JP2011023516A - 半導体装置 - Google Patents

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Masayuki Hiroi
政幸 廣井
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Abstract


【課題】内部回路の状態を正確に判定することができる、半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置1は、基板11上に複数の絶縁層121A〜121Jからなる絶縁層群12が積層されるとともに、回路形成領域Aが形成されている。この半導体装置1は、複数の絶縁層121A〜121H中に形成され、前記回路形成領域Aを囲むように設けられた第一のシールリング13と、この第一のシールリング13の外側に設けられたビアチェーン14と、ビアチェーン14の外側に設けられるとともに、前記複数の絶縁層121A〜121J中に形成され、前記回路形成領域Aを囲むように設けられた第二のシールリング15とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体装置の製造工程において、層間絶縁膜の剥離が発生する場合がある。たとえば、回路を形成したウェハをダイシングする際、層間絶縁膜の剥離が発生する場合がある。
そこで、層間絶縁膜の剥離を検出するために、層間絶縁膜中に配線構造(ビアチェーン)を設けることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この配線構造は、少なくとも一対の層間絶縁膜の界面を貫通するように配置され、配線構造の端部間の導通をとることで、界面間の剥離を検出するとしている。
一方、従来、半導体装置には、回路を保護するために、シールリングが設けられている。このシールリングは、回路形成領域を壁状に囲い、半導体装置のダイシング面から水分等が侵入することを防止するものである。
特開2007−305739号公報 特開2007−005662号公報 特開2004−297022号公報 特開2006−210648号公報 特開2006−41244号公報
ここで、本発明者が検討した結果、従来の半導体装置においては、以下のような課題があることがわかった。
図11の平面図に示すように、ビアチェーン90の内側にシールリング91が配置されている場合、ビアチェーン90がチップ外周からの層間剥離による損傷を受けているにもかかわらず、内部回路が損傷を受けていないという状態が生じる。これは、シールリング91により、内部回路が保護されるためである。ビアチェーン90の導通により、内部回路が影響を受けているかどうかを判定する際に、実際には内部回路が損傷していないにもかかわらず、内部回路が損傷を受けたと判断されてしまう可能性がある。なお、図11において、Aは回路形成領域である。
一方、ビアチェーンの外側にシールリングを配置することも考えられる。
しかしながら、この場合には、シールリングがこわれる一方で、ビアチェーンが損傷をうけない可能性がある。シールリングが損傷すると、損傷部分から水分等が侵入してしまう。水分等は、ビアチェーンの隙間(層間絶縁膜のうち、ビアチェーンが形成されていない部分)を通り、内部回路が水分等による影響をうけ、損傷してしまうおそれがある。
この場合には、実際には内部回路が損傷しているにもかかわらず、内部回路が損傷を受けていないと判定されてしまう可能性がある。
本発明によれば、基板上に複数の絶縁層が積層されるとともに、回路形成領域が形成された半導体装置であって、前記回路形成領域の外側に配置され、前記複数の絶縁層にまたがって延在する有端状のものであり、前記絶縁層中に形成された第一の導電層と、前記第一の導電層とは異なる絶縁層中に形成された第二の導電層と、前記第一の導電層と同一の前記絶縁層中に、前記第一の導電層に対して離間配置された第三の導電層と、前記第一の導電層および前記第三の導電層が形成された前記絶縁層とは異なる絶縁層に形成され、前記第一の導電層の一部および前記第二の導電層の一部を接続するビアと、前記ビアと同一の絶縁層中に形成され、前記ビアに対して離間配置されるとともに、前記第三の導電層の一部および前記第二の導電層の他の一部を接続する他のビアとを有するビアチェーンと、前記複数の絶縁層中に形成され、前記ビアチェーンの内側に設けられるとともに、前記回路形成領域を囲むように設けられた第一のシールリングと、前記ビアチェーンの外側に設けられるとともに、前記複数の絶縁層中に形成され、前記回路形成領域を囲むように設けられた第二のシールリングとを備える半導体装置が提供される。
この発明によれば、ビアチェーンの内側に第一のシールリングが設けられ、かつ、ビアチェーンの外側に第二のシールリングが設けられている。チップ外周から絶縁層間に剥離が生じた場合、第二のシールリングが損傷をうけ、ビアチェーンが損傷を受けてないという状態が考えられる。この場合、第二のシールリングの損傷部分から水分等が侵入しても、第一のシールリングにより内部回路を保護することができる。
これにより、ビアチェーンの導通をとり、内部回路が損傷をうけていないと判定された場合に、実際には、内部回路が水分等の影響をうけているといった状態が発生することを防止できる。
また、ビアチェーンの外側に第二のシールリングが設けられているので、チップ外周から絶縁層間に剥離が生じた場合、第二のシールリングにより、剥離が食い止められ、ビアチェーンおよび内部回路が損傷をうけてしまうことを抑制できる。これにより、内部回路が損傷をうけていないにもかかわらず、ビアチェーンが損傷をうけてしまい、半導体装置が不良品であると判定されてしまうことを抑制できる。
以上より、本発明によれば、内部回路の状態を正確に判定することができる、半導体装置を提供することができる。
本発明によれば、内部回路の状態を正確に判定することができる、半導体装置が提供される。
本発明の第一実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 図1のII-II方向の断面図である。 図1のIII-III方向の断面図である。 図1のIV-IV方向の断面図である。 図1のV-V方向の断面図である。 本発明の第二実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 図6のVII-VII方向の断面図である。 本発明の第三実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 第三実施形態の変形例を示す平面図である。 本発明の変形例を示す断面図である。 従来の半導体装置の平面図である。 半導体装置の断面図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5には本実施形態の半導体装置1が示されている。
はじめに、半導体装置1の概要について説明する。
本実施形態の半導体装置1は、基板11上に複数の絶縁層121A〜121Kからなる絶縁層群12が積層されるとともに、回路形成領域Aが形成された半導体装置1である。
この半導体装置1は、複数の絶縁層121B〜121J中に形成され、回路形成領域Aを囲むように設けられた第一のシールリング13と、この第一のシールリング13の外側に設けられたビアチェーン14と、ビアチェーン14の外側に設けられるとともに、前記複数の絶縁層121B〜121K中に形成され、前記回路形成領域Aを囲むように設けられた第二のシールリング15とを備える。
ここで、ビアチェーン14は、複数の絶縁層121B〜121Kにまたがって延在する有端状のものであり、半導体装置1を側面視した状態で、一対の導電層141(第一の導電層、第二の導電層)と、第一の導電層の一部および第二の導電層の一部同士を接続するビア142とを含んで構成される構造である。また、ビアチェーン14は、第一の導電層と同一の絶縁層中に、前記第一の導電層に対して離間配置された第三の導電層(導電層141)を有する。第三の導電層の一部および第二の導電層の他の一部は、他のビア142にて接続されている。
次に、半導体装置1について詳細に説明する。
図2に示すように、半導体装置1は、基板11と、基板11上に積層された絶縁層群12とを有する。図2は、図1のII-II方向の断面図である。
基板11は、半導体基板であり、たとえば、シリコン基板等である。
この基板11には、トランジスタ等が形成されるとともに、絶縁層群12中にはトランジスタ等に接続された配線等が形成されている。ここで、前記トランジスタ、配線等が形成された領域が回路形成領域Aとなる(図1参照)。
絶縁層群12は、基板11上に積層されたものであり、絶縁層121A〜121Jは、一般にlow−k材料と呼ばれる、低誘電率絶縁多孔質膜である。
具体的には、HSQ(ハイドロジェンシルセスキオキサン)、MSQ(メチルシルセスキオキサン)、またはMHSQ(メチル化ハイドロジェンシルセスキオキサン)等のポリオルガノシロキサン、ポリアリールエーテル(PAE)、ジビニルシロキサン−ビ−ベンゾシクロブテン(BCB)、SiOCまたはSilk(登録商標)等の芳香族含有有機材料、SOG(spin on glass)、FOX(flowable oxide)、パリレン、サイトップ、またはBCB(Bensocyclobutene)、梯子型水素化シロキサン等のラダーオキサイド等、種々のものを用いることができる。なお、梯子型水素化シロキサンとは梯子型の分子構造を有するポリマーのことであり、配線遅延防止の観点から比誘電率2.9以下のものが好ましく、また膜密度が低いものが好ましい。こうした膜材料の具体例としてL−Ox(商標)等を例示することができる。成膜方法についても、塗布の他に化学的気相成長法(Chemical Vapor Deposition)などの種々の手法が用いられ、これらの膜をポーラス化したものも好ましく用いられる。
絶縁層121J上には、絶縁層121Kが積層されている。この絶縁層121Kは、たとえば、SiO等により構成される層である。さらに絶縁層121K上には、絶縁層としてポリイミド層16が積層されている。
なお、絶縁層121Kを、低誘電率膜で構成する場合には、図12に示すように、絶縁層121Kと、絶縁膜121Jとの間に、透湿性の低い高密度の絶縁膜121Lを配置してもよい。
第一のシールリング13は、図1に示すように回路形成領域Aを囲むように設けられている。この第一のシールリング13は、回路形成領域Aを連続的に取り囲む壁状に設けられている。第一のシールリング13は、図2,図3に示すように、各絶縁層121A〜121J中を厚み方向と直交する方向に延在しており、半導体装置1側方からみた場合、図3に示すように、配線131と、スリットビア132とが交互に積層されて、隙間のない壁を形成する構造となっている。図3は、図1のIII-III方向の断面図である。
ここで、この第一のシールリング13は、回路形成領域Aを完全に取り囲んでいることが好ましい。すなわち、第一のシールリング13は、回路形成領域Aを取り囲むように形成された、リング状の配線131と、この配線131上に積層され、回路形成領域Aを取り囲むように形成されたリング状のスリットビア132とを有することが好ましい。
なお、第一のシールリング13は、導電性の層であり、たとえば、銅等の金属で構成される。本実施形態では、第一のシールリング13は一つである。
ビアチェーン14は、図1に示すように、半導体装置1を平面視した状態で、第一のシールリング13の外側に配置されている。このビアチェーン14は、図2、図4に示すように、絶縁層121B〜121Kをまたがるように形成されている。具体的には、ビアチェーン14は、絶縁層121B〜121J中を延在するとともに、端部が絶縁層121Kに形成されている。図4は、図1のIV-IV方向の断面図である。なお、図4では、ポリイミド層16を省略している。
このビアチェーン14は、半導体装置1を側面視した状態において、導電層141と、この導電層141の一部に接続されるビア142とが交互に階段状に積層された構造である。導電層141およびビア142は、たとえば、銅等の金属で構成される。
より詳細に説明すると、ビアチェーン14は、同一絶縁層(たとえば、絶縁層121D)内で離間配置される複数の導電層141を有しており、導電層141間には隙間が形成されている。そして、この複数の導電層141は、他の絶縁層(たとえば、絶縁層121C)内に形成され、離間配置された複数のビア142にそれぞれ接続されている。この複数のビア142は、同一の導電層141(たとえば、絶縁層121Bに形成された導電層141)に接続され、チェーンを構成している。換言すると、ビアチェーン14は、図4に示すように、一対の導電層141がビア142により接続された鎖状となっている。
さらに、ビアチェーン14は、半導体装置側方からみて、長さW1の導電層141と、この導電層141よりも長さが短いビア142(長さW2)とが積層された形状となっている。
本実施形態では、図1に示すように、ビアチェーン14は、回路形成領域Aの外周に沿って設けられ、回路形成領域Aを囲んでいる。ビアチェーン14は絶縁層群12内を厚み方向と直交する方向に延在した有端状のものである。ビアチェーン14の端部は、回路形成領域Aに配置されたパッドPにそれぞれ接続されている。具体的には、図2に示すように、ビアチェーン14の端部である導電層143と、パッドPとを接続する接続部材17が絶縁層121K上を通っている。接続部材17は、導電性の部材(たとえば、銅等の金属)であり、第一のシールリング13の上方に位置している。
なお、導電層143は、絶縁層121K中に設けられた部分と、絶縁層121Kから露出した部分とを備えて構成されている。
ビアチェーン14の端部間の導通を測定することで、絶縁層間の界面剥離が起こっているかどうかを判定することができる。
なお、本実施形態では、ビアチェーン14の端部と、パッドPとを接続する接続部材17が絶縁層121K上を通っているとしたが、これに限らず、ビアチェーン14の端部と、パッドPとを接続する接続部材として、基板に形成された不純物拡散層を使用してもよい。また、基板上にポリシリコン膜を形成し、ビアチェーン14の端部と、パッドPとを接続してもよい。
第二のシールリング15は、図1に示すように、ビアチェーン14の外側に配置され、回路形成領域Aを囲むように配置されている。
第二のシールリング15は、図2に示すように、絶縁層121B〜121Kにまたがって形成されている。
この第二のシールリング15は、図5に示すように、各絶縁層121B〜121K中を厚み方向と直交する方向に延在して、回路形成領域Aを連続的に取り囲む壁状に設けられている。図5は、図1のV-V方向の断面図である。
この第二のシールリング15は、半導体装置1側方からみた場合、配線151と、この配線151と略同一幅のスリットビア152とが交互に積層されて、壁を形成する構造となっている。なお、第二のシールリング15の上端部の導電層153は、スリットビア部分と、絶縁層121Kから露出した部分とを備えた形となっている。
ここで、第二のシールリング15は、回路形成領域Aを完全に取り囲んでいることが好ましい。具体的には、第二のシールリング15は、回路形成領域Aを取り囲むように形成された、リング状の配線151と、この配線151上に積層され、回路形成領域を取り囲むように形成されたリング状のスリットビア152とを有することが好ましい。
なお、第二のシールリング15は、導電性の層であり、たとえば、銅等の金属で構成される。
ここで、本実施形態では、第二のシールリング15は1本設けられている。
ここで、絶縁層121K上には、図2に示すように、ポリイミド層16が形成されている。このポリイミド層16は、回路形成領域A、第一のシールリング13上、ビアチェーン14、第二のシールリング15上を被覆するように設けられている。ただし、ポリイミド層16は、第二のシールリング15の最上層の導電層153の表面の一部(回路形成領域A側の領域)を被覆し、導電層153の表面の他の一部は露出している。なお、第二のシールリング15よりも外側の領域には、ポリイミド層16は形成されていない。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
ビアチェーン14の内側に第一のシールリング13が設けられ、かつ、ビアチェーン14の外側に第二のシールリング15が設けられている。絶縁層間に剥離が生じた場合、第二のシールリング15が損傷をうけ、ビアチェーン14が損傷を受けてないという状況が考えられる。この場合、第二のシールリング15の損傷部分から水分等が侵入しても、第一のシールリング13にて内部回路を保護することができる。
これにより、ビアチェーン14の導通をとり、内部回路が損傷をうけていないと判定された場合に、実際には、内部回路が水分との影響をうけているといった状態が発生することを防止できる。
また、ビアチェーン14の外側に第二のシールリング15が設けられているので、絶縁層間に剥離が生じた場合、第二のシールリング15により、剥離が食い止められ、ビアチェーン14および内部回路が損傷をうけてしまうことを抑制できる。これにより、内部回路が損傷をうけていないのに対し、ビアチェーン14が損傷をうけてしまい、半導体装置1が不良品であると判定されてしまうことを抑制できる。
以上より、本実施形態によれば、内部回路の状態を正確に判定することができる、半導体装置1を提供することができる。
また、本実施形態では、第二のシールリング15上では、ポリイミド層16は形成されているが途中で途切れている。これにより、第2のシールリング15の位置において、第2のシールリング15の最上部へ向かう応力が発生しやすく、外周から生じた剥離を上方へ変針させやすくなる。剥離界面を横方向から縦に変針させることによって、この最外周のシールリング15より内側に剥離が延在することを防ぐことができる。
第二のシールリング15は、本実施例のように1本で構成されてもよいが、第二のシールリング15を2本形成することで、最も外側に位置する第二のシールリングが損傷を受けたとしても、内側の第二のシールリングにより、ビアチェーン14を保護することができる。これにより、ビアチェーン14の損傷を確実に防止することができる。もちろん、3本以上の複数本で構成してもよい。
第一のシールリング13についても、必ずしも1本である必要は無く、複数本で構成してもよい。シールリングを複数本で構成することによって、プロセス上もしくはマスク上の欠陥などによってシールリングの一部が欠落しても、内部回路に至る水分の透過路を遮断することができる。
また、本実施形態では、第二のシールリング15により、層間の剥離を食い止めており、第一のシールリング13は、回路形成領域A内への水分の侵入を抑制するものである。そのため、第一のシールリング13を複数本形成しなくてもよく、これにより、製造コストの増加を抑制することができる。
(第二実施形態)
図6、7を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。
前記実施形態では、ビアチェーン14は、1本設けられていたが、本実施形態では、ビアチェーン24は異なる絶縁層間に、複数本設けられている。他の点は、前記実施形態と同様である。
図6は半導体装置の平面図であり、図7は図6のVII-VII方向の断面図である。なお、図7では、ポリイミド層の記載を略している。
ここで、図7に示すように、ビアチェーン24Aは、断面構造は、第一実施形態と同様であり、絶縁層121B〜絶縁層121Dに形成されている。具体的には、第一実施形態と同様に、導電層24A1とビア24A2とが交互に積層された形状である。さらに、ビアチェーン24Aは、同一絶縁層(たとえば、絶縁層121D)内で離間配置される複数の導電層24A1を有しており、導電層24A1間には隙間が形成されている。そして、この複数の導電層24A1は、他の絶縁層(たとえば、絶縁層121C)内に形成され、離間配置されたビア24A2にそれぞれ接続され、複数のビア24A2は、絶縁層121Bに配置された同一の導電層24A1に接続されている。
ビアチェーン24Aの端部には、図示しない引き出し線が接続されて、引き出し線間の導通をとることで、端部間の導通をとることができる構造となっている。図示しないが、引き出し線は、絶縁層121E〜121Kを貫通し、ビアチェーン24Aの端部に接続される。そして、引きだし線は、回路形成領域AにあるパッドP1に接続される。
ビアチェーン24Aは、前記実施形態と同様、回路形成領域Aを囲むように形成されている。
一方、ビアチェーン24Bも、断面構造は、第一実施形態と同様であり、絶縁層121D〜121Jにまたがって形成されている。
具体的には、第一実施形態と同様に、導電層24B1とビア24B2とが交互に積層された形状である。さらに、ビアチェーン24Bは、同一絶縁層(たとえば、絶縁層121F)内で離間配置される複数の導電層24B1を有しており、導電層24B1間には隙間が形成されている。そして、この複数の導電層24B1は、他の絶縁層(たとえば、絶縁層121E)内に形成され、離間配置されたビア24B2にそれぞれ接続され、複数のビア24B2は、同一の導電層24B1(絶縁層121D内に形成された導電層24B1)に接続されている。
ビアチェーン24Bは、前記実施形態と同様、回路形成領域Aを囲むように形成されている。そして、前記実施形態と同様、ビアチェーン24Bの端部は、回路形成領域AにあるパッドP2に接続される。
なお、ビアチェーン24Aと、ビアチェーン24Bとは、電気的に接続されていない。
このような本実施形態によれば、前記実施形態と同様の効果を奏することができるうえ、以下の効果を奏することができる。
本実施形態では、ビアチェーン24Aの一部が、ビアチェーン24Bと異なる絶縁層内に形成されているので、剥離が生じた層を特定することが可能となる。
なお、第二実施形態では、ビアチェーン24Aの一部と、ビアチェーン24Bの一部とが同じ絶縁層中に形成されていたが、ビアチェーン24Aと、ビアチェーン24Bとを全く異なる絶縁層内に形成してもよい。
(第三実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第三実施形態について説明する。
第一実施形態では、ビアチェーン14は、1本設けられていたが、本実施形態では、ビアチェーン34(34A〜34D)は複数本設けられている。他の点は、第一実施形態と同様である。
本実施形態では、図8に示すように、回路形成領域Aを取り囲むように、複数のビアチェーン34A〜34Dが形成されている。複数のビアチェーン34A〜34Dにより、一つの輪を形成するように、回路形成領域Aの外周に沿って、複数のビアチェーン34A〜34Dが配置されている。
本実施形態では、ビアチェーン34A〜34Dは、回路形成領域Aの外周の角部にそれぞれ設置されている。平面視において、ビアチェーン34A,34Cが離間配置されており、ビアチェーン34Aのビアチェーン34C側の端部側から、ビアチェーン34Cの、ビアチェーン34A側の端部側に向かって延びるように、ビアチェーン34B(34D)が配置されている。
この各ビアチェーン34の断面構造は、第一実施形態と同様であり、図示しないが、絶縁層121B〜121Kをまたぐように形成されている。具体的には、第一実施形態と同様に、導電層とビアとが交互に積層された形状である。
また、各ビアチェーン34は、電気的に接続されていない。さらに、各ビアチェーン34の端部は、前記各実施形態と同様、回路形成領域Aに配置されたパッドPに接続されている。
このような本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果を奏することができるうえ、以下の効果を奏することができる。
ビアチェーン34を配置することで、剥離が生じた平面位置を特定することができる。
なお、ビアチェーン34の配置は、図8に示したような配置に限られず、たとえば、図9に示すように配置してもよい。
このように配置することで、絶縁層間の剥離が回路形成領域Aの外周の角部で生じているかどうかを判定することが可能となる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
たとえば、図10に示すように、第一のシールリング43が絶縁層121J〜121Fを貫通する領域と、この領域から分岐して設けられ、前記絶縁層121Fよりも下層の絶縁層121E〜121Bを貫通する分岐部分とを有するような形状としてもよい。図10は、第一のシールリングの延在方向と直交する断面である(図1のII−II方向の断面に相当)。すなわち、下層の絶縁層中には複数(たとえば2つの)のリング部が配置され、回路形成領域Aが確実に保護されることとなる。
また、第二実施形態、第三実施形態において、第一のシールリング、第二のシールリングの少なくともいずれか一方を、複数本設けてもよい。
A 回路形成領域
P パッド
P1 パッド
P2 パッド
121A〜121K 絶縁層
1 半導体装置
11 基板
12 絶縁層群
13 シールリング
14 ビアチェーン
15 シールリング
15A シールリング
15B シールリング
16 ポリイミド層
17 接続部材
24 ビアチェーン
24A ビアチェーン
24A1 導電層
24A2 ビア
24B ビアチェーン
24B1 導電層
24B2 ビア
34 ビアチェーン
34A〜34D ビアチェーン
43 シールリング
90 ビアチェーン
91 シールリング
131 配線
132 スリットビア
141 導電層
142 ビア
143 導電層
151 配線
152 スリットビア
153 導電層

Claims (9)

  1. 基板上に複数の絶縁層が積層されるとともに、回路形成領域が形成された半導体装置であって、
    前記回路形成領域の外側に配置され、前記複数の絶縁層にまたがって延在する有端状のものであり、
    前記絶縁層中に形成された第一の導電層と、
    前記第一の導電層とは異なる前記絶縁層中に形成された第二の導電層と、
    前記第一の導電層と同一の前記絶縁層中に、前記第一の導電層に対して離間配置された第三の導電層と、
    前記第一の導電層および前記第三の導電層が形成された前記絶縁層とは異なる絶縁層に形成され、前記第一の導電層の一部および前記第二の導電層の一部を接続するビアと、
    前記ビアと同一の絶縁層中に形成され、前記ビアに対して離間配置されるとともに、前記第三の導電層の一部および前記第二の導電層の他の一部を接続する他のビアとを有するビアチェーンと、
    前記複数の絶縁層中に形成され、前記ビアチェーンの内側に設けられるとともに、前記回路形成領域を囲むように設けられた第一のシールリングと、
    前記ビアチェーンの外側に設けられるとともに、前記複数の絶縁層中に形成され、前記回路形成領域を囲むように設けられた第二のシールリングとを備える半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第二のシールリングは、一つであり、
    前記第一のシールリングは、一つである半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第二のシールリングあるいは前記第一のシールリングの少なくともいずれか一方が複数設けられている半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記ビアチェーンは、複数設けられ、
    各ビアチェーンは、互いに電気的に接続されていない半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記複数のビアチェーンは、第一のビアチェーンと、少なくとも一部が、前記第一のビアチェーンが形成されている絶縁層とは異なる絶縁層に形成されている第二のビアチェーンとを有する半導体装置。
  6. 請求項4に記載の半導体装置において、
    基板面側からみて、前記複数のビアチェーンにより、前記回路形成領域が囲まれている半導体装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記絶縁層の上方には、前記回路形成領域、前記第一のシールリング、前記ビアチェーンを被覆するポリイミド層が設けられ、
    第二のシールリングの最上層の一部上には、前記ポリイミド層が設けられておらず、前記第二のシールリングの最上層の一部が露出している半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記ビアチェーンの端部は、前記回路形成領域に設置されたパッドに接続されている半導体装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記複数の絶縁層は、多孔質膜である半導体装置。
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