JP2016029780A - 通信装置、画像形成装置、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、画像形成装置、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のネットワークインターフェイスへのIPアドレスを、重複を回避した状態で、短時間に設定する。【解決手段】画像形成装置の通信部15は、複数のネットワークI/F33a、33bを有し、ネットワークI/F設定部32a、32bが各ネットワークI/F33a、33bにIPアドレスを設定する。ネットワークI/F制御部32a、32bは、通信要求の発生したネットワークI/F33a、33bに設定したIPアドレスが他のネットワークI/F33a、33bに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定し、重複すると、そのネットワークI/F33a、33bの通信状態を判定して、該通信状態に基づいて、非通信状態のネットワークI/F33a、33bのIPアドレスを他のIPアドレスに変更する等の方法で、他の該ネットワークI/F33a、33bとのIPアドレスの重複を回避する。【選択図】 図3

Description

本発明は、通信装置、画像形成装置、通信制御方法及び通信制御プログラムに関し、詳細には、複数のネットワークインターフェイスを備えた通信装置、画像形成装置、通信制御方法及び通信制御プログラムに関する。
近年、ネットワークの普及に伴って通信機能を備えた装置が普及してきている。複写装置、コピー装置、複合装置等の画像形成装置においても、通信機能を備え、イントラネット(Intranet)やインターネット( Internet )等のネットワークに接続してデータの授受を行う画像形成装置が増えてきている。
このようなネットワークに接続して通信を行う通信端末は、IPアドレスを使用して、該通信端末を識別することで、通信端末間の通信が可能となる。
したがって、一般的に、ネットワーク上で設定されるIPアドレスは、一意である必要があり、重複するIPアドレスが同じネットワーク上で設定されていると、通信を行うことができなくなる。
このIPアドレスの設定方法としては、手動設定、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)による設定、AutoIP( 端末自体が自分自身にIPアドレスを割り振る機能)等がある。
ところが、通信端末に設定されるIPアドレスは、DHCPで運用されるネットワークに、IPアドレスが手動設定される通信端末が混ざっていたり、不正なDHCPサーバが接続されると、他の通信端末のIPアドレスと重複することがある。
また、1台の通信端末が複数のネットワークインターフェイスを備えているときには、ネットワークインターフェイス毎に、異なるIPアドレスを設定する必要がある。この場合、各ネットワークインターフェイスに設定されるIPアドレスは、自端末における他のネットワークインターフェイスのIPアドレスと重複してはならないだけでなく、ネットワーク上の他の通信端末と重複してはならない。なお、ルータ等のように複数のネットワークインターフェイスに同一のIPアドレスを設定することができる通信端末もあるが、一般的に、コンピュータや周辺機器等の通信端末は、ネットワークインターフェイス毎に異なるIPアドレスを設定する必要がある。
さらに、Wi-Fi Miracast等のようにユーザにネットワーク設定を意識させることなく、ネットワーク端末をPeer to Peer(P2P)で接続し、機能(Miracastの場合はミラーリングディスプレイ等)を提供するアプリケーションが既に知られている。
このP2Pアプリケーションは、ネットワークに接続されたコンピュータ同士が端末装置として対等の立場、機能で直接通信するものである。IPアドレスの自動設定において、P2Pアプリケーションによっては、送信側と受信側でIPアドレスが重複することがある。
そして、従来、第1の通信インターフェースと第2の通信インターフェースを含む複数の通信インターフェースを有し、それぞれの通信インターフェースでネットワークに接続する通信装置であって、IPアドレスが未設定の前記第1の通信インターフェースに設定する第1のIPアドレスを取得する取得手段と、前記第1のIPアドレスが前記第2の通信インターフェースに設定されている第2のIPアドレスと重複するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定の結果、前記第1のIPアドレスが前記第2のIPアドレスと重複すると判定された場合、前記第1のIPアドレスと異なる第3のIPアドレスを再取得する再取得手段とを備える通信装置が提案されている(特許文献1参照)。
この従来技術は、複数ある通信インターフェイスの1つにIPアドレスを設定する場合に、他の通信インターフェイスのIPアドレスと重複するか判定して、重複すると、他にIPアドレスを再設定するという処理を繰り返して、IPアドレスの重複を回避している。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、複数ある通信インターフェイスの1つにIPアドレスを設定する場合に、他の通信インターフェイスのIPアドレスと重複する場合、他のIPアドレスを再設定して、再度、重複の有無の判定を行うことから同様に処理する。その結果、重複が回避されるまでに、長時間を要し、利用性を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、複数のネットワークインターフェイスのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、複数のネットワークインターフェイス毎に設けられ、該ネットワークインターフェイスにIPアドレスを設定するIPアドレス設定手段と、通信要求の発生した前記ネットワークインターフェイスに設定された前記IPアドレスが他のネットワークインターフェイスに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するアドレス判定手段と、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスにおける通信状態を検出する通信状態検出手段と、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスの通信状態に基づいて、他の該ネットワークインターフェイスとのIPアドレスの重複を回避するIPアドレス回避手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、複数のネットワークインターフェイスのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。
本発明の一実施例を適用した通信システムの構成図。 画像形成装置のブロック構成図。 通信実行部のブロック構成図。 IPアドレス重複回避処理のシーケンス図。 図4の続きのシーケンス図。 IPアドレス重複回避処理を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図6は、本発明の通信装置、画像形成装置、通信制御方法及び通信制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の通信装置、画像形成装置、通信制御方法及び通信制御プログラムの一実施例を適用した通信システム1の構成図である。
図1において、通信システム1は、2つのネットワークNW1、NW2に、それぞれ、通信機能を備えた機器(通信端末)が接続されている。例えば、通信システム1は、ネットワークNW1に、複数のコンピュータPC1、各種サーバSV、DHCPサーバDSV1及び画像形成装置Gkが接続されており、ネットワークNW2に、複数のコンピュータPC2、各種周辺装置SK、DHCPサーバDSV2及びアクセスポイントAPが接続されている。
本実施例の通信システム1は、説明を明確にするために、画像形成装置GkとアクセスポイントAPが、無線通信機能を備えており、その他の装置PC1、PC2、SV、DSV1、DSV2、SKは、有線通信機能のみを備えているものとする。
コンピュータPC1、PC2は、通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のコンピュータであり、有線のネットワークインターフェイスを備えていて、ネットワークNW1、NW2に接続して、他の通信端末と通信する。
各種サーバSVは、メールサーバ、プリンタサーバ等であり、通常のサーバとしてのハードウェア構成とソフトウェア構成を有したサーバである。各種サーバSVは、有線のネットワークインターフェイスを備えており、ネットワークNW1に接続して、ネットワークNW1上の他の通信端末PC1、DSV1等と通信する。
DHCPサーバDSV1は、通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のDHCPサーバであり、ネットワークNW1に一時的に接続するネットワークNW1上の端末PC1、SV、画像形成装置Gkに、IPアドレス等の必要な情報を自動的に発行する。
各種周辺装置SKは、プリンタ装置、スキャナ装置等のコンピュータPC2が使用する周辺装置であり、有線ネットワークインターフェイスを備えていて、有線によりネットワークNW2に接続されている。
DHCPサーバDSV2は、通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のDHCPサーバであり、ネットワークNW2に一時的に接続するネットワークNW2上の端末PC2、SK、アクセスポイントAPに、IPアドレス等の必要な情報を自動的に発行する。
アクセスポイントAPは、無線ネットワークインターフェイスを備えているスマートフォンSH、タブレットTb、画像形成装置Gk等の無線ネットワークインターフェイスを備えた通信端末同士を、相互に接続する。また、アクセスポイントAPは、ネットワークNW2に接続されており、ネットワークNW2上の通信端末PC2、各種周辺装置SK、DHCPサーバDSV2と無線通信端末MTや画像形成装置Gkとを接続する。
画像形成装置Gkは、有線ネットワークインターフェイスを備えていて、ネットワークNW1に有線で接続されているとともに、無線ネットワークインターフェイスを備えていて、スマートフォンSHやタブレットTb等の無線通信端末MTと無線で接続される。
画像形成装置Gkは、図2に示すようにブロック構成されており、コントローラ部10、エンジン21及びオペレーションパネル22等を備えている。
エンジン21は、プリンタエンジン、スキャナエンジン、ファクシミリエンジン等の各種画像処理を行うエンジンを総称したものである。プリンタエンジンは、適宜のプリンタ方式(電子写真方式、インク吐出方式等)で、コントローラ部10から送られてくる画像データに基づいて用紙、フィルム等の被記録媒体(以下、適宜、用紙という。)に画像を形成するという画像記録処理を行う。スキャナエンジンは、原稿を主走査及び副走査して、原稿の画像を所定の解像度で読み取って画像データをコントローラ部10へ出力するという画像入力処理を行う。ファクシミリエンジンは、相手ファクシミリ装置から送信されてくるファクシミリデータを受信して、プリンタエンジンで該ファクシミリデータに基づいて画像を用紙に記録出力するファクシミリ出力処理を行う。また、ファクシミリエンジンは、スキャナエンジンの読み取った原稿の画像データを相手ファクシミリ装置にファクシミリ送信するファクシミリ送信処理を行う。
オペレーションパネル22は、例えば、テンキー、スタートキー、戻るキー、メニューキー等の画像形成装置Gkの操作を行うのに必要な各種操作キーを備えるとともに、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display)等を備えている。オペレーションパネル22は、上記各操作キーから画像形成装置Gkを動作させる各種操作が行われると、操作内容をコントローラ部10へ出力し、コントローラ部10からの表示データをディスプレイに表示する。なお、ディスプレイは、ディスプレイ上へのタッチ操作を検知するタッチ機能を備えたものであってもよい。この場合、コントローラ部10は、ディスプレイの画面上に、各種機能ボタンを表示させ、該機能ボタンへのタッチ操作が検出されると、該機能ボタンに割り付けられたボタン機能の操作として認識する。
コントローラ部10は、CPU(Central Processing Unit )11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、不揮発性メモリ14、通信実行部15、エンジンI/F16(インターフェイス)及びパネルI/F17等を備えている。上記各部11〜17は、バス18で接続されている。
ROM12は、コントローラ部10内でのデータの処理や管理及び周辺モジュールを制御するためのプログラム及び必要な各種データを格納している。具体的には、ROM12は、画像形成装置Gkとしての基本処理プログラム、ファームウェア及び本発明の通信制御プログラム等の各種プログラムを格納しているとともに、これらの各プログラムを実行するのに必要な各種データを格納している。
CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに基づいて、RAM13をワークメモリとして利用しつつ、画像形成装置Gkの各部を制御して、各種画像処理を行うとともに、通信実行部15を制御して、後述する本発明の通信制御方法を実行する。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして利用される。また、RAM13は、コンピュータPC1、PC2、スマートフォンSH、タブレットTb等のホスト装置からの印刷データを一時記憶するバッファ、該印刷データを実際の印刷に適した描画データに変換して展開されるビットマップメモリ等として利用される。
不揮発性メモリ14は、例えば、NVRAM(Nonvolatile Random Access Memory)等が用いられており、画像形成装置Gkの電源がOFFのときにも記憶内容を保持するメモリである。不揮発性メモリ14は、画像形成装置Gkの電源がOFFの際にも保持する必要のあるデータとして、例えば、システム設定値や本発明の通信制御処理で使用する各種データがCPU11の制御下で格納される。特に、不揮発性メモリ14は、CPU11の制御下で、IPアドレスの重複する他のネットワークI/F33a、33bの通信切断の際の通信状態を記憶し、通信状態記憶手段として機能している。なお、不揮発性メモリとしては、NVRAMに限るものではなく、例えば、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。
エンジンI/F16は、上記エンジン21が接続されている。エンジンI/F16は、コントローラ部10からエンジン21への制御信号や描画データ等のデータの出力、エンジン21からコントローラ部10へのステータス信号、スキャナ画像データ、受信画像データ等の取得を行う。
パネルI/F17は、オペレーションパネル22に接続されており、CPU11とオペレーションパネル22との間の信号の授受を行う。
通信実行部15は、有線でネットワークNW1に接続されているとともに、無線によりスマートフォンSH、タブレットTb、アクセスポイントAP等と接続され、CPU11の制御下で、重複を防止しつつ、短時間にIPアドレスを設定する。
すなわち、通信実行部15は、図3に示すようにブロック構成されており、通信制御部31a、31b、ネットワークI/F(インターフェイス)制御部32a、32b及びネットワークI/F33a、33bを備えている。
通信制御部31a、ネットワークI/F制御部32a及びネットワークI/F33aは、有線用の通信実行部15aであり、有線用通信実行部15aは、ネットワークNW1との有線接続を行う。
通信制御部31b、ネットワークI/F制御部32b及びネットワークI/F33bは、無線用の通信実行部15bであり、無線通信用通信実行部15bは、無線通信端末MTやアクセスポイントAPとの無線接続を行う。
すなわち、通信実行部15は、有線用通信実行部15aと無線用通信実行部15bの2つの通信実行部を備えている。
ネットワークI/F33aは、有線のネットワークNW1に接続されており、ネットワークNW1との間で、物理層/データリンク層の制御を行う。
ネットワークI/F制御部32aは、ネットワークI/F33aのIPアドレス設定処理、ネットワークI/F間のIPアドレス重複回避処理、ネットワークI/F33aの通信状態管理処理等の各制御処理を行う。
通信制御部31aは、CPU11の制御下で動作するアプリケーションの要求に応じて、データをネットワークI/F33aから送信先へ送信させ、また、ネットワークI/F33aの受信したデータを適切なアプリケーションに振り分ける。
ネットワークI/F33bは、無線ネットワークの物理層/データリンク層の制御を行う。
ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33bのIPアドレス設定処理、ネットワークI/F間のIPアドレス重複回避処理、ネットワークI/F33bの通信状態管理処理等の各制御処理を行う。
通信制御部31bは、CPU11の制御下で動作するアプリケーションの要求に応じて、データをネットワークI/F33bから送信先へ送信させ、また、ネットワークI/F33bの受信したデータを適切なアプリケーションに振り分ける。
上記アプリケーションは、画像形成装置Gkの搭載するプリントアプリケーション、コピーアプリケーション、スキャナアプリケーション、ファクシミリアプリケーション、データ転送アプリケーション、データ受信アプリケーション等のアプリケーションである。特に、上記通信実行部15の説明におけるアプリケーションは、通信実行部15を利用するアプリケーションや通信自体のアプリケーションであり、Wi-Fi Miracast、Wi-Fiダイレクト(Wi-Fi Direct)等のP2Pアプリケーションも含まれる。
Wi-Fiダイレクトは、無線LANルータであるアクセスポイントAPを使わずに、Wi-Fi機能が搭載されている通信端末同士を無線で直接接続する技術である。また、Wi-Fi Miracastは、1対1の無線通信によるディスプレイ伝送技術であり、Wi-Fi Miracastの接続は、Wi-Fi Directを介して行う。
そして、通信実行部15の無線用通信実行部15bは、スマートフォンSHやタブレットTbとの間では、Wi-Fiダイレクトで接続し、アクセスポイントAPとの間では、DHCPサーバDSV1、DSV2によるIPアドレス設定を利用して接続するものとする。
上記ネットワークI/F制御部32a、32bは、複数のネットワークI/F(ネットワークインターフェイス)33a、33b毎に設けられ、該ネットワークI/F33a、33bにIPアドレスを設定し、IPアドレス設定手段として機能する。
また、ネットワークI/F制御部32a、32bは、通信要求の発生したネットワークI/F33a、33bに設定されたIPアドレスが他のネットワークI/F33a、33bに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定し、アドレス判定手段として機能する。
さらに、ネットワークI/F制御部32a、32bは、IPアドレスの重複する他のネットワークI/F33a、33bにおける通信状態を検出し、通信状態検出手段として機能する。
また、CPU11及びネットワークI/F制御部32a、32bは、IPアドレスの重複する他のネットワークI/F33a、33bの通信状態に基づいて、他の該ネットワークI/F33a、33bとのIPアドレスの重複を回避し、IPアドレス回避手段として機能している。
さらに、CPU11は、IPアドレスの重複する他のネットワークI/F33a、33bが通信状態であると、該通信を切断可能であるか否かを判断し、切断可否判断手段として機能している。
また、ネットワークI/F制御部32a、32b及びネットワークI/F33a、33bは、他のIPアドレスと非重複のIPアドレスを検索し、IPアドレス検索手段として機能している。
そして、上記CPU11、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14及び通信実行部15は、全体として、通信部(通信装置)40として機能している。
そして、画像形成装置Gkは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の通信制御方法を実行する通信制御プログラムを読み込んでROM12等に導入することで、後述する複数のネットワークインターフェイス33a、33bのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定する通信制御方法を実行する情報識別装置として構築されている。この通信制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置Gkは、複数のネットワークインターフェイス33a、33bのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定する。
いま、画像形成装置Gkは、通信実行部15に有線用通信実行部15aと無線用通信実行部15bを備えており、それぞれの通信実行部15a、15bが、ネットワークI/F33a、33bを備えている。通信実行部15は、各ネットワークI/F33a、33bを介したネットワーク通信においては、各ネットワークI/F33a、33bに設定するIPアドレスは、異なったものである必要がある。
ところが、アプリケーションからの通信要求がある毎に、他のネットワークI/F33a、33bやネットワークNW1、NW2上のネットワークI/F間でのIPアドレスの重複があるか否かを検索して、IPアドレスの設定を行うと、長時間の処理を必要とする。
そこで、本実施例の画像形成装置Gkの通信実行部15は、CPU11の動作制御によるアプリケーションからの通信要求が発生すると、通信制御部31a、31bが、該アプリケーションに応じたネットワークI/F33a、33bを選択する。該ネットワークI/F33a、33bに対応するネットワークI/F制御部32a、32bがIPアドレスを設定するが、このIPアドレスが、他方のネットワークI/F33a、33bのIPアドレスと重複するかチェックする。ネットワークI/F制御部32a、32bは、IPアドレスの重複があると、該重複する他方のネットワークI/F33a、33bの通信状態に基づいて、IPアドレスの重複を回避する。
いま、画像形成装置Gk、特に、通信部30が、Wi-Fi MiracastのSinkとして、そのアプリケーションによって、無線通信端末MTに対して通信要求を発行した場合について、図4及び図5に基づいて、IPアドレス回避処理を伴う通信確立処理について説明する。
なお、いま、通信実行部15は、有線用通信実行部15aのネットワークI/F33aが、ネットワークI/F制御部32aによって、IPアドレスとして、「192.168.1.10」が設定されているものとする。
この状態で、図4に示すように、画像形成装置Gk及び無線通信端末MTに対してWi-Fi Miracastの開始要求があると(S1、S2)、CPU11が、Wi-Fi Miracastのアプリケーションを動作させる。アプリケーションは、無線用通信実行部15bの通信制御部31bに、Wi-Fi Miracast接続要求を行う(S3)。
通信制御部31bは、Wi-Fi MiracastのアプリケーションからSinkとして接続要求があると、無線のネットワークI/F制御部32bに、Wi-Fi Miracastの接続要求を行って、無線LANのデータリンクを確立する(S4)。ネットワークI/F制御部32bは、データリンクを確立すると、ネットワークI/F33bにリンクアップを行ない(S5)、ネットワークI/F33bは、無線通信端末MTとの間で、無線ネットワーク(LAN)のビーコンを授受する(S6)。
スマートフォンSH、タブレットTb等の無線通信端末MTは、Wi-Fi Miracastの無線ビーコンを受信すると、Wi-Fi Miracastのデバイス一覧を表示する(S7)。
ユーザが、無線通信端末MTの操作を行って、デバイス選択を行うと(S8)、無線通信端末MTからネットワークI/F33bへ無線ネットワークの接続要求を送る(S9)。
ネットワークI/F33bは、無線ネットワークの接続応答を、無線通信端末MTへ送信した後(S10)、リンクアップ完了をネットワークI/F制御部32bへ出力する(S11)。
ネットワークI/F制御部32bは、無線通信端末MTとのリンクアップが完了すると、ネットワークI/F33bに対するIPアドレスを設定して、ネットワークI/F33bへIPアドレス取得要求を渡す(S12)。なお、いま、ネットワークI/F制御部32bは、IPアドレスとして、ネットワークI/F33aと同じ「192.168.1.10」を設定したものとする。
ネットワークI/F33bは、IPアドレスの通知を伴うIPアドレス取得要求がネットワークI/F制御部32bからあると、IPアドレスの通知を伴うIPアドレス取得要求を無線通信端末MTへ送信する(S13)。
無線通信端末MTは、IPアドレス取得要求を受け取ると、通知されたIPアドレスを取得して、IPアドレス取得応答を画像形成装置GkのネットワークI/F33bへ送信する(S14)。
ネットワークI/F33bは、受信したIPアドレス取得応答をネットワークI/F制御部32bへ渡し、ネットワークI/F制御部32bは、この時点で、IPアドレスを取得する(S15)。
ネットワークI/F制御部32bは、IPアドレスを取得すると、有線用通信実行部15aのネットワークI/F33aに対して、ネットワークI/F33aに設定されているIPアドレスの取得要求を行って、IPアドレスの重複の確認を行う(S16)。
いま、ネットワークI/F33aに設定されているIPアドレスが、「192.168.1.10」であり、ネットワークI/F制御部32bがネットワークI/F33bに設定したIPアドレスが、「192.168.1.10」で、重複している。
ネットワークI/F制御部32bは、図5に示すように、ネットワークI/F33bに設定したIPアドレスが、ネットワークI/F33aのIPアドレスと重複していると(S17)、ネットワークI/F33aが通信しているか確認する(S18)。
ネットワークI/F制御部32bは、有線のネットワークI/F33aが通信していないことを確認すると(S19)、該ネットワークI/F33aのIPアドレスの変更要求をネットワークI/F制御部32aに行う(S20)。ネットワークI/F制御部32aは、要求されたIPアドレスにネットワークI/F33aのIPアドレスを変更する(S21)。この場合、ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33aのIPアドレスとして、例えば、ネットワークI/F33aを無効化するIPアドレス「0.0.0.0」への変更を要求する。
ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33aのIPアドレスの変更を行うと、ネットワークI/F33bのIPアドレスを当初のIPアドレスに設定し(S22)、通信制御部31bに接続完了通知を行う(S23)。
画像形成装置Gkは、その後、無線通信端末MTから画面データが送信されてくると、ネットワークI/F33bが受信し(S24)、ネットワークI/F制御部32bへ渡す(S25)。
ネットワークI/F制御部32bは、受信した画面データを通信制御部31bへ渡し(S26)、通信制御部31bは、Wi-Fi Miracastアプリケーションへ画面データを渡す(S27)。
Wi-Fi Miracastアプリケーションは、CPU11の制御下で、画面データをパネルI/F17を介してオペレーションパネル22のディスプレイに表示させて、通信確立処理を終了する(S28)。
なお、ネットワークI/F制御部32bは、上記S18において、ネットワークI/F33aが通信状態であると、CPU11に依頼して、その通信を行っているアプリケーションが、該通信を一時的に切断可能なアプリケーションであるかチェックする。
ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33aを使用しているアプリケーションが通信を一時的に切断可能なアプリケーションであると、ネットワークI/F制御部32aに、ネットワークI/F33aの通信を一時的に切断させる。ネットワークI/F制御部32bは、CPU11に要求して、ネットワークI/F制御部32aにネットワークI/F33aの通信が一時的に切断させる際には、そのアプリケーションの状態、通信状態を、不揮発性メモリ14等に保管させる。
ネットワークI/F制御部32bは、その後、ネットワークI/F制御部32aに、ネットワークI/F33aのIPアドレスを、変更させる処理から上記同様に処理する。
そして、ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33aの通信が完了すると、ネットワークI/F33aの通信を切断して、IPアドレスを元に戻し、ネットワークI/F制御部32aに、ネットワークI/F33aのIPアドレスを元に戻させる。
このとき、ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33aが通信を行っていて一時的に切断させたときには、CPU11に依頼して、不揮発性メモリ14に保管されているアプリケーションの状態及び通信の状態を復元させる。
このようにすると、リアルタイム性の低いアプリケーションを一時的に休止させて、IPアドレスの重複を回避しつつ、リアルタイム性の高いアプリケーションを優先して実行することができ、利用性を向上させることができる。
また、上述のように、他のネットワークI/F31aのIPアドレスを、「0.0.0.0」等の通信不能にするIPアドレスに変更すると、ネットワークI/F31aは、データリンクレベルの通信は行うことができる。したがって、ネットワークI/F33aを用いて、データリンクレベルの通信によって、端末間及びネットワークと重複しないIPアドレスを検索することができる。
さらに、ネットワークI/F制御部32aは、IPアドレスの重複する他のネットワークI/F33bを無効化して、他の該ネットワークI/F33bとのIPアドレスの重複を回避してもよい。
このようにすると、リアルタイム性の低いアプリケーションを一時的に休止させて、IPアドレスの重複を回避しつつ、リアルタイム性の高いアプリケーションを優先して実行することができ、利用性を向上させることができる。
また、有線のネットワークI/F制御部32aは、ネットワークI/F33aのIPアドレスを変更すると、該IPアドレスが他のネットワークI/F33bやネットワークNW1、NW2上のIPアドレスと重複しないIPアドレスを検索してもよい。
そして、ネットワークI/F制御部32aは、上記重複しないIPアドレスを検索することができなかったときにのみ、ネットワークI/F33aを、通信不能、または、無効化するIPアドレスを設定してもよい。
このようにすると、画像形成装置Gkの利用性、すなわち、通信実行部15の利用性を向上させつつ、IPアドレスの重複を適切に回避することができる。
また、ネットワークI/F制御部32aは、上記重複しないIPアドレスを検索することができなかった場合、所定時間毎に、重複しないIPアドレスの検索を、適宜の回数繰り返し行なってもよい。
このようにすると、画像形成装置Gkの利用性、すなわち、通信実行部15の利用性を向上させつつ、IPアドレスの重複を適切に回避することができる。
そして、ネットワークI/F制御部32a、32bは、図6に示すように、IPアドレス回避処理を行う。なお、図6の説明では、図4及び図5と合わせるために、ネットワークI/F33bを新たに使用する場合に、ネットワークI/F33aとのIPアドレスの重複を開始する場合について説明する。
すなわち、ネットワークI/F制御部32bは、図6に示すように、ネットワークI/F33a、33bの間のIPアドレスに重複があるか確認し(ステップS101)、重複があるかチェックする(ステップS102)。ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33bのIPアドレスを設定すると、ネットワークI/F制御部32aからネットワークI/F33aのIPアドレスを取得し、IPアドレスが重複しているかチェックする。
ステップS102で、IPアドレスの重複があると(ステップS102で、YESのとき)、ネットワークI/F制御部32bは、IPアドレスが重複している他のネットワークI/F33aが通信を行っているか確認する(ステップS103)。
そして、ネットワークI/F制御部32bは、そのネットワークI/F33aが通信を行っているかチェックする(ステップS104)。すなわち、ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F制御部32aからネットワークI/F33aで通信を行っているか否かの情報を取得する。
ステップS104で、ネットワークI/F33aが通信を行っていないとき(ステップS104で、NOのとき)、ネットワークI/F制御部32bは、IPアドレスが重複しているネットワークI/F33aのIPアドレスを変更する(ステップS105)。
ネットワークI/F制御部32bは、ネットワークI/F33aのIPアドレスを変更すると、自身のネットワークI/F33bにIPアドレスを設定して、IPアドレス重複回避処理を終了する(ステップS106)。
ステップS104で、IPアドレスの重複しているネットワークI/F33aが通信していると(ステップS104で、YESのとき)、ネットワークI/F制御部32bは、他のIPアドレスをネットワークI/F33bに設定する(ステップS107)。ネットワークI/F制御部32bは、この状態で、端末間及びネットワークI/F33a、33b間で重複していないIPアドレスを検索する。
ネットワークI/F制御部32bは、他のIPアドレスを再設定すると、ステップS101に戻って、上記同様に処理する(ステップS101〜S107)。
なお、ステップS107における他の重複しないIPアドレスを検索する処理においては、ネットワークI/F制御部32aが、ネットワークI/F33aのIPアドレスを、まず、ネットワークI/F33b以外のIPアドレスに設定する。その後、ネットワークI/F制御部32aが、ネットワークI/F33aを使用して、ネットワークNW1、NW2上の他の通信端末のIPアドレスと重複しないIPアドレスを検索するようにしてもよい。
このように、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30が、複数のネットワークI/F(ネットワークインターフェイス)33a、33b毎に設けられ、該ネットワークI/F33a、33bにIPアドレスを設定するネットワークI/F設定部(IPアドレス設定手段)32a、32bと、通信要求の発生した前記ネットワークI/F33a、33bに設定された前記IPアドレスが他のネットワークI/F33a、33bに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するネットワークI/F制御部(アドレス判定手段)32a、32bと、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bにおける通信状態を検出するネットワークI/F制御部(通信状態検出手段)32a、32bと、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bの通信状態に基づいて、他の該ネットワークI/F33a、33bとのIPアドレスの重複を回避するCPU11、ネットワークI/F制御部32a、32b等のIPアドレス回避手段と、を備えている。
したがって、複数備えているネットワークI/F33a、33b間にIPアドレスの重複が発生すると、該ネットワークI/F33a、33bの通信状態に応じて、重複を回避することができる。その結果、複数のネットワークI/F33a、33bのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。
また、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30が、複数のネットワークI/F33a、33b毎に、IPアドレスを設定するIPアドレス設定処理ステップと、通信要求の発生した前記ネットワークI/F33a、33bに設定された前記IPアドレスが他のネットワークI/F33a、33bに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するアドレス判定処理ステップと、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bにおける通信状態を検出する通信状態検出処理ステップと、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bの通信状態に基づいて、他の該ネットワークI/F33a、33bとのIPアドレスの重複を回避するIPアドレス回避処理ステップと、を有する通信制御方法を実行する。
したがって、複数備えているネットワークI/F33a、33b間にIPアドレスの重複が発生すると、該ネットワークI/F33a、33bの通信状態に応じて、重複を回避することができる。その結果、複数のネットワークI/F33a、33bのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。
さらに、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30が、CPU11等の制御プロセッサに、複数のネットワークI/F33a、33b毎に、IPアドレスを設定するIPアドレス設定処理と、通信要求の発生した前記ネットワークI/F33a、33bに設定された前記IPアドレスが他のネットワークI/F33a、33bに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するアドレス判定処理と、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bにおける通信状態を検出する通信状態検出処理と、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bの通信状態に基づいて、他の該ネットワークI/F33a、33bとのIPアドレスの重複を回避するIPアドレス回避処理と、を実行させる通信制御プログラムを搭載している。
したがって、複数備えているネットワークI/F33a、33b間にIPアドレスの重複が発生すると、該ネットワークI/F33a、33bの通信状態に応じて、重複を回避することができる。その結果、複数のネットワークI/F33a、33bのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。
また、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30の前記IPアドレス回避手段が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bが非通信状態であると、他の該ネットワークI/F33a、33bに対応する前記IPアドレス設定手段としてのネットワークI/F制御部32a、32bに、他の該ネットワークI/F33a、33bのIPアドレスを非重複の他のIPアドレスに変更させてIPアドレスの重複を回避する。
したがって、IPアドレスが重複している他のネットワークI/F33a、33bによる通信を阻害することなく、IPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。その結果、利用性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bが通信状態であると、該通信を切断可能であるか否かを判断するCPU(切断可否判断手段)11を、さらに備え、前記IPアドレス重複回避手段が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bが通信状態であって該通信が切断可能であると、該通信を一時切断して、他の該ネットワークI/F33a、33bのIPアドレスを非重複の他のIPアドレスへ、前記IPアドレス設定手段としてのネットワークI/F制御部32a、32bに変更させてIPアドレスの重複を回避する。
したがって、IPアドレスが重複している他のネットワークI/F33a、33bによる通信の阻害を抑制しつつ、IPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。その結果、利用性をより一層向上させることができる。
また、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bの通信切断の際の通信状態を記憶する不揮発性メモリ(通信状態記憶手段)14を、さらに備え、前記IPアドレス重複回避手段が、前記IPアドレスが重複していた他の前記ネットワークI/F33a、33bの該IPアドレスを、元のIPアドレスに戻すと、前記通信切断の際の通信状態から該ネットワークI/F33a、33bの通信を再開させる。
したがって、IPアドレスが重複している他のネットワークI/F33a、33bによる通信の阻害をより一層抑制しつつ、IPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。その結果、利用性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30の前記IPアドレス重複回避手段が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bの該IPアドレスを、通信不能のIPアドレスに変更する。
したがって、IPアドレスが重複している他のネットワークI/F33a、33bによる通信の阻害を抑制しつつ、データリンクレベルの通信によって、端末間及びネットワークと重複しないIPアドレスを検索することができる。
また、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30の前記IPアドレス回避手段が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bを無効化して、他の該ネットワークI/F33a、33bとのIPアドレスの重複を回避する。
したがって、画像形成装置Gkの利用性、すなわち、通信部30の利用性を向上させつつ、IPアドレスの重複を適切に回避することができる。
さらに、本実施例の画像形成装置Gkは、その通信部30が、他のIPアドレスと非重複のIPアドレスを検索するネットワークI/F制御部(IPアドレス検索手段)32a、32bを、さらに備え、前記IPアドレス回避手段が、前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークI/F33a、33bを、通信切断状態、通信不能状態、または、無効状態へ移行させた後、前記IPアドレス検索手段としてのネットワークI/F制御部32a、32bに非重複のIPアドレスを検索させて、検索された非重複の該IPアドレスへ、前記IPアドレス設定手段としてのネットワークI/F制御部32a、32bに変更させる。
したがって、IPアドレスが重複している他のネットワークI/F33a、33bによる通信の阻害を抑制しつつ、端末間及びネットワークと重複しないIPアドレスを検索することができる。
そして、本実施例の画像形成装置Gkは、通信部として、上記通信部30を備えている。
したがって、複数備えているネットワークI/F33a、33b間にIPアドレスの重複が発生すると、該ネットワークI/F33a、33bの通信状態に応じて、重複を回避することができる。その結果、複数のネットワークI/F33a、33bのうちの1つにIPアドレスを設定する場合に、重複を回避した状態で、短時間に設定することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 通信システム
NW1、NW2 ネットワーク
PC1 コンピュータ
SV 各種サーバ
DSV1 DHCPサーバ
Gk 画像形成装置
PC2 コンピュータ
SK 各種周辺装置
DSV2 DHCPサーバ
AP アクセスポイント
10 コントローラ部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性メモリ
15 通信実行部
16 エンジンI/F
17 パネルI/F
18 バス
21 エンジン
22 オペレーションパネル
31a、31b 通信制御部
32a、32b ネットワークI/F制御部
33a、33b ネットワークI/F
40 通信部
特開2013−251738号公報

Claims (10)

  1. 複数のネットワークインターフェイス毎に設けられ、該ネットワークインターフェイスにIPアドレスを設定するIPアドレス設定手段と、
    通信要求の発生した前記ネットワークインターフェイスに設定された前記IPアドレスが他のネットワークインターフェイスに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するアドレス判定手段と、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスにおける通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスの通信状態に基づいて、他の該ネットワークインターフェイスとのIPアドレスの重複を回避するIPアドレス回避手段と、
    を備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記IPアドレス回避手段は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスが非通信状態であると、他の該ネットワークインターフェイスに対応する前記IPアドレス設定手段に、他の該ネットワークインターフェイスのIPアドレスを非重複の他のIPアドレスに変更させてIPアドレスの重複を回避することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスが通信状態であると、該通信を切断可能であるか否かを判断する切断可否判断手段を、
    さらに備え、
    前記IPアドレス重複回避手段は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスが通信状態であって該通信が切断可能であると、該通信を一時切断して、他の該ネットワークインターフェイスのIPアドレスを非重複の他のIPアドレスへ、前記IPアドレス設定手段に変更させてIPアドレスの重複を回避することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスの通信切断の際の通信状態を記憶する通信状態記憶手段を、
    さらに備え、
    前記IPアドレス重複回避手段は、
    前記IPアドレスが重複していた他の前記ネットワークインターフェイスの該IPアドレスを、元のIPアドレスに戻すと、前記通信切断の際の通信状態から該ネットワークインターフェイスの通信を再開させることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記IPアドレス重複回避手段は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスの該IPアドレスを、通信不能のIPアドレスに変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記IPアドレス回避手段は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスを無効化して、他の該ネットワークインターフェイスとのIPアドレスの重複を回避することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、
    他のIPアドレスと非重複のIPアドレスを検索するIPアドレス検索手段を、
    さらに備え、
    前記IPアドレス回避手段は、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスを、通信切断状態、通信不能状態、または、無効状態へ移行させた後、前記IPアドレス検索手段に非重複のIPアドレスを検索させて、検索された非重複の該IPアドレスへ、前記IPアドレス設定手段に変更させることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 通信部を介してネットワーク上の他の装置と通信するとともに、各種画像処理を行う画像形成装置であって、
    前記通信部として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の通信装置を搭載していることを特徴とする画像形成装置。
  9. 複数のネットワークインターフェイス毎に、IPアドレスを設定するIPアドレス設定処理ステップと、
    通信要求の発生した前記ネットワークインターフェイスに設定された前記IPアドレスが他のネットワークインターフェイスに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するアドレス判定処理ステップと、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスにおける通信状態を検出する通信状態検出処理ステップと、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスの通信状態に基づいて、他の該ネットワークインターフェイスとのIPアドレスの重複を回避するIPアドレス回避処理ステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  10. 制御プロセッサに、
    複数のネットワークインターフェイス毎に、IPアドレスを設定するIPアドレス設定処理と、
    通信要求の発生した前記ネットワークインターフェイスに設定された前記IPアドレスが他のネットワークインターフェイスに設定されているIPアドレスと重複するか否かを判定するアドレス判定処理と、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスにおける通信状態を検出する通信状態検出処理と、
    前記IPアドレスの重複する他の前記ネットワークインターフェイスの通信状態に基づいて、他の該ネットワークインターフェイスとのIPアドレスの重複を回避するIPアドレス回避処理と、
    を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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