JP2013175969A - 無線通信端末、無線通信方法およびプログラム - Google Patents

無線通信端末、無線通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消防車両、救急車両、指令センタ間の連絡がスムーズにできる無線通信端末を提供する。
【解決手段】表示部25に「出動」、「現着」、「病発」、「病着」、「引揚」、「帰署」等の救急車両の動態を表示し、制御部23が、データ入力部24に対して行われた外部からの操作に基づいて、表示部25に表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別し、判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える。
【選択図】図3

Description

本発明は、救急・消防活動の無線通信に用いる無線通信端末、無線通信方法およびプログラムに関する。
近年、災害等が発生した場合、その災害に関連する情報を一元化する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
このような災害発生時に、救急車両が救急活動する場合に用いる無線通信チャンネルは、消防車両と救急車両とが広域災害に対して連携して活動する場合に用いる無線通信チャンネルとは異なるチャンネルである。
従って、救急車両と消防車両とが連携して広域災害に対して活動する状態から、救急車両が救急活動する状態に移行した場合に、救急車両の無線通信チャンネルを手動(例えば、スイッチの切り替え操作)で切り替える必要がある。
特開2003−256963号公報
災害出動指令を受けた救急車両は、複数の自治体が管轄するそれぞれ1台または複数の救急車両または消防車両と、無線通信システムの災害チャンネルを利用してグループ通信を行う。
救急車両は、災害現場から患者の搬送を開始すると、救急車両の動態情報として、患者の搬送の開始を示す「病発」の動態情報を、救急車両を管轄する自治体の指令センタへ送信する。しかし、災害チャンネルは他の自治体が管轄する無線通信チャネルであり、救急車両を管轄する自治体の指令センタへ「病発」の動態情報を送信するには、災害チャンネルを使うことができない。つまり、このとき、当該送信に用いる無線通信チャネルを災害チャンネルから、災害チャンネルの周波数帯とは異なる周波数帯に割り当てられている救急チャンネルへ切り替える必要がある。
また、救急車両は、災害現場から署に帰着すると、救急車両の動態情報として署に帰着を示す「帰署」の動態情報を、救急車両を管轄する自治体の指令センタへ送信する。しかし、同様に、救急車両を管轄する自治体の指令センタへ「帰署」の動態情報を送信するには、災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える必要がある。
この無線通信チャンネルの切り替えは、上述したように手動で行わなければならないため、その手間がかかってしまうという問題点がある。また、当該切り替えを手動で行うため、この切り替え作業を忘れた場合には、消防車両、救急車両、指令センタ間の連絡がスムーズにできず、救助等の活動にも支障が出てしまう等の問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する無線通信端末、無線通信方法およびプログラムを提供することである。
本発明の無線通信端末は、
救急車両の動態を表示する表示部と、外部からの操作に基づいて、前記表示部に表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別する制御部とを有する、救急・消防活動で用いる無線通信端末であって、
前記制御部は、前記判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える。
また、本発明の無線通信方法は、
救急・消防活動における無線通信方法であって、
救急車両の動態を表示する処理と、
外部からの操作に基づいて、前記表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別する処理と、
前記判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える処理とを行う。
また、本発明のプログラムは、
救急・消防活動で用いるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
救急車両の動態を表示する手順と、
外部からの操作に基づいて、前記表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別する手順と、
前記判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える手順とを実行させる。
以上説明したように、本発明においては、救急・消防活動を円滑に行うことができる。
本発明の無線通信端末を用いた無線通信システムの一形態を示す図である。 図1に示した指令台の内部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示した端末装置の内部構成の一例を示すブロック図である。 図3に示した表示部に表示された、動態の入力画面の一例を示す図である。 図1に示した端末装置における動態表示から、無線通信チャンネルの切り替え、動態通知までの処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示した端末装置の記憶部に記憶された、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える動態を示す情報の一例を示す図である。 端末装置から動態を示す情報が通知された指令台の処理を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(構成の説明)
図1は、本発明の無線通信端末を用いた無線通信システムの一形態を示す図である。なお、この無線通信システムは、災害発生時の救急・消防活動で用いる無線通信システムである。
本形態は、指令センタ100に設置された1台または複数台の指令台1と、指令センタ400に設置された1台または複数台の指令台4と、1台または複数台の救急車両200および1台または複数台の消防車両300各々に搭載された端末装置2とが、無線通信回線3を介して接続されることにより構成される。
指令台1,4は、指令隊員による緊急通報の受信、救急車両200および消防車両300との通信、災害現場との連絡等に用いられる。また、指令台1,4は、端末装置2から送信されてきた、救急車両200の動態を示す情報を表示し、記録する。
救急車両200および消防車両300にはそれぞれ、救急隊員、消防隊員等の隊員が乗車し、災害現場において、救急業務、消防業務を行う。
端末装置2は、救急車両200および消防車両300にそれぞれ搭載され、各々救急隊員、消防隊員が利用する無線通信端末である。また、端末装置2は、消防車両300または救急車両200の動態を入力し、指令台1,4へ送信する機能、消防車両300または救急車両200の動態情報や、指令台1,4からの指令等を表示する機能、指令台1,4および他の消防車両300または救急車両200との無線通信を行う機能を有する。
指令センタ100と救急車両200と消防車両300とは、1つの自治体Aが管轄している。指令センタ400は、他の自治体Bが管轄している。
本形態で用いられる無線通信回線3は、複数の無線通信チャンネルで構成されている。救急車両200と指令センタ100,400との間で送受信される音声信号および制御信号は、1つの通信チャンネルを利用して送受信される。利用される通信チャンネルは、救急チャンネルと災害チャネルとの2種類がある。これらは、使用する周波数帯域が互いに異なるものである。
救急チャンネルは、1つの自治体が管轄する救急車両200と指令センタ100とが利用する無線通信チャンネルである。また、救急チャンネルは、予め設定された1つの無線通信チャンネルにより、1つの自治体が管轄する救急車両200と指令センタ100との間、または救急車両200と他の救急車両200との間で、1対1通信を行う無線通信チャンネルである。
救急車両200に搭載された端末装置2は、救急患者の搬送等の救急活動を開始すると、救急車両200の動態として「病発」を示す情報を、救急チャンネルを用いて救急車両200を管轄する自治体の指令センタ100へ送信する。また、救急車両200に搭載された端末装置2は、救急車両200が署に帰着すると、救急車両200の動態として「帰署」を示す情報を、救急チャンネルを用いて救急車両200を管轄する自治体の指令センタ100へ送信する。
災害チャンネルは、広域災害発生時に、災害出動指令を発する指令センタが予め設定した1つの無線通信チャンネルにより、複数の自治体が管轄するそれぞれ1台または複数の救急車両200または消防車両300が、グループ通信を行うための無線通信チャンネルである。災害出動指令を発する指令センタが災害チャンネルを割り当て、複数の自治体が管轄する救急車両200または消防車両300がその災害チャンネルを利用して無線通信を行う。
図2は、図1に示した指令台1の内部構成の一例を示すブロック図である。なお、図1に示した指令台4の内部構成についても、同様である。
図1に示した指令台1には図2に示すように、スピーカ部11と、マイク部12と、制御部13と、データ入力部14と、表示部15と、通信部16と、記憶部17とが設けられている。
スピーカ部11およびマイク部12は、音声通信機能に用いる。
制御部13は、指令台1の動作を制御する。
データ入力部14は、キーボードや十字キー等からなり、データの入力、データの選択、119番の緊急通報を含めた音声通信の接続と切断、指令台1の操作に用いる。
表示部15は、データ入力部14を用いて入力した情報、通信部16にて受信した情報、制御部13からの応答情報や指示情報等を表示する。
通信部16は、無線通信回線3を介して、他の端末や装置と通信を行う。
記憶部17は、データ入力部14から入力された情報データ、通信部16を介して指令台1に入力された情報データを、制御部13の制御により記憶する。
なお、指令台1は、各指令台に配置された指令隊員が利用(操作)する。指令隊員は受信した緊急通報に基づき、災害処置に必要となる複数の消防車両300および救急車両200を特定し、これらの消防車両300および救急車両200に対して出動指令等を、指令台1を操作して送出する。また、指令台1,4は、は各消防車両300、救急車両200から受信した動態情報等を表示部15に表示する。
図3は、図1に示した端末装置2の内部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示した端末装置2には図3に示すように、スピーカ部21と、マイク部22と、制御部23と、データ入力部24と、表示部25と、通信部26とが設けられている。
スピーカ部21およびマイク部22は、音声通信機能に用いる。
制御部23は、端末装置2の動作を制御する。また、制御部23は、外部からの操作(例えば、データ入力部24への操作)に基づいて、表示部25が表示した、隊員が救急車両200または消防車両300の動態を選択するための画面の中で、どの動態が選択されたかを判別する。また、制御部23は、判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える。
データ入力部24は、キーボードや十字キー等からなり、データの入力、データの選択、音声通信の接続と切断、端末装置2の操作に用いる。
表示部25は、データ入力部24を用いて入力した情報、端末装置2の応答情報や指示情報、隊員が救急車両200または消防車両300の動態を選択するための画面、指令台1,4から受信した情報等を、表示する。
通信部26は、消防車両300または救急車両200に設置されたアンテナ(図示せず)を利用して、無線通信回線3を介して、他の消防車両300または救急車両200に搭載された端末装置2や指令台1,4と通信を行う。また、通信部26は、緊急車用の動態の変更に応じた動態を示す動態情報を、指令台1,4へ報知(通知)する。
図4は、図3に示した表示部25に表示された、動態の入力画面の一例を示す図である。なお、図4には、救急車両200に搭載された端末装置2の表示部25に表示された入力画面を例に挙げて示している。
図3に示した表示部25には図4に示すように、救急車両200の動態として、「出動」ボタン251、「現着」ボタン252、「病発」ボタン253、「病着」ボタン254、「引揚」ボタン255、および「帰署」ボタン256が表示される。隊員がデータ入力部24を操作することで、表示部25に表示されたこれらの動態(ボタン)のうち1つの動態が選択されると、いずれの動態が選択されたかを制御部23が判別し、判別した動態を示す動態情報を通信部26から指令センタ100へ通知する。ここで、データ入力部24の操作による動態の選択方法は、例えば、タッチパネルを用いたものであっても良いし、カーソル移動によるものであっても良いし、一般的に用いられている方法で良い。
出動指令を受けた救急車両200は、災害現場に向けて出動を開始する。この動態を「出動」という。
出動後、救急車両200は、現場に到着する。この動態を「現着」という。
現着後、救急車両200は、救急患者を病院に向けて救急搬送を開始する。この動態を「病発」という。
病発後、救急車両200は、病院に到着する。この動態を「病着」という。
現着後、救急車両200は、救急患者を救急搬送する必要が無い場合、引き揚げる。この動態を「引揚」という。
救急車両200は、署に帰着する。この動態を「帰署」という。
(動作の説明)
以下に、本形態における無線通信方法について説明する。
119番などの緊急通報を受けた他の自治体Bの指令センタ400の指令隊員は、広域災害の発生であるとして自治体Bが管轄する救急車両200だけでなく、自治体Aが管轄する救急車両200にも、災害出動の要請を開始する。
指令センタ400の指令隊員は、指令台4を操作して、自治体Aが管轄する救急車両200に、災害出動の要請を行う。また、指令センタ400の指令隊員は、指令台4を操作して、救急車両200に、無線通信に利用する無線通信チャンネルとして、災害チャンネルを指示する。これは、一般的に行われている方法と同じ方法で行われる。
また、他の自治体Bの指令センタ400から災害出動指令を受けた救急車両200は、災害現場に向けて出動を開始する。このとき、救急車両200の各隊員は、救急車両200に搭載された端末装置2が使用する無線通信チャンネルを災害チャンネルに設定する。これにより、この救急車両200の管理を行う指令センタは、救急車両200を管轄する自治体Aの指令センタ100から、災害チャンネルを管轄する他の自治体Bの指令センタ400に切り替わる。さらに、救急車両200の各隊員は、救急車両200に搭載された端末装置2のデータ入力部24を操作して、表示部25に表示されている動態登録メニューの中から、「出動」ボタン251を選択する。すると、端末装置2の制御部23は、選択された動態が「出動」であることを判別し、端末装置2を識別するためにあらかじめ付与された端末装置識別情報と、「出動」の動態を示す動態情報識別情報とを含む制御信号を、通信部26を介して、災害チャンネルを用いて災害チャンネルを管轄する他の自治体Bの指令センタ400の指令台4へ送出する。
端末装置2から送信されてきた制御信号を受信した、災害チャンネルを管轄する他の自治体Bの指令センタ400の指令台4の制御部13は、当該制御信号を解析し、表示部15の表示画面に救急車両200の動態が「出動」であることを表示すると共に、救急車両200の動態情報が「出動」である旨を記憶部17に登録する(書き込む)。
その後、救急車両200は災害現場に到着すると、災害チャンネルを利用して、1台または複数の救急車両200または消防車両300との間でグループ通信を行う。なお、救急車両200が災害現場に到着したとき、「現着」ボタン252の選択がされると、「現着」の動態について、上述した「出動」の動態と同じ処理が行われる。
「現着」の動態後、救急車両200は、被災者の有無や状態(例えば、怪我の程度や意識状態)等に応じて、災害現場から被災者(救急患者)を病院に向けて搬送する等の救急活動を行う場合と、救急活動を行わずに災害現場から署に戻る場合とがある。
災害現場から救急患者を病院に向けて搬送する等の救急活動を行う場合、救急車両200は、病院に向けて救急患者の救急搬送を開始する。
救急隊員は、救急車両200に搭載された端末装置2のデータ入力部24を操作して、表示部25に表示されている動態登録メニューの中から、「病発」ボタン253を選択する。すると、端末装置2の制御部23は、選択された動態が「病発」であることを判別し、現在選択されている無線通信チャンネルが救急チャンネルと災害チャンネルとのどちらであるかを判別する。この判別方法は、制御部23が、無線通信を行う際に、使用している無線通信チャンネルが救急チャンネルと災害チャンネルとのどちらであるかを識別できる情報を記憶しておき、その記憶している情報を読み出して判別するものであっても良く、ここでは特に規定しない。
制御部23は、現在選択されている無線通信チャンネルが災害チャンネルであると判別した場合、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える。そして、制御部23は、端末装置2を識別するためにあらかじめ付与された端末装置識別情報と、「病発」の動態を示す動態情報識別情報とを含む制御信号を、通信部26を介して、救急チャンネルを用いて、救急車両200を管轄する自治体Aの指令センタ100の指令台1へ送出する。
端末装置2から送信されてきた制御信号を受信した、救急チャンネルを管轄する指令台1の制御部13は、当該制御信号を解析し、表示部15の表示画面に救急車両200の動態が「病発」であることを表示すると共に、救急車両200の動態情報が「病発」である旨を記憶部17に登録する(書き込む)。
また、救急車両200は、救急チャンネルを利用して指令台1または救急車両200との間で、1対1の通信を行う。
一方、救急活動を行わずに災害現場から署に戻る場合、救急搬送不要で署に戻ることになり、「引揚」ボタン255の選択がされると、「引揚」の動態について、上述した「出動」の動態と同じ処理が行われ、その後、救急車両200は署に帰着する。
救急隊員は、救急車両200に搭載された端末装置2のデータ入力部24を操作して、表示部25に表示されている動態登録メニューの中から、「帰署」ボタン256を選択する。すると、端末装置2の制御部23は、選択された動態が「帰署」であることを判別し、現在選択されている無線通信チャンネルが救急チャンネルと災害チャンネルとのどちらであるかを判別する。この判別方法は、上述したものと同じものであっても良く、ここでは特に規定しない。
制御部23は、現在選択されている無線通信チャンネルが災害チャンネルであると判別した場合、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える。そして、制御部23は、端末装置2を識別するためにあらかじめ付与された端末装置識別情報と、「帰署」の動態を示す動態情報識別情報とを含む制御信号を、通信部26を介して、救急チャンネルを用いて、救急車両200を管轄する自治体Aの指令センタ100の指令台1へ送出する。
端末装置2から送信されてきた制御信号を受信した、救急チャンネルを管轄する指令台1の制御部13は、当該制御信号を解析し、表示部15の表示画面に救急車両200の動態が「帰署」であることを表示すると共に、救急車両200の動態情報が「帰署」である旨を記憶部17に登録する(書き込む)。
以下に、動態表示から、無線通信チャンネルの切り替え、動態通知までの処理の詳細を説明する。以下の説明においては、上述したような、「病発」または「帰署」の動態が選択されたときに、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える場合を例に挙げて説明する。
図5は、図1に示した端末装置2における動態表示から、無線通信チャンネルの切り替え、動態通知までの処理を説明するためのフローチャートである。
まず、表示部25が、図4に示したような動態登録メニューを表示すると(ステップS1)、制御部23は、表示されている動態登録メニューに対してデータ入力部24が操作されたかどうかを判別する(ステップS2)。
制御部23が、表示されている動態登録メニューに対してデータ入力部24が操作されたと判別した場合、当該操作で、「病発」ボタン253または「帰署」ボタン256が選択されたかどうかを制御部23は判別する(ステップS3)。
制御部23が、「病発」ボタン253または「帰署」ボタン256が選択されたと判別した場合、制御部23は、現在選択されている無線通信チャンネルが救急チャンネルと災害チャンネルとのどちらであるかを判別する(ステップS4)。
制御部23が、現在選択されている無線通信チャンネルが災害チャンネルであると判別した場合、制御部23は、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える(ステップS5)。
そして、選択された動態を示す情報を、制御部23は通信部26を介して指令センタ100へ通知する(ステップS6)。
一方、ステップS3にて、制御部23が、「病発」ボタン253または「帰署」ボタン256ではないボタンが選択されたと判別した場合は、ステップS4およびS5の処理は行わず、ステップS6の処理を行う。また、ステップS4にて、制御部23が、現在選択されている無線通信チャンネルが災害チャンネルではないと判別した場合は、ステップS5の処理は行わず、ステップS6の処理を行う。
上述した処理の一例では、「病発」ボタン253または「帰署」ボタン256が選択されたと判別した場合に、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えているが、どのボタン(動態)が選択されたときに無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えるかは、運用で設定することが可能である。つまり、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える動態をあらかじめ端末装置2に記憶させておいて、この記憶された情報に基づいて、制御部23が判別するものであれば良い。
図6は、図1に示した端末装置2の記憶部(不図示)に記憶された、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える動態を示す情報の一例を示す図である。
図6に示すように、動態を示す情報と、災害チャンネルから救急チャンネルへの切り替えの要不要との対応付けが、端末装置2の記憶部に記憶されている。制御部23は、この対応付けを参照することで、「出動」の動態が選択された場合、または「現着」の動態が選択された場合は、制御部23は無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えることはしない。また、「病発」の動態が選択された場合、または「帰署」の動態が選択された場合は、制御部23は、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える。このような対応付けを用いるだけではなく、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替える動態のみ(例えば、「病着」および「帰署」のみ)を記憶しておき、制御部23がその動態を参照することで、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えるか否かを判別するものであっても良い。この判別方法は、これらに限らない。
以下に、端末装置2から動態を示す情報が通知された指令台1の処理の詳細について説明する。
図7は、端末装置2から動態を示す情報が通知された指令台1の処理を説明するためのフローチャートである。
端末装置2から送信された通知である制御信号(上述した端末装置識別情報と動態情報識別情報とを含む)を通信部16が受信すると(ステップS11)、制御部13は、当該制御信号を解析する。解析の結果、制御信号に含まれる動態情報識別情報が示す動態を表示部15が表示する(ステップS12)。このとき、制御信号に含まれる端末装置識別情報が示す端末装置名や、当該端末装置が搭載されている救急車両名を共に表示するものが好ましい。これは、端末装置識別情報と、当該端末装置識別情報が付与された端末装置が搭載されている救急車両名とをあらかじめ対応付けて記憶部17が記憶しておき、制御部13が記憶部17に記憶されている対応付けを用いて、端末装置識別情報から救急車両名を読み出すものであっても良い。
また、制御部13は、制御信号に含まれる動態情報識別情報が示す動態を記憶部17に記憶する(ステップS13)。このとき、制御部13は、当該動態を、制御信号に含まれる端末装置識別情報が示す端末装置名や、当該端末装置が搭載されている救急車両名と対応付けて記憶部17に記憶するものが好ましい。
このように、本発明においては、救急車両の動態を指令センタへ通知するために行われる操作で、所定の動態が選択された場合に、無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えるため、無線通信チャンネルの手動切り替え操作の手間を省くことができ、救急・消防活動を円滑に行うことができる。
上述した端末装置2に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を端末装置2にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを端末装置2に読み込ませ、実行するものであっても良い。端末装置2にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、端末装置2に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、端末装置2に設けられた制御部23にて読み込まれ、制御部23の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、制御部23は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
1,4 指令台
2 端末装置
3 無線通信回線
11,21 スピーカ部
12,22 マイク部
13,23 制御部
14,24 データ入力部
15,25 表示部
16,26 通信部
17 記憶部
100,400 指令センタ
200 救急車両
251 「出動」ボタン
252 「現着」ボタン
253 「病発」ボタン
254 「病着」ボタン
255 「引揚」ボタン
256 「帰署」ボタン
300 消防車両

Claims (8)

  1. 救急車両の動態を表示する表示部と、外部からの操作に基づいて、前記表示部に表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別する制御部とを有する、救急・消防活動で用いる無線通信端末であって、
    前記制御部は、前記判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える無線通信端末。
  2. 請求項1に記載の無線通信端末において、
    前記制御部は、救急患者を病院へ搬送する動態が選択されたと判別した場合、前記無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えることを特徴とする無線通信端末。
  3. 請求項1に記載の無線通信端末において、
    前記制御部は、救急車両が署に帰着する動態が選択されたと判別した場合、前記無線通信チャンネルを災害チャンネルから救急チャンネルへ切り替えることを特徴とする無線通信端末。
  4. 請求項2または請求項3に記載の無線通信端末において、
    前記災害チャンネルは、予め設定された1つの無線通信チャンネルにより、複数の自治体が管轄するそれぞれ1台または複数の救急車両または消防車両がグループ通信を行うための無線通信チャンネルであることを特徴とする無線通信端末。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の無線通信端末において、
    前記救急チャンネルは、予め設定された1つの無線通信チャンネルにより、1つの自治体が管轄する救急車両と指令センタとの間の通信、または救急車両と救急車両との1対1の通信を行うための無線通信チャンネルであることを特徴とする無線通信端末。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信端末において、
    前記制御部が切り替えた無線通信チャンネルを用いて、前記判別した動態を示す情報を指令センタへ通知する通信部を有することを特徴とする無線通信端末。
  7. 救急・消防活動における無線通信方法であって、
    救急車両の動態を表示する処理と、
    外部からの操作に基づいて、前記表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別する処理と、
    前記判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える処理とを行う無線通信方法。
  8. 救急・消防活動で用いるコンピュータに、
    救急車両の動態を表示する手順と、
    外部からの操作に基づいて、前記表示された動態のうち、いずれの動態が選択されたかを判別する手順と、
    前記判別した動態に応じて、無線通信を行う無線通信チャンネルを切り替える手順とを実行させるためのプログラム。
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