JP2013181545A - 車両用ショックアブソーバ - Google Patents

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cylinder
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Keita Nakajima
慶太 中島
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Abstract

【課題】ピストンロッドの傷つきによるオイル漏れを防止できる車両用ショックアブソーバを提供する。
【解決手段】ピストンロッド12の外周面に環状の凹溝12aが形成され、該凹溝12aは、ピストンロッド12のフルストローク時に、シール部材13の上端摺接部13bが、前記凹溝12aの上端縁部12cよりシリンダ側に位置し、かつ下端縁部12dより反シリンダ側に位置するように形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体と車輪との間に配設され、車輪からの衝撃力を吸収して乗り心地の向上を図るようにした車両用ショックアブソーバに関する。
この種のショックアブソーバでは、シリンダの開口部にピストンロッドに摺接するゴム製のシール部材を設けることにより、前記シリンダとピストンロッドとの間から金属片等の異物がシリンダ内に入り込まないようにしている(例えば、特許文献1,2参照)。
実開平02−24136号公報 特開2008−101640号公報
ところで、前記従来のショックアブソーバでは、走行中のピストンロッドの伸縮動によって、ピストンロッドの外表面に付着した異物がシール部材のピストンロッド摺動面に食い込んでピストンロッドとシール部材との間に挟み込まれたままになる場合がある。このような状態でピストンロッドが伸縮動を繰り返すと異物によりピストンロッドの表面に傷がつき、場合によってはオイルシールによるシール性が低下し、シリンダ内の作動オイルが漏れ出るおそれがある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、ピストンロッドの傷つきによるオイル漏れを防止できる車両用ショックアブソーバを提供することを課題としている。
本発明は、シリンダと、該シリンダ内に軸方向に移動自在に挿入されたピストンと、該ピストンに接続され、前記シリンダの開口から外方に突出するピストンロッドと、前記シリンダの開口に配設され、前記ピストンロッドに摺接する弾性部材製のシール部材とを備えた車両用ショックアブソーバにおいて、前記ピストンロッドの外周面に環状の凹溝が形成され、該凹溝は、前記ピストンロッドのフルストローク時に、前記シール部材の摺接部が、前記凹溝の上端縁部よりシリンダ側に位置し、かつ下端縁部より反シリンダ側に位置するように形成されていることを特徴としている。
本発明に係る車両用ショックアブソーバによれば、ピストンロッドのフルストローク時には、シール部材の摺接部は、凹溝の下端縁部を乗り越えて該凹溝内に位置し、かつ上端縁部を乗り越えることはない。
前記シール部材が凹溝に対して前記のように摺動するので、シール部材の摺接部に異物が食い込んだ場合には、該摺接部が凹溝の下端縁部を上方に乗り越え、かつ下方に戻るように摺動する際に異物が前記下端縁部によりそぎ落とされることとなり、異物によってピストンロッドの表面に傷が付くのを防止でき、その結果オイルシールのシール性を保持してシリンダ内の作動油の漏れを防止できる。
この場合、フルストローク時において、シール部材の摺接部は、凹溝の上端縁部を超えることなくシリンダ側に位置しているので、シール部材の摺接部が凹溝の上端縁部に引っ掛かったり,突き当たったりして変形することはなく、効果的に異物を除去することができる。
また本発明では、ピストンロッドに凹溝を形成するだけの簡単な構造で済み、ピストンロッドの傷つき防止策を低コストで実現できる。
本発明の実施例1によるショックアブソーバが配設されたリヤサスペンション装置の側面図である。 前記ショックアブソーバの断面図である。 前記ショックアブソーバの要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は、本発明の実施例1による車両用ショックアブソーバを説明するための図である。
図において、1は自動車のリヤサスペンション装置を示している。このリヤサスペンション装置1は、車両前後方向に延びる左,右のサイドメンバ2,2にその前端部3aが上下揺動自在に支持されたリンク部材3と、該リンク部材3の後端部3bに固定され、後輪4の車軸4aを軸支するアクスルチューブ5と、前記リンク部材3とサイドメンバ2との間に配設されたクッションユニット6とを備えている。
前記クッションユニット6は、リンク部材3とサイドメンバ2との間の前側部分に架設されたコイルばね7と、後側部分に架設されたショックアブソーバ8とを有する。
前記ショックアブソーバ8は、作動油が充填された有底円筒状のシリンダ10と、該シリンダ10内に該シリンダ10の軸方向に移動自在に挿入されたピストン11と、該ピストン11に接続され、前記シリンダ10の上端開口10aに配設された蓋部材18から外方に突出するピストンロッド12と、前記蓋部材18内に配設され、前記ピストンロッド12に摺接する弾性部材製のダストシール(シール部材)13及び油圧シール14とを備えている。
前記ショックアブソーバ8は、ピストンロッド12がシリンダ10の上側に位置し、かつ後方に少し傾斜するように配置されている。
前記シリンダ10の下端に形成された連結部10bが前記リンク部材3の後端部3bにブラケット3cを介して回動可能に連結されており、前記ピストンロッド12の上端に形成された連結部12bが前記サイドメンバ2にブラケット2aを介して回動可能に連結されている。
前記ピストン11は、前記シリンダ10内を、圧縮時,伸張時にそれぞれ高圧となる圧縮側油室Aと伸張側油室Bとに画成している。なお、15は圧縮側オリフィス機構、16は伸張側オリフィス機構である。後輪4の上下動によりピストン11がシリンダ10内を上下に相対移動することにより所定の減衰力が発生するようになっている。
前記蓋部材18は、前記シリンダ10の上端開口10aを塞ぐように、かつ油密に配設されている。この蓋部材18の上部に形成された上部溝18aにダストシール13が配設され、下部に形成された下部溝18b内に前記油圧シール14が配設されている。
前記ダストシール13は、ゴム製のものであり、前記蓋部材18の内周面に形成された前記上部溝18aに油密に圧入固定された固定部13aと、該固定部13aに続いて上方に延びて前記ピストンロッド12の外周面に摺接する上端摺接部13bと、前記固定部13aに続いて下方に延びて前記ピストンロッド12の外周面に摺接する下端摺接部13cとを有する。これによりピストンロッド12とシリンダ10との間は油密にシールされている。
そして前記ピストンロッド12の上端部の外周面には、環状の凹溝12aが形成されている。この凹溝12aは、前記ピストンロッド12の最大圧縮時であるフルストローク時に、前記シール部材13の上端摺接部13bが、前記凹溝12aの上端縁部12cよりシリンダ側である下方に位置し、下端縁部12dより反シリンダ側である上方に位置するように形成されている。換言すれば、フルストローク時における前記シール部材13の上端摺接部13bは、前記凹溝12aの下端縁部12dを乗り越え、かつ上端縁部12cを乗り越えずに凹溝12a内に位置する。
前記凹溝12aの下端縁部12dは、軸直角方向に切り込み加工することにより90度の角度をなしており、該下端縁部12dのエッジには面取り部12eが形成されている。また前記凹溝12aの上端縁部12cは、テーパ状に切削加工することにより所定の傾斜角度をなすテーパ面となっている。
本実施例によれば、ピストンロッド12の上端部外周面に環状の凹溝12aを形成し、該凹溝12aを、前記ピストンロッド12のフルストローク時にシール部材13の上端摺接部13bが凹溝12aの上端縁部12cよりシリンダ側である下方に位置し、かつ下端縁部12dより反シリンダ側である上方に位置するように形成した。
本実施例では、前記構成としたので、シール部材13の上端摺接部13bに金属片や砂等の異物20が食い込んだ場合には、該上端摺接部13bが凹溝12aの下端縁部12dを上下に乗り越えるように摺接することで異物20がそぎ落とされることとなり、異物20によってピストンロッド12の表面に傷が付くのを防止でき、油圧シール14のシール性を保持でき、シリンダ10内の作動油の漏れを防止できる。なお、下端縁部12dには面取り部12eが形成さているので、前記上端摺接部13bが凹溝12aを設けたことによって損傷することはない。
この場合、フルストローク時におけるシール部材13の上端摺接部13bは、凹溝12aの上端縁部12cより下方に位置し、しかも上端縁部12cはテーパ面をなしているので、シール部材13の上端摺接部13bが上端縁部12cに引っ掛かったり,突き当たったりして変形することはなく、効果的に異物を除去することができる。
また本実施例では、前記ピストンロッド12に凹溝12aを形成するだけの簡単な構造で済み、ピストンロッド12の傷つき防止策を低コストで実現できる。
なお、前記実施例では、リヤサスペンション装置のショックアブソーバを例にとって説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、フロントサスペンション装置等のショックアブソーバにも勿論適用できる。
また、前記実施例では、凹溝12aの上端縁部12cをテーパ面としたが、本発明では、軸直角方向に切り込むことにより90度の角度をなすように形成してもよい。このようにした場合にも、フルストローク時にはシール部材の上端摺接部が凹溝の上端縁部より下方に位置するので、上端縁部によりシール部材が変形するのを回避できる。
また、前記実施例では、シール部材13が上端摺接部13bと下端摺接部13cとを有する場合を説明したが、本発明では、摺接部は1つでも良く、また3つ以上でもよい。3つ以上の摺接部を有する場合は、フルストローク時に、最上部の摺接部が凹溝12aの上端縁部12cよりシリンダ側に位置し、かつ下端縁部12dより反シリンダ側に位置するように形成すれば良い。
8 ショックアブソーバ
10 シリンダ
10a 上端開口
11 ピストン
12 ピストンロッド
12a 凹溝
12c 上端縁部
12d 下端縁部
13 シール部材
13b 摺接部
20 異物

Claims (1)

  1. シリンダと、該シリンダ内に軸方向に移動自在に挿入されたピストンと、該ピストンに接続され、前記シリンダの開口から外方に突出するピストンロッドと、前記シリンダの開口に配設され、前記ピストンロッドに摺接する弾性部材製のシール部材とを備えた車両用ショックアブソーバにおいて、
    前記ピストンロッドの外周面に環状の凹溝が形成され、
    該凹溝は、前記ピストンロッドのフルストローク時に、前記シール部材の摺接部が、前記凹溝の上端縁部よりシリンダ側に位置し、かつ下端縁部より反シリンダ側に位置するように形成されている
    ことを特徴とする車両用ショックアブソーバ。
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