JP2013175616A - 電子部品実装装置および電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法 - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品供給部におけるパーツフィーダの特定を簡便に行うことができる電子部品実装装置およびパーツフィーダの識別方法を提供する。
【解決手段】予め設定された所定の項目についての表示を行うモニタ17と、テープフィーダ6に所定の符号を表示可能な表示部28bとを備え、実装制御部31からの信号に基づいて所定の報知項目をモニタ17および表示部28bに表示させる処理を行い、部品供給部5に装着されたテープフィーダ6のいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じた場合に、当該テープフィーダ6の部品供給部5における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示す符号をモニタ17とともに表示部28bに表示処理部34により表示させ、表示された符号をオペレータが視認して対象となる特定のテープフィーダ6を識別する。
【選択図】図7

Description

本発明は、基板に電子部品を実装する電子部品実装装置および電子部品実装装置において部品供給部に装着されたパーツフィーダを識別するパーツフィーダの識別方法に関するものである。
電子部品を基板に実装する電子部品実装装置に設けられた部品供給部には、テープフィーダやバルクフィーダなど、実装対象の電子部品を部品搭載機構による取り出し位置に搬送する部品送り機構を備えたパーツフィーダが、各部品種類ごとに配列される(例えば特許文献1、2参照)。特許文献1には、キャリアテープに保持された電子部品をピッチ送りすることにより移載ヘッドによるピックアップ位置に供給するテープフィーダの例が示されている。また特許文献2には、このようなテープフィーダが複数配列された電子部品装着装置の例が示されている。
このような構成の部品供給部においては、部品補給作業や動作エラー時の対処などのため、オペレータは高頻度で対象となるテープフィーダにアクセスして必要な処置を実行する必要がある。このため、特許文献2に示す例では、各テープフィーダの状態に応じて点灯・消灯する表示手段が各テープフィーダの位置に対応して設けられており、オペレータはこの表示にしたがって対象となるテープフィーダを特定し、必要な処置を行う。
特開2005−175045号公報 特開2000−209000号公報
ところで電子部品実装装置に装着されて用いられる各種のパーツフィーダは機能の高度化のために制御面でのインテリジェント化が進み、各パーツフィーダに個別に設けられた表示・操作機能では必要とされる制御操作を行うことが困難になっている。このため、このような高機能型のパーツフィーダが使用される電子部品実装装置では、本体制御装置の制御操作のためのモニタに各パーツフィーダの状態を示すフィーダ状態表示欄が設けられている。そしてオペレータはモニタ上の表示にしたがって部品供給部にアクセスし、作業対象となるパーツフィーダを特定して必要な処置を行う。
しかしながら、上述の特許文献例を含め、従来技術においてはオペレータがパーツフィーダを特定する上で以下のような不都合があった。すなわち基板への部品実装点数の増加に伴って、部品供給部に装着されるパーツフィーダの総数は増大し、同種部品を複数のパーツフィーダによって供給するケースが増えている。そしてこれら複数のパーツフィーダについては、部品切れ警告が近接したタイミングで発せられる傾向が強く、このような場合にはオペレータは本体制御装置のモニタの表示を参照して、該当するパーツフィーダを個別に特定する必要があった。
ところが、部品供給部においてパーツフィーダを他から識別して特定するためには、部品供給部のフィーダ装着ベースや実装装置本体に表示されたフィーダ装着位置を特定する番号などを視認によって確認する煩瑣な作業が必要とされていた。このためこの確認作業に手間と時間を要してオペレータの作業負荷が増大するとともに、錯誤によって対象とするパーツフィーダを取り違える人為的ミスが発生した場合には、実装ミスによる不良製品の発生を招くおそれがあった。
そこで本発明は、部品供給部におけるパーツフィーダの特定を簡便に行うことができる電子部品実装装置および電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置は、部品供給部に装着された複数のパーツフィーダによって供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、前記パーツフィーダから電子部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品実装機構と、前記パーツフィーダおよび部品実装機構を制御する制御部と、前記制御部に付随して設けられ予め設定された所定の項目についての表示を行うモニタと、前記パーツフィーダに備えられ所定の符号を表示可能な表示部と、前記制御部からの信号に基づいて所定の報知項目を前記モニタおよび表示部に表示させる処理を行う表示処理部とを備え、前記表示処理部は、前記複数のパーツフィーダのいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じた場合に、当該パーツフィーダの部品供給部における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示す符号を前記モニタとともに前記表示部に表示させる。
本発明の電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法は、部品供給部に装着された複数のパーツフィーダによって供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において、前記複数のパーツフィーダのうち特定のパーツフィーダを識別するパーツフィーダの識別方法であって、前記電子部品実装装置は、前記パーツフィーダから電子部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品実装機構と、前記パーツフィーダおよび部品実装機構を制御する制御部と、前記制御部に付随して設けられ予め設定された所定の項目についての表示を行うモニタと、前記パーツフィーダに備えられ所定の符号を表示可能な表示部とを備え、前記制御部からの信号に基づいて所定の報知項目を前記モニタおよび表示部に表示させる処理を行う表示処理工程と、前記部品供給部に装着されたパーツフィーダのいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じた場合に、当該パーツフィーダの部品供給部における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示す符号を前記モニタとともに前記表示部に表示させる表示工程と、前記表示部に表示された符号をオペレータが視認することにより前記特定のパーツフィーダを識別する識別工程とを含む。
本発明によれば、予め設定された所定の項目についての表示を行うモニタと、パーツフィーダに所定の符号を表示可能な表示部とを備え、制御部からの信号に基づいて所定の報知項目をモニタおよび表示部に表示させる処理を行い、部品供給部に装着されたパーツフィーダのいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じた場合に、当該パーツフィーダの部品供給部における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示す符号をモニタとともに表示部に表示させ、表示された符号をオペレータが視認して対象となる特定のパーツフィーダを識別することにより、部品供給部におけるパーツフィーダの特定を簡便に行うことができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置を用いた電子部品実装システムの斜視図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の正面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に装着されるテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に装着されるテープフィーダの斜視図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の詳細構成を示す部分ブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における制御装置のモニタおよびテープフィーダの表示部の表示内容の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における制御装置のモニタおよびテープフィーダの表示部の表示内容の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における制御装置のモニタおよびテープフィーダの表示部の表示内容の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、電子部品実装システム1の構成を説明する。電子部品実装システム1は、複数の電子部品実装装置(以下、単に「装置」と略称する。)M1,M2,M3,M4,M5を直列に連結して構成されており、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する機能を有するものである。電子部品実装システム1に上流側(矢印a)から供給された実装対象の基板は、最上流に位置する装置M1に設けられた搬送開口部Aを介して基板搬送機構3に渡され、電子部品実装システム1内をX方向(基板搬送方向)に順次搬送される。搬入された基板は、各装置による部品実装作業の対象となり、部品実装作業後の基板はさらに下流側装置に搬出される。
電子部品実装システム1において、各装置M1〜装置M5には当該装置をマシンオペレータが操作するための操作部2および当該装置に電子部品を供給するための部品供給部5が配設されている。部品供給部5には電子部品供給用のパーツフィーダであるテープフィーダ6やテープリール7を複数並列して保持した台車8が装着される。テープフィーダ6はキャリアテープに保持された電子部品を後述する部品実装機構に供給し、テープリール7はテープフィーダ6に供給されるキャリアテープを巻回収納する。
次に、装置M1〜装置M5の構造について、図2を参照して説明する。図2において、基台10上にはX方向に基板搬送機構3が配設されている。上流側装置から供給され当該装置による実装作業動作の対象となる基板4は、基板搬送機構3によって搬送され部品実装作業位置に位置決め保持される。基板搬送機構3には、当該装置に搬入され、また当該装置から搬出される基板4を検出するための基板検出センサS1,S2が配設されており、これらの基板検出センサS1,S2による基板検出結果に基づいて、当該装置における部品実装作業の単位基板当たりの所要作業時間を示すタクトタイムが検出できるようになっている。
基板搬送機構3の両側には部品供給部5が設けられており、部品供給部5には複数のテープフィーダ6が装着されている。基台10のX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル11がY方向に水平に配設されており、Y軸移動テーブル11には同様にリニア駆動機構を備えたX軸移動テーブル12が結合されている。それぞれのX軸移動テーブル12には、実装ヘッド13がX方向に移動自在に装着されている。
実装ヘッド13は複数(ここでは8個)の単位実装ヘッド14を備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位実装ヘッド14は、下端部に装着された吸着ノズル14a(図4参照)によって電子部品を吸着して保持する。Y軸移動テーブル11、X軸移動テーブル12はヘッド移動機構を構成し、このヘッド移動機構を駆動することにより、実装ヘッド13はX方向、Y方向に移動し、これにより、各単位実装ヘッド14は部品供給部5のテープフィーダ6から電子部品を取り出して、基板搬送機構3に位置決めされた基板4に移送搭載する。
したがって、Y軸移動テーブル11、第1のX軸移動テーブル12および実装ヘッド13は、電子部品を保持した実装ヘッド13をヘッド移動機構によって移動させることにより電子部品を基板4に移送搭載する部品実装機構36(図7参照)となっている。部品供給部5と基板搬送機構3との間には部品認識装置16が配設されており、部品供給部5から電子部品を取り出した実装ヘッド13が部品認識装置16の上方を移動する際に、部品認識装置16は実装ヘッド13に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。
実装ヘッド13にはX軸移動テーブル12の下面側に位置して一体的に移動する基板認識カメラ15(図4参照)が装着されている。実装ヘッド13が移動することにより、基板認識カメラ15は基板搬送機構3に位置決めされた基板4の上方に移動し、基板4を撮像して認識する。実装ヘッド13による基板4への電子部品の搭載動作においては、部品認識装置16による電子部品の認識結果と、基板認識カメラ15による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に図3を参照して、装置M1〜装置M5のそれぞれの操作面における各部の配列について説明する。操作面には部品供給部5の側方に位置して操作部2が縦姿勢で配置されている。操作部2の上部には液晶パネルなどの表示装置よりなるモニタ17が配置されており、モニタ17は操作指示画面など予め設定された所定の項目についての表示を行う。モニタ17の下方にはマシンオペレータが制御装置27(図7参照)への操作入力を行う操作パネル18が設けられており、操作パネル18には、各種の操作入力を行うための操作ボタン18aや非常停止ボタン18bなどが配置されている。
部品供給部5においてマシンオペレータが台車8の交換やテープフィーダ6の保守を行う際には、マシンオペレータはモニタ17に表示された操作指示画面の指示にしたがって、テープフィーダ6や操作ボタン18aの操作を行う。また装置M1〜装置M5のそれぞれの上部カバーには、シグナルタワー9が突設されている(図1も参照)。シグナルタワー9は各装置において部品切れやマシン動作異常など、マシンオペレータの処置を必要とする場合に、所定の表示パターンで信号灯を点灯することにより、マシンオペレータにその旨報知する。
図4に示すように、部品供給部5にはフィーダ装着ベース8aに予め複数のテープフィーダ6が装着された状態の台車8がセットされる。基台10aに設けられた固定ベース10bに対して、フィーダ装着ベース8aをクランプ機構8bによってクランプすることにより、部品供給部5において台車8の位置が固定される。台車8には、電子部品を保持したキャリアテープ20を巻回状態で収納するテープリール7が保持されている。テープリール7から引き出されたキャリアテープ20は、テープフィーダ6によって吸着ノズル14aによる部品吸着位置5aまでピッチ送りされる。
次に、図5、図6を参照してテープフィーダ6の構成および機能を説明する。図3に示すように、テープフィーダ6は当該テープフィーダ6の全体形状を構成するフィーダ本体部6aおよびフィーダ本体部6aの下面から下方に凸設された装着部6bを備えた構成となっている。フィーダ本体部6aの下面をフィーダ装着ベース8aに沿わせてテープフィーダ6を装着した状態では、装着部6bに設けられたコネクタがフィーダ装着ベース8aに嵌合する。これにより、テープフィーダ6は部品供給部5に固定装着されるとともに、テープフィーダ6はそれぞれの装置M1〜M5の制御装置27と電気的に接続される。
フィーダ本体部6aの内部には、フィーダ本体部6aのテープ送り方向における上流端部に開口するテープ走行路6cが、実装ヘッド13による吸着位置まで連通して設けられている。テープ走行路6cは、テープリール7から引き出されてフィーダ本体部6a内に導入されたキャリアテープ20のテープ送りを、フィーダ本体部6aの上流側から実装ヘッド13による吸着位置までガイドする機能を有している。
テープフィーダ6によるキャリアテープ20のテープ送りにおいては、テープフィーダ6に既装着のキャリアテープ20Aの末尾部と、部品切れにより交換された新たなテープリール7から引き出された新規のキャリアテープ20Bの先頭部とを、接合テープを用いて継ぎ合わせるテープスプライシング作業が行われる。これにより、部品切れによってテープリール7が交換される毎に2つのキャリアテープ20を継ぎ合わせた継目部Jが形成され、キャリアテープ20は途切れることなくテープフィーダ6によってテープ送りされる。
キャリアテープ20は、テープ本体を構成するベーステープ20aに、電子部品21を収納保持する部品ポケット20bおよびキャリアテープ20をピッチ送りするための送り孔20dを所定ピッチで設けた構成となっている。ベーステープ20aの上面は、部品ポケット20bから電子部品21が脱落するのを防止するために、部品ポケット20bを覆ってトップテープ20cによって封止されている。
フィーダ本体部6aには、フィーダ本体部6aのテープ送り方向における下流端部に軸線を水平にした姿勢で配置されたスプロケット25によって、キャリアテープ20をピッチ送りするためのピッチ送り機構22が内蔵されている。ピッチ送り機構22は、スプロケット25を回転駆動する駆動機構24および駆動機構24を制御するフィーダ制御部23を備えている。スプロケット25の外周に設けられた送りピン(図示省略)をキャリアテープ20の送り孔20dに係合させた状態で駆動機構24を駆動することにより、キャリアテープ20はテープ走行路6cに沿ってピッチ送りされる。
このピッチ送りの過程において、キャリアテープ20が継目検出部29を通過することにより、継目検出部29によって継目部Jが検出され、検出結果はフィーダ制御部23に伝達される。この継目検出結果は、当該テープフィーダ6によって供給された電子部品のロット、すなわちリール単位で供給される部品群の切替タイミングを示すものであり、部品使用履歴データとして記録されるほか、当該テープフィーダ6のテープリール7によって供給可能な部品数を示す部品残数データをリセットするトリガー信号としても用いられる。
スプロケット25の手前側は、部品ポケット20b内の電子部品21を、単位実装ヘッド14の吸着ノズル14aによって吸着して取り出す吸着位置となっている。スプロケット25近傍のフィーダ本体部6aの上面側には、テープ押さえ部材26が配設されており、テープ押さえ部材26には吸着ノズル14aによる吸着位置に対応して吸着開口部26aが設けられている。吸着開口部26aの上流端は、トップテープ20cを剥離するためのトップテープ剥離部26bとなっている。
キャリアテープ20はテープ押さえ部材26によってテープ走行路6cに押さえつけた状態でピッチ送りされる。キャリアテープ20がテープ押さえ部材26の下方を走行する過程において、トップテープ20cをトップテープ剥離部26bを周回させて上流側に引き出すことによって、吸着位置の上流側にてトップテープ20cがベーステープ20aから剥離される。これにより、部品ポケット20b内の電子部品21は吸着開口部26aにおいて上方へ露呈され、吸着ノズル14aによる取り出しが可能な状態となる。そしてテープ剥離位置にてベーステープ20aから剥離されて折り返されたトップテープ20cは、ピッチ送り方向と反対側の斜め下方へ導かれ、トップテープ送り機構6d(図6参照)によってフィーダ本体部6aの上流側内部に設けられたテープ回収部内(図示省略)へ送られる。
図6に示すように、テープフィーダ6においてオペレータが操作時に接近する下流側(図において左側)の上面には、オペレータによる操作およびオペレータに対する報知を行うための操作ユニット28が配設されている。操作ユニット28の上面には、動作状態を示すLED灯28aのほか、以下の表示機器、操作機器が配置されている。まず表示部28bは2文字程度の数字や英字などの符号を表示可能な簡易式の表示装置であり、ここでは7セグメント方式の表示素子を2つ組み合わせて構成されている。操作ユニット28はテープフィーダ6内においてフィーダ制御部23に接続されており、各装置の制御装置27によってフィーダ制御部23を介して表示内容が指令される。
本実施の形態では表示部28bには、部品供給部5において当該テープフィーダ6がセットされているフィーダ装着位置(スロット番号)、部品供給部5において当該テープフィーダ6を対象として必要とされる部品補給作業の順序を示す番号、部品補給が必要となるタイミングまでの予測時間など、テープフィーダ6の動作監視や保守において必要な項目として予め設定された所定の項目であって、符号で簡略的に表示可能な項目が表示される。
切替操作ボタン28cは、表示部28bのON/OFF操作や、上述の表示項目を切り替えるための操作ボタンである。すなわち表示部28bが非表示の状態から切替操作ボタン28cを押圧操作することにより表示部28bが表示状態となり、この後切替操作ボタン28cをさらに押圧操作すると表示部28bの表示項目が切り替わり、押圧操作の都度予め設定された切替順序に従って次の表示項目が順次表示される。
テープ送りボタン28d、テープ戻しボタン28eは、テープフィーダ6においてキャリアテープ20を手動操作によってテープ送りするための操作ボタンである。すなわち、前進方向に矢印が付されたテープ送りボタン28dを操作することにより、キャリアテープ20を前進方向にテープ送りすることができ、後退方向に矢印が付されたテープ戻しボタン28eを操作することにより、キャリアテープ20を後退方向にテープ送りすることができる。トップテープ巻き取りボタン28fはトップテープ20cの巻き取り用の手動操作ボタンであり、トップテープ巻き取りボタン28fを操作することにより、テープ剥離位置にてベーステープ20aから剥離されたトップテープ20cは、トップテープ送り機構6dによってテープ回収部内へ導かれる。
次に図7,図8を参照して、制御系の構成を説明する。図7は装置M1〜M5のそれぞれに備えられた制御装置27を示している。ここでは、それぞれの制御装置27に付随して設けられたモニタ17および部品供給部5に装着されたテープフィーダ6がそれぞれ個別に備えた表示部28bに、所定の表示項目を表示させるために必要な構成要素を記載している。制御装置27は、制御部30、記憶部33、表示処理部34、機構駆動部35、継目検出部29、生産状態検出処理部37を備えている。
制御部30は処理演算装置であり、記憶部33に記憶された各種のプログラムやデータにしたがって、実装制御部31、表示制御部32により以下の各部を制御する。記憶部33は、部品実装動作を実行するための制御処理プログラムのほか、実装データ33a、表示データ33b、生産状態データ33cを記憶している。実装データ33aは、実装される部品種や部品実装位置を規定するデータであり、基板品種毎に記憶される。この実装データ33aにより、基板4の一枚当たりの部品消費数が部品種毎に導出される。
表示データ33bは、モニタ17および表示部28bに所定の項目を表示させるために用いられるデータである。これらの所定の項目には、オペレータに報知して何らかの処置を促すことが必要な異常報知項目、例えば「テープ送り異常」、「部品切れ」、「誤部品」などが含まれる。また生産状態データ33cは、各装置M1〜M5において部品実装作業に伴ってリアルタイムに変化する項目についてのデータであり、ここでは、図8(c)に示すように、部品残数データ33d、タクトタイムデータ33e、装置稼働率データ33f、部品消費率データ33gが、生産状態データ33cとして規定されている。
実装制御部31は動作制御機能を有しており、機構駆動部35を介して部品供給部5、基板搬送機構3、部品実装機構36を制御して、部品供給部5のテープフィーダ6から取り出した電子部品を部品実装機構36によって基板搬送機構3によって搬送位置決めされた基板4に実装する部品実装作業を行わせる。部品実装作業の制御に際しては、記憶部33に記憶された実装データ33aが参照される。そして部品実装作業が実行される過程では、生産状態検出処理部37によって当該装置における生産状態を検出する処理が実行される。
生産状態検出処理部37は、図8(b)に示すように、部品残数演算部37a、タクトタイム検出部37b、装置稼働率測定部37cおよび部品消費率検出部37dより構成される。部品残数演算部37aはそれぞれのテープフィーダ6における部品残数を演算する。この演算は、実装制御部31の動作監視機能、継目検出部29による継目部Jの検出結果に基づいて行われる。すなわち、継目部Jが検出されることにより1リール分の部品数にリセットされた状態から、実装ヘッド13による部品取り出し動作の反復によって減少する部品数を逐次減算することにより、各タイミングにおける部品残数を演算する。演算結果は、部品残数データ33dとして記憶部33に記憶され、リアルタイムで更新される。
タクトタイム検出部37bは、基板検出センサS1,S2による基板検出結果に基づいて、当該装置における部品実装作業の単位基板当たりの所要作業時間を示すタクトタイムを検出する処理を行う。検出結果はタクトタイムデータ33eとして記憶部33に記憶され、リアルタイムで更新される。装置稼働率測定部37cは、実装制御部31の動作監視機能に基づき、当該装置の稼働率を測定する処理を行う。測定結果は、装置稼働率データ33fとして記憶部33に記憶され、リアルタイムで更新される。部品消費率検出部37dは、それぞれのテープフィーダ6における部品消費率、すなわち単位時間あたりの消費部品数を、実装データ33aおよびタクトタイムデータ33eに基づいて検出する処理を行う。検出結果は部品消費率データ33gとして記憶部33に記憶され、リアルタイムで更新される。
また実装制御部31による動作制御実行に際しては、実装制御部31は各部の作業動作が予め設定された動作シーケンスにしたがって正常に実行されているか否かを、各部に配設されたセンサからの検出信号や制御プログラムに基づいてタイマから出力されるタイミング信号などにしたがって監視する。そしてこの監視結果を、記憶部33に記憶された表示データ33bに含まれる異常報知項目のデータ、すなわちオペレータへの報知を必要とする事象として予め規定されたデータと参照比較することにより、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じ旨報知するための信号を、以下に説明する表示制御部32に伝達する。
表示制御部32はモニタ17および表示部28bに所定の表示項目を表示させるための制御処理を行う機能を有しており、図8(a)に示すように、報知事象表示制御部32a、部品補給順位表示制御部32b、部品補給タイミング表示制御部32cより成る。すなわち報知事象表示制御部32aは、上述のように、オペレータへの報知を必要とする事象が生じた旨をモニタ17および表示部28bに表示させるための制御信号を出力する。そして表示処理部34は、実装制御部31からの信号に基づいて、所定の報知項目をモニタ17および表示部28bに表示させる処理を行う。
この表示処理部34による表示処理においては、図9に示すように、当該テープフィーダ6の部品供給部5における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示すスロット番号の符号を、モニタ17に表示するとともにテープフィーダ6の表示部28bにも併せて表示させる。さらに表示処理部34は、スロット番号の符号とともに、当該テープフィーダ6に生じた事象についての情報をモニタ17に表示させる。
次に部品補給順位表示制御部32bは、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のうち、部品補給作業を実行する必要度の高い所定数のテープフィーダ6について、必要度を順位付けした部品補給順位を示す符号を、モニタ17および表示部28bに表示させるための制御処理を行う。すなわち、部品補給順位表示制御部32bは、部品補給作業を実行する必要度の順位を算定する部品補給順位算定部としての機能を有しており、記憶部33に記憶された部品残数データ33d、部品消費率データ33gに基づいて、当該装置の部品供給部5に装着された各テープフィーダ6の部品消費状態を求めて部品補給順位を推定算定し、この部品補給順位を示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させるための制御信号を出力する。そして表示処理部34は、部品補給順位表示制御部32bからの信号に基づいて、部品補給順位を示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させる処理を行う。
この表示処理部34による表示処理においては、図10に示すように、部品供給部5に装着されたテープフィーダ6のそれぞれについて、部品補給順位を示す符号をモニタ17に表示させるとともに、テープフィーダ6の表示部28bにも併せて部品補給順位を示す符号を表示させる。さらに表示処理部34は、部品補給順位を示す符号とともに、当該符号に対応するテープフィーダ6のスロット番号をモニタ17に表示させる。
また部品補給タイミング表示制御部32cは、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のそれぞれについて、部品補給作業の実行が必要とされる部品補給タイミングを予測して、この部品補給タイミングを示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させるための制御処理を行う。
すなわち、部品補給タイミング表示制御部32cは、部品補給作業の実行が必要とされる部品補給タイミングを予測する部品補給タイミング予測部としての機能を有しており、記憶部33に記憶された部品消費率データ33gより与えられる当該テープフィーダ6における部品消費状態および部品残数データ33d、装置稼働率データ33fに基づき部品補給タイミングを予測して、この部品補給タイミングを示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させるための制御信号を出力する。そして表示処理部34は、部品補給タイミング表示制御部32cからの信号に基づいて、部品補給タイミングを示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させる処理を行う。
この表示処理部34による表示処理においては、図11に示すように、部品供給部5に装着されたテープフィーダ6のそれぞれについて、部品補給タイミングを示す符号をモニタ17に表示させるとともに、テープフィーダ6の表示部28bにも併せて表示させる。さらに表示処理部34は部品補給タイミングを示す符号とともに、当該符号に対応するテープフィーダ6のスロット番号をモニタ17に表示させる。
次に図9を参照して、本実施の形態に示す装置M1〜M5において、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のうち、オペレータへの報知を必要とする事象が生じた特定のテープフィーダ6を識別するテープフィーダ6の識別方法について説明する。従来技術では、テープフィーダ6を他から識別して特定するためには、部品供給部5のフィーダ装着ベース8aや装置本体に表示されたフィーダ装着位置を特定する番号などを視認によって確認する煩瑣な作業が必要とされていた。これに対し本実施の形態においては、以下に説明する方法によってテープフィーダ6の識別を行う。
まず、部品供給部5に装着されたテープフィーダ6のいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象、例えば、「テープ送り異常」、「部品切れ」、「誤部品」などが生じると、実装制御部31の動作監視機能によってその旨が検出され、表示処理部34は、実装制御部31からの信号に基づいて所定の報知項目をモニタ17および操作ユニット28の表示部28bに表示させる処理を行う(表示処理工程)。これにより、図9に示すように、当該テープフィーダ6の部品供給部5における装着位置を特定するフィーダ装着位置(スロット番号)を示す符号を、モニタ17とともに操作ユニット28の表示部28bに表示させる(表示工程)。
すなわち図9(a)に示すように、モニタ17の表示画面40には、部品供給部5におけるテープフィーダ6について所定項目を表示するためのフィーダ状態表示欄40aが設定されており、フィーダ状態表示欄40aには、報知の対象となるテープフィーダ6のフィーダ装着位置を示す「SLOT No.」41(ここでは、(10)、(41)、(55)・・)が表示され、「SLOT No.」41に表示されたそれぞれのテープフィーダ6に対応して、当該テープフィーダ6に生じた事象の種類を示す「事象」42が表示される。すなわち表示工程においては、フィーダ装着位置である「SLOT No.」41を示す符号とともに、当該テープフィーダ6に生じた事象についての情報を、モニタ17に表示させるようにしている。
また図9(b)に示すように、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のうち、モニタ17のフィーダ状態表示欄40aに表示された「SLOT No.」41に対応するフィーダ装着位置のテープフィーダ6では、操作ユニット28の表示部28bに「SLOT No.」41に対応した符号が表示される。そして表示部28bに表示された符号をオペレータが視認することにより、オペレータへの報知を必要とする事象が生じた特定のテープフィーダ6を識別する。
このとき、オペレータは複数のテープフィーダ6のうち表示部28bに符号が表示されているテープフィーダ6のみを探せばよく、多数のテープフィーダ6の中から特定のテープフィーダ6を容易に識別することができる。これにより部品供給部5に多数のテープフィーダ6が装着され、しかも同種部品を複数のテープフィーダ6によって供給する場合において、複数のテープフィーダ6について部品切れの報知が近接したタイミングで発せられたような状況にあっても、該当するテープフィーダ6を表示部28bを視認することにより簡便に特定することができる。
次に図10、図11を参照して、本実施の形態に示す装置M1〜M5において、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6への部品補給を行う部品補給方法について説明する。まず図10は、部品補給作業に際して、部品補給の必要度を順位付けした部品補給順位を示す符号を表示させる例を示している。従来技術においては、複数のパーツフィーダについて近接したタイミングで部品切れが発生した場合に、これらのパーツフィーダの部品補給の優先度をオペレータが判断する術がなかった。このため、オペレータは各パーツフィーダにおける残部品数を参照するなどの方策によって部品補給の必要度が高いと思われる順序を想定しながら作業対象を特定する必要があった。これに対し本実施の形態においては、以下に説明する方法によって部品補給作業を実行するようにしている。
まず、部品実装動作の実行に伴って部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6の残部品数が低減し、いずれかのテープフィーダ6については部品補給作業が必要とされる状態となる。このとき部品補給順位算定部としての機能を有する部品補給順位表示制御部32bは、実装制御部31の動作監視機能を用いて生産状態検出処理部37によって検出され、記憶部33に記憶された部品残数データ33d、部品消費率データ33gに基づいて、当該装置の部品供給部5に装着された各テープフィーダ6の部品消費状態を求めて部品補給順位を推定算定する。すなわち、制御部30からの信号に基づいて複数のテープフィーダ6のうち部品補給作業を実行する必要度の高い所定数のテープフィーダ6について、必要度を順位付けした部品補給順位を算定する(部品補給順位算定工程)。
そして部品補給順位表示制御部32bは、この部品補給順位を示す符号を、モニタ17および表示部28bに表示させるための制御信号を出力する。そして表示処理部34は、部品補給順位表示制御部32bからの信号に基づいて、部品補給順位を示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させる処理を行う。(表示処理工程)。これにより、図10に示すように、部品補給作業を実行する必要度の高い所定数のテープフィーダ6について、部品補給順位を示す符号をモニタ17とともに操作ユニット28の表示部28bに表示させる(表示工程)。
すなわち図10(a)に示すように、モニタ17の表示画面40のフィーダ状態表示欄40aには、部品補給作業の対象となるテープフィーダ6のフィーダ装着位置を示す「SLOT No.」41(ここでは(10)、(41)、(55)・・)が表示され、「SLOT No.」41に表示されたそれぞれのテープフィーダ6に対応して、「部品補給順位」43(1,3,2・・)が表示される。すなわち表示工程においては、部品補給順位を示す符号とともに、当該符号に対応するテープフィーダ6の装着位置を示す情報(SLOT No.)を、モニタ17に表示させるようにしている。
また図10(b)に示すように、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のうち、モニタ17のフィーダ状態表示欄40aに表示された「SLOT No.」41に対応するテープフィーダ6では、操作ユニット28の表示部28bに「部品補給順位」43に対応した符号(01、03、02・・・)が表示される。そして表示部28bに表示された符号をオペレータが視認することにより、表示された部品補給順位にしたがって当該テープフィーダ6への部品補給作業を実行する(部品補給実行工程)。
このとき、オペレータは複数のテープフィーダ6のうち表示部28bに符号が表示されているテープフィーダ6のみを探せばよく、部品補給対象となる特定のテープフィーダ6を容易に識別することができる。これにより部品供給部5に多数のテープフィーダ6が装着され、しかも同種部品を複数のテープフィーダ6によって供給する場合において、複数のテープフィーダ6について部品切れが近接したタイミングで発生するような状況にあっても、部品供給部5におけるテープフィーダ6への部品補給作業の実行順序を容易に判断することができる。
次に図11は、部品補給作業に際して、部品補給作業の実行が必要とされる部品補給タイミングを示す符号を表示させる例を示している。従来技術においては、オペレータは多種・多数のテープフィーダ6を作業対象として、テープフィーダ6の残部品数を基にして発せられる部品切れの報知を受けて部品補給作業を実行するが、テープフィーダ6に収納された電子部品が消費されて減少する消費レートは基板品種や部品種によって異なるため、部品切れの報知を受けた後にスプライシング作業を含む部品補給作業を開始した場合に作業完了が間に合わず、実際に部品切れが生じて装置停止する場合があった。これに対し本実施の形態においては、以下に説明する方法によって部品補給作業を実行するようにしている。
まず、部品実装動作の実行に伴って部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6の残部品数が低減し、いずれかのテープフィーダ6については部品補給作業が必要とされる状態となる。このとき部品補給タイミング予測部としての機能を有する部品補給タイミング表示制御部32cは、実装制御部31の動作監視機能を用いて生産状態検出処理部37によって検出され、記憶部33に記憶された部品残数データ33d、部品消費率データ33gに基づいて、当該装置の部品供給部5に装着された各テープフィーダ6の部品消費状態を求めて部品補給タイミングを予測する。すなわち、制御部30からの信号に基づいて複数のテープフィーダ6のそれぞれについて、部品補給作業の実行が必要とされる部品補給タイミングを予測する(部品補給タイミング予測工程)。
そして部品補給タイミング表示制御部32cは、この部品補給タイミングを示す符号を、モニタ17および表示部28bに表示させるための制御信号を出力する。表示処理部34は、部品補給タイミング表示制御部32cからの信号に基づいて、部品補給タイミングを示す符号をモニタ17および表示部28bに表示させる処理を行う(表示処理工程)。これにより、図11に示すように、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のそれぞれについて、部品補給作業の実行が必要とされる部品補給タイミングを示す符号を、モニタ17とともに操作ユニット28の表示部28bに表示させる(表示工程)。
すなわち図11(a)に示すように、モニタ17の表示画面40のフィーダ状態表示欄40aには、部品補給作業の対象となるテープフィーダ6のフィーダ装着位置を示す「SLOT No.」41(ここでは、SLOT No.(10)、(41)、(55)・・)が表示され、「SLOT No.」41に表示されたそれぞれのテープフィーダ6に対応して、部品補給タイミング(20分後,35分後、45分後・・)を示す「部品補給タイミング」44が表示される。すなわち表示工程においては、部品補給タイミングを示す符号とともに、当該符号に対応するテープフィーダ6の装着位置を示す情報(SLOT No.)を、モニタ17に表示させるようにしている。
また図11(b)に示すように、部品供給部5に装着された複数のテープフィーダ6のそれぞれについて、モニタ17のフィーダ状態表示欄40aに表示された「SLOT No.」41に対応するフィーダ装着位置のテープフィーダ6では、操作ユニット28の表示部28bに「部品補給タイミング」44に対応した符号(20、35,45・・・)が表示される。そして表示部28bに表示された符号をオペレータが視認することにより、表示された部品補給タイミングにしたがって当該テープフィーダ6への部品補給作業を実行する(部品補給実行工程)。
このとき、オペレータは複数のテープフィーダ6のそれぞれの表示部28bに表示された符号を視認し、部品補給タイミングが最も近接したテープフィーダ6を、部品補給対象となるテープフィーダ6として特定することができるとともに、部品切れ発生までの余裕時間を知ることができる。これにより、部品供給部5に装着された多種・多数のテープフィーダ6を作業対象として、スプライシング作業を含む部品補給作業を実行する場合にあっても、部品補給作業が必要とされるタイミングを予測して、必要十分な作業時間を見込んで部品補給作業をタイムリーに実行することができる。
なお本実施の形態においては、パーツフィーダとして部品を保持したキャリアテープをピッチ送りするテープフィーダの例を示しているが、本発明の適用対象はテープフィーダに限定されるものではなく、バルクフィーダなど他種類の部品供給装置に対しても同様に適用可能である。
本発明の電子部品実装装置および電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法は、部品供給部におけるパーツフィーダの特定を簡便に行うことができるという効果を有し、部品供給部に配置されたパーツフィーダから取り出した部品を基板に移送搭載する部品実装分野において有用である。
1 電子部品実装システム
2 操作部
3 基板搬送機構
5 部品供給部
6 テープフィーダ
7 テープリール
13 実装ヘッド
17 モニタ
20 キャリアテープ
21 電子部品
28 操作ユニット
28b 表示部
40 表示画面
40a フィーダ状態表示欄
M1〜M5 電子部品実装装置(装置)

Claims (4)

  1. 部品供給部に装着された複数のパーツフィーダによって供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
    前記パーツフィーダから電子部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品実装機構と、
    前記パーツフィーダおよび部品実装機構を制御する制御部と、
    前記制御部に付随して設けられ予め設定された所定の項目についての表示を行うモニタと、
    前記パーツフィーダに備えられ所定の符号を表示可能な表示部と、
    前記制御部からの信号に基づいて所定の報知項目を前記モニタおよび表示部に表示させる処理を行う表示処理部とを備え、
    前記表示処理部は、前記複数のパーツフィーダのいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じた場合に、当該パーツフィーダの部品供給部における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示す符号を前記モニタとともに前記表示部に表示させることを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 前記フィーダ装着位置を示す符号とともに当該パーツフィーダに生じた事象についての情報を前記モニタに表示させることを特徴とする請求項1記載の電子部品実装装置。
  3. 部品供給部に装着された複数のパーツフィーダによって供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において、前記複数のパーツフィーダのうち特定のパーツフィーダを識別するパーツフィーダの識別方法であって、
    前記電子部品実装装置は、前記パーツフィーダから電子部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品実装機構と、前記パーツフィーダおよび部品実装機構を制御する制御部と、前記制御部に付随して設けられ予め設定された所定の項目についての表示を行うモニタと、前記パーツフィーダに備えられ所定の符号を表示可能な表示部とを備え、
    前記制御部からの信号に基づいて所定の報知項目を前記モニタおよび表示部に表示させる処理を行う表示処理工程と、
    前記部品供給部に装着されたパーツフィーダのいずれかについてオペレータへの報知を必要とする事象が生じた場合に、当該パーツフィーダの部品供給部における装着位置を特定するフィーダ装着位置を示す符号を前記モニタとともに前記表示部に表示させる表示工程と、
    前記表示部に表示された符号をオペレータが視認することにより前記特定のパーツフィーダを識別する識別工程とを含むことを特徴とする電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法。
  4. 前記表示工程において、前記フィーダ装着位置を示す符号とともに当該パーツフィーダに生じた事象についての情報を前記モニタに表示させることを特徴とする請求項3記載の電子部品実装装置におけるパーツフィーダの識別方法。
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