JP2013166437A - 車輪駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車輪駆動装置10は車輪のハブ12をシャフト20に対して回転させる。車輪駆動装置10は、シャフト20に固定されたステータ70と、ステータ70との磁気的な相互作用によりシャフト20の周りで回転するロータ30と、ロータ30を回転させようとするトルクをロータ30からハブ12へ伝達する伝達機構と、を備える。伝達機構86は、ワンウェイクラッチ32を介してロータ30の回転を受け、シャフト20の周りで回転する太陽歯車34と、太陽歯車34と噛み合う遊星歯車群と、ハブ12に固定され、遊星歯車群と噛み合う内歯車38と、を含む。ワンウェイクラッチ32は、軸方向において遊星歯車群と少なくとも部分的に重複するよう配置される。
【選択図】図3
Description
なお、図1の例ではハブ12、スポーク14、タイヤ部16、リム18を含む、いわゆるスポークホイールが示されているが、例えばスポーク14の代わりに円板を用いた、いわゆるディスクホイールに本実施の形態の技術的思想を適用してもよい。
第1ケース44はコア42を支持する略カップ状の部材である。コア42は第1ケース44の遊星歯車群側(以下、第1ケース44から見て遊星歯車群側を上側とする)の上面44c上で支持される。第1ケース44にはハブ12の回転軸Rを中心とするシャフト孔44aが設けられている。シャフト20がシャフト孔44aに挿入されそこで圧入または接着により固定されることにより、第1ケース44はシャフト20に対して固定される。
遊星歯車シャフト88は第2ケース46に対し、孔部48を避けた位置、すなわち、ロータ30の回転軸Rを基準として、角度方向で周方向に隣り合うコイル40の中間線上に取り付けられる。
(1)ワンウェイクラッチ32は、軸方向において遊星歯車群および内歯車38と少なくとも部分的に重複するよう配置される。特にワンウェイクラッチ32は遊星歯車群に囲まれるよう、また内歯車38に環囲されるよう配置される。ワンウェイクラッチ32の外周面と第2の歯車列36bとは半径方向で対向する。言い換えると、回転軸Rに沿って座標を定義するとき、ワンウェイクラッチ32に対応する座標範囲と遊星歯車36に対応する座標範囲とは共通部分を有する。
また、本実施の形態に係る車輪駆動装置10では、ワンウェイクラッチ32は軸方向において内歯車38と少なくとも部分的に重複するよう配置されているので、同様の理由により車輪駆動装置10を軸方向に薄くすることができる。
回転駆動における仕事率は一般に2π×(回転数)×(トルク)(W)で表される。したがって、ロスを無視すると、通常回転時、エネルギの保存則から伝達機構86のいずれの箇所においても回転数とトルクとの積は一定となる。したがって、伝達機構86においては、ロータ側は高速回転・低トルクとなり、ハブ側は低速回転・高トルクとなる。一例では伝達機構86はロータ30の回転数を1/15に減速してハブ12を回転させる。この場合、ハブ12のトルクはロータ30のトルクの15倍となる。
伝達機構は、太陽歯車134と、3つの遊星歯車136からなる遊星歯車群と、内歯車38と、を含む。
本変形例によると、実施の形態と同様に車輪駆動装置110の軸方向の寸法を低減することができる。
(項目1)
車輪のハブ12の回転軸Rに沿って前記ハブ12を貫通するシャフト20と、
前記シャフト20に固定されたステータ70と、
前記ステータ70との磁気的な相互作用により前記シャフト20の周りで回転するロータ30と、
前記ロータ30を回転させようとするトルクを前記ロータ30から前記ハブ12へ伝達する伝達機構86と、を備え、
前記ステータ70、前記ロータ30および前記伝達機構86は前記ハブ12に囲まれており、
前記ハブ12から突出する前記シャフト20の2つの突出部分56、57は前記ハブ12の内部において互いに連結されていることを特徴とする車輪駆動装置10。
(項目2)
前記2つの突出部分56、57を連結する連結部分59は前記2つの突出部分56、57のうちの少なくともひとつ56と一体に形成されることを特徴とする項目1に記載の車輪駆動装置10。
項目1、項目2に記載の車輪駆動装置10によると、下突出部56と上突出部57とを連結部分59によって回転軸R上で直結することによって、下突出部56と上突出部57との同軸精度を向上させることができる。つまり、ハブ12が回転したときの同軸性能に起因する振動を抑制できると共に、振動に伴う異音や騒音の発生も抑制できる。また、下突出部56と上突出部57とを連結部分59によって直結することにより、下突出部56と上突出部57を1本のシャフトとして構成している場合と等価となり、シャフト全体としての軸剛性を向上できる。その結果、車両自重や搭載重量に起因する部材の歪みを抑制すると共に同軸精度の維持が可能となり、振動、異音、騒音の抑制に寄与できる。下突出部56および上突出部57と連結部分59との接合は、圧入、溶接、接着等が利用可能であり、それらを単独で利用したり組み合わせて利用することができる。また、下突出部56、上突出部57、連結部分59を接続した場合の同軸精度の許容範囲内であれば、下突出部56および上突出部57と連結部分59を隙間嵌めによって接合してもよい。この場合、メンテナンス時の分解が容易になり作業性を向上できる。
Claims (8)
- 車輪のハブをシャフトに対して回転させる車輪駆動装置であって、
前記シャフトに固定されたステータと、
前記ステータとの磁気的な相互作用により前記シャフトの周りで回転するロータと、
前記ロータを回転させようとするトルクを前記ロータから前記ハブへ伝達する伝達機構と、を備え、
前記伝達機構は、
ワンウェイクラッチを介して前記ロータの回転を受け、前記シャフトの周りで回転する太陽歯車と、
前記太陽歯車と噛み合う遊星歯車群と、
前記ハブに固定され、前記遊星歯車群と噛み合う内歯車と、を含み、
前記ワンウェイクラッチは、軸方向において前記遊星歯車群と少なくとも部分的に重複するよう配置されることを特徴とする車輪駆動装置。 - 前記遊星歯車群に含まれる遊星歯車は、第1の歯車列と前記第1の歯車列とはピッチ円直径が異なる第2の歯車列とを有し、
前記第1の歯車列と前記第2の歯車列とは実質的に同軸に設けられ、
前記第1の歯車列は前記太陽歯車と噛み合い、前記第2の歯車列は前記内歯車と噛み合うことを特徴とする請求項1に記載の車輪駆動装置。 - 前記ワンウェイクラッチは、軸方向において前記内歯車と少なくとも部分的に重複するよう配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の車輪駆動装置。
- 前記内歯車は、軸方向において前記太陽歯車よりも前記ステータ側で前記ハブに固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車輪駆動装置。
- 前記シャフトは前記ロータおよび前記太陽歯車を貫通し、それらを回転自在に支持することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車輪駆動装置。
- 前記ステータは、
円環部とそこから半径方向内向きに伸びる複数の突極とを含むコアと、
前記複数の突極に巻き線されて形成されるコイルと、
前記シャフトに固定され、前記コアを支持する第1ケースと、
軸方向において前記コアを挟んで前記第1ケースと対向する第2ケースと、を含み、
前記第2ケースの前記コイルに対応する位置には孔部が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車輪駆動装置。 - 前記第2ケースは前記第1ケースに固着され、
前記第1ケースと前記第2ケースとの固着部分は、前記第1ケースに対する前記第2ケースの半径方向の移動を規制するよう構成されることを特徴とする請求項6に記載の車輪駆動装置。 - 前記遊星歯車群に含まれる遊星歯車を回転自在に支持する遊星支持部材をさらに備え、
前記遊星支持部材は、前記シャフトと一体に形成された固定用部材に取り付けられることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車輪駆動装置。
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