JP2013188255A - 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】球搬送ユニットと第1、第2研磨材カセットとからなる。球搬送ユニットは、球搬送手段を有し、第1、第2研磨材カセットを置換可能に収容可能である。球搬送ユニットは、第1研磨材カセットを収容したとき研磨材送り手段と係合して無端帯状研磨材を移動させる第2駆動手段を有する。第1駆動手段は、第2研磨材カセットが球搬送ユニットに収容されたときコンベアを回転させるとともに、第2研磨材カセットの伝動手段と係合してローラ状研磨材を回転させる。球搬送ユニットに第1研磨材カセットを装着したときは、球通路が第1研磨材カセットの露出された無端帯状研磨材に対面する。球搬送ユニットに第2研磨材カセットが収容されたときは球通路とローラ状研磨材が平行な状態で近接する。
【選択図】図2
Description
最近は、球研磨装置の負荷やその球供給制御の複雑化、あるいは研磨材の交換の手間やコストなどメンテナンス性の問題から、遊技島の規模を1台または2,3台の遊技機を備えた小規模な遊技島とし、その範囲内で限られた数の球を上手くリユースするような遊技装置が開発されている。ここで、遊技機は球として鋼球を用いるパチンコ機である。
図1は、小規模遊技島を構成する遊技装置Gが横並びに併設された2台の遊技機G1,G2からなる場合に本発明の実施の形態に係る球研磨装置Mを設けた例を示す。球研磨装置Mは、遊技機G1,G2のいずれか一方の下部又は双方の境界の下部に取付けられている。なお、球研磨装置Mの取付位置は、遊技機の下部に限らず、上部や内部でもよい。
続いて、球研磨装置Mについて詳細に説明する。球研磨装置Mは、図2に示すように、球搬送ユニット100に第1研磨材カセット200を装着し、または、球搬送ユニット100に第2研磨材カセット300を装着してなる。後に詳述されるように、第1研磨材カセット200は、その中に無端帯状の研磨材を外側面に一部露出させた状態で水平方向に移動可能に収容している。また、後に詳述されるように、第2研磨材カセット300は、その中にローラ状の研磨材を斜めの軸周りに回転自在に収容している。以下に、球搬送ユニット100、第1研磨材カセット200および第2研磨材カセット300について、この順序で詳細に説明する。
球搬送ユニット100は、図2,3に示すように、正面側に開口する箱状のハウジング110を有する。そのハウジング110の中に、一方側下部から他方側上部まで斜めに連続する球搬送手段120が設けられている。その球搬送手段120の手前側(正面側)に、研磨材カセット200を嵌合して固定することができる研磨材カセット収容空間111が形成されている。
第1研磨材カセット200は、図6、7、8に示すように、密閉された略横長箱状に形成されたカセット本体201を有し、そのカセット本体201の中の研磨材収容空間202に無端帯状の研磨材203が蛇行状に詰めて収容されている。無端帯状の研磨材203には、蛇腹状から平面状を経て再び蛇腹状に繰り返し変形可能な研磨材料、例えば、研磨布等が用いられている。
球搬送ユニット100のハウジング110の研磨材カセット収容空間111は、第1研磨材カセット200のカセット本体201の背面形状とほぼ同一の背面形状を有する。したがって、第1研磨材カセット200は、図9,10,12に示すように、球搬送ユニット100の研磨材カセット収容空間111に緊密に嵌合することができる。そして、嵌合すると、第1研磨材カセット200の突起214,215が球搬送ユニット100のキャッチ手段134に捕捉されて固定される。この状態において、図9,10に示すような第1タイプの球研磨装置M1が完成する。
続いて、第1タイプの球研磨装置M1の稼働時の作用を説明する。第1駆動手段および第2駆動手段が稼働されると、コンベア122が所定方向に回転されて、図11,13に黒い太線で示すように、ハウジング110の球入口129から第1連絡路128を経て球通路Pの始端に流下した球は、球通路Pを斜め上方に搬送されるとともに、研磨材カセット200の外側に露出されている研磨材203(露出部分203a)は球Cの搬送方向と逆方向の水平方向に移動される。すなわち、研磨材が研磨領域PFにおいて水平方向に移動されるのに対して、球Cは研磨領域PFにおいて研磨材の移動方向と逆方向の斜め上方に搬送され、その間に球Cが研磨材203に接触して研磨される。
進んで、第2研磨材カセット300について説明する。第2研磨材カセット300は、概括的には、図14,15に示すように、背面側(球搬送ユニット100のハウジング110の研磨材カセット収容空間111に対面する側)に開口する箱状に形成されているカセット本体310と、そのカセット本体310の中に回転軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体310の背面側に露出しているローラ状の研磨材320と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段330とを有する。
カセット本体310の上面壁311と底面壁312に、それぞれ上下方向に突出する突起313,314が設けられている。この突起313,314は、第1研磨材カセットの突起214,215と同様のものであり、第2研磨材カセット300は、図17、18に示すように、球搬送ユニット100の研磨材カセット収容空間111に緊密に嵌合することができる。そして、嵌合すると、第2研磨材カセット300の突起313,314が球搬送ユニット100のキャッチ手段134に捕捉されて固定される。この状態において、図17、18に示すような第2タイプの球研磨装置M2が完成する。
球搬送ユニット100の第1駆動手段が起動され、コンベア122が所定方向に回転されると、第2研磨材カセット300の伝動手段330を介してローラ状の研磨材320も所定方向に回転される。したがって、球入口129から球通路Pの一端に流下した球は、コンベア122により球通路Pを搬送され、その間に回転するローラ状の研磨材320の外周面が球に接触することで、球が研磨される。そして、研磨された球は球通路Pの他端から球出口132に排出される。
球搬送ユニット100全体の交換に代えて、第2研磨材カセット300内に、ローラ状の研磨材320の外周面に接触して汚れを掻き取るブレード(図示省略)と、そのブレードを支持し、かつ、ブレードにより掻き取られた粉粒物を収容するケース等(図示省略)からなる研磨材再生手段を備えることが好ましい。図16の316は、その研磨材再生手段を第2研磨材カセット300に着脱可能に取付けるために設けられた孔である。
G1,G2 遊技機
M 球研磨装置
100 球搬送ユニット
120 球搬送手段
121 球搬送ガイド
122 コンベア
P 球通路
128 第1連絡路、
129 球入口
130 第2連絡路
132 球出口
200 第1研磨材カセット
201 カセット本体
203 無端帯状の研磨材
205 研磨材出口
206 研磨材入口
207 研磨材送り手段
211 研磨材送り手段のギヤ
PF 研磨領域
225 第2駆動手段のギヤ
300 第2研磨材カセット
310 カセット本体
320 ローラ状の研磨材(ブラシ)
330 伝動手段
320A ローラ状の研磨材(スポンジ)
340 研磨材再生手段
Claims (4)
- (A1)箱状のハウジングと、そのハウジング内に設けられた球搬送手段とを有し、(A2)ハウジングは、外部に開口する球入口と球出口が設けられているとともに、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に収容することができる研磨材カセット収容空間を有し、(A3)球搬送手段は、ハウジング内に斜めの軸周りに回転自在に備えられたスクリューコンベアと、スクリューコンベアの外周の近傍に設けられ、スクリューコンベアとの間に軸方向に延びる球通路を形成するとともに、その球通路の一端は球入口に連通し、その球通路の他端は球出口に連通している球搬送ガイドと、スクリューコンベアを所定方向に回転させる第1駆動手段とからなり、(A4)球搬送ユニットは第2駆動手段を有し、その第2駆動手段は、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体内に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有する第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を水平方向に移動させるものであり、(A5) 第1駆動手段は、背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有する第2研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段と係合してローラ状の研磨材に所定方向の回転力を与えるように構成されていることを特徴とする球搬送ユニット。
- (B1)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、(B2)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに、無端帯状の研磨材はその上下端が球搬送ユニットの斜めの球通路の上下端よりもそれぞれ上側および下側に位置するような幅を有し、かつ、研磨材送り手段が球搬送ユニットの第2駆動手段と係合することを特徴とする第1研磨材カセット。
- (C1)背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、カセット本体の中に回転軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有し、(C2)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段が第1駆動手段と係合することを特徴とする第2研磨材カセット。
- (A)球搬送ユニットと、第1研磨材カセットと、第2研磨材カセットとからなり、(B)球搬送ユニットは、箱状のハウジングと、そのハウジング内に設けられた球搬送手段とを有し、(B1)ハウジングは、外部に開口する球入口と球出口が設けられているとともに、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に嵌合して固定することができる研磨材カセット収容空間を有し、(B2)球搬送手段は、ハウジング内に斜めの軸周りに回転自在に備えられたスクリューコンベアと、スクリューコンベアの外周の近傍に設けられ、スクリューコンベアとの間に軸方向に延びる球通路を形成するとともに、その球通路の一端は球入口に連通し、その球通路の他端は球出口に連通している球搬送ガイドと、スクリューコンベアを所定方向に回転させる第1駆動手段とからなり、(C)第1研磨材カセットは、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、(D)第2研磨材カセットは、背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、カセット本体の中に軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有し、(E)球搬送ユニットに、第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を所定方向に移動させる第2駆動手段が備えられ、(F)球搬送ユニットの第1駆動手段は、スクリューコンベアを所定方向に回転させるとともに、第2研磨材カセットが球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは第2研磨材カセットの伝動手段と係合してローラ状の研磨材を所定方向に回転させることが可能であり、(G)球搬送ユニットに第1研磨材カセットのカセット本体が装着された状態においては、球搬送ユニットの球通路が第1研磨材カセットのカセット本体の外側面に露出された無端帯状の研磨材に対面して、球通路と無端帯状の研磨材との間に研磨領域が形成され、その研磨領域において球が研磨材の移動方向に対して斜め方向に搬送されるように第1駆動手段と第2駆動手段による回転方向が設定され、(H)球搬送ユニットに第2研磨材カセットのカセット本体が装着された状態においては、球通路とローラ状の研磨材との間にスクリューコンベアの軸に平行な研磨領域が形成されることを特徴とする球研磨装置。
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