JP2013183656A - 普通型コンバイン - Google Patents

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Takafumi Mitsui
孝文 三井
Yuji Tanaka
祐二 田中
Yoshitake Fukuoka
義剛 福岡
Takeshi Kumatori
剛 熊取
Yusaku Yoshida
有作 吉田
Mikio Okada
幹夫 岡田
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Abstract

【課題】唐箕の選別風が容易に流出することができるとともに、排出口から排出された脱穀処理物に唐箕の選別風がかかることによる、脱穀処理物の舞い上がりを低減することができる普通型コンバインを提供することを目的とする。
【解決手段】扱胴11と、扱胴11による脱穀処理物に選別風を供給する唐箕と、扱胴11の後方で扱胴11による脱穀処理物を排出する排出口60と、扱胴11の後方で唐箕の選別風が流出する、排出口60とは別の流出口61と、を備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、普通型コンバインに関する。より詳細には、扱胴と、扱胴による脱穀処理物に選別風を供給する唐箕と、扱胴の後方で扱胴による脱穀処理物を排出する排出口と、を備える普通型コンバインに関する。
例えば、特許文献1に記載の普通型コンバインでは、扱胴の後方に排出口が備えられている。排出口からは、唐箕の選別風が流出されるとともに、排藁等の脱穀処理物が排出される。
特開2010−220563号公報
しかしながら、特許文献1に記載の普通型コンバインでは、単一の排出口から、唐箕の選別風が流出されるとともに、脱穀処理物が排出される。このため、扱胴による脱穀処理物の増加に伴って、排出口から排出される脱穀処理物の量が多くなると、排出口に向かって流れる唐箕の選別風に対して、排出口付近の脱穀処理物が障害になる。したがって、排出口から唐箕の選別風が流出し難くなる。
また、排出口から排出された脱穀処理物に対して、流出口から流出した唐箕の選別風が直接的にかかる。したがって、排出口から排出された脱穀処理物に含まれる塵や埃等が、唐箕の選別風によって舞い上がり易い。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、唐箕の選別風が容易に流出することができるとともに、排出口から排出された脱穀処理物に唐箕の選別風がかかることによる、脱穀処理物の舞い上がりを低減することができる普通型コンバインを提供することを目的とする。
本発明に係る普通型コンバインの特徴構成は、扱胴と、前記扱胴による脱穀処理物に選別風を供給する唐箕と、前記扱胴の後方で前記扱胴による脱穀処理物を排出する排出口と、前記扱胴の後方で前記唐箕の選別風が流出する、前記排出口とは別の流出口と、を備える、ことにある。
本特徴構成によると、流出口に向かって流れる唐箕の選別風に対して、排出口付近の脱穀処理物が障害になり難い。したがって、流出口から唐箕の選別風が容易に流出することができる。また、排出口から排出された脱穀処理物に対して、流出口から流出した唐箕の選別風が直接的にかからない。したがって、排出口から排出された脱穀処理物に唐箕の選別風がかかることによる、脱穀処理物の舞い上がりを低減することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記扱胴の回転軸の方向は、機体前後方向であり、前記流出口は、脱穀部における機体左右方向の全長に亘るように構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、脱穀部における機体左右方向の全長に亘って流れている唐箕の選別風が、その状態のままで流出口から流出する。したがって、流出口から唐箕の選別風が容易に流出することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記扱胴の下方で前記扱胴による脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置を備え、前記流出口は、前記揺動選別装置に備えられたシーブケースの上方に配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、シーブケースの終端部から流出口に向かって斜め上方に流れる唐箕の選別風が、流出口から直接的に流出する。したがって、流出口から唐箕の選別風が容易に流出することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記流出口は、前記排出口の上方に配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、流出口に向かって斜め上方に流れる唐箕の選別風に対して、排出口付近の脱穀処理物が障害になり難い。したがって、流出口から唐箕の選別風が容易に流出することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記流出口は、下方に向いて開口するように構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、唐箕の選別風が流出口から下方に向かって流出する。これにより、機体後方に作業者がいる場合に、唐箕の選別風が流出口から作業者に向かって流出しない。したがって、塵や埃等を含む唐箕の選別風が作業者にかかるのを低減することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記排出口は、下方に向いて開口するように構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、脱穀処理物が排出口から下方に向かって排出される。これにより、機体後方に作業者がいる場合に、脱穀処理物が排出口から作業者に向かって排出されない。したがって、塵や埃等の脱穀処理物が作業者にかかるのを低減することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記排出口の下方で前記扱胴による脱穀処理物を切断する切断装置を備える、ことにある。
本特徴構成によると、排出口から排出されて落下した脱穀処理物が、切断装置に直接的に供給される。したがって、排出口から排出された脱穀処理物を切断装置によって効率良く切断することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記流出口は、前記切断装置の上方に配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、流出口に向かって斜め上方に流れる唐箕の選別風に対して、切断装置が障害になり難い。したがって、流出口から唐箕の選別風が容易に流出することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記扱胴による脱穀処理物を前記排出口に案内するとともに、前記唐箕の選別風を前記流出口に案内する案内部材を備える、ことにある。
本特徴構成によると、脱穀処理及び唐箕の選別風が、案内部材によってそれぞれ排出口側と流出口側とに区別されて案内される。したがって、排出口からは脱穀処理物を確実に排出することができるとともに、流出口からは唐箕の選別風を確実に流出させることができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記案内部材を挟んで、前側に前記排出口が配置され、後側に前記流出口が配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、唐箕の選別風が案内部材によって流出口に案内される前に、脱穀処理物が唐箕の選別風によって案内部材まで運ばれる。これにより、唐箕の選別風が脱穀処理物を案内部材まで運ぶ前に、流出口から流出することがない。したがって、脱穀処理物を排出口から確実に排出することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記案内部材は、前下がりの斜めに形成されて前記扱胴による脱穀処理物を前記排出口に案内する前案内部を備える、ことにある。
本特徴構成によると、脱穀処理物が、前案内部の前下がりの斜め面に沿って、排出口に案内される。したがって、脱穀処理物を排出口から確実に排出することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記案内部材は、後下がりの斜めに形成されて前記唐箕の選別風を前記流出口に案内する後案内部を備える、ことにある。
本特徴構成によると、唐箕の選別風が、後案内部の後下がりの斜め面に沿って、流出口に案内される。したがって、唐箕の選別風を流出口から確実に流出させることができる。
普通型コンバインを示す側面図。 普通型コンバインを示す平面図。 脱穀部及び選別部を示す側面断面図。 脱穀部を示す正面断面図。 排出板を示す斜視図。 張出部を示す斜視図。 選別部の後部を示す側面断面図。 扱胴の回転軸の軸受部を示す平面断面図。 揺動軸を示す平面図。 脱穀部及び選別部の後部並び切断部を示す側面断面図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、普通型コンバインの全体構成について、図1及び図2により説明する。
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、機体を走行させる右及び左の前輪1F並びに右及び左の後輪1Rを有する走行部1を備えている。走行部1の上部には、機体フレーム2が備えられている。機体フレーム2の前方には、穀稈を刈り取る刈取部3が備えられている。刈取部3の後側には、刈り取った穀稈を搬送するフィーダ4が備えられている。また、機体フレーム2上には、脱穀処理物を選別する選別部5が備えられている。選別部5の右方には、動力源となるエンジンEが備えられている。選別部5の上側には、穀稈を脱穀する脱穀部6が備えられている。脱穀部6の上方には、選別後の穀粒を貯留するグレンタンク7が備えられている。脱穀部6の後側には、排藁等の脱穀処理物を切断して機外へ排出する切断部8が備えられている。脱穀部6の前方には、オペレータが搭乗するキャビン9が備えられている。キャビン9には、オペレータが着座する運転席10、ステアリングハンドル9a及び図示しない操作ペダルや操作レバー等の操作具類が備えられている。
次に、脱穀部6及び選別部5について、図3から図7により説明する。
図3及び図4に示すように、脱穀部6は、扱胴11と、扱室14と、受網12と、送塵弁13と、を備えている。
扱胴11は、穀稈を脱穀する。扱胴11は、本実施形態では、籠型(バータイプ)に構成されている。扱胴11は、回転軸11aと、前取付板15及び後取付板16と、螺旋17と、三枚の仕切板18と、六本のバー19と、を備えている。
扱胴11は、機体前後方向の回転軸11aを介して、扱室14に回転可能に支持されている。扱室14は、扱胴11を有する。扱胴11の回転軸11aの方向は、機体前後方向であり、扱胴11の回転軸11aと直交する方向は、機体左右方向である。扱胴11は、正面視において時計回り方向に回転するように構成されている。
前取付板15は、回転軸11aの前端部に固定されている。後取付板16は、回転軸11aの後端部に固定されている。前取付板15及び後取付板16は、いずれも正面視において略円形状に形成されている。螺旋17は、前取付板15の前面に設けられている。
仕切板18は、回転軸11aにおける前取付板15と後取付板16との間に固定されている。具体的には、仕切板18は、機体前後方向における回転軸11aを略四等分する位置に固定されている。仕切板18は、正面視において略円形状に形成されている。仕切板18の外周には、六つの嵌合凹部18aが略等角度間隔で形成されている。
バー19は、仕切板18の嵌合凹部18aに嵌め込まれている。バー19は、取付部19bを介して、前取付板15、後取付板16及び仕切板18に固定されている。バー19は、扱胴11の径外方向に突出する多数の扱歯19aを備えている。
受網12は、脱穀処理物を漏下選別する。受網12は、扱胴11の下方周囲を覆う正面視において略U字形状に形成されている。受網12の左上端部側には、扱胴11による脱穀処理物を受網12の下方に案内する図示しない案内板が設けられている。
送塵弁13は、脱穀処理物を扱室14の穀稈出口側に案内する角度調節可能なものである。送塵弁13は、扱胴11の上部を覆う開閉可能な天井カバー48の内面に取り付けられている。天井カバー48の右端部は、機体前後方向の揺動軸48aに揺動可能に支持されている。天井カバー48の左端部は、固定具49で固定可能に構成されている。これにより、天井カバー48は、固定具49の固定を解除することで、揺動軸48aを支点にして開閉可能となる。
図3に示すように、選別部5は、揺動選別装置23と、唐箕20と、一番回収部27と、二番回収部28と、を備えている。
揺動選別装置23は、受網12から漏下した脱穀処理物を後方に移送しながら揺動選別する。揺動選別装置23は、シーブケース29と、グレンパン30と、前チャフシーブ31と、ストローラック32と、グレンシーブ33と、後チャフシーブ34と、を備えている。
シーブケース29は、偏心カム式の揺動機構35によって前後揺動するように構成されている。シーブケース29の上部側には、前方から順にグレンパン30、前チャフシーブ31及びストローラック32が設けられている。シーブケース29の下部側には、前方から順にグレンシーブ33及び後チャフシーブ34が設けられている。
グレンパン30は、シーブケース29とともに前後揺動することで、受網12からの脱穀処理物を比重差選別し、比重の小さい藁屑等の塵埃と比重の大きい穀粒とに上下に層分けしながら、後方の前チャフシーブ31に移送するように構成されている。
前チャフシーブ31は、機体前後方向に所定間隔をあけて整列された複数の前チャフリップ板31aを備えている。前チャフシーブ31は、シーブケース29とともに前後揺動することで、受網12及びグレンパン30からの脱穀処理物を篩い選別し、穀粒等を前チャフリップ板31aの間から漏下させながら、前チャフリップ板31aの間から漏下しなかった脱穀処理物を後方のストローラック32に移送するように構成されている。
ストローラック32は、機体左右方向に所定間隔をあけて整列された複数のラック板32aを備えている。ストローラック32は、シーブケース29とともに前後揺動することで、穀粒等をラック板32aの間から漏下させながら、ラック板32aの間から漏下しなかった藁屑等を後端部から落下させるように構成されている。
グレンシーブ33は、シーブケース29とともに前後揺動することで、前チャフシーブ31からの穀粒等を篩い選別し、単粒化穀粒を一番物として漏下させながら、漏下しなかった枝梗付き穀粒等を二番物として藁屑等とともに後方の後チャフシーブ34に移送するように構成されている。
後チャフシーブ34は、機体前後方向に所定間隔をあけて整列された複数の後チャフリップ板34aを備えている。後チャフシーブ34は、シーブケース29とともに前後揺動することで、グレンシーブ33からの枝梗付き穀粒等を篩い選別し、枝梗付き穀粒等を二番物として後チャフリップ板34aの間から漏下させながら、後チャフリップ板34aの間から漏下しなかった長い藁等を後方に搬送するように構成されている。
唐箕20は、主唐箕24と、副唐箕25と、二番唐箕26と、を備えている。主唐箕24は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の下部に供給する。副唐箕25は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の上部に供給する。二番唐箕26は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の後部に供給する。
一番回収部27は、揺動選別装置23の前部側から漏下して選別風を受けながら落下する単粒化穀粒を一番物として回収する。二番回収部28は、揺動選別装置23の後部側から漏下して選別風を受けながら落下する枝梗付き穀粒等を二番物として回収する。
図5に示すように、受網12の後端部には、受網12からの脱穀処理物を排出する排出板70が設けられている。排出板70は、水平部70aと、傾斜部70bと、円弧部70cと、を備えている。水平部70aは、受網12の後端部に連なって略水平に形成されている。傾斜部70bは、水平部70aの後端部に連なって後下がりの斜めに形成されている。円弧部70cは、水平部70aに形成されている。円弧部70cは、受網12の形状に沿って正面視において略円弧状に形成されている。これにより、受網12からの脱穀処理物が、排出板70における円弧部70cに沿って、円滑に排出されるようにしている。
図6に示すように、扱胴11の後側には、右及び左の張出部71が設けられている。右及び左の張出部71同士は、連結板72で連結されている。張出部71は、後方に張り出すように略直方体状に形成されている。張出部71は、天板71aと、右及び左の側板71bと、後板71cと、を備えている。張出部71の前部及び底部は、それぞれ前方及び下方に開口するように構成されている。張出部71の前部の開口部からは、扱胴11による脱穀処理物が張出部71内に送り込まれる。張出部71の底部の開口部からは、張出部71内の脱穀処理物が下方に排出される。これにより、張出部71が右及び左のいずれか一方に設けられている場合よりも大量の脱穀処理物を、右及び左の両方に張出部71によって排出することができるようにしている。
図7に示すように、後チャフシーブ34の後端部は、図7に示すΔHだけ、前チャフシーブ31の後端部より上方に配置されている。これにより、後チャフシーブ34の後端部の高さが、シーブケース29の後端部の高さと同程度になり、後チャフリップ板34aの間から漏下しなかった長い藁等を、後チャフシーブ34の後端部からシーブケース29の後端部を容易に越えさせて切断部8に確実に受け継ぐことができるようにしている。
また、グレンシーブ33の下方には、流し板73が設けられている。流し板73は、グレンシーブ33から漏下した単粒化穀粒を受けて一番回収部27側に流す。流し板73の後端部は、図7に示すΔLだけ、グレンシーブ33の後端部より後方に配置されている。これにより、グレンシーブ33から漏下した単粒化穀粒を、流し板73で確実に受けて一番回収部27側に流すことができるようにしている。
図8に示すように、扱胴11の回転軸11aの後端部には、軸受部74が取り付けられている。軸受部74は、鋳物によって構成されている。軸受部74は、ボルト75によって後取付板16に固定されている。扱胴11の回転軸11aの後端部と軸受部74とは、インロー嵌合によって芯出しするようにしている。
図9に示すように、駆動機構35の揺動軸35aには、略コ字状に形成されたステー76の両端部が固定されている。ステー76をジャッキボルト77によってシーブケース29に固定して、着脱の容易化を図っている。
次に、排出口60及び流出口61について、図10により説明する。
図10に示すように、扱胴11の後方には、排出口60及び流出口61が設けられている。また、脱穀処理物を排出口60に案内するとともに、唐箕20の選別風を流出口61に案内する、詳しくは後述する「案内部材」としての案内板63が備えられている。案内板63を挟んで、前側に排出口60が配置され、後側に流出口61が配置されている。
排出口60は、脱穀処理物を排出する排出口60は、下方に向いて開口するように構成されている。排出口60は、平面視において機体左右方向に長い略矩形状に開口するように構成されている。排出口60の下方には、脱穀処理物を切断するチョッパ等の切断装置62が備えられている。
切断装置62は、固定刃62aと、回転刃62bと、を備えている。切断装置62は、固定刃62aと回転刃62bとで脱穀処理物を挟んで切断するように構成されている。
流出口61は、唐箕20の選別風が流出する、排出口60とは別のものである。流出口61は、下方に向いて開口するように構成されている。流出口61は、平面視において機体左右方向に長い略矩形状に開口するように構成されている。流出口61は、脱穀部6における機体左右方向の全長に亘るように構成されている。流出口61は、排出口60の上方に配置されている。つまり、流出口61は、切断装置62の上方に配置されている。また、流出口61は、揺動選別装置23に備えられたシーブケース29の上方に配置されている。流出口61の開口面積は、排出口61の開口面積よりも小さくなるように構成されている。
案内板63は、側面視において中央側部分が上方に突出する略へ字状に形成されているように屈曲された形状とされている。案内板63は、中央側部分よりも前側部分の前案内部63aと、中央側部分よりも後側部分の後案内部63bと、を備えている。前案内部63aは、前下がりの斜めに形成されて脱穀処理物を排出口60に案内する。後案内部63bは、後下がりの斜めに形成されて唐箕20の選別風を流出口61に案内する。
以上のような構成により、本実施形態に係るコンバインでは、流出口61に向かって流れる唐箕20の選別風Aに対して、排出口60付近の脱穀処理物が障害になり難い。したがって、流出口61から唐箕20の選別風Aが容易に流出することができる。また、排出口60から排出された脱穀処理物に対して、流出口61から流出した唐箕20の選別風Aが直接的にかからない。したがって、排出口60から排出された脱穀処理物に唐箕20の選別風Aがかかることによる、脱穀処理物の舞い上がりを低減することができる。
以下、本発明に係る別実施形態について説明する。
扱胴11は、籠型(バータイプ)に構成されているが、「扱胴」は、これに限定されない。例えば、「扱胴」は、ドラム型(板材によって略円筒状の部材を形成し、その円筒外周面に多数の扱歯を設けたもの)に構成されていてもよい。
本発明は、扱胴と、扱胴による脱穀処理物に選別風を供給する唐箕と、扱胴の後方で扱胴による脱穀処理物を排出する排出口と、を備える普通型コンバインに利用可能である。
6 脱穀部
11 扱胴
11a 回転軸
20 唐箕
23 揺動選別装置
29 シーブケース
60 排出口
61 流出口
62 切断装置
63 案内板(案内部材)
63a 前案内部
63b 後案内部

Claims (12)

  1. 扱胴と、
    前記扱胴による脱穀処理物に選別風を供給する唐箕と、
    前記扱胴の後方で前記扱胴による脱穀処理物を排出する排出口と、
    前記扱胴の後方で前記唐箕の選別風が流出する、前記排出口とは別の流出口と、を備える普通型コンバイン。
  2. 前記扱胴の回転軸の方向は、機体前後方向であり、
    前記流出口は、脱穀部における機体左右方向の全長に亘るように構成されている請求項1に記載の普通型コンバイン。
  3. 前記扱胴の下方で前記扱胴による脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置を備え、
    前記流出口は、前記揺動選別装置に備えられたシーブケースの上方に配置されている請求項1又は請求項2に記載の普通型コンバイン。
  4. 前記流出口は、前記排出口の上方に配置されている請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  5. 前記流出口は、下方に向いて開口するように構成されている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  6. 前記排出口は、下方に向いて開口するように構成されている請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  7. 前記排出口の下方で前記扱胴による脱穀処理物を切断する切断装置を備える請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  8. 前記流出口は、前記切断装置の上方に配置されている請求項7に記載の普通型コンバイン。
  9. 前記扱胴による脱穀処理物を前記排出口に案内するとともに、前記唐箕の選別風を前記流出口に案内する案内部材を備える請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  10. 前記案内部材を挟んで、前側に前記排出口が配置され、後側に前記流出口が配置されている請求項9に記載の普通型コンバイン。
  11. 前記案内部材は、前下がりの斜めに形成されて前記扱胴による脱穀処理物を前記排出口に案内する前案内部を備える請求項10に記載の普通型コンバイン。
  12. 前記案内部材は、後下がりの斜めに形成されて前記唐箕の選別風を前記流出口に案内する後案内部を備える請求項10又は請求項11に記載の普通型コンバイン。
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