JP2013166622A - 物品仕分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品仕分装置1において、物品Mをより高速に仕分けできるようにする。
【解決手段】本願発明の物品仕分装置1は、多数の搬送ユニット3を列状に並べて搬送する搬送コンベヤ2から、これの搬送方向Xと交差する仕分け方向Yに分岐した仕分けコンベヤ4に向けて、各搬送ユニット3上の物品Mを送り出すものである。各搬送ユニット3には、物品Mが載置されるベルト体13と、仕分け方向Yに往復動してベルト体13を作動させる駆動シュー16と、ベルト体13に初動力を付与するように付勢部材34で付勢されるプッシャー31と、プッシャー31を初動力付与可能なロック解除状態と初動力付与不能なロック状態とに切り換えるロック部材37とを備える。
【選択図】図3

Description

本願発明は、果実や野菜等の物品が搬送される搬送コンベヤと、これから交差方向に分岐した仕分けコンベヤと備えており、前記仕分けコンベヤに向けて前記物品を送り出す物品仕分装置に関するものである。
従来から、搬送コンベヤにて連続的に搬送される物品を所定のグループ毎に仕分けるための物品仕分装置には様々なタイプが存在する。
この種の物品仕分装置の代表例として特許文献1には、クロスベルト式コンベヤの構造が開示されている。クロスベルト式コンベヤは、多数の搬送ユニットを一列状に並べて搬送する搬送コンベヤと、これから直交方向に分岐した仕分けコンベヤとを備えている。各搬送ユニットには、その上面に載置された果実や野菜等の物品を仕分けコンベヤに向けて送り出すクロスベルトソータが設けられている。この場合、搬送コンベヤ中における所定の仕分け箇所に、仕分け対象となる物品を載せた搬送ユニットが到達すると、クロスベルトソータの作動にて物品が仕分けコンベヤに向けて送り出される。
特開2003−53275号公報
ところで、本願出願人は、特開2008−120487号公報において、搬送コンベヤ中の仕分け箇所に、仕分けコンベヤから離れる斜め方向に延びる案内プレートを設け、案内プレートの延長線上の箇所に、クロスベルトソータの駆動シューを案内プレートの方へ送り込む作用姿勢と非作用姿勢とに姿勢変更可能な切換プレートを配置することを提案している。この場合、切換プレートを作用姿勢にすれば、搬送コンベヤの上流側から移動してきた搬送ユニットの駆動シューが切換プレートに追突して案内プレート側に送られ、クロスベルトソータのベルト体が周回動して、ベルト体上の物品が仕分けコンベヤに搬出される。
近年、この種の物品仕分装置に対して、より一層の高速化の要望があり、高速化に充分対応できるクロスベルトソータの開発が望まれている。
本願発明は、本願発明は、自身の先願の構造を基礎としつつ、より改善を施した物品仕分装置を提供せんとするものである。
請求項1の発明は、多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送コンベヤから、これの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けコンベヤに向けて、前記各搬送ユニット上の物品を送り出す物品仕分装置であって、前記各搬送ユニットには、前記物品が載置されるベルト体と、前記仕分け方向に往復動して前記ベルト体を作動させる駆動シューと、前記ベルト体に初動力を付与するように付勢部材で付勢されるプッシャーと、前記プッシャーを初動力付与可能なロック解除状態と初動力付与不能なロック状態とに切り換えるロック部材とを備えているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の物品仕分装置において、前記搬送コンベヤには、前記駆動シューを前記仕分けコンベヤから離れる斜め方向に案内する誘導板を備えており、前記ロック部材がロック解除状態になると、前記プッシャーの初動力にて前記ベルト体を前記仕分け方向に作動させて、前記駆動シューを前記誘導板側に移動させるというものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の物品仕分装置において、前記誘導板側への前記駆動シューの移動後は、前記誘導板に沿った前記駆動シューの移動によって、前記ベルト体上の前記物品が前記仕分けコンベヤに送り出されるというものである。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の物品仕分装置において、前記搬送コンベヤには、前記仕分け方向と逆方向への前記駆動シューの移動を規制する規制板を備えており、前記規制板には前記誘導板の先端側に対峙する連通隙間が形成されており、前記ロック部材は、前記駆動シューが前記連通隙間に到達する前にロック解除状態に切り換えられるというものである。
本願発明によると、各搬送ユニットには、物品が載置されるベルト体と、仕分け方向に往復動してベルト体を作動させる駆動シューと、ベルト体に初動力を付与するように付勢部材で付勢されるプッシャーと、プッシャーを初動力付与可能なロック解除状態と初動力付与不能なロック状態とに切り換えるロック部材とを備えるから、前記プッシャーを駆動させる前記付勢部材の付勢力が前記ベルト体の上面側を前記仕分け方向に移動させる初動力となり、当該付勢力(初動力)によって、前記駆動シューひいては前記ベルト体の初期動作を高速且つスムーズに実現できる。従って、搬送コンベヤ、搬送ユニット及び仕分けコンベヤを高速化して、仕分け作業の高速化及び効率化を図れるという効果を奏する。
物品仕分装置の概略平面図である。 搬送コンベヤと搬送ユニットとの関係を示す概略断面図である。 プッシャーの作動態様を説明する側面断面図であり、(a)はロック時、(b)はロック解除直後、(c)は連通隙間通過後、(d)は送り出し完了の状態を示す図である。 搬送ユニットを省略した状態での物品仕分装置の概略平面図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。まず始めに、物品仕分装置1の概要について説明する。物品仕分装置1は、ミカン、トマト、桃、梨又はメロンといった物品Mを、等級(品質)や階級(サイズ及び形状)に応じたグループ毎に仕分けるものであり、多数の搬送ユニット3を列状に並べて搬送する搬送コンベヤ2と、当該搬送コンベヤ2から分岐した少なくとも1つの仕分けコンベヤ4とを備えている。各仕分けコンベヤ4は、搬送コンベヤ2から送り込まれた物品Mを一時的に滞留させながら搬送するものである。各仕分けコンベヤ4は連続的に駆動する構成でもよいし、間欠的に駆動する構成でもよい。各仕分けコンベヤ4上に滞留している物品Mは、例えばオペレータの手作業にて透明合成樹脂製の包装パックや段ボール箱等の包装用容器にパッキング(箱詰め)される。
図1及び図2等に示すように、搬送コンベヤ2は、その長手方向に沿って延びる左右一対の走行レール5を備えている。これら走行レール5上に、台車タイプの搬送ユニット3群が走行可能に配置されている。図示は省略するが、搬送コンベヤ2の長手両端部には、駆動スプロケットと従動スプロケットとが振り分けて配置されている。両スプロケットに巻き掛けられた無端チェンに、各搬送ユニット3が所定のピッチ間隔で連結されている。両スプロケット及び無端チェンの駆動にて、搬送ユニット3群は搬送コンベヤ2を循環移動する。実施形態の搬送ユニット3群は、搬送コンベヤ2の上部側で搬送方向Xに沿って移動する。なお、各搬送ユニット3の位置は、駆動スプロケットの駆動量をロータリエンコーダ(図示省略)にてカウントすることで計測される。
図1〜図3に示すように、各搬送ユニット3は、搬送コンベヤ2中における所定の仕分け箇所(仕分けコンベヤ4との分岐箇所)にて、搬送方向Xと交差する仕分け方向Yに搬送ユニット3上の物品Mを送り出すクロスベルトソータ10を備えている。実施形態のクロスベルトソータ10は、搬送ユニット3における一対のフレーム板11の間に回転可能に軸支された回転ローラ対14と、当該回転ローラ対14に巻き掛けられたベルト体としてのクロスベルト13とを備えている。回転ローラ対14は搬送方向Xに沿って互いに平行状に延びている。クロスベルト13は搬送方向Xと交差する方向に周回動可能である。実施形態では、仕分け方向Yが搬送方向Xと直交する関係にある。実施形態のクロスベルト13は二分割されているが、二つ一組で周回動するように構成されている。
クロスベルト13の下面側には、搬送方向Xと交差する方向に往復動してクロスベルト13を周回動させる駆動シュー16が取り付けられている。駆動シュー16の下面側にはガイドピン17が下向きに突設されている。この場合、駆動シュー16を仕分け方向Yと逆方向に移動させると、これに連動してクロスベルト13の上面側が仕分け方向Yに移動する。クロスベルト13の上面側に物品Mが載置される。従って、クロスベルト13上の物品Mは、クロスベルト13上面側の仕分け方向Yへの移動にて仕分けコンベヤ4に向けて搬出される。
なお、クロスベルトソータ10の内部には、クロスベルト13の上面側を下方から支持する支持板(図示省略)が配置されている。支持板は、クロスベルト13上の物品Mの重量を受け止めるためのものであり、一対のフレーム板11の内面側に固着されている。また、クロスベルト13の上面側には、周回動時に物品Mを仕分け方向Yに押し出す押出し突起19が設けられている。
図1〜図3に示すように、クロスベルトソータ10の上面側には、仕分けコンベヤ4から離れる箇所に、クロスベルト13に初動力を付与するように圧縮バネ34で付勢されるプッシャー31が設けられている。プッシャー31は、クロスベルトソータ10の上面側のうち一対のクロスベルト13の間に固定された基台32と、当該基台32に対して仕分け方向Yに進退動可能に嵌挿された一対の押出しバー33と、各押出しバー33の先端側に被嵌された付勢部材としての圧縮バネ34とを備えている。
圧縮バネ34は、押出しバー33を常時仕分け方向Yに付勢するように設定されている。各押出しバー33の先端側には、これに対応するクロスベルト13上の押出し突起19に当接する当接板35が取り付けられている。押出しバー33が一対あるのはクロスベルト13を二分割構成にしているためである。基台32のうち仕分けコンベヤ4寄りの箇所に、上向きに延びる起立板36が立設されている。押出しバー33は両方とも起立板36を貫通している。各押出しバー33における当接板35と起立板36との間に、圧縮バネ34が抜け不能に被嵌されている。
図1〜図3に示すように、クロスベルトソータ10には、プッシャー31を初動力付与可能なロック解除状態と初動力付与不能なロック状態とに切り換えるロック部材37が設けられている。実施形態のロック部材37は、各押出しバー33において起立板36を挟んで圧縮バネ34と反対側の箇所に取り付けられた係合ブロック38と、搬送方向Xに平行な枢支軸40によって基台32に回動可能に軸支された一対の係合爪39とを備えている。係合爪39を枢支軸40回りに回動させて係合ブロック38との係合を解除すると、各押出しバー33が仕分け方向Yに沿って進退動可能になり(図3(b)参照)、係合爪39を係合ブロック38に引っ掛ける(係合させる)と、各押出しバー33が進退動不能に保持される(図3(a)参照)。
実施形態では、係合爪39の長手中途部が、搬送方向Xに平行な枢支軸40を介して、基台32の上部側に回動可能に軸支されている。係合爪39における仕分け方向Yの先端側に、係合ブロック38を係脱可能に係止するフック部41が形成されている。フック部41には、仕分け方向Yと逆方向に向かって下り傾斜状のフック傾斜面41aが形成されている。一方、係合ブロック38には、仕分け方向に向かって上り傾斜状のブロック傾斜面38aが形成されている。図示は省略するが、係合爪39は、枢支軸40に被嵌されたねじりバネによって、フック部41側を常時下向き(係合ブロック38を係止する方向)に回動させるように付勢されている。押出しバー33は、係合ブロック38が起立板36に突き当たるまで前進動可能である。つまり、起立板36が押出しバー33の最長突出長さを規定するストッパーの役割も果たしている。
駆動シュー16及びガイドピン17を仕分け方向Yに移動させた場合は、各押出しバー33がクロスベルト13の押出し突起19にて圧縮バネ34のバネ力に抗して仕分け方向Yと逆方向に押される。そうすると、フック部41のフック傾斜面41aに係合ブロック38のブロック傾斜面38aが当たって、係合爪39のフック部41側をねじりバネのバネ力に抗して上向きに逃げ回動させる。その後、係合爪39のフック部41が係合ブロック38を係止して、クロスベルト13が移動不能に保持される(図3(a)参照)。
詳細は後述するが、電磁ソレノイド25の駆動にて切換アーム24を下向き回動させ、係合爪39の基端側を上方から押圧することによって、係合爪39のフック部41がねじりバネのバネ力に抗して係合ブロック38から外れ、ロック解除状態になる(図3(b)参照)。そうすると、押出しバー33の当接板35が圧縮バネ34のバネ力にて仕分け方向Yに押し出されて押出し突起19に衝突し、クロスベルト13の上面側を仕分け方向Yに移動させる。このようなクロスベルト13の初期動作に伴い、駆動シュー16及びガイドピン17が、圧縮バネ34のバネ力によって、仕分け方向Yと逆方向に押し出される。
図1〜図4に示すように、搬送コンベヤ2における仕分けコンベヤ4寄りの箇所には、搬送方向Xに沿って延びる規制板21が設けられている。規制板21は、駆動シュー16が圧縮バネ34のバネ力によって仕分け方向Yと逆方向に移動するのを規制するものである。係合爪39にて係合ブロック38をロックし、クロスベルトソータの仕分け方向Y中央付近に押出し突起19を位置させた状態(図2参照)では、ガイドピン17は、規制板21よりも仕分けコンベヤ4側に寄せた状態で、各搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によって搬送方向Xに(規制板21に沿って)案内される。
搬送コンベヤ2中の仕分け箇所には、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によってガイドピン17を仕分け方向Yと逆方向に案内する誘導板22が配置されている。誘導板22は、平面視で搬送コンベヤ2の下流側に行くに連れて仕分けコンベヤ4から離れる斜め方向に傾斜している。誘導板22における仕分けコンベヤ4寄りの一端側(先端側)は、規制板21の適宜箇所に形成された連通隙間23に臨ませている。
搬送コンベヤ2の仕分け箇所よりも上流側(連通隙間23よりも上流側)には、上下回動可能な切換アーム24付きの電磁ソレノイド25が取付け台42を介して取り付けられている。切換アーム24付きの電磁ソレノイド25はロック部材37をロック解除させるロック解除部材に相当するものである。他方、誘導板22の近傍には、駆動プーリ27及び従動プーリ28に巻き掛けられた補助ベルト26が配置されている。補助ベルト26において搬送コンベヤ2の上流側に位置する部分は、誘導板22において前記上流側に面した平坦面に重ねられている。駆動プーリ27に連結された駆動モータ29の駆動にて、補助ベルト26は循環移動するように構成されている。実施形態の補助ベルト26は常時、図4の平面視で反時計回りに周回動する。従って、補助ベルト26のうち誘導板22と重なる部位は、誘導板22に沿った斜め方向に移動する。なお、実施形態の切換アーム24は、1つのクロスベルトソータ13に設けられた一対の係合爪39の基端側を一遍に押圧可能に構成されている。
仕分け箇所に到達した搬送ユニット3上の物品Mを仕分けコンベヤ4に搬出する際は、駆動シュー16のガイドピン17が所定の連通隙間23に到達する直前に、電磁ソレノイド25の駆動にて切換アーム24を下降させ、当該切換アーム24にて係合爪39の基端側を上方から押圧することによって、係合爪39のフック部41をねじりバネのバネ力に抗して係合ブロック38から外し、ロック解除状態にする。そうすると、押出しバー33が圧縮バネ34のバネ力にて仕分け方向Yに押し出されて当接板35が押出し突起19に衝突し、クロスベルト13の上面側を仕分け方向Yに移動させる(図3(b)参照)。このようなクロスベルト13の初期動作に伴って、ガイドピン17が仕分け方向Yと逆方向に押し出されて規制板21に衝突する。そして、ガイドピン17は、規制板21に当接した状態で、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によって規制板21に沿って下流側に案内される。この状態で、圧縮バネ34は未だバネ力(押圧付勢力)を蓄えている。
搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動にて、ガイドピン17が所定の連通隙間23の箇所に達すると、ガイドピン17は、圧縮バネ34の未だ蓄えられていたバネ力によって、更に仕分け方向Yと逆方向に押し出されて連通隙間23を通過し、誘導板22及び補助ベルト26に対峙する(図3(c)参照)。つまり、圧縮バネ34のバネ力がクロスベルト13の上面側を仕分け方向Yに移動させる初動力となり、当該バネ力(初動力)によって、駆動シュー16及びガイドピン17、ひいてはクロスベルト13の初期動作を高速且つスムーズに実現できる。従って、搬送コンベヤ2、クロスベルトソータ10(搬送ユニット3)及び仕分けコンベヤ4を高速化して、仕分け作業の高速化及び効率化を図れるのである。
そして、ガイドピン17は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動と補助ベルト26の送り作用とによって、誘導板22に沿った斜め方向にスライド移動する。そうすると、ガイドピン17の斜め方向の移動に伴い、駆動シュー16が仕分け方向Yと逆方向に移動し、これに連動してクロスベルト13の上面側が更に仕分け方向Yに移動する。その結果、クロスベルト13上の物品Mが仕分けコンベヤ4に向けて送り出される(図3(d)参照)。
切換アーム24を下降動させなければ、係合爪39が係合ブロック38に引っ掛かって、押出しバー33が進退動不能に保持されるから、駆動シュー16のガイドピン17は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によってそのまま規制板21に沿って進むことになる。
なお、搬送コンベヤ2において最上流の仕分け箇所よりも上流側には、物品Mの等級等を判定する判定手段30が配置されている。判定手段30は、仕分けの目的や物品Mの種類に応じて採用される。例えばサイズや形状で仕分ける場合は、光学センサや画像処理装置等を採用すればよく、品質で仕分ける場合は糖度計等を採用すればよい。
また、図示は省略するが、搬送コンベヤ2において最下流の仕分け箇所よりも更に下流側には、各搬送ユニット3のガイドピン17を規制板21よりも仕分けコンベヤ4に近い位置に戻す戻し誘導板が平面視で搬送コンベヤ2の下流側に行くに連れて仕分けコンベヤ4に近付く斜め方向に延びた形状で配置されている。
物品Mを仕分けコンベヤ4に向けて送り出した後の各搬送ユニット3のガイドピン17は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によって、戻し誘導板に沿った斜め方向にスライド移動し、駆動シュー16及びガイドピン17を仕分け方向Yに移動させ、これに連動してクロスベルト13の上面側を仕分け方向Yと逆方向に移動させる。そうすると、クロスベルト13上の押出し突起19が各押出しバー33を圧縮バネ34のバネ力に抗して仕分け方向Yと逆方向に押し、係合爪39のフック部41側をねじりバネのバネ力に抗して上向きに逃げ回動させる。そして、係合爪39のフック部41が係合ブロック38を係止して、クロスベルト13が移動不能に保持される。
その後、オペレータの手作業等で、各搬送ユニット3におけるクロスベルト13の上面側に物品Mが載置される。戻し誘導板の配置箇所は、搬送コンベヤ2において最上流の仕分け箇所より更に上流側であってもよい。
以上の構成によると、多数の搬送ユニット3を列状に並べて搬送する搬送コンベヤ2から、これの搬送方向Xと交差する仕分け方向Yに分岐した仕分けコンベヤ4に向けて、前記各搬送ユニット3上の物品Mを送り出す物品仕分装置1であって、前記各搬送ユニット3には、前記物品Mが載置されるベルト体13と、前記仕分け方向Yに往復動して前記ベルト体13を作動させる駆動シュー16と、前記ベルト体13に初動力を付与するように付勢部材34で付勢されるプッシャー31と、前記プッシャー31を初動力付与可能なロック解除状態と初動力付与不能なロック状態とに切り換えるロック部材37とを備えているから、前記プッシャー31を駆動させる前記付勢部材34の付勢力が前記ベルト体13の上面側を仕分け方向Yに移動させる初動力となり、当該付勢力(初動力)によって、前記駆動シュー16ひいては前記ベルト体13の初期動作を高速且つスムーズに実現できる。従って、前記搬送コンベヤ2、前記搬送ユニット3及び前記仕分けコンベヤ4を高速化して、仕分け作業の高速化及び効率化を図れるという効果を奏する。
特に実施形態では、プッシャー31及びロック部材37が搬送ユニット3の上面側に配置され、ロック解除部材25が搬送コンベヤ2の上面側に配置されるので、各仕分け箇所に対するプッシャー31、ロック部材37並びにロック解除部材25の取付け位置調節を簡単に行えるという利点もある。
また、前記搬送コンベヤ2には、前記仕分け方向Yと逆方向への前記駆動シュー16の移動を規制する規制板21と、前記駆動シュー16を前記仕分けコンベヤ4から離れる斜め方向に案内する誘導板22とを備えており、前記規制板21には誘導板22の先端側に対峙する連通隙間23が形成されており、前記ロック部材37は、前記駆動シュー16が前記連通隙間23に到達する前にロック解除状態に切り換えられるから、前記仕分けコンベヤ4の箇所に到達する前に予め、前記ロック部材37をロック解除状態にして前記駆動シュー16を移動可能に設定でき、前記付勢部材34の付勢力による前記連通隙間23への前記駆動シュー16の送り出しを確実に行える。
本願発明は、前述の実施形態に限らず、農産物以外の様々な種類の長物物品を搬送・仕分けする物品仕分装置として広く適用できる。物品の種類や大きさ等に応じて、仕分けコンベヤ4の幅寸法や、誘導板22、連通隙間23及び切換アーム24の個数等は適宜設定できる。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
M 物品
X 搬送方向
Y 仕分け方向
1 物品仕分装置
2 搬送コンベヤ
3 搬送ユニット
4 仕分けコンベヤ
10 クロスベルトソータ
13 クロスベルト(ベルト体)
16 駆動シュー
17 ガイドピン
19 押出し突起
25 電磁ソレノイド(ロック解除部材)
31 プッシャー
33 押出しバー
34 圧縮バネ(付勢部材)
37 ロック部材
38 係合ブロック
39 係合爪

Claims (4)

  1. 多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送コンベヤから、これの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けコンベヤに向けて、前記各搬送ユニット上の物品を送り出す物品仕分装置であって、
    前記各搬送ユニットには、前記物品が載置されるベルト体と、前記仕分け方向に往復動して前記ベルト体を作動させる駆動シューと、前記ベルト体に初動力を付与するように付勢部材で付勢されるプッシャーと、前記プッシャーを初動力付与可能なロック解除状態と初動力付与不能なロック状態とに切り換えるロック部材とを備えている、
    物品仕分装置。
  2. 前記搬送コンベヤには、前記駆動シューを前記仕分けコンベヤから離れる斜め方向に案内する誘導板を備えており、
    前記ロック部材がロック解除状態になると、前記プッシャーの初動力にて前記ベルト体を前記仕分け方向に作動させて、前記駆動シューを前記誘導板側に移動させる、
    請求項1に記載の物品仕分装置。
  3. 前記誘導板側への前記駆動シューの移動後は、前記誘導板に沿った前記駆動シューの移動によって、前記ベルト体上の前記物品が前記仕分けコンベヤに送り出される、
    請求項2に記載の物品仕分装置。
  4. 前記搬送コンベヤには、前記仕分け方向と逆方向への前記駆動シューの移動を規制する規制板を備えており、前記規制板には前記誘導板の先端側に対峙する連通隙間が形成されており、
    前記ロック部材は、前記駆動シューが前記連通隙間に到達する前にロック解除状態に切り換えられる、
    請求項2又は3に記載の物品仕分装置。
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