JP2013189909A - インペラの製造方法およびインペラ - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドコアを用いずコアとキャビティを組み合わせた普通金型で形成できる部品を接合してインペラを製造することにより、安価な樹脂製インペラを提供する。
【解決手段】平面視が円環状の第1円環面22aを有する基部2を含む第1部品Aを成形により形成するステップと、底面視が第1円環面22aの内径より大きい内径である円環状の第2円環面32aを有するシュラウド3と、シュラウド3の軸芯に対して傾斜した状態で前記シュラウドの内周面31aよりも径方向内側にのみ延在しており平面視で互いの重なり部分がない薄板状の複数の傾斜部分42を有する主羽根部4を含む第2部品Bを成形により形成するステップと、第1部品Aと第2部品Bを第1円環面22aと第2円環面32aとを対向させた状態で接合するステップとによりインペラ1を製造する。
【選択図】図4

Description

本発明は、流体を流通させるポンプに使用されるインペラの製造方法およびインペラに関する。
従来より、流体を流通させるための各種ポンプの羽根車としてインペラが知られている。最近では軽量化、低価格化の要求により、樹脂製のインペラが多く使われるようになってきている。
特許文献1には、樹脂製のインペラが開示されている。特許文献1におけるインペラは、平面視で円環状のシュラウドと、シュラウドの軸芯と同軸で有底円筒形状のロータカップと、該ロータカップの外周面から延設された平面視で円環状のハブと、シュラウドとハブとの間で径方向に延設され周方向に等間隔に配列された複数の羽根を備えている。また特許文献1には、一体成形によりインペラを形成する方法が開示されている。
特開2011−174386号公報
特許文献1においては、羽根と羽根の間の吹出通路を含むインペラを一体成形するために、コアとキャビティの組み合わせからのみなる金型(以下、「普通金型」という)ではなく、2種類の横入れ子型(スライドコア)を有する金型を用いている。しかし、横入れ子型を有する金型を用いると金型構造が複雑になると共に製造工数が増大し、インペラが高コストになるおそれがあった。
上記問題に鑑み、本発明は、普通金型により成形できる部品を接合してインペラを製造することにより、安価な樹脂製インペラを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るインペラの製造方法の特徴は、平面視が円環状の第1円環面を有する基部を含む第1部品を成形により形成するステップと、底面視が前記第1円環面の内径より大きい内径である円環状の第2円環面を有するシュラウドと、前記シュラウドの軸芯に対して傾斜した状態で前記シュラウドの内周面よりも径方向内側に延在しており平面視で互いの重なり部分がない薄板状の複数の傾斜部分を有する主羽根部を含む第2部品を成形により形成するステップと、前記第1部品と前記第2部品を前記第1円環面と前記第2円環面とを対向させた状態で接合するステップとを有する点にある。
インペラを第1部品と第2部品とに分離して、それぞれをコアとキャビティからなる普通金型で成形することにより、金型費用を安価にすることができる。また、スライドコアを用いず金型構造がシンプルになるので、金型の耐久性が向上すると共に、第1部品と第2部品の歩留まりを上げることができる。従って、その後に第1部品と第2部品とを接合するステップを有していたとしても、スライドコアを用いて一体成形するインペラと比較して、安価にインペラを提供することができる。
本発明に係るインペラの製造方法においては、前記主羽根部は、前記傾斜部分と一体的に形成されかつ前記第2円環面から前記シュラウドの軸芯に平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の立設部分をさらに有すると好適である。
このような製造方法であれば、傾斜部分と立設部分を一体化して主羽根部を形成するので、強度の高い主羽根部を実現することができる。
本発明に係るインペラの製造方法においては、前記基部は、前記第1円環面から前記基部の軸芯と平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の立設部分をさらに有すると好適である。
一般的に射出成形において、薄板状(薄肉)部分の面積が大きい場合には、薄板状部分に樹脂が十分充填されないショートショットが発生することがある。ショートショットの不良を低減するためには、薄板状部分の面積を小さくすることが有効である。この製造方法においては、薄板状の主羽根部のうち、立設部分を基部、すなわち第1部品側に形成する。このように主羽根部を立設部分と傾斜部分とに分離してそれぞれを別々の部品(第1部品と第2部品)に成形することにより、主羽根部にショートショットが発生するおそれが少なく、第1部品と第2部品とを歩留まり高く製造することができる。この結果、インペラを安価に提供することができる。
本発明に係るインペラの製造方法においては、前記基部は、前記第1円環面から前記基部の軸芯と平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の第1立設部分をさらに有し、前記主羽根部は、前記傾斜部分と一体的に形成されかつ前記第2円環面から前記シュラウドの軸芯に平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の第2立設部分をさらに有し、前記第1立設部分と前記第2立設部分とを接合して立設部分を構成すると好適である。
この製造方法においては、薄板状の主羽根部のうち、立設部分の一部である第1立設部分を基部、すなわち第1部品側に形成する。そして、立設部分の残りの第2立設部分と傾斜部分とをシュラウド、すなわち第2部品側に形成する。このように主羽根部を2つの部分に分離して、それぞれを別々の部品(第1部品と第2部品)に成形することにより、主羽根部にショートショットが発生するおそれが少なく、第1部品と第2部品とを歩留まり高く製造することができる。この結果、インペラを安価に提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係るインペラの特徴構成は、平面視が円環状の第1円環面を有する基部と、前記基部と軸芯方向に離間して配置され、前記基部の軸芯と同芯かつ底面視が前記第1円環面の内径より大きい内径である第2円環面を有するシュラウドと、前記第1円環面および前記第2円環面に亘って配置され前記軸芯と平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の立設部分と、前記立設部分と連続的に形成され前記軸芯に対して傾斜した状態で前記シュラウドの内周面よりも径方向内側に延在しており平面視で互いの重なり部分がない薄板状の複数の傾斜部分とを有する主羽根部とを備えた点にある。
このような構成であれば、インペラを2部品に分離して、それぞれをコアとキャビティからなる普通金型で成形できるので、金型費用を安価にすることができる。また、スライドコアを用いず金型構造がシンプルになるので、金型の耐久性が向上すると共に、それぞれの部品の歩留まりを上げることができる。従って、その後に部品同士を接合するステップを有していたとしても、スライドコアを用いて一体成形するインペラと比較して、安価にインペラを提供することができる。
本発明に係るインペラにおいては、前記基部と前記立設部分との境界に互いを一体化する接合部を有すると好適である。
このような構成であれば、傾斜部分と立設部分を一体化した主羽根部を得ることができるので、強度の高い主羽根部を持つインペラを提供することができる。
本発明に係るインペラにおいては、前記立設部分と、前記第2円環面および前記傾斜部分との境界に互いを一体化する接合部を有すると好適である。
このような構成であれば、主羽根部を2つの部品に分けて成形するため、主羽根部全体をどちらか一方の部品だけで成形する場合に比べて、主羽根部に樹脂が十分充填されないショートショットとなるおそれが少なく、各部品を歩留まり高く製造することができる。この結果、インペラを安価に提供することができる。
本発明に係るインペラにおいては、前記立設部分が前記基部に設けた第1立設部分と、前記シュラウドに設けた第2立設部分とを備えており、前記第1立設部分と前記第2立設部分との境界に互いを一体化する接合部を有すると好適である。
このような構成であれば、主羽根部を2つの部品に分けて成形するため、主羽根部全体をどちらか一方の部品だけで成形する場合に比べて、主羽根部に樹脂が十分充填されないショートショットとなるおそれが少なく、各部品を歩留まり高く製造することができる。さらに、第1立設部分と第2立設部分との境界を任意に設定できるので、よりショートショットの少ない安定した形状の部品を得ることができる。この結果、インペラを安価に提供することができる。
本実施形態に係るインペラの外観斜視図 本実施形態に係るインペラの平面図 図2に示すインペラのIII-III断面図 インペラを構成する第1部品と第2部品の接合前の断面図 インペラを構成する第1部品と第2部品の接合前の断面図 インペラを構成する第1部品と第2部品の接合前の断面図
1.インペラの構造
本実施形態に係るインペラ1は樹脂により形成されている。図1に示すように、インペラ1は、基部2と、シュラウド3と、主羽根部4と、副羽根部5とを備える。図2、図3に示すように、インペラ1は、その軸芯と同芯に形成されたシャフト用孔23がポンプ(不図示)の駆動源であるモータのシャフト(不図示)に嵌合、固定されて使用される。インペラ1はシャフトの回転に同期して回転し、シュラウド3の円筒部31の内周面31aの内側の空間である吸入口6から流体を吸入し、各主羽根部4と副羽根部5の間の空間である吹出口7から流体を吐出することにより、流体を流通させる。
基部2は、図2および図3に示すように、平面視で外形が円形であり、軸芯方向で厚みが厚い中央部21と、中央部21の周囲にあって外周に向かうにつれ厚みが薄くなる周辺部22を備える。中央部21の上側表面は外形の軸芯と同芯の円形平面の中央面21aである。中央面21aには、外形の軸芯と同芯かつ断面が円形のシャフト用孔23が表面から裏面にかけて貫通されている。シャフト用孔23は径方向外側かつ周方向に等間隔に4ヶ所のキー溝23aを有している。シャフト用孔23には、ポンプのモータのシャフトが挿入され固定される。シャフトはキーを備えており、キー溝23aと嵌合、固定されて回転方向の回り止めとなることにより、シャフトとインペラ1は同期回転する。
図3に示すように、周辺部22は、上側の面に、中央面21aの外周から径方向外側に向かって凹湾曲しかつ厚みが漸次薄くなる第1円環面22aを有している。周辺部22(第1円環面22a)は平面視で円環状である。周辺部22は、下側の面には、平面状の底面24を有しており、底面24の軸芯周辺には凹部25を有している。なお、本実施形態においては、図3に示すように、第1円環面22aが径方向に沿って湾曲しているが、これに限られない。径方向に沿って湾曲しない形状(直線形状)であってもよい。
シュラウド3は、基部2から軸芯方向上方に所定の距離だけ離間して基部2と同芯に配置されており、平面視で円環状である。シュラウド3は、円筒部31と傾斜円環部32を備える。円筒部31は、基部2と同芯であり、かつ内周面31aの内径、外周面31bの外径の両方とも基部2の中央面21aの外径(第1円環面22aの内径)よりも大きく、第1円環面22aの外径より小さい。内周面31aの内側の空間は流体の吸入口6となっている。
傾斜円環部32は、円筒部31の下端縁部から連続して径方向外側かつ下方に向けて形成されている。傾斜円環部32は底面視で円環状である第2円環面32aを有している。第2円環面32aの内径は内周面31aの内径に等しく、外径は基部2の外径に等しい。図3に示すように、本実施形態においては、第2円環面32aは径方向に沿って湾曲していない形状であるが、下方に突出するように湾曲する形状でもよい。
主羽根部4は、基部2とシュラウド3の間に周方向に等間隔で8枚形成されており、立設部分41と傾斜部分42を備える。立設部分41は、第1円環面22aと第2円環面32aの間で軸芯に平行な方向かつ径方向に延在しており、薄板状で四角形状を有している。立設部分41の4辺のそれぞれの厚さ方向の面を内縁41c、上縁41d、外縁41e、下縁41fとする。上縁41dは第2円環面32aに最内径から最外径に亘って当接して一体化しており、下縁41fは第1円環面22aに最内径から最外径に亘って当接して一体化している。内縁41cは、図3に示すように、径方向外側から内側に向かって直線状に延在している。また、外縁41eは、基部2とシュラウド3の最外周と面一になっている。
立設部分41は径方向内側から外側に向かって平面状に延在しており、最外径近傍で周方向に湾曲している。軸芯に平行な面のうち、凹形状の面が受圧面41aであり、その裏面側の凸形状の面が裏面41bである。このように最外径近傍で周方向に湾曲させることにより、効率よく流体を吐出させることができる。ただし、立設部分41は、このような形状でなくても、軸芯に平行であれば、径方向内側から外側にかけて全体が湾曲するような形状でもよい。また、立設部分41は四角形状や枚数が8枚に限定されるものではなく、基部2やシュラウド3の形状に応じて最適な形状、枚数を採用することができる。
傾斜部分42は、円筒部31の内周面31aよりも径方向内側、すなわち吸入口6に張り出すように延在して形成されている。傾斜部分42は、薄板の三角形状を有しており、3辺のそれぞれの厚さ方向の面を第1縁42c、第2縁42d、第3縁42eとする。第1縁42cは立設部分41の内縁41cと当接して一体化し、第2縁42dが円筒部31の内周面31aに当接して一体化している。傾斜部分42の三角形状の面は上方に向かって凸状の曲面であり、かつ軸芯方向に対して傾斜している。図2に示すように、傾斜部分42のそれぞれは、平面視でシュラウド3に隠れる部分がなく全体が目視可能であり、かつ互いに重なっていない。三角形状の面のうち、平面視で目視可能な面が、流入する流体の圧力を受ける受圧面42aとなっている。この受圧面42aが軸芯方向に対して傾斜しているので、インペラ1が回転することにより吸入口6からインペラ1の内部に流体を取り込むことができる。
この受圧面42aの軸芯に対する傾斜は、流体の吸入効率と吸入時の流体抵抗のバランスにより決められる。受圧面42aの傾斜が大きい方が流体の吸入効率は向上するが、大きすぎると吸入時の流体抵抗の増大による弊害が大きくなるからである。また、図1、図2に示すように、本実施形態においては、傾斜部分42のうち円筒部31の内周面31aに対向している第2縁42d全体が当接して一体化しているが、必ずしも全体が当接して一体化する必要はなく、一部分の一体化であってもいいし、全く当接していなくてもいい。さらに、図1、図3においては、傾斜部分42は曲面状であったが、これに限られるものではなく、平面状であってもよい。さらに傾斜部分42の形状は三角形状に限らず、適宜最適な形状を採用することができる。
傾斜部分42のそれぞれが、平面視でシュラウド3に隠れる部分がなく全体が目視可能であることが好ましいが、必ずしもこれだけに限られない。平面視でシュラウド3の下側に傾斜部分42の一部が隠れてもよい。ただし、この場合、隠れた部分が薄板状にならないことがある。
副羽根部5は、周方向で隣接する主羽根部4の立設部分41の間に1枚設けられ、インペラ1の全体で合計8枚設けられている。本実施形態における副羽根部5は、立設部分41と同じ形状を有しており、第1円環面22aと第2円環面32aの間で軸芯に平行な方向かつ径方向に延在し、薄板状で四角形状を有している。副羽根部5の4辺のそれぞれの厚さ方向の面を内縁5c、上縁5d、外縁5e、下縁5fとする。上縁5dは第2円環面32aに最内径から最外径に亘って当接して一体化しており、下縁5fは第1円環面22aに最内径から最外径に亘って当接して一体化している。内縁5cは、図2、図3に示すように、径方向外側から内側に向かって直線状に延在している。また、外縁5eは、基部2とシュラウド3の最外周と面一になっている。
副羽根部5は径方向内側から外側に向かって平面状に延在しており、最外径近傍で周方向に湾曲している。軸芯に平行な面のうち、凹形状の面が受圧面5aであり、その裏面側の凸形状の面が裏面5bである。このように最外径近傍で周方向に湾曲させることにより、効率よく流体を吐出させることができる。ただし、副羽根部5は、このような形状でなくても、軸芯に平行な形状であれば、径方向内側から外側にかけて全体が湾曲するような形状でもよい。
副羽根部5は吸入された流体を効率よく吐出するために設けられる。流体を効率よく吐出するためには、流体抵抗の増大による弊害が発生しない範囲で羽根の枚数は多い方がよいからである。本実施形態のインペラ1は、基部2と比べて径の小さい円筒部31の吸入口6では傾斜部分42の羽根を8枚有し、基部2では立設部分41の羽根8枚と副羽根部5の羽根8枚の合計16枚の羽根を有する。このような構成を取ることにより、流体抵抗の増大による弊害を最小化して、効率よく流体を流通させることが可能となる。
なお、本実施形態では副羽根部5の形状を立設部分41と同じ形状にしたが、必ずしも同じ形状にする必要はなく、設計により適宜最適な形状を採用することができる。さらに、本実施形態では副羽根部5を隣接する立設部分41の間に1枚設け、合計8枚設けたがこれに限られない。副羽根部5を隣接する立設部分41の間に2枚以上設けてもよく、合計枚数を8枚以上にしてもよい。
2.インペラの製造方法
本実施形態に係るインペラ1は、樹脂製の第1部品Aと第2部品Bの2種類の部品とを振動溶着等の方法により接合して製造される。第1部品A、第2部品Bは、いずれもスライドコアを用いることなく、コアとキャビティの組み合わせによる2プレートまたは3プレート等の「普通金型」を用いた射出成形で成形可能な形状を有している。普通金型で成形可能な形状とは、平面視により目視可能な部分と底面視により目視可能な部分により部品全体の目視が可能である形状のことである。換言すると、平面視と底面視のどちらでも目視不可能な箇所があれば、その形状は普通金型では成形不可能ということである。なお、本実施形態で使用する「普通金型」には、コアとキャビティの少なくともいずれか一方をねじりながら離型するタイプも含むものとする。
以下、本実施形態に係るインペラ1を構成する第1部品Aと第2部品Bについて、第1部品Aと第2部品Bの接合部(境界)が異なる3種類の形状を説明する。第1部品A、第2部品Bを成形する普通金型は、いずれもインペラ1の軸芯と平行な方向に開閉が行われるタイプとする。なお、平面視または底面視により目視可能な面から連続して形成される、インペラ1の軸芯と平行な面は、コアまたはキャビティのいずれかに設けられた抜きテーパにより形成可能であるため、平面視または底面視により目視可能であるとして詳細な説明を省略する場合がある。
(1)基部2と主羽根部4、副羽根部5の境界を接合部とするインペラ1
図4に、インペラ1を構成する第1部品Aと第2部品Bの接合前の状態での断面図を示す。図4に示すように、第1部品Aは基部2のみから構成されており、第2部品Bはシュラウド3、主羽根部4、副羽根部5から構成されている。基部2における中央面21a、第1円環面22aは平面視により目視可能である。底面24および凹部25は底面視により目視可能である。キー溝23aを含むシャフト用孔23は、中央面21aおよび凹部25から連続した面であり、かつインペラ1の軸芯方向と平行であるため目視可能である。従って、基部2の全ての面は平面視または底面視により目視可能であり、基部2、すなわち第1部品Aは普通金型により成形可能である。
第2部品Bを平面視すると、シュラウド3においては、円筒部31の第3円環面31cと傾斜円環部32の第4円環面32bが目視可能である。図2に示すように、傾斜部分42は隣接する傾斜部分42と重なっておらず、かつ副羽根部5の内縁5cとも重なっていない。よって、主羽根部4においては、傾斜部分42の受圧面42aと第3縁42eが目視可能であり、副羽根部5においては、内縁5cが目視可能である。
第2部品Bを底面視すると、シュラウド3においては、傾斜円環部32の第2円環面32aが目視可能である。主羽根部4においては、立設部分41の下縁41fおよび傾斜部分42の受圧面42aの裏面42bが目視可能である。副羽根部5においては、下縁5fが目視可能である。
立設部分41の受圧面41a、裏面41b、外縁41eは、いずれも下縁41fから連続し、かつインペラ1の軸芯方向と平行な面であるため底面視で目視可能である。上述したように傾斜部分42の全ての面は平面視または底面視により目視可能である。従って、主羽根部4の全ての面は平面視または底面視により目視可能である。
同様に、副羽根部5の受圧面5a、裏面5b、外縁5eは、いずれも下縁5fから連続し、かつインペラ1の軸芯方向と平行な面であるため底面視で目視可能である。従って、副羽根部5の全ての面は平面視または底面視により目視可能である。さらに、シュラウド3の全ての面も平面視または底面視により目視可能である。従って、第2部品Bを構成する全ての面が平面視または底面視により目視可能であり、第2部品Bは普通金型により成形可能である。
上記第1部品Aと第2部品Bから構成されるインペラ1は、以下のステップにより製造される。まず、普通金型により第1部品Aを成形により形成する。次に普通金型により第2部品Bを成形により形成する。そして、第1部品Aの第1円環面22aと第2部品Bの第2円環面32aを対向させて、第1円環面22aと、立設部分41の下縁41f、副羽根部5の下縁5fを接合部として振動溶着等により接合する。これらの3ステップによりインペラ1が完成する。第1部品Aを形成するステップと第2部品Bを形成するステップとを入替えたり、第1部品Aと第2部品Bを同時並行で成形してもよいことは言うまでもない。このようにインペラ1を第1部品Aと第2部品Bとに分離してそれぞれを普通金型で成形することにより、金型費用を安価にすることができる。また金型構造がシンプルになるので、金型の耐久性が向上すると共に、第1部品Aと第2部品Bの歩留まりを上げることができる。従って、安価なインペラ1を提供することができる。また、傾斜部分42と立設部分41を一体化して主羽根部4を形成するので、強度の高い主羽根部4を実現することができる。
(2)立設部分41、副羽根部5と傾斜部分42、シュラウド3の境界を接合部とするインペラ1
図5に、インペラ1を構成する第1部品Aと第2部品Bの接合前の状態での断面図を示す。図5に示すように、第1部品Aは基部2、立設部分41、副羽根部5から構成されており、第2部品Bはシュラウド3、傾斜部分42から構成されている。第1部品Aのうち、基部2は、上記(1)のインペラ1において説明したように、全ての面が平面視または底面視により目視可能である。第1部品Aを平面視すると、立設部分41においては、内縁41cと上縁41dが目視可能である。副羽根部5においては、内縁5cと上縁5dが目視可能である。
立設部分41の受圧面41a、裏面41b、外縁41eは、いずれも上縁41dから連続し、かつインペラ1の軸芯方向と平行な面であるため平面視で目視可能である。従って、立設部分41の全ての面は平面視により目視可能である。
同様に、副羽根部5の受圧面5a、裏面5b、外縁5eは、いずれも上縁5dから連続し、かつインペラ1の軸芯方向と平行な面であるため平面視で目視可能である。従って、副羽根部5の全ての面は平面視より目視可能である。従って、第1部品Aを構成する全ての面が平面視または底面視により目視可能であり、第1部品Aは普通金型により成形可能である。
第2部品Bを構成するシュラウド3と傾斜部分42はいずれも上記(1)のインペラ1において説明したように、全ての面が平面視または底面視により目視可能であり、第2部品Bは普通金型により成形可能である。
上記第1部品Aと第2部品Bから構成されるインペラ1は、以下のステップにより製造される。まず、普通金型により第1部品Aを成形により形成する。次に普通金型により第2部品Bを成形により形成する。そして、第1部品Aの第1円環面22aと第2部品Bの第2円環面32aを対向させて、立設部分41の内縁41cと傾斜部分42の第1縁42cとを接合部とし、かつ立設部分41の上縁41dおよび副羽根部5の上縁5dと、シュラウド3の第2円環面32aとを接合部として振動溶着等により接合する。これらの3ステップによりインペラ1が完成する。第1部品Aを形成するステップと第2部品Bを形成するステップとを入替えたり、第1部品Aと第2部品Bを同時並行で成形してもよいことは言うまでもない。このようにインペラ1を第1部品Aと第2部品Bとに分離してそれぞれを普通金型で成形することにより、金型費用を安価にすることができる。また金型構造がシンプルになるので、金型の耐久性が向上すると共に、第1部品Aと第2部品Bの歩留まりを上げることができる。従って、安価なインペラ1を提供することができる。
また、薄板状である主羽根部4のうち、立設部分41を第1部品A側に成形し、傾斜部分42を第2部品B側に成形するので、主羽根部全体をどちらか一方の部品だけで成形する場合に比べて、主羽根部4に樹脂が十分充填されないショートショットとなるおそれが少なく、第1部品Aと第2部品Bとを歩留まり高く製造することができる。この結果、インペラ1を安価に提供することができる。
さらに、インペラ1の第2部品Bには副羽根部5は含まれていないので、傾斜部分42の軸芯に対する傾斜角度を隣接する傾斜部分42と重ならない範囲で大きくすることができる。すなわち、完成したインペラ1では平面視で傾斜部分42と副羽根部5とが重なるような形状であっても、第2部品Bは普通金型で成形することができる。従って、傾斜部分42の傾斜角度の設計自由度を高めることができる。
傾斜部分42の傾斜角度の設計自由度を高める他の第1部品Aと第2部品Bの形状としては、第1部品Aを基部2、副羽根部5から構成し、第2部品Bをシュラウド3、主羽根部4から構成する形状が考えられる。このような構造であれば主羽根部4に接合部がないので、強度の高い主羽根部4を実現することができる。
(3)立設部分41が2つの部分を接合して構成されているインペラ1
図6に、インペラ1を構成する第1部品Aと第2部品Bの接合前の状態での断面図を示す。図6に示すように、立設部分41は第1立設部分41gと第2立設部分41hに分かれて、それぞれ第1部品Aと第2部品Bの構成要素となっている。また、副羽根部5も第1副羽根部5gと第2副羽根部5hに分かれて、それぞれ第1部品Aと第2部品Bの構成要素となっている。よって、第1部品Aは基部2、第1立設部分41g、第1副羽根部5gから構成されており、第2部品Bはシュラウド3、第2立設部分41h、傾斜部分42、第2副羽根部5hから構成されている。第1立設部分41gの第1中縁41iと第1副羽根部5gの第1中縁5iは、基部2の中央面21aと同一平面上にある。
第1部品Aのうち、基部2は、上記(1)のインペラ1において説明したように、構成される全ての面が平面視または底面視により目視可能である。また、第1立設部分41g、第1副羽根部5gはそれぞれ立設部分41、副羽根部5の一部であり、上記(2)のインペラ1において説明したように立設部分41、副羽根部5の全ての面は平面視により目視可能なので、第1立設部分41g、第1副羽根部5gの全ての面も平面視により目視可能である。従って、第1部品Aを構成する全ての面が平面視または底面視により目視可能であり、第1部品Aは普通金型により成形可能である。
上記(1)のインペラ1において説明したように、第2部品Bのうち、シュラウド3および傾斜部分42の全ての面は平面視または底面視により目視可能である。また、第2立設部分41h、第2副羽根部5hはそれぞれ立設部分41、副羽根部5の一部であり、立設部分41、副羽根部5の全ての面は底面視により目視可能なので、第2立設部分41h、第2副羽根部5hの全ての面も底面視により目視可能である。従って、第2部品Bを構成する全ての面が平面視または底面視により目視可能であり、第2部品Bは普通金型により成形可能である。
上記第1部品Aと第2部品Bから構成されるインペラ1は、以下のステップにより製造される。まず、普通金型により第1部品Aを成形により形成する。次に普通金型により第2部品Bを成形により形成する。そして、第1部品Aの第1円環面22aと第2部品Bの第2円環面32aを対向させて、第1立設部分41gの第1中縁41iと第2部品Bの第2立設部分41hの第2中縁41jとを接合部とし、かつ第1部品Aの第1副羽根部5gの第1中縁5iと第2部品Bの第2副羽根部5hの第2中縁5jとを接合部として振動溶着等により接合する。これらの3ステップによりインペラ1が完成する。第1部品Aを形成するステップと第2部品Bを形成するステップとを入替えたり、第1部品Aと第2部品Bを同時並行で成形してもよいことは言うまでもない。このようにインペラ1を第1部品Aと第2部品Bとに分離してそれぞれを普通金型で成形することにより、金型費用を安価にすることができる。また金型構造がシンプルになるので、金型の耐久性が向上すると共に、第1部品Aと第2部品Bの歩留まりを上げることができる。従って、安価なインペラ1を提供することができる。
また、主羽根部4を2つの部品に分けて成形するため、主羽根部4全体をどちらか一方の部品だけで成形する場合に比べて、主羽根部4に樹脂が十分充填されないショートショットとなるおそれが少なく、各部品を歩留まり高く製造することができる。さらに、第1立設部分41gと第2立設部分41hとの境界を任意に設定できるので、よりショートショットの少ない安定した形状の部品を得ることができる。この結果、インペラを安価に提供することができる。
振動溶着は平坦な面同士で行う方が、安定かつ十分な接合強度を得ることができる。上記(3)のインペラ1のように、接合部である第1立設部分41gの第1中縁41iと第1副羽根部5gの第1中縁5iは平面状であるので、第1部品Aと第2部品Bとは安定した接合が可能になる。
上記(3)のインペラ1においては、第1立設部分41gの第1中縁41iと第1副羽根部5gの第1中縁5iは中央面21aと同一平面上にあったが、単に平行な面であってもよい。また、第1立設部分41gの第1中縁41iと第1副羽根部5gの第1中縁5iは中央面21aと平行でなくても、例えば中央面21aに対して傾斜していてもよい。さらに第1立設部分41gの第1中縁41iと第1副羽根部5gの第1中縁5iは平面でなくても曲面であってもいいし、階段状であってもジグザグ状でもよい。
上記(3)のインペラ1においては、第1立設部分41gと第1副羽根部5gは同じ形状を有していたが、異なる形状であってもよい。例えば、立設部分41と副羽根部5の形状が異なる場合には、第1立設部分41gと第1副羽根部5gとを異なる形状にすることにより、接合工程における第1立設部分41g、第1副羽根部5gと、第2立設部分41h、第2副羽根部5hとの位置決めを容易に行うことができる。
上記(1)乃至(3)のインペラ1においては、部品Aおよび部品Bを普通金型で成形するために、傾斜部分42のそれぞれを、平面視でシュラウド3に隠れる部分がなく全体が目視可能となる形状にした。しかし、必ずしもこれだけに限られない。平面視でシュラウド3の下側に傾斜部分42の一部が隠れる形状であってもよい。ただし、この場合、傾斜部分42を普通金型で成形すると、シュラウド3に隠れた部分が薄板状にならないことがある。
本発明は、流体を流通させるポンプに使用されるインペラの製造方法およびインペラに用いることが可能である。
1 インペラ
2 基部
3 シュラウド
4 主羽根部
22a 第1円環面(接合部)
31a 内周面
32a 第2円環面(接合部)
41 立設部分(接合部)
41g 第1立設部分(接合部)
41h 第2立設部分(接合部)
42 傾斜部分(接合部)
A 第1部品
B 第2部品

Claims (8)

  1. 平面視が円環状の第1円環面を有する基部を含む第1部品を成形により形成するステップと、
    底面視が前記第1円環面の内径より大きい内径である円環状の第2円環面を有するシュラウドと、前記シュラウドの軸芯に対して傾斜した状態で前記シュラウドの内周面よりも径方向内側に延在しており平面視で互いの重なり部分がない薄板状の複数の傾斜部分を有する主羽根部を含む第2部品を成形により形成するステップと、
    前記第1部品と前記第2部品を前記第1円環面と前記第2円環面とを対向させた状態で接合するステップとを有するインペラの製造方法。
  2. 前記主羽根部は、前記傾斜部分と一体的に形成されかつ前記第2円環面から前記シュラウドの軸芯に平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の立設部分をさらに有する請求項1に記載のインペラの製造方法。
  3. 前記基部は、前記第1円環面から前記基部の軸芯と平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の立設部分をさらに有する請求項1に記載のインペラの製造方法。
  4. 前記基部は、前記第1円環面から前記基部の軸芯と平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の第1立設部分をさらに有し、
    前記主羽根部は、前記傾斜部分と一体的に形成されかつ前記第2円環面から前記シュラウドの軸芯に平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の第2立設部分をさらに有し、
    前記第1立設部分と前記第2立設部分とを接合して立設部分を構成する請求項1に記載のインペラの製造方法。
  5. 平面視が円環状の第1円環面を有する基部と、
    前記基部と軸芯方向に離間して配置され、前記基部の軸芯と同芯かつ底面視が前記第1円環面の内径より大きい内径である第2円環面を有するシュラウドと、
    前記第1円環面および前記第2円環面に亘って配置され前記軸芯と平行な方向かつ径方向に延在する薄板状の複数の立設部分と、前記立設部分と連続的に形成され前記軸芯に対して傾斜した状態で前記シュラウドの内周面よりも径方向内側に延在しており平面視で互いの重なり部分がない薄板状の複数の傾斜部分とを有する主羽根部とを備えたインペラ。
  6. 前記基部と前記立設部分との境界に互いを一体化する接合部を有する請求項5に記載のインペラ。
  7. 前記立設部分と、前記第2円環面および前記傾斜部分との境界に互いを一体化する接合部を有する請求項5に記載のインペラ。
  8. 前記立設部分が前記基部に設けた第1立設部分と、前記シュラウドに設けた第2立設部分とを備えており、前記第1立設部分と前記第2立設部分との境界に互いを一体化する接合部を有する請求項5に記載のインペラ。
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