JP2017054166A - 情報処理システム、通信中継装置及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理システム、通信中継装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電源から通信部への電力供給が一時的に停止された情報処理装置にデータが送信されてきたことを契機にその電力供給を再開させる場合に、情報処理装置においてその契機を確認するための電力消費を不要にすること。
【解決手段】通信線4は、イーサネットケーブルであり、データの通信に用いられるのに加え、PoEの技術によるPoE電力の供給にも用いられる。CPU11及び通信I/F15は、画像形成装置20にデータが送信されてきた場合に通信線4を介してPoE電力をその画像形成装置20に供給する。AC電源電力供給部59は、自身及びNET51にAC電源6からの電力が供給されていない状態でPoE電力が供給されると、供給されたPoE電力によって作動して、NET51にAC電源6からの電力を供給させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理システム、通信中継装置及び情報処理装置に関する。
通信部を有する情報処理装置が節電のため通信部への電力の供給を停止させた場合に、自装置にデータが送信されてきたことを契機にその通信部への電力の供給を開始させる技術が知られている。特許文献1には、スイッチングHUBが、受信したパケットの宛先がネットワーク周辺装置の宛先と一致するか否かを判別し、その判別結果をネットワーク周辺装置が備えるPoE機能の電源ラインを利用して通知することでそのネットワーク周辺装置をスリープ状態からノーマル状態に復帰させる技術が開示されている。
特開2007−148781号公報
特許文献1の技術では、より詳細には、前述の電源ラインの電圧をスイッチングHUBが立ち上げさせてPME信号をネットワーク周辺装置のシステムコントローラに入力させることで、そのシステムコントローラが自装置をノーマル状態へ復帰させている。つまり、スリープ状態でもシステムコントローラにはPME信号の入力を監視するだけの電力が供給されていることになり、その監視のための電力がスリープ状態において消費されてしまう。
本発明は、電源から通信部への電力供給が一時的に停止された情報処理装置にデータが送信されてきたことを契機にその電力供給を再開させる場合に、情報処理装置においてその契機を確認するための電力消費を不要にすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理システムは、情報処理装置と、装置同士の通信を中継する通信中継装置であって通信及び電力供給に用いられる通信線で前記情報処理装置と接続される通信中継装置とを備え、前記通信中継装置は、前記情報処理装置にデータが送信されてきた場合に前記通信線を介して第1電力を供給する電力供給部を備え、前記情報処理装置は、前記通信線を介した通信を行う通信部と、電源からの第2電力が供給されなくとも前記第1電力で作動する第1供給部であって、当該第1供給部及び前記通信部に前記第2電力が供給されていない状態で前記第1電力が供給されると当該通信部に前記第2電力を供給させる第1供給部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理システムは、請求項1に記載の構成において、前記情報処理装置は、ユーザの操作に基づいて前記通信部に前記第2電力を供給させる第2供給部と、前記第2供給部による供給が開始された場合に自装置の宛先として用いられる識別情報を前記通信中継装置に通知する宛先通知部とを備え、前記通信中継装置は、前記識別情報が通知されると当該識別情報を記憶する宛先記憶部を備え、前記電力供給部が、送信されてきたデータの宛先が前記宛先記憶部に記憶されている場合に、前記情報処理装置にデータが送信されてきたと判断して前記第1電力を供給することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理システムは、請求項2に記載の構成において、前記情報処理装置は、前記通信部への前記第2電力の供給が終了した場合に当該供給が終了された旨を前記通信中継装置に通知する終了通知部とを備え、前記通信中継装置は、前記終了された旨が通知されると前記宛先記憶部に記憶されている前記識別情報を削除する宛先削除部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理システムは、請求項2又は3に記載の構成において、前記識別情報にはMAC(Media Access Control)アドレス及びIP(Internet Protocol)アドレスが含まれ、前記情報処理装置は、前記通信部への前記第2電力の供給が行われている状態で決められた条件が満たされると当該供給を一時的に停止させる一時停止部を備え、前記通信中継装置は、前記宛先記憶部に記憶されている前記情報処理装置のIPアドレスを含むARP(Address Resolution Protocol)リクエストが送信されてくると、当該ARPリクエストの送信元に、前記宛先記憶部に記憶されている前記情報処理装置のMACアドレスを含むARPレスポンスを送信する送信部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理システムは、請求項1から4のいずれか1項に記載の構成において、前記情報処理装置は、前記第2電力の自装置への供給を終了させる供給終了部と、前記供給終了部により自装置への前記第2電力の供給が終了された状態を表す情報を記憶する状態記憶部と、前記第1供給部により前記第2電力の前記通信部への供給が開始されたときに前記状態記憶部に前記情報が記憶されていない場合に、当該第2電力の前記通信部への供給を終了又は一時的に停止させる処理を行う処理部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る通信中継装置は、装置同士の通信を中継する通信中継装置であって、通信及び電力供給に用いられる通信線で自装置に接続された情報処理装置にデータが送信されてきた場合に当該通信線を介して当該情報処理装置に第1電力を供給する電力供給部を備え、前記情報処理装置は、前記通信線を介した通信を行う通信部と、電源からの第2電力が供給されなくとも前記第1電力で作動する第1供給部であって、当該第1供給部及び前記通信部に前記第2電力が供給されていない状態で前記第1電力が供給されると当該通信部に前記第2電力を供給させる第1供給部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る情報処理装置は、装置同士の通信を中継する通信中継装置であって、自情報処理装置にデータが送信されてきた場合に通信及び電力供給に用いられる通信線を介して第1電力を供給する電力供給部を備える通信中継装置と当該通信線で接続され、当該通信線を介した通信を行う通信部と、電源からの第2電力が供給されなくとも前記第1電力で作動する第1供給部であって、当該第1供給部及び前記通信部に前記第2電力が供給されていない状態で前記第1電力が供給されると当該通信部に前記第2電力を供給させる第1供給部とを備えることを特徴とする。
請求項1、6、7に係る発明によれば、電源から通信部への電力供給が一時的に停止された情報処理装置にデータが送信されてきたことを契機にその電力供給を再開させる場合に、情報処理装置においてその契機を確認するための電力消費を不要にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、通信部への第2電力の供給を開始させる操作をユーザが行う前にデータが送信されてきても通信部に第2電力を供給させないようにすることができる。
請求項3に係る発明によれば、通信部への第2電力の供給が終了した後にデータが送信されてきても通信部に第2電力を供給させないようにすることができる。
請求項4に係る発明によれば、通信部への第2電力の供給が一時的に停止しているときに情報処理装置のIPアドレスを含むARPリクエストが送信されてきても、その送信元と情報処理装置との通信が行われるようにすることができる。
請求項5に係る発明によれば、供給終了部によらずに第2電力の供給が終了された後に通信部への第2電力の供給が開始された場合に、情報処理装置による通信を行わせないようにすることができる。
情報処理システムの全体構成を表す図 スイッチングハブのハードウェア構成を表す図 画像形成装置のハードウェア構成を表す図 画像形成装置の詳細構成を表す図 情報処理システムの各部の動作手順の一例を表す図 変形例の画像形成装置20aのハードウェア構成を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る情報処理システム1の全体構成を表す。情報処理システム1は、通信回線2と、クライアント端末3と、スイッチングハブ10と、画像形成装置20とを備える。画像形成装置20は、例えばクライアント端末3から送信されてくる画像データが表す画像等の情報を処理する情報処理装置であり、処理した画像を媒体に形成する。
画像形成装置20は、外部装置との通信を行うための回路を有するNET51を備える。NET51は、通信線4を介した通信を行う通信部である。通信線4は、イーサネット(登録商標)ケーブルであり、データの通信に用いられるのに加え、PoE(Power over Ethernet(登録商標))の技術による電力供給にも用いられる。画像形成装置20は、NET51が受信した画像データが表す画像を処理する。
画像形成装置20には、コンセントなどによって接続される電源から電力が供給されている。画像形成装置20は、例えばユーザの操作が一定時間ない場合などに節電モードになって、自装置内の節電の対象部分への電源からの電力供給を停止させる。これにより、節電モードの画像形成装置20では、節電の対象部分にも電源からの電力が供給される通常モードに比べて消費電力が抑えられるようになっている。節電の対象部分にはNET51も含まれている。そのため、節電モード中は外部装置から送信されてきたデータが受信されないようになっている。
スイッチングハブ10は、装置同士の通信を中継する通信中継装置である。スイッチングハブ10は、画像形成装置20のNET51と通信線4によって接続されている。スイッチングハブ10は通信回線2に接続されている。通信回線2は、自回線に接続する装置同士のデータのやり取りを仲介するシステムであり、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)及びそれらを含むインターネット等である。通信回線2にはクライアント端末3が接続されている。クライアント端末3は、ユーザによって利用され、例えば画像形成装置20に対して媒体に形成させる画像を表す画像データを送信する。
このとき、画像形成装置20が通常モードであれば、NET51に電源から電力が供給されているので、送信されてきた画像データをNET51が受信して画像の形成が行われる。一方、画像形成装置20が節電モードであれば、NET51に電源からの電力供給が停止されているので、まず通常モードへの復旧が行われてから、画像データの受信及び画像の形成が行われる。以下では、画像形成装置20が通常モードへ復旧するための構成について詳しく説明する。
図2はスイッチングハブ10のハードウェア構成を表す。スイッチングハブ10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(InterFace)15と、これらを接続するバス5とを備えるコンピュータである。CPU11は、スイッチングハブ10の各部を制御する処理装置である。CPU11は、ROM13又はHDD14に記憶されたプログラムを、ワークエリアとしてのRAM12に読み出して実行する。
通信I/F15は、複数のポート及び各ポートに対応する通信回路を備え、通信線4を介した画像形成装置20との通信や、通信回線2を介したクライアント端末3との通信などを行う。また、通信I/F15は、各ポートに対応する給電回路を備え、通信線4を介して接続されている装置に対して、PoEの技術により電力(これを「PoE電力」という)を供給する。PoE電力は直流の電力である。PoE電力は本発明の「第1電力」の一例である。
図3は画像形成装置20のハードウェア構成を表す。画像形成装置20は、画像形成部30と、電力供給部40と、コントローラ50とを備えるコンピュータである。画像形成部30は、例えば電子写真方式で媒体に画像を形成する。電力供給部40は、交流の電力を供給するAC(AC:Alternating Current)電源6に接続され、画像形成部30及びコントローラ50にAC電源6からの電力(以下「AC電源電力」という)を供給する。AC電源電力は交流の電力である。AC電源電力は本発明の「第2電力」の一例である。コントローラ50は、画像形成部30及び電力供給部40の動作を制御する。コントローラ50は、NET51を備え、図1に表すクライアント端末3から送信されてくる画像データを受信して、その画像データが表す画像を処理する。
図4は画像形成装置20の詳細構成を表す。画像形成装置20の電力供給部40は、プッシュスイッチ41と、AC制御スイッチ42と、AC/DCコンバータ43とを備え、コントローラ50は、NET51と、PHY52と、CPU53と、PD(Powered device)54と、電力供給ライン55と、DC/DCコンバータ56と、CPLD(Complex Programmable Logic Device)57と、AC制御デバイス58とを備える。
プッシュスイッチ41は、AC電源6に接続されており、AC電源6からの電力供給の有無(電源オンと電源オフ)を切り替えるスイッチである。プッシュスイッチ41は、ボタンやレバーなどの操作子を有し、その操作子をユーザが手動で操作することで電源オンの状態及び電源オフの状態を切り替える。画像形成装置20の起動は、ユーザがプッシュスイッチ41を操作して電源オフの状態から電源オンの状態に切り替えることにより行われる。
画像形成装置20が起動すると、NET51にもAC電源電力が供給され、クライアント端末3との通信が可能となる。このように、プッシュスイッチ41は、ユーザの操作に基づいてNET51にAC電源電力を供給させる。プッシュスイッチ41は本発明の「第2供給部」の一例である。
また、画像形成装置20のシャットダウンは、ユーザがプッシュスイッチ41を操作して電源オンの状態から電源オフの状態に切り替えることにより行われる。プッシュスイッチ41が電源オフの状態に切り替わると、プッシュスイッチ41がその旨を表すシャットダウン信号をCPU53に供給し、後述するCPU53がシャットダウン処理を行うことで画像形成装置20がシャットダウンされる。
AC制御スイッチ42は、AC電源6に接続されており、プッシュスイッチ41と同様に、AC電源6からの電力供給の有無(電源オンと電源オフ)を切り替えるスイッチである。AC制御スイッチ42は、AC制御デバイス58により制御されて電源オン及び電源オフを切り替える。AC制御スイッチ42は、画像形成装置20が起動されたときには電源オフの状態になっており、例えば上述した節電モード中に制御されてAC電源電力の供給が一時的に停止されていた各部へのAC電源電力の供給を再開させる。
プッシュスイッチ41及びAC制御スイッチ42が電源オンの状態になると、AC電源6から供給されたAC電源電力が各スイッチを経由してAC/DCコンバータ43に供給される。AC/DCコンバータ43は、AC電源6から供給されたAC電源電力を直流(DC:Direct Current)の電力に変換して、コントローラ50に供給する。NET51は、通信線4を介してスイッチングハブ10の通信I/F15と接続されている。通信I/F15から送信されてきてNET51が受信するデータはアナログ信号で表されている。NET51はこのアナログ信号をPHY52に供給する。
PHY52は、アナログ信号をビット列に変換してCPU53に供給する。CPU53は、供給されたビット列で表されたデータを処理する。また、CPU53がPHY52にビット列で表されたデータを供給すると、PHY52はそのデータをアナログ信号に変換してNET51に供給する。NET51は供給されたアナログ信号を、通信線4を介してスイッチングハブ10に送信する。
また、CPU53は、画像形成装置20の通常モードを節電モードに切り替える制御を行う。CPU53は、AC電源電力が各部に供給されている状態で決められた条件が満たされると(例えばユーザの操作が一定時間ないと)、節電の対象として決められた各部へのAC電源電力の供給を一時的に停止させることで、節電モードに切り替える。CPU53は本発明の「一時停止部」の一例である。本実施例では、CPU53は、コントローラ50が備える全てのハードウェア(NET51やCPU53自身などを含むハードウェア)を節電モードの対象として、電力供給を停止させる。
また、CPU53は、上述したシャットダウン信号がプッシュスイッチ41から供給されると、AC電源電力の自装置への供給を終了させるシャットダウン処理を行う。CPU53は本発明の「供給終了部」の一例でもある。CPU53がシャットダウン処理を行ってAC電源電力の画像形成装置20への供給が終了すると、本実施例では、次にプッシュスイッチ41の電源オンの操作が行われるまではAC電源電力の画像形成装置20への供給が行われない。
通信I/F15は、第1ポート151及び第2ポート152を有する。第1ポート151には通信線4を介してNET51が接続されており、第2ポート152には図示せぬ通信回線2を介してクライアント端末3が接続されている。本実施例では、画像形成装置20の宛先として用いられる識別情報であるNET51のMAC(Media Access Control)アドレス及びIP(Internet Protocol)アドレスが既にクライアント端末3に記憶されているものとする。
そのクライアント端末3に対してユーザが画像形成装置20に画像を形成させるための操作を行うと、クライアント端末3はそれらの識別情報で表される宛先に対して画像データを送信する。送信されてきた画像データは通信I/F15を介してCPU11に供給される。CPU11は、こうして画像形成装置20にデータが送信されてきた場合、通信I/F15を制御して、通信線4を介して画像形成装置20にPoE電力を供給させる。このように、CPU11及び通信I/F15は、画像形成装置20にデータが送信されてきた場合に通信線4を介してPoE電力をその画像形成装置20に供給する。CPU11及び通信I/F15は本発明の「電力供給部」の一例である。
CPU11は、送信されてきたデータが画像形成装置20宛であることを次のように判断する。画像形成装置20のCPU53は、プッシュスイッチ41がユーザにより操作されてAC電源電力の供給が開始された場合に、自装置の宛先である識別情報(この場合はNET51のMACアドレス及びIPアドレス)をスイッチングハブ10に通知する。CPU53は本発明の「宛先通知部」の一例である。CPU53は、例えばNET51のMACアドレス及びIPアドレスを含むARP(Address Resolution Protocol)リクエストを送信することでそれら自装置の宛先を通知する。
CPU11は、この第1ポート151を介してARPリクエストを受け取ると、そのARPリクエストに含まれるNET51のMACアドレス及びIPアドレスを対応付けるARPテーブルをHDD14に記憶させる。このように、HDD14は、画像形成装置20の宛先である識別情報が通知されるとその識別情報を記憶する。HDD14は本発明の宛先記憶部の一例である。CPU11は、送信されてきたデータの宛先を表すMACアドレス及びIPアドレスがHDD14に記憶されている場合に、画像形成装置20にデータが送信されてきたと判断して通信線4を介してPoE電力を供給させる。
また、画像形成装置20のCPU53は、例えばプッシュスイッチ41がユーザにより操作されてAC電源電力の供給(NET51へのAC電源電力の供給を含む)が終了した場合に、その旨をスイッチングハブ10に通知する。CPU53は本発明の「終了通知部」の一例である。CPU53は、プッシュスイッチ41から上述したシャットダウン信号が供給されると、シャットダウン処理を行う前に(又はシャットダウン処理の中で)、例えば、自装置がシャットダウンすることを表すシャットダウン通知データをスイッチングハブ10に送信することでこの通知を行う。
CPU11は、第1ポート151を介してシャットダウン通知データを受け取ると、HDD14に記憶させているARPテーブルから、NET51のMACアドレス及びIPアドレスを削除する。このように、CPU11は、NET51へのAC電源電力の供給が終了した旨が通知されると、HDD14に記憶されている画像形成装置20の宛先として用いられる識別情報を削除する。CPU11は本発明の「宛先削除部」の一例である。
これにより、スイッチングハブ10には、ユーザがプッシュスイッチ41を操作して電源オンにしてから再度プッシュスイッチ41を操作して電源オフにするまでの期間(以下「電源オン期間」という)に、画像形成装置20の識別情報が記憶される。従って、その電源オン期間に画像形成装置20宛のデータがスイッチングハブ10に送信されてくると、CPU11が通信線4を介してPoE電力を供給することになる。
電源オン期間においても、上述した節電モードになると、NET51へのAC電源電力の供給が一時的に停止された状態になる。この状態であっても、NET51はスイッチングハブ10から供給されたPoE電力で作動して、供給されたPoE電力をPD54に供給する。PD54は、NET51と同様に供給されたPoE電力によって作動して、供給されたPoE電力を、電力供給ライン55を介してDC/DCコンバータ56及びAC制御デバイス58に供給する。
電力供給ライン55は、DC/DCコンバータ56及びAC制御デバイス58に電力を供給するための電力線である。ここでいう電力にはAC電源電力及びPoE電力の両方が含まれる。電力供給ライン55には、PD54からPoE電力が供給され、AC/DCコンバータ43からAC電源電力が供給される。いずれの電力が供給された場合でも、DC/DCコンバータ56及びAC制御デバイス58に電力が供給されることになる。
DC/DCコンバータ56は、電力供給ライン55から供給された直流電圧を異なる直流電圧に変換して、CPLD57に供給する。CPLD57は、AC制御デバイス58の出力の有効及び無効を制御する回路であり、DC/DCコンバータ56から電圧が変換された直流電力が供給されると、AC制御デバイス58の出力を有効にする。AC制御デバイス58は、AC制御スイッチ42を制御するデバイスであり、電力供給ライン55から電力が供給され、CPLD57により出力を有効にされると、AC制御スイッチ42を制御して、電源オフになっていれば電源オンに切り替えさせる。
AC制御スイッチ42が電源オンに切り替えられると、AC電源電力がAC制御スイッチ42及びAC/DCコンバータ43を介してコントローラ50に供給される。このようにして、画像形成装置20が節電モードから通常モードに復旧する。PD54、電力供給ライン55、DC/DCコンバータ56、CPLD57、AC制御デバイス58、AC制御スイッチ42は、いずれもAC電源電力によっても作動するが、AC電源電力が供給されていなくてもPoE電力によって作動して、上記のとおりAC電源電力をコントローラ50に供給させるAC電源電力供給部59として機能する。AC電源電力供給部59は本発明の「第1供給部」の一例である。
AC電源電力供給部59は、自身及びNET51にAC電源電力が供給されていない状態でPoE電力が供給されると、上記のとおりPoE電力によって作動して、NET51にAC電源電力を供給させる。これにより、NET51によるデータの受信が可能となる。スイッチングハブ10のCPU11が、クライアント端末3から送信されてきた画像データを第1ポート151及び通信線4を介して送信し、NET51が受信したその画像データをPHY52を介してCPU53に供給することで、その画像データが表す画像の処理及び媒体への画像の形成が行われる。
続いて、画像形成装置20が節電モードになってから通常モードに回復するまでの動作手順を、図5を参照して説明する。
図5は情報処理システム1の各部の動作手順の一例を表す。図5では、スイッチングハブ10の動作と、画像形成装置20の電力供給部40及びコントローラ50の動作が表されている。この動作手順は、画像形成装置20のプッシュスイッチ41を電源オンに切り替える操作をユーザが行うことを契機に開始される。
まず、電力供給部40が、プッシュスイッチ41への電源オン操作を受け付ける(ステップS11)。次に、電力供給部40が、コントローラ50にAC電源電力の供給を開始し(ステップS12)、コントローラ50が自装置の宛先を表す識別情報(MACアドレス及びIPアドレス)をスイッチングハブ10に通知する(ステップS13)。スイッチングハブ10は、通知された識別情報を記憶する(ステップS14)。
その後、コントローラ50が、例えばユーザの操作が一定期間ない場合に自装置を節電モードに移行させ(ステップS21)、コントローラ50へのAC電源電力の供給を一時的に停止させる。その後、スイッチングハブ10は、図示せぬクライアント端末3から画像形成装置20へ送信されてきた画像データを受信すると(ステップS31)、画像形成装置20にPoE電力を供給する(ステップS32)。コントローラ50は、PoE電力が供給されると、電力供給部40のAC制御スイッチ42を電源オンに切り替える制御を行う(ステップS33)。
電力供給部40は、ステップS33の制御を受け付けると(ステップS34)、コントローラ50にAC電源電力の供給を開始する(ステップS35)。これにより、コントローラ50のNET51がデータを受信可能な状態になる。続いて、スイッチングハブ10は、ステップS31で受信した画像データを画像形成装置20に送信し(ステップS41)、コントローラ50(具体的にはNET51)がその画像データを受信する(ステップS42)。コントローラ50は、図3に表す画像形成部30を制御して、受信した画像データが表す画像を媒体に形成する画像形成処理を行う(ステップS43)。
その後、プッシュスイッチ41を電源オフに切り替える操作をユーザが行うと、電力供給部40が、プッシュスイッチ41への電源オフ操作を受け付け(ステップS51)、上述したシャットダウン信号をコントローラ50に供給する(ステップS52)。コントローラ50は、シャットダウン信号が供給されると、上述したシャットダウン通知データをスイッチングハブ10に送信する(ステップS53)。スイッチングハブ10は、シャットダウン通知データを受信すると、ステップS14で記憶した識別情報を自装置から削除する(ステップS54)。そして、コントローラ50がシャットダウン処理を行って(ステップS55)、この動作手順が終了する。
本実施例では、AC電源6からNET51への電力供給が一時的に停止された画像形成装置20にデータが送信されてきたことを契機にその電力供給を再開させている。具体的には、節電モードにおいて電力が供給されていないAC電源電力供給部59にPoE電力が供給されることで節電モードから通常モードへの切り替えが行われ、その結果NET51への電力供給が再開されている。このように、本実施例によれば、画像形成装置20において上記の契機(データが送信されてきたこと)を確認するための電力消費が不要となっている。
また、本実施例では、プッシュスイッチ41の電源オンの操作がされて画像形成装置20が起動する前にはスイッチングハブ10に画像形成装置20の識別情報(MACアドレス及びIPアドレス)が記憶されていないため、画像形成装置20にデータが送信されてきてもそのことが判断されない。つまり、NET51へのAC電源電力の供給を開始させる操作(プッシュスイッチ41の電源オンの操作)をユーザが行う前に画像形成装置20にデータが送信されてきても、画像形成装置20にPoE電力が供給されず、その結果、NET51を含む画像形成装置20の各部にAC電源電力が供給されないようになっている。
また、本実施例では、プッシュスイッチ41の電源オフの操作がされて画像形成装置20がシャットダウンする際にスイッチングハブ10に記憶されている画像形成装置20の識別情報が削除される。これにより、NET51へのAC電源電力の供給が終了した後(つまり画像形成装置20がシャットダウンした後)に画像形成装置20にデータが送信されてきても、画像形成装置20にPoE電力が供給されず、その結果、NET51を含む画像形成装置20の各部にAC電源電力が供給されないようになっている。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]ARP代理応答
実施例では既に画像形成装置20のMACアドレスがクライアント端末3に記憶されていたが、記憶されていなければ、ARPリクエストによりMACアドレスが要求されることになる。このARPリクエストには、画像形成装置20のIPアドレスは含まれているが、MACアドレスは含まれていない。また、ARPリクエストはブロードキャストで送信されるので、スイッチングハブ10のCPU11は、画像形成装置20に対してデータが送信されたとは判断せず、画像形成装置20にPoE電力を供給する制御を行わない。
そこで、CPU11は、HDD14に記憶されている画像形成装置20のIPアドレスを含むARPリクエストが送信されてくると、そのARPリクエストの送信元(例えばクライアント端末3)に、画像形成装置20のMACアドレスを含むARPレスポンスを送信する。このMACアドレスは、HDD14に画像形成装置20のIPアドレスに対応付けて記憶されている。CPU11は図4に表すように本発明の「送信部」の一例である。
これにより、ARPリクエストの送信元は、画像形成装置20のIPアドレス及びMACアドレスを宛先としてデータを送信することになる。CPU11はこのデータを受信すると、今度は画像形成装置20に対してデータが送信されたと判断して、画像形成装置20にPoE電力を供給する制御を行う。このように、本変形例によれば、NET51へのAC電源電力の供給が一時的に停止しているとき(すなわち節電モード中)に画像形成装置20のIPアドレスを含むARPリクエストが送信されてきても、その送信元と画像形成装置20との通信が行われることになる。
[2−2]ARPデータ送信
スイッチングハブ10のCPU11は、上記変形例とは異なり、画像形成装置20のIPアドレスを含むARPリクエストを受信した場合に、そのARPリクエストを画像形成装置20に対して送信されたデータだと判断してもよい。その場合、CPU11がPoE電力を供給する制御を行い、画像形成装置20が通常モードになる。そして、CPU11がARPリクエストを画像形成装置20に送信すると、画像形成装置20が自装置のMACアドレスを含むARPレスポンスをARPリクエストの送信元に送信し、その送信元と画像形成装置20との通信が開始される。このように、本変形例でも、節電モード中に画像形成装置20のIPアドレスを含むARPリクエストが送信されてきても、その送信元と画像形成装置20との通信が行われることになる。
[2−3]シャットダウン処理の有無
コントローラ50のCPU53が上述したシャットダウン処理を行うと、図5に表すステップS53及びS54の動作が行われてスイッチングハブ10に記憶されていた画像形成装置20の識別情報が削除され、画像形成装置20にデータが送信されてきても、画像形成装置20にPoE電力が供給されず、その結果、NET51を含む画像形成装置20の各部にAC電源電力が供給されないようになっている。
しかし、例えばシステムエラー等があって画像形成装置20を強制終了させると、ステップS53及びS54の動作が行われず、画像形成装置20へのAC電源電力の供給が終了しているにもかかわらず、画像形成装置20にデータが送信されてきたときにPoE電力が供給されてNET51を含む画像形成装置20の各部にAC電源電力が供給されることになる。本変形例では、このようにAC電源電力が供給されることがないように、シャットダウン処理が行われる正規の電源オフとシャットダウン処理が行われない非正規の電源オフとでCPU53が異なる動作を行う。
図6は本変形例の画像形成装置20aのハードウェア構成を表す。画像形成装置20aはコントローラ50aを備え、コントローラ50aは図4に表す各部(CPU53のみを図示している)に加え、HDD60を備える。CPU53は、シャットダウン処理を行って自装置へのAC電源電力の供給を終了させると、そのように正規の電源オフが行われた状態を表す正規電源オフ情報をHDD60に記憶させる。この正規電源オフ情報を記憶するHDD60は本発明の「状態記憶部」の一例である。
CPU53は、HDD60の決められた記憶領域に正規電源オフ情報(例えば「1」を表すデータ)を記憶させる。CPU53は、画像形成装置20が起動したときにこの正規電源オフ情報を削除し、正規の電源オフが行われると正規電源オフ情報を再び記憶させる。そのため、非正規の電源オフが行われると、正規電源オフ情報が上記記憶領域に記憶されていない状態になる。
CPU53は、PoE電力が供給されたAC電源電力供給部59によってNET51を含む画像形成装置20の各部へのAC電源電力の供給が開始されたときに、HDD60に正規電源オフ情報が記憶されていなければ、非正規の電源オフがされた状態だと判断し、例えばシャットダウン処理、すなわちAC電源電力の上記各部への供給を終了させる処理を行う。この場合のCPU53は本発明の「処理部」の一例である。
これにより、シャットダウン処理が行われずに画像形成装置20へのAC電源電力の供給が終了した後に、PoE電力を供給されたAC電源電力供給部59によってNET51を含む画像形成装置20の各部へのAC電源電力の供給が開始された場合に、その電力供給が終了して画像形成装置20による通信が行われないようになる。
また、CPU53は、上記のシャットダウン処理において、ステップS53の動作(シャットダウン通知データの送信)を行うので、ステップS54の動作によりスイッチングハブ10に記憶されていた画像形成装置20の識別情報が削除されることになる。そのため、それ以降は、プッシュスイッチ41による電源オンがされるまでは、画像形成装置20に対してデータが送信されてきても、PoE電力が供給されなくなる。
なお、CPU53は、シャットダウン処理の代わりに、AC電源電力の各部への供給を一時的に停止させる処理(節電モードに移行する処理)を行ってもよい。この場合も、前述したAC電源電力の供給が開始された場合に、その電力供給が一時的に停止されて画像形成装置20による通信が行われないようになる。この場合、さらにPoE電力が供給されて再びAC電源電力が各部に供給されても、シャットダウン処理が行われておらず正規電源オフ情報が記憶されていないので、CPU53は再び節電モードに移行する処理を行う。このようにPoE電力の供給と節電モードへの移行を繰り返す状態は、ユーザがプッシュスイッチ41の電源オフ操作を行ってシャットダウン処理が行われ、正規電源オフ情報が記憶されるまで継続する。
[2−4]各部を実現する機能構成
上述した実施例及び変形例では、画像形成装置20のCPU53が、本発明の一時停止部、宛先通知部、終了通知部、供給終了部の一例であったが、これに限らない。例えばこれらの各部を実現する専用の回路を画像形成装置が備えていてもよい。また、スイッチングハブ10のHDD14が宛先記憶部の一例であったが、これに限らず、スイッチングハブが備える他の記憶手段が宛先記憶部として用いられてもよい。他の各部についても、上述した例に限らず、他のハードウェアによって実現されてもよい。
[2−5]情報処理装置
情報処理システムは、実施例では画像形成装置を備えていたが、これに限らない。例えば画像処理装置や画像読取装置、コピー装置やFAX装置などの情報処理装置を備えていてもよい。要するに、上述した画像形成装置20のように、本発明の各部(通信部、第1供給部、第2供給部、宛先通知部、終了通知部、一時停止部、供給終了部、状態記憶部、処理部)の一例として動作するハードウェアを備える情報処理装置であれば、情報処理システムはどのような装置を備えていてもよい。
[2−6]通信中継装置
情報処理システムは、実施例ではスイッチングハブを備えていたが、これに限らない。例えばルータやゲートウェイなどの通信中継装置を備えていてもよい。要するに、上述したスイッチングハブ10のように、本発明の各部(電力供給部、宛先記憶部、宛先削除部、送信部)の一例として動作するハードウェアを備える通信中継装置であれば、情報処理システムはどのような装置を備えていてもよい。
[2−7]発明のカテゴリ
本発明は、上述した画像形成装置のように節電モード及び通常モードで動作する情報処理装置やスイッチングハブのように装置同士の通信を中継する通信中継装置の他、これらの装置を備える情報処理システムとして捉えられる。また、これらの装置が実施する処理を実現するための処理方法や、これらの装置を制御するコンピュータを、上述した各部として機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態や、インターネット等の通信回線を介してコンピュータにダウンロード及びインストールさせて利用可能にするなどの形態で提供される。
1…情報処理システム、3…クライアント端末、4…通信線、6…AC電源、10…スイッチングハブ、11…CPU、14…HDD、15…通信I/F、20…画像形成装置、40…電力供給部、41…プッシュスイッチ、42…AC制御スイッチ、43…AC/DCコンバータ、50…コントローラ、51…NET、52…PHY、53…CPU、54…PD、55…電力供給ライン、56…DC/DCコンバータ、57…CPLD、58…AC制御デバイス、59…AC電源電力供給部

Claims (7)

  1. 情報処理装置と、装置同士の通信を中継する通信中継装置であって通信及び電力供給に用いられる通信線で前記情報処理装置と接続される通信中継装置とを備え、
    前記通信中継装置は、
    前記情報処理装置にデータが送信されてきた場合に前記通信線を介して第1電力を供給する電力供給部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信線を介した通信を行う通信部と、
    電源からの第2電力が供給されなくとも前記第1電力で作動する第1供給部であって、当該第1供給部及び前記通信部に前記第2電力が供給されていない状態で前記第1電力が供給されると当該通信部に前記第2電力を供給させる第1供給部とを備える
    情報処理システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    ユーザの操作に基づいて前記通信部に前記第2電力を供給させる第2供給部と、
    前記第2供給部による供給が開始された場合に自装置の宛先として用いられる識別情報を前記通信中継装置に通知する宛先通知部とを備え、
    前記通信中継装置は、
    前記識別情報が通知されると当該識別情報を記憶する宛先記憶部を備え、
    前記電力供給部が、送信されてきたデータの宛先が前記宛先記憶部に記憶されている場合に、前記情報処理装置にデータが送信されてきたと判断して前記第1電力を供給する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記通信部への前記第2電力の供給が終了した場合に当該供給が終了された旨を前記通信中継装置に通知する終了通知部とを備え、
    前記通信中継装置は、
    前記終了された旨が通知されると前記宛先記憶部に記憶されている前記識別情報を削除する宛先削除部を備える
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記識別情報にはMAC(Media Access Control)アドレス及びIP(Internet Protocol)アドレスが含まれ、
    前記情報処理装置は、
    前記通信部への前記第2電力の供給が行われている状態で決められた条件が満たされると当該供給を一時的に停止させる一時停止部を備え、
    前記通信中継装置は、
    前記宛先記憶部に記憶されている前記情報処理装置のIPアドレスを含むARP(Address Resolution Protocol)リクエストが送信されてくると、当該ARPリクエストの送信元に、前記宛先記憶部に記憶されている前記情報処理装置のMACアドレスを含むARPレスポンスを送信する送信部を備える
    請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記第2電力の自装置への供給を終了させる供給終了部と、
    前記供給終了部により自装置への前記第2電力の供給が終了された状態を表す情報を記憶する状態記憶部と、
    前記第1供給部により前記第2電力の前記通信部への供給が開始されたときに前記状態記憶部に前記情報が記憶されていない場合に、当該第2電力の前記通信部への供給を終了又は一時的に停止させる処理を行う処理部とを備える
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 装置同士の通信を中継する通信中継装置であって、
    通信及び電力供給に用いられる通信線で自装置に接続された情報処理装置にデータが送信されてきた場合に当該通信線を介して当該情報処理装置に第1電力を供給する電力供給部を備え、
    前記情報処理装置は、前記通信線を介した通信を行う通信部と、電源からの第2電力が供給されなくとも前記第1電力で作動する第1供給部であって、当該第1供給部及び前記通信部に前記第2電力が供給されていない状態で前記第1電力が供給されると当該通信部に前記第2電力を供給させる第1供給部とを備える
    通信中継装置。
  7. 装置同士の通信を中継する通信中継装置であって、自情報処理装置にデータが送信されてきた場合に通信及び電力供給に用いられる通信線を介して第1電力を供給する電力供給部を備える通信中継装置と当該通信線で接続され、当該通信線を介した通信を行う通信部と、
    電源からの第2電力が供給されなくとも前記第1電力で作動する第1供給部であって、当該第1供給部及び前記通信部に前記第2電力が供給されていない状態で前記第1電力が供給されると当該通信部に前記第2電力を供給させる第1供給部と
    を備える情報処理装置。
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