JP2013173499A - 車両用ルーフレール - Google Patents

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Yasuhiro Shibata
泰宏 柴田
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Abstract

【課題】 本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、連結孔及び作業孔の加工方法の自由度を向上したルーフレールを提供することを目的とする。
【解決手段】
車両のルーフ3に固定され、車両前後方向に延在するルーフレール本体2と、ルーフレール本体2をルーフ3に固定する連結部材40Aとを備え、ルーフレール本体2は、連結部材40Aが挿入される連結孔11Aと、幅方向Wの両端に第1係止凸部13と係止部16が設けられる第1レール10と、第1レール10に対して車両上方にて対向配置され、連結部材40Aを挿入するための作業孔20Aと、幅方向Wの両端に第1係止凸部13及び係止部16とカシメられる第2係止凸部24及び第2係止凹部27が設けられる第2レール20とを有する構成である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のルーフに取り付けられる車両用ルーフレールに関する。
従来、ルーフレールとして種々のものが提案されている。
例えば、従来文献1に記載のルーフレールは、車両のルーフに固定され、車両前後方向に延在するルーフレール本体と、車両のルーフにルーフレール本体を固定する連結部材と、該連結部材を覆い意匠面を形成するカバーとを備える。
ルーフレール本体は、管状を呈し、且つ一部品にて構成される。また、ルーフレール本体は、連結部材が挿入される連結孔と、前記連結部材を連結孔に挿入するための作業孔を有する。
なお、カバーは、ルーフレール本体の連結孔及び作業孔を覆うカバー本体と、該カバー本体とは別部品であるルーフレール本体の車両前後方向両端部に設けられる端部カバーと、から構成される。
特開2004−203123号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用ルーフレールでは、ルーフレール本体は、管状を呈し、且つ一部品で構成されるため、プレス加工にて連結孔及び作業孔を形成する場合に、治具をルーフレール本体の中空部分に設置することが難しい。そのため、ルーフレール本体に対して連結孔及び作業孔を形成するための加工方法が実質的に切削加工に限定されてしまう。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、連結孔及び作業孔の加工方法の自由度を向上したルーフレールを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両のルーフに固定され、車両前後方向に延在するルーフレール本体と、前記ルーフレール本体を前記ルーフに固定する連結部材とを備え、前記ルーフレール本体は、前記連結部材が挿入される連結孔と車両幅方向の一方端側に設けられる第1係合部と他方端側に設けられる第2係合部とを有する第1レールと、前記第1レールに対して車両上方にて対向配置され、前記連結部材を前記連結孔に挿入するための作業孔と車両幅方向の一方端側に設けられるとともに前記第1係合部と係合する第3係合部と他方端側に設けられるとともに前記第2係合部と係合する第4係合部と、を有することを要旨とする。
上記構成により、ルーフレール本体は、少なくとも第1レール及び第2レールの2部品にて構成されるため、例えばプレス加工により第1レールに連結孔を形成し、第2レールに作業孔を形成することができる。そのため、ルーフレール本体において連結孔及び作業孔を形成するための加工方法が切削加工に限定されなくなる。したがって、連結孔及び作業孔の加工方法の自由度を向上したルーフレールを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記第1係合部及び前記第2係合部が前記第1レールに一体に形成され、前記第3係合部及び前記第4係合部が前記第2レールに一体に成形され、前記第1係合部と前記第3係合部とがカシメめられ、前記第2係合部と前記第4係合部とがカシメられることで、前記第1レールと前記第2レールとが固定されることを要旨とする。
上記構成により、第1レールと第2レールとをカシメ加工により容易に固定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記ルーフレール本体は、前記ルーフに沿って湾曲しており、前記ルーフレール本体を湾曲させるための曲げ加工により、前記第1係合部と前記第3係合部とがカシメめられ、前記第2係合部と前記第4係合部とがカシメられることを要旨とする。
上記構成により、ルーフレール本体の曲げ加工により、第1レール及び第2レールを固定するためのカシメ加工も行うことができる。そのため、車両用ルーフレールを製造するための工数を削減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記第1係合部及び前記第3係合部の一方は第1凹部であり、前記第1係合部及び前記第3係合部の他方は前記凹部に挿入される第1凸部であり、前記第2係合部及び前記第4係合部の一方は第2凹部であり、前記第2係合部及び前記第4係合部の他方は前記凹部に挿入される第2凸部であり、前記第1凹部を前記第1凸部に対して圧着することにより、前記第1係合部と前記第3係合部とがカシメられ、前記第2凹部を前記第2凸部に対して圧着することにより、前記第2係合部と前記第4係合部とがカシメられることを要旨とする。
上記構成により、凹部と凸部という簡素な構成にて、第1レールと第2レールとを固定できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の車両用ルーフレールにおいて、 前記第1係合部と前記第3係合部が係合した状態において、前記第1係合部は、前記第3係合部側に延びる第1係止部を有し、前記第3係合部は、前記第1係合部側に延びる第3係止部を有し、前記第1係止部は、前記第3係止部よりも車両上下方向において上側に位置するとともに前記第3係止部と当接し、前記第2係合部と前記第4係合部が係合した状態において、前記第2係合部は、前記第4係合部側に延びる第2係止部を有し、前記第4係合部は、前記第2係合部側に延びる第4係止部を有し、前記第2係止部は、前記第4係止部よりも車両上下方向において上側に位置するとともに前記第3係止部と当接することを要旨とする。
上記構成により、請求項4に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記各凹部及び各凸部の凹凸方向は、車両上下方向から車両幅方向に向けて所定角傾いていることを要旨とする。ここで、「前記各凹部及び各凸部の凹凸方向は、車両上下方向から車両幅方向に向けて所定角傾いている」とは、車両上下方向(所定角=0度)は含まず、車両幅方向(所定角=90度)は含むものとする。
上記構成により、前記ルーフレール本体を湾曲させるための曲げ加工を阻害しないため、該曲げ加工がしやすくなる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6に記載の車両用ルーフレールであって、車両前後方向に延在し前記第2レールに対して車両上方を覆うように配置されるカバー本体と、 前記カバー本体の車両前後方向の両端に一体に設けられるとともに前記ルーフレール本体の車両前後方向両端部側を覆う端部カバーと、を有することを要旨とする。
上記構成により、カバー本体と端部カバーとが一体に形成されるため、部品点数の低減による製造コスト及び組付け工数の削減を図ることができる。
本発明のルーフレールでは、連結孔及び作業孔の加工方法の自由度を向上したルーフレールを提供することを目的とする。
ルーフレールの正面図である。 ルーフレール本体の端部を示す斜視図である。 本実施形態を示すA−A断面図である。 第1係止凹部と第2係止凸部の拡大図である。 第1係止凸部と第2係止凹部の拡大図である。 本実施形態の変更例を示すA−A断面図の一例である。
以下に本発明の実施形態を図面1〜5に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るルーフレール1(車両用ルーフレール)の全体構造を示す正面図である。図2は、ルーフレール1を構成するルーフレール本体2の端部を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るルーフレール1は、車両前後方向であるレール長さ方向Lに延在するとともに車両のルーフ3に固定されるルーフレール本体2と、ルーフレール本体2の上方側から覆うように設けられるカバー4と、から構成される。ルーフレール本体2は、ルーフ3に対して固定される第1レール10と、第1レール10の上方に対向配置されて第1レール10に組み付けられる第2レール20と、を有している。この第1レール10及び第2レール20は、例えばアルミニウム合金を押出加工することにより形成される。また、図1及び図2に示すように、第2レール20は、第1レール10よりもレール長さ方向Lにおいて短い設定となっている。つまり、第2レール20のレール長さ方向Lの端部20aは、第1レール10のレール長さ方向Lの端部10aよりも第1レール10の端部10b側に位置する。また、第2レール20の端部20bは、第1レール10の端部10bよりも第1レール10の端部10a側に位置する。
図1に示すように、カバー4は、レール長さ方向Lに延在し第2レール20に対して上方を覆うように配置されるカバー本体4Aと、カバー本体4Aのレール長さ方向Lの両端に一体に設けられるとともにルーフレール本体2のレール長さ方向Lの両端側を覆う端部カバー4B、4Cと、を有する。すなわち、端部カバー4B、4Cは、第1レール10の端部10a、10b側の上方を覆う態様で設けられる。このカバー4は、例えば樹脂材により形成される。
第1レール10及び第2レール20の詳細について以下に説明する。
図3に示すように、ルーフレール本体2は、第1レール10及び第2レール20が組みつけられた状態において中空管状に形成されている。第1レール10は、ルーフ3の上側面3aに沿ってレール長さ方向Lに延び、ルーフ3に取り付けられるルーフ取付部11を有する。このルーフ取付部11は略矩形状に形成されている。ルーフ取付部11は、ルーフ取付部11の幅方向Wの端部11c(第1レールの他方端)からルーフ取付部11の外側面11bを基準にして下方に凹設される凹部12が形成される。詳説すると、幅方向Wの端部11cから下方に延びる側壁部12Aと、側壁部12Aの下側端から幅方向W外側に延びる底部12Bと、底部12Bの幅方向Wの端部12Baから上方に延びる側壁部12Cとから構成されて凹部12は形成される。この凹部12の側壁部12Cの上側端には、底部12Bの内側面12Bbと対向するとともに幅方向W内側に延びる第1係止凸部13(第2係合部、第2係止部、第2凸部)が一体に形成される。凹部12及び第1係止凸部13は、図1に示される第2レール20の端部20aから端部20bの位置までレール長さ方向Lに沿って延びて形成されている。
また、ルーフ取付部11の幅方向Wの端部11dからカバー4Aの内側面4Aaへと向かって延びるカバー係止部14が形成される。このカバー係止部14は、先端14aが内側面4Aaと当接する。また、カバー係止部14の上側面14bから上方へ延びる支持受け部15が形成される。また、端部11dには第1係止凹部18(第1係合部、第1凹部)が第1レール10に一体に形成される。
第1係止凹部18の詳細について図4を用いて説明する。支持受け部15と幅方向Wの端部11d(第1レールの一方端)とを繋ぐ傾斜部17の内側面17aには、内側面17aから上方に延びる基部16Aと、基部16Aの上側端から支持受け部15側であり、傾斜部17の内側面17aに沿って延びる側壁部16B(第1係止部)と、から構成される係止部16が形成される。すなわち、第1係止凹部18は、基部16Aと、側壁部16Bと、傾斜部17とから構成されて形成される。また、カバー係止部14、支持受け部15及び係止部16は、図1に示される第2レール20の端部20aから端部20bの位置までレール長さ方向Lに沿って延びて形成されている。
図3に示すように、第2レール20は、レール基部21と、支持部23と、を有する。レール基部21は、内側面21aがルーフ取付部11の内側面11aと対向するとともに幅方向Wに沿って第1レール10の支持受け部15に徐々に近づくように延びる弧形状である。、支持部23は、レール基部21の幅方向端部21dから支持受け部15に向かって延びている。そして、支持部23の下側端23a(第2レールの一方端)は、支持受け部15の上側面15aと当接し、上側面15aと当接していない支持部23の下側端23aの内側において斜め下方に延びる第2係止凸部24(第3係合部、第1凸部)が一体に形成されている。また、支持受け部15の下側端15レール基部21及び支持部23は、図1に示される第2レール20の端部20aから端部20bの位置までレール長さ方向Lに沿って延びて形成されている。
第2係止凸部24の詳細について図4を用いて説明する。第2係止凸部24は、下側端23aから下方に延びる基部24Aと、基部24Aの下側端から斜め下方へ延びる係止部24B(第3係止部)とで構成される。この係止部24Bの外側面24Baは、傾斜部17の内側面17aに対向し、係止部24Bは傾斜部17の内側面17aに沿って幅方向W内側へ延びる。基部24Aは、基部24Aの外側面24Abが支持受け部15の内側面15bと対向するとともに内側面15bに沿って延びている。係止部24Bは、内側面24Bbが側壁部16Bの外側面16Baと対向する。そして、係止部24Bは、基部16Aと、側壁部16Bと、傾斜部17とから構成される第1係止凹部18に挿入されている。また、第2係止凸部24は、図1に示される第2レール20の端部20aから端部20bの位置までレール長さ方向Lに沿って延びて形成されている。
図3に示すように、第2レール20は、レール基部21の幅方向端部21cから内側面21aを基準にして下方に凹設される凹部25が形成される。詳説すると、幅方向端部21cから下方に延びる側壁部25Aと、側壁部25Aの下側端から幅方向W外側に延びる底部25Bと、底部25Bの幅方向Wの端部25Baから上方に延びる側壁部25Cとから構成されて凹部25は形成される。また、側壁部25Cの上側端から側壁部25Cの外側面15Cbを基準にして幅方向W外側へ突出する突出部26が形成される。詳説すると、突出部26は、側壁部25Cの上側端から幅方向W外側へ延びる上壁部26Aと、上壁部26Aの幅方向外側端26Aaから下方へ延びる外壁部26Bと、外壁部26Bの下側端から幅方向W内側へ延びる下壁部26Cと、で構成される。また、下壁部26Cの下側面26Cbに上方に凹設された凹部28が形成される。詳説すると凹部28は、外側下壁部28Aと内側下壁部28Bと底部28Cとから構成されて形成される。また、下壁部26Cの内側面16Caに第2係止凹部27(第4係合部、第2凹部)が一体に形成される。
第2係止凹部27の詳細について図5を用いて説明する。第2係止凹部27は、内側面26Caから幅方向Wの内側へ延びる上壁部27Aと、上壁部27Aの幅方向Wの端部27Abから下側へ延びる内壁部27Bと、内壁部27Bの下側端から幅方向W外側へ延びる下壁部27C(第4係止部)とから構成されて形成される。上壁部27Aは、上側面27Aaが図2に示される第2レール20の底部25Bの下側面25Bbと対向し、下側面27Acが第1係止凸部13の上側面13aと対向する。内壁部27Bは、外側面27Baが第1係止凸部13の内側面13bと対向するとともに内側面13bに沿って下方に延びている。下壁部27Cは、上側面27Caが第1係止凸部13の下側面13cと対向し、下側面27Cbが底部12Bの内側面12Baと対向し、上側面27Caが第1係止凸部13の下側面13cに沿って幅方向Wの外側へ延びている。そして、第1係止凸部13は、上壁部27Aと内壁部27Bと下壁部27Cとにより形成される第2係止凹部27に挿入される。また、凹部25、突出部26、第2係止凹部27及び凹部28は、図1に示される第2レール20の端部20aから端部20bの位置までレール長さ方向Lに沿って延びて形成されている。ここで、第1係止凸部13、第1係止凹部18、第2係止凸部24及び第2係止凹部27の凹凸方向は、上下方向から幅方向Wに向けて所定角傾いている。所定角は、車両上下方向(所定角=0度)は含まず、車両幅方向(所定角=90度)は含むものとする。詳説すると、係止部24B、傾斜部17及び側壁部16Bが延出する方向は、レール取付部11の内側面11aと垂直な方向は含まず、内側面11aと平行な方向は含むものである。また、第1係止凸部13、上壁部27A、下壁部27Cが延出する方向は、レール取付部11の内側面11aと垂直な方向は含まず、内側面11aと平行な方向は含むものである。
次にルーフレール本体2のルーフ3に対する取付構造について説明する。
図1に示すように、カバー4のカバー本体4Aは、カバー本体4Aの内側面4Aaが幅方向Wにおいてレール基部21と支持部23に沿って延びている。また、レール長さ方向Lにおいてもレール基部21と支持部23に沿って延びている。このカバー本体4Aは、断面略弧形状に形成されている。またカバー4は、幅方向Wの端部4Acから下方に延びる係止部5を有する。本体カバー4Aは、係止部5が凹部25を構成する側壁部25Aと、底部25Bと、側壁部25Cとから形成される空間に挿入されることにより第2レール20に係止される。また、カバー4の上側面4Abと、上壁部26の上側面26Abと略面一となっている。
図1、図2に示すように、ルーフ取付部11には、ボルト等の連結部材40Aを挿通するための連結孔11Aがレール長さ方向Lに沿って2つ併設される。そして、2つ併設された連結孔11Aは、第1レール10の端部10aから10bに亘って、ルーフ取付部11の複数の箇所において設けられる。この連結孔11Aに挿入された連結部材40Aによってルーフ取付部11はルーフ3に固定される。また、ルーフ取付部11には、連結孔11Bが第1レール10の端部10aから10bに亘ってレール長さ方向Lに沿って設けられる。
第2レール20は、第2レール20が第1レール10に組み付けれた状態において、レール取付部11の2つの連結孔11Aの上方に位置し、上方から見て2つの連結孔11Aを囲う大きさの作業孔20Aが形成される。また、第2レール20は、連結孔11Bの上方に位置し、上方から見て1つの連結孔11Bを囲う大きさの作業孔20Bが形成される。
カバー4は、ルーフレール本体2に組み付けられた状態において、カバー4のカバー本体4A、カバー端部4B、4Cの下側面に第1レール10に固定するための連結部材40Bが設けられる。この連結部材40Bは、複数設けられた連結孔11Bのそれぞれに対して上方に位置して設けられる。そして、カバー4に設けられた連結部材40Bが連結孔11Bに挿入されて、カバー4は、第1レール10に固定される。
次に、本実施形態の組み付け方法について説明する。
第2レール20は、第1レール10の端部12aからレール長さ方向Lに沿って端部20b側に向かって挿入される。詳説すると、第1レール10の第係止凹部18に第2レール20の第2係止凸部24が挿入され、第2レール20の第2係止凹部27に第1係止凸部13が挿入された状態において、第2レール20は第1レール10に対してレール長さ方向Lにスライドして組み付けられる。この第1レール10と第2レール20とが組み付けられたルーフレール本体2は、図1に示すようにルーフ3に沿って上方に湾曲した形状を有する態様で形成される。そして、第2レール20において、第2係止凸部24及び第2係止凹部27は、時計方向に曲げられる外力が加わる。また、第1レール10においても、第1係止凸部13及び第1係止凹部18は、時計方向に曲がる外力が加わる。そして、第2係止凹部27は時計方向に曲がることにより、第1係止凸部13に対して圧着される。つまり、第1係止凸部13の内側面13bが第2係止凹部27の内壁部27Bの外側面27Baと当接し、第1係止凸部13の下側面13cが第2係止凹部27の下壁部27Cの上側面27Caと当接する。また、第2係止凸部24は時計方向に曲がることにより、第1係止凹部18に対して圧着される。つまり、第2係止凸部24の係止部24の内側面24Baが側壁部16Bの外側面16Baと当接し、係止部24Bの外側面24Bbが傾斜部17の内側面17aと当接し、係止部24Bの先端24Bcと基部16Aの外側面16Aaとが当接する。これにより、第1係止凹部18と第2係止凸部24とがカシメられて固定され、第1係止凸部13と第2係止凹部27とがカシメられて固定される。つまり、第1レール10に対して第2レール20がカシメられて固定される。
次に、本実施形態の製造方法について説明する。
まず、図3に示すように、第1レール10及び第2レール20が押出加工により形成される。次に、第1レール10にプレス加工を施し、第1レール10のルーフ取付部11に厚さ方向に貫通する連結孔11A及び連結孔11Bを成形する。次に、第2レール20にプレス加工を施し、第2レール20のレール基部21作業孔20A及び作業孔20Bを成形する。次に、第2レール20が第1レール10に対して組み付けられる。次に、第1レール10及び第2レール20に曲げ加工を施し、第1レール10と第2レール20とをカシメにより固定して、ルーフレール本体2を成形する。
以上詳述したように、本発明の実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ルーフレール本体2は、少なくとも第1レール10及び第2レール20の2部品にて構成される。つまり、例えばプレス加工を施す場合に第1レール10のルーフ取付部11の内側面11aもしくは外側面11bに治具を設置することができ、第2レール20のレール基部21の内側面21aもしくは外側面21bに治具を設置することができる。これにより、第1レール10に連結孔11A及び11Bを形成し、第2レール20に作業孔20A及び20Bを形成することができる。そのため、ルーフレール本体2において連結孔11A、11B及び作業孔20A、20Bを形成するための加工方法が切削加工に限定されなくなる。したがって、連結孔11A、11B及び作業孔20A、20Bの加工方法の自由度を向上したルーフレール1を提供することができる。
(2)第1レール10と第2レール20とをカシメ加工により容易に固定することができる。さらに、第1係止凸部13と第1係止凹部18とが第1レール10に一体に形成され、第2係止凸部24と第2係止凹部27とが第2レール20に一体に形成される。これにより、第1レール10及び第2レール20と異なる部材で第1レール10と第2レール20とを固定することによる製造コストの増加を抑えることができる。
(3)ルーフレール本体2の曲げ加工により、ルーフレール本体2はルーフ3に沿って上方に湾曲した形状となる。このルーフレール本体2の形状変化により、第2ルーフ20に一体に設けられる第2係止凸部24及び第2係止凹部27には時計方向に曲がる外力が加わる。これにより、第2係止凸部24は、第1係止凹部18とカシメられ、第2係止凹部27は、第1係止凸部13とカシメられる。すなわち、ルーフレール本体2の曲げ加工により第1レール10及び第2ルーフ20を固定するためのカシメ加工も行うことができる。そのため、ルーフレール1を製造するための工数を削減することができる。
(4)第1係止凹部18及び第2係止凹部27と第1係止凸部13及び第2係止凸部24という簡素な構成にて、第1レール10と第2レール20とを固定できる。
(5)第1係止凸部13、第1係止凹部18、第2係止凸部24及び第2係止凹部27の凹凸方向は、上下方向から幅方向Wに向けて傾いている。これにより、ルーフレール本体2を湾曲させるための曲げ加工を阻害しないため、該曲げ加工がしやすくなる。
(6)カバー4は、カバー本体4Aと端部カバー4B、4Cとが一体に形成されるため、部品点数を削減し製造コストの低減を図ることができる。さらに、部品点数の削減により、ルーフレール本体2に対して組付けるカバー4は1部品で構成されるため、組付け工数の削減を図ることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更しても良い。
・前記実施形態において、第1レール10に第1係止凸部113及び第1係止凸部116、第2レール20に第2係止凹部124及び第2係止凹部127を、それぞれ設けてもよい。
図6に一例を示すように、第1レール110のルーフ取付部111は、ルーフ取付部111の幅方向Wの端部110cに第1係止凸部113が設けられる。第1係止凸部113は、端部110cから上方へ延出する基部113Aと、基部113Aの上側端から幅方向W外側へ延出する係止部113Bとから構成される。第1係止凸部116は、端部110dから上方へ延出する基部116Aと、基部116Aの上側端から幅方向W外側へ延出する係止部116Bとから構成される。
第2レール120は、支持部123の先端123bに第2係止凹部123が設けられる。第2係止凹部123は、支持部123の内側面123aを基準面にして幅方向W内側へ延出する係止部124Aと、係止部124Aよりも下側に配置されるとともに所定の間隔を空けて設けられる係止部124Bとを有する。つまり、第2係止凹部123の凹形状は、係止部124Aと、係止部124Bと、係止部123の内側面123aとで構成されている。また、係止部124Aは、係止部116Bの上側面116Baと対向するとともに上側面116Bに沿って延出する。また、係止部124Bは係止部116Bの下側面116Bbと対向するとともに下側面116Bbに沿って延出する。そして、第1係止凹部123の凹形状に第1係止凸部116が挿入される。
第2係止凹部127は、下壁部126Cの内側面126Caを基準面にして幅方向W内側へ延出する係止部127Aと、係止部127よりも下側に配置されるとともに所定の間隔を空けて設けられる係止部127Bとを有する。つまり、第2係止凹部127の凹形状は、係止部127Aと、係止部127Bと、係止部127の内側面127Caとで構成されている。また、係止部127Aは、係止部113Bの上側面113Baと対向するとともに上側面113Bに沿って延出する。また、係止部127Bは係止部113Bの下側面113Bbと対向するとともに下側面113Bbに沿って延出する。そして、第2係止凹部127の凹形状に第1係止凸部113が挿入される。
・前記実施形態において、第2レール20に曲げ加工を施し、アーチ状に曲げて第1レール10と第2レール20とをカシメて固定しているが、第1レール10及び第2レール20が直線状に延びる形状であり、係止部16と第2係止凸部24にカシメ加工を施し、第1係止凸部13と第2係止凹部27とにカシメ加工を施してカシメる方法でカシメて固定してもよい。
・前記実施形態において、第1レール10と第2レール20とはカシメにより固定されているが、例えばねじやスポット溶接等で固定されていてもよい。
1 ルーフレール(車両用ルーフレール)
2 ルーフレール本体
3 ルーフ
4 カバー
4A カバー本体
4B、4C カバー端部
10 第1レール
11A、11B 連結孔
13、113、116 第1係止凸部(第2係合部、第2凸部)
18 第1係止凹部(第1係合部、第1凹部)
20 第2レール
20A、20B 作業孔
24、 第2係止凸部 (第3係合部、第1凸部)
27、124、127 第2係止凹部(第4係合部、第2凹部)
40A、40B 連結部材

Claims (7)

  1. 車両のルーフに固定され、車両前後方向に延在するルーフレール本体と、
    前記ルーフレール本体を前記ルーフに固定する連結部材とを備え、
    前記ルーフレール本体は、前記連結部材が挿入される連結孔と車両幅方向の一方端側に設けられる第1係合部と他方端側に設けられる第2係合部とを有する第1レールと、前記第1レールに対して車両上方にて対向配置され、前記連結部材を前記連結孔に挿入するための作業孔と車両幅方向の一方端側に設けられるとともに前記第1係合部と係合する第3係合部と他方端側に設けられるとともに前記第2係合部と係合する第4係合部とを有する第2レールと、を有する車両用ルーフレール。
  2. 請求項1に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記第1係合部及び前記第2係合部が前記第1レールに一体に形成され、
    前記第3係合部及び前記第4係合部が前記第2レールに一体に成形され、
    前記第1係合部と前記第3係合部とがカシメめられ、前記第2係合部と前記第4係合部とがカシメられることで、前記第1レールと前記第2レールとが固定される車両用ルーフレール。
  3. 請求項2に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記ルーフレール本体は、前記ルーフに沿って湾曲しており、
    前記ルーフレール本体を湾曲させるための曲げ加工により、前記第1係合部と前記第3係合部とがカシメられ、前記第2係合部と前記第4係合部とがカシメられる車両用ルーフレール。
  4. 請求項2又は3に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記第1係合部及び前記第3係合部の一方は第1凹部であり、
    前記第1係合部及び前記第3係合部の他方は前記凹部に挿入される第1凸部であり、
    前記第2係合部及び前記第4係合部の一方は第2凹部であり、
    前記第2係合部及び前記第4係合部の他方は前記凹部に挿入される第2凸部であり、
    前記第1凹部を前記第1凸部に対して圧着することにより、前記第1係合部と前記第3係合部とがカシメられ、
    前記第2凹部を前記第2凸部に対して圧着することにより、前記第2係合部と前記第4係合部とがカシメられる車両用ルーフレール。
  5. 請求項2又は3に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記第1係合部と前記第3係合部が係合した状態において、前記第1係合部は、前記第3係合部側に延びる第1係止部を有し、
    前記第3係合部は、前記第1係合部側に延びる第3係止部を有し、
    前記第1係止部は、前記第3係止部よりも車両上下方向において上側に位置するとともに前記第3係止部と当接し、
    前記第2係合部と前記第4係合部が係合した状態において、前記第2係合部は、前記第4係合部側に延びる第2係止部を有し、
    前記第4係合部は、前記第2係合部側に延びる第4係止部を有し、
    前記第2係止部は、前記第4係止部よりも車両上下方向において上側に位置するとともに前記第3係止部と当接する車両用ルーフレール。
  6. 請求項4に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記各凹部及び各凸部の凹凸方向は、車両上下方向から車両幅方向に向けて所定角傾いている車両用ルーフレール。
  7. 請求項1〜6に記載の車両用ルーフレールであって、
    車両前後方向に延在し前記第2レールに対して車両上方を覆うように配置されるカバー本体と、
    前記カバー本体の車両前後方向の両端に一体に設けられるとともに前記ルーフレール本体の車両前後方向両端部側を覆う端部カバーと、を備える車両用ルーフレール。
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