JP2013166307A - 電子機器、画像処理装置及び機器制御方法 - Google Patents

電子機器、画像処理装置及び機器制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】待機動作状態において商用電源の消費電力が0Wである時間を長く維持する。
【解決手段】本実施形態の画像処理装置(1)は、電力を生成する創エネ部(7)と、創エネ部(7)で生成された電力を蓄電する蓄電池(8)と、ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部としてのCPU261や、第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部としてのパケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269や、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部としてのNICパワーマネージメント267などを有するNIC26とを備え、第3の機能部が、ネットワーク応答の要求を待機するNIC省エネモード(M3)において、第1の機能部に対する電力供給を停止し、第2の機能部に対して蓄電池(8)を介さず創エネ部(7)から直接電力を供給する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、電子機器、画像処理装置及び機器制御方法に関する。
近年、レーザプリンタ(LP:Laser Printer)やデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripherals)などのオフィス機器(以下、単に「電子機器」という場合がある。)においては、稼働時及び待機時の消費電力の低減化が望まれていることから、待機時に使用していない負荷部に対する電力供給を遮断したり、CPU(Central Processing Unit)の動作を遅くしたりする省エネモード(スリープモードともいう。)を備えているのが一般的である。
また、近年では、太陽電池、燃料電池、動力変換、熱電変換などの創エネ技術によって生成された電気エネルギー(電力)を蓄電する蓄電池を備え、装置が通常動作状態の場合には、AC電源である商用電源から供給される電力で動作し、装置が待機動作状態になった場合には、蓄電池から供給される電力で動作することにより、待機動作状態において商用電源の消費電力を0Wにしようとする電子機器も知られている。
また、従来では、カラースキャン要求などのネットワークサービス要求の処理負荷が小さい場合に、NIC(Network Interface Card)のCPU、ROM、RAM及び暗号化チップなどの各モジュールに対する電力供給を停止する省エネ処理を実行するデジタル複合機も知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記創エネ技術は、太陽電池で10〜15%の変換効率、熱電変換で20〜30%の変換効率という様に変換効率が悪いため、蓄電池に電力を蓄電するのに長時間を要し、且つ、蓄電池に蓄電された電力は直ぐに消費されてしまう。これらの理由から、上記した待機動作状態において商用電源から供給される電力を使用せずに蓄電池に蓄電されている電力によって動作する電子機器(省エネ0Wシステムともいう。)にあっては、待機動作状態においてネットワーク応答などの待機時の動作に蓄電池の電力を使用し続けていると、蓄電池の電力が直ぐに無くなってしまい、その結果、蓄電池の電力が無くなった場合に、商用電源から供給される電力で動作するようにしている。このため、従来技術では、待機動作状態において商用電源の消費電力が0W(省エネ0Wともいう。)である時間が短くなってしまい、省エネを十分に図ることができないという課題がある。
また、上記特許文献1の技術を上記省エネ0Wシステムに適用した場合でも、上記した課題が残るものである。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、待機動作状態において商用電源の消費電力が0Wである時間を長く維持して従来に比べより省エネを図ることが可能な電子機器、画像処理装置及び機器制御方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電子機器は、電力を生成する創エネ手段と、前記創エネ手段で生成された電力を蓄電する蓄電手段と、ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部と、前記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部と、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部とを有するネットワーク制御手段とを備え、前記第3の機能部は、ネットワーク応答の要求を待機する所定の待機動作状態において、前記第1の機能部に対する電力供給を停止し、前記第2の機能部に対して前記蓄電手段を介さず前記創エネ手段から直接電力を供給する。
また、本発明の画像処理装置は、電力を生成する創エネ手段と、前記創エネ手段で生成された電力を蓄電する蓄電手段と、ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部と、前記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部と、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部とを有するネットワーク制御手段と、画像処理を行う画像処理手段とを備え、前記第3の機能部は、ネットワーク応答の要求を待機する所定の待機動作状態において、前記第1の機能部に対する電力供給を停止し、前記第2の機能部に対して前記蓄電手段を介さず前記創エネ手段から直接電力を供給する。
また、本発明の機器制御方法は、電子機器で実行される機器制御方法であって、前記電子機器は、電力を生成する創エネ手段と、前記創エネ手段で生成された電力を蓄電する蓄電手段と、ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部と、前記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部と、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部とを有するネットワーク制御手段とを備え、前記第3の機能部が、ネットワーク応答の要求を待機する所定の待機動作状態において、前記第1の機能部に対する電力供給を停止し、前記第2の機能部に対して前記蓄電手段を介さず前記創エネ手段から直接電力を供給する。
本発明によれば、待機動作状態における蓄電手段の電力消費を低減することで、待機動作状態において商用電源の消費電力が0Wである時間を長く維持して従来に比べより省エネを図ることができる。
図1は、本実施形態の画像処理装置の概略的なハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、コントローラの構成を示すブロック図である。 図3は、NICの構成を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の画像処理装置がとり得る各種の動作状態及び状態遷移を示す図である。 図5は、コントローラ省エネモードを説明するためのブロック図である。 図6は、NIC省エネモードを説明するためのブロック図である。 図7は、本実施形態の画像処理装置における処理動作を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態の画像処理装置における処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、本発明の電子機器、画像処理装置及び機器制御方法は、プリンタ機能、スキャナ機能、ファックス機能、ファイルサーバ機能などの複数の機能を備えるデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripherals)などの各種の電子機器に適用可能であるが、以下では、本発明をデジタル複合機である画像処理装置に適用した場合について説明する。
最初に、本実施形態の画像処理装置1の概略的なハードウェア構成について図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の画像処理装置1は、コントローラ2と、操作部3と、スキャナ部4と、エンジン部5と、電源ユニット(PSU:Power Supply Unit)6と、創エネ部7と、蓄電池8と、充放電制御部9と、電源切換制御部10とを主体に構成されている。
ここで、コントローラ2は、画像処理装置1の全体の処理動作を統括的に制御するものである。なお、このコントローラ2には、画像処理装置1に接続されるLAN(Local Area Network)などのネットワーク(不図示)に対する接続を制御するネットワーク制御手段としてのNIC(Network Interface Card)26が設けられている。
操作部3は、ユーザインタフェースであり、印字設定や通信設定などの各種設定に係る情報を表示したり、上記各種設定に係るユーザの操作入力を受け付けたりするものである。
スキャナ部4は、CCD(Charge Coupled Device)などの読取部(不図示)を備える読取装置であり、自動原稿供給装置(Auto Document Feeder:ADF)やコンタクトガラス(いずれも不図示)にセットされた原稿の画像を上記読取部を用いて読み取るものである。
エンジン部は、白黒プロッタ、カラープロッタ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、定着装置(いずれも不図示)などを備えるプリンタであり、スキャナ部4が読み取った画像を示す画像データやネットワーク(不図示)を介して外部装置(不図示)から受信した画像データに対して、誤差拡散やガンマ変換などの各種画像処理を行い、画像処理後の画像データに基づいて記録紙などの記録媒体に画像を形成するものである。
電源ユニット6は、主電源としての商用電源(AC電源ともいう。)11から供給される電力としてのAC電圧に基づき装置内の各負荷部に供給する電力としてのDC電圧を生成するものである。
創エネ部7は、太陽電池、燃料電池、動力変換、熱電変換などの創エネ技術を用いて電気エネルギー(電力)を生成するものである。
蓄電池8は、画像処理装置1が待機状態、即ち、後で詳述するコントローラ省エネモードM2(図4参照)に遷移した場合に使用する電力(電荷)を蓄電する待機電源としての蓄電手段である。なお、本実施形態の蓄電池8は、創エネ部7が生成した電力を蓄電するものである。
充放電制御部9は、創エネ部7で生成された電力に基づいて蓄電池8を充電したり、コントローラ2などの負荷部に対する電力供給を蓄電池8からの電力供給または蓄電池8を介さない創エネ部7からの直接の電力供給のいずれか一方に切り換えたりするものである。
電源切換制御部10は、負荷部に対する電力供給を電源ユニット6からの電力供給、蓄電池8からの電力供給、創エネ部7からの電力供給のいずれか一方に切り換えたり、負荷部に対する電力供給のオフを制御したりするものである。
なお、本実施形態の電源切換制御部10は、電源切換制御部10Aと電源切換制御部10Bとの2つのモジュールで構成されている。ここで、電源切換制御部10Aは、コントローラ2、特に、NIC26以外の各モジュール(機能部ともいう。)(図2参照)に対する電力供給を制御するものである。電源切換制御部10Bは、NIC26に対する電力供給を制御するものである。
このように電源切換制御部10を2つのモジュールに分けることにより、画像処理装置1が待機状態、即ち、コントローラ省エネモードM2に遷移した場合に、ネットワーク応答を行うNIC26に対する電力供給を維持することができ、ネットワーク応答に必要のないコントローラ2の各モジュール(機能部ともいう。)(図2参照)に対する電力供給を遮断(オフ)でき、操作部3、スキャナ部4及びエンジン部5などの負荷部に対する電力供給を遮断(オフ)できる。なお、操作部3、スキャナ部4及びエンジン部5に対する電力供給はコントローラ2が制御する。
次に、コントローラ2の詳細な構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように、コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、エンジン(Engine)I/F23、操作部I/F24、スキャナI/F25、上記したNIC26、I/OI/F27、パワーマネージメント(Power Management)28、システムコントロール(System Control)29などの複数のモジュール(機能部)を備えている。
ここで、CPU20は、画像処理装置1のメイン処理を制御するものである。ROM21は、CPU20が使用する各種のデータやプログラムを記憶するものである。RAM22は、作業領域を確保するメモリである。
エンジンI/F23は、コントローラ2とエンジン部5とを接続するためのインタフェースである。操作部I/F24は、コントローラ2と操作部3とを接続するためのインタフェースである。スキャナI/F25は、コントローラ2とスキャナ部4とを接続するためのインタフェースである。
NIC26は、上記したネットワーク制御手段である。
I/OI/F27は、操作部3、スキャナ部4及びエンジン部5以外のその他の入出力装置(I/O)とコントローラ2とを接続するためのインタフェースである。
パワーマネージメント28は、コントローラ2の各モジュールに対する電力供給のオン/オフを夫々制御するものである。
システムコントロール29は、コントローラ2の各モジュール間のデータの流れを制御するものである。
次に、NIC26の詳細な構成について図3を用いて説明する。
図3に示すように、NIC26は、CPU261、ROM262、RAM263、MAC(Media Access Control)264、PHY(Physical Layer)265、コントローラI/F266、NICパワーマネージメント(NIC Power Management)267、パケットフィルタ(Packet Filter)268、パケットジェネレータ(Packet Generator)269などの複数のモジュール(機能部)を備えている。
ここで、CPU261は、NIC26の全体の処理動作を制御するものである。ROM262は、CPU261が使用する各種のデータやプログラムを記憶するものである。RAM263は、作業領域を確保するメモリである。
MAC264は、MAC層に係る制御を行うネットワーク論理制御部であってネットワークパケットの解析やメモリへのデータ転送などを行うものである。PHY265は、自装置に接続されたネットワークに対するパケットの送受信を行うものであり、物理層に係る制御を行うネットワーク物理層制御部であって伝送路側のデータ(光信号や電気信号)と画像処理装置1側のデータ(論理信号)との間のデータ変換を行うものである。
コントローラI/F266は、システムコントロール29と接続するためのインタフェースである。
NICパワーマネージメント267は、NIC26の各モジュールに対する電力供給のオン/オフを夫々制御するものである。
パケットフィルタ268は、受信したネットワークパケットのフィルタリングを行うものである。
具体的には、このパケットフィルタ268は、後で詳述するNIC省エネモードM3(図4参照)で受信したパケットの通信プロトコル(ネットワークプロトコルともいう。)を判別し、自装置宛てのパケットか否かを判定する。また、パケットフィルタ268は、受信したパケットが自装置宛てのパケットで無いと判定した場合、受信したパケットを破棄する。
また、パケットフィルタ268は、受信したパケットが自装置宛てのパケットであると判定した場合、そのパケットがCPU261を起動しなくても応答できるパケットであるか否かを判定する。また、パケットフィルタ268は、CPU261を起動しないと応答できないパケットである判定した場合、NICパワーマネージメント267に対してその旨を通知する。また、パケットフィルタ268は、CPU261を起動しなくても応答できると判定した場合、パケットジェネレータ269にそのパケットを転送する。
パケットジェネレータ269は、NIC省エネモードM3(図4参照)においてCPU261を起動せずに応答する場合のパケットを生成して送信するものである。具体的には、このパケットジェネレータ269は、パケットフィルタ268から転送されてきたパケットのデータの中から応答に必要なデータを抜き出して応答パケットを生成し、その生成した応答パケットをパケットフィルタ268及びPHY265を介してネットワーク(不図示)に送信する。
即ち、本実施形態のNIC26では、CPU261などが、NIC26が実行する複数のネットワーク応答処理のうち比較的に処理負荷の大きいネットワーク応答処理を実行する第1の機能部となっており、一方、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269などが、上記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部となっており、NICパワーマネージメント267が第3の機能部となっている。
なお、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269は、CPUで構成することも可能であるが、本実施形態では、待機動作状態における蓄電池8の電力消費を低減する目的で、簡単なロジック回路で構成されている。
次に、本実施形態の画像処理装置1がとり得る各種の動作状態及び状態遷移について図4〜図6を用いて説明する。
図4に示すように、本実施形態の画像処理装置1は、通常動作状態M1、コントローラ省エネモードM2及びNIC省エネモードM3という3種類の動作状態を取ることが可能である。
ここで、通常動作状態M1とは、コントローラ2を構成する全てのモジュール(図2参照)(NIC26を構成する全てのモジュールも含む)に対して電源ユニット6から電力が供給されている状態(即ち、商用電源11から電力が供給されている状態)で、スキャナ部4が読取動作を行ったり、エンジン部5が画像形成動作を行ったりしている動作状態や、一定時間、上記読取動作や上記画像形成動作の実行を待機している動作状態のことである。なお、この通常動作状態M1においては、操作部3、スキャナ部4及びエンジン部5のうち使用する機能処理部(負荷部)に対してのみ電源ユニット6から電力が供給されるようになっている。また、この通常動作状態M1が、3種類の動作状態の中で最も消費電力が大きいものである。
なお、本実施形態の画像処理装置1は、通常動作状態M1において、一定時間、操作部3の操作やコンタクトガラス(不図示)を露出するためのADF(不図示)の持ち上げ操作などのユーザ操作や、ネットワーク(不図示)を介した印字要求や、タイマー予約などの画像処理装置1の使用要求が無い場合に、コントローラ省エネモードM2に遷移するようになっている。
コントローラ省エネモードM2とは、図5に示すように、コントローラ2の各モジュールのうち、ボックスが白であるNIC26及びパワーマネージメント28にのみ充放電制御部9を介して蓄電池8から電力が供給され、一方、ボックスがグレーであるCPU20、ROM21、RAM22、エンジンI/F23、操作部I/F24、スキャナI/F25、I/OI/F27及びシステムコントロール29には電力が供給されない状態で、NIC26及びパワーマネージメント28のみが動作可能な第1の待機動作状態のことである。なお、このコントローラ省エネモードM2においては、操作部3、スキャナ部4及びエンジン部5のいずれにも電力が供給されないようになっている。
なお、本実施形態の画像処理装置1は、コントローラ省エネモードM2において、一定時間、ネットワーク通信の要求が無い場合に、NIC省エネモードM3に遷移するようになっている。また、本実施形態の画像処理装置1は、コントローラ省エネモードM2において、上記使用要求が有った場合に、通常動作状態M1に遷移(復帰)するようになっている。
NIC省エネモードM3とは、コントローラ2を構成する各モジュールのうち、NIC26及びパワーマネージメント28に対してのみ充放電制御部9を介して創エネ部7から電力が供給され、特に、NIC26においては、図6に示すように、NIC26の各モジュールのうち、ボックスが白であるPHY265、NICパワーマネージメント267、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269にのみ充放電制御部9を介して創エネ部7から電力が供給され、一方、ボックスがグレーであるCPU261、ROM262、RAM263、MAC264及びコントローラI/F266には電力が供給されない状態で、PHY265、NICマネージメント267、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269のみが動作可能な第2の待機動作状態のことである。なお、このNIC省エネモードM3においては、操作部3、スキャナ部4及びエンジン部5のいずれにも電力が供給されないようになっている。また、このNIC省エネモードM3は、3種類の動作状態の中で最も消費電力が小さいものである。
なお、本実施形態の画像処理装置1は、NIC省エネモードM3において、受信した自装置宛てのパケットがNIC省エネモードM3のまま応答することができないパケットであった場合に、コントローラ省エネモードM2に遷移するようになっている。また、本実施形態の画像処理装置1は、NIC省エネモードM3において、上記使用要求が有った場合に、コントローラ省エネモードM2を経由して通常動作状態M1に遷移するようになっている。
ところで、本実施形態の画像処理装置1では、上記したコントローラ省エネモードM2において蓄電池8からの電力供給が不安定になった場合(或いは不安定になりそうな場合)に、コントローラ2や電源切換制御部10の制御のもと、各負荷部に対する電力供給を商用電源11からの電力供給に切り換えるようになっている。
また、本実施形態の画像処理装置1では、上記したNIC省エネモードM3において創エネ部7からの電力供給が不安定になった場合(或いは不安定になりそうな場合)に、コントローラ2や電源切換制御部10の制御のもと、各負荷部に対する電力供給を蓄電池8または商用電源11からの電力供給に切り換えるようになっている。
次に、本実施形態の画像処理装置1における処理動作について図7及び図8を用いて説明する。
最初に、通常動作状態M1から他の動作状態としてのコントローラ省エネモードM2及びNIC省エネモードM3に遷移する場合の処理動作の手順について図7のフローチャートを用いて説明する。
図7に示すように、画像処理装置1では、通常動作状態M1において(ステップS101:Yes)、CPU20の制御のもと、一定時間内に画像処理装置1の上記使用要求があるか否かに基づきコントローラ省エネモードM2に遷移する必要があるか否かを判定する(ステップS102)。
ここで、一定時間内に上記使用要求が無かったことによりコントローラ省エネモードM2に遷移する必要があると判定された場合(ステップS102:Yes)、画像処理装置1は、コントローラ2のRAM22などのメモリに記憶されているデータをHDD(不図示)に退避させてデータの安全性を確保するなどコントローラ省エネモードM2に遷移するための準備を行う(ステップS103)。
続いて、CPU20の制御のもと、電源切換制御部10がコントローラ2などの各負荷部に対する電力供給を電源ユニット6からの電力供給から蓄電池8からの電力供給に切り換える(ステップS104)。それ以降、画像処理装置1は、コントローラ省エネモードM2に遷移し(ステップS105)、蓄電池8から供給される電力で動作する。
その後、画像処理装置1では、コントローラ省エネモードM2において一定時間内の復帰要因の受付を監視する(ステップS106)。具体的には、このステップS106では、パワーマネージメント28が一定時間における復帰要因としてのユーザ操作の受付を監視し、NIC26が一定時間における復帰要因としてのネットワークの応答要求の受付を監視する。
この監視の結果、復帰要因が受け付けられた場合(ステップS107:Yes)、画像処理装置1では、通常動作状態M1に戻るために電源切換を行う(ステップS108)。即ち、このステップS108では、画像処理装置1は、コントローラ2などの各負荷部に対する電力供給を、蓄電池8からの電力供給から電源ユニット6からの電力供給に切り換える。
その後、画像処理装置1は、コントローラ省エネモードM2から通常動作状態M1に遷移し(ステップS109)、ここでの処理を終了する。
一方、ステップS106の監視の結果、一定時間内に復帰要因が受け付けられなかった場合(ステップS107:No)、画像処理装置1は、NIC省エネモードM3に遷移する必要が有ると判定し(ステップS110:Yes)、続いて、NIC26のRAM263などのメモリに記憶されているデータをHDD(不図示)に退避させてデータの安全性を確保するなどNIC省エネモードM3に遷移するための準備を行う(ステップS111)。
続いて、電源切換制御部10がコントローラ2などの各負荷部に対する電力供給を蓄電池8からの電力供給から創エネ部7からの電力供給に切り換える(ステップS112)。それ以降、画像処理装置1は、NIC省エネモードM3に遷移し(ステップS113)、創エネ部7から供給される電力で動作する。
次に、NIC省エネモードM3においてパケットを受信した場合の処理動作の手順について図8のフローチャートを用いて説明する。
図8に示すように、画像処理装置1では、NIC省エネモードM3において(ステップS201:Yes)、パケットフィルタ268が、ネットワーク(不図示)からのパケットの受信を監視しており、自装置宛てのパケットを受信したと判定した場合(ステップS202:Yes)、続いて、自装置宛てのパケットをRAM263などのメモリに一時記憶する受信動作を行い(ステップS203)、続いて、パケットフィルタ268が、当該受信したパケットが応答が必要なパケットであるか否かの判定を行う(ステップS204)。
ここで、応答が必要なパケットで無いと判定された場合(ステップS205:No)、パケットフィルタ268が、受信したパケットを破棄して(ステップS206)、画像処理装置1は、処理をステップS202に戻して、再度、パケットの受信を監視する。
一方、応答が必要なパケットであると判定された場合(ステップS205:Yes)、続いて、パケットフィルタ268が、当該受信したパケットの通信プロトコルの種別に対応するハードウェアの処理負荷に応じて、当該受信したパケットの応答がコントローラ2のCPU20を使用せずにNIC26だけで応答可能なものであるか否かの判定を行う(ステップS207)。
この判定の結果、パケットフィルタ268が、受信したパケットがコントローラ2のCPU20を起動しないと応答できないパケットであることから、CPU20を使用せずにNIC26だけで応答することが不可能であると判定した場合(ステップS208:No)、画像処理装置1は、NIC省エネモードM2から復帰してコントローラ省エネモードM2に遷移し(ステップS209)、更に、コントローラ省エネモードM2から復帰して(ステップS210)、コントローラ2のCPU20の制御のもと、電源切換制御部10が各負荷部に対する電力供給を創エネ部7からの電力供給から電源ユニット6からの電力供給に切り換える(ステップS211)。それ以降、画像処理装置1は、通常動作状態M1に遷移し(ステップS212)、電源ユニット6から供給される電力で動作する。
一方、ステップS207の判定の結果、パケットフィルタ268が、受信したパケットがコントローラ20のCPU20を起動せずに応答できるパケットであることから、NIC26での応答が可能であると判定した場合(ステップS208:Yes)、続いて、パケットフィルタ268が、受信したパケットの通信プロトコルの種別をもとにNIC省エネモードM3のまま応答が可能であるか否か、即ち、NIC26のCPU261を使用せずに応答が可能であるか否かを判定する(ステップS213)。
この判定の結果、パケットフィルタ268が、受信したパケットがNIC26のCPU261を使用せずに応答できるパケット{例えば、ARP(Address Resolution Protocol)リクエストパケットや、Ping(Packet Internet Groper)のパケットなど}であることから、NIC省エネモードM3のまま応答が可能であると判定した場合(ステップS213:Yes)、NIC26は、NIC省エネモードM3のまま応答を行う(ステップS214)。即ち、ステップS214では、NIC26は、PHY265、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269を使用して応答パケットを生成し、該生成した応答パケットをネットワーク(不図示)上に送出する(ステップS214)。
なお、ここで、上記ARP(アドレス解決プロトコル)について説明する。ARPとは、IP(Internet Protocol)アドレスからMACアドレスを取得するためのプロトコルのことである。即ち、このARPでは、ホストコンピュータ(PC:Personal Computer)がARPリクエストパケットを用いてネットワークに接続されている機器のMACアドレスを問い合わせ、問い合わせを受けた機器が自装置に割り当てられているMACアドレスを書き込んだARPレスポンスパケットを返信するように規定されている。
即ち、ARPリクエストパケットに対する応答パケットとしてのARPレスポンスパケットは、ARPレスポンスパケットのフォーマットに自装置に割り当てられているMACアドレスを書き込むだけで済むため、本実施形態では、ARPリクエストパケットに対する応答処理は、ハードウェアの処理負荷の小さいネットワーク応答処理であって、NIC26のCPU261を使用せずに、NIC26のPHY265、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269のみを使用して応答することが可能なネットワーク応答処理として定めている。
また、ここで、上記Pingについて説明する。Pingとは、インターネットなどのTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)ネットワークで相手先のコンピュータや通信回線の状況をチェックするのに利用する通信プロトコルのことである。即ち、このPingでは、ホストコンピュータ(PC)が状況確認用のPingパケットを相手先のコンピュータに送り、それに対する返信用のPingパケットの戻る時間をチェックすることで状況を認識するように規定されている。
即ち、状況確認用のPingパケットに対する応答パケットとしての返信用のPingパケットは、予め返信用として定められたデータ量の小さいパケットであるため、本実施形態では、状況確認用のPingパケットに対する応答処理は、ハードウェアの処理負荷の小さいネットワーク応答処理であって、NIC26のCPU261を使用せずに、NIC26のPHY265、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269のみを使用して応答することが可能なネットワーク応答処理として定めている。
また、ここで、ステップS213及びステップS214の具体的な処理の一例として、例えば、受信したパケットが自装置宛てのARPリクエストパケットであった場合のステップS213及びステップS214の具体的な処理について説明する。
この場合、ステップS213において、パケットフィルタ268が、受信したパケット(即ち、ARPリクエストパケット)の通信プロトコルが「ARP」であることからNIC省エネモードM3のまま応答が可能であると判定する(ステップS213:Yes)。すると、続く、ステップS214において、パケットフィルタ268がパケットジェネレータ269に受信したARPリクエストパケットを転送する。そして、同じくステップS214において、パケットジェネレータ269が受け取ったパケットから必要なデータを抽出し、自装置に割り当てられて所定の記憶部に記憶されているMACアドレスを書き込んだARPレスポンスパケットを生成し、パケットフィルタ268及びPHY265を介してネットワーク(不図示)上に送出する。
また、ステップS213及びステップS214の具体的な処理のその他の一例として、例えば、受信したパケットが自装置宛ての状況確認用のPingパケットであった場合のステップS213及びステップS214の具体的な処理について説明する。
この場合、ステップS213において、パケットフィルタ268が、受信したパケット(即ち、状況確認用のPingパケット)の通信プロトコルが「Ping」であることからNIC省エネモードM3のまま応答が可能であると判定する(ステップS213:Yes)。すると、続く、ステップS214において、パケットフィルタ268がパケットジェネレータ269に受信した状況確認用のPingパケットを転送する。そして、同じくステップS214において、パケットジェネレータ269が受け取ったパケットから必要なデータを抽出し、予め定められているデータ量の小さい返信用のPingパケットを生成し、パケットフィルタ268及びPHY265を介してネットワーク(不図示)上に送出する。
図8に戻って、ステップS213の判定の結果、パケットフィルタ268が、受信したパケットがNIC26のCPU261を起動しないと応答できないパケット{例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)のパケットや、TCPのパケットなど}であることから、NIC省エネモードM3のままで応答が不可能であると判定した場合(ステップS213:No)、NIC26のRAM263などのメモリに記憶されているデータをHDD(不図示)に退避させてデータの安全性を確保するなどNIC省エネモードM3からコントローラ省エネモードM2に復帰する準備を行う(ステップS215)。
なお、ここで、SNMPやTCPなどの通信プロトコルに係るパケットは、データ量が多かったり、データの内容が都度変化したり、相手先との接続状態を確かめた状態で応答する必要があったりする。従って、本実施形態では、SNMPのパケットやTCPのパケットに対する応答処理は、ハードウェアの処理負荷の大きい処理であって、NIC26のPHY265、パケットフィルタ268及びパケットジェネレータ269のみでは応答できず、NIC26のCPU261を使用しないと応答できない処理として定めている。
ステップS215の準備処理後、電源切換制御部10が各負荷部に対する電力供給を創エネ部7からの電力供給から蓄電池8からの電力供給に切り換える(ステップS216)。それ以降、画像処理装置1は、コントローラ省エネモードM2に遷移し(ステップS217)、蓄電池8から供給される電力で動作する。
続いて、画像処理装置1は、処理をステップS214に移行し、NIC26のCPU261の制御のもと、受信したパケット(SNMPのパケットやTCPのパケットなど)に対する応答パケットを生成してネットワーク(不図示)上に送出する。
即ち、以上説明した本実施形態によれば、コントローラ省エネモードM2やNIC省エネモードM3などの待機動作状態における蓄電池(蓄電手段)の電力消費を低減することができるので、待機動作状態において商用電源の消費電力が0Wである時間を長く維持して従来に比べより省エネを図ることができる。
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、上記した実施形態により限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、創エネ部7、蓄電池8及び充放電制御部9の各モジュールが画像処理装置1の筐体内部に設置された形態を示しているが(図1参照)、これに限定されず、上記各モジュールを画像処理装置1の外部に設置するような形態とすることも可能である。そのような構成によれば、上記各モジュールの何れかが故障して機能しなくなった場合でも、装置外部に設置された故障モジュールのみを簡単に交換することができるため、画像処理装置1全体を交換または改修する方法に比べ、より簡単且つ安価に対処することが可能となる。
また、上記実施形態では、特に説明していないが、創エネ部7から負荷部に直接供給する電力を安定化させるための安定化回路(レギュレータ)を設けるようにしても良い。これによれば、NIC省エネモードM3において創エネ部7から負荷部に供給される電力を安定化させることが可能となる。
また、上記実施形態のコントローラ2やNIC26における処理を実行するプログラムは、画像処理装置1のROM21やROM262や図示しないROMなどの記憶部に予め組み込んで提供することが可能である。また、上記プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供することが可能である。更に、上記プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布したりすることも可能である。
また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画像処理装置(電子機器)
2 コントローラ(制御部)
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 エンジンI/F
24 操作部I/F
25 スキャナI/F
26 NIC(ネットワーク制御手段)
261 CPU(第1の機能部)
262 ROM
263 RAM
264 MAC
265 PHY
266 コントローラI/F
267 NICパワーマネージメント(第3の機能部)
268 パケットフィルタ(第2の機能部)
269 パケットジェネレータ(第2の機能部)
27 I/OI/F
28 パワーマネージメント
29 システムコントロール
3 操作部
4 スキャナ部(画像処理手段)
5 エンジン部(画像処理手段)
6 電源ユニット(PSU、電源ユニット手段)
7 創エネ部(創エネ手段、待機電源)
8 蓄電池(蓄電手段、待機電源)
9 充放電制御部(充放電制御手段)
10、10A、10B 電源切換制御部(電源切換制御手段)
11 商用電源(主電源)
M1 通常動作状態
M2 コントローラ省エネモード(他の待機動作状態)
M3 NIC省エネモード(所定の待機動作状態)
特許第4275168号公報

Claims (9)

  1. 電力を生成する創エネ手段と、
    前記創エネ手段で生成された電力を蓄電する蓄電手段と、
    ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部と、前記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部と、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部とを有するネットワーク制御手段と
    を備え、
    前記第3の機能部は、ネットワーク応答の要求を待機する所定の待機動作状態において、前記第1の機能部に対する電力供給を停止し、前記第2の機能部に対して前記蓄電手段を介さず前記創エネ手段から直接電力を供給する電子機器。
  2. 前記所定の待機動作状態において、前記処理負荷の小さいネットワーク応答の要求を受け付けた場合、前記第2の機能部が、前記創エネ手段から供給される電力で動作して、当該受け付けたネットワーク応答の要求に対応するネットワーク応答処理を実行する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記所定の待機動作状態において、前記第1の機能部が実行可能であって前記第2の機能部が実行不可能なネットワーク応答処理に係るネットワーク応答の要求を受け付けた場合、電源制御手段が、前記第1の機能部及び前記第2の機能部に対して前記蓄電手段からの電力を供給し、装置を他の待機動作状態に遷移させ、
    前記他の待機動作状態において、前記第1の機能部及び前記第2の機能部が、前記蓄電手段から供給される電力で動作して、当該受け付けたネットワーク応答の要求に対応するネットワーク応答処理を実行する、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記処理負荷の小さいネットワーク応答の要求とは、ARPリクエストパケットの受信のことであり、
    前記第2の機能部は、前記ネットワーク応答処理として、自装置に割り当てられたMACアドレスを書き込んだARPレスポンスパケットを生成してネットワーク上に送出する、請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記処理負荷の小さいネットワーク応答の要求とは、状況確認用のPingパケットの受信のことであり、
    前記第2の機能部は、前記ネットワーク応答処理として、返信用のPingパケットを生成してネットワーク上に送出する、請求項2または3に記載の電子機器。
  6. 前記第2の機能部には、受信したパケットの通信プロトコルの種別を判別するパケットフィルタと、前記パケットフィルタから転送されてきたパケットから応答に必要なデータを抜き出して応答パケットを生成するパケットジェネレータとが含まれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記創エネ手段からの電力供給が不安定な場合に、前記創エネ手段からの電力供給から前記蓄電手段または商用電源からの電力供給に切り換える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 電力を生成する創エネ手段と、
    前記創エネ手段で生成された電力を蓄電する蓄電手段と、
    ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部と、前記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部と、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部とを有するネットワーク制御手段と、
    画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、
    前記第3の機能部は、ネットワーク応答の要求を待機する所定の待機動作状態において、前記第1の機能部に対する電力供給を停止し、前記第2の機能部に対して前記蓄電手段を介さず前記創エネ手段から直接電力を供給する画像処理装置。
  9. 電子機器で実行される機器制御方法であって、
    前記電子機器は、
    電力を生成する創エネ手段と、
    前記創エネ手段で生成された電力を蓄電する蓄電手段と、
    ネットワーク応答処理を実行する第1の機能部と、前記第1の機能部が実行するネットワーク応答処理に比べて処理負荷の小さいネットワーク応答処理を実行する第2の機能部と、各機能部に対する電力供給を制御する第3の機能部とを有するネットワーク制御手段と
    を備え、
    前記第3の機能部が、ネットワーク応答の要求を待機する所定の待機動作状態において、前記第1の機能部に対する電力供給を停止し、前記第2の機能部に対して前記蓄電手段を介さず前記創エネ手段から直接電力を供給する機器制御方法。
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