JP6957393B2 - ナースコールシステム - Google Patents
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Description
本発明は、ナースコールシステムに関する。
近年、病院の病室内にある入院患者の所持品が盗まれてしまうケースが散見されている。
このような事態は、病室内への立ち入りが基本的に自由であるために発生すると考えられる。病室の扉に電気錠等を取り付ければこのような盗難を防止することができるが、入院患者や看護師の利便性から病室の扉への電気錠等の取り付けが難しい事情もある。
このような事態は、病室内への立ち入りが基本的に自由であるために発生すると考えられる。病室の扉に電気錠等を取り付ければこのような盗難を防止することができるが、入院患者や看護師の利便性から病室の扉への電気錠等の取り付けが難しい事情もある。
一方、従来より、個々のベッドに設置されたナースコール子機から呼び出しが成されたら、ナースステーションに設置されたナースコール親機等に通知されるナースコールシステムが普及している。また、入院患者の状態を看視するための病室カメラが病室に設置されている場合もある。
病室内の盗難は、入院患者が自身の所持品が置いてあるベッドや病室から離れている間に発生することが一般的であるため、このような既存のナースコールシステムや病室カメラを利用して、入院患者が所定の場所から離れている間に所持品が移動したことをナースコール子機と接続されているナースコール親機や看護師用携帯電話等の外部機器に通知することができれば、通知を受けた看護師等がすぐにその病室に駆け付けることができ、盗難を防止することができる可能性がある。
病室内の盗難は、入院患者が自身の所持品が置いてあるベッドや病室から離れている間に発生することが一般的であるため、このような既存のナースコールシステムや病室カメラを利用して、入院患者が所定の場所から離れている間に所持品が移動したことをナースコール子機と接続されているナースコール親機や看護師用携帯電話等の外部機器に通知することができれば、通知を受けた看護師等がすぐにその病室に駆け付けることができ、盗難を防止することができる可能性がある。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、入院患者が所定の場所から離れている間に所持品が移動したことをナースコール子機と接続されている機器に通知することができるナースコールシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明者は、以下のようなナースコールシステムを提案する。
本発明のナースコールシステムは、入院患者が看護師を呼ぶために病室のベッド毎に備えられたナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタと、病室前に設置されてナースコール子機からの呼び出しを表示する廊下灯と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するために看護師が携行する複数の看護師用携帯電話と、入院患者が所持する複数の入院患者用携帯電話と、病室内に取り付けられた病室カメラと、機器間の通話および通信を制御する制御装置と、を備えており、病室カメラの撮像映像をもとに所定の物の位置の変化を検出できる映像解析手段と、入院患者が所定の場所から居なくなる不在状態を検出できる在・不在検出手段とを備えており、ベッドサイドモニタは、所定の物を監視対象物として登録できる監視対象登録部とを有しており、ベッドサイドモニタまたは制御装置は、監視対象登録部から監視対象物が登録された場合、在・不在検出手段により入院患者の不在状態が検出されると映像解析手段による監視対象物の監視を開始する制御を実行し、映像解析手段により監視対象物の位置の変化が検出された場合、監視対象物の位置が変化したことを示す位置変化信号をナースコール親機、廊下灯、看護師用携帯電話または入院患者用携帯電話のうちの少なくともいずれか一つの機器に送信する制御を実行する構成となっている。
このようなナースコールシステムによれば、入院患者がベッドや病室等の所定の場所から離れてから監視対象物として登録された所持品が移動した場合、監視対象物が移動したことをナースコール子機と接続されている少なくとも一つの機器に通知することができるため、盗難発生後、通知を受けた看護師や入院患者自身が速やかに該病室に駆け付けることができ、盗難を防止できる可能性がある。
在・不在検出手段としては、入院患者が所定の場所から居なくなる不在状態を検出できる手段であればよく、例えば、ベッドから入院患者が居なくなる離床状態を検出できる離床状態検出手段や、入院患者の位置情報から、病室から入院患者が居なくなる病室不在状態を検出できる位置検出手段とすることができる。
このようなナースコールシステムによれば、入院患者がベッドや病室等の所定の場所から離れてから監視対象物として登録された所持品が移動した場合、監視対象物が移動したことをナースコール子機と接続されている少なくとも一つの機器に通知することができるため、盗難発生後、通知を受けた看護師や入院患者自身が速やかに該病室に駆け付けることができ、盗難を防止できる可能性がある。
在・不在検出手段としては、入院患者が所定の場所から居なくなる不在状態を検出できる手段であればよく、例えば、ベッドから入院患者が居なくなる離床状態を検出できる離床状態検出手段や、入院患者の位置情報から、病室から入院患者が居なくなる病室不在状態を検出できる位置検出手段とすることができる。
ベッドサイドモニタまたは制御装置は、映像解析手段による監視対象物の監視が開始された後、在・不在検出手段により入院患者の不在を検出していない間に監視対象物の位置の変化が検出された場合には、位置変化信号を送信しない構成としてもよい。
このような構成にすれば、入院患者が不在となることにより監視対象物の監視が開始された後、ベッドまたは病室等の所定の場所に戻ってきた入院患者が監視対象物を移動させた場合、ナースコール親機等の機器に位置変化信号が送信されないようにすることができる。すなわち、入院患者自身が監視対象物を移動させた場合には通知がされないので、利便性が高い。
このような構成にすれば、入院患者が不在となることにより監視対象物の監視が開始された後、ベッドまたは病室等の所定の場所に戻ってきた入院患者が監視対象物を移動させた場合、ナースコール親機等の機器に位置変化信号が送信されないようにすることができる。すなわち、入院患者自身が監視対象物を移動させた場合には通知がされないので、利便性が高い。
ベッドサイドモニタまたは制御装置は、映像解析手段による監視対象物の監視が開始された後、在・不在検出手段により入院患者の不在が検出されていない間に映像解析手段により監視対象物の位置の変化が検出され、その後、在・不在検出手段により入院患者の不在が検出された場合には、位置変化信号を送信しない構成としてもよい。
このような構成にすれば、入院患者が不在となることにより監視対象物の監視が開始された後、戻ってきた入院患者自身が監視対象物を外に持ち出した場合、ナースコール親機等の機器に位置変化信号が送信されないようにすることができる。すなわち、入院患者自身が監視対象物を持ち出した場合には通知がされないので、利便性が高い。
このような構成にすれば、入院患者が不在となることにより監視対象物の監視が開始された後、戻ってきた入院患者自身が監視対象物を外に持ち出した場合、ナースコール親機等の機器に位置変化信号が送信されないようにすることができる。すなわち、入院患者自身が監視対象物を持ち出した場合には通知がされないので、利便性が高い。
ベッドサイドモニタまたは制御装置は、映像解析手段による監視対象物の監視が開始された後、在・不在検出手段により入院患者の不在が検出されていない間に監視対象物の位置の変化が検出され、その後、在・不在検出手段により入院患者の不在が検出された場合、ベッドサイドモニタに監視対象物の再登録を促す通知を表示する制御を実行する構成とすることができる。
このような構成にすれば、所定の場所に戻ってきた入院患者に、監視対象物の再登録を促すことができる。
このような構成にすれば、所定の場所に戻ってきた入院患者に、監視対象物の再登録を促すことができる。
病室カメラの撮像映像を記録する記録部をさらに備えていてもよい。
こうすれば、監視が行われている間の撮像映像を記録することができるので、盗難があった場合等に、監視が行われている間の撮像映像を後から確認することができる。
こうすれば、監視が行われている間の撮像映像を記録することができるので、盗難があった場合等に、監視が行われている間の撮像映像を後から確認することができる。
病棟内の適宜場所に、位置信号を無線発信する位置情報発信機を設置すると共に、看護師用携帯電話のそれぞれの位置情報を保存する位置管理サーバを具備する一方、看護師用携帯電話には位置情報発信機が発信する位置信号を受信して、当該位置信号に自身のIDを付加して発信する位置情報通信部が設けられ、位置管理サーバが、個々の看護師用携帯電話から受信した位置情報を保存する看護師用携帯電話位置記憶部に加えて、個々のナースコール子機の位置を記憶するベッド位置記憶部と、呼出元のナースコール子機と看護師用携帯電話との間の距離を計測し、距離を含む所定の条件を満たす看護師用携帯電話を選択する距離計測部とを備えており、ベッドサイドモニタまたは制御装置は、位置変化信号を看護師用携帯電話に送信する場合、距離計測部にナースコール子機からの距離が近い看護師用携帯電話を選択させ、その看護師用携帯電話に位置変化信号を送信する制御を実行する構成としてもよい。
このような構成のナースコールシステムによれば、位置変化信号が看護師用携帯電話に送信される構成となっている場合、位置変化信号の送信元のベッドサイドモニタから近い場所にいる看護師の看護師用携帯電話に位置変化信号を送信することができるので、盗難発生後、該病室により速やかに駆け付けることができ、盗難を防止できる可能性がある。
このような構成のナースコールシステムによれば、位置変化信号が看護師用携帯電話に送信される構成となっている場合、位置変化信号の送信元のベッドサイドモニタから近い場所にいる看護師の看護師用携帯電話に位置変化信号を送信することができるので、盗難発生後、該病室により速やかに駆け付けることができ、盗難を防止できる可能性がある。
本発明によれば、入院患者が所定の場所から離れている間に所持品が移動したことをナースコール子機と接続されている機器に通知することができるナースコールシステムを提供することができる。
以下、本発明のナースコールシステムの好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るナースコールシステムAの構成図である。
この図に示すように、ナースコールシステムAは、入院患者が看護師を呼び出すために病室のベッド毎に備えられたナースコール子機1と、このナースコール子機1が接続され、病室内のベッド近傍の壁面に設置されるプレート子機2と、病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタ3と、ベッド上の入院患者を撮像できる病室カメラ5と、病室近傍の廊下壁面に設置される廊下灯6と、ナースコール子機1からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機7と、ナースコール子機1、病室カメラ5、廊下灯6、ナースコール親機7等の各機器を制御する制御機8と、看護師が携行する看護師用携帯電話9と、入院患者が所持する入院患者用携帯電話10とを備えている。
また、このナースコールシステムAは、 制御機8に接続され、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10との通信を管理する交換機(以下、IP−PBXとする。)11と、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10とIP−PBX11との間で無線通信を行う基地局12と、入院患者の各種データが蓄積されたナースコールサーバ13と、看護師の位置情報を管理する位置管理サーバ14と、共用部に設置される共用部カメラ15と、IMES(Indoor Messaging System)送信機16を備えている。
この図に示すように、ナースコールシステムAは、入院患者が看護師を呼び出すために病室のベッド毎に備えられたナースコール子機1と、このナースコール子機1が接続され、病室内のベッド近傍の壁面に設置されるプレート子機2と、病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタ3と、ベッド上の入院患者を撮像できる病室カメラ5と、病室近傍の廊下壁面に設置される廊下灯6と、ナースコール子機1からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機7と、ナースコール子機1、病室カメラ5、廊下灯6、ナースコール親機7等の各機器を制御する制御機8と、看護師が携行する看護師用携帯電話9と、入院患者が所持する入院患者用携帯電話10とを備えている。
また、このナースコールシステムAは、 制御機8に接続され、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10との通信を管理する交換機(以下、IP−PBXとする。)11と、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10とIP−PBX11との間で無線通信を行う基地局12と、入院患者の各種データが蓄積されたナースコールサーバ13と、看護師の位置情報を管理する位置管理サーバ14と、共用部に設置される共用部カメラ15と、IMES(Indoor Messaging System)送信機16を備えている。
ナースコール子機1が接続されたプレート子機2は、伝送線を介して廊下灯6に接続されており、ベッドサイドモニタ3、病室カメラ5、廊下灯6、ナースコール親機7、制御機8、IP−PBX11、ナースコールサーバ13、位置管理サーバ14、および共用部カメラ15は、それぞれHUB17を介して、病院内に配設されたLAN18に接続されている。
また、IP−PBX11は、伝送線を介して基地局12と接続されている。
基地局12は、施設内の複数の箇所に適宜設定されている。
また、IP−PBX11は、伝送線を介して基地局12と接続されている。
基地局12は、施設内の複数の箇所に適宜設定されている。
ナースコール子機1は、図2に示すように、看護師を呼び出すための呼出ボタン1aを有しており、プレート子機2に接続されている。
プレート子機2は、図3に示すように、ナースコール子機1と接続されるナースコール子機接続部21、通話するためのマイク22およびスピーカ23、音声信号を処理する子機音声処理部24、プレート子機2を制御する子機CPU25、廊下灯6と通信する子機通信IF26、および報知動作等を停止できる復旧ボタン27を有している。
ベッドサイドモニタ3は、図4に示すように、各種情報を表示するモニタ31、モニタ31に表示する映像を処理するサイドモニタ映像処理部32、各種操作をするタッチパネルから成る操作部(監視対象登録部)33、通話するためのマイク34およびスピーカ35、音声信号を処理するサイドモニタ音声処理部36、ベッドサイドモニタ3を制御するサイドモニタCPU37、制御機8と通信するサイドモニタ通信IF38、報知動作等を停止させたり液晶表示をオン/オフ操作できる復旧ボタン39および病室カメラ5の撮像映像をもとに所定の物の位置の変化を検出できるサイドモニタ映像解析部40を有している。
廊下灯6は、図5に示すように、入院患者からの呼出発生を発光表示する呼出表示灯41、通話するためのマイク42およびスピーカ43、音声信号を処理する廊下灯音声処理部44、廊下灯6を制御する廊下灯CPU45、ナースコール親機7等と通信するための廊下灯第1通信IF46、報知動作を停止させるための復旧ボタン47、およびプレート子機2と通信するための廊下灯第2通信IF48を有している。
ナースコール親機7は、図6に示すように、ナースコール子機1からの呼び出しに応答するためのハンドセット61、警報音等を報音するスピーカ62、音声信号を処理すると共に警報音を処理する親機音声処理部63、各種情報を表示する親機モニタ64、親機モニタ64に表示する映像を処理する親機映像処理部65、各種操作をするタッチパネルから成る操作部66、ナースコール親機7全体を制御する親機CPU67、制御機8等の他の機器と通信する親機通信IF68、および各種情報を記憶する情報記憶部69を有している。
制御機8は、図7に示すように、各種情報を記憶する情報記憶部71、制御機8を制御する制御機CPU72、廊下灯6等の他の機器と通信する制御機通信IF73、および病室カメラ5の撮像映像をもとに、ベッドから入院患者が居なくなる離床状態を検出できるカメラ映像解析部74を有している。
情報記憶部71は、患者関連情報を記憶する患者関連情報記憶部71aを備えている。
この患者関連情報記憶部71aには、入院患者の氏名や年齢等の患者情報、入院患者の看護区分や診療科目等の看護情報、ナースコール子機1の子機IDと患者情報との関係、入院患者の検査、手術等のスケジュール情報、入院患者の所有する入院患者用携帯電話10の携帯電話情報等が記憶されている。これらの情報は、ナースコール親機7を操作することにより入力される。
カメラ映像解析部74には、カメラ5の画角内に、離床を判断するための撮像対象のベッドに合わせた特定エリアがあらかじめ設定されており、カメラ映像解析部74は、この特定エリアから外へ移動をする人物を検出することによって離床発生を判断する。
情報記憶部71は、患者関連情報を記憶する患者関連情報記憶部71aを備えている。
この患者関連情報記憶部71aには、入院患者の氏名や年齢等の患者情報、入院患者の看護区分や診療科目等の看護情報、ナースコール子機1の子機IDと患者情報との関係、入院患者の検査、手術等のスケジュール情報、入院患者の所有する入院患者用携帯電話10の携帯電話情報等が記憶されている。これらの情報は、ナースコール親機7を操作することにより入力される。
カメラ映像解析部74には、カメラ5の画角内に、離床を判断するための撮像対象のベッドに合わせた特定エリアがあらかじめ設定されており、カメラ映像解析部74は、この特定エリアから外へ移動をする人物を検出することによって離床発生を判断する。
看護師用携帯電話9および入院患者用携帯電話10は、携帯電話機能を備えた多機能型端末であり、例えばスマートフォンと称される機器に所定のアプリケーションソフトウェアをインストールして使用することができる。
看護師用携帯電話9は、ナースコール子機1からの呼び出しに応答したりすることができる。この看護師用携帯電話9および入院患者用携帯電話10は、後述するように、設定により、監視対象物の位置が変化したことを示す位置変化信号を受信することができる。
また、看護師用携帯電話9は、IMES送信機16と位置管理サーバ14とともに位置特定システムを構成するため、看護師用携帯電話9には、GPSの衛星電波を受信して自身の位置を特定し、自身のIDを特定した位置情報に付加して発信する、図示しないGPS通信部が内蔵されているものが使用される。
看護師用携帯電話9は、ナースコール子機1からの呼び出しに応答したりすることができる。この看護師用携帯電話9および入院患者用携帯電話10は、後述するように、設定により、監視対象物の位置が変化したことを示す位置変化信号を受信することができる。
また、看護師用携帯電話9は、IMES送信機16と位置管理サーバ14とともに位置特定システムを構成するため、看護師用携帯電話9には、GPSの衛星電波を受信して自身の位置を特定し、自身のIDを特定した位置情報に付加して発信する、図示しないGPS通信部が内蔵されているものが使用される。
位置管理サーバ14は、図8に示すように、各看護師用携帯電話9の位置を記憶する看護師用携帯電話位置記憶部81、看護師とその看護師が携行する看護師用携帯電話9を関連づけた携帯電話/看護師関連テーブル82、看護師と入院患者を関連づけた看護師/入院患者関連テーブル83、入院患者とナースコール子機を関連付けた入院患者/ナースコール子機関連テーブル84、病棟内の個々のナースコール子機の位置を記憶するベッド位置記憶部85、距離を演算するためのマップ情報記憶部(距離計測部)86、看護師用携帯電話9の位置情報を更新制御するとともに後述する位置変化信号を送信する看護師用携帯電話の選択制御を実行し、さらに位置管理サーバ14全体を制御するサーバCPU87、および制御機8等の他の機器と通信するサーバ通信IF88を有している。
IMES送信機16は、病棟内または病院内の適宜部位、例えば各病室、ナースステーション、手術室、待合室、談話室、廊下などの適宜位置に設置され、自身の位置情報をGPS電波と同じ電波形式の無線信号を使用して常時配信している。
そして、このIMES送信機16のうち近くのIMES送信機16が配信する位置情報を、看護師用携帯電話9に内蔵されているGPS通信部が受信して自身の位置を把握し、IDを付加して把握した位置情報を定期的に位置管理サーバ14に送信する。看護師用携帯電話9が送信する位置情報は、通常の通話信号の場合と同様に基地局12が受信し、交換機11、LAN18を介して位置管理サーバ14に伝送されて保存される。こうして、看護師用携帯電話9の現在位置を把握する位置特定システムを構築している。
ナースコール子機1から看護師の呼び出しがあった場合、制御機8は、位置管理サーバ14に、携帯電話/看護師関連テーブル82、看護師/入院患者関連テーブル83を参照して、呼び出しをした入院患者と関連づけられている看護師の中のうち、入院患者のナースコール子機1の場所に近い看護師を選択させて、その看護師の看護師用携帯電話9に呼び出しを通知する。
そして、このIMES送信機16のうち近くのIMES送信機16が配信する位置情報を、看護師用携帯電話9に内蔵されているGPS通信部が受信して自身の位置を把握し、IDを付加して把握した位置情報を定期的に位置管理サーバ14に送信する。看護師用携帯電話9が送信する位置情報は、通常の通話信号の場合と同様に基地局12が受信し、交換機11、LAN18を介して位置管理サーバ14に伝送されて保存される。こうして、看護師用携帯電話9の現在位置を把握する位置特定システムを構築している。
ナースコール子機1から看護師の呼び出しがあった場合、制御機8は、位置管理サーバ14に、携帯電話/看護師関連テーブル82、看護師/入院患者関連テーブル83を参照して、呼び出しをした入院患者と関連づけられている看護師の中のうち、入院患者のナースコール子機1の場所に近い看護師を選択させて、その看護師の看護師用携帯電話9に呼び出しを通知する。
共用部カメラ15は、病棟内または病院内の共用部、例えば各階の廊下、待合室、談話室等の共用部に適宜設けられている。この共用部カメラ15による撮像映像は、ナースコール親機7の操作部66を操作することにより、親機モニタ64に表示できるように構成されている。
以上のように構成されたナースコールシステムAの動作を以下に説明する。
ただし、ナースコール子機1からの看護師の呼び出し、呼び出しを受けたナースコール親機7や看護師用携帯電話9の報音動作、ナースコール親機7または看護師用携帯電話9による応答操作は従来と同様であるため説明を省略し、ここでは入院患者がサイドモニタ3を操作して監視対象物の登録に伴う一連の動作について説明する。
なお、上述したように、個々の看護師用携帯電話9の位置情報は定期的に位置管理サーバ14に送信され、サーバCPU87の制御により看護師用携帯電話位置記憶部81のデータが最新のデータに書き換えられて保存されている。また、病室カメラ5は常時動作しているものとする。
ただし、ナースコール子機1からの看護師の呼び出し、呼び出しを受けたナースコール親機7や看護師用携帯電話9の報音動作、ナースコール親機7または看護師用携帯電話9による応答操作は従来と同様であるため説明を省略し、ここでは入院患者がサイドモニタ3を操作して監視対象物の登録に伴う一連の動作について説明する。
なお、上述したように、個々の看護師用携帯電話9の位置情報は定期的に位置管理サーバ14に送信され、サーバCPU87の制御により看護師用携帯電話位置記憶部81のデータが最新のデータに書き換えられて保存されている。また、病室カメラ5は常時動作しているものとする。
まず、監視対象物の登録は、入院患者がサイドモニタ3を操作することにより行う。
具体的には、モニタ31の操作部33に表示される機能一覧のうち「監視対象物の登録」ボタンを入院患者がタッチすることにより行う。
「監視対象物の登録」ボタンがタッチされると、サイドモニタ3は、サイドモニタCPU37の制御のもと、病室カメラ5の撮像映像の受信を開始し、図9に示すように、受信した病室カメラ5の撮像映像および登録ボタン33aをモニタ31の操作部33に表示する。
入院患者は、表示されている撮像映像のうち、監視を実行したい所持品が映っている部分をタッチして枠33bで囲み、登録ボタン33aをタッチする。これにより、監視対象物の登録が完了する。
なお、監視を実行したい所持品が引き出しに入っている場合のように監視を実行したい所持品自体が移っていない際には、監視を実行したい所持品を取り出す際に動かす引き出し部分等をタッチすればよい。
具体的には、モニタ31の操作部33に表示される機能一覧のうち「監視対象物の登録」ボタンを入院患者がタッチすることにより行う。
「監視対象物の登録」ボタンがタッチされると、サイドモニタ3は、サイドモニタCPU37の制御のもと、病室カメラ5の撮像映像の受信を開始し、図9に示すように、受信した病室カメラ5の撮像映像および登録ボタン33aをモニタ31の操作部33に表示する。
入院患者は、表示されている撮像映像のうち、監視を実行したい所持品が映っている部分をタッチして枠33bで囲み、登録ボタン33aをタッチする。これにより、監視対象物の登録が完了する。
なお、監視を実行したい所持品が引き出しに入っている場合のように監視を実行したい所持品自体が移っていない際には、監視を実行したい所持品を取り出す際に動かす引き出し部分等をタッチすればよい。
このように監視対象物の登録が完了すると、制御機8は、カメラ映像解析部74により、病室カメラ5の撮像映像からその入院患者の離床状態の検出を開始する。
カメラ映像解析部74により離床状態が検出された場合、制御機8は、ベッドサイドモニタ3に離床発生を通知する。
カメラ映像解析部74により離床状態が検出された場合、制御機8は、ベッドサイドモニタ3に離床発生を通知する。
ベッドサイドモニタ3は、制御機8から離床発生の通知を受けると、サイドモニタ映像解析部40による監視対象物の監視を開始する。サイドモニタ映像解析部40による監視対象物の監視は、病室カメラ5の撮像映像をもとに、監視対象物の位置の変化を検出することにより実行される。
監視対象物の監視が開始された後、サイドモニタ映像解析部40により監視対象物の位置の変化が検出された場合、ベッドサイドモニタ3から制御機8に監視対象物の位置の変化が検出されたことを示す位置変化検出信号が送信される。
監視対象物の監視が開始された後、サイドモニタ映像解析部40により監視対象物の位置の変化が検出された場合、ベッドサイドモニタ3から制御機8に監視対象物の位置の変化が検出されたことを示す位置変化検出信号が送信される。
位置変化検出信号を受信した制御機8は、カメラ映像解析部74により離床状態が検出されているか否か確認する。
離床状態が検出されている場合、制御機8は、その入院患者用携帯電話10の情報を患者関連情報記憶部71aから読み取り、その入院患者の入院患者用携帯電話10に監視対象物の位置が変化したことを示す位置変化信号を送信するとともに、位置管理サーバ14に、看護師用携帯電話位置記憶部81、携帯電話/看護師関連テーブル82、入院患者/ナースコール子機関連テーブル84、ベッド位置記憶部85およびマップ情報記憶部86をもとに、該入院患者のナースコール子機1の位置を読み取り、そのナースコール子機1の場所に近い看護師を選択させて、その看護師の看護師用携帯電話9にも位置変化信号を送信制御を実行する。
位置変化信号を受信した入院患者用携帯電話10および看護師用携帯電話9は、監視対象物の位置が変化したことを通知する制御を実行する。
具体的には、入院患者用携帯電話10では「監視対象物の位置が変化しました。戻って確認してください。」、看護師用携帯電話9では「部屋番号○○、ベッド番号△△の監視対象物の位置が変化しました。急いで確認してください。」等、監視対象物の位置が変化したことを知らせる音声メッセージにより報知する。
このように、本実施形態のナースコールシステムAによれば、入院患者がベッドから離れている間に所持品が移動したことを入院患者や看護師に知らせることができるため、盗難発生後、通知を受けた入院患者自身や看護師が速やかにその現場に駆け付けることができ、盗難を防止できる可能性がある。また、本実施形態のナースコールシステムAによれば、看護師のうち、位置変化信号の送信元のベッドサイドモニタから近い場所にいる看護師の看護師用携帯電話9に位置変化信号を送信することができるので、盗難発生後、該病室により速やかに駆け付けることができ、より盗難を防止できる可能性がある。
具体的には、入院患者用携帯電話10では「監視対象物の位置が変化しました。戻って確認してください。」、看護師用携帯電話9では「部屋番号○○、ベッド番号△△の監視対象物の位置が変化しました。急いで確認してください。」等、監視対象物の位置が変化したことを知らせる音声メッセージにより報知する。
このように、本実施形態のナースコールシステムAによれば、入院患者がベッドから離れている間に所持品が移動したことを入院患者や看護師に知らせることができるため、盗難発生後、通知を受けた入院患者自身や看護師が速やかにその現場に駆け付けることができ、盗難を防止できる可能性がある。また、本実施形態のナースコールシステムAによれば、看護師のうち、位置変化信号の送信元のベッドサイドモニタから近い場所にいる看護師の看護師用携帯電話9に位置変化信号を送信することができるので、盗難発生後、該病室により速やかに駆け付けることができ、より盗難を防止できる可能性がある。
なお、本実施形態では、監視対象物の位置が変化したことの通知は、音声メッセージにより報知する構成になっているが、これに限らず、音声メッセージとともに文字メッセージを表示する構成としてもよいし、文字メッセージのみを表示する構成としてもよい。
また、本実施形態では、位置変化信号が入院患者用携帯電話10および該入院患者のナースコール子機1の場所に近くにいる看護師の看護師用携帯電話9に送信される構成となっているが、これに限られず、ナースコール親機7、廊下灯6、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10のうちの少なくともいずれか一つの機器に通知する構成となっていればよい。
位置変化信号が廊下灯6に送信される構成とする場合、廊下灯6による報知は、呼出表示灯41を点灯させるとともに、スピーカ43から「病室内の監視対象物の位置が変化しました。確認してください。」等の音声メッセージを流す等により行うことができる。また、廊下灯6が液晶モニタを備える構成とする場合には、この液晶モニタに文字メッセージにより報知を表示してもよい。位置変化信号が廊下灯6に送信される構成とすれば、廊下を通るすべての者に盗難が発生したことを報知でき、盗難を防止できる可能性がある。
位置変化信号が看護師用携帯電話9に送信される構成とする際は、必ずしも本実施形態のように該入院患者のナースコール子機1の場所に近くにいる看護師の看護師用携帯電話9に送信する必要はなく、いずれかの看護師用携帯電話9に送信されるようにすればよい。
また、本実施形態では、位置変化信号が入院患者用携帯電話10および該入院患者のナースコール子機1の場所に近くにいる看護師の看護師用携帯電話9に送信される構成となっているが、これに限られず、ナースコール親機7、廊下灯6、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10のうちの少なくともいずれか一つの機器に通知する構成となっていればよい。
位置変化信号が廊下灯6に送信される構成とする場合、廊下灯6による報知は、呼出表示灯41を点灯させるとともに、スピーカ43から「病室内の監視対象物の位置が変化しました。確認してください。」等の音声メッセージを流す等により行うことができる。また、廊下灯6が液晶モニタを備える構成とする場合には、この液晶モニタに文字メッセージにより報知を表示してもよい。位置変化信号が廊下灯6に送信される構成とすれば、廊下を通るすべての者に盗難が発生したことを報知でき、盗難を防止できる可能性がある。
位置変化信号が看護師用携帯電話9に送信される構成とする際は、必ずしも本実施形態のように該入院患者のナースコール子機1の場所に近くにいる看護師の看護師用携帯電話9に送信する必要はなく、いずれかの看護師用携帯電話9に送信されるようにすればよい。
一方、離床状態が検出されていない場合、制御機8は、位置変化信号を入院患者用携帯電話10等に送信しない。
離床状態が検出されていない場合には、一度離床して戻ってきた入院患者自身が監視対象物を移動させたと考えられ、盗難ではないことから、報知する必要がない。
離床状態が検出されていない場合には、一度離床して戻ってきた入院患者自身が監視対象物を移動させたと考えられ、盗難ではないことから、報知する必要がない。
また、その後、離床状態が検出されても、制御機8は、位置変化信号を入院患者用携帯電話10等に送信しない一方、ベッドサイドモニタ3のモニタ31に、「監視対象物の再登録をしてください。」等の、監視対象物の再登録を促す通知を表示する制御を実行する。
このように、その後、離床状態が検出された場合には、監視対象物を入院患者自身が所定の場所の外に持ち出したと考えられるため、報知する必要がない。
すなわち、本実施形態によれば、監視対象物が移動した場合であっても盗難ではない場合には通知がされないので、利便性が高い。
また、本実施形態によれば、監視対象物を所定の場所の外に持ち出した後、戻ってきた入院患者に、監視対象物の再登録を促すことができる。
このように、その後、離床状態が検出された場合には、監視対象物を入院患者自身が所定の場所の外に持ち出したと考えられるため、報知する必要がない。
すなわち、本実施形態によれば、監視対象物が移動した場合であっても盗難ではない場合には通知がされないので、利便性が高い。
また、本実施形態によれば、監視対象物を所定の場所の外に持ち出した後、戻ってきた入院患者に、監視対象物の再登録を促すことができる。
なお、本実施形態では、制御機8のカメラ映像解析部74によりその入院患者の離床状態の検出することによって入院患者の在・不在を検出する構成となっているが、これに限られず、例えば、入院患者の入院患者用携帯電話10の位置情報から、病室から入院患者が居なくなる病室不在状態を検出することにより、入院患者の在・不在を検出する構成としてもよい。
このような構成とする場合、位置管理サーバ14には、さらに入院患者用携帯電話位置記憶部が設けられる。また、入院患者用携帯電話10には、GPSの衛星電波を受信して自身の位置を特定し、自身のIDを特定した位置情報に付加して発信する、図示しないGPS通信部が内蔵されているものが使用され、IMES送信機16のうち近くのIMES送信機16が配信する位置情報を、入院患者用携帯電話10に内蔵されているGPS通信部が受信して自身の位置を把握し、IDを付加して把握した位置情報を定期的に位置管理サーバ14に送信する。入院患者用携帯電話10が送信する位置情報は、通常の通話信号の場合と同様に基地局12が受信し、交換機11、LAN18を介して位置管理サーバ14に伝送されて入院患者用携帯電話位置記憶部に保存される。
制御機8は、監視対象物が登録された後、位置管理サーバ14から病室不在状態が検出されたことを示す病室不在状態検出信号を受信した場合、ベッドサイドモニタ3に病室不在状態の発生を通知する制御を実行する。
ベッドサイドモニタ3は、位置管理サーバ14から病室不在状態の発生の通知を受けると、サイドモニタ映像解析部40による監視対象物の監視を開始する。
なお、監視対象物の監視を開始した後の動作については上記のとおりである。
このような構成とする場合、位置管理サーバ14には、さらに入院患者用携帯電話位置記憶部が設けられる。また、入院患者用携帯電話10には、GPSの衛星電波を受信して自身の位置を特定し、自身のIDを特定した位置情報に付加して発信する、図示しないGPS通信部が内蔵されているものが使用され、IMES送信機16のうち近くのIMES送信機16が配信する位置情報を、入院患者用携帯電話10に内蔵されているGPS通信部が受信して自身の位置を把握し、IDを付加して把握した位置情報を定期的に位置管理サーバ14に送信する。入院患者用携帯電話10が送信する位置情報は、通常の通話信号の場合と同様に基地局12が受信し、交換機11、LAN18を介して位置管理サーバ14に伝送されて入院患者用携帯電話位置記憶部に保存される。
制御機8は、監視対象物が登録された後、位置管理サーバ14から病室不在状態が検出されたことを示す病室不在状態検出信号を受信した場合、ベッドサイドモニタ3に病室不在状態の発生を通知する制御を実行する。
ベッドサイドモニタ3は、位置管理サーバ14から病室不在状態の発生の通知を受けると、サイドモニタ映像解析部40による監視対象物の監視を開始する。
なお、監視対象物の監視を開始した後の動作については上記のとおりである。
また、IMES送信機16が配信する位置情報を受信できる位置情報受信機を入院患者に携帯させ、この入院患者の位置情報から、病室から入院患者が居なくなる病室不在状態を検出することにより、入院患者の在・不在を検出する構成としてもよい。
本実施形態のナースコールシステムAでは、ベッドサイドモニタ3がサイドモニタ映像解析部40による監視対象物の監視を実行するものとして記載したが、制御機8のカメラ映像解析部74が監視対象物の監視を実行する構成としてもよい。
一方、サイドモニタ映像解析部40が入院患者の離床状態の検出を実行する構成としてもよい。
なお、監視対象物の監視の実行、または入院患者の離床状態の検出の実行を行う映像解析部は、廊下灯6、病室カメラ5等に設けられていてもよい。
一方、サイドモニタ映像解析部40が入院患者の離床状態の検出を実行する構成としてもよい。
なお、監視対象物の監視の実行、または入院患者の離床状態の検出の実行を行う映像解析部は、廊下灯6、病室カメラ5等に設けられていてもよい。
また、ベッドサイドモニタ3、病室カメラ5または制御機8等が、病室カメラ5の撮像映像を記録する記録部をさらに有していてもよい。このような構成とすれば、監視が行われている間の撮像映像を記録することができるので、盗難が発生してしまった場合に監視が行われている間の撮像映像を後から確認することができる。
さらに、このような記録部に、周辺の共用部カメラ15の撮像映像を記録してもよい。
さらに、このような記録部に、周辺の共用部カメラ15の撮像映像を記録してもよい。
また、制御機8は、看護師用携帯電話9等に位置変化信号を送信するとともに、サイドモニタ3のスピーカ35から警報音を鳴動させる制御を実行する構成としてもよい。このような構成とすれば、盗難しようとする者に監視されていたことを知らせることができ、盗難を防止できる可能性がある。
また、制御機8は、看護師用携帯電話9等に位置変化信号を送信するとともに、病室カメラ5や周辺の共用部カメラ15の撮像映像を送信する構成としてもよい。このような構成とすれば、看護師用携帯電話9等で盗難をした者の動向を確認できる可能性がある。
以上のように、本発明のナースコールシステムは、操作部33から監視対象物が登録された場合、ベッドサイドモニタ3または制御機8が、カメラ映像解析部74のような在・不在検出手段により入院患者の不在状態が検出されるとサイドモニタ映像解析部40のような映像解析手段による監視対象物の監視を開始する制御を実行し、映像解析手段により監視対象物の位置の変化が検出された場合、監視対象物の位置が変化したことを示す位置変化信号をナースコール親機7、廊下灯6、看護師用携帯電話9または入院患者用携帯電話10のうちの少なくともいずれか一つの機器に送信する制御を実行する構成となっていればよく、その他はどのように構成されていてもよい。
病室の扉に電子錠が設けられていてもよい。病室の扉に電子錠が設けられている場合は、電子錠が設けられていない場合に比べて盗難の発生は少ないと考えられるが、本発明のナースコールシステムを用いることにより、さらに盗難を防止できる可能性がある。
病室の扉に電子錠が設けられていてもよい。病室の扉に電子錠が設けられている場合は、電子錠が設けられていない場合に比べて盗難の発生は少ないと考えられるが、本発明のナースコールシステムを用いることにより、さらに盗難を防止できる可能性がある。
A・・ナースコールシステム、1・・ナースコール子機、2・・プレート子機、3・・ベッドサイドモニタ、5・・病室カメラ、6・・廊下灯、7・・ナースコール親機、8・・制御機(制御装置)、9・・看護師用携帯電話、10・・入院患者用携帯電話、11・・交換機、12・・基地局、13・・ナースコールサーバ、14・・位置管理サーバ、15・・共用部カメラ、16・・IMES送信機(位置情報発信機)、17・・HUB、18・・LAN、21・・ナースコール子機接続部、22、34、42・・マイク、23、35、43・・スピーカ、24・・子機音声処理部、25・・子機CPU、26・・子機通信IF、27、39、47・・復旧ボタン、31・・モニタ、32・・サイドモニタ映像処理部、33・・操作部(監視対象登録部)、33a・・登録ボタン、36・・サイドモニタ音声処理部、37・・サイドモニタCPU、38・・サイドモニタ通信IF、40・・サイドモニタ映像解析部、41・・呼出表示灯、44・・廊下灯音声処理部、45・・廊下灯CPU、46・・廊下灯第1通信IF、48・・廊下灯第2通信IF、61・・ハンドセット、62・・スピーカ、63・・親機音声処理部、64・・親機モニタ、65・・親機映像処理部、66・・操作部、67・・親機CPU、68・・親機通信IF、69・・情報記憶部、71・・情報記憶部、71a・・患者関連情報記憶部、72・・制御機CPU、73・・制御機通信IF、74・・カメラ映像解析部、81・・看護師用携帯電話位置記憶部、82・・携帯電話/看護師関連テーブル(看護師用携帯電話テーブル記憶部)、83・・看護師/入院患者関連テーブル(担当看護師テーブル記憶部)、84・・入院患者/ナースコール子機関連テーブル(入院患者テーブル記憶部)、85・・ベッド位置記憶部、86・・マップ情報記憶部、87・・サーバCPU、88・・サーバ通信IF
Claims (6)
- 入院患者が看護師を呼ぶために病室のベッド毎に備えられたナースコール子機と、
ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、
病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタと、
病室前に設置されて前記ナースコール子機からの呼び出しを表示する廊下灯と、
前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するために看護師が携行する複数の看護師用携帯電話と、
入院患者が所持する複数の入院患者用携帯電話と、
病室内に取り付けられた病室カメラと、
機器間の通話および通信を制御する制御装置と、
を備えたナースコールシステムであって、
前記病室カメラの撮像映像をもとに所定の物の位置の変化を検出できる映像解析手段と、 入院患者が所定の場所から居なくなる不在状態を検出できる在・不在検出手段とを備えており、
前記ベッドサイドモニタは、所定の物を監視対象物として登録できる監視対象登録部とを有しており、
前記ベッドサイドモニタまたは前記制御装置は、前記監視対象登録部から監視対象物が登録された場合、前記在・不在検出手段により入院患者の不在状態が検出されると前記映像解析手段による前記監視対象物の監視を開始する制御を実行し、前記映像解析手段により前記監視対象物の位置の変化が検出された場合、前記監視対象物の位置が変化したことを示す位置変化信号を前記ナースコール親機、前記廊下灯、前記看護師用携帯電話または前記入院患者用携帯電話のうちの少なくともいずれか一つの機器に送信する制御を実行する、
ナースコールシステム。 - 前記ベッドサイドモニタまたは前記制御装置は、前記映像解析手段による前記監視対象物の監視が開始された後、前記在・不在検出手段により入院患者の不在を検出していない間に前記監視対象物の位置の変化が検出された場合には、前記位置変化信号を送信しない、
請求項1記載のナースコールシステム。 - 前記ベッドサイドモニタまたは前記制御装置は、前記映像解析手段による前記監視対象物の監視が開始された後、前記在・不在検出手段により入院患者の不在が検出されていない間に前記映像解析手段により前記監視対象物の位置の変化が検出され、その後、前記在・不在検出手段により入院患者の不在が検出された場合には、前記位置変化信号を送信しない、
請求項2記載のナースコールシステム。 - 前記ベッドサイドモニタまたは前記制御装置は、前記映像解析手段による前記監視対象物の監視が開始された後、前記在・不在検出手段により入院患者の不在が検出されていない間に前記監視対象物の位置の変化が検出され、その後、前記在・不在検出手段により入院患者の不在が検出された場合、前記ベッドサイドモニタに監視対象物の再登録を促す通知を表示する制御を実行する、
請求項3記載のナースコールシステム。 - 前記病室カメラの撮像映像を記録する記録部をさらに備えている、
請求項1ないし4のいずれかの項記載のナースコールシステム。 - 病棟内の適宜場所に、位置信号を無線発信する位置情報発信機を設置すると共に、前記看護師用携帯電話のそれぞれの位置情報を保存する位置管理サーバを具備する一方、
前記看護師用携帯電話には前記位置情報発信機が発信する位置信号を受信して、当該位置信号に自身のIDを付加して発信する位置情報通信部が設けられ、
前記位置管理サーバが、個々の前記看護師用携帯電話から受信した位置情報を保存する看護師用携帯電話位置記憶部に加えて、個々の前記ナースコール子機の位置を記憶するベッド位置記憶部と、呼出元の前記ナースコール子機と前記看護師用携帯電話との間の距離を計測し、距離を含む所定の条件を満たす前記看護師用携帯電話を選択する距離計測部とを備えており、
前記ベッドサイドモニタまたは前記制御装置は、前記位置変化信号を前記看護師用携帯電話に送信する場合、前記距離計測部に前記ナースコール子機からの距離が近い看護師用携帯電話を選択させ、その看護師用携帯電話に前記位置変化信号を送信する制御を実行する、
請求項1ないし5のいずれかの項記載のナースコールシステム。
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