JP2013187938A - 制御回路およびこれを備えたスイッチング電源 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、スイッチング電源を安定的に制御し且つ待機電力を削減する制御回路およびこれを備えたスイッチング電源を提供する。
【解決手段】 第1制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧が検出されスイッチのスイッチング動作が制御されて出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】 第1制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧が検出されスイッチのスイッチング動作が制御されて出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スイッチング電源を安定的に制御し且つ待機電力を削減する制御回路およびこれを備えたスイッチング電源に関する。
近年、デジタル機器の待機電力削減要求が高まり、特許文献1に示すような構成の電源回路が普及している。
特許文献1では、入力電源とトランスの一次巻線間に直列に介在するスイッチング素子と、このスイッチング素子をスイッチング動作させるスイッチング制御回路とを有し、上記トランスの二次巻線から電源出力電流を取り出すようにした電源回路であって、上記入力電源側から直接得られる電源を使って上記スイッチング制御回路に動作電流を供給する第1の電流供給回路と、上記スイッチング動作により得られる上記トランスの二次起電力を使って上記スイッチング制御回路に動作電流を供給する第2の電流供給回路と、この第2の電流供給回路が動作状態になったときに上記第1の電流供給回路をオフ状態に設定する起動時制御回路と、を備えた電源回路が開示されている。
特許文献1に開示された電源回路によれば、第2の電流供給回路が動作状態になったときに上記第1の電流供給回路をオフ状態に設定するように起動時制御回路が作用するので、第2の電流供給回路が動作状態になれば、特許文献1の図1に示された抵抗R1の損失を抑制することができる。そのため、特許文献1に開示された電源回路によれば、出力電流が0A又は微少電流の場合における電力、いわゆる待機電力を削減できる。
ところで、特許文献1の図1に開示された電源回路では、出力電圧(特許文献1の図1中C2の端子間電圧)を直接検出しフィードバック定電圧制御しているが、第2の電流供給回路はフィードバック定電圧制御されていないため、第2の電流供給回路からスイッチング制御回路に供給する電圧が不安定になり易い。
そこで、例えば、第2の電流供給回路が動作状態になったときに上記第1の電流供給回路をオフ状態にした後に、仮に、第2の電流供給回路からスイッチング制御回路に供給する電圧が所定値よりも低下したら、第1の電流供給回路をオフ状態からオン状態にし、スイッチング制御回路に供給する電圧が所定値まで上昇したら第1の電流供給回路をオフ状態にするといった、電源供給アシスト制御方法が考えられる。特許文献1の図1に開示された電源回路に、電源供給アシスト制御方法を採用すれば、スイッチング制御回路に供給する電圧を安定化することができる。
しかしながら、上記電源供給アシスト制御方法では、過負荷時に電源回路が垂下動作する場合には、第1の電流供給回路に流れる電流により第1の電流供給回路の発熱が大きくなってしまうということが懸念される。これは、上記電源供給アシスト制御方法において、過負荷時に電源回路が垂下動作する場合、第2の電流供給回路からスイッチング制御回路に供給する電圧が低下するため、スイッチング制御回路に供給する電圧も所定値よりも低下し、第1の電流供給回路がオン状態となることが継続してしまうからである。
また、特許文献1の図1に開示された電源回路は、第2の電流供給回路が動作状態になったときに上記第1の電流供給回路をオフ状態に設定して消費電力を削減できるものであるが、待機電力の更なる削減という課題に対しては十分な技術とは言えない。なぜならば、特許文献1の図1に開示された電源回路では、特許文献1の図1中に示された誤差アンプ13およびフォトカプラ14に電流を常時流して2次側の出力電圧を直接検出しフィードバック定電圧制御を行っているため、誤差アンプ13およびフォトカプラ14で電力を消費するからである。このような電力消費は、無負荷時や微少負荷時の高効率化を図る上では、大きな障害になる。
以上のように、従来技術においては、スイッチング制御回路に供給する電圧の安定性および電源供給アシスト制御方法を採用した場合の第1の電流供給回路の発熱対策という課題に加え、待機電力の更なる削減という課題があり、全ての課題を克服することは、従来技術の単なる寄せ集め等では極めて困難であった。
本発明は、スイッチング電源を安定的に制御し且つ待機電力を削減する制御回路およびこれを備えたスイッチング電源を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。
請求項1に記載の発明は、スイッチング制御が行われるスイッチと、入力部側からの供給電力をスイッチのスイッチング動作により電磁誘導を起こすことでエネルギー変換して出力部側に電力を出力しスイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有するトランスと、制御巻線に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる制御電源部と、を備えたスイッチング電源の動作を制御する制御回路において、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う第1制御部と、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う第2制御部と、スイッチング電源の入力部と制御電源部とを短絡又は開放させてスイッチング電源の入力部から制御電源部に電力を補充する電力補充スイッチを有し、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う補充制御部と、を備えたことを特徴とする制御回路を対象とする。
請求項1に記載の発明では、第1制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う。
請求項2に記載の発明は、補充制御部は、軽負荷または定常負荷の負荷状態を表す電圧信号を、所定の基準電圧と比較して、負荷状態を検出する比較器を備えたことを特徴とする制御回路を対象とする。
請求項2に記載の発明では、補充制御部の比較器は、軽負荷または定常負荷の負荷状態を表す電圧信号を、所定の基準電圧と比較して、負荷状態を検出する。
請求項3に記載の発明は、第1制御部は、比較器による負荷状態の検出に基づいて、第1制御を行うことを特徴とする制御回路を対象とする。
請求項3に記載の発明では、第1制御部は、比較器による負荷状態の検出に基づいて、第1制御を行う。
請求項4に記載の発明は、スイッチング制御が行われるスイッチと、スイッチングを制御する制御回路と、入力部側からの供給電力をスイッチのスイッチング動作により電磁誘導を起こすことでエネルギー変換して出力部側に電力を出力しスイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有するトランスと、制御巻線に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる制御電源部と、を備えたスイッチング電源において、制御回路は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う第1制御部と、スイッチング電源の出力電流の値が前記第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う第2制御部と、スイッチング電源の入力部と制御電源部とを短絡又は開放させてスイッチング電源の入力部から制御電源部に電力を補充する電力補充スイッチを有し、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を前記第1電圧まで上昇させ制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う補充制御部と、を備えたことを特徴とするスイッチング電源を対象とする。
請求項4に記載の発明では、制御回路がスイッチのスイッチング制御を行い、スイッチのスイッチング動作によりトランスが入力部側からの供給電力を電磁誘導でエネルギー変換して出力部側に電力を出力する。また、トランスは、スイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有しており、この制御巻線に発生する電圧を制御電源部が整流して電荷を蓄え、スイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる。第1制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う。
請求項1に記載の発明によれば、第1制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う。そのため、制御電圧の安定性が確保され、且つ、制御回路の発熱問題が解消され、待機電力の更なる削減が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、補充制御部の比較器は、軽負荷または定常負荷の負荷状態を表す電圧信号を、所定の基準電圧と比較して、負荷状態を検出する。そのため、第1制御と第2制御とを確実かつ容易に切替えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1制御部は、比較器による負荷状態の検出に基づいて、第1制御を行う。そのため、第1制御と第2制御とを確実かつ容易に切替えることができ、第1制御と第2制御との切替え動作を安定的に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御回路がスイッチのスイッチング制御を行い、スイッチのスイッチング動作によりトランスが入力部側からの供給電力を電磁誘導でエネルギー変換して出力部側に電力を出力する。また、トランスは、スイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有しており、この制御巻線に発生する電圧を制御電源部が整流して電荷を蓄え、スイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる。第1制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部は、スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出しスイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチをオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチをオフさせる制御を行う。そのため、制御電圧の安定性が確保され、且つ、制御回路の発熱問題が解消され、待機電力の更なる削減が可能となる。
<本発明を実施するための形態に係るスイッチング電源の構成>
図1は、本発明を実施するための形態に係るスイッチング電源を示した回路図である。スイッチング電源1は、スイッチング制御が行われるスイッチQ10と、スイッチQ10のオン・オフを制御する制御回路10と、入力部側からの供給電力をスイッチQ10のスイッチング動作により電磁誘導を起こすことでエネルギー変換して出力部側に電力を出力しスイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線L11を有するトランスT10と、制御巻線L11に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる制御電源部20と、を備えている。
図1は、本発明を実施するための形態に係るスイッチング電源を示した回路図である。スイッチング電源1は、スイッチング制御が行われるスイッチQ10と、スイッチQ10のオン・オフを制御する制御回路10と、入力部側からの供給電力をスイッチQ10のスイッチング動作により電磁誘導を起こすことでエネルギー変換して出力部側に電力を出力しスイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線L11を有するトランスT10と、制御巻線L11に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる制御電源部20と、を備えている。
トランスT10は、スイッチング電源1の一次側と二次側とを絶縁し電力変換するものであり、一次巻線L10と、制御巻線L11と、二次巻線L12および図示しない磁性コア部材と、で構成されている。スイッチQ10としては、例えば、MOSFETまたはIGBTが実施可能であるが、本実施形態ではNチャネルのMOSFETを用いている。
また、スイッチング電源1は、AC入力電源を整流する一次整流部30と、直流整流して出力する二次整流部40と、二次側の直流電圧出力をフィードバック制御する出力電圧制御部50と、を備えている。一次整流部30の出力はスイッチQ10を介してトランスT10の一次巻線L10に接続されている。二次整流部40の入力はトランスT10の二次巻線L12に接続されている。また、二次整流部40の出力には、負荷が接続される。本実施形態においてはマイコン(以下、「マイコン80」とする。)を用いる。
本実施形態に係る一次整流部30は、ブリッジダイオードD10およびコンデンサC10で構成され、コンデンサC10の両端はブリッジダイオードD10の出力端子間に接続されて、AC入力電源を一次側で整流するものである。本実施形態に係る二次整流部40は、ダイオードD12およびコンデンサC12で構成され、ダイオードD12のアノードはトランスT10の二次巻線L12の一端に接続され、カソードはコンデンサC12の正極端子と一方の出力端子OUTに接続される。コンデンサC12の負極端子はトランスT10の二次巻線L12の他端、他方の出力端子GND2、及び2つのフォトカプラPC1,PC2に接続され、トランスT10の二次側出力を整流するものである。制御電源部20は、ダイオードD11およびコンデンサC11で構成され、二次整流部と相対する構成にしてある。トランスT10の制御巻線L11に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を制御回路10に供給するようになっている。出力電圧制御部50は二次整流部40とフォトカプラPC2に接続される。
<本発明を実施するための形態に係る制御回路の構成>
次に、本発明の一実施の形態に係る制御回路の構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る制御回路のブロック図である。
次に、本発明の一実施の形態に係る制御回路の構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る制御回路のブロック図である。
図2に示す制御回路10は、第1制御部100と、第2制御部200と、補充制御部500と、を備えている。更に、制御回路10は、ドライバー部300と、タイマー停止部400と、を備えている。
本実施形態に係る制御回路10は、Vcc、Vin、VG、FB、ZCおよびGND端子を有している。Vcc端子は、制御電源部20のダイオードD11のカソードと、コンデンサC11の正極端子と、に接続されている。Vin端子は、トランスT10の一次巻線L10の一端と、一次整流部30のコンデンサC10の正極端子と、に接続されている。VG端子は、スイッチQ10のゲートに接続されている。FB端子は、フォトカプラPC2に接続されている。ZC端子は、制御電源部20のダイオードD11のアノードと、トランスT10の制御巻線L11の一端と、フォトカプラPC1と、に接続されている。GND端子は、一次整流部30のコンデンサC10の負極端子と、スイッチQ10のソースと、コンデンサC11の負極端子と、トランスT10の制御巻線L11の他端と、に接続されている。
図3は、図2の制御回路10における第1制御部100の内部回路図である。第1制御部100は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行うものである。第1制御部100は、否定論理積NAND110と、比較器COMP111と、を有している。否定論理積NAND110は、後述の補充制御部500の比較器COMP521の出力信号および比較器COMP111の出力信号のいずれの信号もHighになる条件で、ドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部にLow信号を出力するものである。
具体的には、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には、マイコン80がフォトカプラPC1をオフさせるようになっており、フォトカプラPC1がオフすると、後述の補充制御部500のCOMP521の出力信号がHighになる。そのため、否定論理積NAND110は、制御電圧の値が第1電圧よりも高くなりCOMP111の出力信号がHighになれば、否定論理積NAND110の出力端からドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部にLow信号を出力するようにしてある。ドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部にLow信号が出力されると、否定論理積NAND301から駆動回路302にHigh信号が出力されるようにしてある。
図4は、図2の制御回路10における第2制御部200の内部回路図である。第2制御部200は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源1の出力部側の出力電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行うものである。第2制御部200は、タイマー回路210と、比較器COMP211と、を有している。タイマー回路210は、比較器COMP211の反転入力端とGND端子との間に接続され、比較器COMP211の反転入力端の基準電位を時間に対して変化させるようにしてある。本実施形態に係るタイマー回路210は、反転入力端の基準電位を時間に対して比例的に変化させるようになっている。比較器COMP211の非反転入力端は、FB端子を介して、フォトカプラPC2に接続されている。
比較器COMP211は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源1の出力部側の出力電圧を、出力電圧制御部50およびフォトカプラPC2を介してFB端子−GND端子間の電圧変化により検出するようにしてある。また、比較器COMP211は、反転入力端の基準電位とFB端子の電位とを比較するようにしてある。比較器COMP211は、FB端子の電位が反転入力端の基準電位以上の場合にHigh信号をドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部に出力し、FB端子の電位が反転入力端の基準電位未満の場合にLow信号を、ドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部に出力し、スイッチQ10のスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行うようにしてある。
ドライバー部300は、否定論理積NAND301と、駆動回路302と、を有している。否定論理積NAND301は、第1制御部100、第2制御部200およびタイマー停止部400のうちいずれかからの信号がLowになる条件で、駆動回路302にHigh信号を出力するものである。駆動回路302は、否定論理積NAND301が出力する信号に基づいて、スイッチQ10のスイッチング駆動を制御するものであり、否定論理積NAND301が出力する信号がHigh信号の場合はスイッチQ10をオフさせ、否定論理積NAND301が出力する信号がLow信号の場合はスイッチQ10をオンさせるようにしてある。
図5は、図2の制御回路10における補充制御部500の内部回路図である。補充制御部500は、スイッチング電源1の入力部と制御電源部20とを短絡又は開放させてスイッチング電源1の入力部から制御電源部20に電力を補充する電力補充スイッチQ510を有し、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチQ510をオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチQ510をオフさせる制御を行い、第1制御において電力補充スイッチQ510をオフさせる制御を行うものである。
補充制御部500は、電力補充スイッチQ510と、スイッチQ520と、スイッチQ530と、比較器COMP510と、比較器COMP521と、抵抗R510と、を有している。電力補充スイッチQ510と、スイッチQ520と、スイッチQ530は、例えば、Nch−MOSFETを用いて構成することができる。電力補充スイッチQ510のドレインとVin端子、ソースとVcc端子、ゲートとスイッチQ520のドレインおよびスイッチQ530のドレインとがそれぞれ接続されている。電力補充スイッチQ510のドレインには、抵抗R510の一端が接続され、抵抗R510の他端は、電力補充スイッチQ510のゲートに接続されている。スイッチQ520のゲートは、比較器COMP510の出力端に接続され、スイッチQ520のソースは、GND端子に接続されている。比較器COMP510の非反転入力端は、Vcc端子に接続され、比較器COMP510の反転入力端は、基準電源Vref510に接続されている。スイッチQ530のゲートは、比較器COMP521の出力端、タイマー停止部400および第1制御部100の否定論理積NAND110の入力端に接続されている。比較器COMP521の非反転入力端は、ZC端子に接続され、比較器COMP521の反転入力端は、基準電源Vref521に接続されている。比較器COMP521は、ZC端子電圧と基準電源Vref521の基準電圧を比較し、ZC端子電圧が基準電源Vref521の基準電圧より高ければ、スイッチQ530ゲートと、タイマー停止部400と、第1制御部100内の否定論理積NAND110入力端子と、にHigh信号を出力するようにしてある。
補充制御部500は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合に電力補充スイッチQ510をオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチQ510をオフさせる。この制御は、比較器COMP510が基準電源Vref510の基準電圧と制御電圧を比較することによって行われる。また、第1制御において電力補充スイッチQ510をオフさせる制御は、比較器COMP521の出力端がHighの場合になされる。すなわち、第1制御において電力補充スイッチQ510をオフさせる制御は、ZC端子−GND端子電圧が基準電源Vref521の基準電圧以上となった場合に、比較器COMP521の出力端がHighとなることでなされるようになっている。ZC端子−GND端子電圧が基準電源Vref521の基準電圧以上となるのは、マイコン80からの信号でフォトカプラPC1の一次側がオフとなった場合である。すなわち、第1制御と第2制御は、マイコン80からの信号に基づいて切り替えられるようにしてある。
なお、上記スイッチング電源1、スイッチQ10、トランスT10、制御電源部20、制御回路10、第1制御部100、第2制御部200、補充制御部500および電力補充スイッチQ510は、それぞれ本発明に係るスイッチング電源、スイッチ、トランス、制御電源部、制御回路、第1制御部、第2制御部、補充制御部および電力補充スイッチに相当する。
<本実施形態に係る制御回路およびこれを備えたスイッチング電源の動作>
続いて、本実施形態に係る制御回路10およびこれを備えたスイッチング電源1の動作について説明する。
続いて、本実施形態に係る制御回路10およびこれを備えたスイッチング電源1の動作について説明する。
本実施形態に係るスイッチング電源1では、制御回路10によりスイッチQ10のスイッチング制御が行われ、スイッチQ10のスイッチング動作によりトランスT10が入力部側からの供給電力を電磁誘導でエネルギー変換させ出力部側に電力を出力する。また、トランスT10は、スイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有しており、この制御巻線に発生する電圧を制御電源部20が整流して電荷をコンデンサC11に蓄え、スイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる。
また、本実施形態に係る制御回路10では、第1制御部100は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。
第1制御は、以下のようにして制御される。第1制御においては、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時になる条件で、マイコン80がフォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタをオフさせる。フォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタがオフすると、補充制御部500の比較器COMP521の出力信号がHighになる。この状態で、制御電圧の値が第1電圧よりも高くなると、COMP111の出力信号がHighになり、否定論理積NAND110からドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部にLow信号が入力される。否定論理積NAND301の入力部にLow信号が入力されると、否定論理積NAND301から駆動回路302にHigh信号が出力される。駆動回路302は、否定論理積NAND301が出力する信号に基づいて、スイッチQ10のスイッチング駆動を制御するため、否定論理積NAND301が出力する信号がHigh信号の場合はスイッチQ10をオフさせる。また、マイコン80がフォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタをオフさせている状態において、制御電圧の値が第1電圧よりも低くなると、COMP111の出力信号がLowになり、否定論理積NAND110からドライバー部300の否定論理積NAND301の入力部にHigh信号が入力される。否定論理積NAND301の入力部にHigh信号が入力されると、否定論理積NAND301から駆動回路302にLow信号が出力される。駆動回路302は、否定論理積NAND301が出力する信号に基づいて、スイッチQ10のスイッチング駆動を制御するため、否定論理積NAND301が出力する信号がLow信号の場合はスイッチQ10をオンさせる。これにより、第1制御においては、制御電圧が第1電圧に安定制御される。
制御回路10では、第2制御部200は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源1の出力部側の出力電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。
第2制御は、以下のようにして制御される。第2制御においては、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時には、マイコン80がフォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタをオンさせる。そして、フォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタがオンすると、補充制御部500のCOMP521の出力信号がLow信号になる。そうすると、否定論理積NAND110は、比較器COMP111の出力状態に関わらず、High信号を出力する。否定論理積NAND110の出力信号がHighになると、否定論理積NAND301の出力端は、第2制御部200の比較器COMP211およびタイマー停止部400の出力状態に応じた電位になる。すなわち、タイマー停止部400の出力信号がHigh信号であれば、スイッチQ10は、第2制御部200の比較器COMP211の出力信号に対応して、ドライバー部300を介し、スイッチング動作が制御されることとなる。第2制御においては、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にスイッチング電源1の出力部側の出力電圧が検出され、出力電圧の検出に対応してフォトカプラPC2の一次側フォトトランジスタのコレクタ・エミッタ間のインピーダンスが変化するため、FB端子の電位が変化する。そうすると、FB端子の電位変化に応じて比較器COMP211の出力信号が変化し、スイッチQ10はドライバー部300を介してスイッチング動作が制御されることとなる。このようにして、制御回路10では、第2制御部200は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源1の出力部側の出力電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。
制御回路10では、補充制御部は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチQ510をオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチQ510をオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチQ510をオフさせる制御を行う。
以上のように、本発明を実施するための形態に係る制御回路10およびこれを備えたスイッチング電源1によれば、制御回路10によりスイッチQ10のスイッチング制御が行われ、スイッチQ10のスイッチング動作によりトランスT10が入力部側からの供給電力を電磁誘導でエネルギー変換させ出力部側に電力を出力する。また、トランスT10は、スイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線L11を有しており、この制御巻線L11に発生する電圧を制御電源部20が整流して電荷を蓄え、スイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる。第1制御部100は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には制御電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作を制御して制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う。また、第2制御部200は、スイッチング電源1の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時にはスイッチング電源1の出力部側の出力電圧を検出しスイッチQ10のスイッチング動作が制御されて出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う。補充制御部500は、第2制御において制御電圧が第1電圧未満となった場合には電力補充スイッチQ510をオンさせて制御電圧を第1電圧まで上昇させ、制御電圧が第1電圧以上となった場合は電力補充スイッチQ510をオフさせる制御を行い、第1制御においては電力補充スイッチQ510をオフさせる制御を行う。そのため、制御電圧の安定性が確保され、且つ、制御回路の発熱問題が解消され、待機電力の更なる削減が可能となる。
また、本発明を実施するための形態に係る制御回路10およびこれを備えたスイッチング電源1によれば、補充制御部500の比較器COMP521は、軽負荷または定常負荷の負荷状態を表す電圧信号を、基準電源Vref521によって生成される所定の基準電圧と比較して、負荷状態を検出する。そのため、第1制御と第2制御とを確実かつ容易に切替えることができる。
更に本発明を実施するための形態に係る制御回路10およびこれを備えたスイッチング電源1によれば、第1制御部100は、比較器COMP521による負荷状態の検出に基づいて、第1制御を行う。そのため、第1制御と第2制御とを確実かつ容易に切替えることができ、第1制御と第2制御との切替え動作を安定的に行うことができる。
以上のように、本発明を実施するための形態に係る制御回路10およびこれを備えたスイッチング電源1によれば、制御電圧の安定性を確保と、制御回路10の第1の電流供給回路の発熱対策と、待機電力の更なる削減という従来技術では克服することが極めて困難であった課題を解決することができる。
なお、図1に示すスイッチング電源1はフライバック方式の構成を一例としたものであるが、本発明に係る制御回路は、フォワード方式のスイッチング電源に適用しても良い。
本実施形態の制御回路10は、1チップに制御回路を搭載した集積回路として、そのまま適用しても良い。また、本実施形態の制御回路10およびスイッチQ10等を単一のパッケージに搭載したモジュールや、制御回路10およびスイッチQ10等を1チップに搭載し単一のパッケージに搭載したモジュールにしても良い。これらのような構成にすることで、更なる低コスト化、省スペース化および設計容易化を図ることができる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値等による限定は受けない。
1: スイッチング電源
10:制御回路
100:第1制御部
200:第2制御部
300:ドライバー部
400:タイマー停止部
500:補充制御部
Q10:スイッチ
Q510:電力補充スイッチ
10:制御回路
100:第1制御部
200:第2制御部
300:ドライバー部
400:タイマー停止部
500:補充制御部
Q10:スイッチ
Q510:電力補充スイッチ
Claims (4)
- スイッチング制御が行われるスイッチと、入力部側からの供給電力を前記スイッチのスイッチング動作により電磁誘導を起こすことでエネルギー変換して出力部側に電力を出力しスイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有するトランスと、前記制御巻線に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる制御電源部と、を備えたスイッチング電源の動作を制御する制御回路において、
前記スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には前記制御電圧を検出し前記スイッチの前記スイッチング動作を制御して前記制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う第1制御部と、
前記スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値より大きい定常負荷時には前記スイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出し前記スイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う第2制御部と、
前記スイッチング電源の入力部と前記制御電源部とを短絡又は開放させて前記スイッチング電源の入力部から前記制御電源部に電力を補充する電力補充スイッチを有し、前記第2制御において前記制御電圧が第1電圧未満となった場合には前記電力補充スイッチをオンさせて前記制御電圧を第1電圧まで上昇させ前記制御電圧が第1電圧以上となった場合は前記電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、前記第1制御においては前記電力補充スイッチをオフさせる制御を行う補充制御部と、
を備えたことを特徴とする制御回路。 - 請求項1記載の制御回路に於いて、
前記補充制御部は、軽負荷または定常負荷の負荷状態を表す電圧信号を、所定の基準電圧と比較して、負荷状態を検出する比較器を備えたことを特徴とする制御回路。 - 請求項2記載の制御回路に於いて、
前記第1制御部は、前記比較器による負荷状態の検出に基づいて、第1制御を行うことを特徴とする制御回路。 - スイッチング制御が行われるスイッチと、前記スイッチングを制御する制御回路と、入力部側からの供給電力を前記スイッチのスイッチング動作により電磁誘導を起こすことでエネルギー変換して出力部側に電力を出力しスイッチング制御に必要な電力源となる電圧を発生させる制御巻線を有するトランスと、前記制御巻線に発生する電圧を整流して電荷を蓄えてスイッチング制御に必要な制御電圧を発生させる制御電源部と、を備えたスイッチング電源において、
前記制御回路は、
前記スイッチング電源の出力電流の値が第1電流値以下の軽負荷時には前記制御電圧を検出しス前記イッチのスイッチング動作を制御して前記制御電圧の値が第1電圧となるように第1制御を行う第1制御部と、
前記スイッチング電源の出力電流の値が前記第1電流値より大きい定常負荷時には前記スイッチング電源の出力部側の出力電圧を検出し前記スイッチのスイッチング動作を制御して出力電圧の値が第2電圧となるよう第2制御を行う第2制御部と、
前記スイッチング電源の入力部と前記制御電源部とを短絡又は開放させて前記スイッチング電源の入力部から前記制御電源部に電力を補充する電力補充スイッチを有し、前記第2制御において前記制御電圧が前記第1電圧未満となった場合には前記電力補充スイッチをオンさせて前記制御電圧を前記第1電圧まで上昇させ前記制御電圧が前記第1電圧以上となった場合は前記電力補充スイッチをオフさせる制御を行い、前記第1制御においては前記電力補充スイッチをオフさせる制御を行う補充制御部と、
を備えたことを特徴とするスイッチング電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012049100A JP2013187938A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 制御回路およびこれを備えたスイッチング電源 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012049100A JP2013187938A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 制御回路およびこれを備えたスイッチング電源 |
Publications (1)
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JP2013187938A true JP2013187938A (ja) | 2013-09-19 |
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ID=49388958
Family Applications (1)
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JP2012049100A Pending JP2013187938A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 制御回路およびこれを備えたスイッチング電源 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013187938A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11133700B2 (en) | 2017-04-25 | 2021-09-28 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Power supply device and charging control method |
-
2012
- 2012-03-06 JP JP2012049100A patent/JP2013187938A/ja active Pending
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