JP2013169640A - 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法 - Google Patents

枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013169640A
JP2013169640A JP2012037192A JP2012037192A JP2013169640A JP 2013169640 A JP2013169640 A JP 2013169640A JP 2012037192 A JP2012037192 A JP 2012037192A JP 2012037192 A JP2012037192 A JP 2012037192A JP 2013169640 A JP2013169640 A JP 2013169640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
frame
suction pad
prevention cover
diffusion prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012037192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5928698B2 (ja
Inventor
Daisuke Kuroki
大輔 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012037192A priority Critical patent/JP5928698B2/ja
Publication of JP2013169640A publication Critical patent/JP2013169640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5928698B2 publication Critical patent/JP5928698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • De-Stacking Of Articles (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、特に、基板保持用枠体を従来のように、枠体の左右に張り出した手掛部や係合部を把持する方法によらずに吸着して搬送可能にすることを考慮した基板保持用枠体10の枠体搬送装置および該枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法に関するものである。

【解決手段】
本発明は、基板保持用枠体10を真空吸着して、水平平面状態で移送する枠体搬送装置50において、通気管63を通じて連結される吸着パッド66と該吸着パッド66の全体を覆い下面に開口するキャップ状の拡散防止カバー67を少なくとも備え、該拡散防止カバー67は、通気管63を軸として気密状態を維持して上下にスライドする構造にされており、側面に加圧エアーを逃がすフィルター69を有する開口部が形成されている、ことを特徴とする。

【選択図】 図1

Description

本発明は、剛性であり撓み性を有する矩形状(四角形状)の基板を、同じく矩形状の基板保持用枠体の内周に設けた基板支持板に1枚ずつ載せ、該基板を載せた状態の基板保持用枠体または、基板保持用枠体自体を搬送する枠体搬送装置および該枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法に関するものである。
基板の例としては薄板ガラス基板があり、特には、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、液晶表示装置用のカラーフィルター基板、それらの中間製品、その他の各種基板等を挙げることができる。
これらの大型の基板は撓みやすく、四周縁辺部のみを支持した場合には、下方にやや湾曲した状態になるが、多段積みした際に基板の相互間が接触しないようにし、かつ高い密度に積層する必要がある。さらに、搬送時や保管時の振動による破損や割れから基板を保護する必要があり、塵埃の混入や汚染を防止する必要もある。
本発明は、特に、基板保持用枠体を従来のように、枠体の左右に張り出した手掛部や係合部を把持する方法によらずに吸着して搬送可能にすることを考慮した基板保持用枠体の枠体搬送装置および該枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法に関するものである。
液晶表示ディスプレイ、プラズマ表示ディスプレイ、有機ELディスプレイ用のカラーフィルター等に用いられる基板は、損傷したり、汚したりすることなく搬送及び保管することが重要である。このような板状物を搬送等する際は、基板同士が接触しないように所定間隔で並列収納する必要がある。
しかし、これら液晶表示ディスプレイ、プラズマ表示ディスプレイ、有機ELディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイ製品は、表示装置自体が大型化していること、小サイズ物であっても多面付けの状態で製造されること等のため、用いられる基板やその中間製品等は大サイズ化しており、1メートル角程度のサイズにもなると、0.7mm厚のガラス基板でも対向する2辺または4辺を支持した場合は、中間部が100mm以上も下方(重力方向)に湾曲した状態になるのを避けられない。基板はさらに2メートル角以上の大サイズ化が求められており、保管スペースや取り扱い装置の問題からこのような基板を高密度で安全に保管し、取り扱いできるようにする必要がある。
特許文献1は、ディスプレイ用基板収納用トレイ、並びに、そのディスプレイ用基板収納用トレイ内に収納されたディスプレイ用基板の取り出し機構および取り出し方法に関する発明である。この発明では、上側のディスプレイ用基板収納用トレイ10の係合部13と下側のディスプレイ用基板収納用トレイ10との係合部13との間に、チャッキング用のチャック爪を挿入することができ、そのチャック爪が、上側のディスプレイ用基板収納用トレイ10の係合部13に係合されることによって、上側のディスプレイ用基板収納用トレイ10のみを、下側のディスプレイ用基板収納用トレイ10から分離して搬送するものである(段落(0036))。本願の吸着による把持装置等とは異なり、係合部が外周枠から外側に延出している為、搬送時の接触により、変形が生じる事があり、これによりロボットハンドによる把持不良が発生するという問題がある。
特許文献2は、部品トレイを部品挿入装置へ供給する装置に関し、昇降機構と吸着機構で部品トレイを把持することを記載している。真空圧によって部品トレイを吸引把持するバキュームパッドによって構成され、複数のロッド内に吸引通路が形成され、上端からパイプを介して真空装置に接続されている部品トレイ供給装置である(段落(0015])が、本願のようなトレイ自体に加圧で吸着を解除するための加圧エアーや加圧エアーに飛散を防止するカバーの記載は無く、加圧エアーで異物を散乱させなくする効果の記載もないため、異物が発生または散乱する問題がある。
特許文献3は、段落(0013)に記載されているように負圧で保持可能な吸着ユニットを上下動可能に懸架する支持部を有しパレット上に段積みされたダンボールなどの物品を荷降ろしする装置であり、負圧解除を大気開放だけで行うものである。
大型基板を載せた基板保持用枠体は、枠体の保持を確実に行うことも重要であるが、吸着解除も枠体を同時にまた短時間で確実に行う必要がある。吸着解除を大気解放だけでは、配管の長さの差による解除に要する時間や配管のつまりや変形により、吸着部間でのばらつきが出る可能性がる。また大気解放時に周辺の異物を配管内に吸い込み、基板への汚染の原因にもなる。
特開2004−59116号公報 特開平11−312895号公報 特開2001−270624号公報
従って、製造工程における基板の取扱いは勿論、工程間における基板の搬送及び保管についても異物や傷などが付かない様に取り扱うことが今まで以上に重要になってきている。
このように基板を載置した枠体を積層して搬送する方式では、基板を載置し多段に積み重ねた枠体を、一枚ずつ取り出す際は、ロボットハンドが枠体の両側面から枠体を把持し移動する。基板を載置する枠体の両側面には、このロボットハンドが把持する手掛部が枠体から外方向に突出して取り付けられている。
基板の積載効率を上げる為、枠体は、高密度に重ねる工夫がなされ、G6(第6世代)サイズの基板で積層する枠体の間隔は、10mm程度まで狭くすることも可能となり、これに伴い外周に突出した手掛部の間隔も同じように狭くなる。
従って、ロボットハンドが積層された枠体の両側面の突出した手掛部を掴む裕度が狭くなり、手掛部のわずかな変形も把持不良となる。
ロボットハンドが把持する手掛部は、外周枠から外側に延出している為、搬送時の接触により、変形が生じる事があり、これによりロボットハンドによる把持不良が発生する事がある。本発明は、このような把持不良を解決しようとするものである。
別の搬送する方式として基板を載置する枠体を複数の真空吸着パッドで吸着して、搬送する方式がある。この方式は、搬送したのちに吸着解除の為に常圧に戻す際に複数の吸着パッドで吸着解除に時間差ができ、搬送事故が生じる場合があった。この問題を解決するために、真空吸着状態から短時間に確実に常圧または正圧にするために加圧エアーを供給する方式もあるが、加圧エアーが抜ける際に、周辺に拡散して異物をまき散らし、製品の品質を低下する要因となった。本発明は、このような品質の低下問題についても解決しようとするものである。
上記課題を解決する本発明の要旨の第1は、ロボットハンドに備えられた複数の吸着ヘッドにより、枠体または基板を載せた枠体を真空吸着して、水平平面状態で移送する搬送装置において、前記各吸着ヘッドは、負圧および正圧発生装置に通気管を通じて連結される吸着パッドと該吸着パッドの全体を覆い下面に開口するキャップ状の拡散防止カバーを少なくとも備え、該拡散防止カバーは、通気管を軸とし気密を維持して上下にスライドする構造にされており、側面に加圧エアーを逃がすフィルターを有する開口部が形成されている、ことを特徴とする枠体搬送装置、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第2は、前記拡散防止カバーの枠体と接する口縁には、密封緩衝材を備えることを特徴とする請求項1記載の枠体搬送装置、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第3は、前記ロボットハンドには、前記通気管が上下にスライドできる構造の吸着ヘッド支持部材と、該通気管に備えられた近接センサードッグとの間の距離を検知する近接センサーとが固定して備えられ、前記吸着パッドを先端に備える通気管には、該近接センサードッグが該吸着ヘッド支持部材の上方の位置に固定されて備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の枠体搬送装置、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第4は、前記通気管には、前記拡散防止カバー内側の上部と前記吸着パッド上部との間にスプリングが備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項記載の枠体搬送装置、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第5は、前記枠体または基板を載せた枠体の吸着部に対して前記吸着パッドと前記拡散防止カバーを下降させ、該吸着パッドが該枠体の吸着部に接触した後に前記拡散防止カバーが該枠体の吸着部に接触し、該吸着パッドに対して負圧が供給されて吸着パッド内が減圧されて、吸着パッドが枠体に吸着することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項記載の枠体搬送装置を用いた吸着方法、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第6は、前記枠体又は基板を載せた枠体の吸着部に対して、前記近接センサーが近接オン信号を検知している状態で、前記吸着パッドと前記拡散防止カバーを下降させ、該吸着パッドが該枠体の吸着部に接触した後に、該拡散防止カバーの前記密封緩衝材が枠体の吸着部に接触する位置で、該近接センサーが近接オフ信号を検知した後に、該吸着パッドに対して負圧が供給されて該吸着パッド内が減圧されて、吸着パッドが枠体に吸着することを特徴とする請求項3または請求項4記載の枠体搬送装置を用いた吸着方法、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第7は、前記枠体又は基板を載せた枠体の吸着部に対して、前記拡散防止カバーで該吸着部周囲が密閉されている状態で、該拡散防止カバーに覆われた前記吸着パッドが該枠体の吸着部に吸着している状態において、該吸着パッドに対する負圧供給を停止し、その後、該吸着パッドに通気管から正圧を供給して、該吸着パッド内が正圧状態になった後、正圧の供給を停止した後に、前記ロボットハンドが上昇し、該拡散防止カバーが吸着面から離れ、その後に該吸着パッドが枠体の吸着面から離れる、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項記載の枠体搬送装置を用いた吸着解除方法、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第8は、前記拡散防止カバーが前記枠体または基板を載せた枠体の吸着部周囲を密封し、該拡散防止カバーに覆われた前記吸着パッドが該枠体の吸着部を吸着している状態で、且つ前記近接センサーが近接オフ信号を検知している状態において、該吸着パッドに対する負圧供給を停止し、その後、該吸着パッドに前記通気管から正圧を供給して、該吸着パッド内が正圧状態になった後、正圧の供給を停止した後に、前記ロボットハンドが上昇し、該ロボットハンドに備えられた該近接センサーが近接オン信号を検知した後に、該吸着パッドが吸着面より離れることを特徴とする請求項3または請求項4記載の枠体搬送装置を用いた吸着解除方法、にある。
請求項に記載する枠体は、基板を載せる為の枠体であり、明細書、図面には、説明を明確にするために基板保持用枠体とも記載する。
請求項及び明細書に記載する近接センサーは、検出対象物に接触することなく検出するセンサーで、検出対象の移動情報を電気的信号に置き換えるものである。近接センサードッグとは、前記検出対象物である。
請求項及び明細書に記載する真空とは、真空状態だけを意味するものでなく、負圧状態を意味するものであり、真空吸着とは、負圧状態で吸着することであり、真空配管とは、負圧発生装置に連結される配管を意味するものである。
従来、ロボットハンドが枠体の外側に延出した手掛部を把持して搬送したため、搬送時の接触により、手掛部に変形が生じる事があり、これによりロボットハンドによる把持不良が発生する事があった。しかし、本願のように、枠体の上面を真空吸着パッドで吸着し搬送することによりに枠体から外側に延出する手掛部を設ける必要がない為、搬送時の接触による枠体の変形は生じ難く、ロボットハンドによる枠体の把持不良の発生を防止できる。
吸着パッドの吸着解除する加圧エアーが放出される際に該吸着パッドを覆う拡散防止カバーにより、周辺への異物の飛散が抑えられる。
枠体搬送装置のロボットハンド部および吸着ヘッド部の詳細を示す図である。 枠体搬送装置の全体構成を示す図である。 基板保持用枠体の平面図である。 枠体搬送送装置が基板保持用枠体を吸着して懸垂する動作を示す図である。 基板保持用枠体を吸着する際の吸着ヘッド部の動作を示す図である。 基板保持用枠体を吸着解除する際の吸着ヘッド部の動作を示す図である。
以下、まず、基板を保持する為の基板保持用枠体10について、従来の基板保持用枠体の外側左右に張り出した手掛部を備える基板保持用枠体と比較して説明する。
図3A、Bに示すように基板保持用枠体10は、対向する1対の金属枠材11a、11bと対向する1対の金属枠材11c、11dがそれぞれコーナーピース16で連結し平面視矩形状に組み立てした金属枠部11が、該金属枠部11に沿って枠内側に延設した基板支持板13を少なくとも有する構成にされている。図3A、Bでは、金属枠部11と基板支持材13の間に上下に枠体を積み重ねる際の嵌合部12が設けられているが、嵌合部12は、必ずしもこの位置に設ける必要はなく、金属枠部11またはコーナーピース部16に設けることも可能である。基板支持板13上に基板が載置され基板保持用枠体10を積み重ねて保持して搬送される。
図3Aには、基板保持用枠体の金属枠部11上に吸着部17を備え、該吸着部17を真空吸着して搬送する基板保持用枠体を示す。
図3Bには、基板保持用枠体の外側に張り出して手掛部15を備え、該手掛部を把持して搬送する従来の基板保持用枠体を示す。本発明の効果の一つは、該手掛部15を備える必要のない枠体の吸着搬送を可能とするものである。
図3Aでは、吸着部17が金属枠材11a、11bのそれぞれに3箇所配置してあるが、2箇所および4箇所の配置でも可能である。
吸着部17は、枠体搬送装置50のロボットハンド73に備えられた吸着パッド66が基板保持用枠体10を真空吸着する場所であり、該基板保持枠体10の平坦な上面で、吸着パッドと対応する位置に備えられる。
吸着部17を備えるのは、手掛部15を備えない枠体10を搬送可能にするためであるが、図3Bに示すような手掛部15を備える従来の枠体でも吸着部17を備え、吸着方式での枠体搬送装置を用いて搬送することも可能である。
次に、図2を用いて、上記基板保持用枠体10を吸着して懸垂する枠体搬送装置50の全体構成について説明する。
枠体移送装置50は、ロボットハンド73とロボットハンドの動作を制御するロボット制御部70、水平に回転動作を行う回転アーム71、上下動作と前後動作を行う上下アーム72とを少なくとも有する構成で、ロボットハンド73の先端には、基板保持用枠体10を吸着保持する吸着ヘッド60を備える。吸着ヘッド60の通気管63に通じる真空および圧空配管51は、ロボット制御部70内の負圧および正圧発生装置に連結している。
次に、図1を用いて、ロボットハンド73の先端に備えられた吸着ヘッド60の構成を説明する。
ロボットハンド73の先端部には、枠体の複数の吸着部に対応する位置に吸着ヘッド支持部材62を介して、吸着ヘッド60が複数備えられている。
前記各吸着ヘッド60は、負圧および正圧発生装置に真空配管および圧空配管51を通じて、通気管63に連結される吸着パッド66と該吸着パッド66の全体を覆い下面に開口するキャップ状の拡散防止カバー67を少なくとも備えている。
該拡散防止カバー67は、その頂部に通気管63を貫通する部分を有し、気密状態を維持して上下にスライドできる構造にされている。また、拡散防止カバー67の側面には、加圧エアーを逃がすエアーフィルタ69を有する開口部が形成されている。
拡散防止カバー67は、吸着パッド66全体を覆い下面に開口し、枠体の吸着部に吸着される形状であれば、キャップ状と記載してあるが、天井部が平坦な形状でも良い。
付着異物の堆積を防止する点では、天井部が丸みを有する形状が好ましい。
図1Bを用いて、吸着ヘッド60に密封緩衝材68、近接センサー61、近接センサードッグ64を備えた構成を説明する。
拡散防止カバー67の基板保持用枠体10の上面の吸着部17に接する部分には、枠体との密閉性を良くするために緩衝材として弾性を有する樹脂の密封緩衝材68を備え付けている。これにより拡散防止カバー外への異物の拡散が防止できる。
近接センサー61はロボットハンド73に取り付けられ、先端に吸着パッド66を備える通気管63に取り付けられた近接センサードッグ64との間の磁気の強弱を検知するセンサーである。
枠体10から吸着パッド66および拡散防止カバー67が離れている状態では、近接センサー61は、近接センサードッグ64との距離が最短に位置した状態で近接オン信号となり、ロボットハンド73が枠体10に向かって下降した際に、拡散防止カバー67が枠体10の吸着部17に下降できた位置で近接オフ信号となる。
拡散防止カバー67が枠体10の吸着部17に下降できていることを、近接センサー61が近接オフ信号であることで確認することが出来るため、拡散防止カバー67の密封不良による異物の拡散を未然に防止できる。
又吸着を解除してロボットハンド73が上昇して、拡散防止カバー67が枠体10から離れていることを、近接センサー61が近接オン信号となることで確認して、ロボットハンド73が高速に上昇するため、吸着解除不良による事故の発生を防止できる。
図1Cに示すように、前記通気管63には、前記拡散防止カバー67内側の上部と前記吸着パッド66上部との間にスプリング65が備えられている。該スプリング65は、吸着時は、吸着パッド66を吸着部17に弾性力で密着させ、複数ある吸着パッド66の高さのバラツキをスプリング65のばね弾性により、密着性を良くする効果があり、真空吸着を確実にすることができるため、吸着不良による事故を防止できる。又吸着を解除してロボットハンド73が上昇する際には、吸着パッド66が枠体10から離れ、スプリング65への負荷が解除した時点で、スプリング65は、近接センサードッグ64を近接オン信号となる位置に戻す働きをする。従って吸着パッド66が枠体10から離れている状態では、近接センサーは、常に近接オン信号を検出し、誤検出を防止でき、装置の誤動作を防止できる。
次に図4、図5を参照してロボットハンド73が基板保持用枠体10を懸垂する動作を説明する。
基板保持用枠体10から吸着パッド66および拡散防止カバー67が離れている状態では、近接センサー61は、近接センサードッグ64との距離が最短に位置した状態であり、信号がオンとなり、ロボットハンド73が基板保持用枠体10に向かって下降した際に、拡散防止カバー67が枠体10の吸着部に接する位置で信号オフとなる。
図4Aは、ロボットハンド73で基板保持用枠体10上に吸着ヘッド60が移動し、基板保持用枠体10上で待機している状態である。図5Aは、この状態での吸着ヘッド60の詳細な状態を示す図である。通気管63の先端の吸着パッド66は、拡散防止カバー67に覆われてスプリング65が備え付けられている。図示されてないが、通気管63を通じて、真空配管と圧空配管51が、吸着パッド66内に連結されている。拡散防止カバー67には、エアーフィルタ69を有する開口が形成されている。
吸着パッド66が基板保持用枠体10から離れた状態であり、近接センサー61の信号は、オンの状態である。
図4Bは、ロボットハンド73と共に吸着ヘッド60が基板保持用枠体10の吸着部17に対して下降し、吸着パッド66が枠体10上面の吸着部17に接し、拡散防止カバー67は、吸着部17に接してない状態である。図5Bは、この状態での吸着パッド60の詳細な状態を示す図である。通気管63に取り付けられた近接センサードッグ64と近接センサー61との相対位置関係は、図5Aと同じであり、近接センサー61の信号は、オンの状態である。
図4Cは、ロボットハンド73が更に下降し拡散防止カバー67の密封緩衝材68が基板保持用枠体10表面の吸着部17に密着した状態で、基板保持用枠体10を吸着した状態を示す図である。図5Cは、この状態での吸着ヘッド60の詳細を示す図である。拡散防止カバーの密封緩衝材68が枠体の吸着部に接触する位置で近接センサーが近接オフ信号を検知した後に、吸着パッド66に対して負圧が供給されて吸着パッド内が減圧されて、吸着パッドが枠体に吸着する。
図4Dは、基板保持用枠体10の吸着部17を吸着したロボットハンド73が吸着した基板保持用枠体10を保持して懸垂した状態を示す図である。図5Dは、この状態での吸着ヘッドの詳細を示す図である。近接センサーが近接オフ信号状態で吸着パッド内が負圧であることを確認してロボットハンド73が上昇し、枠体10を搬送する。
次に図6を参照してロボットハンド73の基板保持用枠体10を吸着解除する動作について説明する。
図6Aは、基板保持用枠体10の吸着部17を吸着したロボットハンド73が保持した枠体10を載置する位置に移動して、下降した状態を示す図である。
近接センサー61は、近接オフ信号状態である。
図6Bは、枠体10の吸着部17に対して、前記拡散防止カバー67が該吸着部17の周囲を密閉している状態で、該拡散防止カバーに覆われた前記吸着パッド66が枠体10の吸着部17に吸着している状態において、該吸着パッド66に対する負圧供給を停止し、その後、該吸着パッド66に通気管63を通じて、正圧を供給して、該吸着パッド66内が加圧状態となり、拡散防止カバー67内に漏れ出たエアーが拡散防止カバーの開口部に備えられたエアーフィルタ69を通して拡散防止カバー67外に放出させている状態を示す図である。
負圧状態の吸着パッド66内に正圧を供給することにより、短時間に複数の吸着パッド66内を確実に正圧にすることができる。負圧の供給を停止して、大気に解放するだけでは、吸着解除に要する時間がかかること、又負圧発生装置から複数の吸着パッド66連結する配管の長さの差や途中の配管の詰まりや折れ等により、負圧から大気圧に戻らない場合もあり、吸着解除が十分出来ず、枠体の搬送トラブルが起きることもある。
吸着パッド66に正圧を供給することで、確実に吸着解除が可能となり、上述したトラブルが解消でき、安定して安全に枠体10の搬送が可能となる。
吸着パッド66内に正圧を供給して、吸着パッド66内が加圧状態となり、拡散防止カバー67内にエアーが漏れ出るが、拡散防止カバー67の開口部に備えられたエアーフィルタ69を通して拡散防止カバー67外に放出させることで、異物の拡散を防ぎ、品質の低下を防止できる。
吸着パッド66内の加圧エアーは、拡散防止カバー67内で一度、滞留するため、気流の流速は弱まるが、エアーフィルタ69を通して気流は、拡散防止カバー67から外部に放出されるため、枠体10周辺への気流の乱れによる周辺の異物が拡散し、基板へ付着する影響もあるため、エアーフィルタ69を備える開口部は、枠体10の外側(基板と反対側)に向けて形成することが好ましい。
上記図6Bの状態で正圧の供給が停止した後にロボットハンド73が上昇し、
吸着ヘッド支持部材62と共に拡散防止カバー67が上昇し基板保持用枠体10から離れ吸着パッド66が基板保持用枠体10の吸着部17から、離れる状態を示すのが図6Cである。この状態で近接センサー61が信号オンとなる。
図6Dは、負圧および正圧の供給共に停止した状態で近接センサー61が信号オンとなり、ロボットハンド73が高速で上昇し、枠体から離れた状態を示す図である。
(材質に関する実施形態)
拡散防止カバー67の材質は、重量が軽いアルミ材で、表面は異物の付着防止のため帯電防止加工されたものが好ましい。
吸着パッドおよび密封緩衝材の材質は、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、クロロプレインゴム等があり、使用目的により、選択される。液晶デイスプレイパネル用の基板の取扱いに対しては、直接に基板に接触するものではないが、汚染した場合に後の工程でポリイミドの配向膜の塗布工程で塗布膜のはじき現象が生じる可能性があるため、シリコーン系ゴムやフッ素系ゴムは、使用を避けた方が良い。
吸着パッドの材質は、吸引した時の密閉性があり、高重量物を懸垂した時の加重に対して強度を持つ材料が好ましい。密封緩衝材の材質は、基板保持用枠体に接した際にロボットハンドの位置精度のバラツキを吸収する緩衝性を有する材料が望ましい。
第6世代基板(1850*1500mm 0.7mmt)の大型基板を高密度に積層し保管や輸送などに用いられる基板保持用枠体について実施形態を説明する。
第6世代基板(1850*1500mm 0.7mmt)の重量は、約5.0kgであり、図3Aに示す第6世代基板を保持する基板保持用枠体で、対向する1対の金属枠部11cと11dが湾曲形状で、図4に示す高さdが10mmで、板の厚さが2mmtのアルミニウム製の基板保持用枠体10の重量は、5.5kgであり、該基板を保持した状態での総重量が10.5kgであった。
吸着部17は、枠体搬送装置50のロボットハンド73の先端の吸着パッド66が前記基板保持用枠体10を吸着する部分であり、吸着パッド66が接触する平滑な面であり、該基板保持用枠体10の対向する平坦な1対の金属枠部11aと11bとの対象な位置にそれぞれ3箇所ずつ全部で6箇所に配置した。
該基板保持用枠体10に対しては、枠体搬送装置の吸着パッド66は、円形状で径は、40mmとし、6箇所で吸着することとした。吸着パッド66の材質はウレタン樹脂系を使用した。
拡散防止カバー67は、表面を亜鉛メッキで帯電防止加工されたアルミ材を用いて、口縁部の密封緩衝材68は、ウレタン系樹脂製を使用した。加圧エアーを逃がす開口部のエアーフィルタ69には、低圧力損失で流量が確保できる、ろ過精度0.01ミクロンの中空糸膜のガス濾過用コンパクトフィルタを使用した。
先端に吸着パッド66を有する通気管63には、該吸着パッドサイズの径40mmでカバー付きスプリングを備えたスプリング式バキュームパッドを用いた。
近接センサーは、キーエンス社製 ( EV-118M )をロボットハンド73に取り付け、近接センサードッグ64は、通気管63に近接センサーと同じ高さに取り付けた。近接センサーの信号検出距離は、5.0mm±10%であった。
ロボットハンドが枠体に向かって下降して、吸着パッドが枠体表面に接した位置から拡散防止カバーが枠体表面に接する位置まで距離hは、10mmと設定した。
ロボットハンドは、起動してから基板が載置された基板保持用枠体を吸着したのち上昇し、該基板保持用枠体を積層して搬送するパレット上に移動し、所定の高さに下降し、吸着解除し該基板保持用枠体を該パレット上に載置する一連のサイクルタイムは、15秒であった。
上記記載した内容で製作した枠体搬送装置50を用いて、ガラス基板を基板保持用枠体10に載せて、該枠体の搬送に継続的に使用し、安全に実用できることが確認された。吸着および、吸着解除時の吸着エラーや吸着解除エラーも無く、基板を汚染する問題も生じることがなかった。
10 基板保持用枠体(枠体)
11 金属枠部、金属枠材
11a,11b 左右の金属枠部、金属枠材
11c,11d 前後の金属枠部、金属枠材
12 嵌合部
13 基板支持板
15 手掛部
16 コーナーピース
17 吸着部
50 枠体搬送装置
51 真空配管および圧空配管
61 近接センサー
62 吸着ヘッド支持部材
63 通気管
64 近接センサードッグ
65 スプリング
66 吸着パッド
67 拡散防止カバー
68 密封緩衝材
69 エアーフィルタ
70 ロボット
71 回転アーム
72 上下アーム
73 ロボットハンド
A 基板
K 基板保持用枠体の空間域

Claims (8)

  1. ロボットハンドに備えられた複数の吸着ヘッドにより、枠体または基板を載せた枠体を真空吸着して、水平平面状態で移送する搬送装置において、前記各吸着ヘッドは、負圧および正圧発生装置に通気管を通じて連結される吸着パッドと該吸着パッドの全体を覆い下面に開口するキャップ状の拡散防止カバーを少なくとも備え、該拡散防止カバーは、通気管を軸とし気密を維持して上下にスライドする構造にされており、側面にフィルターを有する開口部が形成されている、ことを特徴とする枠体搬送装置。
  2. 前記拡散防止カバーの枠体と接する口縁には、密封緩衝材を備えることを特徴とする請求項1記載の枠体搬送装置。
  3. 前記ロボットハンドには、前記通気管が上下にスライドできる構造の吸着ヘッド支持部材と、該通気管に備えられた近接センサードッグとの間の距離を検知する近接センサーとが固定して備えられ、前記吸着パッドを先端に備える通気管には、該近接センサードッグが該吸着ヘッド支持部材の上方の位置に固定されて備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の枠体搬送装置。
  4. 前記通気管には、前記拡散防止カバー内側の上部と前記吸着パッド上部との間にスプリングが備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項記載の枠体搬送装置。
  5. 前記枠体または基板を載せた枠体の吸着部に対して前記吸着パッドと前記拡散防止カバーを下降させ、該吸着パッドが該枠体の吸着部に接触した後に前記拡散防止カバーが該枠体の吸着部に接触し、該吸着パッドに対して負圧が供給されて吸着パッド内が減圧されて、吸着パッドが枠体に吸着することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項記載の枠体搬送装置を用いた吸着方法。
  6. 前記枠体又は基板を載せた枠体の吸着部に対して、前記近接センサーが近接オン信号を検知している状態で、前記吸着パッドと前記拡散防止カバーを下降させ、該吸着パッドが該枠体の吸着部に接触した後に、該拡散防止カバーの前記密封緩衝材が枠体の吸着部に接触する位置で、該近接センサーが近接オフ信号を検知した後に、該吸着パッドに対して負圧が供給されて該吸着パッド内が減圧されて、吸着パッドが枠体に吸着することを特徴とする請求項3または請求項4記載の枠体搬送装置を用いた吸着方法。
  7. 前記枠体又は基板を載せた枠体の吸着部に対して、前記拡散防止カバーで該吸着部周囲が密閉されている状態で、該拡散防止カバーに覆われた前記吸着パッドが該枠体の吸着部に吸着している状態において、該吸着パッドに対する負圧供給を停止し、その後、該吸着パッドに通気管から正圧を供給して、該吸着パッド内が正圧状態になった後、正圧の供給を停止した後に、前記ロボットハンドが上昇し、該拡散防止カバーが吸着面から離れ、その後に該吸着パッドが枠体の吸着面から離れる、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項記載の枠体搬送装置を用いた吸着解除方法。
  8. 前記拡散防止カバーが前記枠体または基板を載せた枠体の吸着部周囲を密封し、該拡散防止カバーに覆われた前記吸着パッドが該枠体の吸着部を吸着し、且つ前記近接センサーが近接オフ信号を検知している状態において、該吸着パッドに対する負圧供給を停止し、その後、該吸着パッドに前記通気管から正圧を供給して、該吸着パッド内が正圧状態になった後、正圧の供給を停止した後に、前記ロボットハンドが上昇し、該ロボットハンドに備えられた該近接センサーが近接オン信号を検知した後に、該吸着パッドが吸着面より離れることを特徴とする請求項3または請求項4記載の枠体搬送装置を用いた吸着解除方法。
JP2012037192A 2012-02-23 2012-02-23 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法 Active JP5928698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012037192A JP5928698B2 (ja) 2012-02-23 2012-02-23 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012037192A JP5928698B2 (ja) 2012-02-23 2012-02-23 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013169640A true JP2013169640A (ja) 2013-09-02
JP5928698B2 JP5928698B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49263938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012037192A Active JP5928698B2 (ja) 2012-02-23 2012-02-23 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5928698B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104670785A (zh) * 2015-03-03 2015-06-03 河北工业大学 一种毛细吸附吸盘
WO2015080857A1 (en) * 2013-11-26 2015-06-04 Kla-Tencor Corporation Pick-and-place head and method for picking workpieces
CN105137990A (zh) * 2015-08-24 2015-12-09 铜陵学院 双核中速四轮微微鼠全数字导航伺服系统控制器
CN105444396A (zh) * 2015-12-31 2016-03-30 苏州博众精工科技有限公司 一种空调过滤网定位装置
CN107792664A (zh) * 2016-08-29 2018-03-13 发那科株式会社 工件搬运系统以及工件搬运方法
WO2018163613A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 株式会社 東芝 搬送装置
CN114062252A (zh) * 2021-10-28 2022-02-18 浙江工业大学 一种超音速激光沉积涂层结合强度测试机

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172584U (ja) * 1986-04-18 1987-11-02
JPH0425100A (ja) * 1990-05-16 1992-01-28 Nec Kyushu Ltd 吸着パッド
JP2007210774A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Tokyo Seimitsu Co Ltd ワーク搬送装置
JP2008162760A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Seiko Corp ガラス搬送ロボットハンド
JP2009028873A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Fujinon Corp ワーク吸着ヘッド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172584U (ja) * 1986-04-18 1987-11-02
JPH0425100A (ja) * 1990-05-16 1992-01-28 Nec Kyushu Ltd 吸着パッド
JP2007210774A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Tokyo Seimitsu Co Ltd ワーク搬送装置
JP2008162760A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Seiko Corp ガラス搬送ロボットハンド
JP2009028873A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Fujinon Corp ワーク吸着ヘッド

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10543600B2 (en) 2013-11-26 2020-01-28 Kla-Tencor Corporation Pick-and-place head and method for picking work-pieces
WO2015080857A1 (en) * 2013-11-26 2015-06-04 Kla-Tencor Corporation Pick-and-place head and method for picking workpieces
US9586325B2 (en) 2013-11-26 2017-03-07 Kla-Tencor Corporation Pick-and-place head and method for picking work-pieces
US11020862B2 (en) 2013-11-26 2021-06-01 Kla-Tencor Corporation Pick-and-place head and method for picking work-pieces
CN104670785A (zh) * 2015-03-03 2015-06-03 河北工业大学 一种毛细吸附吸盘
CN105137990A (zh) * 2015-08-24 2015-12-09 铜陵学院 双核中速四轮微微鼠全数字导航伺服系统控制器
CN105444396A (zh) * 2015-12-31 2016-03-30 苏州博众精工科技有限公司 一种空调过滤网定位装置
CN107792664B (zh) * 2016-08-29 2019-06-28 发那科株式会社 工件搬运系统以及工件搬运方法
CN107792664A (zh) * 2016-08-29 2018-03-13 发那科株式会社 工件搬运系统以及工件搬运方法
JP2018149618A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 株式会社東芝 搬送装置
WO2018163613A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 株式会社 東芝 搬送装置
US11745957B2 (en) 2017-03-10 2023-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Transport device
CN114062252A (zh) * 2021-10-28 2022-02-18 浙江工业大学 一种超音速激光沉积涂层结合强度测试机
CN114062252B (zh) * 2021-10-28 2023-08-08 浙江工业大学 一种超音速激光沉积涂层结合强度测试机

Also Published As

Publication number Publication date
JP5928698B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5928698B2 (ja) 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた吸着方法と吸着解除方法
TWI512877B (zh) 工件搬運方法及工件搬運裝置
TWI666727B (zh) 膜狀構件支撐裝置
TWI602764B (zh) 保持裝置、真空處理裝置
WO2011046129A1 (ja) 薄板状物の把持装置、および薄板状物の把持方法
KR20150042734A (ko) 박리 장치, 박리 시스템, 박리 방법 및 컴퓨터 기억 매체
JP5929227B2 (ja) 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
JP4987577B2 (ja) 物品の固定ジグ
JP5790112B2 (ja) 基板保持用枠体と薄板基板の梱包体
JP2006273501A (ja) 基板移載装置、基板移載方法、および電気光学装置の製造方法
TW201331670A (zh) 工件保持裝置
JP5886783B2 (ja) シート剥離装置、接合システム、剥離システム、シート剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
KR20130051686A (ko) 기판 착탈 장치
JP6000915B2 (ja) シート移載装置およびシート移載方法
JP5831200B2 (ja) 基板保持用枠体を吸着して懸垂する枠体搬送装置における基板保持用枠体の吸着解除方法
JP4812660B2 (ja) 基板等の取扱装置及び基板等の取扱方法
JP4704365B2 (ja) 物品載置装置
JP2019051941A (ja) 移載装置のヘッド部、卵パックの移載方法
JP2007246244A (ja) ガラス板引き上げ装置
JP5905407B2 (ja) シート剥離装置、接合システム、剥離システム、シート剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
TWI479588B (zh) 校準裝置
TW201541549A (zh) 脆性材料基板的搬送方法及搬送裝置
KR102476227B1 (ko) 패널 흡착 이송 장치
JP6024797B2 (ja) 基板保持用枠体と薄板基板の梱包体
KR101462598B1 (ko) 기판 이/적재용 로봇 핸드

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130823

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5928698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150