JP2013172620A - パワーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーモジュールが搭載される機器を小型化でき、スイッチングノイズを効果的に抑制できるパワーモジュールを得ること。
【解決手段】パワーモジュールは、ブリッジ接続された複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子を駆動する駆動回路と、前記複数のスイッチング素子に対する一対の電源端子と、前記一対の電源端子間に接続されたスナバ回路と、前記複数のスイッチング素子、前記駆動回路、及び前記スナバ回路を機械的に一体的に収容するパッケージとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーモジュールに関する。
従来、モータを駆動するためのパワーデバイスとして、複数のトランジスタをブリッジ接続して構成されるインバータ主回路と、そのインバータ主回路を駆動する駆動回路とを内蔵したパワーモジュール、あるいは、パワーモジュールに過電流保護機能や過熱保護機能等の自己保護機能を組み込んだインテリジェントパワーモジュール(Intelligent Power Module:IPM)が用いられている。インバータは高周波でスイッチングするため、サージ電圧(ノイズ)を発生しやすく、ノイズによりインバータ回路が誤動作または故障することを防止するため、インバータの電源ライン間にスナバコンデンサを挿入してノイズ吸収する方法が一般的である。
特許文献1には、電力変換装置において、整流ダイオードモジュールの出力端子間に、スナバコンデンサとIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)の2in1モジュールとが並列に接続されることが記載されている。これにより、2in1モジュールにより発生されるスパイク電圧を防止できるとされている。
特開2009−225570号公報
特許文献1に記載の技術では、スナバコンデンサが2in1モジュール(パワーモジュール)の外部に外付けとなるため、インバータ主回路から遠い位置にスナバコンデンサが配置されるので、ノイズ抑制効果が薄れてしまい、要求されるレベルを満たすことが困難な傾向にある。
このとき、仮に、ノイズ抑制効果が要求されるレベルを満たすように、スナバコンデンサの容量を上げると、スナバコンデンサが大型化してしまう。これにより、スナバコンデンサ及び2in1モジュールを実装するためのプリント基板も大型化してしまうので、スナバコンデンサ及び2in1モジュールが搭載される電力変換装置(機器)が大型化し、その製造コストが増大する傾向にある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パワーモジュールが搭載される機器を小型化でき、スイッチングノイズを効果的に抑制できるパワーモジュールを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかるパワーモジュールは、ブリッジ接続された複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子を駆動する駆動回路と、前記複数のスイッチング素子に対する一対の電源端子と、前記一対の電源端子間に接続されたスナバ回路と、前記複数のスイッチング素子、前記駆動回路、及び前記スナバ回路を機械的に一体的に収容するパッケージとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数のスイッチング素子の近くにスナバ回路を接続することが可能となり、例えばスナバ回路を大型化することなく、ノイズ抑制効果が要求されるレベルを満たすようにすることができる。すなわち、パワーモジュールが搭載される機器を小型化でき、スイッチングノイズを効果的に抑制できる。
図1は、実施の形態1にかかるパワーモジュールの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかるパワーモジュールの構成を示す図である。 図3は、実施の形態2にかかるパワーモジュールの構成を示す図である。 図4は、実施の形態2にかかるパワーモジュールの構成を示す図である。 図5は、実施の形態1又は2にかかるパワーモジュールが適用されるモータ制御システムの構成を示す図である。 図6は、実施の形態1又は2にかかるパワーモジュールが適用されるモータ制御システムの構成を示す図である。
以下に、本発明にかかるパワーモジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
実施の形態1にかかるパワーモジュール100について図1及び図2を用いて説明する。図1は、パワーモジュール100内の回路構成を示す図である。図2は、パワーモジュール100の外観構成を示す平面図である。
パワーモジュール100は、例えば、機器(例えば、図5に示すブラシレスDCモータ306)をインバータ制御するために用いられる。すなわち、パワーモジュール100は、直流電力を外部(例えば、図5に示すAC−DCコンバータ303)から受ける。そして、パワーモジュール100は、直流電力を(例えば、U相、V相、W相の3相の)交流電力に変換し、交流電力を機器へ供給することで、機器を駆動させる。
具体的には、パワーモジュール100は、インバータ主回路10、駆動回路HVIC、駆動回路LVIC、制御用端子C1〜C10、電源端子P、N、出力端子U、V、W、スナバ回路2、パッケージ40、及び端子ピン9−C1〜9−Wを備える。
インバータ主回路10は、複数のスイッチング素子12〜17、及び複数の還流ダイオード18〜23を有する。インバータ主回路10では、入力ノードIN1と入力ノードIN2との間において、例えば、複数のスイッチング素子12〜17がフルブリッジ接続されている。複数の還流ダイオード18〜23は、複数のスイッチング素子12〜17に対応している。各還流ダイオード18〜23は、対応するスイッチング素子12〜17の両端に逆接続されている。
インバータ主回路10は、駆動回路HVIC及び駆動回路LVICからそれぞれ駆動信号を受ける。インバータ主回路10は、駆動信号に従って、複数のスイッチング素子12〜17をそれぞれ所定のタイミングでオン・オフさせる。すなわち、インバータ主回路10は、複数のスイッチング素子12〜17のそれぞれのスイッチング動作を所定のタイミングで行うことで、入力ノードIN1、IN2を介して供給された直流電力を交流電力に変換し、変換された交流電力を出力ノードON1〜ON3を介して出力端子U、V、Wへ出力する。
各スイッチング素子12〜17は、その制御端子に供給された駆動信号(例えば、矩形波又は正弦波の信号)に応じてオン・オフする素子であり、例えばFET(電界効果トランジスタ)でもよいし、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)でもよいし、他のタイプのトランジスタでもよい。
複数のスイッチング素子12〜17のうち、入力ノードIN1を介してHiサイドの電源端子Pに接続された例えば3つのスイッチング素子12〜14及び3つの還流ダイオード18〜20は、HiサイドアームHAを構成し、入力ノードIN2を介してLoサイドの電源端子Nに接続された例えば3つのスイッチング素子15〜17及び3つの還流ダイオード21〜23は、LoサイドアームLAを構成する。HiサイドアームHAとLoサイドアームLAとは、それぞれ、出力ノードON1〜ON3を介して出力端子U、V、Wが接続されている。
駆動回路HVICは、制御用端子C1〜C7を介して外部(例えば、図5に示すマイコン304)から制御信号を受ける。駆動回路HVICは、制御信号に従って、駆動信号を生成してHiサイドアームHAにおける各スイッチング素子12〜14へ供給する。これにより、駆動回路HVICは、HiサイドアームHAにおける各スイッチング素子12〜14を駆動する。
駆動回路LVICは、制御用端子C4、C8〜C10を介して外部(例えば、図5に示すマイコン304)から制御信号を受ける。駆動回路LVICは、制御信号に従って、駆動信号を生成してLoサイドアームLAにおける各スイッチング素子15〜17へ供給する。これにより、駆動回路LVICは、LoサイドアームLAにおける各スイッチング素子15〜17を駆動する。
制御用端子C1〜C10は、駆動回路HVIC及び/又は駆動回路LVICに接続されている。例えば、制御用端子C1〜C7は、駆動回路HVICに接続されている。例えば、制御用端子C4、C8〜C10は、駆動回路LVICに接続されている。
電源端子P、Nは、それぞれ、インバータ主回路10の入力ノードIN1、IN2に接続されている。すなわち、電源端子P、Nは、外部(例えば、図5に示すAC−DCコンバータ303)から供給された直流電力をインバータ主回路10へさらに供給するための一対の電源端子として機能する。また、電源端子P、Nと入力ノードIN1、IN2との間には、それぞれ、スナバ回路2を接続するための接続ノードCN1、CN2が設けられている。
スナバ回路2は、一対の電源端子P、N間に接続されている。例えば、スナバ回路2は、スナバコンデンサ2aを有する。スナバコンデンサ2aは、第1の電極2a1及び第2の電極2a2を有する。第1の電極2a1は、電源端子Pと入力ノードIN1との間の接続ノードCN1に接続されている。第2の電極2a2は、電源端子Nと入力ノードIN2との間の接続ノードCN2に接続されている。これにより、スナバ回路2は、複数のスイッチング素子12〜17のスイッチング動作で発生するスイッチングノイズを吸収でき、スイッチングノイズがパワーモジュール100の外部に漏洩することを抑制できる。
なお、図1では、スナバ回路2の構成として、スナバコンデンサ2a単体の構成が例示されているが、スナバ回路2は、接続ノードCN1と接続ノードCN2との間でスナバコンデンサ2a及び抵抗素子(図示せず)が直列接続された構成であってもよいし、スナバコンデンサ2aに代えてツェナダイオード(図示せず)で構成されたものでもよい。
パッケージ40は、図1及び図2に示すように、インバータ主回路10、駆動回路HVIC、及び駆動回路LVICを機械的に一体的に収容する。パッケージ40は、例えば、モールド樹脂等の絶縁物でインバータ主回路10、駆動回路HVIC、及び駆動回路LVICを包むことで、インバータ主回路10、駆動回路HVIC、及び駆動回路LVICを機械的に一体的に収容する。
端子ピン9−C1〜9−Wは、制御用端子C1〜C10、電源端子P、N、出力端子U、V、Wに対応している。例えば、端子ピン9−C1〜9−C10は、制御用端子C1〜C10に接続されている。例えば、端子ピン9−P、9−Nは、電源端子P、Nに接続されている。例えば、端子ピン9−U、9−V、9−Wは、出力端子U、V、Wに接続されている。
このように、パワーモジュール100は、1つのパッケージ40で構成され、プリント基板PCB(図6参照)上に実装したり、あるいはプリント基板PCB外部に搭載してプリント基板PCBとリード線で接続され、例えば3相のブラシレスDCモータ306(図5参照)などのモータ駆動用に使用される。モータ駆動時は、スイッチング素子12〜17を高周波でスイッチングするため、スイッチングノイズが発生しやすい。
そこで、本実施の形態では、自己が発生するスイッチングノイズによるインバータ主回路10の誤動作を防止するために、スナバ回路2がパッケージ40内で電源端子P、Nの直近に接続されている(図1参照)。
近年、スイッチング素子には、MOS−FETやIGBTなどのトランジスタが使用されることが多い。本実施の形態においても、各スイッチング素子12〜17は、例えば、FETやIGBTなどのトランジスタでもよいものとしている。各還流ダイオード18〜23は、スイッチング素子12〜17(例えば、トランジスタ)がオフになる瞬間にモータ巻線からスイッチング素子12〜17に逆起電力が印加されるため、その逆起電力によりスイッチング素子12〜17(例えば、トランジスタ)が破壊しないよう、逆起電力を電源側に還流させるためのものである。還流ダイオードにかかる損失を下げ、より小型化を図るため、各還流ダイオード18〜23は、高速スイッチング可能なダイオードが望ましい。
また、各スイッチング素子12〜17や各還流ダイオード18〜23は、一般に、珪素(シリコン:Si)系半導体によって形成されるが、Si系半導体と比較して、大きなエネルギーバンド幅を持つワイドバンドギャップ(WBG)半導体によって形成されていることが更に好ましい。このワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)系材料、またはダイヤモンド等がある。
例えば、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子12〜17や還流ダイオード18〜23は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、スイッチング素子12〜17や還流ダイオード18〜23の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子12〜17や還流ダイオード18〜23を用いることにより、これらの素子を組み込んだパワーモジュール100の小型化が可能となる。
また、耐熱性も高いため、ヒートシンクHS(図6参照)の放熱フィンの小型化が可能であり、パワーモジュール100及びヒートシンクHSの全体として一層の小型化が可能になる。さらに、電力損失が低いため、スイッチング素子12〜17や還流ダイオード18〜23の高効率化が可能であり、延いては、パワーモジュール100の高効率化が可能になる。したがって、ワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子やダイオード素子を用いて、パワーモジュール100に接続される電源回路やパワーモジュール100内部のインバータ主回路10を構成することにより、パワーモジュール100を搭載する機器のさらなる小型化、高効率化を図ることができる。
なお、スイッチング素子及びダイオード素子の両方がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることがより望ましいが、いずれか一方の素子がワイドバンドギャップ半導体よって形成されていてもよく、いずれの場合においても、実施の形態に記載の効果を得ることができる。
ここで、仮に、スナバ回路2がパッケージ40の外部に設けられている場合について考える。この場合、インバータ主回路10から遠い位置にスナバ回路2が配置されるので、ノイズ抑制効果が薄れてしまい、要求されるレベルを満たすことが困難な傾向にある。
それに対して、実施の形態1では、パッケージ40がインバータ主回路10の複数のスイッチング素子12〜23、駆動回路HVIC、LVIC、及びスナバ回路2を機械的に一体的に収容する。これにより、インバータ主回路10の複数のスイッチング素子12〜23の近くに例えば最短でスナバ回路2を接続することが可能となり、例えばスナバ回路2(例えば、スナバコンデンサ2a)を大型化することなく、ノイズ抑制効果が要求されるレベルを満たすようにすることができる。すなわち、パワーモジュール100が搭載される機器を小型化でき、スイッチングノイズを効果的に抑制できる。
あるいは、仮に、スナバ回路2がパッケージ40の外部に設けられている場合であって、パワーモジュール100が搭載される機器に電源配線が複数あり(例えば+140Vラインが2本、GNDラインが3本)、パッケージ40上で複数の電源用の端子ピンが離れて配置されているような場合を考える。この場合、複数のスナバ回路(例えば、複数のスナバコンデンサ)を配置しないとノイズ抑制効果が得られなかったり、例えばスナバコンデンサの容量を上げないとノイズ抑制効果が得られない傾向にあり、プリント基板PCBのサイズを拡大する必要が生じるとともに、コストアップにつながる可能性がある。
それに対して、実施の形態1では、パッケージ40がインバータ主回路10の複数のスイッチング素子12〜23、駆動回路HVIC、LVIC、及びスナバ回路2を機械的に一体的に収容する。これにより、パッケージ40上で複数の電源用の端子ピンが離れて配置されている場合でも、パッケージ40内において、インバータ主回路10の複数のスイッチング素子12〜23の近くに例えば最短でスナバ回路2を接続することが可能となるので、1つのスナバ回路を配置すれば十分であり、例えばスナバコンデンサの容量を上げる必要性も低減できる。これにより、プリント基板PCBのサイズ拡大を抑制できるとともに、コストアップも抑制できる。
また、実施の形態1では、各スイッチング素子12〜17及び各還流ダイオード18〜23の少なくとも一方をワイドバンドギャップ半導体で形成すれば、従来のSiを用いたものよりも高速にスイッチングが可能になるとともに、高速スイッチング化で従来よりノイズが増大する課題に対しても、本実施の形態のようにスナバ回路2をパッケージ40内に内蔵してスイッチング素子の直近に配置することで優れたノイズ吸収効果が期待できる。
なお、上記ではインバータ主回路に供給される電源(直流電圧)を例えば+140Vとして記したが、高圧電源に限らず+24Vなどの低圧電源であっても同様の効果が期待できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2にかかるパワーモジュール200について説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、複数のスイッチング素子12〜17をスイッチング動作させるための駆動信号をパッケージ40内で生成しているが、実施の形態2では、複数のスイッチング素子12〜17をスイッチング動作させるための駆動信号をパッケージ240の外部から受ける。
具体的には、パワーモジュール200は、図3及び図4に示すように、駆動回路HVIC、LVICを有さず、パッケージ40に代えてパッケージ240を有し、制御用端子C1〜C10に代えて制御用端子C11〜C16を有し、端子ピン9−C1〜9−C10に代えて端子ピン9−C11〜9−C16を有する。パッケージ240は、パッケージ40に比べて小さくなっている(図2、図4参照)。制御用端子C11〜C16の数は、制御用端子C1〜C10の数に比べて少なくなっている(図1、図3参照)。端子ピン9−C11〜9−C16の数は、端子ピン9−C1〜9−C10の数に比べて少なくなっている(図2、図4参照)。
また、パワーモジュール200には、ドライバIC230が接続される。すなわち、ドライバIC230は、パッケージ240の外部に配される。ドライバIC230は、端子ピン9−C11〜9−C16を介して制御用端子C11〜C16に接続される。
例えば、ドライバIC230は、外部(例えば、図5に示すマイコン304)から制御信号を受ける。ドライバIC230は、制御信号に従って、駆動信号(例えば、矩形波又は正弦波の信号)を生成して、端子ピン9−C11〜9−C16及び制御用端子C11〜C16経由で複数のスイッチング素子12〜17へ駆動信号を供給する。これにより、ドライバIC230は、各スイッチング素子12〜17を駆動する。
このように、実施の形態2では、実施の形態1の構成に対して駆動回路HVIC、LVICを省いたので、パッケージ240の大きさを実施の形態1に比べて小さくでき、制御用端子C11〜C16の数や端子ピン9−C1〜9−C10の数を実施の形態1に比べて減らすことができる。これにより、実施の形態1と同様の効果に加えて、パワーモジュール200をさらに小型化できるという効果が得られる。
また、パワーモジュール200に接続されるドライバIC230として汎用のドライバICを使用することが可能となるため、インバータ制御方法の選択肢を広げることができる。
なお、実施の形態1又は2にかかるパワーモジュールは、例えば、ファンを回転させるブラシレスDCモータを制御するためのモータ制御システムに適用されてもよい。
例えば、モータ制御システムSでは、図5に示すように、商用交流電源308をAC−DCコンバータ303に入力し、AC−DCコンバータ303で交流電圧から直流電圧への変換を行い、得られた直流電圧をパワーモジュール(IPM)100及びマイコン304に入力する。マイコン304からの制御信号に基づき、パワーモジュール100は、ブラシレスDCモータ306に交流電圧を印加し、ブラシレスDCモータ306を運転することでファン307を回転させる。マイコン304から制御される運転周波数を可変にすることで、ブラシレスDCモータ306の回転数すなわちファン307の回転数が調整できる。AC−DCコンバータ303、マイコン304、及びパワーモジュール100は、ブラシレスDCモータ306を制御するための制御回路305を構成する。
このようなモータ制御システムSにおいて、商用交流電源308を除く構成は、例えば、図6に示すような形態で実装される。すなわち、プリント基板PCBとモータブラケットMBとの間に、AC−DCコンバータ303、マイコン304、パワーモジュール100が配され、プリント基板PCBとモータフレームMFとの間に、ブラシレスDCモータ306が配される。そして、モータブラケットMB及びモータフレームMFで構成されるモータケースMCの外部にファン307が配されている。ブラシレスDCモータ306における回転子の回転運動は、シャフトSFを介してファン307に伝達される。
このとき、上記で説明したように、スナバ回路2を大型化することなくパワーモジュール100のノイズ抑制効果が要求されるレベルを満たすようにすることができるので、パワーモジュール100が搭載されるモータ制御システムSにおけるモータケースMCを小型化でき、スイッチングノイズを効果的に抑制できる。
なお、図5及び図6では、実施の形態1にかかるパワーモジュール100をモータ制御システムSに適用した場合について例示的に示しているが、実施の形態2にかかるパワーモジュール200をモータ制御システムSに適用したい場合は、マイコン304とパワーモジュール200との間にドライバIC230(図3参照)を追加すれば、同様に適用できる。
また、上記の全ての実施の形態において、AC−DCコンバータ303やパワーモジュール100、200を構成するスイッチング素子およびダイオード素子は、一般に、珪素(シリコン:Si)系半導体によって形成されるが、Si系半導体と比較して、大きなエネルギーバンド幅を持つワイドバンドギャップ(WBG)半導体によって形成されていることが好ましい。このワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)系材料、またはダイヤモンド等がある。
例えば、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子やダイオード素子は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、スイッチング素子やダイオード素子の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子やダイオード素子を用いることにより、これらの素子を組み込んだモータの小型化が可能となる。
また、耐熱性も高いため、ヒートシンクHS(図6参照)の小型化が可能であり、モータの一層の小型化が可能になる。
さらに、電力損失が低いため、スイッチング素子やダイオード素子の高効率化が可能であり、延いては、モータの高効率化が可能になる。
したがって、ワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子やダイオード素子を用いて、モータ内部の電源回路やインバータ回路を構成することにより、モータを搭載する機器のさらなる小型化、高効率化を図ることができる。
なお、スイッチング素子及びダイオード素子の両方がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることがより望ましいが、いずれか一方の素子がワイドバンドギャップ半導体よって形成されていてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかるパワーモジュールは、モータの制御に有用である。
2 スナバ回路
10 インバータ主回路
12〜17 スイッチング素子
18〜23 還流ダイオード
40 パッケージ
100 パワーモジュール
200 パワーモジュール
230 ドライバIC
240 パッケージ
303 AC−DCコンバータ
304 マイコン
305 制御回路
306 ブラシレスDCモータ
307 ファン
308 商用電源
HVIC 駆動回路
LVIC 駆動回路

Claims (6)

  1. ブリッジ接続された複数のスイッチング素子と、
    前記複数のスイッチング素子を駆動する駆動回路と、
    前記複数のスイッチング素子に対する一対の電源端子と、
    前記一対の電源端子間に接続されたスナバ回路と、
    前記複数のスイッチング素子、前記駆動回路、及び前記スナバ回路を機械的に一体的に収容するパッケージと、
    を備えたことを特徴とするパワーモジュール。
  2. ブリッジ接続された複数のスイッチング素子と、
    前記複数のスイッチング素子に対する一対の電源端子と、
    前記一対の電源端子間に接続されたスナバ回路と、
    前記複数のスイッチング素子、及び前記スナバ回路を機械的に一体的に収容するパッケージと、
    を備えたことを特徴とするパワーモジュール。
  3. 前記パワーモジュールは、ブラシレスDCモータの制御に用いられる
    ことを特徴とした請求項1又は2に記載のパワーモジュール。
  4. 前記複数のスイッチング素子のそれぞれは、ワイドバンドギャップ半導体によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のパワーモジュール。
  5. 前記複数のスイッチング素子に対応した複数のダイオード素子をさらに備え、
    前記複数のダイオード素子のそれぞれは、ワイドバンドギャップ半導体によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のパワーモジュール。
  6. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、及びダイヤモンドの少なくとも1つを主成分として含む
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のパワーモジュール。
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