JP2013188255A - 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット - Google Patents

遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット Download PDF

Info

Publication number
JP2013188255A
JP2013188255A JP2012054952A JP2012054952A JP2013188255A JP 2013188255 A JP2013188255 A JP 2013188255A JP 2012054952 A JP2012054952 A JP 2012054952A JP 2012054952 A JP2012054952 A JP 2012054952A JP 2013188255 A JP2013188255 A JP 2013188255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abrasive
cassette
ball
transport unit
polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012054952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5908753B2 (ja
Inventor
Atsushi Kitajima
淳 北島
Nobuyuki Fujisawa
信幸 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Seisakusho KK filed Critical Shinko Seisakusho KK
Priority to JP2012054952A priority Critical patent/JP5908753B2/ja
Publication of JP2013188255A publication Critical patent/JP2013188255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5908753B2 publication Critical patent/JP5908753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】無端帯状研磨材を用いる球研磨装置とロール状研磨材を用いる球研磨装置の製造コストの低減を図り、一方の装置から他方の装置に変更可能にする。
【解決手段】球搬送ユニットと第1、第2研磨材カセットとからなる。球搬送ユニットは、球搬送手段を有し、第1、第2研磨材カセットを置換可能に収容可能である。球搬送ユニットは、第1研磨材カセットを収容したとき研磨材送り手段と係合して無端帯状研磨材を移動させる第2駆動手段を有する。第1駆動手段は、第2研磨材カセットが球搬送ユニットに収容されたときコンベアを回転させるとともに、第2研磨材カセットの伝動手段と係合してローラ状研磨材を回転させる。球搬送ユニットに第1研磨材カセットを装着したときは、球通路が第1研磨材カセットの露出された無端帯状研磨材に対面する。球搬送ユニットに第2研磨材カセットが収容されたときは球通路とローラ状研磨材が平行な状態で近接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機において用いられる遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセットに関する。
近年、遊技機の遊技球循環経路を遊技機の外部に対して密閉して、遊技者に球に触れさせることなくゲームが可能で、発射した球が入賞したときに獲得される遊技球(以下、球という。)の数(賞球獲得数)を積算してその賞球獲得数を所定の位置に表示し、球を発射する度に賞球獲得数から減算し、遊技終了時における賞球獲得数を記録媒体に記録して発行する非開放型遊技機が種々知られている(特許文献1〜4)。
非開放型遊技機においても、開放型遊技機の場合ほどではないが、球に静電気等により汚れが付着することがあるので、汚れ取りと球に光沢を付与するための球研磨装置が必要である。遊技機内の球循環経路において球を研磨する比較的小型の球研磨装置を備えた非開放型遊技機は特許文献1に開示されている。
実用新案登録第2516345号公報 特許第2799612号公報 特開平5−177050号公報 特公平7−53188号公報
しかしながら、特許文献1記載の球研磨装置は、遊技機の遊技盤面に発射された球を回収する球循環経路に、一対の棒状の球通路形成部材を球の径よりも小さい間隔を持って平行に架設し、球通路形成部材により形成された球通路の長手方向と平行な軸を有するスクリューコンベアをその頭部が球通路に臨むように設けるとともに、そのスクリューコンベアを所定方向に回転駆動するモータを設け、球通路の上側の取付板に球通路に対面するように固着された研磨材と、その研磨材を球通路側に付勢する弾性部材とからなる研磨手段を備えて、球通路の一端の球入口から進入した球がスクリューコンベアにより球通路を移送され、球通路の他端の球出口から出るまでの間に球が研磨手段により研磨されるように構成されたものである。
したがって、研磨材は取付板に固着され、その取付板は遊技機本体にビスなどの固着手段により固定されている。このような構成であるから、研磨材の有効期間が短く、遊技ホール営業中は研磨材の汚れ具合を確認することができないので研磨手段交換の適時を徒過する虞があるばかりでなく、研磨手段の交換に多くの手間とコストがかかるという問題があった。
そこで、本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、研磨材の有効期間が延長され、研磨手段の交換が容易にできる球研磨装置と、その球研磨装置を構成する球搬送ユニットおよび研磨材カセットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る球研磨装置は、(A)球搬送ユニットと、第1研磨材カセットと、第2研磨材カセットとからなり、(B)球搬送ユニットは、箱状のハウジングと、そのハウジング内に設けられた球搬送手段とを有し、(B1)ハウジングは、外部に開口する球入口と球出口が設けられているとともに、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に嵌合して固定することができる研磨材カセット収容空間を有し、(B2)球搬送手段は、ハウジング内に斜めの軸周りに回転自在に備えられたスクリューコンベアと、スクリューコンベアの外周の近傍に設けられ、スクリューコンベアとの間に軸方向に延びる球通路を形成するとともに、その球通路の一端は球入口に連通し、その球通路の他端は球出口に連通している球搬送ガイドと、スクリューコンベアを所定方向に回転させる第1駆動手段とからなり、(C)第1研磨材カセットは、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、(D)第2研磨材カセットは、背面側(球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に対面する側)に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、カセット本体の中に軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有し、(E)球搬送ユニットに、第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を所定方向に移動させる第2駆動手段が備えられ、(F)球搬送ユニットの第1駆動手段は、スクリューコンベアを所定方向に回転させるとともに、第2研磨材カセットが球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは第2研磨材カセットの伝動手段と係合してローラ状の研磨材を所定方向に回転させることが可能であり、(G)球搬送ユニットに第1研磨材カセットのカセット本体が装着されたときは、球搬送ユニットの球通路が第1研磨材カセットのカセット本体の外側面に露出された無端帯状の研磨材に対面して、球通路と無端帯状の研磨材との間に研磨領域が形成され、その研磨領域において球が研磨材の移動方向に対して斜め方向に搬送されるように第1駆動手段と第2駆動手段による回転方向が設定され、(H)球搬送ユニットに第2研磨材カセットのカセット本体が装着されたときは、球通路とローラ状の研磨材との間にスクリューコンベアの軸に平行な研磨領域が形成されることを特徴とする。
本発明に係る球研磨装置を構成する球搬送ユニットは、(A1)箱状のハウジングと、そのハウジング内に設けられた球搬送手段とを有し、(A2)ハウジングは、外部に開口する球入口と球出口が設けられているとともに、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に収容することができる研磨材カセット収容空間を有し、(A3)球搬送手段は、ハウジング内に斜めの軸周りに回転自在に備えられたスクリューコンベアと、スクリューコンベアの外周の近傍に設けられ、スクリューコンベアとの間に軸方向に延びる球通路を形成するとともに、その球通路の一端は球入口に連通し、その球通路の他端は球出口に連通している球搬送ガイドと、スクリューコンベアを所定方向に回転させる第1駆動手段とからなり、(A4)球搬送ユニットは第2駆動手段を有し、その第2駆動手段は、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体内に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有する第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を水平方向に移動させるものであり、(A5)第1駆動手段は、背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有する第2研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段と係合してローラ状の研磨材に所定方向の回転力を与えるように構成されていることを特徴とする。
球搬送ユニットに第1研磨材カセットのカセット本体が装着されたときは、球搬送ユニットの球通路が第1研磨材カセットのカセット本体の外側面に露出された無端帯状研磨材に対面して、球通路と研磨材との間に研磨領域が形成され、その研磨領域において球が研磨材の移動方向に対して斜め方向に搬送されるように第1駆動手段と第2駆動手段による回転方向が設定されている。球搬送ユニットに第2研磨材カセットのカセット本体が装着されたときは、球通路とローラ状研磨材との間にスクリューコンベアの軸に平行な研磨領域が形成される。
また、本発明に係る球研磨装置を構成する第1研磨材カセットは、(B1)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、(B2)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに、無端帯状の研磨材はその上下端が球搬送ユニットの斜めの球通路の上下端よりもそれぞれ上側および下側に位置するような幅を有し、かつ、研磨材送り手段が球搬送ユニットの第2駆動手段と係合することを特徴とする。
さらに、本発明に係る球研磨装置を構成する第2研磨材カセットは、(C1)背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、カセット本体の中に回転軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有し、(C2)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段が第1駆動手段と係合することを特徴とする。
本発明に係る球研磨装置は、球搬送ユニットが、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に嵌合して固定することができる研磨材カセット収容空間と、第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を所定方向に移動させる第2駆動手段とを有し、球搬送ユニットの第1駆動手段は、スクリューコンベアを所定方向に回転させるとともに、第2研磨材カセットが球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに第2研磨材カセットの伝動手段と係合してローラ状の研磨材を所定方向に回転させることが可能であるので、共通の球搬送ユニットに第1研磨材カセットと第2研磨材カセットのいずれかを装着して、無端帯状研磨材を用いる球研磨装置とローラ状研磨材を用いる球研磨装置のいずれかに選択的に構成することも、一方から他方に変更することもできる。
本発明に係る球搬送ユニットは、その研磨材カセット収容空間に第1研磨材カセットと第2研磨材カセットを代替的に嵌合固定することができ、第1研磨材カセットを嵌合固定したときは球搬送ユニットの第2駆動手段が第1研磨材カセットの研磨材移動手段と係合し、また、第2研磨材カセットを嵌合固定したときは球搬送ユニットの第1駆動手段が第2研磨材カセットのローラ状研磨材の伝動手段と係合するので、比較的簡単な構成で球搬送ユニットを無端帯状研磨材を用いる球研磨装置とローラ状研磨材を用いる球研磨装置に供用することが可能である。したがって、球研磨装置の製造コストの低減を図ることができる。
また、本発明に係る第1研磨材カセットは、無端帯状の研磨材を備えているので、研磨材の有効期間が延長される。また、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに無端帯状の研磨材はその上下端が球搬送ユニットの斜めの球通路の上下端よりもそれぞれ上側および下側に位置するような幅を有するので、研磨材の下端縁が搬送される球により捲られることがなく、また、研磨材の幅方向中間部が捩られることもない。
さらに、本発明に係る第2研磨材カセットは、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段が第1駆動手段と係合するから、第1研磨材カセットと同様の要領で球搬送ユニットに装着して使用することができ、しかも、ローラ状の研磨材を用いるので、無端帯状の研磨材を用いる場合に比し、管理、研磨材交換等のメンテナンスが容易である。
本発明の実施の形態に係る球研磨装置を取り付けた遊技装置の一例の正面図である。 本発明の実施の形態に係る球研磨装置の3つの構成要素を示す斜視図である。 球研磨装置の第1構成要素である球搬送ユニットを正面側から見た斜視図である。 図3の球搬送ユニットの正面図である。 図4のX−X線断面図である。 球研磨装置の第2構成要素である第1研磨材カセットを示す図面であり、(a)は研磨材を除去した状態の第1研磨材カセットの正面側から見た斜視図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 第1研磨材カセットの上箱を取り外した状態の平面図である。 図7の第1研磨材カセットの斜視図である。 球搬送ユニットに第1研磨材カセットを嵌合してなる第1タイプの球研磨装置の斜視図である。 図9の球研磨装置の正面図である。 図10のY−Y線断面図である。 第1タイプの球研磨装置における球の搬送経路と研磨材の位置関係を説明する斜視図である。 図12の球研磨装置における球の搬送方向と研磨材の移動方向の関係を示す斜視図である。 球研磨装置の第3構成要素である第2研磨材カセットの斜視図である。 図14の第2研磨材カセットの内部構成を示す背面側の斜視図である。 図14の第2研磨材カセットの展開図である。 球搬送ユニットに第2研磨材カセットを嵌合してなる第2タイプの球研磨装置の斜視図である。 図17の球研磨装置の正面図である。 第2タイプの球研磨装置における球の搬送経路と研磨材の位置関係を説明する斜視図である。 図19の球研磨装置における球の搬送方向と研磨材の移動方向の関係を示す斜視図である。 図18のZ−Z断面図である。 第2タイプの球研磨装置における第2研磨材カセットの他の例を示す断面図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
最近は、球研磨装置の負荷やその球供給制御の複雑化、あるいは研磨材の交換の手間やコストなどメンテナンス性の問題から、遊技島の規模を1台または2,3台の遊技機を備えた小規模な遊技島とし、その範囲内で限られた数の球を上手くリユースするような遊技装置が開発されている。ここで、遊技機は球として鋼球を用いるパチンコ機である。
本発明の実施の形態に係る球研磨装置は、1台の遊技機または横並びもしくは背中合わせに併設された2台の遊技機から構成される小規模の遊技島、あるいは数台の遊技機から構成される通常規模の遊技島のいずれにおいても使用可能である。
[球研磨装置の設置環境]
図1は、小規模遊技島を構成する遊技装置Gが横並びに併設された2台の遊技機G1,G2からなる場合に本発明の実施の形態に係る球研磨装置Mを設けた例を示す。球研磨装置Mは、遊技機G1,G2のいずれか一方の下部又は双方の境界の下部に取付けられている。なお、球研磨装置Mの取付位置は、遊技機の下部に限らず、上部や内部でもよい。
遊技装置Gを構成する2台の遊技機G1,G2は、それぞれが一側において本体に開閉可能に軸支されたガラス扉2と前面板3とを有し、ガラス扉2の背面側に遊技盤4が設けられている。前面板3には、周知の球発射装置(図示省略)への球発射指令入力と球発射速度調節を行なう操作部5が設けられている。
各遊技機G1,G2には、片側に球貸し機8が設けられている。球貸し機8は、周知のものであり、表示ランプ8a、紙幣投入口8b、硬貨投入口8c、硬貨返却口8dおよびカード挿入口8eを有している。球貸し機8には隣接する遊技機に球を供給する球貸与管15が設けられている。
図1において、16は上皿、17は下皿、18はロート、19は受け皿である。20は、遊技盤4に設けられた残存球数と賞球獲得数を表示するための表示部である。表示部20を設ける位置は、遊技盤4に限らず、遊技客の見やすい任意の位置でよい。上皿16と下皿17は、その中に収容されている球を外側から透視できる。
図1の遊技装置Gにおいては、各遊技機G1,G2からの落下球の回収機能、球研磨機能および遊技機への球供給機能がこの2台の遊技機において完結している。すなわち、各遊技機G1,G2の遊技盤4から外れ球回収口h1および入賞口h2に入った球は、各遊技機の最下段のロート18に受け入れられ、そのロート18から球回収路30を経て、下部タンク31に一旦貯められた後、球研磨装置Mの後述される球入口129に流入し、後述のように球研磨装置M内で搬送され研磨された球は、球研磨装置Mの後述される球出口132から排出され、コイルコンベアまたはスクリューコンベア等の周知の球揚送手段32により上部タンク33まで揚送されるようになっている。
上部タンク33に収容された球は、第1球補給管34を介して各遊技機G1,G2の各受け皿19に、および第2球補給管35を介して球貸し機8の上端部に、それぞれ制御された数量を供給されるようになっている。
[球研磨装置]
続いて、球研磨装置Mについて詳細に説明する。球研磨装置Mは、図2に示すように、球搬送ユニット100に第1研磨材カセット200を装着し、または、球搬送ユニット100に第2研磨材カセット300を装着してなる。後に詳述されるように、第1研磨材カセット200は、その中に無端帯状の研磨材を外側面に一部露出させた状態で水平方向に移動可能に収容している。また、後に詳述されるように、第2研磨材カセット300は、その中にローラ状の研磨材を斜めの軸周りに回転自在に収容している。以下に、球搬送ユニット100、第1研磨材カセット200および第2研磨材カセット300について、この順序で詳細に説明する。
[球搬送ユニット]
球搬送ユニット100は、図2,3に示すように、正面側に開口する箱状のハウジング110を有する。そのハウジング110の中に、一方側下部から他方側上部まで斜めに連続する球搬送手段120が設けられている。その球搬送手段120の手前側(正面側)に、研磨材カセット200を嵌合して固定することができる研磨材カセット収容空間111が形成されている。
球搬送手段120は、主たる構成要素として、球搬送ガイド121と、スクリューコンベア(以下、単にコンベアという。)122と、そのコンベアを回転駆動する第1駆動手段と、コンベア122の回転を検知するための回転検知センサ124とを有する。
球搬送ガイド121は、横断面形状がコ字形または円弧状の縦長部材で形成され、研磨材カセット収容空間111の一方側下部から他方側上部まで斜めに連続する状態でハウジング110に固定されている。また、球搬送ガイド121は、正面側に軸方向に連続する開口を有する。その開口は、球Cの直径よりもわずかに大きな幅を有するとともに、図5に示すように、開口を形成する互いに対向する端縁121a,121bは平行に蛇行されている。球搬送ガイド121の形状は図示の例に限られない。後述される球通路Pとなる開口を形成する互いに対向する端縁121a,121bのみで球搬送ガイド121を構成しても良い。
コンベア122は、ハウジング110の内面に固着された左右の支持部材112に取付けられた軸受(図示省略)により球搬送ガイド121の中心に回転軸122aを合致させた状態で回転可能に支持されている。
球搬送ガイド121はコンベア122を同心円状に包囲しており、球搬送ガイド121の端縁121a,121bとコンベア122との間にコンベア122の軸方向に連続して蛇行する斜めの球通路Pが形成されている。コンベア122は、螺旋状の外周面が球搬送ガイド121の内面に近接する外径を有し、コンベア122の回転軸122aの外周面と球搬送ガイド121の内面との間の間隔は球Cの直径よりも僅かに小さく、スクリューのピッチは球Cの直径よりも僅かに大きく設定されている。
上記のように、球搬送ガイド121は、コンベア122の外周の近傍に設けられ、コンベア122との間に軸方向に延びる球通路Pを形成するとともに、その球通路Pの一端は球入口129に連通し、その球通路Pの他端は球出口132に連通している。
第1駆動手段は、ハウジング110の背面の図4においては右側に突設されたケース113内に取り付けられたモータ123と、そのモータ123の回転力の減速と伝動を兼ねる一組のギヤ125a, 125bと、コンベア122の軸122aに固着され、ギヤ125bに噛み合っているギヤ125cとからなる。
本発明に基き、球搬送ユニット100の共用化を可能にする一つの構成として、第1駆動手段には一組のギヤ125a, 125bと共通の軸上に、もう一組のギヤ126a, 126bが追加されている。この追加されたギヤ126a, 126bは、球搬送ユニット100に後述される第2研磨材カセット300が嵌合されたときに、第2研磨材カセット300に設けてある伝動手段を構成するギヤ334にモータ123の回転力を伝えるためのものである。
ハウジング110の中には、球搬送ユニット100に研磨材カセット200が装着されたときに研磨材移動手段を駆動するための第2駆動手段が設けてある。第2駆動手段は、図3,4に示すように、モータ223と、そのモータ223の回転軸に固着されたギヤ225とからなっている。
球搬送ガイド121の一端側部分(図4においては右端側部分)には、図5に示すように、第1連絡路128の下端部が接続されている。第1連絡路128の上端部はハウジング110の上面壁において外側に開口されている球入口129と接続されている。これにより、球入口129から入る球Cは第1連絡路128の中を流下して球通路Pの一端部に進入するようになっている。
球搬送ガイド121の他端側部分(図4においては左端側部分)にも、第2連絡路130の上端部が接続されている。第2連絡路130の下端部131はハウジング110の側面壁側に曲げられ、その先端がハウジング110の側面壁において外側に開口されている球出口132と接続されている。これにより、球通路Pを通過する球Cは第2連絡路128の中を通って球出口132から排出されるようになっている。
球入口129には、図1の下部タンク31の球供給管の下端部が結合、球出口132には、図1の遊技装置Gの球揚送手段32に結合される。
上記のように、モータ123とギア列125a〜125cとで、球搬送手段120のコンベア122を所定方向に回転させる駆動手段(第1駆動手段)が構成されている。コンベア122は球が斜めの球通路Pの下端部から上端部まで搬送されるように回転される。
回転検知センサ124は、図示を省略されているが、一例として、ハウジング110に取付けられた既知の光電センサと、コンベア122の回転軸の下方延長部分に固着されたエンコーダとで構成されている。この回転検知センサ124は、動作確認のために用いられるが、必要であれば、コンベア122の回転角度に基づいて球出口132から排出される球数を計数させることも可能である。球数を計数するための球数計数センサは、他の構成のものでよいし、別の位置に設けても良い。また、回転検知センサ124からの信号は、この球研磨装置の稼働を止める制御を行うために用いられる。
そして、上記球搬送ユニット100は、ハウジング110の研磨材カセット収容空間111を遊技機の正面方向に向けた状態で遊技機内に収容され、ハウジング110の開口面の四隅に一体に形成された取付片133においてねじ止め等の固着手段により所定の位置に着脱可能に取付けられる。したがって、球研磨装置Mは、遊技装置Gに対して容易に取付けることができる。なお、球搬送ユニット100の取付方向は、遊技機の台数や構成による制約から任意に決められる。
球搬送ユニット100のハウジング110には、研磨材カセット収容空間111の所定の位置に嵌合される後述される第1研磨材カセット200を捕捉して固定する周知のキャッチ手段134が設けてある。
[第1研磨材カセット]
第1研磨材カセット200は、図6、7、8に示すように、密閉された略横長箱状に形成されたカセット本体201を有し、そのカセット本体201の中の研磨材収容空間202に無端帯状の研磨材203が蛇行状に詰めて収容されている。無端帯状の研磨材203には、蛇腹状から平面状を経て再び蛇腹状に繰り返し変形可能な研磨材料、例えば、研磨布等が用いられている。
無端帯状の研磨材203は、カセット本体201の背面壁(球搬送ユニット100のハウジング110の研磨材カセット収容空間111と対面する面の壁)204の一方側端部(図7,8においては右側端部)に形成されている縦スリットからなる研磨材出口205から外側に引き出され、カセット本体201の背面壁204の外側面に沿って背面壁204の他方側端部(図7,8においては左側端部)まで背面壁204を覆うように延長され、その背面壁204の他方側端部に形成されている縦スリットからなる研磨材入口206から再び研磨材収容空間202内に引き込まれている。すなわち、無端帯状の研磨材203はカセット本体201の背面壁の外側に露出され、背面壁204により垂直に緊張した状態を維持されている。研磨材203のカセット本体201の背面側に露出されている一定の面積を有する長方形の露出部分203aが、後述されるように球の研磨領域PFを提供する。
研磨材収容空間202内には、研磨材入口206の内側に研磨材203を所定方向に送る研磨材送り手段207が設けられている。研磨材送り手段207は、研磨材入口206の内側において回転軸を垂直にしたギヤピッチが等しい2本のギヤローラ208,209を、一方のギヤローラ208は固定の位置で、他方のギヤローラ209は一方のギヤローラ208に接近方向に付勢された状態で、それぞれ回転自在に、かつ、互いに歯が噛み合うように設けられ、一方のギヤローラ208の軸208aをカセット本体201の底面壁210を貫通して下方に延長し、その延長部に外部から回転力を受けるためのギヤ211を固着してなっている。そして、研磨材203はギヤローラ208,209の間を通され、板バネなどのバネ部材(図示書略)により付勢されているギヤローラ209により研磨材203に永久変形が生じない程度の力でギヤローラ208,209の間に挟圧されている。
カセット本体201は、図6に示すように、高さ方向のほぼ中間位置で上下の箱体201a,201bに二分割して構成されている。なお、箱体の分割構造は必ずしも等分に限らず、器と蓋の形態でもよい。図7,8は、図6の上下の箱体を境界面で分離し、研磨材203およびギヤローラ208,209をその境界面において切断して示す図である。上下の箱体201a,201bをその開口面の周縁を突き合わせ、両箱体201a,201bの周縁の四隅に形成してある舌片においてねじ212等により結合することにより、図6に示すような単一体に形成されている。通常の作業としては単一体として入れ替えができるため、メンテナンスが容易である。そして、二つに分けた状態で、研磨材収容空間202の研磨材203の交換が可能になる。したがって、無端帯状の研磨材203および第1研磨材カセット200のリサイクル性に優れる。
さらに、カセット本体201には、図6に示すように、上面壁213と底面壁210にそれぞれ上下方向に突出する突起214,215が設けられている。これらの突起214,215は、球搬送ユニット100のハウジング110に設けてあるキャッチ手段134と位置的に対応している。
[第1タイプの球研磨装置の組立]
球搬送ユニット100のハウジング110の研磨材カセット収容空間111は、第1研磨材カセット200のカセット本体201の背面形状とほぼ同一の背面形状を有する。したがって、第1研磨材カセット200は、図9,10,12に示すように、球搬送ユニット100の研磨材カセット収容空間111に緊密に嵌合することができる。そして、嵌合すると、第1研磨材カセット200の突起214,215が球搬送ユニット100のキャッチ手段134に捕捉されて固定される。この状態において、図9,10に示すような第1タイプの球研磨装置M1が完成する。
第1タイプの球研磨装置M1においては、第1研磨材カセット200の外側面に露出されている研磨材203の長方形の露出部分203aが球搬送ユニット100の斜めの球通路Pに近接する。この場合、研磨材203が球通路Pに近接する範囲は、球通路Pを搬送される球が研磨材に接触する研磨領域PFとなるが、その研磨領域PFは図13に鎖線で示すように、研磨材203のカセット本体外側の露出部分203aの対角線に近い位置の斜め帯状の範囲であって、上端は露出部分203aの上辺203bよりも低い位置に存在し、下端は露出部分203aの下辺203cよりも高い位置に存在するように、露出部分203aの寸法および球通路Pの傾斜角度が設定されている。
また、第1研磨材カセット200を球搬送ユニット100の研磨材カセット収容空間111に嵌合したときは、研磨材移動手段のギヤ211が球搬送ユニット100に設けられた第2駆動手段のギヤ225と噛み合う(図10参照)。
[第1タイプの球研磨装置の作用および効果]
続いて、第1タイプの球研磨装置M1の稼働時の作用を説明する。第1駆動手段および第2駆動手段が稼働されると、コンベア122が所定方向に回転されて、図11,13に黒い太線で示すように、ハウジング110の球入口129から第1連絡路128を経て球通路Pの始端に流下した球は、球通路Pを斜め上方に搬送されるとともに、研磨材カセット200の外側に露出されている研磨材203(露出部分203a)は球Cの搬送方向と逆方向の水平方向に移動される。すなわち、研磨材が研磨領域PFにおいて水平方向に移動されるのに対して、球Cは研磨領域PFにおいて研磨材の移動方向と逆方向の斜め上方に搬送され、その間に球Cが研磨材203に接触して研磨される。
球通路Pの終端まで搬送された球Cは、第2連絡路130を経て球出口132から球搬送ユニット100の外側に排出される。
そして、球は研磨領域において研磨材の移動方向と逆方向の斜め上方に搬送されるので、研磨材との接触距離を長く取ることができるため、研磨効率が向上する。また、球通路Pは若干蛇行しているので、球の球面全体が満遍なく研磨材に接触されるので、一層効率良く研磨される。また、球の研磨材に対する接触範囲は研磨材の上端と下端を避けた範囲に限定されているので、球がとくに研磨材の下端に接触して捲り上げることが無い。さらに、球は斜め上方に搬送されるので、研磨材が幅方向中間位置において捩られることも抑制されている。
[第2研磨材カセット]
進んで、第2研磨材カセット300について説明する。第2研磨材カセット300は、概括的には、図14,15に示すように、背面側(球搬送ユニット100のハウジング110の研磨材カセット収容空間111に対面する側)に開口する箱状に形成されているカセット本体310と、そのカセット本体310の中に回転軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体310の背面側に露出しているローラ状の研磨材320と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段330とを有する。
カセット本体310は、球搬送ユニット100の研磨材カセット収容空間111に嵌合可能な形状に形成されている。
ローラ状の研磨材320は、一例としてブラシで形成され、その軸方向の長さは球搬送ユニット100の球通路Pの長さ略等しい。そして、ローラ状の研磨材320の軸321は、左右の支持部材322によりカセット本体310の長手方向に対して斜め状態で回転自在に支持されている。その傾斜角度は、第2研磨材カセット300が球搬送ユニット100に装着された状態で、球搬送ユニット100の球通路Pの傾斜角度と一致するように設定されている。
伝動手段330は、研磨材320の軸321の低い側の端部に固着されたギヤ331と、カセット本体310内のそのギヤ331の上側に支持部材322とカセット本体310の側面壁315との間に回転自在に支持された伝動軸332と、その伝動軸332のカセット本体310内側部分に固着され、ギヤ331と噛み合うギヤ333と、伝動軸332のカセット本体310の側面壁315から外側に延出された部分に固着されたギヤ334とで構成されている。
[第2タイプの球研磨装置の組立]
カセット本体310の上面壁311と底面壁312に、それぞれ上下方向に突出する突起313,314が設けられている。この突起313,314は、第1研磨材カセットの突起214,215と同様のものであり、第2研磨材カセット300は、図17、18に示すように、球搬送ユニット100の研磨材カセット収容空間111に緊密に嵌合することができる。そして、嵌合すると、第2研磨材カセット300の突起313,314が球搬送ユニット100のキャッチ手段134に捕捉されて固定される。この状態において、図17、18に示すような第2タイプの球研磨装置M2が完成する。
第2タイプの球研磨装置M2においては、図21に示すように、第2研磨材カセット300のローラ状の研磨材320の回転軸321が球搬送ユニット100の搬送ガイド121の開口と平行になり、ローラ状の研磨材320の外周面の軸方向と平行な一部が球搬送ユニット100の球通路Pの全長に亘って近接する。また、第2研磨材カセット300の伝動手段330を構成する外部のギヤ334が球搬送ユニット100の第1駆動手段のギヤ125a,125bに付加されたギヤ126a,126bに動力的に連結される。
[第2タイプの球研磨装置の作用および効果]
球搬送ユニット100の第1駆動手段が起動され、コンベア122が所定方向に回転されると、第2研磨材カセット300の伝動手段330を介してローラ状の研磨材320も所定方向に回転される。したがって、球入口129から球通路Pの一端に流下した球は、コンベア122により球通路Pを搬送され、その間に回転するローラ状の研磨材320の外周面が球に接触することで、球が研磨される。そして、研磨された球は球通路Pの他端から球出口132に排出される。
ローラ状の研磨材320には、使用により汚れが蓄積する。蓄積したときは、第2研磨材カセット300を球搬送ユニット100から取り外して、新品と交換することが容易にできる。
[他の実施の形態]
球搬送ユニット100全体の交換に代えて、第2研磨材カセット300内に、ローラ状の研磨材320の外周面に接触して汚れを掻き取るブレード(図示省略)と、そのブレードを支持し、かつ、ブレードにより掻き取られた粉粒物を収容するケース等(図示省略)からなる研磨材再生手段を備えることが好ましい。図16の316は、その研磨材再生手段を第2研磨材カセット300に着脱可能に取付けるために設けられた孔である。
図22は、ローラ状の研磨材320にブラシに代えてローラ状スポンジ320Aを用いる場合の、図21の円Eに対応する断面図である。スポンジを用いる場合は、ブラシに比し、球の汚れ除去効率が良く、球の過剰研磨が少ない。また、弾性を有するので、交換が容易にできる。
ローラ状スポンジ320Aを用いる場合は、図22に例示するように、研磨材再生手段340として、第2研磨材カセット300に設けられた支持アーム341にスポンジ再生プレート342の一端を揺動自在に支持し、支持アーム341に取付けたバネ343によりスポンジ再生プレート342の他端に設けたブレードなどからなるスポンジ再生部344をローラ状スポンジ320Aの外周面に向けて付勢している。スポンジ再生部344によって、球との接触により汚れが転写されたスポンジ表面が削れて次々に新しい面が現れるため、長期間安定した研磨性能を得ることができる。また、表面を削られることによりスポンジ320Aの径は徐々に小さくなるが、その場合でも球方向へテンションが加わっているため、常に一定の力で球に接触する。
この場合、スポンジ再生部344をL字形または上方開口のコ字形などの溝状に形成することにより、粉粒物収容部を兼備し、スポンジ再生部344で剥離された粉粒物(汚れ)をその粉粒物収容部に収容することが好ましい。
このような粉粒物収容部を兼備するスポンジ再生部344を用いる場合は、ローラ状スポンジ320Aの寿命を長期化することができるとともに、剥離された粉粒物(汚れ)が第2研磨材カセット300内に飛散することを防止することができる。
また、上記実施の形態においては、球搬送ユニット100の球搬送手段120の球通路を下側から上側に斜めに設けたが、球入口および球出口の上下位置関係を逆にして、球通路を上側から下側に斜めに設けて球を斜め下方に搬送するようにしても良い。また、これに対応して、第2研磨材カセット300のローラ状の研磨材320も球搬送ユニット100の球通路と平行に延びるように、その傾斜方向を変えても良い。
G 遊技装置
G1,G2 遊技機
M 球研磨装置
100 球搬送ユニット
120 球搬送手段
121 球搬送ガイド
122 コンベア
P 球通路
128 第1連絡路、
129 球入口
130 第2連絡路
132 球出口
200 第1研磨材カセット
201 カセット本体
203 無端帯状の研磨材
205 研磨材出口
206 研磨材入口
207 研磨材送り手段
211 研磨材送り手段のギヤ
PF 研磨領域
225 第2駆動手段のギヤ
300 第2研磨材カセット
310 カセット本体
320 ローラ状の研磨材(ブラシ)
330 伝動手段
320A ローラ状の研磨材(スポンジ)
340 研磨材再生手段

Claims (4)

  1. (A1)箱状のハウジングと、そのハウジング内に設けられた球搬送手段とを有し、(A2)ハウジングは、外部に開口する球入口と球出口が設けられているとともに、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に収容することができる研磨材カセット収容空間を有し、(A3)球搬送手段は、ハウジング内に斜めの軸周りに回転自在に備えられたスクリューコンベアと、スクリューコンベアの外周の近傍に設けられ、スクリューコンベアとの間に軸方向に延びる球通路を形成するとともに、その球通路の一端は球入口に連通し、その球通路の他端は球出口に連通している球搬送ガイドと、スクリューコンベアを所定方向に回転させる第1駆動手段とからなり、(A4)球搬送ユニットは第2駆動手段を有し、その第2駆動手段は、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体内に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有する第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を水平方向に移動させるものであり、(A5) 第1駆動手段は、背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有する第2研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段と係合してローラ状の研磨材に所定方向の回転力を与えるように構成されていることを特徴とする球搬送ユニット。
  2. (B1)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、(B2)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときに、無端帯状の研磨材はその上下端が球搬送ユニットの斜めの球通路の上下端よりもそれぞれ上側および下側に位置するような幅を有し、かつ、研磨材送り手段が球搬送ユニットの第2駆動手段と係合することを特徴とする第1研磨材カセット。
  3. (C1)背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、カセット本体の中に回転軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有し、(C2)球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときにその伝動手段が第1駆動手段と係合することを特徴とする第2研磨材カセット。
  4. (A)球搬送ユニットと、第1研磨材カセットと、第2研磨材カセットとからなり、(B)球搬送ユニットは、箱状のハウジングと、そのハウジング内に設けられた球搬送手段とを有し、(B1)ハウジングは、外部に開口する球入口と球出口が設けられているとともに、第1研磨材カセットと第2研磨材カセットの任意の1個を置換的に嵌合して固定することができる研磨材カセット収容空間を有し、(B2)球搬送手段は、ハウジング内に斜めの軸周りに回転自在に備えられたスクリューコンベアと、スクリューコンベアの外周の近傍に設けられ、スクリューコンベアとの間に軸方向に延びる球通路を形成するとともに、その球通路の一端は球入口に連通し、その球通路の他端は球出口に連通している球搬送ガイドと、スクリューコンベアを所定方向に回転させる第1駆動手段とからなり、(C)第1研磨材カセットは、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、そのカセット本体の中に蛇行状に詰めて収容され、一部がそのカセット本体の一側に設けられた研磨材出口から他側に設けられた研磨材入口までの間でカセット本体の外側面に水平方向移動可能に露出された無端帯状の研磨材と、カセット本体内の研磨材入口付近に設けられ、外側面に露出された研磨材を研磨材入口からカセット本体内に引き込む研磨材送り手段とを有し、(D)第2研磨材カセットは、背面側に開口する箱状に形成され、球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合して固定可能なカセット本体と、カセット本体の中に軸を斜めにした状態で回転可能に備えられ、カセット本体の背面に露出しているローラ状の研磨材と、そのローラ状の研磨材に回転力を伝達する伝動手段とを有し、(E)球搬送ユニットに、第1研磨材カセットが研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは研磨材送り手段と係合して無端帯状の研磨材を所定方向に移動させる第2駆動手段が備えられ、(F)球搬送ユニットの第1駆動手段は、スクリューコンベアを所定方向に回転させるとともに、第2研磨材カセットが球搬送ユニットの研磨材カセット収容空間に嵌合されたときは第2研磨材カセットの伝動手段と係合してローラ状の研磨材を所定方向に回転させることが可能であり、(G)球搬送ユニットに第1研磨材カセットのカセット本体が装着された状態においては、球搬送ユニットの球通路が第1研磨材カセットのカセット本体の外側面に露出された無端帯状の研磨材に対面して、球通路と無端帯状の研磨材との間に研磨領域が形成され、その研磨領域において球が研磨材の移動方向に対して斜め方向に搬送されるように第1駆動手段と第2駆動手段による回転方向が設定され、(H)球搬送ユニットに第2研磨材カセットのカセット本体が装着された状態においては、球通路とローラ状の研磨材との間にスクリューコンベアの軸に平行な研磨領域が形成されることを特徴とする球研磨装置。
JP2012054952A 2012-03-12 2012-03-12 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット Active JP5908753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012054952A JP5908753B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012054952A JP5908753B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016059345A Division JP5947991B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 遊技球研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013188255A true JP2013188255A (ja) 2013-09-26
JP5908753B2 JP5908753B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=49389184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012054952A Active JP5908753B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5908753B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013220161A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014144294A (ja) * 2014-01-09 2014-08-14 Sankyo Co Ltd 遊技機、及び研磨装置
JP2014144295A (ja) * 2014-01-09 2014-08-14 Sankyo Co Ltd 遊技機、及び研磨装置
JP2015144646A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社新興製作所 球研磨装置
JP2015144645A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社新興製作所 球研磨装置
JP2015192761A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社新興製作所 球研磨装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173616A (ja) * 1995-12-27 1997-07-08 Sankyo Kk 遊技媒体移動部材および遊技媒体磨き装置
JP2002301239A (ja) * 2001-04-04 2002-10-15 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2008132236A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Sayama Precision Ind Co パチンコ玉研磨装置
JP2009136569A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2012105798A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Joyco Systems Corp 遊技機の球研磨装置
JP2013169230A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Sankyo Co Ltd 封入式遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173616A (ja) * 1995-12-27 1997-07-08 Sankyo Kk 遊技媒体移動部材および遊技媒体磨き装置
JP2002301239A (ja) * 2001-04-04 2002-10-15 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2008132236A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Sayama Precision Ind Co パチンコ玉研磨装置
JP2009136569A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2012105798A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Joyco Systems Corp 遊技機の球研磨装置
JP2013169230A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Sankyo Co Ltd 封入式遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013220161A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014144294A (ja) * 2014-01-09 2014-08-14 Sankyo Co Ltd 遊技機、及び研磨装置
JP2014144295A (ja) * 2014-01-09 2014-08-14 Sankyo Co Ltd 遊技機、及び研磨装置
JP2015144646A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社新興製作所 球研磨装置
JP2015144645A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社新興製作所 球研磨装置
JP2015192761A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社新興製作所 球研磨装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5908753B2 (ja) 2016-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5908753B2 (ja) 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット
JP5667531B2 (ja) 揚送研磨装置
JP2012187382A5 (ja)
JP6285634B2 (ja) 遊技球研磨装置
JP4418816B2 (ja) メダル洗浄装置
JP5947991B2 (ja) 遊技球研磨装置
JPH10216338A (ja) 遊技装置
JP6033616B2 (ja) 揚送研磨装置
JP2008148906A (ja) 遊技場のメダル循環システム
JP4230183B2 (ja) 研磨装置
JP2000296256A (ja) メダル供給装置
JP4630840B2 (ja) 遊技媒体研磨装置
JP2004187816A (ja) コイン洗浄研磨装置
JP6560800B2 (ja) 球研磨装置
JP4643035B2 (ja) 遊技媒体洗浄装置
JP4813674B2 (ja) 遊技媒体洗浄装置
JP6393057B2 (ja) 球研磨装置
JP2543395Y2 (ja) 磨き剤分離機
JP2764483B2 (ja) コイン清浄装置
JP2013046670A (ja) 汚れ除去装置
JP5797474B2 (ja) 揚送研磨装置
JP5999620B2 (ja) 遊技媒体揚送磨き装置
JP6557449B2 (ja) 球研磨装置
JP6163076B2 (ja) 遊技用装置
JP5730509B2 (ja) 遊技場のメダル補給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5908753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250