JP2013174046A - タイヤ式の作業機械のドア解錠装置およびタイヤ式の作業機械 - Google Patents

タイヤ式の作業機械のドア解錠装置およびタイヤ式の作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ式の作業機械の乗降性を向上する。
【解決手段】リモコン32は解錠信号、解除信号および施錠信号を送信する。コントローラ30は、施錠信号を受信すると、アクチュエータ152aを制御してキャッチ151をロックするように施錠装置152を駆動し、解錠信号を受信すると、アクチュエータ152aを制御してキャッチ151をアンロックするように施錠装置152を駆動し、解除信号を受信すると、アクチュエータ155aを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ151を駆動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、タイヤ式の作業機械のドア解錠装置およびタイヤ式の作業機械に関する。
たとえばホイールローダのようなタイヤ式の作業機械では、運転室が車体上部に設けられる。作業機械がある程度の大きさとなると、地上から運転室へ乗り込むためには、昇降用のステップを利用する必要がある。ここで、作業機械の運転室への出入口に設けられたドアは、一般的には外開きである。そのため、オペレータは、ステップに乗って一方の手で手すりにつかまりながら、他方の手で解錠操作、ドアノブに手を掛けてキャッチの係合の解除操作およびドアを手前へ開く操作を行っている。しかし、ステップに乗った状態で上記の操作を行うため、操作がし難いおそれがあり、オペレータの体勢が不安定になるおそれもある。また、手前に開いたドアとオペレータとが干渉しないようにオペレータが身体をのけ反らせなければならないおそれもある。また、施錠するだけであってもステップへ乗り降りしなければならず煩わしい。
そこで、ドアを開く際の運転室外側へのドアの移動量を少なくなるように構成した入り口扉の開閉支持装置が知られている。この開閉支持装置では、リンク機構等を利用するなどしてドアを開く際の運転室外側へのドアの移動量を抑制している(特許文献1参照)。
実開平6−57957号公報
しかし、上述した文献に記載の開閉支持装置であっても、ドアノブや施錠装置に地上からでは手が届かない場合には、オペレータは、ステップに乗って一方の手で手すりにつかまりながら、他方の手で解錠操作、ドアノブに手を掛けてキャッチの係合の解除操作およびドアを手前へ開く操作を行う必要があることには変わりがない。また、施錠するだけであってもステップへ乗り降りしなければならないことには変わりがない。
(1) 請求項1の発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置は、作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられるドア側キャッチ部材と、運転室側に設けられる運転室側被キャッチ部材とを有し、ドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを閉じた状態で保持し、ドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材との係合を解除するキャッチ解除状態ではドアを開放可能とするキャッチ装置と、キャッチ装置をロック/アンロックするロック/アンロック装置と、ロック/アンロック装置を駆動するロック/アンロックアクチュエータと、キャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動するキャッチ解除用アクチュエータと、ロック/アンロックアクチュエータおよびキャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、ドアを開く方向に付勢する開方向ドア駆動手段と、キャッチ装置をロックさせるためのロック信号、キャッチ装置をアンロックさせるためのアンロック信号、および、キャッチ装置をキャッチ解除状態とするためのキャッチ解除信号を送出する信号送出手段とを備え、コントローラは、ロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御してキャッチ装置をロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、アンロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御してキャッチ装置をアンロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、キャッチ解除信号を受信すると、キャッチ解除用アクチュエータを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動することを特徴とする。
(2) 請求項2の発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置は、作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられるドア側キャッチ部材と、運転室外に設けられる外側キャッチ部材とを有し、ドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを開いた状態で保持し、ドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材との係合を解除するキャッチ解除状態ではドアを閉鎖可能とするキャッチ装置と、キャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動するキャッチ解除用アクチュエータと、キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、ドアを閉じる方向に付勢する閉方向ドア駆動手段と、キャッチ装置をキャッチ解除状態とするためのキャッチ解除信号を送出する信号送出手段とを備え、コントローラは、キャッチ解除信号を受信すると、キャッチ解除用アクチュエータを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置は、作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられる第1のドア側キャッチ部材と、運転室側に設けられる運転室側被キャッチ部材とを有し、第1のドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを閉じた状態で保持し、第1のドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材との係合を解除する第1のキャッチ解除状態ではドアを開放可能とする第1のキャッチ装置と、第1のキャッチ装置をロック/アンロックするロック/アンロック装置と、ロック/アンロック装置を駆動するロック/アンロックアクチュエータと、第1のキャッチ解除状態となるように第1のキャッチ装置を駆動する第1のキャッチ解除用アクチュエータと、ドアを開く方向に付勢する開方向ドア駆動手段と、ドアに設けられる第2のドア側キャッチ部材と、運転室外に設けられる外側キャッチ部材とを有し、第2のドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを開いた状態で保持し、第2のドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材との係合を解除する第2のキャッチ解除状態ではドアを閉鎖可能とする第2のキャッチ装置と、第2のキャッチ解除状態となるように第2のキャッチ装置を駆動する第2のキャッチ解除用アクチュエータと、キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、ドアを閉じる方向に付勢する閉方向ドア駆動手段と、ロック/アンロックアクチュエータ、第1のキャッチ解除用アクチュエータ、および、第2のキャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、第1のキャッチ装置をロックさせるためのロック信号、第1のキャッチ装置をアンロックさせるためのアンロック信号、および、第1のキャッチ装置を第1のキャッチ解除状態とするための第1のキャッチ解除信号を送出する第1の信号送出手段と、第2のキャッチ装置をキャッチ解除状態とするための第2のキャッチ解除信号を送出する第2の信号送出手段とを備え、コントローラは、ロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御して第1のキャッチ装置をロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、アンロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御して第1のキャッチ装置をアンロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、第1のキャッチ解除信号を受信すると、第1のキャッチ解除用アクチュエータを制御して第1のキャッチ解除状態となるように第1のキャッチ装置を駆動し、コントローラは、第2のキャッチ解除信号を受信すると、第2のキャッチ解除用アクチュエータを制御して第2のキャッチ解除状態となるように第2のキャッチ装置を駆動することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1または請求項3に記載のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置において、開方向ドア駆動手段で開方向に駆動されたドアを、ドアの全閉位置から全開位置の間の所定の位置で一旦停止させる停止手段をさらに備えることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明によるタイヤ式の作業機械は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を備えることを特徴とする。
(1) 請求項1の発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置では、コントローラが、ロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御してキャッチ装置をロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、アンロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御してキャッチ装置をアンロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、キャッチ解除信号を受信すると、キャッチ解除用アクチュエータを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動するように構成した。これにより、キャッチ装置のロック/アンロックの操作、および、キャッチ装置をキャッチ解除状態とする操作を、ロック/アンロック装置やキャッチ装置の設置高さにかかわらず、オペレータが地上から操作できるので、運転室への乗降性を向上できる。
(2) 請求項2の発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置では、コントローラが、キャッチ解除信号を受信すると、キャッチ解除用アクチュエータを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動するように構成した。これにより、全開状態でドアを固定するキャッチの係合解除操作が容易となるので、利便性が高い。
(3) 請求項3の発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置は、上述した(1)および(2)と同様の作用効果を奏する。
(4) 請求項5の発明によるタイヤ式の作業機械では、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を備えるので、乗降性や利便性が高まる。
タイヤ式の作業機械の一例であるホイールローダの側面図である。 (a)はドアが閉じられた状態(全閉状態)における運転室の近傍を示す斜視図であり、(b)は(a)のA部の拡大図である。 ドアが最大限に開かれた状態(全開状態)における運転室の近傍を示す斜視図である。 ドア1の近傍を上方から見た模式図である。 施錠装置および電動キャッチ解除装置の動作について説明する模式図である。 (a)はドアの近傍を上方から見た図(平面図)であり、(b)はドアの下部近傍を左側から見た側面図であり、(c)はドアの下部近傍を後方から見た図である。 ドアを全開位置で一時的に固定するキャッチ装置(全開側キャッチ)について説明する模式図である。
図1〜7を参照して、本発明によるタイヤ式の作業機械のドア解錠装置およびタイヤ式の作業機械の一実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係るタイヤ式の作業機械の一例であるホイールローダの側面図である。ホイールローダ100は、アーム111,バケット112,タイヤ113等を有する前部車体110と、運転室121,エンジン室122,タイヤ123等を有する後部車体120とで構成される。エンジン室122は、建屋カバー131で覆われている。後部車体120の後方にはカウンタウエイト124が取り付けられている。
アーム111は不図示のアームシリンダの駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(ダンプまたはクラウド)する。前部車体110と後部車体120はセンタピン101により互いに回動自在に連結され、ステアリングシリンダ116の伸縮により後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。説明の便宜上、本実施の形態では各図に記載したようにホイールローダ100の前後左右方向および上下方向を規定する。なお、図1において紙面手前側がホイールローダ100の左側であり、紙面奥側がホイールローダ100の右側である。
エンジン室122の後方には、不図示のラジエータフレームと、不図示の空冷ファンユニットとが配設されている。ラジエータフレームには、不図示のエンジンの冷却水を冷却する不図示のラジエータや、作動油の冷却用の不図示のオイルクーラ等が取り付けられている。ラジエータフレームおよび空冷ファンユニットは、その側面および上面が冷却器用建屋カバー132で覆われている。冷却器用建屋カバー132は後方の不図示の開口部で開口している。この開口部は、開閉可能に取り付けられたグリル133によって覆われている。
後部車体120の前部左側面には、運転室121へ出入りするために運転室121の床面と略同じ高さに設けられた出入用ステップ125と、地上と運転室121(出入用ステップ125)との間を昇降するための昇降用ステップ126とが設けられている。運転室121の左側面には、運転室121への出入口(運転室出入口121b、図3参照)を閉鎖および開放するドア150が設けられている。ドア150の前部下方には、ドアノブ151aが設けられている。ドアノブ151aの設置高さは、小型のホイールローダを除くホイールローダにおいては、ドア150が閉じられた状態ではオペレータが昇降用ステップ126のいずれかの段に乗らないとドア150に手が届かない高さとなっている。すなわち、ドア150が閉じられている場合には、地上からでは平均的な身長のオペレータの手がドアノブ151aに届かない。
図2(a)はドア150が閉じられた状態(全閉状態)における運転室121の近傍を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)のA部の拡大図である。図3はドア150が最大限に開かれた状態(全開状態)における運転室121の近傍を示す斜視図である。ドア150は、ドア150の後部に取り付けられたドアヒンジ153によって、運転室121に(運転室出入口121b)対して回動可能に軸支されている。なお、ドア150の回動方向に関し、ドア150を閉じる方向を閉鎖方向と呼び、ドア150を開く方向を開放方向と呼ぶ。また、ドア150の全閉状態における回動位置を全閉位置と呼び、全開状態における回動位置を全開位置と呼ぶ。
ドア150の前部下方には、ドアノブ151aの近傍に後述する施錠装置152が設けられている。また、ドア150の左側(外側)の側面には、後述するストライカ161cが取り付けられている。出入用ステップ125の上面には、図2(b)に詳細を示し、後に詳述する中間ストッパ140が設けられている。出入用ステップ125の周辺には手すり131〜134が設けられている。運転室121の外装を構成する左側の側板121aには、運転室121の内側に向かって凹んだ凹部127が設けられている。
図4は、ドア150の近傍を上方から見た図である。上述したドアノブ151aは、ドア150を全閉状態で保持するキャッチ装置(キャッチ)151を構成する部材の一部である。キャッチ151は、ドアノブ151aと、ストライカ151cとを備えている。ドアノブ151aは、ドア150を開閉する操作部材であり、回動軸151Xを中心として回動するようにドア150に設けられている。ドアノブ151aのドア外側端には、ドア外側から操作可能に把持部151Hが設けられている。ドアノブ151aのドア内側端には、先の曲がった鉤からなるドアキャッチ151bが設けられている。ドアノブ151aには、図示しないねじりばねにより、常時、反時計回転方向の付勢力が付与されている。
ストライカ151cは運転室121側に取り付けられ、キャッチ部材の鉤が係止される運転室側の被キャッチ部材である。ドアキャッチ151bは、ストライカ151cと互いに係合することでドア150を全閉状態で保持し、ストライカ151cとの係合を解除することでドア150を開く方向へ回動可能とする。ドアキャッチ151bは、ドアノブ151aを手動操作するか、後述する電動キャッチ解除装置155によって駆動されることで、ストライカ151cとの係合を解除する。以下の説明では、ドアキャッチ151bとトライカ151cとが互いに係合した状態を係合状態またはキャッチ係合状態と呼び、係合が解除された状態を係合解除状態またはキャッチ解除状態と呼ぶ。
なお、開かれているドア150を閉じて、キャッチ151にドア150を全閉状態で保持させるためには、ドア150を閉鎖方向に回動させるだけでよい。すなわち、後述するドア跳ね出し装置156の付勢力に抗してオペレータがドア150を閉鎖方向に回動すると、ドアキャッチ151bとストライカ151cとが当接して、ストライカ151cがドアキャッチ151bを押しのける。これにより、ドアキャッチ151bがストライカ151cを乗り越えるので、ドア150が全閉位置まで回動される。ドアキャッチ151bはストライカ151cを乗り越えた後、元の位置に戻る。これにより係合状態となり、ドア150は全閉位置で固定(保持)される。
施錠装置152は、ドアキャッチ151bとストライカ151cとの係合の解除を許可および禁止する施錠装置であり、車外から鍵穴に差し込まれた鍵154が回動されると、ドアキャッチ151bとストライカ151cとの係合の解除を許可または禁止する。また、施錠装置152は、後述するコントローラ30からの指示によって電気的に駆動されるアクチュエータ152aを有し、当該アクチュエータ152aが駆動されることでもドアキャッチ151bとストライカ151cとの係合の解除を許可または禁止する。以下の説明では、施錠装置152によってドアキャッチ151bとストライカ151cとの係合の解除が許可された状態を解錠状態またはアンロック状態と呼び、係合の解除が禁止された状態を施錠状態またはロック状態と呼ぶ。
電動キャッチ解除装置155は、コントローラ30からの指示によってドアキャッチ151bを電気的に駆動する装置である。すなわち、電動キャッチ解除装置155は、コントローラ30からの指示によって駆動されるアクチュエータ155aを有している。
全閉状態のドア150の上部近傍であって、運転室出入口121bの上方には、ドア跳ね出し装置156が運転室121側に設けられている。ドア跳ね出し装置156は、たとえば、ねじりコイルバネの付勢力によってドア150を開放方向に押し出す装置である。キャッチ151が係合解除状態とされると、ドア150は、ドア跳ね出し装置156の付勢力によって開放方向に回動される。
なお、ドア跳ね出し装置156は、運転者の乗降に支障がない位置であれば、運転室出入口121bの上方に限らずどこに設置してもよい。例えば、運転室の運転室出入口121bを形成する枠の前側縦部材、下側横部材などに設置しても良い。
コントローラ30は、施錠装置152および電動キャッチ解除装置155の動作を制御する制御装置であり、ホイールローダ100に設けられている。コントローラ30には、受信装置31が接続されている。受信装置31は、無線信号の発信装置であるリモコン32から発信された制御信号を受信する受信装置であり、ホイールローダ100に設けられている。リモコン32はオペレータが携行可能な発信装置であり、解錠信号およびキャッチ解除信号を発信するための操作ボタン32aと、施錠信号を発信するための操作ボタン32bとが設けられている。
リモコン32の操作と、施錠装置152および電動キャッチ解除装置155の動作との関係について図4,5を参照して説明する。まず始めに、図5(a)に示すように、キャッチ係合状態および施錠状態であるものとする。ここでオペレータの操作によって、たとえばリモコン32の操作ボタン32aが一回押圧されると、リモコン32からは解錠信号が送出される。この解錠信号は受信装置31で受信されてコントローラ30に入力される。解錠信号が入力されたコントローラ30は、図5(b)に示すように、施錠装置152を駆動させて解錠状態とする。
次いでオペレータの操作によって、たとえば解錠状態となった後に操作ボタン32aが長押し操作(たとえば2秒程度)されると、リモコン32からはキャッチ解除信号が送出される。このキャッチ解除信号は受信装置31で受信されてコントローラ30に入力される。キャッチ解除信号が入力されたコントローラ30は、図5(c)に示すように、電動キャッチ解除装置155を駆動させてキャッチ解除状態とする。なお、たとえば解錠状態となった後、数秒(たとえば5秒)以内に操作ボタン32aが再び一回押圧されると、リモコン32からキャッチ解除信号が送出されるようにしてもよい。このように、キャッチ解除状態とするために上述の例のような操作を必要としたのは、オペレータが明確にキャッチ解除状態とすることを認識しているか否かを確認するためである。すなわち、ドア跳ね出し装置156の付勢力によってドア150が意図せず開放方向に回動されることを防止するために、上述したような操作がなされないと、電動キャッチ解除装置155によってキャッチ解除状態とされないように構成されている。
なお、本実施の形態では、オペレータによってドア150が閉じられて、キャッチ係合状態となったものの解錠状態である場合に、リモコン32の操作によって施錠状態とすることもできる。図5(b)に示すように、まず始めに、キャッチ係合状態となったものの解錠状態であるものとする。ここでオペレータの操作によって、リモコン32の操作ボタン32bが一回押圧されると、リモコン32からは施錠信号が送出される。この施錠信号は受信装置31で受信されてコントローラ30に入力される。施錠信号が入力されたコントローラ30は、施錠装置152を駆動させて、図5(a)に示すような施錠状態とする。
図2(b)および図6(a)〜(c)を参照して、中間ストッパ140の機能について説明する。なお、図6(a)はドア150の近傍を上方から見た図(平面図)であり、図6(b)はドア150の下部近傍を左側から見た側面図であり、図6(c)はドア150の下部近傍を後方から見た図である。中間ストッパ140は、上述したリモコン32の操作によってキャッチ151が係合解除状態とされて、ドア跳ね出し装置156の付勢力によって開放方向に回動されたドア150を一旦停止させる部材である。中間ストッパ140は出入用ステップ125の上面に立設されたブラケット141と、ブラケット141の上部に取り付けられたストッパ142とを有する。ストッパ142はたとえばゴムなどの弾性部材から成り、ドア150の下部と当接して、ドア跳ね出し装置156の付勢力によって開放方向に回動されたドア150を一旦停止させる。なお、中間ストッパ140によって一旦停止されたドア150は、オペレータの腕の力によってドア150が開放方向に動かされると、図6(c)に示すようにストッパ142が撓み、ストッパ142を乗り越える。
なお、中間ストッパ140の配設位置は、中間ストッパ140によって一旦停止されたドア150に、地上にいるオペレータの手が届くよう適宜設定される。また、ストッパ142の材質や寸法等や、ドア跳ね出し装置156の付勢力は、ドア跳ね出し装置156の付勢力で回動されたドア150の慣性モーメント等を考慮して適宜設定される。すなわち、ストッパ142の材質や寸法等や、ドア跳ね出し装置156の付勢力は、ドア跳ね出し装置156の付勢力によって開放方向に回動されたドア150を一旦停止させることができ、かつ、オペレータの腕の力によってドア150を開放方向に動かすことでドア150がストッパ142を容易に乗り越えられるよう適宜設定される。
上述の構成により、本実施の形態のホイールローダ100では、オペレータが昇降用ステップ126に乗らずに、地上から解錠状態およびキャッチ解除状態とすることができるので、解錠状態およびキャッチ解除状態とする際の操作性を向上できる。また、ドア150がドア跳ね出し装置156で開かれるので、オペレータが昇降用ステップ126に乗らずにドア150をさらに開くことができ、運転室121へ乗り込む際にオペレータが乗り込みやすくなる。
さらに、ドア跳ね出し装置156の付勢力によって開放方向に回動されたドア150を中間ストッパ140によって一旦停止させるように構成したので、たとえばホイールローダ100の置かれた場所が多少傾斜していても、ドア150が一定の位置まで開かれて停止することとなる。これにより、ホイールローダ100が置かれた場所の地形の影響を抑制でき、オペレータが容易にドア150をさらに開くことができるので、運転室121へ乗り込む際にオペレータが乗り込みやすくなる。また、リモコン32の操作によって施錠状態とすることができるように構成したので、昇降用ステップ126に乗らずにオペレータが施錠装置152で施錠できるので、施錠の操作性が向上する。
なお、本実施の形態のホイールローダ100のように、作業機械によってはドア150を全開位置で固定したまま作業を行うことがある。そこで、従来の作業機械では、ドア150を全開位置で一時的に固定するキャッチ装置が設けられることがある。この従来のキャッチ装置では、ドア150を全開位置付近からさらにオペレータが開放方向に押圧することで、ドア側のキャッチ部材と運転室121の外側に設けられたキャッチ部材とが互いに係合して、ドア150が全開位置で固定される。また、全開位置で固定されたドア150をオペレータが閉鎖方向に引っ張ることで、ドア側のキャッチ部材と運転室121の外側に設けられたキャッチ部材との係合が解除されて、ドア150は閉鎖方向に回動可能となる。
本実施の形態のホイールローダ100では、ドア150を全開位置で一時的に固定するキャッチ装置(全開側キャッチ)の係合を、運転室121からの操作によって解除できるように構成されている。具体的には、図7に示すように、側板121aの凹部127に、キャッチ(全開側キャッチ)161の運転室側キャッチ161bと、運転室側キャッチ161bを駆動する電動キャッチ解除装置165と、ドア跳ね出し装置166とを設ける。そして、運転室側キャッチ161bと係合するストライカ161cをドア150の側面に設ける。運転室側キャッチ161bおよびストライカ161cの機能は、上述したドアキャッチ151bおよびストライカ151cの機能と同じである。また、電動キャッチ解除装置165およびドア跳ね出し装置166の機能は、上述した電動キャッチ解除装置155およびドア跳ね出し装置156の機能と同じである。電動キャッチ解除装置165はコントローラ30からの指示によって駆動が制御されるアクチュエータ165aを有する。
キャッチ161にドア150を全開状態で保持させるためには、ドア150を開放方向に回動させるだけでよい。すなわち、ドア跳ね出し装置166の付勢力に抗してオペレータがドア150を開放方向に回動すると、運転室側キャッチ161bとストライカ161cとが当接して、ストライカ161cが運転室側キャッチ161bを押しのける。これにより、ストライカ161cは運転室側キャッチ161bを乗り越えるので、ドア150が全開位置まで回動される。運転室側キャッチ161bはストライカ161cが乗り越えた後、元の位置に戻る。これにより運転室側キャッチ161bとストライカ161cとが係合するので、ドア150は全開位置で固定される。
運転室側キャッチ161bとストライカ161cとの係合を解除するためには、運転室121に設けられた操作ボタン33をオペレータが押圧操作すればよい。操作ボタン33が押圧操作されると、操作ボタン30からは全開側キャッチ解除信号をコントローラ30に出力する。全開側キャッチ解除信号が入力されたコントローラ30は、電動キャッチ解除装置165を駆動させて運転室側キャッチ161bとストライカ161cとの係合を解除する。これにより、ドア跳ね出し装置166の付勢力によってドア150が閉鎖方向に回動される。したがって、従来のように機械的なノブを運転席に設置する場合に比べて、運転室側キャッチ161bとストライカ161cとの係合を解除する操作ボタン30の設置の自由度が高くなる。また、ドア跳ね出し装置166によりドア150が全開位置から跳ね出されるので、その後のドア開閉の操作性が向上する。
なお、ドア跳ね出し装置166の付勢力によって閉鎖方向に回動されたドア150が、上述した中間ストッパ140に当接して一旦停止されるように、ドア跳ね出し装置166の付勢力が設定されることが望ましい。
また、ドア跳ね出し装置166の付勢力によってドア150が意図せず閉鎖方向に回動されることを防止するために、リモコン32からキャッチ解除信号を送出させる際の操作のように、特定の操作手順を要するように構成してもよい。また、運転室121内の操作ボタン30に代えて、運転室側キャッチ161bとストライカ161cとの係合を解除するための操作ボタンをリモコン32に設け、リモコン32の操作によってキャッチ161の係合を解除できるようにしてもよい。
また、中間ストッパ140を出入用ステップ125に設けるのではなく、ドア150の上方で、運転室121に固定されたブラケット等の部材に設けてもよい。また、ドア跳ね出し装置156,166の付勢力をバネで付与するのではなく、電動のアクチュエータなどで付与することとし、リモコン32の操作があったときのみ当該アクチュエータを駆動するようにしてもよい。また、リモコン32の機能をホイールローダ100の左側で地上からオペレータが操作可能な操作装置に持たせても良く、この場合には、無線による信号送出でなく有線による信号送出であってもよい。なお、上述した実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられるドア側キャッチ部材と、運転室側に設けられる運転室側被キャッチ部材とを有し、ドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを閉じた状態で保持し、ドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材との係合を解除するキャッチ解除状態ではドアを開放可能とするキャッチ装置と、キャッチ装置をロック/アンロックするロック/アンロック装置と、ロック/アンロック装置を駆動するロック/アンロックアクチュエータと、キャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動するキャッチ解除用アクチュエータと、ロック/アンロックアクチュエータおよびキャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、ドアを開く方向に付勢する開方向ドア駆動手段と、キャッチ装置をロックさせるためのロック信号、キャッチ装置をアンロックさせるためのアンロック信号、および、キャッチ装置をキャッチ解除状態とするためのキャッチ解除信号を送出する信号送出手段とを備え、コントローラは、ロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御してキャッチ装置をロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、アンロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御してキャッチ装置をアンロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、キャッチ解除信号を受信すると、キャッチ解除用アクチュエータを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動することを特徴とする各種構造のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられるドア側キャッチ部材と、運転室外に設けられる外側キャッチ部材とを有し、ドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを開いた状態で保持し、ドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材との係合を解除するキャッチ解除状態ではドアを閉鎖可能とするキャッチ装置と、キャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動するキャッチ解除用アクチュエータと、キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、ドアを閉じる方向に付勢する閉方向ドア駆動手段と、キャッチ装置をキャッチ解除状態とするためのキャッチ解除信号を送出する信号送出手段とを備え、コントローラは、キャッチ解除信号を受信すると、キャッチ解除用アクチュエータを制御してキャッチ解除状態となるようにキャッチ装置を駆動することを特徴とする各種構造のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられる第1のドア側キャッチ部材と、運転室側に設けられる運転室側被キャッチ部材とを有し、第1のドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを閉じた状態で保持し、第1のドア側キャッチ部材と運転室側被キャッチ部材との係合を解除する第1のキャッチ解除状態ではドアを開放可能とする第1のキャッチ装置と、第1のキャッチ装置をロック/アンロックするロック/アンロック装置と、ロック/アンロック装置を駆動するロック/アンロックアクチュエータと、第1のキャッチ解除状態となるように第1のキャッチ装置を駆動する第1のキャッチ解除用アクチュエータと、ドアを開く方向に付勢する開方向ドア駆動手段と、ドアに設けられる第2のドア側キャッチ部材と、運転室外に設けられる外側キャッチ部材とを有し、第2のドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態ではドアを開いた状態で保持し、第2のドア側キャッチ部材と外側キャッチ部材との係合を解除する第2のキャッチ解除状態ではドアを閉鎖可能とする第2のキャッチ装置と、第2のキャッチ解除状態となるように第2のキャッチ装置を駆動する第2のキャッチ解除用アクチュエータと、キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、ドアを閉じる方向に付勢する閉方向ドア駆動手段と、ロック/アンロックアクチュエータ、第1のキャッチ解除用アクチュエータ、および、第2のキャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、第1のキャッチ装置をロックさせるためのロック信号、第1のキャッチ装置をアンロックさせるためのアンロック信号、および、第1のキャッチ装置を第1のキャッチ解除状態とするための第1のキャッチ解除信号を送出する第1の信号送出手段と、第2のキャッチ装置をキャッチ解除状態とするための第2のキャッチ解除信号を送出する第2の信号送出手段とを備え、コントローラは、ロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御して第1のキャッチ装置をロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、アンロック信号を受信すると、ロック/アンロックアクチュエータを制御して第1のキャッチ装置をアンロックするようにロック/アンロック装置を駆動し、第1のキャッチ解除信号を受信すると、第1のキャッチ解除用アクチュエータを制御して第1のキャッチ解除状態となるように第1のキャッチ装置を駆動し、コントローラは、第2のキャッチ解除信号を受信すると、第2のキャッチ解除用アクチュエータを制御して第2のキャッチ解除状態となるように第2のキャッチ装置を駆動することを特徴とする各種構造のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を備えることを特徴とする各種構造のタイヤ式の作業機械を含むものである。
30 コントローラ 31 受信装置
32 リモコン 33 操作ボタン
100 ホイールローダ 121 運転室
125 出入用ステップ 126 昇降用ステップ
140 中間ストッパ 150 ドア
151 キャッチ装置(キャッチ) 152 施錠装置
155 電動キャッチ解除装置 156 ドア跳ね出し装置
161 キャッチ装置(全開側キャッチ) 165 電動キャッチ解除装置
166 ドア跳ね出し装置

Claims (5)

  1. 作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられるドア側キャッチ部材と、前記運転室側に設けられる運転室側被キャッチ部材とを有し、前記ドア側キャッチ部材と前記運転室側被キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態では前記ドアを閉じた状態で保持し、前記ドア側キャッチ部材と前記運転室側被キャッチ部材との係合を解除するキャッチ解除状態では前記ドアを開放可能とするキャッチ装置と、
    前記キャッチ装置をロック/アンロックするロック/アンロック装置と、
    前記ロック/アンロック装置を駆動するロック/アンロックアクチュエータと、
    前記キャッチ解除状態となるように前記キャッチ装置を駆動するキャッチ解除用アクチュエータと、
    前記ロック/アンロックアクチュエータおよび前記キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、
    前記ドアを開く方向に付勢する開方向ドア駆動手段と、
    前記キャッチ装置をロックさせるためのロック信号、前記キャッチ装置をアンロックさせるためのアンロック信号、および、前記キャッチ装置を前記キャッチ解除状態とするためのキャッチ解除信号を送出する信号送出手段とを備え、
    前記コントローラは、前記ロック信号を受信すると、前記ロック/アンロックアクチュエータを制御して前記キャッチ装置をロックするように前記ロック/アンロック装置を駆動し、前記アンロック信号を受信すると、前記ロック/アンロックアクチュエータを制御して前記キャッチ装置をアンロックするように前記ロック/アンロック装置を駆動し、前記キャッチ解除信号を受信すると、前記キャッチ解除用アクチュエータを制御して前記キャッチ解除状態となるように前記キャッチ装置を駆動することを特徴とするタイヤ式の作業機械のドア解錠装置。
  2. 作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられるドア側キャッチ部材と、前記運転室外に設けられる外側キャッチ部材とを有し、前記ドア側キャッチ部材と前記外側キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態では前記ドアを開いた状態で保持し、前記ドア側キャッチ部材と前記外側キャッチ部材との係合を解除するキャッチ解除状態では前記ドアを閉鎖可能とするキャッチ装置と、
    前記キャッチ解除状態となるように前記キャッチ装置を駆動するキャッチ解除用アクチュエータと、
    前記キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、
    前記ドアを閉じる方向に付勢する閉方向ドア駆動手段と、
    前記キャッチ装置を前記キャッチ解除状態とするためのキャッチ解除信号を送出する信号送出手段とを備え、
    前記コントローラは、前記キャッチ解除信号を受信すると、前記キャッチ解除用アクチュエータを制御して前記キャッチ解除状態となるように前記キャッチ装置を駆動することを特徴とするタイヤ式の作業機械のドア解錠装置。
  3. 作業機械の運転室に設けられた開閉可能なドアに設けられる第1のドア側キャッチ部材と、前記運転室側に設けられる運転室側被キャッチ部材とを有し、前記第1のドア側キャッチ部材と前記運転室側被キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態では前記ドアを閉じた状態で保持し、前記第1のドア側キャッチ部材と前記運転室側被キャッチ部材との係合を解除する第1のキャッチ解除状態では前記ドアを開放可能とする第1のキャッチ装置と、
    前記第1のキャッチ装置をロック/アンロックするロック/アンロック装置と、
    前記ロック/アンロック装置を駆動するロック/アンロックアクチュエータと、
    前記第1のキャッチ解除状態となるように前記第1のキャッチ装置を駆動する第1のキャッチ解除用アクチュエータと、
    前記ドアを開く方向に付勢する開方向ドア駆動手段と、
    前記ドアに設けられる第2のドア側キャッチ部材と、前記運転室外に設けられる外側キャッチ部材とを有し、前記第2のドア側キャッチ部材と前記外側キャッチ部材とが互いに係合するキャッチ係合状態では前記ドアを開いた状態で保持し、前記第2のドア側キャッチ部材と前記外側キャッチ部材との係合を解除する第2のキャッチ解除状態では前記ドアを閉鎖可能とする第2のキャッチ装置と、
    前記第2のキャッチ解除状態となるように前記第2のキャッチ装置を駆動する第2のキャッチ解除用アクチュエータと、
    前記キャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、
    前記ドアを閉じる方向に付勢する閉方向ドア駆動手段と、
    前記ロック/アンロックアクチュエータ、前記第1のキャッチ解除用アクチュエータ、および、前記第2のキャッチ解除用アクチュエータを制御するコントローラと、
    前記第1のキャッチ装置をロックさせるためのロック信号、前記第1のキャッチ装置をアンロックさせるためのアンロック信号、および、前記第1のキャッチ装置を前記第1のキャッチ解除状態とするための第1のキャッチ解除信号を送出する第1の信号送出手段と、
    前記第2のキャッチ装置を前記キャッチ解除状態とするための第2のキャッチ解除信号を送出する第2の信号送出手段とを備え、
    前記コントローラは、前記ロック信号を受信すると、前記ロック/アンロックアクチュエータを制御して前記第1のキャッチ装置をロックするように前記ロック/アンロック装置を駆動し、前記アンロック信号を受信すると、前記ロック/アンロックアクチュエータを制御して前記第1のキャッチ装置をアンロックするように前記ロック/アンロック装置を駆動し、前記第1のキャッチ解除信号を受信すると、前記第1のキャッチ解除用アクチュエータを制御して前記第1のキャッチ解除状態となるように前記第1のキャッチ装置を駆動し、
    前記コントローラは、前記第2のキャッチ解除信号を受信すると、前記第2のキャッチ解除用アクチュエータを制御して前記第2のキャッチ解除状態となるように前記第2のキャッチ装置を駆動することを特徴とするタイヤ式の作業機械のドア解錠装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置において、
    前記開方向ドア駆動手段で開方向に駆動された前記ドアを、前記ドアの全閉位置から全開位置の間の所定の位置で一旦停止させる停止手段をさらに備えることを特徴とするタイヤ式の作業機械のドア解錠装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のタイヤ式の作業機械のドア解錠装置を備えることを特徴とするタイヤ式の作業機械。
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