JP2013171897A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検査工程においてプローブの接触を安定させることが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】エッチングストッパ層ESは、下部層間絶縁層ILUの一部上に設けられ、当該下部層間絶縁層ILUと異なる材料により形成されている。第1層間絶縁層IL1は、下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上に設けられている。第2層間絶縁層IL2は、第1層間絶縁層IL1上に設けられている。開口部OPは、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に設けられ、平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に設けられている。電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面およびエッチングストッパ層ESの上面に接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造工程では、半導体装置を出荷する前に、検査工程を行う。たとえば、検査工程において、電極パッドにプローブを接触させて検査を行う。次いで、当該電極パッドにボンディングワイヤを接続する。このような場合、プローブの接触傷によってボンディングワイヤの密着性が悪化するという課題があった。このような課題を解決するために、電極パッドについて様々な構造が提案されている。
特許文献1(特開2007−214363号公報)には、以下のような半導体装置が記載されている。電極パッドである第1配線の表面には、半導体装置の検査のためにプローブが当てられることによって、凹凸が生じている。当該第1配線上には、さらに金属層が形成されている。また金属層の表面は平坦化されている。金属層上には、ボンディングワイヤが接続されている。これにより、ボンディングワイヤの密着性を高くすることができるとされている。
特許文献2(特開2004−207556号公報)には、以下のような半導体装置が記載されている。下地の絶縁膜には、窪みが形成されている。電極パッドは、下地の絶縁膜の窪みに沿って、当該下地の絶縁膜上に形成されている。このため、電極パッドには、平坦部と、窪みが形成されている。検査工程において、窪みには、半導体装置の検査のためにプローブが当てられる。検査工程後のボンディング工程において、平坦部には、ボンディングワイヤが接続される。これにより、ボンディング工程においてボンディングワイヤが剥がれることを抑制することができるとされている。
特開2007−214363号公報 特開2004−207556号公報
特許文献1に記載の方法では、検査工程後に、第1配線上の金属層を形成する工程を行わなければならない。したがって、検査工程も含めた全体としての製造工程が長くなる可能性がある。
また、特許文献2に記載の方法では、窪み(開口部)の底面には、凹凸が形成されている場合がある。このような場合、電極パッドのうち開口部の底面にも凹凸が形成されている。発明者は、検査工程において電極パッドEPの開口部OPにプローブPRBを接触させたとき、上記凹凸によってプローブPRBの接触が安定しない可能性があることを見出した。その他の課題と新規な特徴は、本発明書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、エッチングストッパ層ESは、下部層間絶縁層ILUの一部上に設けられ、当該下部層間絶縁層ILUと異なる材料により形成されている。第1層間絶縁層IL1は、下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上に設けられている。第2層間絶縁層IL2は、第1層間絶縁層IL1上に設けられている。開口部OPは、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に設けられ、平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に設けられている。電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面およびエッチングストッパ層ESの上面に接している。
一実施の形態によれば、まず、半導体基板SUB上に、下部層間絶縁層ILUを形成する(下部層間絶縁層形成工程)。次いで、下部層間絶縁層ILUの一部状に、当該下部層間絶縁層ILUと異なる材料によりエッチングストッパ層ESを形成する(エッチングストッパ層形成工程)。次いで、下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上に、第1層間絶縁層IL1を形成する(第1層間絶縁層形成工程)。次いで、第1層間絶縁層IL1上に、第2層間絶縁層IL2を形成する(第2層間絶縁層形成工程)。次いで、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2のうち平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に、開口部OPを形成する(開口部形成工程)。次いで、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面SPおよびエッチングストッパ層ESの上面に接するように電極パッドEPを形成する(電極パッド形成工程)。
前記一実施の形態によれば、検査工程においてプローブの接触を安定させることが可能な半導体装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 図1のX部を拡大した断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第5の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第6の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第7の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。 第7の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第8の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1〜図6を用い、第1の実施形態に係る半導体装置SDについて説明する。この半導体装置SDは、以下の構成を備えている。エッチングストッパ層ESは、下部層間絶縁層ILUの一部上に設けられ、当該下部層間絶縁層ILUと異なる材料により形成されている。第1層間絶縁層IL1は、下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上に設けられている。第2層間絶縁層IL2は、第1層間絶縁層IL1上に設けられている。開口部OPは、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に設けられ、平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に設けられている。電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面およびエッチングストッパ層ESの上面に接している。以下、詳細を説明する。
まず、図2を用い、半導体基板SUBに設けられた半導体素子について説明する。図2は、後述する図1のX部を拡大した断面図である。図2は、半導体基板SUB付近の半導体素子の断面図を示している。
半導体基板SUBは、たとえばSi基板である。半導体基板SUBには、開口部(符号不図示)を有する素子分離領域DIRが設けられている。たとえば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により、SiOからなる素子分離領域DIRが形成されている。または、STI(Shallow Trench Isolation)法により、素子分離領域DIRが形成されていてもよい。
半導体基板SUBのうち平面視で互いに離間する位置に、ソース領域SRおよびドレイン領域DRが設けられている。ソース領域SRおよびドレイン領域DRの間には、それぞれに接するように、エクステンション領域ERが設けられている。
エクステンション領域ERに挟まれた領域上には、ゲート絶縁層GIが設けられている。ゲート絶縁層GI上には、ゲート電極GEが設けられている。ゲート絶縁層GIおよびゲート電極GEの両側の側壁には、側壁絶縁膜SWIが設けられている。
半導体基板SUB、素子分離領域DIR、側壁絶縁膜SWIおよびゲート電極GE上には、下部層間絶縁層ILUが設けられている。ここで、下部層間絶縁層ILUは、たとえば、比誘電率の低いLow−k膜により形成されている。下部層間絶縁層ILUの比誘電率は、たとえば、3.2以下である。これにより、半導体装置SDの配線間容量を下げることができる。具体的には、下部層間絶縁層ILUは、たとえば、SiO、SiN、SiON、SiOC、SiOCH、SiCOHまたはSiOFなどの膜である。さらに、下部層間絶縁層ILUは、たとえば、HSQ(Hydrogen Silsequioxane)膜、MSQ(Methyl Silsequioxane)膜、その他の有機ポリマーであってもよい。
下部層間絶縁層ILUには、下部ビアVAUが設けられている。下部ビアVAUの底面および側面には、バリアメタル層(不図示)が設けられていてもよい。下部ビアVAUは、たとえばゲート電極GEに接続している。また、下部ビアVAUは、平面視で異なる領域において、ソース領域SRまたはドレイン領域DRに接続している。下部ビアVAUは、たとえば、CuまたはWにより形成されている。また、バリアメタル層が設けられている場合、バリアメタル層は、たとえば、Ti、Ta、W、Ru、またはこれらの窒化物により形成されている。
下部層間絶縁層ILUは、たとえば複数層設けられている。下部ビアVAUの上面には、たとえば、下部配線ICUが接している。下部ビアVAUおよび下部配線ICUは、デュアルダマシン法により形成されていてもよい。
そのほか、下部層間絶縁層ILUは、拡散防止層(不図示)を介して積層されていてもよい。
次に、図1を用い、下部層間絶縁層ILU上の構造について説明する。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図1(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図1(b)は、図1(a)のA−A'線断面図である。
下部層間絶縁層ILU上には、第1配線IC1およびエッチングストッパ層ESが設けられている。エッチングストッパ層ESは、下部層間絶縁層ILUの一部上に設けられている。エッチングストッパ層ESは、後述するように、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に開口部OPを形成する工程(開口部形成工程)において、エッチングを停止させるための層のことである。エッチングストッパ層ESは、たとえば、平面視で一部領域に設けられている。
また、エッチングストッパ層ESは、下部層間絶縁層ILUと異なる材料により形成されている。さらに、エッチングストッパ層ESは、たとえば、後述する第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2と異なる材料により形成されている。
具体的には、エッチングストッパ層ESは、たとえば金属である。具体的には、エッチングストッパ層ESは、Alを含んでいる。これにより、開口部形成工程において、開口部OPが下部層間絶縁層ILUに達することを抑制することができる。また、エッチングストッパ層ESが金属であることにより、エッチングストッパ層ESは下部層間絶縁層ILUよりも固い。したがって、検査工程において、プローブPRBが下層側に突き抜けることがない。すなわち、検査工程において、プローブPRBを電極パッドEP上に安定させることができる。
第1配線IC1は、下部層間絶縁層ILU上のうち平面視でエッチングストッパ層ESと異なる位置に設けられている。エッチングストッパ層ESは、開口部形成工程において、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2をエッチングする条件で、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2よりもエッチングレートの低い材料により形成されている。すなわち、エッチングストッパ層ESは、少なくとも第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に対してエッチング選択性を有している。ここでは、エッチングストッパ層ESは、たとえば第1配線IC1と同じ材料により形成されている。これにより、後述するエッチングストッパ層形成工程において、エッチングストッパ層ESと同時に第1配線IC1を形成することができる。すなわち、製造プロセスを簡略化することができる。また、第1配線IC1は、図示されていない領域に設けられた下部ビアVAUを介して、下部配線ICUに接続している。言い換えれば、第1配線IC1は、平面視で下部ビアVAUに重なるように形成されている。
なお、エッチングストッパ層ESも、下部ビアVAUに接していてもよい。また、エッチングストッパ層ESは、平面視で第1配線IC1に接続していてもよい。また、エッチングストッパ層ESまたは第1配線IC1の上面および底面には、バリアメタル層(不図示)が設けられていてもよい(後述、第3の実施形態)。
下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上には、第1層間絶縁層IL1が設けられている。第1層間絶縁層IL1は、たとえば、SiOである。また、第1層間絶縁層IL1の厚さは、たとえば100nm以上10μm以下である。
第1層間絶縁層IL1上には、たとえば第2配線IC2が設けられている。第2配線IC2は、平面視で、後述する開口部OPと異なる位置に設けられている。また、第2配線IC2は、図示されていない領域に設けられたビア(VA1)を介して第1配線IC1に接続している。
第1層間絶縁層IL1上には、第2層間絶縁層IL2が設けられている。第2層間絶縁層IL2は、第2配線IC2上にも設けられている。第2層間絶縁層IL2は、たとえば第1層間絶縁層IL1と同じ材料により形成されている。具体的には、第2層間絶縁層IL2は、たとえば、SiOである。また、第2層間絶縁層IL2の厚さは、たとえば100nm以上10μm以下である。なお、第2層間絶縁層IL2だけが設けられていればよく、第2配線IC2は設けられていなくてもよい。
開口部OPは、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に設けられている。開口部OPは、平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に設けられている。言い換えれば、開口部OPは、平面視でエッチングストッパ層ESよりも外側には形成されていない。また、開口部OPは、下部層間絶縁層ILUまで貫通しておらず、エッチングストッパ層ESの上面まで形成されている。このように、開口部OPの深さは、第2層間絶縁層IL2の上面からエッチングストッパ層ESの上面までの深さで、面内均一に形成されている。
電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面SPおよびエッチングストッパ層ESの上面に接している。すなわち、電極パッドEPのうち開口部OPの底面は、エッチングストッパ層ESに追従するように面内均一に形成されている。これにより、検査工程において、電極パッドEPの開口部OPにプローブPRBを接触させたとき、プローブPRBの接触を安定させることができる。なお、ここでいう「電極パッドEPが面内均一である」とは、開口部OP内において、および半導体基板SUBの全体において均一であることの両方の意味を含んでいる。
電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面SPおよびエッチングストッパ層ESの上面に、連続的に一体として形成されている。言い換えれば、電極パッドEPは、開口部OPの側面SPを覆っており、側面SPにおいて断線していない。
後述する検査工程において、電極パッドEPのうち開口部OPにプローブPRBを接触させる。これにより、半導体装置SDの検査を行う。このとき、プローブPRBが位置ずれした場合、プローブPRBは開口部OPの側面SPに当接する。これにより、プローブPRBが電極パッドEPから外れることを抑制することができる。すなわち、プローブPRBの先端を平面視で開口部OP内にとどめることができる。また、後述するように、ボンディング領域である平坦部FPがプローブPRBによって損傷することを抑制することができる。なお、ここでいう「位置ずれ」とは、適切な位置から外れることをいう。
また、上述のように、電極パッドEPは、開口部OPの側面SPを覆っている。言い換えれば、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2のうち開口部OPの側面SPは、金属により保護されている。これにより、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に水分が侵入することを抑制することができる。また、プローブPRBの先端が側面SPに当接することによって、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2側の内部にクラックが生じることを抑制することができる。また、プローブPRBは、電極パッドEPの側面SPに電気的に接続することもできる。
とりわけ、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2の界面にクラックが生じやすい。したがって、少なくとも第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2の界面に接する側面SPが電極パッドEPによって覆われていることが好ましい。
開口部OPは、平面視でプローブPRBの直径よりも広い。また、開口部OPは、プローブPRBの直径に加えて、プローブPRBの位置合わせ精度、または検査工程におけるプローブPRBの熱膨張以上に形成されていることが好ましい。具体的には、開口部OPの平面積は、たとえば100μm以上である。
図1(a)のように、開口部OPは、たとえば平面視で矩形状である。電極パッドEPにおける平面視での開口部OPは、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2における平面視での開口部OPの形状に追従するように形成されている。
開口部OPは、たとえば平面視で長方形であってもよい。開口部OPのうちプローブPRBが当接する辺の長さは、たとえば他方の辺の長さ以上である。これにより、検査工程において、プローブPRBがスライドする距離を確保することができる。
図1(b)のように、開口部OPは、断面視で順テーパー形状である。言い換えれば、開口部OPの側面SPとエッチングストッパ層ESの上面との角度は、10度以上90度以下である。これにより、電極パッド形成工程において、電極パッドEPにより、安定的に開口部OPの側面SPを覆うことができる。
「電極パッドEPのうち第2層間絶縁層IL2の上面からエッチングストッパ層ESの上面までの深さ」は、少なくとも一層の第2層間絶縁層IL2の厚さ以上である。これにより、上述のように、プローブPRBの位置ずれを抑制することができる。なお、電極パッドEPの膜厚が均一である場合、当該深さは電極パッドEPのうち平坦部FPの上面から開口部OPの底面までの深さと等しい。
電極パッドEPのうち第2層間絶縁層IL2の上面からエッチングストッパ層ESの上面までの深さは、たとえば300nm以上である。すなわち、電極パッドEPの表面に生じた段差は、300nm以上である。このように当該深さが300nm以上であることにより、電極パッドEPにおいて深さ方向に可視光以上の光路差を形成することができる。したがって、検査工程において、容易に電極パッドEPの開口部OPを視認することができる。
電極パッドEPのうち第2層間絶縁層IL2の上面からエッチングストッパ層ESの上面までの深さは、たとえば1μm以上10μm以下であることが好ましい。ここで、プローブPRBのうち先端の直径は、たとえば10μmである。したがって、当該深さが1μm以上であることにより、検査工程において、安定的にプローブPRBを側面SPに当接することができる。一方で、プローブPRBが半導体装置SDの半導体基板SUBに近い位置で接触した場合、半導体基板SUB付近に形成された半導体素子にダメージを与える可能性がある。したがって、当該深さが10μm以下であることにより、プローブPRBによって半導体素子にダメージを与えることを抑制することができる。
電極パッドEPのうち開口部OP内には、検査工程においてプローブPRBによって形成された接触傷(不図示)が形成されていてもよい。当該接触傷は、半導体基板SUBを半導体チップに個片化した後に当該半導体チップ内の電極パッドEPに残存していてもよい。
電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2上に設けられた平坦部FPを有する。ここでいう「平坦部FP」とは、第2層間絶縁層IL2の上面に追従するように形成された平坦な面のことをいう。「平坦部FP」は、たとえば、第2層間絶縁層IL2に平行な面のことである。これにより、たとえば、電極パッドEPの平坦部FP上にボンディングワイヤBWを接続することができる。また、電極パッドEPの平坦部FPは、開口部OPまで連続的に一体として形成されている。
平坦部FPは、平面視でボンディングワイヤBWのボール部(符号不図示)よりも広い。また、平坦部FPは、平面視で開口部OPよりも広い。これにより、ボンディングワイヤBWを開口部OPに接しないように平坦部FPに接続することができる。
電極パッドEPの平坦部FPは、平面視でエッチングストッパ層ESと重なっている。これにより、ボンディング工程において、半導体基板SUB付近の半導体素子に、ダメージを与えることがない。
電極パッドEPは、たとえば平面視で矩形状に形成されている。電極パッドEPの外周部上、および第2層間絶縁層IL2上には、保護層CPLが形成されている。保護層CPLは、第2層間絶縁層IL2の上面を覆っている。保護層CPLのうち平面視で電極パッドEPと重なる範囲内には開口(符号不図示)が形成されている。当該開口によって電極パッドEPの平坦部FPおよび開口部OPは露出している。保護層CPLは、たとえばSiONである。
ここで、たとえば、半導体基板SUBは、個片化された半導体チップである。なお、この場合、電極パッドEPは、平面視でシールリング(SRG)よりも内側に設けられている。半導体チップは、配線基板(不図示)に搭載されている。配線基板は、たとえば、リードフレームまたはインターポーザである。半導体チップのうち電極パッドEPの平坦部FP上には、ボンディングワイヤBWが接続されている(後述、図8(b))。ボンディングワイヤBWは、たとえばAuまたはCuである。電極パッドEPは、当該ボンディングワイヤBWを介して、配線基板に接続している。
電極パッドEPのうち平坦部FPは、平面視で開口部OPよりも半導体チップの外周側に配置されている。これにより、ボンディングワイヤBWと配線基板との距離を短くすることができる。したがって、製造コストを削減することができる。
半導体装置SDは、半導体チップを覆うように封止樹脂(不図示)によって封止されていてもよい。
また、上記した半導体装置SDは、たとえば、自動車等の車載用部品を制御するための制御用IC、または常時点灯の照明器具を制御するための制御用ICである。
次に、図2〜図8を用い、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法は、以下の工程を備えている。まず、半導体基板SUB上に、下部層間絶縁層ILUを形成する(下部層間絶縁層形成工程)。次いで、下部層間絶縁層ILUの一部状に、当該下部層間絶縁層ILUと異なる材料によりエッチングストッパ層ESを形成する(エッチングストッパ層形成工程)。次いで、下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上に、第1層間絶縁層IL1を形成する(第1層間絶縁層形成工程)。次いで、第1層間絶縁層IL1上に、第2層間絶縁層IL2を形成する(第2層間絶縁層形成工程)。次いで、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2のうち平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に、開口部OPを形成する(開口部形成工程)。次いで、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面SPおよびエッチングストッパ層ESの上面に接するように電極パッドEPを形成する(電極パッド形成工程)。以下、詳細を説明する。
まず、図2で示したように、LOCOS法またはSTI法により、半導体基板SUBに、開口部(符号不図示)を有する素子分離領域DIRを形成する。次いで、当該開口部に、ゲート絶縁層GIおよびゲート電極GEを形成する。次いで、当該ゲート絶縁層GIおよびゲート電極GEをマスクとして、半導体基板SUBに不純物をイオン注入することにより、エクステンション領域ERを形成する。次いで、ゲート絶縁層GIおよびゲート電極GEの側壁に側壁絶縁膜SWIを形成する。次いで、これらをマスクとして、半導体基板SUBに不純物をイオン注入することにより、ソース領域SRおよびドレイン領域DRを形成する。
次いで、たとえばCVD(Chemica Vapor Deposition)により、半導体基板SUB、素子分離領域DIR、側壁絶縁膜SWIおよびゲート電極GE上に、下部層間絶縁層ILUを形成する。たとえば、後述する第1層間絶縁層IL1と同じ材料により、下部層間絶縁層ILUを形成する。下部層間絶縁層ILUを塗布法により形成してもよい。
次いで、RIE(Reactive Ion Etching)により、下部層間絶縁層ILUのうち平面視でソース領域SRおよびドレイン領域DRと重なる位置にも、ビアホール(不図示)を形成する。また、図示されていない領域において、下部層間絶縁層ILUのうち平面視でゲート電極GEと重なる位置に、ビアホール(不図示)を形成する。
次いで、当該ビアホールにバリアメタル層(不図示)を形成する。次いで、たとえば、CVDにより、ビアホール内に金属を埋め込む。次いで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、下部層間絶縁層ILUの上面を平坦化する。これにより、下部層間絶縁層ILUに下部ビアVAUを形成する。
図3〜図8は、半導体装置SDの製造方法を説明するための断面図である。図3(a)以降では、半導体基板SUBに形成された半導体素子の詳細(X部)を省略している。
図3(a)のように、たとえばCVDにより、下部層間絶縁層ILU上に、さらに下部層間絶縁層ILUを形成する。当該下部層間絶縁層ILUを、図2における下部層間絶縁層ILUと異なる材料により形成してもよい。次いで、RIEにより、下部層間絶縁層ILUに複数の配線溝ICTを形成する。配線溝ICTを平面視で下部ビアVAUと重なるように形成する。次いで、当該配線溝ICTに、たとえばバリアメタル層(不図示)を形成する。
次いで、図3(b)のように、たとえばCVD法により、配線溝ICTに金属を埋め込む。当該金属は、Wである。次いで、CMPにより、下部層間絶縁層ILUの上面を平坦化する。これにより、下部層間絶縁層ILUに複数の下部配線ICUを形成する。
次いで、図4(a)のように、さらに下部層間絶縁層ILUを形成して、当該下部層間絶縁層ILUにビア(不図示)を形成する。図示されていない領域において、下部層間絶縁層ILUのうち平面視で下部配線ICUと重なる位置に、ビアホール(不図示)を形成する(以上、下部層間絶縁層形成工程)。
次いで、図4(b)のように、下部層間絶縁層ILUの一部上に、当該下部層間絶縁層ILUと異なる材料によりエッチングストッパ層ESを形成する(エッチングストッパ層形成工程)。たとえば、以下のようにして、エッチングストッパ層ESを形成する。
エッチングストッパ層形成工程において、たとえばスパッタにより、下部層間絶縁層ILU上に金属膜(符号不図示)を形成する。次いで、当該金属膜上にフォトレジスト層(不図示)を形成する。たとえば、当該金属膜は、Alを含む。次いで、露光および現像により、当該フォトレジスト層をパターニングする。次いで、フォトレジスト層をマスクとして、当該金属膜を選択的に除去する。これにより、エッチングストッパ層ESと同時に、平面視でエッチングストッパ層ESと異なる位置に第1配線IC1を形成する。すなわち、エッチングストッパ層ESを第1配線IC1と同じ材料により形成する。このように、製造プロセスを簡略化することができる。
なお、エッチングストッパ層形成工程は、第1配線IC1を形成する工程と異なるタイミングで行ってもよい。
次いで、図5(a)のように、たとえばCVDにより、下部層間絶縁層ILUおよびエッチングストッパ層ES上に第1層間絶縁層IL1を形成する(第1層間絶縁層形成工程)。当該工程において、たとえば、第1層間絶縁層IL1として、SiO膜を形成する。また、第1層間絶縁層IL1を100nm以上10μm以下の膜厚で形成する。次いで、第1層間絶縁層IL1のうち平面視で第1配線IC1に重なる位置に、ビアホール(不図示)を形成する。
次いで、図5(b)のように、たとえばスパッタにより、第1層間絶縁層IL1上に金属膜(符号不図示)を形成する。このとき、金属膜は、たとえばAlを含んでいる。また、第1層間絶縁層IL1のうちビアホールに金属膜を埋め込む。次いで、当該金属膜を選択的に除去する。これにより、第1層間絶縁層IL1上に第2配線IC2を形成する。また、同時に平面視で第1配線IC1と重なる位置にビア(不図示)を形成する。
次いで、図6(a)のように、たとえばCVDにより、第1層間絶縁層IL1上に第2層間絶縁層IL2を形成する(第2層間絶縁層形成工程)。当該工程において、たとえば、第2層間絶縁層IL2を第1層間絶縁層IL1と同一の材料により形成する。また、第2層間絶縁層IL2を100nm以上10μm以下の膜厚で形成する。このとき、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2の総厚が1μm以上10μm以下となるように形成する。
次いで、図6(b)のように、たとえばRIEにより、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2のうち平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に開口部OPを形成する(開口部形成工程)。開口部OPをエッチングストッパ層ESの上面まで形成する。このとき、電極パッドEPのうち第2層間絶縁層IL2の上面からエッチングストッパ層ESの上面までの深さは、少なくとも一層の第2層間絶縁層IL2の厚さ以上に形成される。
次いで、開口部形成工程の後に、平面視で第2層間絶縁層IL2のうち第2配線IC2と重なる位置に、ビアホール(不図示)を形成する。当該ビアホールを形成した後に、開口部形成工程を行ってもよい。このように、開口部形成工程とビアホール形成工程を別個独立の工程とすることにより、第1配線IC1の上面が酸化されることを抑制することができる。
一方で、開口部形成工程において、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に開口部OPを形成するとともに、第2層間絶縁層IL2のうち平面視で第1配線IC1と重なる位置にビアホールを形成してもよい。すなわち、開口部形成工程とビアホール形成工程を同時に行ってもよい。これにより、工程を簡略化することができる。
次いで、図7(a)のように、たとえばスパッタにより、第2層間絶縁層IL2上に金属膜(符号不図示)を形成する。当該金属膜は、たとえばAlを含んでいる。このとき、当該金属膜により、第2配線IC2と接続するビアホール、および開口部OPを埋め込む。次いで、当該金属膜を選択的に除去する。これにより、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面SPおよびエッチングストッパ層ESの上面に接するように、電極パッドEPを形成する(電極パッド形成工程)。このとき、第2層間絶縁層IL2上に電極パッドEPの平坦部FPを形成する。また、同時に、第2配線IC2に接続するビア(不図示)も形成する。平面視でビアホールと重なる位置に電極パッドEPの平坦部FPを形成してもよい。
次いで、図7(b)のように、たとえばCVDにより、第2層間絶縁層IL2および電極パッドEP上に、保護層CPLを形成する。保護層CPLとして、たとえばSiN膜を形成する。次いで、たとえばRIEにより、平面視で電極パッドEPと重なる位置に開口を形成する。これにより、電極パッドEPの平坦部FPおよび開口部OPを露出させる。なお、この状態のように、個片化されていない半導体基板SUBであっても、取引形態とすることができる。
次いで、図8(a)のように、電極パッド形成工程の後に、開口部OP内の電極パッドEPにプローブPRBを接触させて検査を行う(検査工程)。ここでいう「検査」とは、電極パッドEPに通電して、半導体基板SUB付近に形成された半導体素子の性能を評価するための測定のことをいう。
検査工程において、まず、プローブPRBをたとえばコンピュータ制御により接触位置上まで移動させる。次いで、プローブPRBの平面視での位置および深さ方向の位置を、目視により確認しながら、プローブPRBを電極パッドEPに接触させる。このとき、電極パッドEPの位置とともに、開口部OPの位置も目視で確認できることが好ましい。ここで、上述のように開口部形成工程において、少なくとも一層の第2層間絶縁層IL2の厚さ以上の深さを有する開口部OPが形成されている。これにより、検査工程において、容易に開口部OPを視認することができる。
次いで、電極パッドEPのうち開口部OPにプローブPRBを接触させる。次いで、電極パッドEPに通電して半導体装置SDを検査する。このとき、プローブPRBが位置ずれをした場合、プローブPRBは開口部OPの側面SPに当接する。これにより、電極パッドEPから外れることを抑制することができる。
ここで、第1の実施形態の半導体装置SDは、上述のように、自動車等の車載用部品を制御するための半導体装置、または常時点灯の照明器具を制御するための半導体装置として用いられる。このような半導体装置は、特に高温となることが想定される。したがって、半導体装置SDを出荷するまえに、高温耐性を評価する検査を行う。たとえば、検査工程において、プローブPRBが電極パッドEPに接している状態で100℃以上に加熱する。
検査工程において100℃以上に加熱した場合、常温であったプローブPRBは、加熱されて膨張する。このように検査工程においてプローブPRBが加熱される場合、プローブPRBは位置ずれしやすい傾向にある。さらに、プローブPRBは断面方向にも変化する可能性がある。したがって、第1の実施形態のように、電極パッドEPにおいて一層の第2層間絶縁層IL2の厚さ以上の深さを有する開口部OPを形成することにより、高温の検査工程において、プローブPRBの位置ずれを顕著に抑制することができる。なお、検査工程が低温であっても、第1の実施形態の効果を得ることができる。
次いで、半導体基板SUBをダイシングして、個々の半導体チップ領域に分割する。次いで、半導体チップを配線基板(不図示)に搭載する。
次いで、図8(b)のように、たとえば、電極パッドEPの平坦部FPにボンディングワイヤBWを接続する。これにより、電極パッドEPをボンディングワイヤBWを介して配線基板に接続する。
次いで、半導体装置SDを封止樹脂(不図示)により封止する。以上のようにして、半導体装置SDを製造する。
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
ここで、比較例として、特許文献2(特開2004−207556号公報)のように、開口部OPの深さが第2層間絶縁層IL2の厚さ未満である場合について考える。比較例では、たとえば、第2層間絶縁層IL2内に開口部OPが形成されている。
比較例では、たとえばドライエッチングにより、第2層間絶縁層IL2の内部に開口部OPを形成する。すなわち、開口部OPの底面は、エッチングに曝された第2層間絶縁層IL2の表面となる。このため、開口部OPの底面には、凹凸が形成されている場合がある。このような場合、電極パッドEPのうち開口部OPの底面も凹凸が形成されている。したがって、検査工程において、電極パッドEPの開口部OPにプローブPRBを接触させたとき、プローブPRBの接触は、上記凹凸によって安定しない可能性が高くなる。すなわち、プローブPRBから送受信する信号が安定しない可能性がある。
さらに、比較例では、電極パッドEPのうち開口部OPの深さを、面内均一に形成することが困難である。少なくとも隣り合う開口部OPごとに深さが異なる場合がある。このような場合、検査工程において、プローブPRBの位置を視認することが難しい。したがって、プローブPRBを適切な開口部OPの位置に接触させることができない可能性がある。
また、比較例では、第2層間絶縁層IL2の内部に形成される開口部OPの深さは、少なくとも第2層間絶縁層IL2の厚さ以上に深くできない。したがって、検査工程においてプローブPRBが位置ずれした場合、プローブPRBは、開口部OPの側面SPを乗り越えて、電極パッドEPから外れてしまう可能性がある。また、たとえば、プローブPRBによって、電極パッドEPの平坦部FPのようなボンディング領域を損傷させてしまう可能性がある。とりわけ、上述した高温測定では、このような現象が起こりやすい。
これに対して、第1の実施形態によれば、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2のうち平面視でエッチングストッパ層ESと重なる範囲内に、開口部OPが設けられている。電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面、開口部OPの側面およびエッチングストッパ層ESの上面に接している。これにより、電極パッドEPのうち開口部OPの底面は、エッチングストッパ層ESの上面に追従するように面内均一に形成されている。したがって、検査工程において、電極パッドEPの開口部OPにプローブPRBを接触させたとき、プローブPRBの接触を安定させることができる。すなわち、プローブPRBから安定的に送受信することができる。
さらに、第1の実施形態では、電極パッドEPのうち開口部OPの深さが面内均一である。少なくとも隣り合う開口部OPごとに、開口部OPの深さが等しい。これにより、検査工程において、容易にプローブPRBの位置を視認することができる。したがって、プローブPRBを適切な開口部OPの位置に接触させることができる。
また、第1の実施形態では、検査工程において、プローブPRBが位置ずれした場合、プローブPRBは開口部OPの側面SPに当接する。これにより、プローブPRBが電極パッドEPから外れることを抑制することができる。高温測定であっても、プローブPRBを開口部OP内にとどめることができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、検査工程においてプローブPRBの接触を安定させることが可能な半導体装置SDを提供することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図9(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図9(b)は、図9(a)のA−A'線断面図である。第2の実施形態は、電極パッドEPのうち第2層間絶縁層IL2の上面に接する部分にはボンディングワイヤBWが接続されていない点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図9のように、電極パッドEPは、検査工程においてプローブPRBを接触させるためだけの電極である。第2層間絶縁層IL2の上面に接する部分には、ボンディングワイヤBWが接続されていない。第2層間絶縁層IL2の上面に接する部分は、平面視で開口部OPよりも狭い領域に形成された平坦部FPと解釈してもよい。第2層間絶縁層IL2の上面に接する部分は、平面視でボンディングワイヤBWのボール部(符号不図示)よりも狭い。
なお、電極パッドEPのうち平面視で当該開口部OPを有する領域と離間した領域に、第2層間絶縁層IL2の上面に接する平坦部FPが設けられていてもよい。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。第2の実施形態のように、電極パッドEPは、検査工程においてプローブPRBを接触させるためだけの電極であってもよい。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図10(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図10(b)は、図1(a)のA−A'線断面図である。第3の実施形態は、バリアメタル層(BM1、BM2)が設けられている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図10のように、第3の実施形態におけるエッチングストッパ層ESは、金属であり、第1配線IC1と同じ材料により形成されている。エッチングストッパ層ESおよび第1配線IC1は、上述のように、たとえば、Alを含んでいる。エッチングストッパ層ESの上面および底面には、バリアメタル層BM1が設けられている。同様に、第1配線IC1の上面および底面にも、バリアメタル層BM1が設けられている。バリアメタル層BM1は、たとえば、Ti、Ta、W、Ru、またはこれらの窒化物である。これにより、エッチングストッパ層ESおよび第1配線IC1の酸化を防ぐことができる。
また、電極パッドEPの上面および底面には、バリアメタル層BM2が設けられている。電極パッドEPは、バリアメタル層BM2を介して、エッチングストッパ層ESに接している。エッチングストッパ層ESが電極パッドEPに接続する第1配線IC1の機能を兼ねている場合は、電極パッドEPがエッチングストッパ層ESに接する部分には、エッチングストッパ層ES側のバリアメタル層BM1は無くてもよい。
少なくとも電極パッドEPの上面に形成されたバリアメタル層BM2は、反射防止層であってもよい。当該反射防止層となるバリアメタル層BM2は、たとえば、Ti、またはTaの窒化物である。これにより、検査工程において、電極パッドEPの視認性を向上させることができる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図11(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図11(b)は、図11(a)のA−A'線断面図である。第4の実施形態は、開口部OPの平面視での形状が異なる点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図11(a)のように、第4の実施形態における開口部OPのうち、角部は、平面視で傾斜部OP2を有している。言い換えれば、開口部OPの角部は、平面視でC面取りされている形状である。当該傾斜部OP2と開口部OPの一辺との角度は、平面視で90度より大きい。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第4の実施形態によれば、開口部OPにおいて配線パターンなどと角度が異なる傾斜部OP2が形成されている。これにより、検査工程において、容易に開口部OPを確認することができる。
また、傾斜部OP2と開口部OPの一辺との角度は、平面視で90度より大きい。これにより、検査工程において、プローブPRBが位置ずれして開口部OPの側面SPに当接するとき、開口部OPの角部にかかる応力を分散させることができる。すなわち、開口部OPの角部においてクラックが生じることを顕著に抑制することができる。
(第5の実施形態)
図12は、第5の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図12(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図12(b)は、図12(a)のA−A'線断面図である。第5の実施形態は、エッチングストッパ層ESが第1配線IC1と異なる材料により形成されている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図12(b)のように、電極パッドEPは、エッチングストッパ層ESの上面に接している。ここで、上述のようにエッチングストッパ層ESは、同じ層に設けられた第1配線IC1と異なる材料により形成されている。また、下部層間絶縁層ILU、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2と異なる材料により形成されている。
具体的には、エッチングストッパ層ESは、SiN、SiON、TiN、TaNまたはWNである。これらの材料は、少なくとも第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に対してエッチング選択性を有している。これにより、開口部形成工程において、開口部OPが下部層間絶縁層ILUに達することを抑制することができる。
第5の実施形態に係る半導体装置SDの製造方法は、エッチングストッパ層形成工程を第1配線形成工程と異なるタイミングで行う点を除いて、第1の実施形態と同様である。
ここで、下部層間絶縁層ILUまでが形成されている。次いで、下部層間絶縁層ILU上に、エッチングストッパ層ESとなる膜を形成する。ここでは、たとえばCVDまたは高密度プラズマ(HDP)CVDにより、SiN、SiON、TiN、TaNまたはWNからなる膜を形成する。
次いで、たとえば、RIEにより、エッチングストッパ層ESのみをエッチングする条件で、エッチングストッパ層ESを選択的に除去する。これにより、下部層間絶縁層ILUの一部上にエッチングストッパ層ESを形成する(エッチングストッパ層形成工程)。
次いで、下部層間絶縁層形成工程の後で且つ前記第1層間絶縁層形成工程の前に、下部層間絶縁層ILU上に、第1配線IC1となる金属膜を形成する。次いで、たとえばウエットエッチングにより、当該金属膜を選択的に除去する。これにより、下部層間絶縁層ILU上のうち平面視でエッチングストッパ層と異なる位置に第1配線を形成する(第1配線形成工程)。なお、第1配線形成工程およびエッチングストッパ層形成工程は、どちらを先に行っても良い。
このように、エッチングストッパ層形成工程を、前記第1配線形成工程と異なるタイミングで行う。以降の工程は、第1の実施形態と同様である。
第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第5の実施形態によれば、エッチングストッパ層ESは、金属に限らず、様々な材料を用いることができる。
(第6の実施形態)
図13は、第6の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図13(a)は、図13(b)のC−C'線断面図である。図13(b)は、図13(a)のA−A'線断面図である。第6の実施形態は、エッチングストッパ層ESは平面視でアイランド状に形成されている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図13(a)のように、エッチングストッパ層ESは、たとえば、第1配線IC1と同じ材料により形成されている。一方で、エッチングストッパ層ESは、少なくとも同一の層に形成された第1配線IC1に接続していない。言い換えれば、エッチングストッパ層ESは、平面視でアイランド状に形成されている。
図13(b)のように、電極パッドEPは、第2層間絶縁層IL2の上面に設けられた平坦部FPを有している。第2層間絶縁層IL2には、ビアVA2が設けられている。ビアVA2は、電極パッドEPのうち平坦部FPに接する部分に接続している。電極パッドEPは、ビアVA2、第2配線IC2、ビアVA1、第1配線IC1、下部ビアVAUおよび下部配線ICUを介して、半導体基板SUB付近に設けられた半導体素子等に接続している。このように、電極パッドEPは、平面視でエッチングストッパ層ESから離間した領域で、半導体基板SUB付近に設けられた半導体素子等に接続している。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。ここで、回路パターンによっては、電極パッドEPは、第2配線IC2に接続する場合が考えられる。このような場合において、エッチングストッパ層ESがビアVA2を介して直接第2配線IC2に接続していることにより、レイアウト面積を小さくすることができる。
(第7の実施形態)
図14および図15は、第7の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図14(a)は、分割されていない状態の半導体基板SUBの上面から見た平面図である。図14(b)は、図14(a)の一部を拡大した平面図である。また、図15(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図15(b)は、図15(a)のA−A'線断面図である。第7の実施形態は、開口部OPと重なる領域で分割されている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図14は、分割する前の半導体基板SUBを示している。図14(a)のように、半導体基板SUBは、個々に分割される半導体チップ領域CAと、分割するためのスクライブ領域SAと、を有している。なお、この半導体基板SUBが分割されていない状態の半導体装置SDも取引形態となりうる。
また、平面視で半導体チップ領域CAの外周部には、シールリングSRGが設けられている。平面視でシールリングSRGの内側には、半導体素子等により内部回路が形成されている。
シールリングSRGは、下部層間絶縁層ILU、第1層間絶縁層IL1および第2層間絶縁層IL2に設けられている。シールリングSRGは、金属からなる。このように平面視で半導体チップ領域CAの外周部にシールリングSRGが設けられていることにより、半導体チップ領域CAの外部から侵入する水分などが下部層間絶縁層ILU等を介して内部回路側に侵入することを抑制することができる。
図14(b)のように、開口部OPは、平面視でシールリングSRGの外側に設けられている。さらに、開口部OPは、平面視で半導体チップ領域CAの間のスクライブ領域SAと重なる領域に設けられている。なお、図14(b)において、B−B'線は、スクライブ線である。たとえば、開口部OPを有する電極パッドEPは、複数設けられ、互いに離間した位置にスクライブ線と平行に配置されている。
図15(a)および図15(b)において、半導体装置SDは、開口部OPと重なる領域で分割されている。たとえば、図中、右側の半導体チップ領域は、左側の半導体チップ領域には含まれない。また、分割された断面は、開口部OPの側面SPと平行に形成されている。
図15(b)のように、シールリングSRGには、平面視で重なる位置に、最上層の配線(符号不図示)、ビアVA2、第2配線IC2、ビアVA1、第1配線IC1、下部ビアVAU、下部配線ICU、ポリシリコン(GEと表記)、拡散領域DFRが設けられている。これにより、分割された断面から侵入する水分などが下部層間絶縁層ILU等を介して内部回路側に侵入することを抑制することができる。また、シールリングSRGは、半導体基板SUBと同電位とすることができる。
また、スクライブ線上に設けられた電極パッドEPは、たとえば図示されていない領域に設けられた下部ビアVAU等を介して、半導体基板SUBに設けられたTEG(Test Element Group)に接続している。TEGは、たとえば、平面視でスクライブ領域CAに設けられている。TEGは、半導体チップ領域CAと同時に形成され、半導体チップ領域CA内の半導体素子と同等の特性を有する。
第7の実施形態に係る半導体装置SDの製造方法は、検査工程の後に、開口部OPと重なる領域で半導体チップ領域CAに分割する点を除いて、第1の実施形態と同様である。
第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
ここで、比較例として、スクライブ線上に設けられた電極パッドEPが開口部OPを含まず、平坦部FPのみである場合を考える。この場合、たとえば、プローブPRBの位置ずれを考慮して、当該電極パッドEPの面積を広くする。すなわち、スクライブ領域SA内に金属が占める比率(いわゆる「データ率」)が大きくなる。このようにデータ率が大きい場合、スクライブに用いるダイサーが損傷しやすくなる可能性がある。また、分割した断面において金属が多くなることによって、クラックが入りやすくなる傾向にある。
これに対して、第7の実施形態によれば、電極パッドEPのうち開口部OPと重なる領域で分割されている。ここで、第1の実施形態で述べたように、プローブPRBが位置ずれした場合であっても、平面視で開口部OP内にとどめることができる。したがって、比較例のように平坦部FPのみからなる電極パッドEPに比べて、電極パッドEPの平面視での大きさを小さくすることができる。すなわち、データ率を小さくすることができる。よって、ダイサーの損傷を小さくすることができる。また、分割した断面からクラックが侵入することを抑制することができる。
さらに、第7の実施形態によれば、スクライブ工程において、開口部OPをダイサーのガイドとすることができる。これにより、安定的に半導体基板SUBを分割することができる。
(第8の実施形態)
図16は、第8の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。図16(a)は、半導体装置SDの上面から見た平面図である。図16(b)は、図16(a)のA−A'線断面図である。第8の実施形態は、開口部OPが複数の第2層間絶縁層IL2を介して形成されている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図16のように、第1層間絶縁層IL1上には、複数の第2層間絶縁層IL2が形成されている。ここでは、たとえば、二層の第2層間絶縁層IL2が設けられている。各々の第2層間絶縁層IL2には、第2配線IC2が設けられている。
開口部OPは、複数の第2層間絶縁層IL2を介して形成されている。開口部OPは、複数の第2層間絶縁層IL2および第1層間絶縁層IL1を貫通して、エッチングストッパ層ESの上面まで形成されている。ここでは、開口部OPは、二層の第2層間絶縁層IL2を介して形成されているが、二層以上の第2層間絶縁層IL2を介して形成されていてもよい。
第8の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。ここで、開口部OPは深いほど、検査工程において視認しやすい。したがって、第8の実施形態のように多層に開口部OPが形成されていることにより、検査工程において、容易に視認することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
SD 半導体装置
SUB 半導体基板
DIR 素子分離領域
SR ソース領域
DR ドレイン領域
ER エクステンション領域
DFR 拡散領域
GI ゲート絶縁層
GE ゲート電極
SWI 側壁絶縁膜
ILU 下部層間絶縁層
VAU 下部ビア
ICU 下部配線
ES エッチングストッパ層
IL1 第1層間絶縁層
IC1 第1配線
VA1 ビア
IL2 第2層間絶縁層
IC2 第2配線
VA2 ビア
EP 電極パッド
OP 開口部
OP2 傾斜部
FP 平坦部
SP 側面
CPL 保護層
ICT 配線溝
PRB プローブ
BW ボンディングワイヤ
BM1 バリアメタル層
BM2 バリアメタル層
BM3 バリアメタル層
SRG シールリング
SA スクライブ領域
CA 半導体チップ領域

Claims (20)

  1. 下部層間絶縁層と、
    前記下部層間絶縁層の一部上に設けられ、当該下部層間絶縁層と異なる材料により形成されたエッチングストッパ層と、
    前記下部層間絶縁層および前記エッチングストッパ層上に設けられた第1層間絶縁層と、
    前記第1層間絶縁層上に設けられた第2層間絶縁層と、
    前記第1層間絶縁層および前記第2層間絶縁層に設けられ、平面視で前記エッチングストッパ層と重なる範囲内に設けられた開口部と、
    前記第2層間絶縁層の上面、前記開口部の側面および前記エッチングストッパ層の上面に接する電極パッドと、
    を備える半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電極パッドは、前記第2層間絶縁層上に設けられた平坦部を有する半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記平坦部上にはボンディングワイヤが接続されている半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記エッチングストッパ層は、金属である半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記下部層間絶縁層上のうち平面視で前記エッチングストッパ層と異なる位置に設けられた第1配線をさらに備え、
    前記エッチングストッパ層は、前記第1配線と同じ材料により形成されている半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記エッチングストッパ層は、SiN、SiON、TiN、TaNまたはWNである半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1層間絶縁層上に設けられ、平面視で前記開口部と異なる位置に設けられた第2配線をさらに備える半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記開口部のうち前記第2層間絶縁層の上面から前記エッチングストッパ層の上面までの深さは、300nm以上である半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記開口部のうち前記第2層間絶縁層の上面から前記エッチングストッパ層の上面までの深さは、1μm以上10μm以下である半導体装置。
  10. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電極パッドは、前記第2層間絶縁層の上面に設けられた平坦部を有し、
    前記第2層間絶縁層に設けられ、前記電極パッドのうち前記平坦部に接する部分に接続するビアをさらに備える半導体装置。
  11. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記開口部のうち角部は平面視で傾斜部を有し、
    当該傾斜部と前記開口部の一辺との角度は、平面視で90度より大きい半導体装置。
  12. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記開口部と重なる領域で分割されている半導体装置。
  13. 請求項1に記載の半導体装置において、
    平面視で半導体チップ領域の外周部に設けられ、前記下部層間絶縁層、前記第1層間絶縁層および前記第2層間絶縁層に設けられており、金属からなるシールリングをさらに備え、
    前記電極パッドのうち前記開口部は、平面視で前記シールリングの外側に設けられている半導体装置。
  14. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記下部層間絶縁層上に設けられた第1配線をさらに備え、
    前記エッチングストッパ層は、前記第1配線に接していない半導体装置。
  15. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記開口部は、複数の前記第2層間絶縁層を介して形成されている半導体装置。
  16. 半導体基板上に下部層間絶縁層を形成する下部層間絶縁層形成工程と、
    前記下部層間絶縁層の一部上に、当該下部層間絶縁層と異なる材料によりエッチングストッパ層を形成するエッチングストッパ層形成工程と、
    前記下部層間絶縁層および前記エッチングストッパ層上に第1層間絶縁層を形成する第1層間絶縁層形成工程と、
    前記第1層間絶縁層上に第2層間絶縁層を形成する第2層間絶縁層形成工程と、
    前記第1層間絶縁層および前記第2層間絶縁層のうち平面視で前記エッチングストッパ層と重なる範囲内に開口部を形成する開口部形成工程と、
    前記第2層間絶縁層の上面、前記開口部の側面および前記エッチングストッパ層の上面に接するように電極パッドを形成する電極パッド形成工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
  17. 請求項16に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記エッチングストッパ層形成工程において、
    前記下部層間絶縁層上に金属膜を形成して当該金属膜を選択的に除去することにより、前記エッチングストッパ層と同時に、平面視で前記エッチングストッパ層と異なる位置に第1配線を形成する半導体装置の製造方法。
  18. 請求項16に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記下部層間絶縁層形成工程の後で且つ前記第1層間絶縁層形成工程の前に、前記下部層間絶縁層上のうち平面視で前記エッチングストッパ層と異なる位置に第1配線を形成する第1配線形成工程をさらに備え、
    前記エッチングストッパ層形成工程を、前記第1配線形成工程と異なるタイミングで行う半導体装置の製造方法。
  19. 請求項16に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記電極パッド形成工程の後に、前記開口部内の前記電極パッドにプローブを接触させて検査を行う検査工程をさらに備える半導体装置の製造方法。
  20. 請求項19に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記検査工程において、前記プローブが前記電極パッドに接している状態で100℃以上に加熱する半導体装置の製造方法。
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