JP2013173501A - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め設定されたポップアップ位置まで持ち上げられたフードの後端側が上下に振動することを防止又は効果的に抑制する。
【解決手段】車両用ポップアップフード装置10では、ヒンジアーム38の押し上げ面46がリフター30のロッド54によって押し上げられてヒンジアーム38がポップアップ位置まで上昇すると、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制される。この状態では、ヒンジアーム38の押し上げ面46が前下がりに傾斜した状態になる一方、ロッド54は未だ最大限ストロークしておらず、ロッド54がハウジング50内のガス圧によって更に上昇しようとする。このため、前下がりに傾斜した状態で上昇を規制された押し上げ面46とロッド54の押圧部56とが摺動することにより、ロッド54が車両後方側へ曲げ変形する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ポップアップフード装置に関する。
近年、歩行者保護等の観点から、車両が歩行者等の衝突体と衝突した際にフードの後端側を持ち上げて衝突体をフードで受け止めることにより衝撃を緩和する車両用ポップアップフード装置が開発されている。例えば、下記特許文献1に示された車両用フード装置では、フードの後端側が第1リンク及び第2リンクを介して車体側に連結されており、車体側にはロッドを備えたインフレータが装着されている。このインフレータは、歩行者等の衝突体が車両に衝突した際に作動してロッドを上昇させることにより第1リンク及び第2リンクを起立させる。これにより、フードを所定量持ち上げてエンジンから離間させることにより、衝突体がフード上にはね上げられた際のフードの変形量(すなわち衝撃吸収量)を増大させるようにしている。
特開平9−315266号公報
上述の如き車両用フード装置では、衝突発生から所定時間内にフード後端側の持ち上げを完了させるために、フード後端側の持ち上げ速度が速く設定される。このため、予め設定されたポップアップ位置まで持ち上げられたフード後端側が慣性力によって上下に振動する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、予め設定されたポップアップ位置まで持ち上げられたフードの後端側が上下に振動することを防止又は効果的に抑制することができる車両用ポップアップフード装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、前端側がフードロック装置を介して車体側に連結されるフードと、前記フードの後端側にヒンジアームの前端側が固定されると共に、前記ヒンジアームの後端側が車体側に回転可能に連結され、前記ヒンジアームの前端側に設けられた押し上げ面が前記フードの後端側と共に押し上げられて前記ヒンジアームが上方側へ回転することにより前記押し上げ面が予め設定されたポップアップ位置まで上昇すると、前記ヒンジアームの上方側への回転が規制されるフードヒンジと、前記押し上げ面の下方で車体側に取り付けられ、駆動源の駆動力によりロッドを上昇させて前記押し上げ面を押し上げると共に、少なくとも前記押し上げ面を前記ポップアップ位置まで上昇可能に長さ寸法が設定された前記ロッドが、自らの上昇後に下降を規制されるリフターと、を備えている。
請求項1に記載の発明では、例えば車両が歩行者等の衝突体と衝突した際にリフターの駆動源が作動される。これにより、駆動源の駆動力によってリフターのロッドが上昇すると、ヒンジアームの前端側に設けられた押し上げ面がフードの後端側と共に押し上げられてヒンジアームが上方側へ回転する。上述のロッドは、少なくともヒンジアームの押し上げ面を予め設定されたポップアップ位置まで上昇可能に長さ寸法が設定されており、当該ポップアップ位置まで押し上げ面が上昇すると、ヒンジアームが上方側への回転を規制される。しかも、このヒンジアームは、上昇後に下降を規制されるリフターのロッドによって下方側への回転を規制される。これにより、ヒンジアームが上下に振動できなくなるので、ヒンジアームの前端側が固定されたフードの後端側が慣性力によって上下に振動することを防止又は効果的に抑制することができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1において、前記ロッドは、前記ポップアップ位置まで上昇されて前下がりに傾斜した前記押し上げ面よりも上方側へ上昇可能に長さ寸法が設定されると共に、前記ポップアップ位置まで上昇させた前記押し上げ面と先端部を摺動させつつ車両後方側へ曲げ変形する。
請求項2に記載の発明では、リフターのロッドは、ポップアップ位置まで上昇したヒンジアームの押し上げ面よりも上方側へ上昇可能に長さ寸法が設定されている。このため、前下がりに傾斜した状態で上昇を規制された押し上げ面とロッドの先端部とが摺動することにより、ロッドの先端部には車両後方側への反力が作用する。これにより、ロッドが車両後方側へ曲げ変形する。このため、フードの後端側におけるロッドの押し上げ位置付近に衝突体が衝突した場合でも、ロッドが更に曲げ変形することにより衝撃を吸収することができる。しかも、衝突体がフードに衝突する前に予めロッドを曲げ変形させることができるので、衝撃吸収時の荷重をコントロールし易くすることができ、結果として衝撃吸収を安定させることができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1又は請求項2において、前記ヒンジアームは、前記フードの後端側が前記押し上げ面と共に前記ポップアップ位置まで上昇すると、前記フードロック装置によって前記フードの車両後方側への変位が規制されることにより、上方側への回転を規制される。
請求項3に記載の発明では、フードの後端側がヒンジアームの押し上げ面と共にポップアップ位置まで上昇すると、フードロック装置によって車両後方側へのフードの変位が規制される。一方、ヒンジアームは、後端側が車体側に回転可能に連結されているため、上方側へ回転することにより前端側が車両後方側へ変位することになるが、前端側が固定されたフードが上述の如く車両後方側への規制されることにより、上方側への回転を規制される。これにより、ヒンジアームの回転を規制するための専用の構成を省略することができるので、装置を簡単な構成にすることができる。
請求項4に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記ヒンジアームは、前記押し上げ面が前記ロッドによって押し上げられる際に、前端側に設けられた脆弱部において折れ曲がるように構成されている。
請求項4に記載の発明では、ヒンジアームの押し上げ面がロッドによって押し上げられることにより、フードの後端側が上昇すると、フードの後端側に前端側が固定され、後端側が車体側に回転可能に連結されたヒンジアームとフードとの角度が変化する。このとき、ヒンジアームの前端側に設けられた脆弱部においてヒンジアームが折れ曲がることにより、上記角度の変化を吸収することができる。しかも、ヒンジアームに単なる脆弱部を設けるだけでよいため、ヒンジアームの構成を簡素化することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、予め設定されたポップアップ位置まで持ち上げられたフードの後端側が上下に振動することを防止又は効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の概略的な構成を示す側面図である。 同装置においてドライバ側から見て右側に配置されたポップアップ機構部の通常時の状態を拡大して示す側面図である。 同装置においてヒンジアームが上方側へ回転してフードの後部側がポップアップ位置まで上昇した状態を示す側面図である。 同装置においてリフターロッドがヒンジアームの押し上げ面との摺動により車両後方側へ曲げ変形した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態の比較例を示す側面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置10について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
<本実施形態の構成>
図1に示されるように、車両用ポップアップフード装置10は、エンジンルームを開閉可能に覆うフード12と、車両が歩行者等の衝突体と衝突した際にフード12の後端側をポップアップ(リフトアップ)させるポップアップ機構部14と、を主要部として構成されている。フード12は、車両外側に配置されて意匠面を構成するフードアウタパネル16と、エンジンルーム側に配置されると共にフードアウタパネル16を補強するフードインナパネル18と、を含んで構成されている。
このフード12は、前端部がフードロック装置20を介して車体側に連結される構成になっている。このフードロック装置20は、フード12の前端部に固定されたストライカ22と、ラジエータサポート24の上端部に回転可能に支持されたラッチ26とを備えており、ラッチ26がストライカ22に引っ掛かることにより、フード12の前端部がラジエータサポート24に連結される。これにより、フード12が閉位置(図1に示される位置)に拘束される。
一方、ポップアップ機構部14は、フード12を開閉可能に支持するフードヒンジ28と、歩行者等の衝突体との衝突時に作動するリフター30(インフレータ)と、によって構成されている。なお、ポップアップ機構部14は、フード12の後端側における左右両サイドにそれぞれ配設されているが、左右のポップアップ機構部14はいずれも同一構成とされている。このため、以下の説明においては車体右側(ドライバ側から見て右側)に配置されたポップアップ機構部14の構成について説明し、車体左側に配置されたポップアップ機構部14の構成の説明は省略する。
図2に示されるように、フードヒンジ28は、フード12の後端側とウインドシールドガラスの下端部との間に車両幅方向に沿って延在するカウルの両サイドに設けられた車体側構成部材であるカウルトップサイド32の上面部32Aに固定されたヒンジベース34(図2以外では図示省略)と、このヒンジベース34にヒンジピン(回転中心軸)36で相対回転可能に連結され、ヒンジベース34とフード12の後端部とを連結するフード側取付部材としてのヒンジアーム38と、によって構成されている。なお、このフードヒンジ28は、本来的にはフード12をボディーに開閉可能に支持するためのヒンジ部品であるが、本実施形態では、車両用ポップアップフード装置10の構成要素でもある。
ヒンジベース34は、車両正面視で略L字状に形成されており、車両前後方向に沿って延在する狭幅板状の取付部34Aと、取付部34Aの車両幅方向内側の端部から車両上方側へ屈曲されかつ側面視で略台形状に形成された支持部34Bと、を備えている。取付部34Aは、カウルトップサイド32の上面部32Aに取付ボルト40(図2以外では図示省略)で固定されている。
一方、ヒンジアーム38は、車両前後方向に沿って延在する長尺状の部材であり、側面視で略L字状(上下逆向きの「へ」の字状)に形成されている。構造的には、ヒンジアーム38は、ヒンジベース34の支持部34Bに対して平行に配置される側壁部38Aと、当該側壁部38Aの上縁部から車両幅方向内側へ向けて折り曲げられて形成された頂壁部38Bと、側壁部38Aの下縁部から車両幅方向内側へ向けて折り曲げられて形成された下壁部38Cと、を含んで構成されており、後部側の断面形状は車両幅方向内側が開放された略U字状(コの字状)とされている。なお、図示は省略するが、頂壁部38Bの前端部の内側縁は下方側へ折り曲げられており、側壁部38Aと平行な一対のフランジを形成している。従って、ヒンジアーム38の前端部は、車両下方側が開放された略U字状(コの字状)の断面形状とされている。
ヒンジアーム38の側壁部38Aの後端部は、軸線方向が車両幅方向に沿ったヒンジピン36によってヒンジベース34の支持部34Bの上端部にヒンジ結合されている。従って、ヒンジアーム38は、ヒンジピン36を回転中心として車両上下方向へ回転(回動)可能とされている。
また、ヒンジアーム38の頂壁部38Bの前部は、フード12の後端部に設けられたヒンジ固定部18Aと締結されるフード固定部38B1とされている。このフード固定部38B1は、ヒンジ固定部18Aの下面に沿って略車両前後方向に延出されており、前後二点で締結具であるヒンジボルト42(図2以外では図示省略)及び図示しないウエルドナットによってヒンジ固定部18Aに締結(固定)されている。このフード固定部38B1の下面は、後述するロッド54の先端部(押圧部56)によって押し上げられる押し上げ面46とされている。
さらに、上述した側壁部38Aには、フード後方側に配置されたヒンジボルト42のボルト頭部と対向する位置に、側面視で矩形状とされた切欠48が形成されている。切欠48は、側壁部38Aの下縁側から上縁側へ向けて切り欠かれている。なお、切欠48は、側壁部38Aとフード固定部38B1との接続部位である稜線にかかるように設定されている。
ここで、上述のフードヒンジ28では、通常時には、図2に示されるように、ヒンジアーム38の前端部がヒンジピン36よりも若干車両下方側に位置している。この状態で、ヒンジアーム38の押し上げ面46に対して設定値以上の上向き荷重が入力されると、ヒンジアーム38がヒンジピン36回りに上方側(図3の矢印A方向)へ回転し、フード12の後端側がフードロック装置20回りに上方側へ押し上げられる。これにより、フード12の後端側に対するヒンジアーム38の角度が変化し、ヒンジアーム38には曲げ荷重が作用する。この曲げ荷重は、ヒンジアーム38における切欠48の形成部位(脆弱部49)に集中し、ヒンジアーム38が切欠48を起点として折れ曲がる。これにより、ヒンジアーム38の上方側への回転が許容され、ヒンジアーム38の前端側がフード12の後端側と共に上昇する。なお、図3において符号Bが付された一点鎖線は、ヒンジアーム38の前端側の回転軌跡を示している。
一方、ヒンジアーム38及びフード12の後端側が図3に実線で示されるポップアップ位置まで上昇すると、ヒンジアーム38が上方側への回転を規制される。つまり、ヒンジアーム38が上記ポップアップ位置まで上昇する際には、ヒンジアーム38の前端側が一旦車両前方側へ変位した後で、車両後方側へ変位する。このため、ヒンジアーム38の前端部(フード固定部38B1)がヒンジ固定部18Aに固定されたフード12には車両後方側への引張力が作用する。このフード12は、前端側がフードロック装置20を介してラジエータサポート24に連結されているため、上記引張力によって僅かに車両後方側へスライドした後は、ストライカ22がラッチ26と係合することによって車両後方側への変位を規制される。その結果、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制されるようになっている。つまり、図3に実線で示されるポップアップ位置よりも上方側では、フード12のヒンジ固定部18Aとヒンジピン36との間の距離が広がることになるため、ヒンジアーム38がフード12のヒンジ固定部18Aとヒンジピン36との間で引っ張られることになる。これにより、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制され、フード12の上昇が規制される。この規制状態では、フード12は、後端側のみが持ち上げられた姿勢となり、ヒンジアーム38の押し上げ面46が前下がりに傾斜した状態(車両前方側へ向かうに従い下降するように傾斜した状態)になる。なお、上述のポップアップ位置、即ちフード12の後端側の持ち上げ量は、フード12に歩行者等の衝突体が衝突した際のフード12の変形量(衝撃吸収量)を考慮して設定される。また、このポップアップ位置は、基本的には図3に示されるD点まで押し上げ面46が上昇した位置となるが、各部材の寸法誤差、組付誤差、又はその他の要因によって上下(特に上方側)にずれることがある。
一方、図2に示されるように、リフター30は、ヒンジアーム38の頂壁部38Bにおける押し上げ面46の前部下方に配置されている。このリフター30は、駆動源31を備えており、駆動源31は、略円柱状に形成されて略車両上下方向を軸方向として配置されたハウジング50を有している。このハウジング50には、ブラケット52が一体的に設けられており、当該ブラケット52がカウルトップサイド32の側面部32Bにボルトで固定されている。このハウジング50の内部には、ガス発生剤で構成されたガス発生手段及びガス発生剤を燃焼させてガスを発生させる点火装置が配設されている。なお、ガス発生剤を使ったタイプの他に、ハウジング50内に高圧ガスが封入されて点火装置が作動することにより高圧ガスを隔成している隔壁を破断させるタイプを利用することも可能である。
また、上記リフター30を作動させる点火装置は、コンソールボックスの下方等に配設された図示しないECU(制御手段)と接続されている。ECUは、フロントバンパ等に配設されて歩行者等の衝突体との衝突を検知又は予知する衝突検知センサ(衝突検知手段)と接続されている。
また、ハウジング50の内部には、真直棒状に形成されたロッド54(図3参照)が同軸的に収容されている。ロッド54の下端部には、ハウジング50内に緊密に収容されたピストン(図示省略)が設けられている。前記ピストン及びロッド54は、ハウジング50に対して軸方向移動可能に支持されている。ロッド54がハウジング50に対して上方側へ最大限にストロークした際には、ハウジング50内に設けられた図示しないフックが前記ピストンと係合するようになっている。これにより、ロッド54の下降が阻止される。また、ロッド54の上端部には、ロッド54よりも大径とされた押圧部56が取り付けられている。押圧部56は、頂壁部38Bの押し上げ面46の前端部近傍部位と上下に対向して配置されており、車両平面視で前後一対のヒンジボルト42に対してフード幅方向にずれた位置(オーバーラップしない位置)に配置されている。
上述のリフター30では、ハウジング50内にガスが発生すると、当該ガスの圧力がハウジング50内に緊密に収容されたピストンに作用し、ピストンをハウジング50の軸方向先端側(上方側)へ駆動(押圧)する。ピストンには、ロッド54の下端部が連結されているので、ピストンがハウジング50内を上昇すると、ロッド54が上方側へ向けて軸方向移動し、ロッド54の先端部の押圧部56が上昇するようになっている。
ここで、本実施形態では、ロッド54の長さ寸法は、当該ロッド54が上方側へ最大限にストロークした状態で、押圧部56が図3に二点鎖線で示される位置まで上昇するように設定されている。この位置は、ヒンジアーム38の押し上げ面46が図3に実線で示されるポップアップ位置まで上昇した状態での押し上げ面46の上方に設定されており、ロッド54のストロークS1の方が押し上げ面46の最大持ち上げ量H1よりも大きく設定されている。つまり、本実施形態では、ポップアップ位置まで上昇された押し上げ面46よりも上方へロッド54が上昇可能にロッド54の長さ寸法が設定されている。
<本実施形態の作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、車両用ポップアップフード装置10が非作動状態のときには、リフター30が非作動状態にあるため、ロッド54はリフター30のハウジング50内に収容された状態(押圧部56の下面がリフター30のハウジング50の上端部に当接した状態)にある。
この状態から、歩行者等の衝突体と前面衝突すると、図示しない衝突検知手段によって衝突体と前面衝突したことが検知され、図示しないECUに衝突信号が出力される。ECUでは、入力された衝突信号に基づいて車両用ポップアップフード装置10を作動させるべきか否かを判断し、車両用ポップアップフード装置10を作動させるべきと判断すると、リフター30に作動信号が出力される。これにより、リフター30内の図示しない点火装置が点火し、ガス発生剤を燃焼させて所定量のガスをハウジング50内に発生させる。なお、リフター30が高圧ガス封入タイプの場合には、点火装置が作動することにより隔壁が破断等されることにより所定量のガスがハウジング50内に発生する。また、プリクラッシュセンサを搭載している場合には、前面衝突が予知された段階で上記の作動となる。
上記の如くして発生したガスは、ハウジング50内に緊密に収容されたピストンに作用し、ピストンをハウジング50の軸方向先端側(即ち、上方側)へ押圧する。ピストンには、ロッド54の下端部が連結されているので、ピストンがハウジング50内を上昇すると、ロッド54が上方側へ向けて軸方向移動する。その結果、ロッド54の先端部の押圧部54がヒンジアーム38の押し上げ面46に当接し、ヒンジアーム38をヒンジピン28回りに図3の矢印A方向へ回動させることにより、フード12の後端側(ヒンジ固定部18A)が上方側へ押し上げられる。このとき、ヒンジアーム38は脆弱部49の剛性が他の部位に比べて低くなっているため、脆弱部49においてヒンジアーム38が折れ曲がる。
そして、フード12の後端側及びヒンジアーム38が図3に実線で示されるポップアップ位置まで上昇すると、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制される。この状態では、ヒンジアーム38の押し上げ面46が前下がりに傾斜した状態になる一方、ロッド54は未だ最大限ストロークしておらず、ロッド54がハウジング50内のガス圧によって更に上昇しようとする。このため、前下がりに傾斜した状態で上昇を規制された押し上げ面46とロッド54の先端部(押圧部56)とが摺動することにより、ロッド54の先端部には車両後方側への反力が作用する。これにより、図4に示されるように、ロッド54が根元から車両後方側へ曲げ変形(塑性変形)する。そして、ロッド54が最大限にストロークすると、ハウジング50内に設けられたフックがピストンと係合することにより、ロッド54の下降が規制される。この状態では、上述の如く上方側への回転を規制されたヒンジアーム38が、ロッド54によって下方側への回転を規制される。これにより、ポップアップ位置まで上昇されたヒンジアーム38が上下に振動できなくなるので、ヒンジアーム38の前端側が固定されたフード12の後端側が、慣性力によって上下に振動することを防止又は効果的に抑制することができる。
この効果について、図5に示される比較例100を用いて説明する。この比較例100では、ヒンジアーム38の押し上げ面46が図5のC点まで上昇すると、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制される構成になっており、押し上げ面46の最大押し上げ量H2よりもロッド54のストロークS2の方が短く設定されている。つまり、この比較例100では、リフター30のロッド54が最大限に上方側へストロークした状態(図5図示状態)で、ヒンジアーム38が更に上方側へ回転可能とされているため、押し上げ面46がロッド54により図5に実線で示される位置まで押し上げられた後で、ヒンジアーム38及びフード12の後端側が慣性力によって上下に振動する可能性がある。これに対し、本実施形態では、上述の如くポップアップ位置まで上昇されたヒンジアーム38が、上方側及び下方側への変位を規制されるため、フード12の後端側が不用意に上下に振動することを防止又は効果的に抑制することができる。
しかも、本実施形態では、上述の如くロッド54が車両後方側へ曲げ変形されるため、当該曲げ変形後に、フード12の後端側におけるロッド54の押し上げ位置付近に衝突体が衝突した場合でも、ロッド54が更に曲げ変形されることにより衝撃(衝突エネルギー)を吸収することができる。また、衝突体がフード12に衝突する前に予めロッド54が曲げ変形されるので、当該衝撃吸収時の荷重をコントロールし易くすることができ、結果として衝撃吸収を安定させることができる。
この点について更に説明すると、ロッド54がハウジング50から上昇して押圧部56がヒンジアーム38の押し上げ面46と衝突した際には、押し上げ面46(フード固定部38B1)における押圧部56の衝突箇所が上方側へ凹むように変形する(陥没する)場合がある。このため、本実施形態のようにロッド54が自らの上昇に伴って車両後方側へ曲げ変形する構成ではない場合、ロッド54による押し上げ面46の押し上げが完了した状態で押圧部56が上記陥没した部位に嵌まり込む可能性がある。そのような場合、フード12の後端側におけるロッド54の押し上げ位置付近に衝突体が衝突してロッド54が曲げ変形する際に、押し上げ面46における上記陥没した部位に押圧部56が引っ掛かることにより、衝撃吸収時の荷重が増加する可能性がある。この点、本実施形態では、ロッド54が自らの上昇に伴って車両後方側に曲げ変形する際に、上記陥没した部位から押圧部56を抜け出させることができるので、衝撃吸収時の荷重をコントロールし易くすることができる。
さらに、本実施形態では、フード12の後端側がヒンジアーム38の押し上げ面46と共にポップアップ位置まで上昇すると、フードロック装置20によって車両後方側へのフード12の変位が規制されることにより、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制される。これにより、ヒンジアーム38の回転を規制するための専用の構成を省略することができるので、装置を簡単な構成にすることができる。
また、本実施形態では、ヒンジアーム38の押し上げ面46がロッド54によって押し上げられる際には、ヒンジアーム38が脆弱部49において折れ曲がることにより、フード12とヒンジアーム38との角度の変化が吸収される。このように、ヒンジアーム38に単なる脆弱部49を設けるだけでよいため、ヒンジアーム38の構成を簡素化することができる。
<上記実施形態の補足説明>
上記実施形態では、ヒンジアーム38が脆弱部49において折れ曲がる構成にしたが、請求項1〜請求項3に係る発明はこれに限らず、ヒンジアームが、フードの後端側に固定されるフード固定部と、ヒンジベースに回転可能に連結されるアーム部とに分割され、両者が長孔及び連結軸を介して相対回転可能で且つ所定範囲スライド可能に連結される構成にしてもよい。この場合、通常時には、フード固定部とアーム部とが破断ピン等によって相対回転を規制される一方、リフターのロッドによってフード固定部が押し上げられる際には、上記破断ピンが破断することにより、フード固定部に対するアーム部の相対回転が許容される構成になる。このような構成でも、押し上げ面の押し上げ時におけるフードとヒンジアームとの角度の変化を吸収することができる。
また、上記実施形態では、押し上げ面46がポップアップ位置まで上昇すると、フードロック装置20によって車両後方側へのフード12の変位が規制されることにより、ヒンジアーム38が上方側への回転を規制される構成にしたが、請求項1及び請求項2に係る発明はこれに限らず、ヒンジアーム38が、フードロック装置20とは無関係に、フード12の慣性質量によって上方側への回転を規制される構成にしてもよい。
つまり、図3に示されるD点よりも上方側へヒンジアーム38の押し上げ面46が上昇する際には、フード固定部38B1が車両後方側へ変位することになる。このため、ヒンジアーム38が図3に実線で示されるポップアップ位置よりも上方側へ回転するためには、フード12を車両後方側へ変位させなければならないが、質量が大きいフード12は慣性によってその場に留まろうとする。その結果、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制されることになる。この点について更に説明すると、ロッド54の押圧部56が図3のD点まで上昇するまでの間は、ヒンジアーム38の押し上げ面46には、ロッド54の押圧部56から上方向きの力しか入力されない。また、ロッド54の押圧部56が押し上げ面46と摺動しつつ車両後方側へ曲げ変形する際には、押し上げ面46にはロッド54の押圧部56から車両後方側への摩擦力が入力されるが、この摩擦力が小さい場合、フード12が車両後方側へ変位する程の加速度が生じず、フード12は慣性によってその場に留まる。その結果、ヒンジアーム38の上方側への回転が規制される。このような構成であっても、前記実施形態と同様に、装置を簡単な構成にすることができる。なお、上記に限らず、請求項1及び請求項2に係る発明においては、ヒンジアームの押し上げ面がポップアップ位置まで上昇した際にヒンジアームの上方側への回転を規制する専用の構成を追加してもよいことは勿論である。
また、上記実施形態では、リフター30のロッド54が、ポップアップ位置まで上昇された押し上げ面46よりも上方側へ上昇可能に長さ寸法が設定された構成にしたが、請求項1に係る発明はこれに限らず、リフターのロッドは、少なくとも押し上げ面をポップアップ位置まで上昇可能に長さ寸法が設定されたものであればよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用ポップアップフード装置
12 フード
20 フードロック装置
28 フードヒンジ
30 リフター
31 駆動源
38 ヒンジアーム
46 押し上げ面
49 脆弱部
54 ロッド

Claims (4)

  1. 前端側がフードロック装置を介して車体側に連結されるフードと、
    前記フードの後端側にヒンジアームの前端側が固定されると共に、前記ヒンジアームの後端側が車体側に回転可能に連結され、前記ヒンジアームの前端側に設けられた押し上げ面が前記フードの後端側と共に押し上げられて前記ヒンジアームが上方側へ回転することにより前記押し上げ面が予め設定されたポップアップ位置まで上昇すると、前記ヒンジアームの上方側への回転が規制されるフードヒンジと、
    前記押し上げ面の下方で車体側に取り付けられ、駆動源の駆動力によりロッドを上昇させて前記押し上げ面を押し上げると共に、少なくとも前記押し上げ面を前記ポップアップ位置まで上昇可能に長さ寸法が設定された前記ロッドが、自らの上昇後に下降を規制されるリフターと、
    を備えた車両用ポップアップフード装置。
  2. 前記ロッドは、前記ポップアップ位置まで上昇されて前下がりに傾斜した前記押し上げ面よりも上方側へ上昇可能に長さ寸法が設定されると共に、前記ポップアップ位置まで上昇させた前記押し上げ面と先端部を摺動させつつ車両後方側へ曲げ変形する請求項1に記載の車両用ポップアップフード装置。
  3. 前記ヒンジアームは、前記フードの後端側が前記押し上げ面と共に前記ポップアップ位置まで上昇すると、前記フードロック装置によって前記フードの車両後方側への変位が規制されることにより、上方側への回転を規制される請求項1又は請求項2に記載の車両用ポップアップフード装置。
  4. 前記ヒンジアームは、前記押し上げ面が前記ロッドによって押し上げられる際に、前端側に設けられた脆弱部において折れ曲がるように構成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
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