JP2013180669A - カップホルダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手に優れるカップホルダ装置を提供する。
【解決手段】ケース本体10と、このケース本体10に対し開き位置と閉じ位置とに開閉切換可能に装着された開閉蓋30と、開閉蓋30と協働してカップ類Bを挿脱可能に保持するホルダ部材80とを備える。ホルダ部材80は、開閉蓋30が開き位置に配置された状態において、水平状をなすホルダ位置と、垂直状をなす折畳位置とに配置切換可能に開閉蓋に装着される。ホルダ部材80が折畳位置に配置切換されたときには、ケース本体10と開閉蓋30との間の収納室を第1、第2の分割室S1、S2に区画する区画壁として機能する。
【選択図】図2

Description

この発明はカップホルダ装置に関する。
従来、カップホルダ装置においては、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたカップホルダ装置においては、コンソールトレイの収納部に容器保持部材を着脱可能に設けている。
また、容器保持部材を、容器を保持する容器保持状態と格納状態とで保持位置を変えるため、容器保持部材に係合部を設け、コンソールトレイの後側トレイに前記係合部に係合可能な容器保持用被係合部と格納用被係合部を設け、前記係合部は、弾性を有する長尺状の板状部材からなる複数の片持ち梁部を互いに直交配置させている。
特開2010−132081号公報
ところで、特許文献1に開示されたカップホルダ装置においては、容器保持部材を使用する場合には、容器保持部材の容器保持用係合凹部をコンソールトレイの容器保持用係合凸部に係合させると共に、容器保持部材のロック用突起をコンソールトレイの係止穴に係合させる。
また、容器保持部材をコンソールトレイに格納する場合には、コンソールトレイに対し容器保持状態にある容器保持部材のロック用突起とコンソールトレイの係止穴との係合を外して容器保持部材を取り外す。その後、コンソールトレイの格納部に対し容器保持部材を縦方向に配置し、コンソールトレイの格納用溝部に嵌合した下方にスライド移動させることによって、格納用係合凹部をコンソールトレイの格納用係合凸部に係合させると共に、容器保持部材のロック用突起をコンソールトレイの支持穴に係合させることで、容器保持部材を格納状態とする。
したがって、特許文献1に開示されたカップホルダ装置においては、容器保持部材を使用状態と格納状態とに配置切換する操作に多くの手間が必要となり、使い勝手が悪い。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、使い勝手に優れるカップホルダ装置を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るカップホルダ装置は、ケース本体と、このケース本体に対し開き位置と閉じ位置とに開閉切換可能に装着された開閉蓋と、前記開閉蓋と協働してカップ類を挿脱可能に保持するホルダ部材とを備えたカップホルダ装置であって、
前記ホルダ部材は、前記開閉蓋が開き位置に配置された状態において、水平状をなすホルダ位置と、垂直状をなす折畳位置とに配置切換可能に前記開閉蓋に装着され、
前記ホルダ部材が前記折畳位置に配置切換されたときには、前記ケース本体と前記開閉蓋との間の収納室を第1、第2の分割室に区画する区画壁として機能することを特徴とする。
前記構成によると、開閉蓋が開き位置に配置された状態において、ホルダ部材が水平状をなすホルダ位置に配置されることで、カップ類が保持される。
また、ホルダ部材が垂直状をなす折畳位置に配置切換されることで、ケース本体と開閉蓋との間の収納室が、折畳位置に配置されたホルダ部材を区画壁して第1、第2の分割室に区画される。これによって、第1、第2の分割室に異なる物品を区別して収納することができる。
前記したように、ホルダ部材をホルダ位置と折畳位置とに配置切換するという、極めて簡単な操作によって、カップ類を保持したり、異なる物品を区別して収納することができ、使い勝手に優れる。
請求項2に係るカップホルダ装置は、請求項1に記載のカップホルダ装置であって、
ホルダ部材は、開閉蓋が開き位置に配置された状態において、前記開閉蓋の底部をなす底壁部に一端が回動可能に装着されたホルダアームの他端部に回動可能に装着され、
前記開閉蓋の両側壁部と前記ホルダ部材との間には、前記ホルダ部材をホルダ位置と折畳位置とに案内する案内機構が配設されていることを特徴とする。
前記構成によると、ホルダ部材は、開閉蓋の底部をなす底壁部に一端が回動可能に装着されたホルダアームの他端部に回動可能に装着され、案内機構によってホルダ位置と折畳位置とに案内される。このため、ホルダ部材をホルダ位置と折畳位置とに容易に配置切換することができる。
請求項3に係るカップホルダ装置は、請求項2に記載のカップホルダ装置であって、
案内機構は、ホルダ部材をホルダ位置に係止する第1ストッパ部と、前記ホルダ部材を折畳位置に係止する第2ストッパ部とを有していることを特徴とする。
前記構成によると、案内機構の第1ストッパ部と第2ストッパ部とによって、ホルダ部材をホルダ位置と折畳位置とに確実に係止することができる。
請求項4に係るカップホルダ装置は、請求項2又は3に記載のカップホルダ装置であって、
開閉蓋が開き位置に配置された状態において、ホルダ位置に配置されたホルダ部材が案内機構に案内されて折畳位置に配置切換されたときには、開閉蓋側に区画された第1の分割室の奥行き寸法よりも、ケース本体側に区画された第2の分割室の奥行き寸法が大きく設定され、
前記第1の分割室には小物類が収納可能で、前記第2の分割室には容積が大きい物品が収納可能に構成されていることを特徴とする。
前記構成によると、第1の分割室には小物類を収納することができ、第2の分割室には容積が大きい物品を収納することができる。
この発明の実施例1に係るカップホルダ装置のケース本体に対し、開閉蓋が開き位置に配置された状態を示す斜視図である。 同じくケース本体、ロック部材、開閉蓋のインナ部材、アウタ部材、ホルダ部材等が分離された状態を示す分解斜視図である。 同じくケース本体に対し、開閉蓋が開き位置に配置され、かつホルダ部材がホルダ位置に配置された状態を示す平面図である。 同じく図3のIV−IV線に沿う側断面図である。 同じく開き位置に配置された開閉蓋に対しホルダ部材が下向きに折り畳まれた状態を示す平面図である。 同じく図5のVI−VI線に沿う側断面図である。 同じくケース本体に対し、開閉蓋が閉じ位置に配置された状態を示す斜視図である。 同じくケース本体に対し、開閉蓋が閉じ位置に配置された状態を示す平面図である。 同じく図8のIX−IX線に沿う側断面図である。 同じくケース本体に対し、開閉蓋が開き位置から閉じ位置に向けて回動された状態を示す側断面図である。 同じくケース本体に対し、開閉蓋を閉じ位置と開き位置とに付勢する開閉ばねの装着状態を示す側面面である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1に係るカップホルダ装置を図面にしたがって説明する。
図1〜図4に示すように、カップホルダ装置は、ケース本体10と、開閉蓋30と、ホルダ部材80とを備えている。
ケース本体10は、底壁部11と、左右の両側壁部16と、後壁部17とを一体に有して上方及び前方(手前側)へ開口する箱形状に形成されている。
図5と図6に示すように、ケース本体10の底壁部11の後部寄り部分には、大型のカップ類の底面をうける左右の両カップ受け凹部13が形成されている。
また、図2と図4に示すように、ケース本体10の底壁部11の前縁には、開閉蓋30の開閉を妨げることがないように蓋開閉用凹部14が形成され、底壁部11の前縁と蓋開閉用凹部14との境界部には開閉蓋30を開き位置に停止させるストッパ部15が形成ている。
図2と図9に示すように、ケース本体10の左右の両側壁部16の後側寄り内壁面には、左右の両突出部20が形成されている。
左右の両突出部20の後面には、後壁部17と前後方向に所定間隔を隔てて対向し、情報端末器A等を収納する収納室S1を区画形成する仕切面21が形成されている。
また、左右の両突出部20の上面には、開閉蓋30を閉じ位置で受け支える蓋受け面22が形成されている。
さらに、左右の突出部20の前面には、ホルダ部材80を折畳位置の直前まで折り畳み案内するホルダ案内面23が形成されている。
図1〜図4に示すように、ケース本体10の左右の両側壁部16の前部には、開閉蓋30が開き位置と閉じ位置とに配置切換可能に開閉軸31を中心として回動可能に装着されている。
開閉蓋30は、共通の開閉ばね43によって開き位置及び閉じ位置に向けて付勢されると共に、ダンパ43によって急激な開放が抑制されるようになっている。
すなわち、この実施例1において、開閉軸31の一端部には、ケース本体10の一方の側壁部16に装着されたダンパ46の作動歯車47に噛み合う扇形歯車32が段付きネジ48によって開閉軸31と同一中心線上に装着されている。
また、扇形歯車32とケース本体10の一方の側壁部16との間には開閉ばね43が配設されている。
そして、図11に示すように、開閉ばね43の一端部(支点)44と開閉軸31の中心とを通る線Lを境(デッドポイント)とし、この線Lを開閉ばね43の他端部(作用点)45が越えて開閉蓋30が開き方向へ回動されることで、開閉蓋30が開き位置に向けて開閉ばね43の付勢力によって回動され、開閉蓋30がケース本体10のストッパ部15に当接する開き位置に保持されるようになっている。
前記とは逆に、前記線Lを開閉ばね43の他端部(作用点)45が越えて開閉蓋30が閉じ方向へ回動されることで、開閉蓋30が閉じ位置に向けて開閉ばね43の付勢力によって回動され、開閉蓋30が蓋受け面22に当接する閉じ位置に保持されるようになっている。
図2と図4に示すように、開閉蓋30は、インナ部材50とアウタ部材51とが一体状に結合されることで二重蓋構造に形成されている。
また、開閉蓋30は、図4に示すように、開き位置に配置された状態において、底部をなす底壁部52と、手前側に配置される前壁部58と、左右両側に位置する左右の両側壁部55とを備えている。
開閉蓋30の前壁部58の内面側の左右方向中央部には、仕切用凸部59が形成されている。
また、この実施例1において、図7〜図9に示すように、開閉蓋30が閉じ位置に配置切換されたときに、開閉蓋30の前壁部58の先端部とケース本体10の後壁部17との間に収納室S1を上方へ開口させる開口部35が形成されている。
また、図2と図4に示すように、開閉蓋30の左右の両側壁部55には、次に詳述するホルダ部材80をホルダ位置と折畳位置とに案内する案内機構を構成する湾曲の長孔状をなすホルダ折畳案内孔56が形成されている。
また、ホルダ折畳案内孔56の一端部には、ホルダ部材80をホルダ位置に係止する第1ストッパ部56aが形成され、ホルダ折畳案内孔56の他端部には、ホルダ部材80を折畳位置に係止する第2ストッパ部56bが形成されている。
また、この実施例1において、ホルダ折畳案内孔56には、ホルダ部材80を第1ストッパ部56aと第2ストッパ部56bとの中間部で係脱可能に係止する係止部56cが形成されている。
図2と図4に示すように、開閉蓋30の底壁部52の後部には、複数(又は単数でもよい)のアーム取付部が形成され、これらアーム取付部には、ホルダアーム70を介してホルダ部材80が装着されている。
すなわち、この実施例1において、図2に示すように、ホルダアーム70は、アーム取付部の数に対応するアーム部71を有し、これらアーム部71の一端部がアーム軸73によって開閉蓋30の底壁部52のアーム取付部に回動可能に連結されている。
複数のアーム部71の他端部は、横方向の連結部72によって一体に連結されている。
図2と図4に示すように、ホルダアーム70の他端部をなす連結部72には、ホルダ部材80がその左右両側の一端部においてアーム軸74を中心として回動可能に連結されている。
また、ホルダアーム70とホルダ部材80との間には、これら両者を互いに拡開方向へ付勢してホルダ部材80をホルダ位置に保持するホルダばね75が介装されている。
図1〜図4に示すように、ホルダ部材80には、開閉蓋30が開き位置に配置された状態において、開閉蓋30の前壁部58と協働してカップ類B(カップ、飲料水用缶、ペットボトル等)を保持する左右の両円弧部81が形成されている。
また、ホルダ部材80の左右両側の他端部には、開閉蓋30のホルダ折畳案内孔56に摺動可能に嵌挿される摺動ピン83が配設されている。
そして、ホルダ折畳案内孔56と摺動ピン83によって、ホルダ部材80をホルダ位置と折畳位置とに案内する案内機構が構成されている。
開閉蓋30が開き位置に配置された状態において、図4に示すように、ホルダ部材80は、水平状をなしてカップ類を保持するホルダ位置と、図6に示すように、垂直状をなす折畳位置とに配置切換される。
また、ホルダ部材80が折畳位置に配置切換されたときには、ケース本体10の後壁部17と開閉蓋30の前壁部58との収納室を第1、第2の分割室S2、S3とに区画する区画壁として機能する。
さらに、この実施例1においては、開閉蓋30側に区画された第1の分割室S2の奥行き寸法よりも、ケース本体10側に区画された第2の分割室S3の奥行き寸法が大きく設定されている。そして、第1の分割室S1には、例えば、携帯電話器、たばこケース、免許証入れ、財布等の小物類Cが収納可能で、第2の分割室S2には、例えば、大型のカップ類等の容積が大きい物品Dが収納可能に構成されている。
また、この実施例1において、図1〜図3に示すように、ホルダ部材80の左右の両円弧部81の所定位置には、外径が異なるカップ類を安定よく保持するためのサポート体90、95がピン91、96を中心としてそれぞれ回動可能に装着されている。
これら左右の両サポート体90、95は、ばね92、97によってほぼ水平状をなす位置に向けて付勢され、円弧部81の中心に向けて突出すると共に、カップ類が挿入されることで、カップ類の外周面に押圧されてばね92、97の付勢力に抗して下向きに回動するようになっている。
また、この実施例1においては、左右の両サポート体90、95のうち、一方のサポート体90は、他方のサポート体95に比べ小型(円弧部81の周方向の寸法及び中心方向への張出寸法が小さい小型)に形成され、外径、形状等が多様に異なるカップ類を良好に支持できるようになっている。
この実施例1に係るカップホルダ装置は上述したように構成される。
したがって、図7〜図9に示すように、開閉蓋30が閉じ位置に配置された状態において、開閉蓋30の前壁部58の先端部とケース本体10の後壁部17との間の開口部35からケース本体10の収納室S1内に情報端末器A等の下部を挿入して保持することができる。
閉じ位置に配置された開閉蓋30を開く場合、開閉蓋30を開閉ばね43の付勢力に抗して開き位置に向けて開閉軸31を中心として回動する。
開閉ばね43の一端部(支点)44と開閉軸31の中心とを通る線Lを開閉ばね43の他端部(作用点)45が越えて開閉蓋30が開き方向へ回動されると、開閉ばね43の付勢力の方向が開閉蓋30の開き方向となる。そして、開閉蓋30がケース本体10のストッパ部15に当接する開き位置まで回動されると、開閉ばね43の付勢力によって開閉蓋30が開き位置に保持される。
前記したようにして、開閉蓋30が閉じ位置から開き位置まで回動される間において、ホルダアーム70及びホルダ部材80は、ホルダばね75の付勢力によって互いに拡開されながら、案内機構を構成するホルダ折畳案内孔56と摺動ピン83との案内作用によって、上方へ回動される。そして、ホルダ折畳案内孔56の第1ストッパ部56aに摺動ピン83が当接する状態までホルダ部材80が移動されることで、図4に示すように、ホルダ部材80がほぼ水平状をなすホルダ位置に配置されて保持される。
なお、開閉蓋30が開き位置に配置されたときに、ホルダ部材80が、ホルダ折畳案内孔56一端部の第2ストッパ部56bに摺動ピン83が係合してホルダ部材80が折畳位置に保持されている場合、第2ストッパ部56bと摺動ピン83との係合を手動操作によって解除する。
すると、ホルダアーム70及びホルダ部材80は、ホルダばね75の付勢力によって互いに拡開されながら、ホルダ折畳案内孔56と摺動ピン83との案内作用によって、上方へ回動される。そして、ホルダ折畳案内孔56の第1ストッパ部56aに摺動ピン83が当接する状態までホルダ部材80が移動されることで、ホルダ部材80がほぼ水平状をなすホルダ位置に配置されて保持される。
前記したように、開閉蓋30が開き位置に配置され、ホルダ部材80が水平状をなすホルダ位置に配置された状態において、ホルダ部材80の左右の両円弧部81と開閉蓋30の前壁部58との協働によってカップ類B(カップ、飲料水用缶、ペットボトル等)を保持可能なホルダー空間が構成される。そして、ホルダー空間には、カップ類Bが安定よく保持される。
また、カップホルダとして使用しないときには、ホルダ部材80をホルダばね75の付勢力に抗して下向きに回動し、ホルダ折畳案内孔56の他端の第2ストッパ部56bと摺動ピン83とを係合させることで、図5と図6に示すように、ホルダ部材80が垂直状をなす折畳位置に配置切換される。
ホルダ部材80が折畳位置に配置切換されたときには、ホルダ部材80が区画壁として機能する。そして、開閉蓋30側に第1の分割室S2が区画され、ケース本体10側に第2の分割室S3が区画される。
これによって、第1、第2の分割室S1、S2には、異なる物品(小物類Cや容積が大きい物品D)を区別して収納することができ、使い勝手に優れる。
また、この実施例1において、開閉蓋30側に区画された第1の分割室S2の奥行き寸法よりも、ケース本体10側に区画された第2の分割室S3の奥行き寸法が大きく設定されている。
これによって、第1の分割室S1には、例えば、携帯電話器、たばこケース、免許証入れ、財布等の小物類Cが収納することができる。
また、第2の分割室S2には、例えば、大型のカップ類等の容積が大きい物品Dを収納することができる。
また、この実施例1において、前記したように、ホルダ部材80は、開閉蓋30の底部をなす底壁部52に一端が回動可能に装着されたホルダアーム70の他端部に回動可能に装着される。そして、ホルダ部材80は、ホルダ折畳案内孔56と摺動ピン83とを備えて構成される案内機構によって、ホルダ位置と折畳位置とに案内される。このため、ホルダ部材80をホルダ位置と折畳位置とに容易に配置切換することができる。
また、この実施例1において、ホルダ折畳案内孔56一端の第1ストッパ部56aと、他端の第2ストッパ部56bとによって、ホルダ部材80をホルダ位置と折畳位置とに確実に係止(又は停止)することができる。
ホルダ部材80が水平状をなすホルダ位置に配置された状態において、開閉蓋30を閉じる場合、図10に示すように、開閉蓋30を開閉ばね43の付勢力に抗して閉じ位置に向けて開閉軸31を中心として回動する。
開閉蓋30が、開閉ばね43の一端部(支点)44と開閉軸31の中心とを通る線Lを開閉ばね43の他端部(作用点)45が越えて開閉蓋30が閉じ方向へ回動されると、開閉ばね43の付勢力の方向が開閉蓋30の閉じ方向となる。そして、開閉蓋30がケース本体10の蓋受け面22に当接する閉じ位置まで回動されて保持される。
一方、開閉蓋30の閉じ動作に連動してホルダアーム70及びホルダ部材80は、ケース本体10の突出部20前面のホルダ案内面23に接して案内されて、ホルダばね75の付勢力に抗して互いの角度を狭めながら折り畳まれる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
10 ケース本体
30 開閉蓋
56 ホルダ折畳案内孔(案内機構)
70 ホルダアーム
80 ホルダ部材
83 摺動ピン(案内機構)
S1 収納室
S2 第1の分割室
S3 第2の分割室

Claims (4)

  1. ケース本体と、このケース本体に対し開き位置と閉じ位置とに開閉切換可能に装着された開閉蓋と、前記開閉蓋と協働してカップ類を挿脱可能に保持するホルダ部材とを備えたカップホルダ装置であって、
    前記ホルダ部材は、前記開閉蓋が開き位置に配置された状態において、水平状をなすホルダ位置と、垂直状をなす折畳位置とに配置切換可能に前記開閉蓋に装着され、
    前記ホルダ部材が前記折畳位置に配置切換されたときには、前記ケース本体と前記開閉蓋との間の収納室を第1、第2の分割室に区画する区画壁として機能することを特徴とするカップホルダ装置。
  2. 請求項1に記載のカップホルダ装置であって、
    ホルダ部材は、開閉蓋が開き位置に配置された状態において、前記開閉蓋の底部をなす底壁部に一端が回動可能に装着されたホルダアームの他端部に回動可能に装着され、
    前記開閉蓋の両側壁部と前記ホルダ部材との間には、前記ホルダ部材をホルダ位置と折畳位置とに案内する案内機構が配設されていることを特徴とするカップホルダ装置。
  3. 請求項2に記載のカップホルダ装置であって、
    案内機構は、ホルダ部材をホルダ位置に係止する第1ストッパ部と、前記ホルダ部材を折畳位置に係止する第2ストッパ部とを有していることを特徴とするカップホルダ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のカップホルダ装置であって、
    開閉蓋が開き位置に配置された状態において、ホルダ位置に配置されたホルダ部材が案内機構に案内されて折畳位置に配置切換されたときには、開閉蓋側に区画された第1の分割室の奥行き寸法よりも、ケース本体側に区画された第2の分割室の奥行き寸法が大きく設定され、
    前記第1の分割室には小物類が収納可能で、前記第2の分割室には容積が大きい物品が収納可能に構成されていることを特徴とするカップホルダ装置。
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