JP2013178622A - 現金類処理装置、現金類処理方法、及びプログラム - Google Patents

現金類処理装置、現金類処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】休日の保守作業与える影響を低減し、かつ、信頼度の高い自動精査を行うことが可能な、新規かつ改良された現金類処理装置、現金類処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、在高の夜間自動精査を行うか否かを判定し、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する制御部を備えることを特徴とする、現金類処理装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、現金類処理装置、現金類処理方法、及びプログラムに関する。
例えば特許文献1に開示されるように、銀行等の金融機関の営業店には、処理能力の大きい出納機と称する大型の現金類処理装置が設置されている。この現金類処理装置は紙幣入出金機や施封小束支払機等を並べて配置した構造を持つ。オペレータ等のユーザは、現金類処理装置を用いて、現金類処理に関する各種の業務を行うことができる。
このような業務の1つとして、在高点検業務という業務が知られている。在高点検業務は、現金類処理装置に記憶されている金額と、現金類処理装置の各ユニットに格納されている現金類の金額、即ち在高とが一致するかを確認する業務である。
在高点検業務では、まず、現金類処理装置が在高の自動精査を行い、その後、ユーザがリジェクト処理(リジェクト庫内の現金類の金額を計数する処理等)を行なう。ユーザは、現金類処理装置に自動精査を夜間に行わせることができる。夜間に行われる自動精査は夜間自動精査とも称され、日中の自動精査と区別される。現金類処理装置は、夜間自動精査を行う旨の指示を受けた場合、その指示を受けた日のシステム終了時から翌日の早朝までの間に夜間自動精査を行う。
特開2005−157759号公報
しかし、従来の現金類処理装置は、休日の前日に上記の指示を受けた場合には、休日の早朝までに夜間自動精査を行なっていた。その一方で、休日にはリジェクト処理が行われない。したがって、休日の前日に上記の指示を受けた場合には、在高点検業務が中断した状態が長く続いてしまっていた。このため、例えば休日の保守作業に支障が生じる可能性があった。さらに、現金類処理装置は、休日の日中や夜間に在高の変動(例えば、現金が抜き取られることによる変動等)があっても、夜間自動精査結果にその変動を反映させることができなかった。このため、自動精査の信頼度が低いという問題もあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、休日の保守作業に与える影響を低減し、かつ、信頼度の高い自動精査を行うことが可能な、新規かつ改良された現金類処理装置、現金類処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、在高の夜間自動精査を行うか否かを判定し、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する制御部を備えることを特徴とする、現金類処理装置が提供される。
ここで、制御部は、夜間自動精査の実行時刻を設定し、夜間自動精査の実行時刻から所定時間内に電源がONされた場合に、夜間自動精査を実行するようにしてもよい。
また、制御部は、前回の夜間自動精査が実行されてから所定の調整期間が経過した場合には、夜間自動精査を行うようにしてもよい。
また、制御部は、調整期間をランダムに決定してもよい。
また、制御部は、夜間自動精査を所定期間内に1回の割合でランダムに行う一方、所定期間の開始時点をランダムに設定するようにしてもよい。
本発明の他の観点によれば、在高の夜間自動精査を行うか否かを判定するステップと、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行するステップと、を含むことを特徴とする、現金類処理方法が提供される。
本発明の他の観点によれば、コンピュータに、在高の夜間自動精査を行うか否かを判定し、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する制御機能を実現させることを特徴とする、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明に係る現金類処理装置は、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する。言い換えれば、現金類処理装置は、夜間自動精査を行うと判定した日の翌日が休日となる場合には、その休日には夜間自動精査を行わない。したがって、在高点検処理が休日によって中断されることがないので、休日の保守作業に与える影響を低減することができる。さらに、現金類処理装置は、休日の日中や夜間に在高が変動した場合に、その変動を反映した夜間自動精査を実行することができる(例えば、リジェクト庫が取り外されている場合に夜間自動精査を行わない等)。したがって、現金類処理装置は、信頼度の高い夜間自動精査を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る現金類処理装置の外観構成を示す斜視図である。 現金類処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置のディスプレイに表示される画面の例を示す説明図である。 現金類処理装置のディスプレイに表示される画面の例を示す説明図である。 現金類処理装置のディスプレイに表示される画面の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。 現金類処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、以下の説明において、日付は原則として暦上の日付となるが、「営業日」は、締上業務を基準とした日付となる。即ち、「営業日」は、金融機関等で営業が行われる日であり、締上業務が行われると日付が更新される。締上業務は例えば各営業日の15:00頃に行われる。したがって、営業日は、暦上の日よりも早く日付が更新される。営業日は勘定日とも称される。
<1.第1の実施形態>
[1−1.現金類処理装置の構成]
まず、図1及び図2に基づいて、第1の実施形態に係る現金類処理装置1の構成について説明する。現金類処理装置1は、制御装置10と、ディスプレイ20と、キーボード30と、プリンタ40と、紙幣入出金機50と、硬貨入出金機60と、施封小束支払機70と、新券支払機80と、棒金支払機90と、補充回収機100と、現金外ポスト110と、硬貨選別包装機120と、自動電源オンコントローラ130とを備える。現金類処理装置1は、出納機とも称され、金融機関の営業店内のうち、オペレータが顧客と接客して取引業務を行う窓口の後方等に設置される。なお、現金類処理装置1は、これらのユニットのうち、一部のみを備えていてもよい。
制御装置10は、現金類処理装置1全体の制御を行う他、在高点検を行う。詳細は後述する。ディスプレイ20は、現金類処理に関する各種の画面を表示する。なお、ディスプレイ20の表面にはタッチパネルが配置されている。タッチパネルは、ユーザによるタッチ操作がなされた際に、タッチ操作に関する操作情報を制御装置10に出力する。キーボード30は、オペレータ等のユーザが各種の情報を入力するために使用される。プリンタ40は、現金類処理装置1を用いた入出金が行われた場合、入出金の内容に関する情報を印字する。
紙幣入出金機50は、バラの紙幣の入出金を行う。硬貨入出金機60は、バラの硬貨の入出金を行う。施封小束支払機70は、紙幣入出金機50から1枚ずつ搬送されてくる紙幣を一定枚数毎に紙の帯で施封して小束にし、その小束紙幣を払出し口から放出する。また、施封小束支払機70は、小束紙幣を小束収納庫に収納して入金する。また、施封小束支払機70は、ユーザの要求により小束収納庫から小束紙幣を取り出して出金口から放出する。
新券支払機80は、各金種の紙幣を支払う。棒金支払機90は、金種毎に一定枚数の硬貨を棒状に包んだ棒金を出金する。補充回収機100は、営業店に設置される自動取引装置(ATM)に対して紙幣の補充、回収を行うために使用される一括収納庫への紙幣の装填を行なう。また、補充回収機100は、自動取引装置から取り外した一括収納庫内に収納されている紙幣の自動計数等を行い、これらの紙幣を収納する。また、補充回収機100は、紙幣入出金機50からの紙幣を施封小束支払機70へ搬送する搬送路を有する。現金外ポスト110は、現金以外の有価証券、例えば小切手や定期預金証書等の有価証券を受け入れて入金する。入金金額等はユーザにより入力される。硬貨選別包装機120は、バラの硬貨を金種で分別する。そして、硬貨選別包装機120は、同一金種の硬貨が所定枚数以上となった際に、同一金種の硬貨をまとめて包装することで、上述した棒金を生成する。自動電源オンコントローラ130は、タイマを有しており、タイマの日時が予め設定された日時(後述する夜間自動精査実行日時)に一致した際に、制御装置10の電源をオンする。
[1−2.制御装置の構成]
次に、制御装置10の詳細な構成について説明する。制御装置10は、通信部12と、記憶部13と、制御部14とを備える。即ち、制御装置10は、CPU、ROM、RAM、各種の記録媒体(ハードディスク等)、及び通信装置等のハードウェア構成を備え、これらのハードウェア構成により通信部12、記憶部13、及び制御部14が実現される。即ち、ROMには、制御装置10に、通信部12、記憶部13、及び制御部14を実現させるためのプログラムが記録されており、CPUは、このプログラムを読みだして実行する。
通信部12は、通信ネットワークを介してサーバと通信を行なう。記憶部13は、制御装置10による処理に必要な各種の情報を記憶する。例えば、記憶部13は、現在の日時を記憶する。記憶部13が記憶する日時はシステム日時として利用される。記憶部13は、現在の営業日を示す現営業日情報を記憶する。記憶部13は、営業日が登録されたカレンダーを記憶する。記憶部13は、各種のパラメータとして、「予約フラグ」、「夜間自動精査予約種別フラグ」、「ランダム設定間隔情報」、「夜間自動精査実行日時情報」、「営業日カウンタ」、「夜間自動精査実施済みフラグ」、及び「実行間隔カウンタ」を記憶する。
予約フラグは、夜間自動精査が実行される場合に「1」がセットされる。夜間自動精査予約種別フラグは、夜間自動精査が特定の営業日に実行される場合には「0」となり、夜間自動精査が所定期間内の営業日のうち何れかの営業日に実行される場合には「1」となる。即ち、ユーザは、夜間自動精査が実行される営業日として、特定の営業日または所定期間を指定することができる。ユーザが所定期間を指定した場合、夜間自動精査は所定期間内の営業日のうち何れかの営業日に実行される。
ランダム設定間隔情報は、ユーザが指定した所定期間の長さを示す。例えば、ユーザが所定期間として7日を指定した場合、ランダム設定間隔情報は、「7」を示す。夜間自動精査実行日時情報は、夜間自動精査が実行される日時、即ち夜間自動精査実行日時を示す。営業日カウンタは、締上業務が行われる毎に1増加し、その値がランダム設定間隔情報の値以上となった際に「0」にリセットされる。即ち、営業日カウンタは、実質的に営業日の日数を示す。夜間自動精査実施済みフラグは、夜間自動精査が実行される日時が決定された際に「1」にセットされ、営業日カウンタの値がランダム設定間隔情報の値以上となった際に「0」にリセットされる。即ち、夜間自動精査実施済みフラグは、所定期間内に夜間自動精査が実行または実行の予約がされたことを示す。実行間隔カウンタは、前回の夜間自動精査が実行されてから何営業日が経過したのかを示す。
制御部14は、現金類処理装置1全体の制御を行う他、在高点検業務の一環として、夜間自動精査を行なう。例えば、制御部14は、夜間自動精査を行うか否かを判定し、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する。具体的な処理内容は後述する。
[1−3.制御装置が行う処理]
[1−3−1.夜間自動精査予約受付処理]
次に、制御装置10が行う処理について説明する。まず、夜間自動精査予約受付処理について説明する。この処理は、ユーザによる夜間自動精査の予約を受け付ける処理である。
具体的には、制御部14は、図6に示す予約受付画面を表示する。この予約受付画面は、特定日指定用ボタン200、所定期間指定用ボタン210、特定日指定結果表示欄220、所定期間指定結果表示欄230、予約日表示欄240、及び所定期間表示欄250を含む。
特定日指定用ボタン200は、ユーザが特定の営業日を予約日として指定する場合に使用される。夜間自動精査は、この予約日の翌営業日の早朝に実行される。したがって、ユーザは、予約日を指定することで、夜間自動精査が実行される営業日を指定することができる。ユーザは、予約日として、現在の営業日またはそれ以降の日付(休日であってもよい)を指定することができる。所定期間指定用ボタン210は、ユーザが所定期間を指定する場合に使用される。夜間自動精査は、所定期間内の営業日のうち、何れかの営業日の早朝に実行される。所定期間は、例えば1〜20日の何れかであるが、これに限られない。
特定日指定結果表示欄220には、ユーザが特定日指定用ボタン200にタッチした際に「●」が表示される。同様に、所定期間指定用ボタン230には、ユーザが所定期間指定用ボタン210にタッチした際に「●」が表示される。予約日表示欄240には、ユーザが指定した予約日の日付が表示され、所定期間表示欄250には、ユーザが指定した所定期間が表示される。
ユーザは、この画面に基づいて、以下のように夜間自動精査の予約を行う。即ち、ユーザは、夜間自動精査を特定の営業日に行わせたい場合には、特定日指定用ボタン200にタッチする。制御部14は、これに応じて、特定日指定結果表示欄220に「●」を表示する。さらに、制御部14は、予約日の入力を受け付ける。ユーザは、テンキーを用いて、予約日を入力する。制御部14は、予約日を予約日表示欄240に表示する。一方、制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて、予約日以降の最初の営業日を探索する。そして、制御部14は、最初の営業日を翌営業日として特定する。例えば、制御部14は、予約日が月曜日であり、かつ翌日が平日である場合には、翌日の火曜日を翌営業日とする。また、制御部14は、予約日が月曜日であり、かつ翌日が祝日である場合には、翌々日の水曜日を翌営業日とする。また、制御部14は、予約日が金曜日である場合には、翌週の月曜日を翌営業日とする。制御部14は、特定された営業日を夜間自動精査実行日情報として記憶部13に記憶する。また、制御部14は、夜間自動精査予約種別フラグに「0」をセットする。
一方、ユーザは、夜間自動精査を所定期間内に行わせたい場合には、所定期間指定用ボタン210にタッチする。制御部14は、これに応じて、所定期間指定結果表示欄230に「●」を表示する。さらに、制御部14は、所定期間の入力を受け付ける。ユーザは、テンキーを用いて、所定期間を入力する。制御部14は、所定期間を所定期間表示欄250に表示する。一方、制御部14は、所定期間に対応したランダム設定間隔情報を生成し、記憶部13に記憶する。さらに、制御部14は、夜間自動精査予約種別フラグに「1」をセットする。したがって、制御部14は、夜間自動精査予約受付処理を行うことで、夜間自動精査実行日情報またはランダム設定間隔情報を取得する。
<夜間自動精査実行判定処理>
次に、図3A〜図4に示すフローチャートに基づいて、夜間自動精査実行判定処理について説明する。制御部14は、夜間自動精査実行判定処理を行うことで、夜間自動精査を実行するか否かを判定する。制御部14は、夜間自動精査を実行すると判定した場合には、夜間自動精査を実行すると判定した日(システム日時が示す日)の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する。
なお、制御部14は、夜間自動精査実行判定処理をシステム終了時(ユーザが電源オフ操作をした時)に行なう。また、制御部14は、夜間自動精査実行判定処理を行なう一方、締上業務が行われる毎に営業日カウンタ及び実行間隔カウンタの値を1増加させ、現営業日情報を翌営業日の日付に更新する。
ステップS10において、制御部14は、前提条件が満たされるか否かを判定する。制御部14は、具体的には、夜間自動精査の設定があるか(即ち、夜間自動精査実行日情報またはランダム設定間隔情報が記憶部13に記憶されているか)否かを判定する。さらに、制御部14は、現営業日情報の日付がシステム日時よりも後になっているか(即ち、システム日時が示す日での締上業務が終了しているか)否かを判定する。制御部14は、これらの条件がいずれも満たされる場合には、ステップS20に進み、これらの条件のうち、少なくとも一方が満たされない場合には、夜間自動精査実行判定処理を終了する。
ステップS20において、制御部14は、夜間自動精査予約種別フラグが「1」を示すか否かを判定する。即ち、制御部14は、夜間自動精査を所定期間内のランダムな営業日に行うか否かを判定する。制御部14は、夜間自動精査予約種別フラグが「1」を示す場合には、ステップS30に進み、夜間自動精査予約種別フラグが「0」を示す場合には、ステップS240に進む。
ステップS30において、制御部14は、ランダム設定間隔情報が「1」を示すか否かを判定する。なお、ランダム設定間隔情報が「1」を示す場合、夜間自動精査は毎営業日に行われることになる。制御部14は、ランダム設定間隔情報が「1」を示すと判定した場合には、ステップS40に進み、ランダム設定間隔情報が「1」より大きな値を示すと判定した場合には、ステップS50に進む。
ステップS40において、制御部14は、夜間自動精査を実行すると判定し、予約フラグに「1」をセットする。制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて、システム日時以降の最初の営業日を探索する。そして、制御部14は、システム日時以降の最初の営業日を翌営業日として特定する。制御部14は、特定された営業日を夜間自動精査実行日情報として記憶部13に記憶する。これにより、現在のシステム日時の翌営業日に夜間自動精査が実行される。その後、制御部14は、ステップS250に進む。このように、制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて翌営業日を探索する。ただし、本実施形態では、前提条件として締上後に在高点検予約の判別が行われるので、現営業日情報が実質的な翌営業日となる。したがって、現営業日情報がそのまま用いられてもよい。
ステップS50において、制御部14は、ランダム設定間隔情報が「2」を示すか否かを判定する。なお、ランダム設定間隔情報が「2」を示す場合、夜間自動精査は2日に1回のペースで行われることになる。制御部14は、ランダム設定間隔情報が「2」を示すと判定した場合には、ステップS60に進み、ランダム設定間隔情報が「2」より大きな値を示すと判定した場合には、ステップS80に進む。
ステップS60において、制御部14は、実行間隔カウンタの値が「1」以上であるか否かを判定する。即ち、制御部14は、前回の夜間自動精査が行われてから少なくとも1営業日が経過したか否かを判定する。制御部14は、実行間隔カウンタの値が「1」以上であると判定した場合には、ステップS70に進み、制御部14は、実行間隔カウンタの値が「0」であると判定した場合には、ステップS250に進む。
ステップS70において、制御部14は、夜間自動精査を実行すると判定し、予約フラグに「1」をセットする。制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて、システム日時以降の最初の営業日を探索する。そして、制御部14は、システム日時以降の最初の営業日を翌営業日として特定する。制御部14は、特定された営業日を夜間自動精査実行日情報として記憶部13に記憶する。これにより、現在のシステム日時の翌営業日に夜間自動精査が実行される。その後、制御部14は、ステップS250に進む。
ステップS80において、制御部14は、1〜ランダム設定間隔情報の値の範囲内で乱数を1つ生成する。例えば、制御部14は、ランダム設定間隔情報が「7」を示す場合には、1〜7の範囲内で乱数を1つ生成する。
ステップS90において、制御部14は、乱数とランダム設定間隔情報が示す値とが一致するか否かを判定する。制御部14は、乱数とランダム設定間隔情報が示す値とが一致すると判定した場合には、ステップS100に進み、これらが異なると判定した場合には、ステップS110に進む。
ステップS100において、制御部14は、夜間自動精査を実行すると判定し、予約フラグに「1」をセットする。制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて、システム日時以降の最初の営業日を探索する。そして、制御部14は、システム日時以降の最初の営業日を翌営業日として特定する。制御部14は、特定された営業日を夜間自動精査実行日情報として記憶部13に記憶する。これにより、現在のシステム日時の翌営業日に夜間自動精査が実行される。その後、制御部14は、ステップS190に進む。
一方、ステップS110において、制御部14は、ランダム設定間隔情報が「3」を示すか否かを判定する。制御部14は、ランダム設定間隔情報が「3」を示すと判定した場合には、ステップS120に進み、ランダム設定間隔情報が「3」より大きな値を示すと判定した場合には、ステップS130に進む。
ステップS120において、制御部14は、実行間隔カウンタの値が5(調整期間)以上であるか否かを判定する。制御部14は、実行間隔カウンタの値が5以上であると判定した場合には、ステップS140に進み、実行間隔カウンタの値が5未満であると判定した場合には、ステップS160に進む。
ステップS130において、制御部14は、実行間隔カウンタの値が調整期間(ランダム設定間隔情報が示す値+3)以上であるか否かを判定する。制御部14は、実行間隔カウンタの値が(ランダム設定間隔情報が示す値+3)以上であると判定した場合には、ステップS140に進む。一方、制御部14は、実行間隔カウンタの値が(ランダム設定間隔情報が示す値+3)未満であると判定した場合には、ステップS160に進む。
ステップS140において、制御部14は、夜間自動精査実施済みフラグが「1」を示すか否か、即ち、夜間自動精査が所定期間内に実行済みであるか否かを判定する。制御部14は、夜間自動精査実施済みフラグが「1」を示すと判定した場合には、ステップS160に進み、夜間自動精査実施済みフラグが「0」を示すと判定した場合には、ステップS150に進む。
ステップS150において、制御部14は、夜間自動精査を実行すると判定し、予約フラグに「1」をセットする。制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて、システム日時以降の最初の営業日を探索する。そして、制御部14は、システム日時以降の最初の営業日を翌営業日として特定する。制御部14は、特定された営業日を夜間自動精査実行日情報として記憶部13に記憶する。これにより、現在のシステム日時の翌営業日に夜間自動精査が実行される。その後、制御部14は、ステップS160に進む。
ステップS160において、制御部14は、実行間隔カウンタが示す値が(営業日カウンタ+1)以下であるか否か、即ち、夜間自動精査が実行されていない営業日の日数が所定期間に達しているか否かを判定する。制御部14は、実行間隔カウンタが示す値が(営業日カウンタ+1)以下であると判定した場合には、ステップS170に進み、実行間隔カウンタが示す値が(営業日カウンタ+1)より大きいと判定した場合には、ステップS190に進む。
ステップS170において、制御部14は、夜間自動精査実施済みフラグが「1」を示すか否か、即ち、夜間自動精査が所定期間内に実行済みであるか否かを判定する。制御部14は、夜間自動精査実施済みフラグが「1」を示すと判定した場合には、ステップS190に進み、夜間自動精査実施済みフラグが「0」を示すと判定した場合には、ステップS180に進む。
ステップS180において、制御部14は、夜間自動精査を実行すると判定し、予約フラグに「1」をセットする。制御部14は、営業日が登録されたカレンダーを用いて、システム日時以降の最初の営業日を探索する。そして、制御部14は、システム日時以降の最初の営業日を翌営業日として特定する。制御部14は、特定された営業日を夜間自動精査実行日情報として記憶部13に記憶する。これにより、現在のシステム日時の翌営業日に夜間自動精査が実行される。その後、制御部14は、ステップS190に進む。
ステップS30〜S180によれば、制御部14は、原則として、夜間自動精査を実行するか否かをランダムに決定する。ただし、制御部14は、前回の夜間自動精査が実行されてから(ランダム設定間隔情報が示す値+3)日以上が経過した場合には、夜間自動精査を行うと決定する。したがって、制御部14は、前回の夜間自動精査が行われてからの期間が長期間となることを防止することができる。なお、本実施形態では、ランダム設定間隔情報が示す値に3を加算した値を判定の基準値、即ち調整期間とするが、他の値を調整期間としてもよい。例えば、ランダム設定間隔情報に加算される値は3に限られない。さらに、制御部14は、所定期間の営業日が経過する毎に、夜間自動精査を行うと決定する。これにより、所定期間内で夜間自動精査が実行されることが保証される。さらに、制御部14は、所定期間内に1回でも夜間自動精査が行われた場合には、その期間内では夜間自動精査を実行しない。勿論、制御部14は、所定期間内に複数回実行するようにしてもよい。
ステップS190において、制御部14は、営業日カウンタの値がランダム設定間隔情報の値以上であるか否かを判定する。制御部14は、営業日カウンタの値がランダム設定間隔情報の値以上であると判定した場合には、ステップS200に進み、営業日カウンタの値がランダム設定間隔情報の値未満であると判定した場合には、ステップS220に進む。
ステップS200〜S210において、制御部14は、夜間自動精査実施済みフラグ及び営業日カウンタを「0」にクリアする。したがって、夜間自動精査実施済みフラグ及び営業日カウンタは、所定期間が経過する毎にクリアされる。
ステップS220において、制御部14は、所定期間内に夜間自動精査が実行済みであるか否かを判定する。制御部14は、所定期間内に夜間自動精査が実行済みであると判定した場合には、ステップS230に進み、所定期間内に夜間自動精査が実行されていないと判定した場合には、ステップS250に進む。
ステップS230において、制御部14は、予約フラグを「0」にクリアする。これにより、制御部14は、所定期間内に夜間自動精査が複数回行われることを防止することができる。現金類処理装置1は、ステップS190からステップS230の処理によって、所定期間の開始時点をランダムに設定し、その期間内に必ず1回の夜間自動精査を実施することができる。なお、従来は、例えば、月曜日〜金曜日の間に1回夜間自動精査が実施されるように現金類処理装置を設定していた。このため、現金類処理装置が月曜日に夜間自動精査を行った場合、オペレータは、後の4日間は精査が実行されないと推測することができる。しかし、本実施形態の処理であれば所定期間の開始時点及び終了時点をオペレータが判別しにくいため、より高い牽制効果が期待される。
ステップS240において、制御部14は、図4に示す指定日判定処理を行う。概略的には、制御部14は、システム日時が予約日(指定日)に一致するか否かを判定し、一致する場合には、夜間自動精査実行日時情報を自動電源オンコントローラ130に出力する。その後、制御部14は、ステップS250に進む。
ステップS250において、制御部14は、予約フラグが「1」にセットされているか否かを判定する。制御部14は、予約フラグが「1」にセットされていると判定した場合には、ステップS260に進み、予約フラグが「0」にセットされていると判定した場合には、夜間自動精査実行判定処理を終了する。
ステップS260において、制御部14は、夜間自動精査の実行時刻を午前2時〜午前6時の間でランダムに決定する。ステップS270において、制御部14は、夜間自動精査実行日情報に実行時刻を組み合わせることで、夜間自動精査実行日時を算出する。そして、制御部14は、夜間自動精査実行日時に関する夜間自動精査実行日時情報を生成し、自動電源オンコントローラ130に出力する。自動電源オンコントローラ130は、夜間自動精査実行日時情報を記憶する。
ステップS280において、制御部14は、夜間自動精査実行日時情報を記憶部13に記憶する。その後、制御部14は、夜間自動精査実行判定処理を終了する。
[指定日判定処理]
次に、図4に示すフローチャートに基づいて、指定日判定処理の手順について説明する。ステップS310において、制御部14は、システム日時が予約日に一致するか否かを判定する。制御部14は、システム日時が予約日に一致すると判定した場合には、ステップS320に進み、システム日時が予約日と異なると判定した場合には、指定日判定処理を終了する。
ステップS320〜S340において、制御部14は、上述したステップS260〜S280と同様の処理を行なう。その後、制御部14は、指定日判定処理を終了する。
[夜間自動精査実行処理]
次に、図5に示すフローチャートに基づいて、夜間自動精査実行処理について説明する。ステップS350において、制御部14は、制御装置10の電源がオンされるまで待機する。一方、自動電源オンコントローラ130は、タイマの日時が夜間自動精査の実行日時(即ち、夜間自動精査実行日時情報が示す日時)に一致した際に、制御装置10の電源をオンする。
ステップS360において、制御部14は、システム日時が夜間自動精査の実行日時から30分以内であるか否かを判定する。即ち、制御部14は、電源オンが自動電源オンコントローラ130によるものなのか、人為的によるものなのかを判定する。なお、30分のマージンが設定されるのは、自動電源オンコントローラ130が制御装置10の電源をオンしてから制御部14が立ち上がるまでにタイムラグがあるからである。したがって、この30分という値は、制御部14の性能などに応じて任意に調整される。
制御部14は、システム日時が夜間自動精査の実行日時から30分以内であると判定した場合には、ステップS370に進み、それ以外の場合には、夜間自動精査実行処理を終了する。
ステップS370において、制御部14は、夜間自動精査を実行する。夜間自動精査の具体的な処理は特に制限されず、公知の技術が任意に適用される。なお、制御部14は、紙幣入出金機50、硬貨入出金機60、施封小束支払機70、補充回収機100、及び硬貨選別包装機120に対して夜間自動精査を行なう。制御部14は、これらのユニットを並行して精査してもよく、順番に精査してもよい。また、制御部14は、これら以外のユニットを精査してもよい。
制御部14は、夜間自動精査中は、キーボード30及びタッチパネルの操作を無効としてもよい。なお、夜間なので、制御部14は、夜間自動精査の結果をディスプレイ20に表示しなくてもよい。同様に、制御部14は、夜間自動精査の結果をレシートに印字しなくてもよい。ただし、制御部14は、待機画面をディスプレイ20に表示してもよい。制御部14は、リジェクト処理を行わず、夜間自動精査の結果をユニットごとに記憶部13に記憶する。
制御部14は、障害中のユニットに対しては、夜間自動精査を行わず、その旨及び理由(障害中)を記憶部13に記憶する。制御部14は、ユニットのリジェクト庫が満タンになった場合には、そのユニットに対する夜間自動精査を行わず、その旨及び理由(リジェクトフル)を記憶部13に記憶する。制御部14は、施封小束支払機70に対しては、小束金庫が取り外されている場合、またはオーバーフロー庫に在高がある場合にも、夜間自動精査を行わない。制御部14は、これらの場合、夜間自動精査を実行しなかった旨とその理由とを記憶部13に記憶する。制御部14は、補充回収機100に対しては、損券カセットが取り外されている場合にも、夜間自動精査を行わない。制御部14は、この場合、夜間自動精査を実行しなかった旨とその理由とを記憶部13に記憶する。
制御部14は、硬貨選別包装機120内のバラ硬貨に対しては、硬貨選別包装機120が精査可能在高以上の在高を保管している場合にも、夜間自動精査を行わない。制御部14は、この場合、夜間自動精査を実行しなかった旨とその理由とを記憶部13に記憶する。制御部14は、硬貨選別包装機120内の棒金に対しては、棒金一括庫に在高が存在する場合、または棒金金庫が取り外されている場合にも、夜間自動精査を実行しない。制御部14は、これらの場合、夜間自動精査を実行しなかった旨とその理由とを記憶部13に記憶する。
また、制御部14は、自動精査中にエラーが発生した場合には、夜間自動精査を中断し、その旨を記憶部13に記憶する。制御部14は、全てのユニットについての精査が終了した場合には、ステップS372に進む。ステップS372において、制御部14は、夜間自動精査実施済みフラグを「1」にセットする。ステップS374において、制御部14は、実行間隔カウンタを「0」にリセットする。その後、制御部14は、制御装置10の電源をオフする。
[夜間自動精査結果報知処理]
次に、夜間自動精査結果報知処理について説明する。制御部14は、夜間自動精査後に電源がオンされた場合、営業日の確認画面を表示する前に、図7に示す結果報知画面を表示する。この画面には、夜間自動精査を実行した旨の情報、リジェクト処理を行うよう促す旨の情報、及び確認ボタン260が描かれる。ユーザは、この画面を視認した後、確認ボタン260にタッチする。
次いで、ユーザは、オペレータ認証を受ける。具体的には、ユーザは、自己のユーザIDを現金類処理装置1に入力する。入力はキーボード30を用いて行われても良いが、図示しないカードリーダに社員証を読みこませることにより行われてもよい。制御部14は、入力されたユーザIDに基づいて、ユーザ権限を認識し、ユーザ権限が在高点検可能な権限であるか否かを判定する。制御部14は、ユーザ権限が在高点検可能な権限であるであると判定した場合には、各ユニットの夜間自動精査結果を表示する。具体的な処理内容は特に制限されず、公知の技術が任意に適用される。なお、制御部14は、夜間自動精査を行わなかったユニットについては結果を表示しない。また、制御部14は、結果表示に対するキャンセル操作を受け付けない。また、制御部14は、ユーザからの入力操作に応じて、夜間自動精査結果をレシートに印字する。
一方、制御部14は、ユーザ権限が不足している場合には、図8に示すユーザ権限不足報知画面を表示する。ユーザ権限不足報知画面には、ユーザ権限が不足している旨の情報、在高点検可能なユーザ権限を有する他のユーザに代わってもらうことを促す旨の情報、及び確認ボタン260が描かれる。
ユーザは、夜間自動精査結果を参照しながら、リジェクト処理を行なう。ユーザは、リジェクト処理が終わった場合には、完了キー(キーボード30に含まれる)を押下する。これに応じて、制御部14は、結果確認画面を表示する。ユーザは、この画面を確認した後、完了キーを押下する。その後、制御部14は、従来の自動精査に準じた処理を行った後、待機画面及び営業日確認のメッセージを表示する。
以上により、第1の実施形態では、現金類処理装置1は、夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に夜間自動精査を実行する。言い換えれば、現金類処理装置1は、夜間自動精査を行うと判定した日の翌日が休日となる場合には、その休日には夜間自動精査を行わない。したがって、在高点検処理が休日によって中断されることがないので、休日の保守作業に与える影響を低減することができる。さらに、現金類処理装置1は、休日の日中や夜間に在高が変動した場合に、その変動を反映した夜間自動精査を実行することができる(例えば、リジェクト庫が取り外されている場合に夜間自動精査を行わない等)。したがって、現金類処理装置1は、信頼度の高い夜間自動精査を行うことができる。
さらに、現金類処理装置1は、夜間自動精査の実行時刻を設定し、夜間自動精査の実行時刻から所定時間内に電源がONされた場合に、夜間自動精査を実行するので、夜間自動精査を正確に実行することができる。
さらに、現金類処理装置1は、前回の夜間自動精査が実行されてから所定の調整期間が経過した場合には、夜間自動精査を行うと判定するので、夜間自動精査が実行されない期間が長期間になることを防止することができる。さらに、現金類処理装置1は、所定期間の開始時点をランダムに設定し、その期間内に必ず1回の夜間自動精査を実施することができる。これにより、オペレータは、所定期間の開始時点及び終了時点を判別しにくくなるので、より高い牽制効果が期待される。
<2.第2の実施形態>
次に、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、上述した調整期間(ステップS130参照)をランダムに決定するという点で、第1の実施形態と異なる。以下、第2の実施形態で行われる処理について説明する。
[夜間自動精査設定処理]
まず、夜間自動精査設定処理について図9に基づいて説明する。夜間自動精査処理では、ユーザは、夜間自動精査を現金類処理装置1に行わせるか否かを設定することができる。具体的には、ステップS380において、制御部14は、ユーザからの設定要求(例えば、図示しない設定要求ボタンにタッチする操作等)に基づいて、夜間自動精査設定用画面を表示する。この画面には、例えば、「設定」ボタンと、「解除」ボタンとが描かれる。ユーザは、夜間自動精査を現金類処理装置1に行わせたい場合には「設定」ボタンにタッチし、夜間自動精査を現金類処理装置1に行わせない場合には、「解除」ボタンにタッチする。
ステップS390において、制御部14は、ユーザがタッチしたボタンの種別を判定する。制御部14は、ユーザが「設定」ボタンにタッチしたと判定した場合には、ステップS400に進み、ユーザが「解除」ボタンにタッチしたと判定した場合には、ステップS420に進む。
ステップS400において、制御部14は、調整期間をランダムに設定し、記憶部13に記憶する。なお、制御部14は、調整期間を固定としてもよい。ステップS405において、制御部14は、システム日時が示す日付(本日の日付)を前回精査日として記憶部13に記憶する。
ステップS410において、制御部14は、夜間自動精査フラグを「1(有)」に設定する。なお、夜間自動精査フラグは夜間自動精査が実行されるか否かを示すフラグであり、記憶部13に記憶される。その後、制御部14は、夜間自動精査設定処理を終了する。
ステップS420において、制御部14は、夜間自動精査フラグを「0(無)」に設定する。ステップS430において、制御部14は、自動電源オンコントローラ130の機能をオフする。その後、制御部14は、夜間自動精査設定処理を終了する。
[自動電源オンコントローラ設定処理]
次に、自動電源オンコントローラ設定処理について図10に基づいて説明する。自動電源オンコントローラ設定処理は、概略的には、自動電源オンコントローラ130に夜間自動精査実行日時情報を記憶させる処理である。
ステップS440において、制御部14は、システム日時と自動電源オンコントローラ130のタイマとを同期させる。即ち、制御部14は、システム日時に関するシステム日時情報を自動電源オンコントローラ130に出力し、自動電源オンコントローラ130は、タイマが示す日時をシステム日時に一致させる。なお、この処理は第1の実施形態で行われてもよい。
ステップS450において、制御部14は、営業日確認処理を行う。具体的には、制御部14は、現在のシステム日時が示す日付を現営業日としてディスプレイ20に表示する。ユーザは、ディスプレイ20に表示された営業日を確認し、問題なければ完了キーを押下する。制御部14は、完了キーが押下された場合には、営業日が登録されたカレンダーに基づいて、現営業日の翌営業日を探索する。そして、制御部14は、現営業日を示す現営業日情報を記憶部13内の現営業日格納領域に記憶する。さらに、制御部14は、翌営業日を示す翌営業日情報を記憶部13内の翌営業日格納領域に格納する。
ステップS460において、制御部14は、ユーザからの入力操作に基づいて、日中の処理(業務)を行なう。ステップS470において、制御部14は、締上業務が行われるまで待機する。現金類処理装置1は、締上業務が行われた際に、翌営業日格納領域に格納された翌営業日情報を現営業日情報として現営業日格納領域に格納し、翌営業日格納領域は空白にする。営業日は締上業務により更新されるからである。
ステップS480において、制御部14は、システム終了操作(例えば、現金類処理装置1の電源をオフする操作)が行われるまで待機する。現金類処理装置1は、システム終了操作が行われた際に、ステップS490に進む。
ステップS490において、制御部14は、夜間自動精査フラグが「1」であるか否かを判定する。制御部14は、夜間自動精査フラグが「1」であると判定した場合には、ステップS500に進み、夜間自動精査フラグが「0」であると判定した場合には、ステップS520に進む。
ステップS500において、制御部14は、現営業日が前回精査日に調整期間を加算した日(即ち、「精査実行予定日」)と同日またはそれ以降であるか否かを判定する。制御部14は、現営業日が精査実行予定日と同日またはそれ以降であると判定した場合には、ステップS510に進み、現営業日が精査実行予定日よりも前であると判定した場合には、ステップS520に進む。
ステップS510において、制御部14は、夜間自動精査の実行時刻を午前2時〜午前6時の間でランダムに決定する。ステップS270において、制御部14は、現営業日情報に実行時刻を組み合わせることで、夜間自動精査実行日時を算出する。そして、制御部14は、夜間自動精査実行日時情報を自動電源オンコントローラ130に出力する。自動電源オンコントローラ130は、夜間自動精査実行日時情報を記憶する。
ステップS520において、制御部14は、システム終了処理を行なう。即ち、制御部14は、現金類処理装置1の電源をオフする準備となる各種の処理を行う。ステップS530において、制御部14は、現金類処理装置1の電源をオフする。その後、制御部14は、自動電源オンコントローラ設定処理を終了する。
[夜間電源オン処理]
次に、図11に示すフローチャートに基づいて、夜間電源オン処理について説明する。この処理は、概略的には、現金類処理装置1の電源が夜間自動精査実行日時にオンされ、夜間自動精査が実行される処理である。
ステップS540において、自動電源オンコントローラ130は、タイマが夜間自動精査実行日時を示すまで待機する。自動電源オンコントローラ130は、タイマが夜間自動精査実行日時を示した際に、現金類処理装置1の電源をオンする。
ステップS550において、制御部14は、夜間自動精査を実行する。なお、制御部14は、第1の実施形態のステップS360を行った後、夜間自動精査を実行してもよい。夜間自動精査の具体的な内容は第1の実施形態と同様である。
ステップS560において、制御部14は、現在のシステム日時が示す日付を前回精査日として記憶部13に記憶する。ステップS570において、制御部14は、システム終了処理を行なう。ステップS570において、制御部14は、現金類処理装置1の電源をオフする。その後、制御部14は、夜間電源オン処理を終了する。これ以降、制御部14は、ユーザからの設定要求がなされない限り、自動電源オンコントローラ設定処理及び夜間電源オン処理を繰り返し行なう。一方、制御部14は、ユーザからの設定要求がなされた場合には、夜間自動精査設定処理を行い、ユーザがタッチしたボタンの種類に応じた処理を行なう。
以上により、第2の実施形態では、現金類処理装置1は、調整期間をランダムに設定するので、夜間自動精査をランダムに実行することができる。一方、現金類処理装置1は、現営業日の翌営業日が精査実行予定日である場合に、翌営業日の早朝に夜間自動精査を行なう。したがって、現金類処理装置1は、休日の保守作業に与える影響を低減することができる。さらに、現金類処理装置1は、信頼度の高い夜間自動精査を行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 現金類処理装置
10 制御装置
12 通信部
13 記憶部
14 制御部
20 ディスプレイ
30 キーボード
40 プリンタ
50 紙幣入出金機
60 効果入出金機
70 施封小束支払機
80 新券支払機
90 棒金支払機
100 補充回収機
110 現金外ポスト
120 硬貨選別包装機
130 自動電源オンコントローラ

Claims (7)

  1. 在高の夜間自動精査を行うか否かを判定し、前記夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に前記夜間自動精査を実行する制御部を備えることを特徴とする、現金類処理装置。
  2. 前記制御部は、前記夜間自動精査の実行時刻を設定し、前記夜間自動精査の実行時刻から所定時間内に電源がONされた場合に、前記夜間自動精査を実行することを特徴とする、請求項1記載の現金類処理装置。
  3. 前記制御部は、前回の夜間自動精査が実行されてから所定の調整期間が経過した場合には、前記夜間自動精査を行うと判定することを特徴とする、請求項2記載の現金類処理装置。
  4. 前記制御部は、前記調整期間をランダムに決定することを特徴とする、請求項3記載の現金類処理装置。
  5. 前記制御部は、前記夜間自動精査を所定期間内に1回の割合でランダムに行う一方、前記所定期間の開始時点をランダムに設定することを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の現金類処理装置。
  6. 在高の夜間自動精査を行うか否かを判定するステップと、
    前記夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に前記夜間自動精査を実行するステップと、を含むことを特徴とする、現金類処理方法。
  7. コンピュータに、
    在高の夜間自動精査を行うか否かを判定し、前記夜間自動精査を行うと判定した日の翌営業日の早朝に前記夜間自動精査を実行する制御機能を実現させることを特徴とする、プログラム。
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