JP2013162222A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファクシミリ通信機能を有する画像処理装置の周囲の明るさを確認し、明るさが所定値未満である画像処理装置をファクシミリ連携先とすることにより、使用される可能性が低い状況にある画像処理装置を連携先として選択するようにして、ファクシミリ連携の実行の遅れを避ける度合いを高めるようにした。
【選択図】図6
Description
しかしながら、このような場合には、連携先として決定した画像形成装置がユーザにより使用中であった場合にはファクシミリ連携による送信の開始が遅くなったり、後回しにされることがあった。
また、特許文献1には、ファクシミリ受信時の省エネ性の向上を図る目的で、省エネ状態中にファクシミリ受信が発生した際に、明度センサにより装置の周囲の明るさを検知して出力が第1の所定値未満の場合には印刷を行わずにメモリに蓄積し、その後、出力が第2の所定値を越えた際に印刷することが記載されている。
本発明は、このような課題を解決した画像処理装置を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態におけるファクシミリ通信連携の例を説明する図である。
本実施形態においては、画像処理装置の例である画像形成装置から、画像形成装置と、この画像形成装置とネットワークを介して接続されたファクシミリ通信機能を有する他の画像形成装置との間で、画像データのファクシミリ通信について連携するようにしている。
画像形成装置01〜04は複合機であり、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリの機能のうち、任意の機能を選択的に有するように設定されている。
これらの画像形成装置01〜04は、事務所内のローカルエリアネットワークLANを介して接続されており、相互に通信を行なうことができる。
画像形成装置01および02は、複写機およびプリンタの機能を有しており、ファクシミリ通信機能を有していない。
画像形成装置03および04は複写機およびプリンタの機能と、ファクシミリ通信機能を有しており、公衆回線であるファクシミリ回線FLを介して事務所外のファクシミリ装置と接続されており、ファクシミリ通信機能により画像データの送受信を行なうことができる。
各部屋C1701〜C1704には照明用の蛍光灯L1〜L4が取り付けられており、この照明光が各画像形成装置01〜04に設けられている明度センサにより検出される。
画像形成装置は、装置全体の制御、画像データの送受信、連携制御等を行なう制御部を有している。
図2において、11は画像情報入力手段、12は通信手段、13はファクシミリ連携先検索・決定手段、14はファクシミリ連携送信手段、15は操作手段、16は画像形成手段、17は機器監視手段、18は明度検知手段、19は経過時間計測手段、20はファクシミリ送受信手段である。
例えば通信手段12は、他の各画像形成装置の機器監視手段17により把握した機能、状態等の情報の送受信、および連携先の画像形成装置との間で画像データの送受信、例えばファクシミリ連携送信手段14からの要求を受けてファクシミリ送信しようとする画像データのファクシミリ連携先の画像形成装置への送信を行なう。
また、明度検知手段18および経過時間計測手段19は、後述する第2の実施形態において必要な機能である。
ROMには、画像形成装置の各部を処理のための制御プログラム、画像処理プログラム等の各種プログラムが格納されており、CPUはこのプログラムを実行して画像形成装置を動作させる。RAMはCPUがプログラムを実行する際のワークアリアとして使用される。HDはデータを記憶する記憶装置であり、HDDはHDドライブである。バスラインはこれらの各構成を接続する。
図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置の操作パネル31を示す図である。操作パネル31は、操作手段15に含まれる構成であり、画像形成装置の上面前側に設けられている。
操作パネル31には、液晶タッチパネル32、テンキー33、クリア/ストップキー34、プリントキー35、リセットキー36、初期設定キー37、明度センサ38が設けられている。
液晶タッチパネル32には、機能キー、部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
初期設定キー37により、装置の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能であり、装置が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のモードクリアのためにクリア/ストップキー34を押したときに設定される状態を、任意に設定可能である。
また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等を選択したり、低電力モードへの移行時間およびオートオフ/スリープモードへの移行時間を設定することが可能である。
この初期設定キー37を用いて、後述する明度値のしきい値の設定、しきい値の自動調整の設定を行なう。
画像形成装置の周囲の明るさは、これらの複数の明度センサ38の出力により、例えばその合計値により判定をする。
この設定画面は、液晶タッチパネル32に表示される画面であり、この設定画面において、連携先の画像形成装置の周囲の明るさを判断するための条件の設定を行なう。
この設定はユーザによって操作手段15により、この欄を選択して数値が入力されることにより行なわれる。
時刻に合わせた自動調整を設定する場合には、例えばしきい値を昼は高く、夜は低くなるように設定する。
日時に合わせた自動調整が設定する場合は、しきい値を夏は高く、冬は低くなるように設定する。
設定されたしきい値は「しきい値Y」として、ファクシミリ連携先検索・決定手段13が有する記憶手段に登録される。
次に、このような構成において、ファクシミリ通信の連携を行なう処理を説明する。
図5〜図8を参照してファクシミリ通信連携処理の第1の実施形態について説明する。図5は、ローカルエリアネットワークLANに接続されている画像形成装置のうちファクシミリ通信の連携をしている画像形成装置を登録する連携登録表であり、本実施形態においてはローカルエリアネットワークLANに接続されている画像形成装置のすべてを登録している。この連携登録表は、各画像形成装置のファクシミリ連携先検索・決定手段13が有している。
この連携登録表には、登録している画像形成装置ごとに「装置ID」、「IPアドレス」、「ファクシミリ通信機能」、「明度値」の欄が設けられている。
「装置 ID」は画像形成装置のIDを、「IPアドレス」は各画像形成装置のIPアドレスを記録する欄であり、「ファクシミリ通信機能」はファクシミリ通信機能の有無を、「明度値」は画像形成装置の周囲の明度値(単位はルクス)を記録する欄である。
図6において、連携登録表に登録されている画像形成装置のうちのいずれかの画像形成装置である連携元の操作手段15は、ユーザからの宛先指定およびファクシミリ送信実行指示を受け付けると(ステップS1−1およびステップS1−2)、ファクシミリ連携送信手段14に対してファクシミリ連携送信実行を要求する(ステップS1−3)。
この要求を受けたファクシミリ連携送信手段14は、ファクシミリ連携先検索・決定手段13に対してファクシミリ連携先検索を要求する(ステップS1−4)。
ファクシミリ連携先検索要求を受けたファクシミリ連携先検索・決定手段13は、自己が有している図5の連携登録票に登録されている各画像形成装置に対するファクシミリ通信機能の有無の機器情報の問い合わせを、通信手段12に対して要求する(ステップS1−5)。
ステップS1−9からステップS1−12の処理は、連携登録表に登録されている画像形成装置のうちファクシミリ通信機能を有するもの全てについて行なうまで順次繰り返す。
この通知を受けた画像情報入力手段11は、送信原稿読み取りを行い(ステップS1−16)、読み取りが完了したら、読み取り完了の通知とともに画像データをファクシミリ連携送信手段14に送る(ステップS1−17)。
この要求を受けた通信手段12は、送られてきた連携先の画像形成装置のURLに画像データ、宛先情報、および送信音OFF情報を送り、連携ファクシミリ送信要求を行なう(ステップS1−19)。
これにより、連携元の画像形成装置と宛先のファクシミリ装置との間で、連携先のファクシミリ装置を経由したファクシミリ送信が行なわれる。
図7のフローチャートにおいて、連携元の画像形成装置は、図5の連携登録表に登録されている画像形成装置の全てに対して先ずファクシミリ通信機能の有無を問い合わせ、更にファクシミリ通信機能有りの画像形成装置に対してその画像形成装置の周囲の明度値を問い合わせ、その後、図8に示すフローチャートにおいて、ファクシミリ通信機能有りの画像形成装置に対して現在の明度値がしきい値未満か否かを確認する。
取得したファクシミリ通信機能の有無の情報、および明度値は自己の図5の連携登録表のそれぞれの欄に記録される。
すなわち、ファクシミリ連携先検索・決定手段13は、図5の連携登録表を参照して、登録されている画像形成装置のファクシミリ通信機能の有無を判断し(ステップS12−1)、その後、ファクシミリ通信機能有りの画像形成装置については(ステップS12−1のYes)、現在の明度値がしきい値Y未満か否かを判断する(ステップS12−2)。
現在の明度値がしきい値Y未満の場合には(ステップS12−2のYes)、その画像形成装置を連携先に決定し(ステップS12−3)、処理を終了する。
例えば、図1における画像形成装置01または02が提携元となった場合には、画像形成装置03または04のうち周囲が暗い画像形成装置を連携先として決定する。
したがって、利用される可能性が低い画像形成装置を自動的に選択するので、ファクシミリ連携の実行の遅れを避ける度合いが高まり、連携元の画像形成装置と宛先のファクシミリ装置との間で、連携先のファクシミリ装置を経由したファクシミリ送信をより遅滞なく行なうことができる。
この問い合わせ対象が連携元である自己の画像形成装置である場合については、図示はしていないが、機器情報の問い合わせはファクシミリ連携先検索・決定手段13が自己の画像形成装置の機器監視手段17に対して行い、ファクシミリ連携先検索・決定手段13が機器監視手段17から取得する。
また、このやり方でなく、連携元である自己の画像形成装置に対して特別の扱いをせずに、上記の処理によるファクシミリ送信連携によって、ファクシミリ送信を行なうようにしてもよい。
また、ファクシミリ通信機能を有さない画像形成装置のみに対して連携元としての操作を認めるようにして、上記のファクシミリ送信連携の処理を行なうようにしてもよい。
次に、図9〜図12を参照してファクシミリ連携処理の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、機器の周囲の明度値の他に、現在の明度値になってからの経過時間にもとづいて連携先を決定するものである。
「経過時間」は、上記の通り、現在の明度値になってからの経過時間(単位は時間/分)を記録する欄であり、「連携先候補」は、ファクシミリ連携先検索・決定手段13が連携先を決定する処理の途中においてその時点までに「連携先」と判断されるものを記録する欄である。
このシーケンス図のステップS2−1からステップS2―8までの各ステップの処理は、図6に示す第1の実施形態のシーケンス図のステップS1−1からステップS1―8まで各ステップの処理と同じである。
このシーケンス図のステップS2−14からステップS2―20まで各ステップの処理は、図6のシーケンス図のステップS1−14からステップS1―20まで各ステップの処理と同じである。
このシーケンス図のステップS2−9からステップS2―13までの各ステップの処理が、図6のシーケンス図のステップS1−9からステップS1―13までの各ステップの処理と異なっている。
第2の実施形態においては、画像連携先検索手段は、現在の明度になってからの経過時間を取得しこれを考慮してファクシミリ連携先の画像形成装置を決定するようにしており、この点が第1の実施例とは異なっている。
自己を除く他の画像形成装置に対するファクシミリ通信機能の有無の機器情報問い合わせおよび機器情報通知の取得が完了すると、ファクシミリ連携先検索・決定手段13は、続いてファクシミリ有りの画像形成装置に対して、装置の明度値についての機器情報および現在の明度値になってからの経過時間の問い合わせを通信手段12を介して順次行なう。(ステップS2−9、ステップS2−10)。
取得したファクシミリ通信機能の有無の情報、明度値および経過時間は自己の図9の連携登録表のそれぞれの欄に記録される。
現在の明度値がしきい値Y未満の場合には(ステップS22−2のYes)、当該画像形成装置の経過時間が、その前に判断した画像形成装置の経過時間よりも長いか否かを判断し(ステップS22−3)、長い場合には当該画像形成装置を連携先候補として、図8の連携登録表に記録する(ステップS22−4)。この場合、先に連携先候補として記録されている画像形成装置があればその記録を取り消し当該画像形成装置に書き換える。なお、最初に判断することになった画像形成装置については判断すること無しに当該画像形成装置を連携先候補として記録する。
ステップS22−3において当該画像形成装置の経過時間が、その前に判断した画像形成装置の経過時間よりも長くない場合には(ステップS22−3のNo)、ステップS22−5の判断に移る。
ステップS22−5において、ファクシミリ連携先として登録されている画像形成装置の全てについての処理が完了していなければ(ステップS22−5のNo)、ステップS22−1に戻る。
この場合には連携先を決定すること無しに処理を終了することになるので、ファクシミリ連携先検索・決定手段13は、ファクシミリ連携送信手段14に対しては連携先を決定することができなかった旨を通知する。
例えば、図1における画像形成装置01または02が提携元となった場合には、画像形成装置03または04のうち周囲が暗い画像形成装置を連携先として決定する。
画像形成装置の周囲の明るさが暗くなって直ぐの場合には装置の近くにはまだ人が居る可能性が高く、その分だけ利用される可能が高い。
この第2の実施形態においては、画像形成装置の周囲の明るさが暗くなってからの経過時間が最も長く、利用される可能性が相対的に低い画像形成装置を自動的に選択するので、ファクシミリ連携の実行の遅れを避ける度合いが第1の実施形態のものに比較して高まり、連携元の画像形成装置と宛先のファクシミリ装置との間で、連携先のファクシミリ装置を経由したファクシミリ送信をより遅滞なく行なうことができる。
この場合の問い合わせ対象が連携元である自己の画像形成装置である場合についての処理、自己の画像形成装置がファクシミリ通信機能を有する場合の処理については、上記の図6について説明した場合と同様である。
また、連携元である自己の画像形成装置に対して特別の扱いをしないようにする取り扱い、およびファクシミリ通信機能を有さない画像形成装置のみに対して連携元としての操作を認めるようにする取り扱いについても、上記の図6について説明した場合と同様である。
C1701〜C1704 部屋
LAN ローカルエリアネットワーク
L1〜L4 蛍光灯
FL ファクシミリ回線
11 画像情報入力手段
12 通信手段
13 ファクシミリ連携先検索・決定手段
14 ファクシミリ連携送信手段
15 操作手段
16 画像形成手段
17 機器監視手段
18 明度検知手段
19 経過時間計測手段
20 ファクシミリ送受信手段
31 操作パネル
32 液晶タッチパネル
33 テンキー
34 クリア/ストップキー
35 プリントキー
36 リセットキー
37 初期設定キー
38 明度センサ
Claims (7)
- 画像情報を入力する画像情報入力手段と、
ネットワークを介して接続された他のファクシミリ通信機能を有する画像処理装置との間で画像情報の通信を行う通信手段と、
前記ネットワークに接続された前記他のファクシミリ通信機能を有する画像処理装置の中からファクシミリ連携先を決定するファクシミリ連携先検索・決定手段と,
ファクシミリ送信の宛先のファクシミリ装置の指定をユーザから受け付ける操作手段と、
前記画像情報入力手段により入力した画像情報を前記ファクシミリ連携先検索・決定手段によって決定されたファクシミリ連携先経由で、前記宛先のファクシミリ装置にファクシミリ送信を行うファクシミリ連携送信手段を有する画像処理装置において、
前記ファクシミリ連携先検索・決定手段は、前記ファクシミリ通信機能を有する画像処理装置の周囲の明るさを確認し、明るさが所定値未満である画像処理装置をファクシミリ連携先とすることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記ファクシミリ連携先検索・決定手段は、前記明るさが所定値未満である画像処理装置が複数存在した場合、前記明るさが現在の明るさになってからの経過時間がもっとも長い画像処理装置をファクシミリ連携先として決定することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記画像処理装置は、ファクシミリ連携先においてファクシミリ送信音は鳴らさないようにファクシミリ連携先に要求することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記所定値を変更することが可能とすることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項4に記載の画像処理装置において、前記所定値を時間にあわせて自動的に変更することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項4に記載の画像処理装置において、前記所定値を季節にあわせ自動的に調整することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載の画像処理装置において、ファクシミリ連携送信手段によるファクシミリ連携送信中に、前記ファクシミリ連携先の周囲の明るさが前記所定値を越えた場合においても前記ファクシミリ連携送信を中断しないことを特徴とする画像処理装置。
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