JP2013184744A - 蓋材及び包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】一部が剥離する構造を有する蓋材において、開封時に容器本体に残滓の発生を防止する。
【解決手段】容器本体の開口を覆って容器本体を封止する蓋材であって、蓋材は容器本体の開口の外縁のフランジに接着される下部シートと、下部シートの上に積層される上部シートとからなり、外縁の一部に接続された剥離用タブを備え、蓋材の下側シート側には、剥離用タブの近傍の領域において、複数の環状のハーフカットが設けられ、環状のハーフカットが設けられている領域より剥離用タブ側の領域において、下部シートを横断する第1ハーフカットが設けられ、第1ハーフカットと環状のハーフカットが設けられている領域との間の領域において、第1ハーフカット及び蓋材の外縁に接続しない少なくとも1本の第2ハーフカットが設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、食品等が収められた容器本体を封止するための蓋体と、その蓋体を含む容器とに関する。
即席焼きそば等の即席の食品は包装容器に収められて販売され、ユーザはその食品を購入し、包装容器の内部に熱湯を注いで加熱、湯戻しすることによりその食品を調理して食する。即席の焼きそばを調理する場合、包装容器の内部に熱湯を注いで加熱調理を行った後、包装容器から湯を排出する必要がある。そのため、即席の焼きそばが収められた包装容器は、包装容器から湯を排出するため湯切り孔が現出する構造が設けられた蓋材を有している。
蓋材は上部シートと下部シートとを有しており、複数個の環状のハーフカットが下部シート側に設けられている。下部シートの環状のハーフカットが設けられている領域に重ねられる上部シート領域は、剥離可能な状態で下部シートに接着されている。
環状のハーフカットが設けられている領域の近傍の外縁にはタブが設けられている。タブの近傍には、上部シートを下部シートから剥離させるために、剥離開始位置としてハーフカットが下部シート側に設けられている。ユーザ(消費者等)は、タブをつまみ、上部シートを下部シートから剥離する。これにより、環状のハーフカットに囲まれた下部シートの領域が、上部シートに随伴して離脱し湯切り孔が現れ、ユーザは包装容器に注いだ湯を包装容器から排出することができる。
製造時において、剥離開始位置となるハーフカットの位置がばらついたり、蓋材を容器本体に接着させる際のヒートシールにおいて位置ずれが発生したりすることにより、ハーフカットの位置が容器本体に対してばらつく場合がある。その場合、蓋材の剥離エラーが発生することがある。剥離エラーを回避するために、互いに交差しない複数のハーフカットを下部シートに設けて、いずれかのハーフカットを有効に機能させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−276753号公報
このような蓋材の平面図を図9に示す。図9において示すように、蓋材6の下部シート側に形成された2つのハーフカットのうち、内側のハーフカット61の両端が蓋材6の外縁に位置しており、外側のハーフカット62の両端が蓋材6の外縁より内側に位置している。内側のハーフカット61及び外側のハーフカット62が容器本体のフランジ上に位置している場合、外側のハーフカット62が剥離開始位置となることにより上部シートが下部シートから剥離された後に、その剥離の向きと反対の向きに蓋材6が容器本体から剥離されるとき、内側のハーフカット61と外側のハーフカット62とによって囲まれた領域63がフランジ上に残る。
図10に他の蓋材の例を示す。図10は、蓋材7の上面のタブ部分近傍を示している。図10の(A)に示すように、蓋材7の下部シート側には、内側のハーフカット71及び外側のハーフカット72が平行に設けられており、加えて両方のハーフカットの両端が蓋材7の外縁に位置している。両方のハーフカットが容器本体のフランジ上に位置している場合、外側のハーフカット72が剥離開始位置となることにより上部シートが蓋材7から剥離された後に、その剥離の向きと反対の向きに蓋材7が容器本体から剥離されるとき、図10の(B)に示すように、内側のハーフカット71と外側のハーフカット72とによって囲まれた領域73がフランジ11上に残る。このように、下部シートの一部がフランジ11上に残ると、美観を損なうだけでなく、不衛生となるおそれがある。
本発明は、一部を剥離して開封する構造を有する蓋材において、開封時に容器本体に蓋材の一部が残るなど残滓の発生を防止することを目的とする。
本発明は、容器本体の開口を覆って容器本体を封止する蓋材であって、蓋材は、容器本体の開口の外縁のフランジに接着される下部シートと、下部シートの上に積層される上部シートとからなり、外縁の一部に接続された剥離用タブを備え、蓋材の下部シート側には、剥離用タブの近傍の領域において、複数の環状のハーフカットが設けられている。そして前述の環状のハーフカットが設けられている領域より剥離用タブ側の領域において、下部シートを横断する第1ハーフカットが設けられ、第1ハーフカットと環状のハーフカットが設けられている領域との間の領域において、第1ハーフカット及び蓋材の外縁に接続しない少なくとも1本の第2ハーフカットが設けられている。
本発明によれば、一部を剥離して開封する構造を有する蓋材において、開封時に容器本体に蓋材の一部が残るなど残滓の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る包装容器の分解斜視図 本発明の実施の形態に係る包装容器の断面図 本発明の実施の形態に係る包装容器の断面図 本発明の実施の形態に係る蓋材の図 本発明の実施例に係る蓋材の平面図および包装容器の断面図 本発明の実施例に係る蓋材の平面図 第1の比較例に係る蓋材の平面図 第2の比較例に係る蓋材の平面図 従来の蓋材の平面図 従来の蓋材の課題を示す図
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態の包装容器100の構成を説明する。図1は本発明の実施の形態の包装容器100の分解斜視図であり、図2は図1のA−A´線における包装容器100の断面図である。図1及び2に示す通り、包装容器100は、開口が設けられている容器本体1と、容器本体1の開口を覆う蓋材2とを有する。容器本体1の形状は一例として四角錐台状であって、容器本体1は正四角形状の底部と底部各辺から立設された側面部とを有し、各側面部の上端には開口の外縁部となるフランジ11が形成されている。
蓋材2は、容器本体1のフランジ11に接着される下部シート21と、下部シート21の上に重ねられる上部シート22とからなる。図1及び図2に示す通り、蓋材2の外縁の一部には、剥離用タブである第1タブ2aが設けられており、その対角の位置の外縁には、第2タブ2bが設けられている。
加えて、蓋材2の、第1タブ2aの近傍の内側領域における下部シート21には、複数個の環状のハーフカット2cが形成されている。更に、前述の下部シート21には、前述のハーフカット2cが設けられている領域より第1タブ2a側の領域において、第1ハーフカット2dが形成されている。第1ハーフカット2dは、蓋材2の第1タブ2aの外縁に向かって凸形状を有する。更にまた、前述の下部シート21には、前述の第1ハーフカット2dと前述のハーフカット2cとが形成されている間の領域において、第1ハーフカット2dおよび蓋材2の外縁のいずれにも連接しない形で第2ハーフカット2eが形成されている。第2ハーフカット2eの両端は、蓋材2の外縁から例えば1mm以上離れている。
蓋材2の、環状のハーフカット2cが設けられている領域は、少なくとも上部シート22と下部シート21とが剥離可能な状態で接着され、他の領域は、上部シート22と下部シート21とが剥離困難な強度で接着されていればよい。上部シート22に、剥離可能領域と接着領域との境界においてハーフカットを設けてもよい。また上部シート22と下部シート21とを全面に亘って剥離可能に設けてもよい。
次に、本発明の実施の形態の包装容器100の使用方法の一例を説明する。焼きそば用の麺が包装容器100の容器本体1に収められ、蓋材2の下部シート21を容器本体1のフランジ11に接着することにより、容器本体1の開口が蓋材2によって覆われている。
ユーザは、まず、蓋材2の第2タブ2bをつまんで、上方に引っ張ることで、蓋材2の一部を容器本体1から剥離する。これにより、包装容器100の一部が開封される。同時にユーザは、包装容器100に同梱されている調味料を取り出す。図3は、一部が開封された状態の包装容器100の断面図である。
そして、ユーザは、包装容器100の開封された部分から、容器本体1の内部に熱湯を注ぎ、蓋材2をもとの位置に戻して閉蓋する。これにより、前述の蓋材2の一部を開封することによって出現した容器本体1の開口が再び覆われる。
続いて、ユーザは、熱湯を注いで再封し焼きそば用等の麺を湯戻しするための時間が経過した後、蓋材2の第1タブ2aをつまんで、上方に引っ張ることで、ハーフカット2cが設けられている領域において、上部シート22は、第1ハーフカット2d又は第2ハーフカット2eのいずれかを剥離開始位置として下部シート21から剥離される。この際、下部シート21のハーフカット21cに囲まれた領域は、上部シート22に随伴して離脱し、複数個の湯切り孔が現れる。ユーザは、容器本体1の内部の湯を前述の湯切り孔から包装容器100の外部に排出する。
最後に、ユーザは、蓋材2の第2タブ2bをつまみ、蓋材2全体を容器本体1から剥離し調味料と混ぜ合わせることで、ユーザが焼きそばを食することができる状態になる。
ユーザが第1タブ2aをつまんで上部シート22を剥離する際、上部シート22は第1ハーフカット2d又は第2ハーフカット2eのいずれかを剥離開始位置として下部シート21から剥離される。
上部シート22が第2ハーフカット2eを剥離開始位置として容器本体1から剥離された場合、最終的に蓋材2全体が容器本体1から剥離されるとき、容器本体1のフランジ11には下部シート21は全く残らない。
他方、上部シート22が第1ハーフカット2dを剥離開始位置として下部シート21から剥離された場合、最終的に蓋材2全体が容器本体1から剥離されるとき、容器本体1のフランジ11には、下部シート21の第1ハーフカット2dと第2ハーフカット2eとによって挟まれる領域が残されるようにも思われる。しかし、第2ハーフカット2eの両端は下部シート21の外縁には連接(接続)していないため、下部シート21の第1ハーフカット2dと第2ハーフカット2eとによって挟まれる領域は、孤立しておらず、下部シート21の第2タブ2bが設けられている領域と連続している。そのため、蓋材2が容器本体1から最終的に剥離されるとき、下部シート21の第1ハーフカット2dと第2ハーフカット2eとによって挟まれる領域は、第2タブ2bをつまんで蓋材2を剥離する際、他の領域とともに容器本体1から剥離される。すなわち、容器本体1のフランジ11には下部シート21は全く残らない。
その際、第2ハーフカット2eの両端の延長部分は、第1ハーフカット2dと交差するのが好ましい。これにより、第2タブ2bをつまんで蓋材2を剥離する際、仮に第2ハーフカット2eの端部から下部シート21の破断が発生しても、破断が蓋材2の外縁に達する前に、第2タブ2bからの引っ張り力が、第1ハーフカット2dに伝わり、第1ハーフカット2dからの剥離が開始されるため、容器本体1のフランジ11に下部シート21が残る事態を回避できる。
上述した実施の形態では、第2ハーフカット2eは下部シート21の第1ハーフカット2dに対して平行な直線状となっている。しかしながら、第2ハーフカット2eは、第1タブ2aと反対側の第2タブ2bに向かって凸形状を有していてもよいし、直線状であってもよい。
上述した実施の形態では、下部シート21には、第1ハーフカット2dと第2ハーフカット2eとが設けられている。しかしながら、蓋材2には、下部シート21の第2ハーフカット2eと環状のハーフカット2cが設けられている領域との間の領域において、1つ又は2つ以上のハーフカットが更に設けられていてもよい。図4は、第2ハーフカット2eと環状のハーフカット2cが設けられている領域との間の領域において、第3ハーフカット2fが設けられている蓋材2の平面図である。
なお、上述した実施の形態では、容器本体1の形状は四角錐台状であるが、容器本体1の形状はこれに限定されず、円錐台等であってもよい。同様に、蓋材2は容器本体1の開口を覆うものであればよく、四角形状以外の形状であってもよい。
以下に、本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
第1の実施例は、図4に示した蓋材2である。蓋材2は、上部シート22として、紙(104.7g/m2)、ポリエチレン(20μm)を、下部シート21としてポリエチレンテレフタレート(12μm)、アルミニウム(9μm)及び押出シーラント(20μm)の各層を積層することによって構成されている。
蓋材2は、容器本体1のフランジ11に接着される下部シート21と、下部シート21の上に重ねられる上部シート22とからなる。蓋材2の外縁の一部には、第1タブ2aが設けられており、その対角の位置の外縁には、第2タブ2bが設けられている。
第1タブ2aの近傍の内側領域における下部シート21には、複数個の環状のハーフカット2cが形成されている。更に、前述の下部シート21には、前述のハーフカット2cが設けられている領域より第1タブ2a側の領域において、第1ハーフカット2dが形成されている。第1ハーフカット2dは、蓋材2の第1タブ2aの外縁に向かって凸形状を有する。更にまた、前述の下部シート21には、前述の第1ハーフカット2dと前述のハーフカット2cとが形成されている間の領域において、第1ハーフカット2dおよび蓋材2の外縁のいずれにも連接しない形で直線状の第2ハーフカット2eが形成されている。第2ハーフカット2eの両端は、蓋材2の外縁から例えば1mm以上離れている。また、下部シート21には、第2ハーフカット2eと環状のハーフカット2cが設けられている領域との間の領域において、第2ハーフカット2eに平行、かつ、蓋材2の外縁に連接しない、直線状の第3ハーフカット2fが設けられている。
蓋材2の、環状のハーフカット2cが設けられている領域は、上部シート22と下部シート21とが剥離可能な状態で接着され、他の領域は、上部シート22と下部シート21とが剥離困難な強度で接着されている。
(実施例2)
図5の(A)は、第2の実施例に係る蓋材3の平面図である。図5の(B)は、蓋材3を、円錐台状の容器本体1にヒートシールして包装容器100を形成した際の、図5の(A)に示すB−B´線に沿った断面図である。蓋材3は、直径が166mmの円形状のシートである。
蓋材3は、上部シート32として、紙(104.7g/m2)、ポリエチレン(20μm)を、下部シート31としてポリエチレンテレフタレート(12μm)、アルミニウム(9μm)及び押出シーラント(20μm)の各層を積層することによって構成されている。
蓋材3は、容器本体1のフランジ11に接着される下部シート31と、下部シート31の上に重ねられる上部シート32とからなる。蓋材3の外縁の一部には、第1タブ3aが設けられており、蓋材3の中心に関して第1タブ3aと対称の位置の外縁には、第2タブ3bが設けられている。
第1タブ3aの近傍の内側領域における下部シート31には、複数個の環状のハーフカット3cが形成されている。更に、前述の下部シート31には、前述のハーフカット3cが設けられている領域より第1タブ3a側の領域において、第1ハーフカット3dが形成されている。第1ハーフカット3dは、蓋材3の第1タブ3aの外縁に向かって凸形状を有する。更にまた、前述の下部シート31には、前述の第1ハーフカット3dと前述のハーフカット3cとが形成されている間の領域において、第1ハーフカット3dおよび蓋材3の外縁のいずれにも連接しない形で第2ハーフカット3eが形成されている。第2ハーフカット3eの両端は、蓋材3の外縁から例えば1mm以上離れている。また、下部シート31には、第2ハーフカット3eと環状のハーフカット3cが設けられている領域との間の領域において、蓋材3の外縁に連接しない、直線状の第3ハーフカット3fが設けられている。
第2ハーフカット3e及び第3ハーフカット3fは、第1ハーフカット3dの反対側に向かって凸形状を有する。第2ハーフカット3e及び第3ハーフカット3fのそれぞれの端部から第1ハーフカット3dまでの距離は1.5mmである。また、蓋材3の上部シート32には、上部シート32を下部シート31から部分剥離するための剥離停止線として、ハーフカット3xが形成されている。蓋材3の、環状のハーフカット3cが設けられ、ハーフカット3xによって囲まれている領域は、上部シート32と下部シート31とが剥離可能な状態で接着されている。他の領域は、上部シート32と下部シート31とが剥離困難な強度で接着されている。
実施例1に係る蓋材2および実施例2に係る蓋材3の各一部を図6の(A)、(B)および(C)、(D)に示す。蓋材2は、四角錐台状の容器本体1にヒートシールされる。図6の(A)及び(B)は、位置決め精度の誤差により、蓋材2の相異なる位置が容器本体1にシールされる様子を示す。図6の(A)は外目にシールされ、第1ハーフカット21dが、シールされた領域Pの外縁側に位置する状況を示しており、図6の(B)は内目にシールされ、第1〜第3のハーフカット2d、2e、2fがシールされた領域Pの外縁側に位置する状況を示している。
蓋材3は、円錐台状の容器本体1にヒートシールされる。図6の(C)及び(D)は、位置決め精度の誤差により、蓋材3の相異なる位置が容器本体1にシールされる様子を示す。図6の(C)は外目にシールされ、第1ハーフカット31dが、シールされた領域Pの外縁側に位置する状況を示しており、図6の(B)は内目にシールされ、第1〜第3のハーフカット3d、3e、3fがシールされた領域Pの外縁側に位置する状況を示している。
上述の通りに製造した各実施例の蓋材2および蓋材3のシールずれに関し、剥離エラー及び容器本体への残りの有無を観察して評価した。評価結果は下記の表1の通りである。
(比較例)
図7は第1の比較例の蓋材4の平面図の一部であり、図8は第2の比較例の蓋材5の平面図の一部である。第1の比較例の蓋材4の下部シート側には、間を空けて第1ハーフカット4d、第2ハーフカット4e及び第3ハーフカット4fが設けられている。全てのハーフカットは直線状であって、互いに平行であり、下部シートを横断している。第2の比較例の蓋材5の下部シート側には、直線状の第1ハーフカット5dが下部シートを横断して設けられている。これらの点以外は、蓋材4及び5は、実施例に係る蓋材3と同様である。第1及び第2の比較例の蓋材4、5のシールずれに関しても、剥離エラー及び容器本体への残りの有無を観察して評価した。評価結果は下記の表1の通りである。
Figure 2013184744
表1に示すように、第1及び第2の比較例に係る蓋材4、5では、蓋材4を内目にヒートシールした場合を除き、剥離エラー及び容器本体への残りのいずれかが認められた。これに対して、本発明の各実施例に係る蓋材2および蓋材3では、剥離エラーも容器本体への残りも認められず、本発明の効果が確認できた。
本発明は、食品等が収められ、開口を蓋材で封止する容器等に有用である。
1 容器本体
2、3、4、5、6、7 蓋材
11 フランジ
21、31 下部シート
22、32 上部シート
2a、3a 第1タブ
2b、3b 第2タブ
2c、3c 環状のハーフカット
2d、3d、4d、5d 第1ハーフカット
2e、3e、4e 第2ハーフカット
2f、3f、4f 第3ハーフカット
3x ハーフカット
61、62、71、72 ハーフカット
100 包装容器

Claims (5)

  1. 容器本体の開口を覆って前記容器本体を封止する蓋材であって、
    前記蓋材は、前記容器本体の前記開口の外縁のフランジに接着される下部シートと、前記下部シートの上に積層される上部シートとからなり、
    外縁の一部に接続された剥離用タブを備え、
    前記蓋材の前記下部シート側には、
    前記剥離用タブの近傍の領域において、複数の環状のハーフカットが設けられ、
    前記環状のハーフカットが設けられている領域より前記剥離用タブ側の領域において、前記下部シートを横断する第1ハーフカットが設けられ、
    前記第1ハーフカットと前記環状のハーフカットが設けられている領域との間の領域において、前記第1ハーフカット及び前記蓋材の外縁に接続しない少なくとも1本の第2ハーフカットが設けられている、蓋材。
  2. 前記第2ハーフカットの両端の延長は、前記第1ハーフカットと交差する、請求項1に記載の蓋材。
  3. 前記第1ハーフカットは、前記蓋材の前記剥離用タブの外縁に向かって凸形状を有する、請求項1又は2に記載の蓋材。
  4. 前記第2ハーフカットは、前記第1ハーフカットの反対側に向かって凸形状を有する、請求項3に記載の蓋材。
  5. 開口が設けられている容器本体と、
    前記容器本体の前記開口を覆う請求項1から4のいずれかに記載の蓋材とを備える、包装容器。
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