固定状態とし、第2クラッチC2を連結状態とする。第1ブレーキB1を固定状態とすることで、第3遊星歯車機構PGS3のサンギアSc(第7要素)の回転速度が「0」になる。又、第2ブレーキB2を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度が「0」になる。
又、第2クラッチC2を連結状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度が、入力軸2に連結された第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」となる。第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度が「0」、リングギアRb(第4要素)の回転速度が「1」となるため、キャリアCb(第5要素)の回転速度、即ち第1連結体Ca−Cb−Rcの回転速度は、i/(i+1)となる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「3rd」となり、3速段が確立される。
4速段を確立させる場合には、第1ブレーキB1を固定状態とし、第2クラッチC2及び第3クラッチC3を連結状態とする。第1ブレーキB1を固定状態とすることで、第3遊星歯車機構PGS3のサンギアSc(第7要素)の回転速度が「0」になる。
又、第3クラッチC3を連結状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)と第2連結体Ra−Sdとが同一速度で回転する。これにより、第1遊星歯車機構PGS1と第2遊星歯車機構PGS2との間では、キャリアCa(第2要素)とキャリアCb(第5要素)とが連結され、リングギアRa(第3要素)とサンギアSb(第6要素)とが連結されることとなり、第3クラッチC3を連結状態とする4速段においては、第1遊星歯車機構PGS1と第2遊星歯車機構PGS2とで4つの回転要素からなる1つの共線図を描くことができる。
そして、第2クラッチC2を連結状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度が、第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」となり、第1遊星歯車機構PGS1と第2遊星歯車機構PGS2とで構成される4つの回転要素のうちの2つの回転要素の回転速度が同一速度の「1」となる。
従って、第1遊星歯車機構PGS1及び第2遊星歯車機構PGS2の各要素が相対回転不能なロック状態となり、第1遊星歯車機構PGS1及び第2遊星歯車機構PGS2の全ての要素の回転速度が「1」となる。そして、第3連結体Cc−Cdの回転速度がj/(j+1)となり、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「4th」となり、4速段が確立される。
5速段を確立させる場合には、第1ブレーキB1を固定状態とし、第1クラッチC1及び第2クラッチC2を連結状態とする。第1ブレーキB1を固定状態とすることで、第3遊星歯車機構PGS3のサンギアSc(第7要素)の回転速度が「0」になる。
又、第1クラッチC1を連結状態とすることで、第3連結体Cc−Cdの回転速度が第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」になる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「5th」となり、5速段が確立される。
尚、5速段を確立させるためには第2クラッチC2を連結状態とする必要はない。しかしながら、4速段及び後述する6速段では第2クラッチC2を連結状態とする必要があるため、5速段から4速段へのダウンシフト、及び5速段から後述する6速段へのアップシフトをスムーズに行えるように5速段でも連結状態とさせている。
6速段を確立させる場合には、第1から第3の3つのクラッチC1〜C3を連結状態とする。第2クラッチC2及び第3クラッチC3を連結状態とすることで、4速段で説明したように、第1遊星歯車機構PGS1と第2遊星歯車機構PGS2の各要素が相対回転不能な状態となり、第2連結体Ra−Sdの回転速度が「1」となる。又、第1クラッチC1を連結状態とすることで、第3連結体Cc−Cdの回転速度が「1」となる。
従って、第4遊星歯車機構PGS4は、キャリアCd(第11要素)とサンギアSd(第12要素)とが同一速度の「1」となり、各要素が相対回転不能なロック状態となる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「6th」の「1」となり、6速段が確立される。
7速段を確立させる場合には、第2ブレーキB2を固定状態とし第1クラッチC1及び第2クラッチC2を連結状態とする。第2ブレーキB2を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度が「0」となる。
又、第2クラッチC2を連結状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度が、第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」となり、第2遊星歯車機構PGS2のキャリアCb(第5要素)を含む第1連結体Ca−Cb−Rcの回転速度がi/(i+1)となる。
又、第1クラッチC1を連結状態とすることで、第3連結体Cc−Cdの回転速度が、入力軸2に連結された第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」になる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「7th」となり、7速段が確立される。
8速段を確立させる場合には、第2ブレーキB2を固定状態とし、第1クラッチC1及び第3クラッチC3を連結状態とする。第2ブレーキB2を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度が「0」になる。又、第3クラッチC3を連結状態とすることで、第2連結体Ra−Sdの回転速度が第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度と同一速度の「0」になる。
又、第1クラッチC1を連結状態とすることで、第3連結体Cc−Cdの回転速度が第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」になる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「8th」となり、8速段が確立される。
9速段を確立させる場合には、第2ブレーキB2及び第3ブレーキB3を固定状態とし、第1クラッチC1を連結状態とする。第2ブレーキB2を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)の回転速度が「0」になる。又、第3ブレーキB3を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度も「0」となる。このため、第2遊星歯車機構PGS2の各要素Sb,Cb,Rbは相対回転不能なロック状態となり、第2遊星歯車機構PGS2のキャリアCb(第5要素)を含む第1連結体Ca−Cb−Rcの回転速度も「0」になる。
又、第1クラッチC1を連結状態とすることで、第3連結体Cc−Cdの回転速度は第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」となる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「9th」となり、9速段が確立される。
10速段を確立させる場合には、第3ブレーキB3を固定状態とし、第1クラッチC1及び第3クラッチC3を連結状態とする。第3クラッチC3を連結状態とすることで、第2連結体Ra−Sdと第2遊星歯車機構PGS2のサンギアSb(第6要素)とが同一速度で回転する。又、第3ブレーキB3を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRb(第4要素)の回転速度が「0」になる。
又、第1クラッチC1を連結状態とすることで、第3連結体Cc−Cdの回転速度が第1遊星歯車機構PGS1のサンギアSa(第1要素)の回転速度と同一速度の「1」となる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す「10th」となり、10速段が確立される。
後進段を確立させる場合には、第2ブレーキB2及び第3ブレーキB3を固定状態とし、第4クラッチC4を連結状態とする。第2ブレーキB2及び第3ブレーキB3を固定状態とすることで、第2遊星歯車機構PGS2の各要素が相対回転不能なロック状態となり、第1連結体Ca−Cb−Rcの回転速度が「0」となる。これにより、第2連結体Ra−Sdの回転速度がマイナス(逆回転)の1/hとなる。また、第4クラッチC4を連結状態とすることで、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)と第3連結体Cc−Cdとが連結され、第4遊星歯車機構PGS4の各要素が相対回転不能なロック状態となる。そして、第4遊星歯車機構PGS4のリングギアRd(第10要素)の回転速度が図2に示す逆転の「Rvs」である1/hとなり、後進段が確立される。
尚、図2中の破線で示す速度線は、4つの遊星歯車機構PGS1〜PGS4のうち動力伝達する遊星歯車機構に追従して他の遊星歯車機構の各要素が回転(空回り)することを表している。
図3は、上述した各変速段におけるクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B3の状態を纏めて表示した図であり、第1から第4の4つのクラッチC1〜C4、第1から第3の3つのブレーキB1〜B3の列の「○」は連結状態又は固定状態を示し、空欄は開放状態を示している。ワンウェイクラッチF1の列の「○」は、ワンウェイクラッチF1の働きで第2遊星歯車機構PGS2のリングギアRbの回転速度が「0」となる状態を示している。また、第3ブレーキB3の「(○)」は、エンジンブレーキをかける場合には、連結状態とすることを示している。
又、図3には、第1遊星歯車機構PGS1のギア比hを2.765、第2遊星歯車機構PGS2のギア比iを1.581、第3遊星歯車機構PGS3のギア比jを3.105、第4遊星歯車機構PGS4のギア比kを1.872とした場合における各変速段の変速比(入力軸2の回転速度/出力部材3の回転速度)、及び公比(各変速段間の変速比の比。所定の変速段の変速比を所定の変速段よりも1段高速側の変速段の変速比で割った値。)を示しており、これによれば、公比を適切に設定できることが分かる。
本実施形態の自動変速機によれば、前進10段、後進1段の変速を行うことができる。又、各変速段において、湿式多板クラッチ及び湿式多板ブレーキのうち開放状態となっている係合機構の数(開放数)が4つ以下となり、前進10段の変速が行えるにも拘らず、従来の前進8段変速可能な自動変速機に対するフリクションロスの増加を防止できる。
又、ワンウェイクラッチF1を第3ブレーキB3に併設させているため、1速段と2速段との間での変速時に第3ブレーキB3の状態を切り換える必要がなく、変速制御性が向上される。
尚、実施形態においては、第1ブレーキB1及び第4クラッチC4を噛合機構で構成したものを説明したが、第1ブレーキB1と第4クラッチC4を湿式多板ブレーキで構成しても、各変速段における湿式多板クラッチ及び湿式多板ブレーキの開放数を4つ以下に抑え、フリクションロスを抑制することができるという本発明の効果を得ることができる。
又、実施形態の自動変速機においては、何れか1つの変速段(例えば、10速段)を省略して前進9速段の変速を行うように構成しても、本発明の効果を奏することができる。
また、ワンウェイクラッチF1は省略してもよい。この場合、1速段で第3ブレーキB3を固定状態とすればよい。また、第3ブレーキB3を、ドグクラッチやシンクロメッシュ機構などの噛合機構で構成してもよい。
図4は、本発明の自動変速機の第2実施形態を示している。第2実施形態の自動変速機は、第1実施形態のものと比較して、発進クラッチC0に変えて、ロックアップクラッチLC及びダンパDAを備えるトルクコンバータTCが設けられている。
第2実施形態の自動変速機では、第4遊星歯車機構PGS4は、第1遊星歯車機構PGS1の径方向外方に配置されている。そして、第1遊星歯車機構PGS1のリングギアRa(第3要素)と第4遊星歯車機構PGS4のサンギアSd(第12要素)とを一体に連結して第2連結体Ra−Sdを構成している。このように、第4遊星歯車機構PGS4を第1遊星歯車機構PGS1の径方向外方に配置することにより、第1遊星歯車機構PGS1と第4遊星歯車機構PGS4とが径方向で重なり合うため、自動変速機の軸長の短縮化を図ることができる。
尚、第1遊星歯車機構PGS1と第4遊星歯車機構PGS4とは、径方向で少なくとも一部が重なり合っていればよく、これによって軸長の短縮化を図ることができるが、両者が完全に径方向で重なり合っていれば、最も軸長を短くすることができる。
また、第2実施形態の第1ブレーキB1は湿式多板ブレーキで構成され、第4クラッチC4は湿式多板クラッチで構成されている。また、ワンウェイクラッチF1は設けられていない。従って、第2実施形態の自動変速機では、1速段を確立する際に第3ブレーキB3を固定状態とする。
第2実施形態の自動変速機の他の構成は、第1実施形態のものと同一であり、同一の符号を付してその説明を省略する。第2実施形態の自動変速機によっても、前進10段、後進1段の変速を行うことができる。又、各変速段において、湿式多板クラッチ及び湿式多板ブレーキのうち開放状態となっている係合機構の数(開放数)が4つとなり、前進10段の変速が行えるにも拘らず、従来の前進8段変速可能な自動変速機に対するフリクションロスの増加を防止できる。
なお、第2実施形態の自動変速機においても、トルクコンバータTCに代えて、第1実施形態のように発進クラッチC0を設けてもよい。
1…変速機ケース、2…入力軸、3…出力部材(出力ギア)、ENG…駆動源、LC…ロックアップクラッチ、DA…ダンパ、TC…トルクコンバータ、PGS1…第1遊星歯車機構、Sa…サンギア(第1要素)、Ca…キャリア(第2要素)、Ra…リングギア(第3要素)、Pa…ピニオン、PGS2…第2遊星歯車機構、Sb…サンギア(第6要素)、Cb…キャリア(第5要素)、Rb…リングギア(第4要素)、Pb…ピニオン、PGS3…第3遊星歯車機構、Sc…サンギア(第7要素)、Cc…キャリア(第8要素)、Rc…リングギア(第9要素)、Pc…ピニオン、PGS4…第4遊星歯車機構、Sd…サンギア(第12要素)、Cd…キャリア(第11要素)、Rd…リングギア(第10要素)、Pd…ピニオン、C1〜C4…第1〜第4クラッチ、B1〜B3…第1〜第3ブレーキ、F1…ワンウェイクラッチ。

Claims (6)

  1. 変速機ケース内に回転自在に軸支されると共に駆動源からの動力により回転される入力軸を備え、該入力軸の回転を複数段に変速して出力部材から出力する自動変速機であって、
    サンギア、キャリア及びリングギアからなる3つの要素を夫々備える第1から第4の4つの遊星歯車機構が設けられ、
    前記第1遊星歯車機構の3つの要素を、相対回転速度比を直線で表すことができる共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第1要素、第2要素及び第3要素とし、
    前記第2遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第4要素、第5要素及び第6要素とし、
    前記第3遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第7要素、第8要素及び第9要素とし、
    前記第4遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギア比に対応する間隔での並び順に一方から夫々第10要素、第11要素及び第12要素として、
    前記第1要素が前記入力軸に連結され、前記第10要素が前記出力部材に連結され、前記第2要素と前記第5要素と前記第9要素とを連結して第1連結体が構成され、前記第3要素と前記第12要素とを連結して第2連結体が構成され、前記第8要素と前記第11要素とを連結して第3連結体が構成され、
    係合機構として、第1から第4の4つのクラッチと、第1から第3の3つのブレーキとを備え、
    前記第1クラッチは、前記第1要素と前記第3連結体とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第2クラッチは、前記第1要素と前記第4要素とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第3クラッチは、前記第6要素と前記第2連結体とを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第4クラッチは、前記第10要素と前記第2連結体と前記第3連結体の何れか2つを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第1ブレーキは、前記第7要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第2ブレーキは、前記第6要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第3ブレーキは、前記第4要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、この固定を解除する開放状態とに切換自在に構成され、
    前記第1から第4の4つのクラッチと前記第1から第3の3つのブレーキの合計7つの係合機構のうち、少なくとも3つの係合機構を連結状態又は固定状態とすることにより、前進9段以上の各変速段を確立することを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1記載の自動変速機において、
    前記第3要素は前記第1遊星歯車機構のリングギアであり、
    前記第12要素は前記第4遊星歯車機構のサンギアであり、
    前記第4遊星歯車機構は、前記第1遊星歯車機構の径方向外方に配置され、
    前記第4遊星歯車機構のサンギアと前記第1遊星歯車機構のリングギアとが一体に構成されて、前記第2連結体が構成されることを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動変速機において、
    前記第4クラッチ、前記第1ブレーキ、及び前記第3ブレーキの少なくとも何れか1つは、噛合機構であることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1又は請求項2記載の自動変速機において、
    前記第3ブレーキは、摩擦係合式クラッチであり、
    該摩擦係合式クラッチと並列に、前記第4要素の正転を許容し逆転を阻止するワンウェイクラッチが設けられることを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項記載の自動変速機において、
    前記駆動源の動力を前記入力軸に伝達自在な発進クラッチが設けられることを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項1から請求項4の何れか1項記載の自動変速機において、
    前記駆動源の動力は、トルクコンバータを介して前記入力軸に伝達されることを特徴とする自動変速機。
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