JP2013173831A - 改質石炭製造設備 - Google Patents

改質石炭製造設備 Download PDF

Info

Publication number
JP2013173831A
JP2013173831A JP2012038514A JP2012038514A JP2013173831A JP 2013173831 A JP2013173831 A JP 2013173831A JP 2012038514 A JP2012038514 A JP 2012038514A JP 2012038514 A JP2012038514 A JP 2012038514A JP 2013173831 A JP2013173831 A JP 2013173831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
dry distillation
heating
coal
waste heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012038514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5804971B2 (ja
Inventor
Keiichi Nakagawa
慶一 中川
Setsuo Omoto
節男 大本
Fumiaki Sato
佐藤  文昭
Atsushi Sato
佐藤  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012038514A priority Critical patent/JP5804971B2/ja
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to CN201380005984.6A priority patent/CN104066823B/zh
Priority to AU2013223200A priority patent/AU2013223200B2/en
Priority to PCT/JP2013/054251 priority patent/WO2013125608A1/ja
Priority to US14/373,542 priority patent/US20140373436A1/en
Priority to DE112013001130.1T priority patent/DE112013001130T5/de
Priority to IN5934DEN2014 priority patent/IN2014DN05934A/en
Publication of JP2013173831A publication Critical patent/JP2013173831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5804971B2 publication Critical patent/JP5804971B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L5/00Solid fuels
    • C10L5/02Solid fuels such as briquettes consisting mainly of carbonaceous materials of mineral or non-mineral origin
    • C10L5/26After-treatment of the shaped fuels, e.g. briquettes
    • C10L5/28Heating the shaped fuels, e.g. briquettes; Coking the binders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10BDESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
    • C10B47/00Destructive distillation of solid carbonaceous materials with indirect heating, e.g. by external combustion
    • C10B47/28Other processes
    • C10B47/30Other processes in rotary ovens or retorts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L9/00Treating solid fuels to improve their combustion
    • C10L9/08Treating solid fuels to improve their combustion by heat treatments, e.g. calcining
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
  • Coke Industry (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

【課題】改質石炭の生産量を低下させずに、効率良くタールを除去できる改質石炭製造設備を提供することにある。
【解決手段】加熱ガス11を生成する燃焼炉124と、燃焼炉へ乾留装置121で発生した乾留ガス14を供給する乾留ガス供給管101と、燃焼炉で生成した加熱ガスの一部が供給され、当該加熱ガスを熱交換して廃熱ガス13を生成する蒸気発生器125と、廃熱ガス、および乾留装置121にて加熱ガスが乾燥炭を間接加熱してなる低温加熱ガス12を乾留ガス供給管へ供給する排気管52、廃熱ガス送給管54、混合ガス送給管55、ブロア126、混合ガス供給管56、混合ガス分岐管102、流量調整バルブ103、混合ガス連絡管104とを備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、改質石炭製造設備に関し、特に、褐炭や亜瀝青炭等のような多孔質で水分含有量の多い低品位炭(低質炭)を改質する場合に適用すると有用なものである。
褐炭や亜瀝青炭等のような多孔質で水分含有量の多い低品位炭(低質炭)は、単位重量当たりの発熱量が低いため、加熱処理して乾燥させることにより、単位重量当たりの発熱量を高めるようにしている。
このような低品位炭の改質を行う改質石炭製造設備として、例えば、加熱ガスにより低品位炭を間接的に加熱して乾留する間接加熱方式の乾留装置と、前記乾留装置で発生した乾留ガスを乾留ガス供給管を介して供給し、当該乾留ガス等を燃焼して前記加熱ガスを生成する燃焼炉とを備える設備がある。
上述の乾留ガスは低沸点成分からなるが、前記低品位炭を比較的高温で処理するため、高沸点成分のタール(乾留油)を同伴している。前記乾留ガスが冷却されると、当該乾留ガスが流通するダクト等の壁面に前記タールが付着していくことになる。タールの付着量が多くなると前記ダクトを閉塞する等の問題が生じる可能性があるため、前記タールを除去する技術が種々開発されている。
例えば、下記の特許文献1には、空気を水蒸気または不活性気体で希釈して酸素濃度3体積%〜21体積%に調整すると共に、温度350℃〜500℃に調整したガスにより、管内に付着したコークを燃焼除去するデコーキング方法が開示されている。
下記の特許文献2には、外熱キルンの内筒内へ酸素含有ガスを供給することで、熱分解によって生成された処理物中の有機物の炭化物や可燃性ガスが燃焼させられ、これにより熱分解ガスの温度が上昇して、その液化や固化を防止するようにした外熱キルンによる処理物の熱分解処理方法が開示されている。
特開平5−188653号公報(例えば、段落[0013],[0017]等参照) 特開2004−3738号公報(例えば、段落[0011],[0014],[0015]等参照)
しかしながら、前述した特許文献1に記載のデコーキング方法を前述の改質石炭製造設備に適用しようとすると、乾留装置自体を停止した状態でデコーキングを実施する、もしくは、乾留装置から燃焼炉へ乾留ガスを供給するダクトを2系統とし1系統を停止した状態でデコーキングを実施しなければならず、設備の稼働率低下や大型化等に起因して、改質石炭の生産コストが増加してしまう。つまり、タールを効率良く除去することができなかった。
また、酸素濃度を調整した酸素濃度調整ガスを前記乾留ガス供給管に直接供給することで、運転中に発生したタールを燃焼して当該タールの乾留ガス供給管への付着を抑制することができるが、前記酸素濃度調整ガスを空気や不活性ガス(窒素や水蒸気)から製造しようとすると、そのための装置が必要になり、この装置に起因して、改質石炭の生産コストが増加してしまう。また、前記タールと反応させるために前記酸素濃度調整ガスを事前に昇温しなければならず、追加エネルギが必要となってしまう。つまり、タールを効率良く除去することができなかった。
前述した特許文献2に記載の外熱キルンによる処理物の熱分解方法では、熱分解によって生成された処理物の有機物の炭化物自体を燃焼しているため、この方法を改質石炭製造設備の乾留装置に適用すると、改質石炭の生産量が低下してしまう。
以上のことから、本発明は前述した課題を解決するために為されたものであって、改質石炭の生産量を低下させずに、効率良くタールを除去できる改質石炭製造設備を提供することを目的としている。
上述した課題を解決する第1の発明に係る改質石炭製造設備は、石炭を乾燥させる乾燥手段と、乾燥された前記石炭を加熱ガスにより間接加熱して乾留する間接加熱式乾留手段と、乾留された前記石炭を冷却する冷却手段とを具備する改質石炭製造設備であって、前記加熱ガスを生成する加熱ガス生成手段と、前記加熱ガス生成手段へ前記間接加熱式乾留手段で発生した乾留ガスを供給する乾留ガス供給手段と、前記加熱ガス生成手段で生成した前記加熱ガスの一部が供給され、当該加熱ガスを熱交換して廃熱ガスを生成する廃熱ガス生成手段と、前記廃熱ガス、および前記間接加熱式乾留手段にて前記加熱ガスが前記石炭を間接加熱してなる低温加熱ガスを前記乾留ガス供給手段へ供給する混合ガス供給手段とを備えることを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る改質石炭製造設備は、前述した第1の発明に係る改質石炭製造設備であって、前記乾留ガス供給手段に設けられ、ガス温度を計測するガス温度計測手段をさらに備え、前記混合ガス供給手段が、前記乾留ガス供給手段へ供給する前記廃熱ガスおよび前記低温加熱ガスの流量を調整するガス流量調整手段と、前記ガス流量調整手段を、前記ガス温度計測手段で計測された前記ガス温度に基づき制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る改質石炭製造設備によれば、低温加熱ガスおよび廃熱ガスを乾留ガス供給手段へ供給することができる。これにより、乾留ガス供給手段内で乾留ガスが冷却されてタール(乾留油)の液化または固化が生じようとしても、前記低温加熱ガスおよび前記廃熱ガスにより、酸素濃度が約1〜2%程度になり前記タールを酸化分解する。その結果、タールが軽質化し、乾留ガス供給手段を構成するダクト等の壁面へのタールの付着が防止される。また、タールが軽質化したときに生じる軽質ガスが燃焼するため、乾留ガスの温度が上昇することになり、乾留ガス供給手段を構成するダクト等の壁面へのタールの付着が防止される。装置を停止せずにタールを酸化分解することができ、装置を停止してタールを酸化分解する設備と比べて、設備の稼働率を向上させることができる。つまり、効率良くタールを除去することができる。乾留ガスと、低温加熱ガスおよび廃熱ガスの温度がほぼ同じであり、低温加熱ガスおよび廃熱ガスの予熱が不要であり、省エネルギである。
本発明に係る改質石炭製造設備置の主な実施形態の全体概略構成図である。
本発明に係る改質石炭製造設備の実施形態を図面に基づいて説明する。
[主な実施形態]
本発明に係る改質石炭製造設備の主な実施形態を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、まず、褐炭や瀝青炭等の低品位炭1が図示しないホッパ等により、当該低品位炭1を乾燥させる乾燥手段である乾燥装置111に供給される。乾燥装置111の送出口は、乾燥炭2を乾留する乾留装置121の受入口122aに連絡している。乾留装置121の送出口122bは、乾留炭3を冷却する冷却手段である冷却装置131の受入口に連絡している。
乾留装置121は、内筒122と、内筒122を覆う外筒123とを有する。外筒123には、後述の加熱ガス11が供給される。これにより、内筒122内に供給された乾燥炭2を間接的に加熱して乾留し乾留炭3を生成している。つまり、乾留装置121は、熱源となる高温ガス(加熱ガス)と低品位炭1とが直接接触しない間接加熱方式の装置、例えば外熱式キルン等であり、間接加熱式乾留手段をなしている。
乾留装置121の内筒122のガス排出口は、乾留ガス供給管101を介して燃焼炉124のガス受入口に連絡している。これにより、乾留によって生成するガス状のタール(乾留油)を含む乾留ガス14は燃焼炉124のガス受入口に供給される。燃焼炉124のガス受入口には天然ガス等の燃料(図示せず)も供給される。燃焼炉124は、乾留ガス14および天然ガス等の燃料が燃焼して加熱ガス11を生成する。つまり、燃焼炉124は、加熱ガス生成手段をなしている。燃焼炉124のガス排出口は、加熱ガス送給管51を介して、乾留装置121の外筒123のガス受入口に連絡している。
加熱ガス送給管51は、加熱ガス分岐管53を介して蒸気発生器125のガス受入口に連絡している。蒸気発生器125は、加熱ガス11が水と熱交換して蒸気を発生して廃熱ガス13を生成する廃熱ガス生成手段をなしている。蒸気発生器125のガス排出口は、廃熱ガス送給管54を介して後述の排気管52に連絡している。
乾留装置121の外筒123のガス排出口は、排気管52を介して、前記加熱ガス11が内筒122を加熱して生じる低温加熱ガス12、および廃熱ガス13を浄化する排ガス浄化手段である排ガス処理器127のガス受入口に連絡している。なお、低温加熱ガス12および廃熱ガス13は排ガス処理器127で浄化処理されて系外に排出される。
排気管52は、混合ガス送給管55を介してブロア126のガス受入口に連絡している。ブロア126のガス排出口は、混合ガス供給管56を介して燃焼炉124のガス受入口に連絡している。混合ガス供給管56は、混合ガス分岐管102に連絡している。混合ガス分岐管102は、流量調整バルブ103を介して混合ガス連絡管104に連絡している。混合ガス連絡管104は、乾留ガス供給管101に連絡している。
乾留ガス供給管101には、管内のガス温度を計測するガス温度計測手段であるガス温度計測器105が設けられる。ガス温度計測器105は、計測したガス温度を、流量調整バルブ103のバルブ開度を制御する制御手段である制御装置106に送信可能に当該制御装置106と接続している。
排気管52、廃熱ガス送給管54、混合ガス送給管55、ブロア126、混合ガス供給管56、混合ガス分岐管102、流量調整バルブ103、混合ガス連絡管104等が混合ガス供給手段をなしている。
このようにして構成された本実施形態に係る改質石炭製造設備においては、低品位炭1が前記ホッパ内に投入されると、当該ホッパが常温の低品位炭1を乾燥装置111に定量ずつ供給する。乾燥装置111に供給された低品位炭1は、図示しない乾燥用燃焼器からの乾燥用の燃焼ガス(約150〜300℃)で約200℃まで加熱されて水分が除去されることにより、乾燥炭2となって乾留装置121の内筒122内に移送される。乾留装置121に移送された乾燥炭2は、燃焼炉124からの加熱ガス11(ガス温度:約1050℃、酸素濃度:約2〜3%)で間接的に加熱されて乾留されることにより、ガス状のタールを含む乾留ガス14等の成分が取り除かれて乾留炭3となって冷却装置131に送給される。冷却装置131に送給された乾留炭3は、約50℃まで冷却されることにより、改質石炭4となる。
他方、燃焼炉124で生成した加熱ガス11(ガス温度:約1050℃、酸素濃度:約2〜3%)は、加熱ガス送給管51を介して乾留装置121の外筒123に送給される。外筒123内で内筒122の加熱に使用された加熱ガス11は低温加熱ガス12(ガス温度:約350℃、酸素濃度:約2〜3%)となる。低温加熱ガス12は排気管52に送給される。また、加熱ガス11は、加熱ガス送給管51、加熱ガス分岐管53を介して蒸気発生器125に送給される。蒸気発生器125で水蒸気の発生に使用された加熱ガス11は廃熱ガス13(ガス温度:約350℃、酸素濃度:約2〜3%)となる。廃熱ガス13は廃熱ガス送給管54を介して排気管52に送給される。
低温加熱ガス12および廃熱ガス13の一部が排ガス処理器127に供給される。低温加熱ガス12および廃熱ガス13は、排ガス処理器127により浄化処理されて系外に排出される。また、低温加熱ガス12および廃熱ガス13の残部(ガス温度:約350℃、酸素濃度:約2〜3%)は、混合ガス送給管55を介してブロア126に送給される。
ブロア126に送給された低温加熱ガス12および廃熱ガス13の一部が混合ガス供給管56を介して燃焼炉124に供給される。また、ブロア126に送給された低温加熱ガス12および廃熱ガス13の残部(ガス温度:約350℃、酸素濃度:約2〜3%)が、混合ガス分岐管102、流量調整バルブ103、混合ガス連絡管104を介して乾留ガス供給管101に供給される。
流量調整バルブ103のバルブ開度は、ガス温度計測器105により計測されたガス温度に基づき制御装置106により制御される。制御装置106は、例えば、ガス温度計測器105により計測されたガス温度が400℃以上になると流量調整バルブ103を開きその開度が大きくなるように調整し、前記ガス温度が550℃より大きくなると流量調整バルブ103を絞るように調整する。これにより、低温加熱ガス12および廃熱ガス13(酸素濃度:約2〜3%)と乾留ガス14(ガス温度:約400℃、酸素濃度:0%)とが混合した混合ガスとなり、当該混合ガス中の酸素濃度が約1〜2%程度に調整されることになる。その結果、ガス状のタール(乾留油)を酸化分解(デコーキング)して、当該タールを軽質化することになり、乾留ガス供給管101への前記タールの付着を防止することができる。また、前記タールが軽質化して軽質ガスとなり当該軽質ガスが燃焼するため、ガス温度の低下が防止される。これにより、乾留ガス供給管101への前記タールの付着を防止することができる。すなわち、乾留ガス供給管101内のガス温度に基づき、乾留ガス供給管101への低温加熱ガス12および廃熱ガス13の供給量を調整することで、乾留ガス供給管101内の壁面にタールが付着しようとするタイミングでデコーキングを行うことになり、効率良くタールを除去することができる。
したがって、本実施形態に係る改質石炭製造設備によれば、低温加熱ガス12および廃熱ガス13を乾留ガス供給管101内に供給することで、乾留ガス供給管101内でのガス12,13,14中の酸素濃度を約1〜2%程度に調整し、乾留ガス14に含まれるタール(乾留油)を酸化分解(デコーキング)して当該タールを軽質化することで乾留ガス供給管101への前記タールの付着を防止することができる。
また、前記タールが軽質化したときに生じる軽質ガスが燃焼するため、乾留ガス14の温度が上昇することになり、乾留ガス供給管101等の壁面への前記乾留油の付着が防止される。乾留ガス14と、低温加熱ガス12および廃熱ガス13の温度がほぼ同じであり、低温加熱ガス12および廃熱ガス13の予熱が不要であり、省エネルギである。さらに、装置を停止せずにタールをデコーキングすることができ、装置を停止してタールをデコーキングする設備と比べて、設備の稼働率を向上させることができる。つまり、タールを効率良く除去することができる。
本発明に係る改質石炭製造設備は、改質石炭の生産量を低下させずに、効率良くタールを除去できるので、各種産業において、極めて有益に利用することができる。
1 低品位炭
2 乾燥炭
3 乾留炭
4 改質石炭
11 加熱ガス
12 低温加熱ガス
13 廃熱ガス
14 乾留ガス
51 加熱ガス送給管
52 排気管
53 加熱ガス分岐管
54 廃熱ガス送給管
55 混合ガス送給管
56 混合ガス供給管
101 乾留ガス供給管
102 混合ガス分岐管
103 流量調整バルブ
104 混合ガス連絡管
105 ガス温度計測器
106 制御装置
111 乾燥装置
121 乾留装置
122 内筒
123 外筒
124 燃焼炉
125 蒸気発生器
126 ブロア
127 排ガス処理器
131 冷却装置

Claims (2)

  1. 石炭を乾燥させる乾燥手段と、
    乾燥された前記石炭を加熱ガスにより間接加熱して乾留する間接加熱式乾留手段と、
    乾留された前記石炭を冷却する冷却手段とを具備する改質石炭製造設備であって、
    前記加熱ガスを生成する加熱ガス生成手段と、
    前記加熱ガス生成手段へ前記間接加熱式乾留手段で発生した乾留ガスを供給する乾留ガス供給手段と、
    前記加熱ガス生成手段で生成した前記加熱ガスの一部が供給され、当該加熱ガスを熱交換して廃熱ガスを生成する廃熱ガス生成手段と、
    前記廃熱ガス、および前記間接加熱式乾留手段にて前記加熱ガスが前記石炭を間接加熱してなる低温加熱ガスを前記乾留ガス供給手段へ供給する混合ガス供給手段とを備える
    ことを特徴とする改質石炭製造設備。
  2. 請求項1に記載された改質石炭製造設備であって、
    前記乾留ガス供給手段に設けられ、ガス温度を計測するガス温度計測手段をさらに備え、
    前記混合ガス供給手段は、前記乾留ガス供給手段へ供給する前記廃熱ガスおよび前記低温加熱ガスの流量を調整するガス流量調整手段と、前記ガス流量調整手段を、前記ガス温度計測手段で計測された前記ガス温度に基づき制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする改質石炭製造設備。
JP2012038514A 2012-02-24 2012-02-24 改質石炭製造設備 Expired - Fee Related JP5804971B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012038514A JP5804971B2 (ja) 2012-02-24 2012-02-24 改質石炭製造設備
AU2013223200A AU2013223200B2 (en) 2012-02-24 2013-02-21 Reformed coal production equipment
PCT/JP2013/054251 WO2013125608A1 (ja) 2012-02-24 2013-02-21 改質石炭製造設備
US14/373,542 US20140373436A1 (en) 2012-02-24 2013-02-21 Reformed coal production equipment
CN201380005984.6A CN104066823B (zh) 2012-02-24 2013-02-21 改性煤制造设备
DE112013001130.1T DE112013001130T5 (de) 2012-02-24 2013-02-21 Produktionsanlage für refomierte Kohle
IN5934DEN2014 IN2014DN05934A (ja) 2012-02-24 2013-02-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012038514A JP5804971B2 (ja) 2012-02-24 2012-02-24 改質石炭製造設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013173831A true JP2013173831A (ja) 2013-09-05
JP5804971B2 JP5804971B2 (ja) 2015-11-04

Family

ID=49005788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012038514A Expired - Fee Related JP5804971B2 (ja) 2012-02-24 2012-02-24 改質石炭製造設備

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20140373436A1 (ja)
JP (1) JP5804971B2 (ja)
CN (1) CN104066823B (ja)
AU (1) AU2013223200B2 (ja)
DE (1) DE112013001130T5 (ja)
IN (1) IN2014DN05934A (ja)
WO (1) WO2013125608A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5456073B2 (ja) * 2012-01-06 2014-03-26 三菱重工業株式会社 石炭不活性化処理装置
JP5971652B2 (ja) 2012-10-09 2016-08-17 三菱重工業株式会社 石炭不活性化処理装置
JP5536247B1 (ja) 2013-03-04 2014-07-02 三菱重工業株式会社 石炭不活性化処理装置
DE102017125297B4 (de) * 2017-10-27 2021-03-04 ARCUS Technologie GmbH & Co GTL Projekt KG Verfahren zur Herstellung von Koks und/oder Pyrolysegas in einem Drehrohrofen

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940185B2 (ja) * 1980-03-31 1984-09-28 日本鋼管株式会社 高揮発分非微粘結炭の予備処理方法及び装置
JPS6153390A (ja) * 1984-08-24 1986-03-17 Hitachi Ltd 低品位炭の高品質化装置の温度制御方法
JP2003232507A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Meidensha Corp 熱分解処理方法
WO2011074279A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 三菱重工業株式会社 石炭改質設備

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4668244A (en) * 1984-08-22 1987-05-26 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for upgrading low rank coal
US5279712A (en) * 1991-04-05 1994-01-18 Pasco Nominees Pty Limited Process and apparatus for the pyrolysis of carbonaceous material
ID29498A (id) * 1997-03-31 2001-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Metoda dan peralatan pengeringan batu bara, metoda untuk mengawetkan batu bara yangt kualitasnya telah ditingkatkan, batu bara yang kualitasnya telah ditingkatkan, dan proses serta sistem untuk memproduksi batu bara yang kualitasnya telah ditingkatkan
CN101376813B (zh) * 2007-08-28 2011-12-21 三菱重工业株式会社 高含水有机物的碳化处理方法及其装置
CN101691493B (zh) * 2009-09-15 2013-04-03 北京国电富通科技发展有限责任公司 一种外燃内热式煤干馏炉

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940185B2 (ja) * 1980-03-31 1984-09-28 日本鋼管株式会社 高揮発分非微粘結炭の予備処理方法及び装置
JPS6153390A (ja) * 1984-08-24 1986-03-17 Hitachi Ltd 低品位炭の高品質化装置の温度制御方法
JP2003232507A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Meidensha Corp 熱分解処理方法
WO2011074279A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 三菱重工業株式会社 石炭改質設備

Also Published As

Publication number Publication date
AU2013223200B2 (en) 2015-07-16
JP5804971B2 (ja) 2015-11-04
AU2013223200A1 (en) 2014-08-14
US20140373436A1 (en) 2014-12-25
CN104066823A (zh) 2014-09-24
DE112013001130T5 (de) 2014-11-06
WO2013125608A1 (ja) 2013-08-29
IN2014DN05934A (ja) 2015-06-12
CN104066823B (zh) 2016-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5804972B2 (ja) 改質石炭製造設備およびその制御方法
CA2727827C (en) Generating clean syngas from biomass
US8333951B2 (en) Method for producing a product gas rich in hydrogen
WO2005085397A1 (ja) バイオマスガス化システムおよびその運転方法
WO2017134829A1 (ja) 高炉シャフト部への水素含有還元ガス供給方法
JP2015165019A (ja) バイオマス発電システム
JP5804971B2 (ja) 改質石炭製造設備
JP2006225483A (ja) バイオマスの炭化方法
JP4502331B2 (ja) 炭化炉による熱併給発電方法及びシステム
JP2017172026A (ja) 高炉シャフト部への水素含有還元ガス供給方法
JP6251892B2 (ja) 燃焼システム
JP2007099927A (ja) タール分解システムとタール分解方法
CN105264054B (zh) 热解气化系统中的热解附着物产生抑制方法及热解气化系统
JP2015007522A (ja) 燃焼システム
TWI526655B (zh) 廢熱回收裝置以及廢熱回收方法
KR20140019389A (ko) 효율적으로 폐열을 이용하는 금속 야금 플랜트
BR112013008796B1 (pt) método e equipamento para produzir coque durante um procedimento de gaseificação aquecido indiretamente
JP5685893B2 (ja) 廃棄物熱分解ガス化装置
JP5762109B2 (ja) タール分解方法およびタール分解設備
US20160177183A1 (en) Coal pyrolysis device
BR112022001617B1 (pt) Aparelho e método de torrefação
JP6725192B2 (ja) 木質系バイオマスの炭化処理装置
JP2005330452A (ja) 還元ガス化木質バイオマス系のエネルギー回収法
JP2017137452A (ja) ガス化システム及びガス化システムの運転方法
JP2010038535A (ja) 廃棄物溶融処理方法および廃棄物溶融処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150901

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees