JP2007253229A - プレス加工装置とそのプレス方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上方に付勢されて上下方向に出没するインパクトダンパー50を、ダイプレート33表面に突出するように4つ設けている。このインパクトダンパー50は、ストリッパープレートに当接することで、ダイプレート33内、すなわち下型ユニット34内に沈み込むように構成している。
【選択図】図3
Description
このため、ダンパー部材によって、ストリッパープレートの慣性力等による動きを抑えて、ダイプレートとの接触時の衝撃を緩和することができる。
なお、「ダンパー部材」は、耐久性を向上するために、金属製とするのが望ましいが、ダンパー部材自体に発生する衝撃を減衰するために、ゴム製や合成樹脂製等であってもよい。
上記構成によれば、ダンパー部材は、ストリッパープレートに当接した際、ストリッパープレートに与えられた下向きの付勢力に抗することなく、確実にダイプレート内に沈み込むことになる。
このため、衝撃緩和のためにダンパー部材を設けたとしても、ストリッパープレートの主たる機能であるワークの圧着保持機能を阻害することはない。
よって、ストリッパープレートの機能を確保した上で、ストリッパープレートの衝撃を緩和することができる。
上記構成によれば、ダンパー部材を複数設けることで、ダンパー部材の一つあたりのストリッパープレートの衝撃負担を軽減できる。また、複数設けたことで、大きなストリッパープレートを広い範囲で支持することができる。
よって、ダンパー部材の耐久性を向上することができ、また、大きなストリッパープレートの衝撃を確実に緩和することができる。
上記構成によれば、弾性手段をコイルスプリングとすることで、簡単な構成でダンパー部材に付勢力を付与することができる。
よって、ダンパー部材のメンテナンスも容易に行なうことができ、また、装置のコストアップも可及的に少なくすることができる。
上記構成によれば、弾性手段をエアスプリングとすることで、エア圧を調整することで、付勢力を調整することができる。また、不使用時には、ダンパー部材を全くダイプレート上に露出させないようにできる。
よって、ダンパー部材の衝撃緩和機能を自由に変更することができ、より細やかな衝撃緩和機能を発揮させることができる。
上記方法によれば、上型を下降させる際に、ワーク保持ステップの前に、ダンパー部材に当接する衝撃緩和ステップを設けたため、ストリッパープレートがダイプレートに接触する前に、必ずダンパー部材に当接することになる。
このため、ストリッパープレートは、直接ダイプレートに接触することなく、ダンパー部材によって、衝撃が緩和されてからダイプレートに接触することになる。
よって、ダンパー部材によって、ストリッパープレートの超高速領域での慣性力等による動きを抑えることで、ダイプレートとの接触時の衝撃を緩和することができる。
まず、図1〜図6により、第一実施形態について説明する。図1は本実施形態の高速プレス加工装置を含んだプレス工程の概略図、図2はこのプレス加工装置に用いる金型構造、図3は下型ユニットを一部切り欠いた詳細斜視図、図4は下型ユニットの詳細断面図、図5は本実施形態のプレス動作の説明図、図6は従来構造のプレス動作の説明図である。
金型6には、下方に前述のボルスタ12(図1参照)上に装着される下型ダイセット31を備え、その上面にダイバンキングプレート32を介してダイプレート33を設置している。このダイプレート33には、図示しないダイを設けている。
このストリッパープレート28等は、プレスする直前に、ワークをダイプレート33側(下方)に圧着保持するために設けており、パンチプレート23のパンチよりも先に、ワークに当接するように設定している。
下型ユニット34は、前述のように、最下端部に下型ダイセット31を備え、その上方にダイバンキングプレート32とダイプレート33を、順に積層して構成している。そして、本実施形態では、上方に付勢されて上下方向に出没可能なインパクトダンパー50を、ダイプレート33表面に突出するように4つ設けている。
この実施形態では、下型ユニット34に、コイルスプリング54で上向きに付勢され、ストリッパープレート28が当接した際に、ダイプレート33内に沈み込むインパクトダンパー50を設けている。
このため、インパクトダンパー50によって、ストリッパープレート28の超高速領域での慣性力等による動きを抑えて、ダイプレート33との接触時の衝撃を緩和することができる。
よって、高速プレス加工装置1において、超高速加工時におけるストリッパープレート28のダイプレート33との接触時の衝撃力を緩和して、プレス加工装置1における金型6の異常な振動発生や部品破損が発生する問題、ワークWにおけるその変形や寸法のバラつきなどの問題を解消することができる。
また、この実施形態では、インパクトダンパー50のコイルスプリング54の付勢力を、ストリッパープレート28の圧縮スプリング26の付勢力よりも低く設定している。
これにより、インパクトダンパー50は、ストリッパープレート28に当接した際、ストリッパープレート28に与えられた下向きの付勢力に抗することなく、確実にダイプレート33内に沈み込むことになる。
このため、インパクトダンパー50を設けたとしても、ストリッパープレート28の主たる機能であるワークの圧着保持機能を阻害することはない。
よって、ストリッパープレート28の機能を確保した上で、ストリッパープレート28の衝撃を緩和することができる。
これにより、インパクトダンパー50の一つあたりのストリッパープレート28からの衝撃負担を軽減できる。また、複数設けたことで、大きなストリッパープレート28を広い範囲で支持することができる。
よって、インパクトダンパー50自体の耐久性を向上することができ、また、大きなストリッパープレート28からの衝撃を確実に緩和することができる。
これにより、インパクトダンパー50の上端部によって、ストリッパープレート28を支持する衝撃緩和仮想面を構成でき(図3に示すF)、ストリッパープレート28に対して均等に付勢力を与えることができる。
よって、ストリッパープレート28がインパクトダンパー50に当接しても、ストリッパープレート28は傾くことなく安定して上下移動するため、より安定してストリッパープレート28の衝撃を緩和することができる。
なお、「面」が構成できれば、この効果は得られるため、インパクトダンパー50は、少なくとも3つ設ければ、本実施形態と同様の効果を奏する。
これにより、簡単な構成で、インパクトダンパー50を構成することができる。
よって、インパクトダンパー50のメンテナンスも容易に行なうことができ、また、高速プレス加工装置1のコストアップも可及的に少なくすることができる。
上記構成によれば、上型ダイセット21等を下降させる際に、ワーク保持段階の前に、ストリッパープレート28がインパクトダンパー50に当接する衝撃緩和段階を設けたため、ストリッパープレート28がダイプレート33に接触する前に、必ずインパクトダンパー50に当接することになる。
このため、ストリッパープレート28は、直接、ダイプレート33に接触することなく、インパクトダンパー50で衝撃が緩和されてからダイプレート33に接触することになる。
よって、インパクトダンパー50によって、ストリッパープレート28の超高速領域での慣性力等による動きを抑えて、ダイプレート33との接触時の衝撃を緩和することができる。
したがって、このプレス方法において、超高速加工時におけるストリッパープレート28のダイプレート33との接触時の衝撃力を緩和して、プレス加工装置1における金型6の異常な振動発生や部品破損が発生する問題、ワークWにおけるその変形や寸法のバラつきなどの問題を解消することができる。
これにより、エア圧を調整することで、付勢力を調整することができる。また、不使用時には、インパクトダンパー50を全くダイプレート33上に露出させないようにもできる。
よって、インパクトダンパー50の衝撃緩和機能を自由に変更することができ、より細やかな衝撃緩和機能を発揮させることができる。
この発明のダンパー部材は、インパクトダンパー50,150に対応し、
同様に、
弾性手段は、コイルスプリング54、エアスプリング100に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆるプレス加工装置、プレス方法に適用する実施形態を含むものである。
特に、弾性手段については、コイルスプリングやエアスプリング以外にも、付勢力を発生するものであれば、特に限定されるものではない。
また、インパクトダンパーの数や設置位置についても、ワークの搬送経路上になければ、どのような場所に設置してもよい。
さらに、ダイプレート全体を弾性支持することも考えられるが、ワークを精度よく加工するため、ダイプレート自体は、強固に装置に固定しておくのが望ましい。
20…上型
28…ストリッパープレート
30…下型
33…ダイプレート
50…インパクトダンパー
53…当接ロッド部材
54…コイルスプリング
100…エアスプリング
150…インパクトダンパー
153…当接ロッド部材
Claims (6)
- 上下方向に往復移動する上型と、装置に固定される下型を備え、該上型に弾性部材を介して下方に付勢されるストリッパープレートを設けたプレス加工装置であって、
前記下型には、前記ストリッパープレートに対向する位置にダイプレートを設置し、
該ダイプレートには、弾性手段で上方に付勢され、前記ストリッパープレートが当接した際に、ダイプレート内に沈み込むダンパー部材を設けた
プレス加工装置。 - 前記ダンパー部材の弾性手段の付勢力を、ストリッパープレートの弾性部材の付勢力よりも低く設定した
請求項1記載のプレス加工装置。 - 前記ダンパー部材を、複数設けた
請求項1又は2記載のプレス加工装置。 - 前記ダンパー部材の弾性手段を、コイルスプリングとした
請求項1〜3いずれか記載のプレス加工装置。 - 前記ダンバー部材の弾性手段を、エアスプリングとした
請求項1〜3いずれか記載のプレス加工装置。 - 装置に固定される下型に対して、上下方向に往復移動する上型を合わせてワークをプレス加工するプレス方法であって、
前記上型を下降させる際に、上型に弾性部材を介して設けられたストリッパープレートを、下型にセットしたダイプレートに出没自在に設けたダンパー部材に当接させる衝撃緩和ステップと、
該衝撃緩和ステップの後に、前記ストリッパープレートをダイプレートに当接させてワークを保持するワーク保持ステップとを備えた
プレス方法。
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DE102012003490A1 (de) * | 2012-02-21 | 2013-08-22 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur Blechbearbeitung, umfassend eine Presse mit Stößelkisseneinrichtung, ein Werkzeug und wenigstens eine Stoßdämpfungseinrichtung zur Dämpfung von Stößen bei der Abwärtsbewegung des Pressenstößels |
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2006
- 2006-03-27 JP JP2006084504A patent/JP4884815B2/ja active Active
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