JP2013189266A - 判定装置、印刷装置、及び、判定方法 - Google Patents

判定装置、印刷装置、及び、判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロール体の取り付け状態を適切に判定すること。
【解決手段】媒体がロール状に巻かれたロール体の取り付け状態を判定する判定装置であって、ロール体が取り付けられる回転部材を回転させるロールモーター33と、ロール体から供給された媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラー51と、回転部材に取り付けられるロール体の引き出し方向を特定可能な情報を記憶する記憶部と、搬送ローラーの回転を検出するセンサー54bと、情報に対応するロール体が正常に取り付けられているか否かを判定する判定部と、備え、判定部は、記憶部に記憶された情報に基づいて特定された引き出し方向に対応する方向にロールモーターを回転させたときに、センサーが搬送ローラーの回転を検出した場合にはロール体が正常に取り付けられていないと判定する、判定装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、判定装置、印刷装置、及び、判定方法に関する。
インクを媒体に噴射して媒体に画像を形成するインクジェットプリンターが実用化されている。このような印刷装置の中には、ロール紙から印刷媒体としての用紙が連続的に給紙されるものがある。
特許文献1には、ロール体の直径を求める手法が開示されている。特許文献2には、使用するロール状媒体に対応したバックテンションを簡易に付与する手法が開示されている。
特許文献3には、ロール体の使用如何にかかわらずテンションの変動を防止する手法が開示されている。特許文献4には、ロール紙の搬送を効率的に安定化するべく、搬送駆動ローラーを間欠的に駆動させる第2モーターが駆動を停止している期間の少なくとも一部において、ロール紙を回転させる第1モーターの駆動を停止させることが示されている。
特許文献5には、ロール体と搬送駆動ローラーとの間の媒体に生ずる張力を所定以下とするようにモーター制御を行うことが示されている。
特許文献6には、ロール体と搬送駆動ローラーとの間に生じた媒体の弛みを解消するために、第1モーターと第2モーターの少なくともいずれか一方を駆動させて解消させることが示されている。
特開2009−255496号公報 特開2007−290866号公報 特開2009−242048号公報 特開2010−52379号公報 特開2009−256095号公報 特開2009−280398号公報
ロール紙のようなロール体には外側が印刷面である外巻きロールと内側が印刷面である内巻きロールがある。このように印刷面が異なる場合があるため、印刷装置には予めいずれのロール体が用いられるのかが設定される。印刷装置は設定されたロール体の種類に応じてロール体を回転させて用紙などの媒体を供給する。
しかしながら、仮に、ロール体の取り付け方向を間違えると、印刷装置は媒体を供給する方向ではなく巻き取る方向にロール体を回転させてしまう。つまり、ロール体から適切に媒体を供給することができない。媒体を適切に供給することができないと、媒体の特定の領域にインクが噴射され続けるなど、形成される画像品質の低下を招くという問題があった。よって、印刷前に、ロール体の取り付け状態を適切に判定することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ロール体の取り付け状態を適切に判定することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体がロール状に巻かれたロール体の取り付け状態を判定する判定装置であって、
前記ロール体が取り付けられる回転部材を回転させるロールモーターと、
前記ロール体から供給された媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、
前記回転部材に取り付けられる前記ロール体の引き出し方向を特定可能な情報を記憶する記憶部と、
前記搬送ローラーの回転を検出するセンサーと、
前記情報に対応する前記ロール体が正常に取り付けられているか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、
前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを回転させたときに、前記センサーが前記搬送ローラーの回転を検出した場合には前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定する、判定装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態に係るプリンター10の外観の構成例を示す図である。 図1のプリンター10におけるDCモーターを用いる駆動系と制御系の関係を示す図である。 回転ホルダ31と、ロールモーター33の外観の構成例を示す図である。 ロール体RPから搬送される媒体と搬送ローラー51と印刷ヘッド44の位置関係を示す図である。 図5Aは、搬送モーター53が正転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートであり、図5Bは、搬送モーター53が逆転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。 本実施形態における制御部100の機能的構成例を示すブロック図である。 外巻きロールと内巻きロールの説明図である。 内巻きロールが取り付けられたときの説明図である。 ロール紙取り付けのフローチャートである。 不一致検出シーケンスのフローチャートである。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。すなわち、
媒体がロール状に巻かれたロール体の取り付け状態を判定する判定装置であって、
前記ロール体が取り付けられる回転部材を回転させるロールモーターと、
前記ロール体から供給された媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、
前記回転部材に取り付けられる前記ロール体の引き出し方向を特定可能な情報を記憶する記憶部と、
前記搬送ローラーの回転を検出するセンサーと、
前記情報に対応する前記ロール体が正常に取り付けられているか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、
前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを回転させたときに、前記センサーが前記搬送ローラーの回転を検出した場合には前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定する、判定装置である。
仮に、ロール体が正しい方向に取り付けられ、引き出し方向に対応する方向にロールモーターを回転させると、引き出された媒体はロール体と搬送ローラーとの間で弛む。一方、ロール体が誤った方向に取り付けられたときに引き出し方向に対応する方向にロールモーターを回転させると、ロール体は媒体を巻き取る方向に回転する。そうすると、媒体は搬送ローラーを逆転する方向に回転させる。よって、搬送ローラーの回転を検出することで、ロール体の取り付け方向を判定することができる。すなわち、ロール体の取り付け状態を適切に判定することができる。
かかる判定装置であって、前記判定部は、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを駆動したときに、前記搬送ローラーが前記媒体を搬送方向に搬送させる回転方向とは反対方向の回転をしたことを前記センサーが検出した場合に、前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定することが望ましい。
このようにすることで、仮に、ロール体が誤った方向に取り付けられたときに、ロール体は媒体を巻き取る方向に回転するので、搬送ローラーは逆転する方向に回転させられる。よって、搬送ローラーが正転方向と反対方向に回転した場合に、ロール体が第2の状態で取り付けられたと判定することができる。すなわち、ロール対の取り付け方向を適切に判定することができる。
また、前記判定部は、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを駆動したときに、前記搬送ローラーが前記反対方向に所定量以上回転した場合に、前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定することが望ましい。
搬送ローラーが仮に反対方向に回転するものの、回転量が少ない場合には、ロール体が第1の状態で取り付けられた可能性もある。このような場合において、誤判定を減らすことができる。
また、前記搬送ローラーを回転させる搬送モーターと、
前記ロール体の回転を検出するロール体回転検出センサーと、
を備え、
前記検出部は、前記ロール体が前記回転部材に取り付けられた後に前記ロールモーターを駆動して前記ロール体を回転させ、当該ロール体が回転を開始するときの開始駆動力を検出し、
前記開始駆動力未満の駆動力で前記ロールモーターを駆動するとともに前記搬送モーターを駆動して前記搬送ローラーを回転させたときにおいて、前記ロール体の回転が検出されない場合に前記判定部は前記判定を行うことが望ましい。
このようにすることで、ロール体の回転開始の駆動力を検出した後に、ロール体と搬送ローラーとの間の媒体の弛みを取り除く動作を利用して、ロール体の取り付け方向の判定を後続して行うか否かの判定を行うことができる。
また、前記開始駆動力未満の駆動力で前記ロールモーターを駆動するとともに前記搬送モーターを駆動して前記搬送ローラーを回転させたときにおいて、前記ロール体の回転が検出された場合に前記判定部は前記判定を行わないことが望ましい。
このようにすることで、ロール体と搬送ローラーとの間の媒体の弛みを取り除く動作を利用して、所定の場合には、ロール体の取り付け方向の判定を行わないとすることができる。
また、前記ロールモーターを駆動して行われる前記開始駆動力の検出は、前記ロール体が前記回転部材に取り付けられた後に、前記搬送駆動ローラーを回転させ前記ロール体と前記搬送ローラーとの間に張力が生じた後に行われることが望ましい。
このようにすることで、ロール体が回転部材に取り付けられた後に、ロール体と搬送ローラーとの間に生ずる弛みを取り除いた後に、前述の開始駆動力の検出を行うことができる。
また、前記ロールモーターの駆動力は、前記搬送モーターの駆動力よりも大きいことが望ましい。
このようにすることによって、仮にロール体を誤った方向に取り付けた場合であっても、ロールモーターを回転させることで搬送ローラーを無理なく回転させ、ロール体の取り付け状態を適切に判定することができる。
また、本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項も明らかとなる。すなわち、上記判定装置を備えた印刷装置である。
このようにすることによって、印刷装置においてロール体の取り付け状態を適切に判定することができる。
また、本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項も明らかとなる。すなわち、
媒体がロール状に巻かれたロール体が取り付けられる回転部材を回転させるロールモーターと、
前記ロール体から供給された媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、
前記回転部材に取り付けられる前記ロール体の引き出し方向を特定可能な情報を記憶する記憶部と、
前記搬送ローラーの回転を検出するセンサーと、
を備えた媒体搬送装置における前記ロール体の取り付け状態を判定する判定方法であって、
前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを回転させるステップと、
前記センサーが前記搬送ローラーの回転を検出した場合には前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定するステップと、
を含む判定方法である。
仮に、ロール体が正しい方向に取り付けられ、引き出し方向に対応する方向にロールモーターを回転させると、引き出された媒体はロール体と搬送ローラーとの間で弛む。一方、ロール体が誤った方向に取り付けられたときに引き出し方向に対応する方向にロールモーターを回転させると、ロール体は媒体を巻き取る方向に回転する。そうすると、媒体は搬送ローラーを逆転する方向に回転させる。よって、搬送ローラーの回転を検出することで、ロール体の取り付け方向を判定することができる。すなわち、ロール体の取り付け状態を適切に判定することができる。
===本実施形態===
本実施形態で用いるプリンター10及びその駆動制御方法について説明する。なお、本実施形態のプリンター10は、サイズの大きな媒体(例えばJIS規格のA2以上のサイズの印刷用紙)に印刷をすることができるプリンターである。また、本実施形態におけるプリンターは、インクジェット式のプリンターであるが、かかるインクジェット式プリンターは、インクを噴射して印刷可能な装置であれば、いかなる噴射方法を採用した装置でもよい。
また、以下の説明においては、下方側とは、プリンター10が設置される側を指し、上方側とは、設置される側から離間する側を指す。また、媒体が供給される側を供給側(後端側)、媒体が排出される側を排紙側(手前側)として説明する。
<プリンター10の構成について>
図1は、本実施形態に係るプリンター10の外観の構成例を示す図である。図2は、図1のプリンター10におけるDCモーターを用いる駆動系と制御系の関係を示す図である。図3は、回転ホルダ31と、ロールモーター33の外観の構成例を示す図である。
この例の場合、プリンター10は、一対の脚部11と、当該脚部11に支持される本体部20とを有している。脚部11には、支柱12が設けられていると共に、回転自在なキャスタ13がキャスタ支持部14に取り付けられている。なお、排出される用紙Pを排紙側でロール状に巻き取る巻き取り装置(不図示)を支柱12に取り付けることもできる。
本体部20は、不図示のシャーシに支持される状態で、内部の各種機器が搭載されており、それらが外部ケース21によって覆われている。また、図2に示すように、本体部20には、DCモーターを用いる駆動系として、ロール体駆動機構30と、キャリッジ駆動機構40と、媒体搬送機構50とが設けられている。
ロール体駆動機構30は、本体部20に存在するロール搭載部22に設けられている。ロール搭載部22は、図1に示すように、本体部20のうち、背面側かつ上方側に設けられていて、上述の外部ケース21を構成する一要素である開閉蓋23を開くことにより、その内部にロール体RPを搭載し、ロール体駆動機構30によってロール体RPを回転駆動させることが可能となっている。
また、ロール体RPを回転させるためのロール体駆動機構30は、図2及び図3に示すように、回転ホルダ31と、ギア輪列32と、ロールモーター33と、回転検出部34とを有している。回転ホルダ31は、ロール体RPに設けられている中空孔RP1の両端側から挿入されるものであり、ロール体RPを両端側から支持すべく、一対設けられている。ロール体RPは媒体(例えば用紙P)がロール状に巻かれており、このロール体RPが回転することにより、印刷に使用される分の用紙Pが引き出され、媒体搬送機構50に供給される。
ロールモーター33は、一対の回転ホルダ31のうち、一端側に位置する回転ホルダ31aに対して、ギア輪列32を介して駆動力(回転力)を与えるものである。ロールモーター33は回転方向を自在に変更することができる。
回転検出部34は、本実施形態ではロータリーエンコーダーを用いている。そのため、回転検出部34は、円盤状スケール34aと、ロータリーセンサー34bとを具備している。円盤状スケール34aは、その周方向に沿って一定の間隔毎に、光を透過させる透光部と、光の透過を遮断する遮光部とを有している。また、ロータリーセンサー34bは、不図示の発光素子と、同じく不図示の受光素子と、同じく不図示の信号処理回路を主要な構成要素としている。ロール体駆動機構30における回転検出部34は、ロール体回転検出センサーに相当する。
キャリッジ駆動機構40は、インク供給/噴射機構の構成要素の一部ともなるキャリッジ41と、キャリッジ軸42と、その他不図示のキャリッジモーター、ベルト等を具備している。
キャリッジ41は、各色のインクを貯留するためのインクタンク43を具備していて、このインクタンク43には、不図示のチューブを介して、本体部20の前面側に固定的に設けられているインクカートリッジ(図示省略)からインクが供給可能となっている。また、図2に示すように、キャリッジ41の下面には、インク滴を噴射可能な印刷ヘッド44が設けられている。印刷ヘッド44には、各インクに対応づけられた不図示のノズル列が設けられていて、このノズル列を構成するノズルには、ピエゾ素子が配置されている。このピエゾ素子の作動により、インク通路の端部にあるノズルからインク滴を噴射することが可能となっている。
なお、これらキャリッジ41、インクタンク43、印刷ヘッド44、不図示のチューブ、インクカートリッジによって、インク供給/噴射機構が構成されている。また、印刷ヘッド44は、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式に限られず、例えばインクをヒーターで加熱し、発生する泡の力を利用するヒーター方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、ミストを電界で制御するミスト方式等を採用しても良い。また、インクカートリッジ/インクタンク43に充填されるインクは、染料系インク/顔料系インク等、いずれの種類のインクを搭載してもよい。
図4は、ロール体RPから搬送される用紙Pと搬送ローラー対51と印刷ヘッド44の位置関係を示す図である。
媒体搬送機構50は、図2及び図4に示すように、搬送ローラー対51と、ギア輪列52と、搬送モーター53と、回転検出部54とを有している。搬送ローラー対51は、搬送ローラー51aと、搬送従動ローラー51bとを具備していて、これらの間で、ロール体RPから引き出され、搬送される媒体(例えば用紙P)を挟持可能となっている。なお、本実施形態のプリンター10における媒体搬送機構50ではローラーを用いて用紙Pを搬送しているが、媒体搬送機構50の搬送方法はローラーを用いた方法には限られない。例えば、ベルトによる搬送方法であったり、吸引機構を用いた搬送方法であったりしてもよい。
搬送モーター53は、搬送ローラー51aに対して、ギア輪列52を介して駆動力(回転力)を与えるものである。すなわち、搬送モーター53は、搬送ローラー51aを回転させる駆動力を与えるモーターに相当する。搬送モーター53は、ロールモーター33と同様に回転方向を自在に変更することができる。以下において、用紙Pを搬送方向に送り出す際の搬送モーター53の回転の向きを正転方向とし、その逆方向の回転を逆転方向と称する。
回転検出部54は、本実施形態ではロータリーエンコーダーを用いている。そのため、回転検出部54は、円盤状スケール54aと、ロータリーセンサー54bとを具備している。円盤状スケール54aは、その周方向に沿って一定の間隔毎に、光を透過させる透光部と、光の透過を遮断する遮光部とを有している。また、ロータリーセンサー54bは、不図示の発光素子と、同じく不図示の受光素子と、同じく不図示の信号処理回路を主要な構成要素としている。媒体搬送機構50の回転検出部54は、搬送ローラー51aの回転を検出するセンサーに相当する。
図5Aは、搬送モーター53が正転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。図5Bは、搬送モーター53が逆転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。本実施形態では、ロータリーセンサー54bからの出力により、図5A、図5Bに示すような、互いに位相が90度異なるパルス信号(A相のENC信号,B相のENC信号)が制御部100に入力される。そのため、搬送モーター53が正転状態にあるのか、又は逆転状態にあるのかを、位相の進み/遅れによって検出可能となっている。
搬送ローラー対51よりも搬送方向の下流側(排紙側)には、プラテン55が設けられていて、用紙Pは当該プラテン55上をガイドさせられる(図4)。また、プラテン55の上方側には、印刷ヘッド44が対向するように配設されている。このプラテン55には、吸引孔55aが形成されている。一方、吸引孔55aは、吸引ファン56に連通可能に設けられていて、吸引ファン56が作動することによって、印刷ヘッド44側から吸引孔55aを介して空気が吸引される。それにより、プラテン55上に用紙Pが存在する場合には、用紙Pを吸引保持することが可能となっている。なお、プリンター10は、その他、用紙Pの幅を検出する媒体幅検出センサー等、その他の各種センサーを備えている。
<制御部について>
図6は、本実施形態における制御部100の機能的構成例を示すブロック図である。本実施形態において、制御部100には、ロール体駆動機構30の回転検出部34、媒体搬送機構50の回転検出部54、及び、不図示のリニアセンサーの出力信号が入力される。他にも、紙幅検出センサー、ギャップ検出センサー、プリンター10の電源をオン/オフする電源スイッチ等(全て不図示)の各出力信号が入力される。
図2に示すように、制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、PROM104、ASIC105、モータードライバー106等を具備していて、これらが例えばバス等の伝送路107を介して相互に接続されている。また、制御部100は、コンピューターCOMに接続されている。そして、これらのハードウエアと、ROM102やPROM104に記憶されているソフトウエア及び/又はデータの協働、又は特有の処理を行う回路や構成要素の追加等によって、図6に示すような、主制御部110と、ロールモーター制御部111と、搬送モーター制御部112とが実現される。
なお、CPU101、ASIC105、及び、ドライバー106は演算部Calを構成し、判定部に相当する。また、ROM102、RAM103、及びPROM104は、記憶部Memを構成する。
主制御部110は、ロールモーター制御部111、及び、搬送モーター制御部112の動作を制御し、用紙Pを搬送方向に搬送する処理を行う。ロールモーター制御部111は、プリンター10の媒体搬送機構50に適正な量の用紙Pを供給(搬送)するように、ロールモーター33の駆動を制御する。
搬送モーター制御部112は、回転検出部54の出力信号に基づいて、搬送モーター53の駆動を制御する。これによって搬送ローラー51aの回転量を制御し、用紙Pを搬送方向に搬送する。
<印刷動作について>
プリンター10がコンピューターCOMから印刷データを受信すると、制御部100は、ロール体駆動機構30やキャリッジ駆動機構40等の各ユニットを制御することにより、給紙処理・ドット形成処理・搬送処理等を行う。
給紙処理は、印刷すべき用紙Pをロール体RPからプリンター10内に供給し、印刷開始位置(頭出し位置とも言う)に紙を位置決めする処理である。制御部100は、ロール体RPを用紙Pが排出される方向に回転させ、用紙Pを搬送ローラー51aまで送る。続いて、搬送ローラー51aを回転させ、ロール体RPから送られてきた紙を印刷開始位置に位置決めする。
ドット形成処理は、用紙Pの搬送方向と垂直な方向(以下、移動方向とも呼ぶ)に沿って移動する印刷ヘッド44からインクを断続的に噴射させ、用紙上にインクドットを形成する処理である。制御部100は、キャリッジ41を移動方向に移動させ、キャリッジ41が移動している間に、印刷データに基づいてヘッド44からインクを噴射させる。噴射されたインク滴が用紙上に着弾するとドットが形成され、用紙上には移動方向に沿った複数のドットからなるドットラインが形成される。
搬送処理は、用紙Pをヘッドに対して搬送方向に沿って相対的に移動させる処理である。制御部100は、搬送ローラー51aを回転させて紙を搬送方向に搬送する。この搬送処理により、印刷ヘッド44は、先ほどのドット形成処理によって形成されたドットの位置とは異なる位置に、ドットを形成することが可能になる。
制御部100は印刷すべきデータがなくなるまで、ドット形成処理と搬送処理とを交互に繰り返し、ドットラインにより構成される画像を徐々に紙に印刷する。最後に制御部100は、画像の印刷が終了した用紙Pを排紙する。
図7は、外巻きロールと内巻きロールの説明図である。本実施形態で使用されるロール体RPには、外巻きロールと内巻きロールとがある。外巻きロールは、ロール体の外側面に印刷面を有するロール体である。内巻きロールは、ロール体の内側面に印刷面を有するロール体である。
このように、2種類のロール体があるため、ロール体RPがプリンター10に取り付けられる際に、外巻きロールが使用されるか内巻きロールが使用されるかの設定がされる。このような設定は、コンピューターCOMを介して行われることとしてもよいし、直接プリンター10に設定することとしてもよい。このように、いずれのロール体が取り付けられるかの設定がされることにより、ロール体RPから用紙Pが給紙されるときの回転方向が決定される。
例えば、前述の図4には、外巻きロールが取り付けられている。このとき、用紙Pが引き出される場合の回転方向は、図4の紙面に向かって左回りである。このとき、外巻きロールは正転している。このように、用紙Pが引き出される方向にロール体RPが取り付けられている状態は、ロール体RPが正常に取り付けられた状態である。
図8は、内巻きロールが取り付けられたときの説明図である。図8には、内巻きロールが取り付けられているため、用紙Pが引き出される場合の回転方向は、紙面に向かって右回りである。このとき、内巻きロールは正転している。この場合も、用紙Pが引き出される方向にロール体RPが取り付けられているため、ロール体RPは正常に取り付けられた状態といえる。
このように、2種類のロール体が存在すると、ロール体の取り付けの際に、これらの取り付け方向を誤る可能性がある。例えば、外巻きロールを取り付ける際には、図4に示されるように左回りの回転がされるように設定がされるが、これを誤って、内巻きロールが取り付けられたときの方向に取り付ける(すなわち、図8に示されるような方向に取り付ける)と、正転させても用紙Pが引き出される方向には回転しない。この場合、ロール体RPは正常に取り付けられていない状態である。
用紙Pは搬送ローラー対51に挟み込まれており、搬送ローラー51によって搬送方向下流側に搬送させられる。よって、搬送ローラー対51とロール体RPは互いに引っ張り合うことになる。
また、例えば、内巻きロールを取り付ける際には、図8に示されるように右回りの回転がされるように設定がされるが、これを誤って、外巻きロールが取り付けられたときの方向に取り付ける(すなわち、図4に示されるような方向に取り付ける)と、用紙Pが引き出される方向には回転しない。この場合も、用紙Pは搬送ローラー対51に挟み込まれているため、搬送ローラー対51とロール体RPは互いに引っ張り合うことになる。この場合、ロール体RPは正常に取り付けられていない状態である。
このように、ロール体RPの取り付けミスが発生した場合、搬送モーター53よりもロールモーター33の動力の方が遙かに強いため、搬送モーター53に負荷超過が発生する場合がある。また、この場合、用紙Pが適切に搬送されないことになるが、そうすると、用紙Pの特定の領域にインクが噴射され続けられることになり、インク溜まりを生ずる場合もある。このように、ロール体RPの取り付けミスが発生すると、用紙Pに形成される画像の品質低下を生じさせてしまう。
図9は、ロール紙取り付けのフローチャートである。図10は、不一致検出シーケンスのフローチャートである。以下、これらの図を参照しつつ、ロール紙の取り付けが適切になされたか否かの判定を行う手法について説明する。
まず、ロール体RPがプリンター10に取り付けられる(S102)。ここでは、外巻きロールが取り付けられるケースを想定して説明する。
ロール体RPがプリンター10に取り付けられるとともに、ロール体RPから用紙Pが引き出され、用紙Pの先端が搬送ローラー対51に挟み込まれる。また、プリンター10には、取り付けられるロール体RPが、外巻きロールか内巻きロールかの設定がされる。この設定は、プリンター10の記憶部に記憶される。ここでは、外巻きロールが取り付けられることが記憶される。これにより、プリンター10は、ロール体RPを正転させる際には、図4に示されるような左回りで回転させる。
次に、搬送ローラー51aが搬送方向に回転させられる(S104)。そして、ロール体RPと搬送ローラー51aとの間に生じている用紙Pの弛みが解消される。次に、ロールモーター33が駆動され、動き出しトルク測定が行われる(S106)。動き出しトルク測定では、ロールモーター33のデューティ値を徐々に上昇させ、ロール体RPの回転を検出する。ロール値の回転の検出は、回転検出部34からの出力に基づいて行われる。
このときの回転方向は図4に示されるような左回り(外巻きロールの正転方向)である。よって、外巻きロールが適切な方向に取り付けられている場合には、搬送ローラー51aとロール体RPとの間に用紙Pのたるみが発生する。
次に、アシスト付弛み取りが行われる(S108)。アシスト付弛み取りでは、動き出しトルク測定で得られた動き出しトルクよりも小さいトルクがロールモーター33によって加えられる。動き出しトルクよりも小さいトルクが加えられるため、この状態では、ロール体RPは回転しないが、用紙Pを搬送ローラー51aで搬送方向に送ればロール体RPの回転はアシストされているため、回転することができる。なお、ロール体RPは極めて大きいため、ロールモーター33によるアシストなしでは、搬送ローラー51aの搬送力では用紙Pを搬送することは困難である。
この状態で、搬送モーター53を駆動することにより搬送ローラー51aを回転させる。搬送ローラー51aにより用紙Pは排紙方向に搬送されるので、搬送ローラー51aとロール体RPとの間の用紙Pの弛みを取り除くことができる。
次に、ロール体RPの回転検出が行われる(S110)。ステップS108のように、搬送ローラー51aを回転させると、ロール体RPが正しい方向に取り付けられている場合には、ロールモーター33により回転がアシストされているためロール体RPは回転する。
ここで、ロール体RPの回転が検出された場合には、用紙Pの弛みが解消され、ロール体RPが回転したということになるから、以下に示す不一致シーケンスは行われず、このまま印刷処理がされ(S112)、処理が完了される。
一方、ロール体RPの回転が検出されなかった場合には、不一致シーケンス(図10)が実行される(S114)。不一致シーケンスが実行されると、最初に搬送モーター53のデューティをゼロに設定して搬送ローラー51aの回転を停止させ、停止したときのロータリーエンコーダーのカウント値を取得する(S202)。
次に、駆動タイマーを初期化してリセットする(S204)。そして、ロールモーター33の駆動を開始させるとともに、駆動タイマーをスタートさせる(S206)。このときのロールモーター33の駆動力は、ロールモーター33を回転させるには十分の駆動力である。よって、ロールモーター33は設定されたロール体RPの種類に対応する正転方向に回転させようとする。
次に、搬送ローラー51aの逆転量が、所定量以上になったか否かについて判定される(S208)。これは、搬送ローラー51aの現在のエンコーダーカウント値とステップS202において取得したエンコーダーカウント値との差が、所定量以上であるか否かに基づいて判定される。
逆転回転量が所定量以上の場合には、ロール体RPがプリンター10に設定されたものとは異なる取り付け方向で取り付けられたことになる。これは、本来、ロール体RPは用紙Pが引き出されるように回転するはずであるが、取り付け方向が誤っているため、ロール体RPは用紙Pを巻き取るように回転してしまっている。ロールモーター33のトルクは搬送モーター53のトルクと比較して遙かに大きいため、ロール体RPが用紙Pを巻き取るように回転すると、搬送ローラー51aと用紙Pとの間に生じている摩擦力により、搬送ローラー51aが逆転方向に回転するのである。
この場合、ロール体RPは誤った方向で取り付けられているので、駆動タイマーがクリアされるとともに、用紙Pの搬送系の動作が停止させられ、ロール体RPの取り付けが誤っている旨がプリンター10の表示部、又は、コンピューターCOMに表示される。そして、ロール体RPの正しい方向での取り付けを促す(S210)。
一方、ステップS208において、逆転回転量が所定量以上ではない場合(すなわち、所定量未満の場合)には、ロール体RPが正しい方向で取り付けられたことになる。これは、取り付け方向が正しいため、ロール体RPは用紙Pを引き出すように回転する結果、ロール体RPと搬送ローラー51aとの間の用紙Pは弛み、搬送ローラー51aを逆回転させることがないからである。
なお、ステップS208において、単に、搬送ローラー51aの逆回転の有無を検出しているのではなく、搬送ローラー51aの逆転回転量が所定量以上であるか否かについて判定しているのは、搬送ローラー51aが逆転方向に回転はするものの、回転量が少ない場合には、何らかの別の理由で回転したおそれもあるためである。すなわち、ロール体RPが正しい方向に取り付けられた可能性もある。よって、このような場合において、誤判定とならないようにするためである。
ステップS208において、逆転回転量が所定量以上ではない場合、ロールモーター33の駆動が完了したか否かについて判定される(S210)。ロールモーター33の駆動が完了した場合には、駆動タイマーをクリアする(S212)。そして、処理がロール体取り付けフローに戻す。そして、印刷処理が行われ(S112)、処理が完了する。
一方、ステップS210において、未だロールモーター33の駆動が完了していない場合には、駆動タイマーが所定時間を超えたか否かについて判定される(S214)。そして、タイマーが所定時間を超えた場合には、タイマーをリセットし、タイムアウトが発生した旨のエラー表示をプリンター10の表示部に表示させる(S216)。一方、ステップS214において、駆動タイマーが所定時間を超えていない場合には、ステップS208に戻る。
このようにすることで、ロール体の取り付け方向のミスを容易に検出することができる。すなわち、ロール体の取り付け方法を適切に判定することができる。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、判定装置としてプリンター10が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
10 プリンター、20 本体部、30 ロール体駆動機構、
32、ギア輪列、33 ロールモーター、34 回転検出部、
34a 円盤状スケール、34b リニアセンサー、
40 キャリッジ駆動機構、41 キャリッジ、42 キャリッジ軸、
43 インクタンク、44 印刷ヘッド、50 媒体搬送機構、
51 搬送ローラー対、51a 搬送ローラー、51b 従動ローラー、
52、ギア輪列、53 搬送モーター、54 回転検出部、
54a 円盤状スケール、54b リニアセンサー、
100 制御部、110 主制御部、
111 ロールモーター制御部、112 搬送モーター制御部

Claims (9)

  1. 媒体がロール状に巻かれたロール体の取り付け状態を判定する判定装置であって、
    前記ロール体が取り付けられる回転部材を回転させるロールモーターと、
    前記ロール体から供給された媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、
    前記回転部材に取り付けられる前記ロール体の引き出し方向を特定可能な情報を記憶する記憶部と、
    前記搬送ローラーの回転を検出するセンサーと、
    前記情報に対応する前記ロール体が正常に取り付けられているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、
    前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを回転させたときに、前記センサーが前記搬送ローラーの回転を検出した場合には前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定する、判定装置。
  2. 前記判定部は、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを駆動したときに、前記搬送ローラーが前記媒体を搬送方向に搬送させる回転方向とは反対方向の回転をしたことを前記センサーが検出した場合に、前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定する、請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記判定部は、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを駆動したときに、前記搬送ローラーが前記反対方向に所定量以上回転した場合に、前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定する、請求項2に記載の判定装置。
  4. 前記搬送ローラーを回転させる搬送モーターと、
    前記ロール体の回転を検出するロール体回転検出センサーと、
    を備え、
    前記検出部は、前記ロール体が前記回転部材に取り付けられた後に前記ロールモーターを駆動して前記ロール体を回転させ、当該ロール体が回転を開始するときの開始駆動力を検出し、
    前記開始駆動力未満の駆動力で前記ロールモーターを駆動するとともに前記搬送モーターを駆動して前記搬送ローラーを回転させたときにおいて、前記ロール体の回転が検出されない場合に前記判定部は前記判定を行う、請求項1〜3のいずれかに記載の判定装置。
  5. 前記開始駆動力未満の駆動力で前記ロールモーターを駆動するとともに前記搬送モーターを駆動して前記搬送ローラーを回転させたときにおいて、前記ロール体の回転が検出された場合に前記判定部は前記判定を行わない、請求項4に記載の判定装置。
  6. 前記ロールモーターを駆動して行われる前記開始駆動力の検出は、前記ロール体が前記回転部材に取り付けられた後に、前記搬送駆動ローラーを回転させ前記ロール体と前記搬送ローラーとの間に張力が生じた後に行われる、請求項4又は5に記載の判定装置。
  7. 前記ロールモーターの駆動力は、前記搬送モーターの駆動力よりも大きい、請求項4〜6のいずれかに記載の判定装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の判定装置を備えた印刷装置。
  9. 媒体がロール状に巻かれたロール体が取り付けられる回転部材を回転させるロールモーターと、
    前記ロール体から供給された媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、
    前記回転部材に取り付けられる前記ロール体の引き出し方向を特定可能な情報を記憶する記憶部と、
    前記搬送ローラーの回転を検出するセンサーと、
    を備えた媒体搬送装置における前記ロール体の取り付け状態を判定する判定方法であって、
    前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて特定された前記引き出し方向に対応する方向に前記ロールモーターを回転させるステップと、
    前記センサーが前記搬送ローラーの回転を検出した場合には前記ロール体が正常に取り付けられていないと判定するステップと、
    を含む判定方法。
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