JP2013161953A - 部品装着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、部品を基板装着するための可動ヘッド部と、該可動ヘッド部が取り付けられ該可動ヘッド部をX方向に移動するためのビームと、前記可動ヘッド部に電力及びエアを供給するロボットケーブルと、前記ビームの移動時に発生する該ロボットケーブルの跳ね上がりを抑えるブラケットとを備えた部品装着装置であって、前記ブラケットは、装置カバーに取り付けられたことを特徴とする部品装着装置である。
【選択図】図6
Description
部品装着装置のストロークが伸びることによって、これらロボットケーブルの長さも伸びている。特に、ロボットケーブルは、タクトの高速化即ちビームの高速化により、一層厳しい条件で動作している。このため、従来では問題にしていなかったビーム動作(ビーム移動)によるロボットケーブルの跳ね上がりが、重大な解決課題となってきている。
図1〜図4において、ビーム1、ケーブル支柱3、及びブラケット7は、リニアガイド2をガイドとして、装置架台4の上に載っている。また、ビーム1、ケーブル支柱3、及びブラケット7は、リニアモータ11によって、図2に示すように、X方向の左または右に移動する(矢印21)。
図3に示すように、破線のビームがX方向左の位置(実線のビーム)に移動した場合には、移動の途中で、ロボットケーブル8は撓みながら、Z方向の上方に引っ張られる。その結果、ロボットケーブル8が上方に引っ張られ、跳ね上がると、ロボットケーブル8が装置カバー10に接触してしまう。これを防ぐために、上方へのロボットケーブル8の跳ね上がりをブラケット7によって抑制している。
その結果、図3に示すように、ブラケット7の端面24にロボットケーブル8が接触(衝突)する。従って、ロボットケーブル8の摩耗や損傷が発生する。また、衝突時に打撃音が発生し、騒音の一因となる。またさらに、衝突による振動が装置全体に伝達され、部品装着精度が低下する等、部品装着の品質が低下する。
本来は、ロボットケーブル8よりもブラケット7を長くし、ブラケットの端面にロボットケーブル8が接触することがないようにするべきである。しかし、図4に示すように、ブラケット7に延長部分(例えば、長さL)25をつけると、ビーム1がX方向右にもっとも移動したとき(矢印26)に、装置カバー10を突き抜ける。これを防ぐためには、装置全体をこの突き抜ける長さ以上に長くして、装置カバー10に衝突(接触)しないように設計する必要がある。しかし、この結果、装置が大型化し、装置コストの増加や設置面積の増大を招く。
このため、本来はロボットケーブル8よりもブラケット7を長くし、ブラケット7の端面にロボットケーブル8が接触することがないようにするべきだが、ブラケット7を長くすると、右側の最大ストローク位置でブラケットが装置カバー10に接触する(図4破線部分参照)ため、短く設計している。しかし、従来は、ビーム移動速度が比較的遅かったため、ロボットケーブル8の跳ね上がりが小さく、ブラケット7の端面にロボットケーブル8が接触することがあまり問題とならなかった。
本発明の目的は、上記のような問題に鑑み、ロボットケーブルがブラケットの端面に接触または衝突しても、ロボットケーブル8の摩耗や損傷、及び衝突時の打撃音や振動の発生が少ない部品装着装置を提供することにある。
即ち、本発明の部品装着装置は、少なくとも、部品を基板装着するための可動ヘッド部と、該可動ヘッド部が取り付けられ該可動ヘッド部をX方向に移動するためのビームと、前記可動ヘッド部に電力及びエアを供給するロボットケーブルと、前記ビームの移動時に発生する該ロボットケーブルの跳ね上がりを抑えるブラケットとを備えた部品装着装置であって、前記ブラケットは、前記装置カバーに取り付けられたことを第1の特徴とする。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明は、上述の実施例に限定されるわけではなく、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者であれば、本発明の思想と精神に基づいて、本発明を修正若しくは変更できる発明が含まれることは勿論である。なお、各図の説明において、従来の技術を説明した図1〜図4を含め、同一の機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、重複を避けるため、できるだけ説明を省略する。
ヘッド14が基板17へ移動するとき、及び基板17からフィーダ15へ戻るとき、ビーム1の動作に引っ張られ、ロボットケーブル8は跳ねあがり、ケーブル抑えブラケット7に衝突する。
このようにビーム1から、ケーブル抑えのためのブラケット7を除去できるため、ビーム1自体を軽量化できる。この結果、ビーム1の移動速度が向上し、装置の生産性を向上することができる。
このように、ブラケット9にバネ性を持たせることで、ケーブル跳ね上がり時の衝撃を吸収することができる。そのため、ケーブル接触による負荷を算出し、繰り返し荷重により、ブラケット9が破損することがないように、ブラケット9を設計する。
また、ブラケット9が変形することで、ケーブル衝突時の打撃音も低減することができる。
この結果、ブラケット9だけでなく、装置カバー10との間の弾性体の働きにより、ロボットケーブル8が上記ブラケット9に接触または衝突したときの衝撃を、さらに緩和することができる。
このため、装置側固定ブラケット12は変形し難く、ケーブル抑え板13は変形し易い。この結果、ロボットケーブルの接触時または衝突時の衝撃を吸収し易い。
このため、装置側固定ブラケット92は変形し難く、ケーブル抑え板93は変形し易い。この結果、ロボットケーブルの接触時または衝突時の衝撃を吸収し易い。また、装置の部品数を少なくすることができる。
また、上述の実施例によれば、ブラケットをビームと共に移動しない装置側に取り付けることで、ビームを軽量化でき、高速移動に貢献する。
さらに、上述の実施例によれば、ロボットケーブル衝突の衝撃を吸収することで、衝突時の打撃音を小さくすることができる。
またさらに、上述の実施例によれば、ロボットケーブル衝突の衝撃を吸収することで、衝突時の振動が小さくなり、部品装着精度が向上する等、部品装着の品質が向上する。
またさらに、上述の実施例によれば、ブラケットを長くし、また、ロボットケーブルとの接触面をフラットにすることで、ブラケットとケーブルの接触によるケーブルへのダメージを抑えることができる。
Claims (6)
- 少なくとも、部品を基板に装着するための可動ヘッド部と、該可動ヘッド部が取り付けられ該可動ヘッド部をX方向に移動するためのビームと、前記可動ヘッド部に電力及びエアを供給するロボットケーブルと、前記ビームの移動時に発生する該ロボットケーブルの跳ね上がりを抑えるブラケットとを備えた部品装着装置であって、前記ブラケットは、部品装着装置の上面、前面及び側面を覆う装置カバーに取り付けられたことを特徴とする部品装着装置。
- 請求項1記載の部品装着装置において、前記ブラケットと前記装置カバーとは、弾性体によって保持されていることを特徴とする部品装着装置。
- 請求項1または請求項2記載の部品装着装置において、前記ブラケットが弾性体であることを特徴とする部品装着装置。
- 請求項1または請求項2に記載の部品装着装置において、前記ブラケットは、剛性を有する固定ブラケットと弾性を有するケーブル抑え板とから構成されることを特徴とする部品装着装置。
- 請求項4記載の部品装着装置において、前記固定ブラケットが前記装置カバーに固定され、前記ケーブル抑え板が前記ロボットケーブルの前記跳ね上がりを直接抑えることを特徴とする部品装着装置。
- 請求項4記載の部品装着装置において、前記固定ブラケットが部品装着装置の外側フレームに固定され、前記ケーブル抑え板が前記ロボットケーブルの前記跳ね上がりを直接抑えることを特徴とする部品装着装置。
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