JP2013163893A - コンクリート杭の補強筋取付用定規と杭頭補強筋の取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、コンクリート杭の補強筋取付用定規に関し、杭芯のずれなどによって杭頭補強筋の位置ずれがあり、配筋される地中梁主筋と干渉してしまうことことが課題であって、それを解決することである。
【解決手段】地中梁主筋のピッチ及び直径に合わせて所要数で平行に併設される定規用棒体3と、該定規用棒体の両端部側において当該定規用棒体に対して直交させ下側に当接させて対向配置にされるレール2と、該レールと前記定規用棒体とを連結し位置固定するとともに、前記レールの上部に設けられたスリットから固定部材を突出させる固定手段4とからなるコンクリート杭の補強筋取付用定規1である。
【選択図】図1
【解決手段】地中梁主筋のピッチ及び直径に合わせて所要数で平行に併設される定規用棒体3と、該定規用棒体の両端部側において当該定規用棒体に対して直交させ下側に当接させて対向配置にされるレール2と、該レールと前記定規用棒体とを連結し位置固定するとともに、前記レールの上部に設けられたスリットから固定部材を突出させる固定手段4とからなるコンクリート杭の補強筋取付用定規1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリート杭に杭頭補強筋を設置する際に、地中梁主筋と干渉しないように位置規定するコンクリート杭の補強筋取付用定規と、その定規を使用した杭頭補強筋の取付方法に関するものである。
従来、SC杭(鋼管との合成杭)等の既製コンクリート杭における杭等補強筋の施工には、例えば、図5に示すように、コンクリート杭8の頭部に鋼製のリングプレート6が一体に設けられ、そのリングプレート6に杭頭補強筋7の下端部が溶接されて配筋されて、杭頭部が補強される構造が知られている。
このような杭頭補強筋7の施工に関して、基礎梁主筋との干渉を回避すべくリングプレート6の形状を工夫したもの(特許文献1参照)や、閉鎖型フープに対して補強鉄筋を周方向に移動できるように工夫したもの(特許文献2参照)などが提案されている。
しかし、従来のコンクリート杭の補強筋取付において、地中梁主筋と干渉しないように、通常、納まり図を作成して、その図に沿って杭頭補強筋を取り付けるが、杭芯のずれにより、予定通りに地中梁主筋が通らないことがある。更に、杭芯ずれを考慮して作図して現場で墨出ししても、微妙なずれにより杭頭補強筋と地中梁主筋とが干渉してしまい、杭頭補強筋を若干曲げて通すなど、対策が必要で手間の掛かる作業となっていることが課題となっている。本発明に係るコンクリート杭の補強筋取付用定規と杭頭補強筋の取付方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るコンクリート杭の補強筋取付用定規の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、地中梁主筋のピッチ及び直径に合わせて所要数で平行に併設される定規用棒体と、該定規用棒体の両端部側において当該定規用棒体に対して直交させ下側に当接させて対向配置にされるレールと、該レールと前記定規用棒体とを連結し位置固定するとともに、前記レールの上部に設けられたスリットから固定部材を突出させる固定手段とからなることである。
前記固定手段は、ボルトとナットの組み合わせでなり、締結状態を弛緩させることでスリットの長手方向に沿って移動自在であることを含む。更に、レールの上部の面に、レール長手方向に沿って目盛りが付与されていることを含むものである。
本発明に係る杭頭補強筋の取付方法の要旨は、上記本発明に係る補強筋取付用定規を形成し、既製コンクリート杭を地盤に設置した後に、前記既製コンクリート杭におけるリングプレートの上に前記補強筋取付用定規における定規用棒体を地中梁主筋の位置に合わせた位置にして当該補強筋取付用定規を設置し、前記定規用棒体の間においてリングプレートに杭頭補強筋の下部を固着して杭頭補強筋を立設することである。
本発明のコンクリート杭の補強筋取付用定規と杭頭補強筋の取付方法によれば、補強筋取付用定規によって、杭頭補強筋が地中梁主筋に干渉しない位置に位置固定されるので、後の地中梁主筋の配筋作業に支障がなく、配筋作業の能率が向上するものである。また、前記杭頭補強筋の配筋が精度良く行われるようになる、という優れた効果を奏するものである。
本発明に係るコンクリート杭の補強筋取付用定規1は、図1に示すように、杭頭補強筋7の取り付け位置を、地中梁主筋と干渉しないように規定するものである。
本発明に係る補強筋取付用定規1は、図1に示すように、地中梁主筋(図示せず)のピッチ及び直径に合わせて所要数で平行に併設される定規用棒体3と、該定規用棒体3の両端部側において当該定規用棒体3に対して直交させ下側に当接させて対向配置にされるレール2と、該レール2と前記定規用棒体3とを連結し位置固定するとともに、前記レール2の上部に設けられたスリット2aから固定部材を突出させる固定手段4とからなる。
前記定規用棒体3は、例えば、塩化ビニール製のパイプである。その太さは、地中梁主筋の太さに合わせられる。また、その数も、地中梁主筋の数に合わせられる。合成樹脂性にするのは、定規の軽量化のためである。隣接する定規用棒体3,3の間隔は、地中梁主筋の間隔に合わせられる。
前記レール2は、例えば、アルミニウム製の筒体であり、図2と図4とに示すように、上側に所要幅のスリット2aが長手方向に全長に亘って設けられている。レール2の軽量化のために、アルミニウム製とするものであり、他の軽量部材でも良い。また、前記スリット2aに関しては、長孔のような調整用の孔でも一定範囲内でピッチ調整可能であるが、任意のピッチ調整を考慮するれば、レール2の全長に亘ってスリット2aを設けるのが好ましい。
また、図4に示すように、レール2の上部の面に、レール長手方向に沿って目盛り2bを付与することが好ましい。定規用棒体3のピッチなどを目視して確認できるからである。
前記固定手段は、例えば、ボルト4とナット5との組み合わせである。ボルト4の頭部を前記レール2の筒体内部に収容し、そのねじ部4aを前記スリット2aから上に突出させ、前記定規用棒体3の取付孔に貫通させ、ナット5で締結するものである。
図4に示すように、前記ボルト4とナット5との締結状態を弛緩させることで、スリット2aの長手方向に沿って移動自在に移動することができる。これで、前記定規用棒体3,3のピッチを自由に変更することができるのである。
上記のような本発明に係る補強筋取付用定規1を使用した杭頭補強筋の取付方法について説明する。前記本発明に係る補強筋取付用定規1を形成し、リングプレート6を一体に有する既製コンクリート杭を地盤に設置する。
図3に示すように、前記リングプレート6の上に前記補強筋取付用定規1における定規用棒体3を地中梁主筋の位置に合わせた位置にして当該補強筋取付用定規1を設置する。当該補強筋取付用定規1における定規用棒体3のピッチは、図4に示すように、ボルト4・ナット5の弛緩により長手方向に移動させて行う。
そして、前記定規用棒体3,3…の間においてリングプレート6に杭頭補強筋7の下部を溶接することで固着して、杭頭補強筋7を立設する。
その後、前記補強筋取付用定規1によって杭頭補強筋7と干渉しない位置に配置される地中梁主筋などを配筋して型枠を組み、コンクリートを打設して地中梁を構築するものである。
本発明に係るコンクリート杭の補強筋取付用定規とその杭頭補強筋の取付方法は、既製コンクリート杭の他、杭用鉄筋籠を穴に挿入する際に定規として使用することで場所打ち杭にも適用できるものである。
1 補強筋取付用定規、
2 レール、 2a スリット、
2b 目盛り、
3 定規用棒体、
4 ボルト、 4a ねじ部、
5 ナット、
6 リングプレート、
7 杭頭補強筋、
8 既製コンクリート杭。
2 レール、 2a スリット、
2b 目盛り、
3 定規用棒体、
4 ボルト、 4a ねじ部、
5 ナット、
6 リングプレート、
7 杭頭補強筋、
8 既製コンクリート杭。
Claims (4)
- 地中梁主筋のピッチ及び直径に合わせて所要数で平行に併設される定規用棒体と、
該定規用棒体の両端部側において当該定規用棒体に対して直交させ下側に当接させて対向配置にされるレールと、
該レールと前記定規用棒体とを連結し位置固定するとともに、前記レールの上部に設けられたスリットから固定部材を突出させる固定手段とからなること、
を特徴とするコンクリート杭の補強筋取付用定規。 - 固定手段は、ボルトとナットの組み合わせでなり、締結状態を弛緩させることでスリットの長手方向に沿って移動自在であること、
を特徴とする請求項1に記載のコンクリート杭の補強筋取付用定規。 - レールの上部の面に、レール長手方向に沿って目盛りが付与されていること、
を特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート杭の補強筋取付用定規。 - 請求項1又は2に記載の補強筋取付用定規を形成し、
既製コンクリート杭を地盤に設置した後に、
前記既製コンクリート杭におけるリングプレートの上に前記補強筋取付用定規における定規用棒体を地中梁主筋の位置に合わせた位置にして当該補強筋取付用定規を設置し、
前記定規用棒体の間においてリングプレートに杭頭補強筋の下部を固着して杭頭補強筋を立設すること、
を特徴とする杭頭補強筋の取付方法。
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JP2012025993A JP2013163893A (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | コンクリート杭の補強筋取付用定規と杭頭補強筋の取付方法 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07252852A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-10-03 | Sadao Niinuma | コンクリートブロック用罫書線位置指示装置 |
JPH0868601A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Shishido Kensetsu Kk | 筋違用定規 |
JP2001214455A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-07 | S X L Corp | アンカーボルトの位置決め用治具 |
JP2006144355A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Shimizu Corp | 杭頭補強構造 |
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2012
- 2012-02-09 JP JP2012025993A patent/JP2013163893A/ja active Pending
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JPH07252852A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-10-03 | Sadao Niinuma | コンクリートブロック用罫書線位置指示装置 |
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