JP2013183489A - ステッピングモータの帰零、復帰処理方法および装置 - Google Patents

ステッピングモータの帰零、復帰処理方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステッピングモータの帰零、復帰処理の実行に要する時間を短縮する。
【解決手段】ベントドア駆動部521(ステッピングモータ)によって駆動されるベントドア52(可動部材)の可動範囲の両端部に、ベントドア52の動きを制限するベントドア第1回動制限部523(ストッパ部材)とベントドア第2回動制限部524(ストッパ部材)を設けて、ベントドア第1回動制限部523とベントドア第2回動制限部524のうち、ベントドア52に近い側を原点位置として帰零処理を行い、帰零処理が終了した後で、ベントドア52をドア位置記憶部55(可動部材位置記憶部)に記憶されたドア位置まで移動させる復帰処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両用空調装置のインテークドアの開閉に利用されるステッピングモータの帰零、復帰処理方法および装置に関するものである。
一般に、ステッピングモータは、外部から入力したパルス数に応じた角度だけ、その軸を回転させることができるアクチュエータであり、高応答性が必要なスピードメータに代表される車両用計器の指針の回転や、低速高トルクが必要な車両用空調装置のインテークドアの開閉などに広く利用されている。
ステッピングモータは開ループ制御で用いられるため、ステッピングモータに入力するパルス数によって回転角度を指示することはできるが、ステッピングモータで駆動される可動部材は、その動きを妨げるように、外部から加えられた予期せぬ負荷によって位置ずれを生じる可能性がある。また、ステッピングモータが搭載された装置が振動することによってステッピングモータに脱調が発生して、この脱調によって可動部材が位置ずれを起こす可能性がある。したがって、ステッピングモータに入力したパルスの数によって、ステッピングモータが実際に回転した角度を知ることはできない。そのため、ステッピングモータを長時間使用すると、回転角度の誤差が累積して、この誤差のために、所定の動作を行うことができなくなる可能性がある。
そこで、定期的に、予め決めておいた原点位置までステッピングモータを回転させて、ステッピングモータの回転角度を原点の位置に合わせる処理(以下、帰零処理と呼ぶ。)を行い、さらに、この帰零処理が終了した後で、ステッピングモータを逆方向に回転させて、次の使用時に備えるために元の設定位置まで戻す処理(以下、復帰処理と呼ぶ。)を行う発明が提案されている(特許文献1参照)。
特開昭58−121412号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明によると、帰零処理を行う際に、ステッピングモータによって駆動されるドア等の可動部材を、既定の原点位置まで、ステッピングモータを回転させて移動させる必要がある。
例えば、車両用空調装置のインテークドアを駆動するステッピングモータに対して、帰零処理と復帰処理を実行する場合、まず、帰零処理を行うことによって、インテークドアを予め決められた原点位置まで移動させ、その後、空調装置の状態を元の設定状態に戻すために、復帰処理を行って、インテークドアを元の位置に復帰させる必要がある。その際、インテークドアは重量があるため、移動させるのには時間を要し、一般的な車両用空調装置では、これらの帰零、復帰処理を行うために十数秒を要する場合もある。
このように、インテークドアに対して帰零処理と復帰処理を行って移動させるのには長時間を必要とするため、この帰零処理と復帰処理を実施している間は、車両用空調装置の送風を止めておく必要がある。そのため、帰零処理や復帰処理を実施している間は、車両用空調装置の機能が損なわれてしまい、乗員に不快感を与えてしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、短時間で帰零処理と復帰処理を実行することができるステッピングモータの帰零、復帰処理方法および装置を提供することを目的とする。
本発明に係るステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法は、ステッピングモータによって駆動される可動部材の可動範囲の両端部に、それぞれ原点位置を設定して、ステッピングモータで駆動される可動部材を、元の設定状態から近い側の原点位置まで移動させることによって帰零処理を行い、その後、元の設定状態への復帰処理を行うものである。
すなわち、本発明の請求項1に記載のステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法は、 ステッピングモータに対する指令に応じて移動し、位置または角度を変更する可動部材の可動範囲の両端部に設けられたストッパ部材のうち、前記ステッピングモータに対して指令された、前記可動部材の位置または角度に近い側の前記ストッパ部材の位置を原点位置として選択して、原点位置として選択された前記ストッパ部材に対して前記可動部材を当接させる帰零処理を行い、前記帰零処理が終了した後で、前記可動部材の位置または角度を、前記帰零処理を行う前に前記ステッピングモータに対して指令された、前記可動部材の位置または角度に変更する復帰処理を行うことを特徴としている。
このように構成されたステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法によれば、ステッピングモータに対する指令に応じて移動し、位置または角度を変更する可動部材の可動範囲の両端部に設けられたストッパ部材のうち、ステッピングモータに対して指令された、可動部材の位置または角度に近い側のストッパ部材の位置が原点位置として選択されて、原点として選択されたストッパ部材に対して、可動部材を当接させる帰零処理が行われ、帰零処理が終了した後で、可動部材の位置または角度が、帰零処理を行う前にステッピングモータに対して指令された、可動部材の位置または角度に変更される復帰処理が行われるため、可動部材は、可動範囲の両端部のうち、近い側に設けられたストッパ部材の位置との間を往復移動すればよく、これによって、帰零処理と復帰処理に要する時間を短縮することができる。
また、本発明の請求項2に記載のステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法は、請求項1において、前記ステッピングモータが搭載された機器の主電源が切断されたときに前記帰零処理を行って、前記主電源が投入されたときに前記復帰処理を行うことを特徴としている。
このように構成されたステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法によれば、ステッピングモータが搭載された機器の電源が切断されたときに帰零処理を行い、さらに、機器の電源が投入されたときに復帰処理を行うため、機器の使用終了時に帰零処理がなされて、機器の起動時に復帰処理がなされる。これによって、使用者は、帰零処理や復帰処理の実行時に、機器の機能損失を感じることなく機器を使用することができる。
さらに、このように構成されたステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法によれば、電源が切断されたときに帰零処理が行われ、電源が投入されたときに復帰処理が行われるため、帰零処理と復帰処理を行う時間を完全に分離することができる。これによって、帰零処理と復帰処理とを連続して行う場合に比べて、帰零、復帰処理に要する時間をより一層短縮することができる。
そして、本発明の請求項3に記載のステッピングモータの帰零、復帰処理装置は、ステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転に応じて移動し、位置または角度を変更する可動部材と、前記ステッピングモータに対して、前記可動部材の移動量または回転角度を指令して前記ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動制御部と、前記可動部材の移動範囲または回転範囲の両端部に設けられ、前記可動部材の移動または回転を制限するストッパ部材と、前記ステッピングモータ駆動制御部からの指令に基づいて推定される前記可動部材の位置または角度を記憶する可動部材位置記憶部と、前記可動部材位置記憶部に記憶された前記可動部材の位置または角度に基づいて、前記ストッパ部材のうち、前記可動部材の位置または角度に近い側の前記ストッパ部材の位置を原点位置として選択する原点選択部と、前記可動部材を前記原点位置に当接させる帰零処理を行い、前記帰零処理が終了した後で、前記可動部材を、前記帰零処理を行う前の位置に戻す復帰処理を行う帰零、復帰処理制御部とを有することを特徴としている。
このように構成されたステッピングモータの帰零、復帰処理装置によれば、ステッピングモータ駆動制御部から指令されたステッピングモータの回転に応じて移動し、位置または角度を変更する可動部材の可動範囲の両端部に設けられたストッパ部材のうち、可動部材位置記憶部に記憶された可動部材の位置または角度に基づいて、原点選択部が、可動部材の位置または角度に近い側のストッパ部材の位置を原点として選択して、帰零、復帰処理制御部が、選択されたストッパ部材の位置を原点位置として、そのストッパ部材に対して可動部材を当接する帰零処理を行い、帰零処理が終了した後で、可動部材の位置または角度を、帰零処理を行う前の位置または角度に変更する復帰処理を行うため、可動部材は、可動範囲の両端部のうち、近い側に設けられたストッパ部材の位置との間を往復移動すればよく、これによって、帰零処理と復帰処理に要する時間を短縮した、ステッピングモータの帰零、復帰処理装置を提供することができる。
さらに、本発明の請求項4に記載のステッピングモータの帰零、復帰処理装置は、請求項3において、前記ステッピングモータが搭載された機器の主電源の投入および切断を行う電源供給指示部を有し、前記主電源が切断されたときに前記帰零処理を行って、前記主電源が投入されたときに前記復帰処理を行うことを特徴としている。
このように構成されたステッピングモータの帰零、復帰処理装置によれば、電源供給指示部が、ステッピングモータが搭載された機器の主電源を切断したときに、帰零処理が行われ、さらに、電源供給指示部が機器の主電源を投入したときに、復帰処理が行われるため、機器が使用されていない期間に帰零処理と復帰処理を行うことができ、これによって、帰零処理や復帰処理の実行中に機器の機能損失を生じることのない、ステッピングモータの帰零、復帰処理装置を提供することができる。
さらに、このように構成されたステッピングモータの帰零、復帰処理装置によれば、主電源が切断されたときに帰零処理が行われ、主電源が投入されたときに復帰処理が行われるため、帰零処理と復帰処理を行う時間を完全に分離することができ、これによって、帰零処理と復帰処理とを連続して行う場合に比べて、1回の処理に要する時間をより一層短縮することができる、ステッピングモータの帰零、復帰処理装置を提供することができる。
本発明に係るステッピングモータの帰零、復帰処理方法および装置によれば、ステッピングモータに対する指令に応じて移動する可動部材の可動範囲の両端部に設けられたストッパ部材のうち、可動部材に近い側のストッパ部材の位置が原点位置として選択されて帰零処理と復帰処理が行われるため、帰零処理と復帰処理を短時間で実行することができるという効果が得られる。
本発明に係るステッピングモータの帰零、復帰処理方法を適用した車両用空調装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係るステッピングモータの帰零、復帰処理方法の第1実施例を説明するベントドア周りの概略構成図である。 本発明に係るステッピングモータの帰零、復帰処理方法の第1実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係るステッピングモータの帰零、復帰処理方法の第2実施例を説明するベントドア周りの概略構成図である。 (a)は本発明の第2実施例におけるステッピングモータの帰零処理について説明する図である。(b)は本発明の第2実施例におけるステッピングモータの復帰処理について説明する図である。 本発明に係るステッピングモータの帰零、復帰処理方法の第2実施例の動作を説明するフローチャートである。 車両用空調装置のドアの構造を示す図である。
以下、本発明に係るステッピングモータの帰零処理と復帰処理方法および装置の実施例について、図面を参照して説明する。
本実施例1は、本発明を、車両用空調装置のベントドア、フットドア、デフロスタドアの制御に適用したものである。以下、本発明の実施例1を、図1、2および図3のフローチャートを用いて説明する。
[機械的構成]
本発明を適用した車両用空調装置100は、図示しない車両に設置され、図1に示すように、エンジン10によって駆動される圧縮機30と、空調ユニット40とを備えている。
圧縮機30は、車両が走行するための駆動力を発生するエンジン10によって駆動されて、冷媒を加圧する。
空調ユニット40は、車室内に設置され、車室内の空調状態の制御を行う。この空調ユニット40は、空気の流路に沿って、外気導入口41と、内気導入口42と、インテークドア43と、インテークドア駆動部431と、ブロアファン45と、ブロアモータ46と、エバポレータ(蒸発器)47と、ヒーターコア(空気加熱用の熱交換器)48と、エアミックスドア49と、エアミックスドア駆動部491とを備えている。以下、各部の機能を説明する。
外気導入口41は、車両の外部の空気を導入して、内気導入口42は、車室内の空気を導入する。
インテークドア43は、インテークドア駆動部431によって回動され、内気導入と外気導入の切り替え、または、内気、外気の混合率を決める。
ブロアファン45は、インテークドア43から導入した外気、内気、もしくはそれらの混合気を、空調ユニット40の内部に設けた風路58に送風する。
ブロアモータ46は、DCモータ等のアクチュエータからなり、ブロアファン45の回転速度(ファン速)を制御して、風路58に送風する風量を制御する。
エバポレータ(蒸発器)47は、圧縮機30によって加圧された冷媒を通過させて、冷媒を蒸発させる際に、エバポレータ47に送風された空気を冷却する冷却用の熱交換器として作用する。
ヒーターコア(空気加熱用の熱交換器)48は、図示しない冷却水路を通してエンジン10を冷却することによって暖められた冷却水を循環させて、ヒーターコア48に送風された空気を暖める。
エアミックスドア49は、エバポレータ47とヒーターコア48との間に設置されており、エアミックスドア駆動部491によって回動されてその開度を変更して、エバポレータ47のみを通過した冷風と、エバポレータ47を通過した後でヒーターコア48を通過した温風との混合比率を制御する。
ヒーターコア48の下流には、エバポレータ47を通過した冷風と、ヒーターコア48を通過した温風とが混合される混合室59が形成される。
混合室59には、車室内のベントグリル(図示省略)に連通するベント吹き出し口522、フットグリル(図示省略)に連通するフット吹き出し口532およびデフロスタグリル(図示省略)に連通するデフロスタ吹き出し口542が設けられている。
ベントドア52(可動部材)は、ベントドア駆動部521(ステッピングモータ)によって回動し、その開度を変更可能になっており、混合室59で混合された空気を、ベント吹き出し口522を通して車室内のベントグリルに送風する。
フットドア53(可動部材)は、フットドア駆動部531(ステッピングモータ)によって回動し、その開度を変更可能になっており、混合室59で混合された空気を、フット吹き出し口532を通して車室内のフットグリルに送風する。
デフロスタドア54(可動部材)は、デフロスタドア駆動部541(ステッピングモータ)によって回動し、その開度を変更可能になっており、混合室59で混合された空気を、デフロスタ吹き出し口542を通して車室内のデフロスタグリルに送風する。
ベントドア52の回動範囲の両端部には、混合室59の内壁面の一部、もしくは、内壁面から突出した構造物で構成された、ベントドア第1回動制限部523(ストッパ部材)およびベントドア第2回動制限部524(ストッパ部材)が設けられており、ベントドア52は、ベントドア第1回動制限部523またはべントドア第2回動制限部524に接触することによって、その回動が制限される。
さらに、フットドア53の回動範囲の両端部には、混合室59の内壁面の一部、もしくは、内壁面から突出した構造物で構成された、フットドア第1回動制限部533(ストッパ部材)およびフットドア第2回動制限部534(ストッパ部材)が設けられており、フットドア53は、フットドア第1回動制限部533またはフットドア第2回動制限部534に接触することによって、その回動が制限される。
また、デフロスタドア54の回動範囲の両端部には、混合室59の内壁面の一部、もしくは、内壁面から突出した構造物で構成された、デフロスタドア第1回動制限部543(ストッパ部材)およびデフロスタドア第2回動制限部544(ストッパ部材)が設けられており、デフロスタドア54は、デフロスタドア第1回動制限部543またはデフロスタドア第2回動制限部544に接触することによって、その回動が制限される。
なお、図7に、ベントドア52、デフロスタドア54の具体的な構造の1例を示す。ベントドア52、フットドア53、デフロスタドア54は、図1に示すように、それぞれが独立して回動する構造になっている場合もあれば、図7に示すように、複数のドアが連携して回動するように構成されている場合もある。
図7に示す構成では、ベントドア52とデフロスタドア54とは、ベントドアレバー525とL字リンク50とデフロスタドアレバー545を介して連動して回動する構造になっている。
図7において、ベントドア52とベントドアレバー525とは、ベントドア軸端部526において接続され、デフロスタドア54とデフロスタドアレバー545とは、デフロスタドア軸端部546において接続されている。
そして、ベントドア52を回動させるベントドアレバー525とL字リンク50とは、第1ピン溝528に嵌め込まれた第1ピン527を介して連結しており、L字リンク50とデフロスタドアレバー545とは、第2ピン溝548に嵌め込まれた第2ピン547を介して連結している。
[制御的構成]
本発明を適用した車両用空調装置100は、さらに、空調ユニット40の制御を行う空調制御部60と、空調制御部60に対する操作指示を行う空調操作部70と、空調制御部60の制御状態を表示する空調表示部80と、空調制御部60において制御量を算出するために利用するセンサ類90、92、94、96、97、98と、車両のイグニッションスイッチの状態を検出するイグニッション信号検出部99(電源供給指示部)と、空調制御部60がベントドア52、フットドア53、デフロスタドア54のそれぞれに対して指示した開度を記憶するドア位置記憶部55(可動部材位置記憶部)とを備えている。なお、センサ類としては、外気温度センサ90と、車室温度センサ92と、吹き出し口温度センサ94と、日射量センサ96と、水温センサ97と、エバポレータ温度センサ98を備えている。
車両の乗員は、各種スイッチから構成された空調操作部70を利用して、車室内の設定温度の指示を行う。指示された設定温度は、空調制御部60に入力される。
外気温度センサ90は、外気温を計測する。計測された外気温は、空調制御部60に入力される。
車室温度センサ92は、車室内温度を計測する。計測された車室内の温度は、空調制御部60に入力される。
吹き出し口温度センサ94は、ベント吹き出し口522、フット吹き出し口532、デフロスタ吹き出し口542の温度をそれぞれ計測する。計測されたベント吹き出し口522、フット吹き出し口532、デフロスタ吹き出し口542の温度は、それぞれ空調制御部60に入力される。
日射量センサ96は、車両に当たる日射量を計測する。計測された日射量は、空調制御部60に入力される。
水温センサ97は、エンジン10の冷却水温度を計測する。計測された水温は、空調制御部60に入力される。
エバポレータ温度センサ98は、エバポレータ47通過後の空気温度を計測する。計測されたエバポレータ47通過後の空気温度は、空調制御部60に入力される。
空調制御部60は、詳しくは、図2に示すように、制御量算出部62、ステッピングモータ駆動制御部64、原点選択部65および帰零、復帰処理制御部66から構成されている。
制御量算出部62は、ブロアファン45の回転速度(ファン速)と、圧縮機30の運転状態と、インテークドア43、エアミックスドア49、ベントドア52、フットドア53、デフロスタドア54のそれぞれの開度を決定する。
ステッピングモータ駆動制御部64は、各ドアの開度の制御を行う。
原点選択部65は、可動部材であるベントドア52、フットドア53、デフロスタドア54のそれぞれの開度に近い側のストッパ部材である、ベントドア第1回動制限部523、フットドア第1回動制限部533、デフロスタドア第1回動制限部543、もしくはベントドア第2回動制限部524、フットドア第2回動制限部534、デフロスタドア第2回動制限部544の位置を原点位置として選択する。
帰零、復帰処理制御部66は、定期的にステッピングモータを回転させて、各ドアを原点選択部65によって選択された原点位置まで移動させることによって、ステッピングモータの回転位置の誤差の蓄積を防ぐ帰零処理と、帰零処理を行った後で、各ドアを、帰零処理を行う前の位置まで戻す復帰処理を行う。
制御量算出部62は、詳しくは、空調操作部70によって車両の乗員が設定した設定温度と、前述した各センサから入力された情報と、に基づいて、ベント吹き出し口522、フット吹き出し口532、デフロスタ吹き出し口542から送風する風量を決定し、さらに、決定した風量を送風するためのブロアファン45の送風量を決定して、決定された風量でブロアモータ46を回転させる指示を行うとともに、圧縮機30の運転状態や、インテークドア43の位置や、エアミックスドア49の位置の制御を行う。
制御量算出部62は、さらに、ベント吹き出し口522、フット吹き出し口532、デフロスタ吹き出し口542から送風する風量に基づいて、ベントドア52、フットドア53、デフロスタドア54のそれぞれの開度を算出して、算出した開度をステッピングモータ駆動制御部64に受け渡し、ステッピングモータ駆動制御部64は、ベントドア駆動部521、フットドア駆動部531、デフロスタドア駆動部541のそれぞれに対して、対応するドアの開度を変更する指示を行う。指示を受けたベントドア駆動部521、フットドア駆動部531、デフロスタドア駆動部541は、それぞれ、各ドアの開度を調整するステッピングモータを所定量だけ回転させることによって対応する各ドアの開度を調整して、所定の吹き出し状態を実現する。なお、ステッピングモータの回転角度は、制御量算出部62で算出された各ドアの開度と、ドア位置記憶部55に記憶された対応する各ドアの開度と、の差分値を、1パルス当たりのステッピングモータの回転角度で除算することによって算出される。
空調表示部80は、空調制御部60から指示された空調ユニット40の動作状態を視覚的に表示して、車両の乗員に伝達する。
そして、車両用空調装置100がマニュアルモードで動作しているときは、車両の乗員が空調操作部70を操作することによって指示した吹き出し口の状態が、各ドアの回動によって再現され、車両用空調装置100がオートモードで動作しているときは、空調制御部60で決定された吹き出し口の状態が、各ドアの回動によって再現される。
[作用説明]
次に、本実施例に係る車両用空調装置100で行われる帰零処理と復帰処理の作用について、ベントドア52の制御を例にあげて、図2の構成図および図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、図2は、図1に示した構成図の中から、ベントドア52を制御するために必要な部位のみを抽出したものである。また、説明を簡単にするために、ベントドア52は単独で回動するものとして説明する。
なお、ベントドア52の位置は、図2に示す、DEF(デフ:デフロスタ吹き出し口542から送風する状態)、D/F(デフフット:デフロスタ吹き出し口542とフット吹き出し口532から送風する状態)、FOOT(フット:フット吹き出し口532から送風する状態)、B/L(バイレベル:ベント吹き出し口522とフット吹き出し口532から送風する状態)およびVENT(ベント:ベント吹き出し口522から送風する状態)の5つの状態をとるものとする。そして、それら5つの状態に対応するベントドア52の位置は、予め決められており、ドア位置記憶部55には、各状態に対応したベントドア52の開度、もしくは、各状態にあることを示す情報が記憶されるようになっている。
まず、ステップS1において、ベントドア52が移動したか否かを判断する。これは、空調制御部60からベントドア52に対して、開度を変更する指示が出されたか否かを検知することによって行われる。ベントドア52が移動したときには、ベントドア52の移動量をドア位置記憶部55に送信する。ドア位置記憶部55では、ベントドア52の移動量を受信して、その時点で記憶されているベントドア52の位置(開度)に、受信したベントドア52の移動量を加算して、新たなベントドア52の位置(開度)を算出し、ステップS2において、こうして算出された新たなベントドア52の位置(開度)を記憶する。
ステップS1において、ベントドア52が移動していないと判断されたときは、ステップS3に移行する。
次に、ステップS3において、イグニッション信号検出部99(電源供給指示部)において車両のイグニッション信号の状態を検出する。もし、イグニッション信号が、ON状態からOFF状態に移行したことが検出されると、ステップS4に移行する。
一方、イグニッション信号が、ON状態からOFF状態に移行したことが検出されないときは、ステップS1に移行する。
ステップS4において、車両用空調装置100が、マニュアルモードで動作していたか否かが判断される。マニュアルモードで動作していたときはステップS5に移行して、オートモードで動作していたときはステップS14に移行する。
ステップS5において、車両用空調装置100の吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置にあるか否かが判断される。吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置にあると判断されると、ステップS6に移行して、吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置以外にあると判断されると、ステップS15に移行する。
ステップS6において、原点選択部65の作用によって原点位置が1つ選択される。本実施例の場合、吹き出し口がVENT位置もしくはB/L位置にあるときは、ベントドア52の回動範囲の両端部のうち、ベントドア52に近い側であるVENT位置(ベントドア第2回動制限部524(ストッパ部材)に当接する位置)が原点位置として選択されて、ステップS7に移行する。
ステップS7において、帰零、復帰処理制御部66からステッピングモータ駆動制御部64に対して帰零処理の開始が指示される。このとき、ベントドア52を、ドア位置記憶部55(可動部材位置記憶部)に記憶されたベントドア52の位置から、原点位置として選択されたVENT位置まで移動させる指令が出される。ステッピングモータ駆動制御部64では、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置と、原点位置として選択されたVENT位置との角度差を、ベントドア駆動部521(ステッピングモータ)の1パルス当たりの回転角度で除算して、ベントドア52を原点位置まで移動させる帰零処理を行うために必要なパルス数を算出し、ベントドア駆動部521に対して、算出した数以上のパルスを入力する。なお、算出した数以上のパルスを入力するのは、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置は誤差を含むため、誤差を考慮して確実に原点位置まで帰零させるためである。
ステップS8において、帰零処理が完了したか否かを判断する。この判断は、ステップS7で決定した数のパルスが、ベントドア駆動部521に入力されたか否かを判定することによって行われる。もし、所定の数のパルスが入力されたら、帰零処理が完了したものと判断して、ステップS9に移行して、所定の数のパルスが入力されていないときには、ステップS8を継続する。なお、ステップS7において所定の数以上のパルスが入力されると、ベントドア52は、原点位置として選択されたVENT位置においてベントドア第2回動制限部524に当接、もしくはDEF位置においてベントドア第1回動制限部523に当接する。そして、さらにパルスが入力されると、ベントドア52(ステッピングモータ)はベントドア第2回動制限部524、もしくはベントドア第1回動制限部523に邪魔されて、それ以上回転できなくなり、脱調を起こして、当接した位置を保持する。
帰零処理が完了したと判断されると、ステップS9において、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置が読み出されて、ステップS10に移行する。
ステップS10において、ドア位置記憶部55に記憶されていたベントドア52の位置がリセットされて、ステップS11に移行する。
ステップS11において、帰零、復帰処理制御部66からステッピングモータ駆動制御部64に対して復帰処理の開始が指示される。このとき、ステッピングモータ駆動制御部64において、原点位置として選択されたVENT位置から、ステップS9で読み出したベントドア52の位置までベントドア52を移動するのに必要なパルス数が算出されて、算出された数のパルスが、ベントドア駆動部521に対して入力される。
ステップS12において、ベントドア駆動部521に対して入力されるパルス数に応じて、ドア位置記憶部55にベントドア52の位置が記憶されて、ステップS13に移行する。
ステップS13において、復帰処理が完了したか否かを判断する。この判断は、ステップS11で算出した数のパルスが、ベントドア駆動部521に入力されたか否かを判定することによって行われる。もし、所定の数のパルスが入力されたら、復帰処理が完了したものとして、図3の処理を終了する。一方、所定の数のパルスが入力されていないときには、ステップS12に戻る。
ステップS5において、吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置以外にあると判断されたとき、もしくは、ステップS14において、車両用空調装置100の設定温度が、ホット側を示す値であるとき(あらかじめ決めておいた設定温度以上であるとき)は、ステップS15において、原点選択部65の作用によって、ベントドア52の回動範囲の両端部のうち、ベントドア52に近い側であるDEF位置(ベントドア第1回動制限部523(ストッパ部材)に当接する位置)が原点位置として選択されて、ステップS16に移行する。
なお、ステップS14において、車両用空調装置100の設定温度が、ホット側を示す値でないとき(あらかじめ決めておいた設定温度以上でないとき)は、ステップS6に移行する。
ステップS16において、帰零、復帰処理制御部66からステッピングモータ駆動制御部64に対して帰零処理の開始が指示される。このとき、ベントドア52を、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置から、原点位置として選択されたDEF位置まで移動させる指令が出される。このとき、ステッピングモータ駆動制御部64において、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置と、原点位置として選択されたDEF位置との間の角度差が算出されて、算出された角度差をステッピングモータで構成されたベントドア駆動部521の1パルス当たりの回転角度で除算した数以上のパルスを、ベントドア駆動部521に入力することが指令される。
ステップS17において、帰零処理が完了したか否かを判断する。この判断は、ステップS16で決定した数のパルスが、ベントドア駆動部521に入力されたか否かを判定することによって行われる。もし、所定の数のパルスが入力されたら、帰零処理が完了したものと判断して、ステップS18に移行して、所定の数のパルスが入力されていないときには、ステップS17を継続する。
帰零処理が完了したと判断されると、ステップS18において、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置が読み出されて、ステップS19に移行する。
ステップS19において、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置がリセットされて、ステップS20に移行する。
ステップS20において、帰零、復帰処理制御部66からステッピングモータ駆動制御部64に対して復帰処理の開始が指示される。このとき、ステッピングモータ駆動制御部64において、原点位置として選択されたDEF位置から、ステップS18で読み出したベントドア52の位置までベントドア52を移動するのに必要なパルス数が算出されて、算出された数のパルスが、ベントドア駆動部521に対して入力される。
ステップS21において、ベントドア駆動部521に対して入力されるパルス数に応じて、ドア位置記憶部55にベントドア52の位置が随時記憶されて、ステップS22に移行する。
ステップS22において、復帰処理が完了したか否かを判断する。この判断は、ステップS20で算出した数のパルスが、ベントドア駆動部521に入力されたか否かを判定することによって行われる。もし、所定の数のパルスが入力されたら、復帰処理が完了したものとして、図3の処理を終了する。一方、所定の数のパルスが入力されていないときには、ステップS21に戻る。
以上、説明したように、実施例1に係る車両用空調制御装置に適用されたステッピングモータの帰零、復帰処理方法よれば、イグニッション信号検出部99(電源供給指示部)において車両のイグニッション信号の状態を検出して、イグニッション信号が、ON状態からOFF状態に移行したことが検出されたときに、原点選択部65において、ベントドア52(可動部材)から近い側のベントドア第1回動制限部523(ストッパ部材)に当接する位置、もしくはベントドア第2回動制限部524(ストッパ部材)に当接する位置のいずれか一方の位置が原点位置に選択されて、帰零、復帰処理制御部66からステッピングモータ駆動制御部64に対して帰零処理の実行が指示され、ステッピングモータ駆動制御部64において、帰零処理を行うのに必要なパルス数が算出されて、算出された数以上のパルスがベントドア駆動部521(ステッピングモータ)に入力されて帰零処理が実行され、帰零処理が終了した後で、帰零、復帰処理制御部66からステッピングモータ駆動制御部64に対して復帰処理の実行が指示されて、ドア位置記憶部55(可動部材位置記憶部)に記憶された帰零処理を行う前のベントドア52の位置に基づいて、ステッピングモータ駆動制御部64において、復帰処理を行うのに必要なパルス数が算出されて、算出された数のパルスがベントドア駆動部521に入力されて復帰処理が実行されるため、帰零処理と復帰処理に要する時間を短縮することができる。
なお、本実施例1では、ベントドア52の制御を例にあげて説明したが、同様の帰零、復帰処理が、フットドア53、デフロスタドア54についても行われる。さらに、インテークドア43やエアミックスドア49についても、同様の帰零、復帰処理を適用することが可能である。
本実施例2は、本発明を、車両用空調装置のベントドア52の制御に適用したものである。特に、本実施例2は、車両のイグニッション信号のON/OFFの変化を検出して、イグニッションOFF時に帰零処理を行って、イグニッションON時に復帰処理を行う点に特徴を有する。以下、本発明の実施例2を、図4、5および図6のフローチャートを用いて説明する。
[機械的構成]
本発明を適用した車両用空調装置101の機械的構成は、実施例1で説明した車両用空調装置100の構成と同様であるため、説明は省略する。なお、説明を簡単にするために、単独で回動するベントドア52を制御する場合について動作を説明する。図4は、本実施例2において、ベントドア52を制御するために必要な部位のみを示したものである。
[制御的構成]
本発明を適用した車両用空調装置101の制御的構成は、実施例1で説明した内容とほぼ同様であるため、差異のみを説明する。
本実施例において、帰零、復帰処理制御部67は、イグニッション信号検出部99(電源供給指示部)が、車両のイグニッション信号の状態を検出して、イグニッション信号が、ON状態からOFF状態に移行したことが検出されたときに帰零処理の実行を指示して、図5(a)に示す帰零処理を行い、イグニッション信号が、OFF状態からON状態に移行したことが検出されたときに復帰処理の実行を指示して、図5(b)に示す復帰処理を行う。
[作用説明]
次に、本実施例に係る車両用空調装置101で行われる帰零処理と復帰処理の作用について、ベントドア52の制御を例にあげて、図4の構成図および図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS30において、ベントドア52が移動したか否かを判断する。ベントドア52が移動したときには、ベントドア52の移動量をドア位置記憶部55に送信する。ドア位置記憶部では、ベントドア52の移動量を受信して、その時点で記憶されているベントドア52の位置(開度)に、受信したベントドア52の移動量を加算して、新たなベントドア52の位置(開度)を算出し、ステップS31において、こうして算出された新たなベントドア52の位置(開度)を記憶する。
一方、ステップS30において、ベントドア52が移動していないと判断されたときは、ステップS32に移行する。
次に、ステップS32において、イグニッション信号検出部99(電源供給指示部)において車両のイグニッション信号の状態を検出する。もし、イグニッション信号が、ON状態からOFF状態に移行したことが検出されると、ステップS33に移行する。
一方、イグニッション信号が、ON状態からOFF状態に移行したことが検出されないときは、ステップS43に移行する。
ステップS33において、車両用空調装置101が、マニュアルモードで動作していたか否かが判断される。マニュアルモードで動作していたときはステップS34に移行して、それ以外の場合はステップS41に移行する。
ステップS34において、車両用空調装置101の吹き出し口が、VENT(ベント)位置もしくはB/L(バイレベル)位置にあるか否かが判断される。吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置にあると判断されると、ステップS35に移行して、吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置以外にあると判断されると、ステップS42に移行する。例えば、ベントドア52が図5(a)の状態にあった場合は、ステップS42に移行する。
ステップS35において、原点選択部65の作用によって原点位置が1つ選択される。すなわち、吹き出し口がVENT位置もしくはB/L位置にあるときは、VENT位置(ベントドア第2回動制限部524(ストッパ部材)に当接する位置)が原点位置として選択され、ステップS36に移行する。
ステップS36において、帰零、復帰処理制御部67からステッピングモータ駆動制御部64に対して帰零処理の開始が指示される。このとき、ステッピングモータ駆動制御部64からベントドア駆動部521に対して、ベントドア52を、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置から、原点位置として選択されたVENT位置、もしくはDEF位置まで移動させる指令が出される。ステッピングモータ駆動制御部64では、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置と、原点位置として選択されたVENT位置、もしくはDEF位置との角度差(図5(a)の角度差θ)を、ベントドア駆動部521(ステッピングモータ)の1パルス当たりの回転角度で除算して、ベントドア52を原点位置まで移動させる帰零処理を行うために必要なパルス数を算出し、ベントドア駆動部521に対して、算出した数以上のパルスを入力する。
ステップS37において、帰零処理が完了したか否かを判断する。この判断は、ステップS36で決定した数のパルスが、ベントドア駆動部521に入力されたか否かを判定することによって行われる。もし、所定の数のパルスが入力されたら、帰零処理が完了したものと判断して、ステップS38に移行して、所定の数のパルスが入力されていないときには、ステップS37を継続する。
帰零処理が完了したと判断されると、ステップS38において、ドア位置記憶部55に記憶されたベントドア52の位置が読み出されて、ステップS39に移行する。
ステップS39において、ドア位置記憶部55に記憶されていたベントドア52の位置がリセットされる。
そして、ステップS40において、ステップS35、もしくはステップS42で選択された原点位置が、ドア位置記憶部55に記憶されて図6の処理を終了する。
なお、ステップS34において、吹き出し口が、VENT位置もしくはB/L位置以外にあると判断されたとき、もしくは、ステップS41において、車両用空調装置101の設定温度が、予め設定されたホット側を示す値であるときは、ステップS42において、原点選択部65の作用によって、DEF(デフロスタ)位置(ベントドア第1回動制限部523(ストッパ部材)に当接する位置)が原点位置として選択されて、ステップS36に移行する。例えば、ベントドア52が図5(a)の状態にあった場合は、DEF位置が原点位置として選択されて、ステップS36に移行する。
なお、ステップS41において、車両用空調装置101の設定温度が、予め設定されたクール側を示す値であるときは、ステップS35に移行する。
ステップS43において、イグニッション信号が、OFF状態からON状態に移行したことが検出されたときは、ステップS44に移行する。
一方、イグニッション信号が、OFF状態からON状態に移行したことが検出されないときは、ステップS30に戻る。
ステップS44では、ステップS38でドア位置記憶部55から読み出されたベントドア52の位置およびステップS40で記憶された原点位置が読み出されて、ステップS45に移行する。
ステップS45では、帰零、復帰処理制御部67からステッピングモータ駆動制御部64に対して復帰処理の開始が指示される。このとき、ステッピングモータ駆動制御部64では、原点位置として選択されたVENT位置、もしくはDEF位置から、ステップS44で読み出したベントドア52の位置まで、図5(b)の角度差θに相当する量だけベントドア52を移動するのに必要なパルス数が算出されて、算出された数のパルスが、ステッピングモータ駆動制御部64からベントドア駆動部521(ステッピングモータ)に対して入力される。
ステップS46において、ベントドア駆動部521に対して入力されるパルス数に応じて、ドア位置記憶部55にベントドア52の位置が随時記憶されて、ステップS47に移行する。
ステップS47において、復帰処理が完了したか否かを判断する。この判断は、ステップS45で算出した数のパルスが、ベントドア駆動部521に入力されたか否かを判定することによって行われる。もし、所定の数のパルスが入力されたら、復帰処理が完了したものとして、図6の処理を終了する。一方、所定の数のパルスが入力されていないときには、所定の数のパルスが入力されるまで復帰処理を継続して、図6の処理を終了する。
以上、説明したように、実施例2に係る車両用空調制御装置に適用されたステッピングモータの帰零、復帰処理方法よれば、イグニッション信号検出部99(電源供給指示部)において車両のイグニッション信号の状態を検出して、イグニッション信号がON状態からOFF状態に移行したことが検出されたときには、原点選択部65において、ベントドア52(可動部材)から近い側のベントドア第1回動制限部523(ストッパ部材)に当接する位置、もしくはベントドア第2回動制限部524(ストッパ部材)に当接する位置のいずれか一方が原点位置に選択されて、帰零、復帰処理制御部67からステッピングモータ駆動制御部64に対して帰零処理の実行が指示されて、ステッピングモータ駆動制御部64において、帰零処理を行うのに必要なパルス数が算出されて、算出された数のパルスがベントドア駆動部521(ステッピングモータ)に入力されて帰零処理が実行され、イグニッション信号がOFF状態からON状態に移行したことが検出されたときには、帰零、復帰処理制御部67からステッピングモータ駆動制御部64に対して復帰処理の実行が指示されて、ドア位置記憶部55(可動部材位置記憶部)に記憶された帰零処理を行う前のベントドア52の位置に基づいて、ステッピングモータ駆動制御部64において、復帰処理を行うのに必要なパルス数が算出されて、算出された数のパルスがベントドア駆動部521に入力されて復帰処理が実行されるため、帰零処理と復帰処理を行う時間を完全に分離することができ、これによって、帰零処理と復帰処理とを連続して行う場合に比べて、1回の処理に要する時間をより一層短縮することができる。
なお、本実施例2では、ベントドア52の制御を例にあげて説明したが、同様の構成を、フットドア53、デフロスタドア54の制御にも適用することが可能である。さらに、インテークドア43やエアミックスドア49の制御にも適用することが可能である。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。さらに、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。さらに、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
52 ベントドア(可動部材)
521 ベントドア駆動部(ステッピングモータ)
523 ベントドア第1回動制限部(ストッパ部材)
524 ベントドア第2回動制限部(ストッパ部材)
55 ドア位置記憶部(可動部材位置記憶部)
60 空調制御部
62 制御量算出部
64 ステッピングモータ駆動制御部
65 原点選択部
66 帰零、復帰処理制御部
70 空調操作部
99 イグニッション信号検出部(電源供給指示部)

Claims (4)

  1. ステッピングモータに対する指令に応じて移動し、位置または角度を変更する可動部材の可動範囲の両端部に設けられたストッパ部材のうち、前記ステッピングモータに対して指令された、前記可動部材の位置または角度に近い側の前記ストッパ部材の位置を原点位置として選択して、原点位置として選択された前記ストッパ部材に対して前記可動部材を当接させる帰零処理を行い、前記帰零処理が終了した後で、前記可動部材の位置または角度を、前記帰零処理を行う前に前記ステッピングモータに対して指令された、前記可動部材の位置または角度に変更する復帰処理を行うことを特徴とするステッピングモータの帰零、復帰処理方法。
  2. 前記ステッピングモータが搭載された機器の主電源が切断されたときに前記帰零処理を行って、前記主電源が投入されたときに前記復帰処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータの帰零、復帰処理方法。
  3. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの回転に応じて移動し、位置または角度を変更する可動部材と、
    前記ステッピングモータに対して、前記可動部材の移動量または回転角度を指令して前記ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動制御部と、
    前記可動部材の移動範囲または回転範囲の両端部に設けられ、前記可動部材の移動または回転を制限するストッパ部材と、
    前記ステッピングモータ駆動制御部からの指令に基づいて推定される前記可動部材の位置または角度を記憶する可動部材位置記憶部と、
    前記可動部材位置記憶部に記憶された前記可動部材の位置または角度に基づいて、前記ストッパ部材のうち、前記可動部材の位置または角度に近い側の前記ストッパ部材の位置を原点位置として選択する原点選択部と、
    前記可動部材を前記原点位置に当接させる帰零処理を行い、前記帰零処理が終了した後で、前記可動部材を、前記帰零処理を行う前の位置に戻す復帰処理を行う帰零、復帰処理制御部とを有することを特徴とするステッピングモータの帰零、復帰処理装置。
  4. 前記ステッピングモータが搭載された機器の主電源の投入および切断を行う電源供給指示部を有し、
    前記主電源が切断されたときに前記帰零処理を行って、前記主電源が投入されたときに前記復帰処理を行うことを特徴とする請求項3に記載のステッピングモータの帰零、復帰処理装置。
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